JP3064239B2 - 折畳み式牽引部材 - Google Patents

折畳み式牽引部材

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JP3064239B2
JP3064239B2 JP8230701A JP23070196A JP3064239B2 JP 3064239 B2 JP3064239 B2 JP 3064239B2 JP 8230701 A JP8230701 A JP 8230701A JP 23070196 A JP23070196 A JP 23070196A JP 3064239 B2 JP3064239 B2 JP 3064239B2
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裕樹 小笠原
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、折畳み式コンテ
ナ台車に好適に装着される折畳み式牽引部材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にコンテナ台車には、台車を牽引す
るために牽引部材が装着されている。従来の牽引部材
は、台車の側面部に突設固着された左右一対の取付け部
に、略水平に配置される左右一対の牽引腕部が取り付け
られたものからなり、牽引腕部に設けられた連結部と、
台車を移動させるヒッチと呼ばれる牽引棒とを連結させ
ることにより、台車を移動することができるようになっ
ている。
【0003】ところで、コンテナ台車のうち、折畳み式
のものにあっては、例えば、図8に示すように、金網張
りされたフレーム構造を有して、折り畳みできるように
なされており、使用時には開いてコンテナ台車として用
い、不使用時には折り畳んでコンパクトにできるように
なっている。詳述すると、同図(a)に示すように台車
(30)の四周の側面部のうち対向する一対の側面部
(31)(31)は、その左右方向の中間部に、上下に
並んだ二つの蝶番(33)(33)から形成された上下
方向の折込み部(32)を有しており、同図(b)に示
すように2分割された底面部をそれぞれ上方へ開き、こ
の側面部(31)を蝶番(33)(33)にて内方へ折
り込むことで、他の一対の側面部を重ね合わせ状に折り
畳むことができるようになっている。また、台車(3
0)の底面部のコーナー部には、複数個のキャスター
(34)…が取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとうする課題】しかしながら、こう
した折畳み式コンテナ台車(30)にあっては、折込み
部(32)を有する一側面部(31)に、上記従来の牽
引部材を装着してしまうと、牽引部材が邪魔になって、
せっかくの折畳み式の台車(30)が折り畳めなくなっ
てしまうといった欠点があった。
【0005】この発明は、上述の欠点に鑑みてなされた
ものであり、その主たる目的は、折畳み式コンテナ台車
に装着される牽引部材であって、台車を折り畳む際に、
該台車に装着された牽引部材も共に折り畳むことができ
る折畳み式牽引部材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、折畳み式コンテナ台車に装着される
折畳み式牽引部材であって、前記台車を移動させる牽引
棒と連結される左右一対の牽引腕部と、該両牽引腕部が
取り付けられると共に、左右方向の中間部に上下方向の
折込み部を有する台車側面部の該折込み部を挟む両側位
置に設けられた左右一対の取付け部とを備え、前記両牽
引腕部は、両牽引腕部同士を重ね合わせ状に折畳み可能
な蝶番にて連結されると共に、前記両牽引腕部の少なく
ともいずれか一方に前記牽引棒と連結される連結部を有
し、前記両牽引腕部の台車側基端部と前記両取付け部の
いずれか一方に軸部が突設され他方に軸孔が設けられ、
前記軸部が前記軸孔に貫挿されることにより、前記両牽
引腕部が前記両取付け部に起倒自在に枢支され、且つ、
前記両牽引腕部は、前記蝶番にて連結されることによっ
