JP3050423U - ボックスパレットにおけるフックロッドスライド用カム板の係止装置 - Google Patents
ボックスパレットにおけるフックロッドスライド用カム板の係止装置Info
- Publication number
- JP3050423U JP3050423U JP1998000158U JP15898U JP3050423U JP 3050423 U JP3050423 U JP 3050423U JP 1998000158 U JP1998000158 U JP 1998000158U JP 15898 U JP15898 U JP 15898U JP 3050423 U JP3050423 U JP 3050423U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam plate
- hook rod
- flat portion
- cam
- plate
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- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【課題】フックロッドの掛合を外してガードフェンスの
結合を解除した状態において、カム板が回動フリーにな
るため、ガードフェンスの組立結合操作が極めてやりず
らい。 【構成】フックロッド4の中間部に基端を枢軸10によ
り上下方向に回動自在に枢着した上端に平坦部9aを有
する門形に成形された金属板体で構成され、その自由端
側には前記平坦部9aの先端から下方に向かって端面と
枢軸10との間隔が徐々に小さくなるように円弧状を成
すフェイスカム9bが形成されており、前記平坦部9a
の先端部には切欠空間部13が設けられたカム板9と、
このカム板9が前記フックロッド4の上側に上向きに回
転したときにその自由端側に近接する位置におけるガー
ドフェンス2に設けた横枠材11と、前記カム板9が上
向きに回転したときにその平坦部9aの先端付近が近接
する前記横枠材11の部分に下向きに突設され、前記切
欠空間部13から前記カム板9の門形に成形した板体間
に圧入嵌合可能な外形寸法に形成された係止ピン12と
から構成したことを特徴としている。
結合を解除した状態において、カム板が回動フリーにな
るため、ガードフェンスの組立結合操作が極めてやりず
らい。 【構成】フックロッド4の中間部に基端を枢軸10によ
り上下方向に回動自在に枢着した上端に平坦部9aを有
する門形に成形された金属板体で構成され、その自由端
側には前記平坦部9aの先端から下方に向かって端面と
枢軸10との間隔が徐々に小さくなるように円弧状を成
すフェイスカム9bが形成されており、前記平坦部9a
の先端部には切欠空間部13が設けられたカム板9と、
このカム板9が前記フックロッド4の上側に上向きに回
転したときにその自由端側に近接する位置におけるガー
ドフェンス2に設けた横枠材11と、前記カム板9が上
向きに回転したときにその平坦部9aの先端付近が近接
する前記横枠材11の部分に下向きに突設され、前記切
欠空間部13から前記カム板9の門形に成形した板体間
に圧入嵌合可能な外形寸法に形成された係止ピン12と
から構成したことを特徴としている。
Description
【0001】
この考案は、フォークリフトによって物品を運搬するためのボックスパレット において、四周に立ち上げた前後左右の互いに直交するガードフェンス同士を結 合するフックロッドをスライド移動させるためのカム板の未使用時の係止装置に 関するものである。
【0002】
従来のボックスパレットにおいては、フックロッドの掛合を外してガイドフェ ンスの結合を解除した状態において、フックロッドに基端を回転自在に枢着した フックロッドの引きつけ動作用のカム板を一定回転位置に係止しておく装置が備 えておらず、カム板がフリーに回動してしまうものであった。
【0003】
従来のボックスパレットにおいては、フックロッドの掛合を外してガードフェ ンスの結合を解除した状態において、フックロッドに基端を回転自在に枢着した カム板が回動フリーになるため、フックロッドの進退位置が不揃いで後退位置に あるものが多く、ガードフェンスをパレットベース上に折り畳んだ状態から四周 の端縁部上に立ち上げて組立結合作業を行う際に、片手でカム板を上に持ち上げ た状態で他方の手でフックロッドのフックの掛合位置へのスライド調整操作など を行わねばならず、ガードフェンスの組立結合操作が極めてやりずらいという問 題があった。
【0004】 とりわけ、フックロッドがガードフェンスの上下左右に複数個所あるため、な おさら組立て結合作業が面倒で、組立作業に長時間を要していた。
【0005】
この考案は、フックロッドの掛合を外してガードフェンスの結合を解除した状 態において、上端に平坦部を有する門形に成形された金属板体で構成されたカム 板を上向きに回転したときに、その平坦部の先端付近が近接する位置におけるガ ードフェンスの横枠材の部分に下向きに突設され係止ピンが、平坦部の先端部に 設けた切欠空間部からカム板の門形に成形した相対する板体間に圧入嵌合するよ うに構成することにより、カム板を上向き状態に係止保持し、この状態で容易か つ迅速にガードフェンスを組立結合できるようにしたものである。
【0006】
カム板をフックロッドの中間部に基端を上下方向に回動自在に枢着した上端に 平坦部を有する門形に成形された金属板体で構成し、その自由端側には前記平坦 部の先端から下方に向かって端面と枢軸との間隔が徐々に小さくなるように円弧 状を成すフェイスカムを形成し、前記平坦部の先端部には切欠空間部を設ける。 そして、カム板がフックロッドの上側に上向きに回転したときにその自由端側 に近接する位置におけるガードフェンスに横枠材を設け、カム板が上向きに回転 したときにその平坦部の先端付近が近接する前記横枠材の部分に下向きに係止ピ ンを突設し、フックロッドの掛合を外してガードフェンスの結合を解除した状態 において、カム板をフックロッドの上側に上向きに回転することにより、前記切 欠空間部からカム板の門形に成形した左右に相対する板体間に係止ピンを圧入嵌 合し、これによってカム板を上向き状態に係止保持することができる。
【0007】
