JP3050354U - 上 衣 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業用、事務用やカジュアル用とした上衣で
腕の上下動作で脇底で引きつりを生じたりすることな
く、自由且つ円滑に行えて外観上の意匠的効果にも優れ
たものとなる製品の提供。 【解決手段】 前身頃と後身頃の脇線箇所に対し、生筆
形状の襠布を介在させたものとする。このさい生筆形状
の襠布は巾が４ｃｍ〜８ｃｍであり、且つ脇底箇所には
生筆形状の膨出した頭部が位置し、その長さが脇底から
１０ｃｍ〜１５ｃｍ程度袖側へ延出したものとする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は事務用、作業用やカジュアル用の上衣に関する。

【０００２】

【従来の技術】

作業用やカジュアル用として脇線から袖先へ向って一定巾の襠布を介在させて 上衣を縫製することは知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記の提案品は腕の自由な動作を考慮してなされるものであるが、一定巾で袖 先端まで介在させたりすることから、特に袖下部分に於ける外見上で襠布の存在 に違和感を生じさせて、余り普及されていない問題がある。 本考案は上記問題点を解決せんとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、前身頃と後身頃の脇線箇所に対し、生筆形状の襠布を介在させて構 成する。このさい、生筆形状の襠布は巾を４ｃｍ〜８ｃｍとなし、脇底箇所に生 筆形状の膨出した頭部が位置し、且つその長さを脇底から１０ｃｍ〜１５ｃｍと して袖側へ延出した構成とすると良い。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１は本考案を実施した上衣１の片側袖脇部分の説明図であって、１ａは前身 頃、１ｂは後身頃、２は袖、３は上記前身頃１ａと後身頃１ｂの合体される脇線 箇所に介在させた襠布である。

【０００６】 本考案で待ち布３は図示の通り生筆形状となした構成で、その膨出した頭部３ ａが位置し、且つ脇底から長さｌが１０ｃｍ〜１５ｃｍ程度袖側へ延出されるよ うになさしめるのである。このさい、該襠布３の巾Ｓは４ｃｍ〜８ｃｍの寸法範 囲で裾端から脇底へ向けて少し拡大されるものとなる状態に形成される。

【０００７】 上衣は上衣１の左側の脇線部に対する実施例であるが、右側についても同様に 実施するのであり、図２は本考案の実施された製品の正面図である。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は以上の如く構成するものであって、図２に見られる通り左右の両脇部 に襠布が見える他は、一般の上衣と比べ外観上の違和感が全く感ぜられないので あり、且つ該襠布は前身頃１ａと後身頃１ｂと同一布地で且つ同一色とすること なく、異なる布地や異なる色柄のものとなすことにより、模様的に優れた意匠的 効果に優れた製品となすことの出来るものとなる。

【０００９】 なお、本考案では生筆形状の膨出した頭部３ａが丁度脇底付近に位置するよう になし、且つ該部には生筆形状の膨出した頭部となされていることから、手上げ 動作でも何ら支障なく、即ち図２に見られる通り大きく上げることの出来るもの となるのであり、何ら引きつりなどを生じないで上げ降ろしが簡便に行えるもの となって、作業時に於ける円滑な動作や運動機能の向上が図れるものとなるので ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を実施した上衣の片側袖脇部分の説明図
である。

【図２】上衣全体の正面図である。

【符号の説明】

１ 上衣 １ａ 前身頃 １ｂ 後身頃 ２ 袖 ３ 襠布 ３ａ 頭部

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年１月２３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項２

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前身頃と後身頃の脇線箇所に対し、生筆
   形状の襠布を介在させたことを特徴とする上衣。
2. 【請求項２】 生筆形状の襠布は巾が４ｃｍ〜８ｃｍで
   あり、且つ脇底箇所に生筆形状の膨出した頭部が位置
   し、その長さが脇底から１０ｃｍ〜１５ｃｍとなして袖
   側へ延出した構成となしたことを特徴とする上衣。