て、起立姿勢の状態のもとで連結状態のままで前記台車
側面部の折込み操作の際に両牽引腕部を重ね合わせ状に
折畳みうるものとなされていることを特徴とするもので
ある。
【0007】この構成によれば、折畳み式コンテナ台車
を牽引する際には、両牽引腕部を倒して略水平姿勢に
し、連結部と牽引棒とを連結させることにより、台車を
牽引しうるものになる。また、折畳み式コンテナ台車を
折り畳む際には、両牽引腕部を起こして略起立姿勢に
し、蝶番にて両牽引腕部同士を重ね合わせ状に折り畳み
ながら、台車側面部を折込み部から折り込むことで、台
車と共に牽引部材も折り畳みうるものとなり、上記目的
が達成される。
【0008】第2の発明は、第1発明の折畳み式牽引部
材において、前記両取付け部あるいは前記両牽引腕部に
は、前記各軸孔に貫挿された前記各軸部と嵌合係合して
前記両牽引腕部を略起立姿勢に保持する係合孔が前記各
軸孔と連続状に設けられたものである。
【0009】この構成によれば、軸部と係合孔とが嵌合
係合することにより両牽引腕部が略起立姿勢に保持さ
れ、不本意に両牽引腕部が倒れてしまうことを阻止しう
るものとなる。
【0010】第3の発明は、第1又は第2発明の折畳み
式牽引部材において、前記各軸孔に貫挿された前記各軸
部に、前記両牽引腕部を略水平姿勢に保持する水平姿勢
保持部材が設けられたものである。
【0011】この構成によれば、水平姿勢保持部材によ
り両牽引腕部が略水平姿勢に保持され、両牽引腕部が地
面に付いてしまうことなく台車を牽引しうるものとな
る。
【0012】第4の発明は、第1乃至第3発明のいずれ
か1発明の折畳み式牽引部材において、前記連結部は、
前記牽引棒に設けられた牽引突起部と係合する連結用係
合孔を有する板状の連結部材からなり、前記蝶番による
前記両牽引腕部の開動作によって、前記板状連結部材が
他方の牽引腕部に当接して前記両牽引腕部を左右開き状
に保持しうるものとなされたものである。
【0013】この構成によれば、板状連結部材が他方の
牽引腕部に当接することにより両牽引腕部が左右開き状
に確実に保持され、安定良く台車を牽引しうるものとな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0015】図1乃至図7に示すように、この実施形態
に係る折畳み式牽引部材(1)は、折畳み式コンテナ台
車(30)を移動させる牽引棒(20)と連結される左
右一対の金属製の牽引腕部(2a)(2b)と、これら
両牽引腕部(2a)(2b)が取り付けられる左右一対
の金属製の取付け部(12)(12)とを備えている。
かかる折畳み式牽引部材(1)は、前述した図8に示す
折畳み式コンテナ台車(30)に装着されたものであ
る。
【0016】前記両取付け部(12)(12)は、図1
乃至図3から分かるように、略矩形に形成された板状部
材からなり、台車側面部(31)の折込み部(32)を
挟む両側位置において、側面部下辺フレーム(31a)
(31a)に、厚さ方向が左右方向を向く態様で溶接等
により突設固着されている。これら両取付け部(12)
(12)には、それぞれ後記軸部(3)(3)に対応す
る円形の軸孔(13)(13)が左右に貫通して設けら
れると共に、後記軸部(3)(3)と嵌合係合する縦長
の係合孔(14)(14)が前記軸孔(13)(13)
の下部で軸孔(13)(13)と連続状に設けられてい
る。
【0017】前記両牽引腕部(2a)(2b)は、台車
側が開いた状態の略V字状に配置された左右一対の断面
円形の棒状部材からなり、両先端部下面において蝶番
(9)にて連結されてあって、この蝶番(9)によって
重ね合わせ状に折り畳むことができるものとなされてい
る。すなわち、両牽引腕部(2a)(2b)は、その各
先端部下面にそれぞれ蝶番(9)の左右の取付け板部
(11)(11)が溶接等で固着されてあって、両牽引
腕部(2a)(2b)を蝶番(9)の軸部(10)から
折り返すことで、両牽引腕部(2a)(2b)同士を重
ね合わせ状に折り畳むことができるようになっている。
【0018】また、これら両牽引腕部(2a)(2b)