四角形のパレットベース1の四周の端縁上に、前後の着脱自在なガードフェン ス2,2と左右の倒伏起立自在なガードフェンス3,3が立ち上げられ、互いに 直交するガードフェンス2,3同士は、前後のガードフェンス2に横方向にスラ イド自在に設けたフックロッド4の先端のフック5を、左右のガードフェンスに 設けた溝型の受金具6に掛合することにより互いに結合されている。
【0008】 フックロッド4は、前後のガードフェンス2の左右端部の縦枠材7,7’に設 けた抱持金具8,8’に横方向にスライド自在に支持され、その中間部に略扇形 状のカム板9がその基端において水平の枢軸10に上下方向に回動自在に枢着さ れている。
【0009】 カム板9は、上端に平坦部9aを有する巾狭な門形に成形してなる左右に平行 な板体が相対する金属板体で、その自由端側には平坦部9aの先端から下方に向 かって端面と枢軸10との間隔が徐々に小さくなるように円弧状を成すフェイス カム9bが形成されている。
【0010】 前後のガードフェンス2には、カム板9がフックロッド4の上側に上向きに回 転したときにその自由端側に近接する位置に横枠材11が設けられ、このカム板 9が上向きに回転したときに平坦部の先端付近が近接する横枠材11の部分に下 向きに係止ピン12が突設されている。
【0011】 係止ピン12は、カム板9の門形に成形した左右に平行に相対する板体間に比 較的軽微な力(人の指で簡単に押し込める程度)で圧入嵌合可能な外形寸法に形 成されている。
【0012】 カム板9の平坦部9aの先端部には係止ピン12が通過可能な切欠空間部13 が設けられ、カム板9が上向きに回転したときに係止ピン12をこの切欠空間部 13を通ってカム板9の自由端側の左右の板材の間隙に嵌入し、カム板9を上向 き状態に係止保持するようになっている。
【0013】 上記構成のボックスパレットを保管する際には、左右のガードフェンス3,3 をパレットベース1上に倒して折り畳み、この上に前後のガードフェンス2,2 を重ねてコンパクトに折り畳む。
【0014】 このガードフェンス2,3の折り畳み作業に際しては、カム板9をフックロッ ド4の上側に上向きに回転することにより、切欠空間部13からカム板9の門形 に成形した左右に相対する板体間に係止ピン12を圧入嵌合し、これによってカ ム板9を上向き状態に係止保持する。
【0015】 このようにカム板9を上向き状態に係止保持した状態においては、ガードフェ ンス2,3の組立結合時においてフックロッド4のフック5がその掛合相手の受 金具6に掛合する前の外れた位置に確実に待機する(図1)ことになるため、カ ム板9を下向きに回動して係止ピン12から外し、フェイスカム9aをその前方 のガードフェンス2の縦枠材7に押し当てながら下方に押し込むことにより、フ ックロッド4を後方に引き寄せてフック5を受金具6に円滑に掛合させることが できる。
【0016】
以上の通りこの考案によれば、フックロッドの掛合を外してガードフェンスの 結合を解除した状態において、カム板を上向きに回転したときに、その平坦部の 先端付近が近接する位置におけるガードフェンスの横枠材の部分に下向きに突設 され係止ピンが、平坦部の先端部に設けた切欠空間部からカム板の門形に折曲加 工した板体間に圧入嵌合することにより、カム板を上向き状態に係止保持し、こ の状態で容易かつ迅速にガードフェンスを組立結合することができる。
【図1】この考案の装置の実施例を示す斜視図である。
【図2】この考案に係るボックスパレットの正面図であ
る。
る。
【図3】この考案に係るカム板の斜視図である。
1 パレットベース 2 ガードフェンス 3 ガードフェンス 4 フックロッド 5 フック 6 受金具 7 縦枠材 7’ 縦枠材 8 抱持金具 8’ 抱持金具 9 カム板 9a 平坦部 9b フェイスカム 10 枢軸 11 横枠材 12 係止ピン 13 切欠空間部
Claims (1)
- 【請求項1】 フックロッドの中間部に基端を枢軸によ
り上下方向に回動自在に枢着した上端に平坦部を有する
門形に成形された金属板体で構成され、その自由端側に
は前記平坦部の先端から下方に向かって端面と枢軸との
間隔が徐々に小さくなるように円弧状を成すフェイスカ
ムが形成されており、前記平坦部の先端部には切欠空間
部が設けられたカム板と、このカム板が前記フックロッ
ドの上側に上向きに回転したときにその自由端側に近接
する位置におけるガードフェンスに設けた横枠材と、前
記カム板が上向きに回転したときにその平坦部の先端付
近が近接する前記横枠材の部分に下向きに突設され、前
記切欠空間部から前記カム板の門形に成形した板体間に
圧入嵌合可能な外形寸法に形成された係止ピンとからな
ることを特徴とするボックスパレットにおけるフックロ
ッドスライド用カム板の係止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000158U JP3050423U (ja) | 1998-01-06 | 1998-01-06 | ボックスパレットにおけるフックロッドスライド用カム板の係止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000158U JP3050423U (ja) | 1998-01-06 | 1998-01-06 | ボックスパレットにおけるフックロッドスライド用カム板の係止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3050423U true JP3050423U (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=43184630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998000158U Expired - Lifetime JP3050423U (ja) | 1998-01-06 | 1998-01-06 | ボックスパレットにおけるフックロッドスライド用カム板の係止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050423U (ja) |
-
1998
- 1998-01-06 JP JP1998000158U patent/JP3050423U/ja not_active Expired - Lifetime
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