のうちいずれか一方の牽引腕部(2a)には、その先端
部上面において、牽引棒(20)と連結される連結部
(7)を備えた板状の連結部材(6)の一側端部が溶接
等で固着されている。この板状連結部材(6)には、牽
引棒(20)の先端部に突設された断面円形の牽引突起
部(21)に対応した円形の連結用係合孔(8)が先端
部中央付近に設けられ、牽引突起部(21)と係脱自在
且つ回動自在に係合連結しうるものとなされている。そ
して、この板状連結部材(6)は、連結用係合孔(8)
に牽引突起部(21)を下方若しくは上方から嵌め入れ
ることで牽引棒(20)と連結されるようになってい
る。さらに、この板状連結部材(6)は、図7に示すよ
うに、両牽引腕部(2a)(2b)が左右開き状に配置
されたとき(同図(a))に、他側端部が他方の牽引腕
部(2b)の先端部上面に当接しうるように形成されて
いる。すなわち、この板状連結部材(6)は、蝶番
(9)による両牽引腕部(2a)(2b)の開動作によ
って、この板状連結部材(6)の他側端部が他方の牽引
部材(2b)の先端部上面に当接して両牽引腕部(2
a)(2b)を左右開き状に保持するものとなってい
る。
【0019】また、両牽引腕部(2a)(2b)の台車
側基端部には、図2及び図3から分かるように、それぞ
れ断面矩形の板状の軸部(3)(3)が、側面部下辺フ
レーム(31a)(31a)に並行で且つ折込み部(3
2)から外方に向かって突設されている。そして、これ
ら一対の軸部(3)(3)がそれぞれ前記各取付け部
(12)(12)に設けられた軸孔(13)(13)に
貫挿されて両牽引腕部(2a)(2b)が両取付け部
(12)(12)に垂直状態と水平状態との間で起倒自
在に枢支されている。このように両牽引腕部(2a)
(2b)を枢支している両軸孔(13)(13)は、前
述したように円形に形成され、両牽引腕部(2a)(2
b)の起倒動作に応じて両軸部(3)(3)が両軸孔
(13)(13)の内周面を円滑に摺動しうるものとな
されている。さらに、両取付け部(12)(12)に設
けられた前記係合孔(14)(14)は、両牽引腕部
(2a)(2b)を略垂直状の起立姿勢に保持するもの
であって、両牽引腕部(2a)(2b)が起立姿勢を採
ったときの軸部(13)(13)の断面形状に対応した
形状に形成され、起立姿勢を採ったときの両牽引腕部
(2a)(2b)の軸部(3)(3)を嵌脱自在に嵌合
係合しうるものとなされている。
【0020】また、各軸孔(13)(13)に貫挿され
た軸部(3)(3)には、それぞれ両牽引腕部(2a)
(2b)を略水平姿勢に保持する金属製の水平姿勢保持
部材(15)(15)が取り付けられている。これら両
水平姿勢保持部材(15)(15)は、略直角三角形状
に形成された小片からなり、その略中央部に軸部(3)
(3)の断面と略同形状に形成された軸部挿通孔(1
6)(16)が設けられ、図2に示すように、これら各
軸部挿通孔(16)(16)に、軸孔(13)(13)
に貫挿された軸部(3)(3)がその先端部から挿入さ
れて、両牽引腕部(2a)(2b)の起倒動作とともに
回動しうるものとなされている。そして、これら両水平
姿勢保持部材(15)(15)は、両牽引腕部(2a)
(2b)が略水平姿勢になったときに長辺部が台車(3
0)の側面部下辺フレーム(31a)(31a)に当接
するように形成され、これにより両牽引腕部(2a)
(2b)の更なる下方回動が阻止されて両牽引腕部(2
a)(2b)を略水平姿勢に保持しうるものとなされて
いる。
【0021】(17)(17)は、各軸棒(3)(3)
が各水平姿勢保持部材(15)(15)の軸部挿通孔
(16)(16)及び各取付け部(12)(12)の軸
孔(13)(13)から抜け出てしまうことを防止する
抜け止め用スプリングピンであって、軸部(3)(3)
の先端部に設けられたピン取付け孔(4)(4)に嵌め
入れられている。これら両スプリングピン(15)(1
5)は、そのスプリング作用によってピン取付け孔
(4)(4)の内周面を押圧し、ピン取付け孔(4)
(4)から脱落しないように取り付けられている。
【0022】このように折畳み式牽引部材(1)が装着
されている折畳み式コンテナ台車(30)は、次のよう
に操作される。
【0023】台車(30)を牽引する場合は、図1に示
すように、両牽引腕部(2a)(2b)を略水平姿勢に
配置させ、牽引棒(20)の牽引突起部(21)を板状
連結部材(6)の連結用係合孔(8)に嵌め入れて牽引
棒(20)と連結させる。そして、台車(30)を牽引
する。このとき、略水平姿勢に配置された両牽引腕部
(2a)(2b)は、板状連結部材(6)によって左右
開き状に保持されているので、安定良く台車(30)を
牽引できるものとなっている。
【0024】略水平姿勢に配置された両牽引腕部(2
a)(2b)を台車(30)に収納する場合は、まず両
牽引腕部(2a)(2b)を手で起こして起立姿勢に配
置させる。この動作のとき、軸部(3)(3)が円形の
軸孔(13)(13)の内周面を摺動しながら回転する
ので、両牽引腕部(2a)(2b)はスムーズに起立姿
勢に配置される。そして、起立姿勢にさせた両牽引腕部
(2a)(2b)を押し下げて軸部(3)(3)を係合
孔(14)(14)に嵌め合わせることで軸部(3)
(3)と係合孔(14)(14)とを係合させる。かく
して軸部(3)(3)が係合孔(14)(14)に嵌合
係合された両牽引腕部(2a)(2b)は、図4及び図
5に示すように起立姿勢に保持され、不本意に倒れなく
なっている。なお、この保持は両牽引腕部(2a)(2
b)を若干上方へ持ち上げることにより解除される。
【0025】台車(30)を折り畳む場合は、上記方法
で両牽引腕部(2a)(2b)を起立姿勢に保持し、図
6に示すように、両牽引腕部(2b)(2b)を蝶番
(9)の軸部(10)から内方へ折り返して両牽引腕部
(2a)(2b)同士を重ね合わせ状に折り畳みなが
ら、折込み部(32)(32)を有する一対の台車側面
部(31)(31)を折込み部(32)(32)から内
方へ折り込んで他の一対の台車側面部を重ね合わせ状に
折り畳む。すなわち、両牽引腕部(2a)(2b)を折
畳み状態にさせる閉操作は、台車(30)の折畳み操作
と共に行われる。
【0026】折り畳んだ台車(30)を開く場合は、台
車側面部(31)(31)の開き操作を行うことで、自
動的に両牽引腕部(2a)(2b)も開くようになって
いる。すなわち、台車側面部(31)(31)を開く動
作に伴い、両牽引腕部(2a)(2b)の先端部に設け
られた蝶番(9)がその軸部(10)で回転し、台車側
面部(31)(31)と共に両牽引腕部(2a)(2
b)が開かれる。そして、台車側面部(31)(31)
を最後まで開いたときに、板状連結部材(6)が他方の
牽引腕部(2b)に当接して両牽引腕部(2a)(2
b)が左右開き状に保持される。このように、折り畳ま
れた両牽引腕部(2a)(2b)を左右開き状にさせる
開動作は、台車側面部(31)(31)の開き操作によ
って行われるようになっている。
【0027】こうして台車(30)と共に開かれた両牽
引腕部(2a)(2b)を略水平姿勢に配置させる場合
は、まず両牽引腕部(2a)(2b)を若干上方へ持ち
上げて軸部(3)(3)を係合孔(14)(14)から
軸孔(13)(13)へ移動させる。そして、両牽引腕
部(2a)(2b)を倒して水平姿勢に配置させる。こ
の動作のとき、水平姿勢保持部材(15)(15)が軸
部(3)(3)と共に回転し、両牽引腕部(2a)(2
b)が水平姿勢に配置したときに水平姿勢保持部材(1
5)(15)の長辺部が台車(30)の側面部下辺フレ
ーム(31a)(31a)に当接して軸部(3)(3)
の回転を止めるので、両牽引腕部(2a)(2b)は確
実に水平姿勢に保持されるようになっている。
【0028】以上の実施形態の折畳み式牽引部材(1)
は、両牽引腕部(2a)(2b)の台車側基端部に軸部
(3)(3)が設けられ、両取り付け部(12)(1
2)に軸孔(13)(13)が設けられているが、これ
とは逆に、両牽引腕部(2a)(2b)の台車側基端部
に軸孔(13)(13)が設けられ、両取り付け部(1
2)(12)に軸部(3)(3)が設けられていても良
い。もちろん、この場合にあっては、両牽引腕部(2
a)(2b)を起立姿勢に保持する係合孔(14)(1
4)は、両牽引腕部(2a)(2b)の台車側基端部に
軸孔(13)(13)と連続状に設けられる。
【0029】なお、この発明に係る折畳み式牽引部材
(1)に装着される折畳み式コンテナ台車(30)は、
台車側面部(31)に上下方向の折込み部(32)を有
したものであれば良く、図示した台車(30)に限定さ
れるものではない。
【0030】
【発明の効果】以上で説明したように、この発明に係る
折畳み式牽引部材は、次のような効果を奏する。
【0031】第1の発明にあっては、折畳み式コンテナ
台車に装着される折畳み式牽引部材であって、前記台車
を移動させる牽引棒と連結される左右一対の牽引腕部
と、該両牽引腕部が取り付けられると共に、左右方向の
中間部に上下方向の折込み部を有する台車側面部の該折
込み部を挟む両側位置に設けられた左右一対の取付け部
とを備え、前記両牽引腕部は、両牽引腕部同士を重ね合
わせ状に折畳み可能な蝶番にて連結されると共に、前記
両牽引腕部の少なくともいずれか一方に前記牽引棒と連
結される連結部を有し、前記両牽引腕部の台車側基端部
と前記両取付け部のいずれか一方に軸部が突設され他方
に軸孔が設けられ、前記軸部が前記軸孔に貫挿されるこ
とにより、前記両牽引腕部が前記両取付け部に起倒自在
に枢支され、且つ、前記両牽引腕部は、前記蝶番にて連
結されることによって、起立姿勢の状態のもとで連結状
態のままで前記台車側面部の折込み操作の際に両牽引腕
部を重ね合わせ状に折畳みうるものとなされていること
を特徴とするものなので、折畳み式コンテナ台車を牽引
する際に、両牽引腕部を倒して略水平姿勢にすることが
できるし、牽引部材を収納する際に、両牽引腕部を起こ
して略起立姿勢にすることができる。さらに、台車を折
り畳む際に、蝶番にて両牽引腕部同士を重ね合わせ状に
折り畳みながら、台車側面部を折込み部から折り込むこ
とで、台車と共に牽引部材も折り畳むことができる。
【0032】第2の発明にあっては、第1発明の折畳み
式牽引部材において、前記両取付け部あるいは前記両牽
引腕部には、前記各軸孔に貫挿された前記各軸部と嵌合
係合して前記両牽引腕部を略起立姿勢に保持する係合孔
が前記各軸孔と連続状に設けられたものなので、不本意
に両牽引腕部が倒れてしまうことを防止することができ
る。
【0033】第3の発明にあっては、第1又は第2発明
の折畳み式牽引部材において、前記各軸孔に貫挿された
前記各軸部に、前記両牽引腕部を略水平姿勢に保持する
水平姿勢保持部材が設けられたものなので、両牽引腕部
が地面に付いてしまうことなく台車を牽引することがで
きる。
【0034】第4の発明にあっては、第1乃至第3発明
のいずれか1発明の折畳み式牽引部材において、前記連
結部は、前記牽引棒に設けられた牽引突起部と係合する
連結用係合孔を有する板状の連結部材からなり、前記蝶
番による前記両牽引腕部の開動作によって、前記板状連
結部材が他方の牽引腕部に当接して前記両牽引腕部を左
右開き状に保持しうるものとなされたものなので、安定
良く台車を牽引することができる折畳み式牽引部材を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る折畳み式牽引部材を折畳み式コ
ンテナ台車に装着した例であって、両牽引腕部を略水平
姿勢にした状態を示す全体斜視図である。
【図2】図1に示す折畳み式牽引部材を分解して示す一
部斜視図である。
【図3】図1に示す折畳み式牽引部材の両牽引腕部を略
水平姿勢にした状態を示す一部斜視図である。
【図4】図1に示す折畳み式牽引部材の両牽引腕部を略
起立姿勢にした状態を示す斜視図である。
【図5】図1に示す折畳み式牽引部材の両牽引腕部を略
起立姿勢にした状態を示す、図3に対応した一部斜視図
である。
【図6】図1に示す折畳み式牽引部材を折り畳む途中の
状態を示す斜視図である。
【図7】図1に示す折畳み式牽引部材を両牽引腕部の先
端部側から見た図であって、(a)は両牽引腕部を左右
開き状にした状態、(b)は両牽引腕部同士を重ね合わ
せ状に折り畳む途中の状態を示す。
【図8】この発明に係る折畳み式牽引部材が装着される
折畳み式コンテナ台車の一例を示す斜視図であって、
(a)は台車を開いた状態、(b)は台車を折り畳んだ
状態を示す。
【符号の説明】
1…折畳み式牽引部材 2a,2b…牽引腕部 3…軸部 6…板状連結部材 8…連結用係合孔 9…蝶番 12…取付け部 13…軸孔 14…係合孔 15…起立姿勢保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−142307(JP,A) 実開 平5−32218(JP,U) 実開 昭48−20157(JP,U) 実開 昭59−83296(JP,U) 実開 昭57−171926(JP,U) 実開 昭53−104516(JP,U) 実開 昭56−106970(JP,U) 実公 昭39−1143(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62B 3/02 B62B 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折畳み式コンテナ台車(30)に装着さ
    れる折畳み式牽引部材(1)であって、 前記台車(30)を移動させる牽引棒(20)と連結さ
    れる左右一対の牽引腕部(2a)(2b)と、 該両牽引腕部(2a)(2b)が取り付けられると共
    に、左右方向の中間部に上下方向の折込み部(32)を
    有する台車側面部(31)の該折込み部(32)を挟む
    両側位置に設けられた左右一対の取付け部(12)(1
    2)とを備え、 前記両牽引腕部(2a)(2b)は、両牽引腕部(2
    a)(2b)同士を重ね合わせ状に折畳み可能な蝶番
    (9)にて連結されると共に、前記両牽引腕部(2a)
    (2b)の少なくともいずれか一方に前記牽引棒(2
    0)と連結される連結部(7)を有し、 前記両牽引腕部(2a)(2b)の台車側基端部と前記
    両取付け部(12)(12)のいずれか一方に軸部
    (3)(3)が突設され他方に軸孔(13)(13)が
    設けられ、前記軸部(3)(3)が前記軸孔(13)
    (13)に貫挿されることにより、前記両牽引腕部(2
    a)(2b)が前記両取付け部(12)(12)に起倒
    自在に枢支され 且つ、前記両牽引腕部(2a)(2b)は、前記蝶番
    (9)にて連結されることによって、起立姿勢の状態の
    もとで連結状態のままで前記台車側面部(31)の折込
    み操作の際に両牽引腕部を重ね合わせ状に折畳みうるも
    のとなされている ことを特徴とする折畳み式牽引部材。
  2. 【請求項2】 前記両取付け部(12)(12)あるい
    は前記両牽引腕部(2a)(2b)には、前記各軸孔
    (13)(13)に貫挿された前記各軸部(3)(3)
    と嵌合係合して前記両牽引腕部(2a)(2b)を略起
    立姿勢に保持する係合孔(14)(14)が前記各軸孔
    (13)(13)と連続状に設けられてなる請求項1記
    載の折畳み式牽引部材。
  3. 【請求項3】 前記各軸孔(13)(13)に貫挿され
    た前記各軸部(3)(3)に、前記両牽引腕部(2a)
    (2b)を略水平姿勢に保持する水平姿勢保持部材(1
    5)(15)が設けられてなる請求項1又は2記載の折
    畳み式牽引部材。
  4. 【請求項4】 前記連結部(7)は、前記牽引棒(2
    0)に設けられた牽引突起部(21)と係合する連結用
    係合孔(8)を有する板状の連結部材(6)からなり、 前記蝶番(9)による前記両牽引腕部(2a)(2b)
    の開動作によって、前記板状連結部材(6)が他方の牽
    引腕部(2b)に当接して前記両牽引腕部(2a)(2
    b)を左右開き状に保持しうるものとなされた請求項1
    乃至3のいずれか1項記載の折畳み式牽引部材。
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