JP3049639B2 - 既設コンクリート柱状体の耐力増強方法 - Google Patents
既設コンクリート柱状体の耐力増強方法Info
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- JP3049639B2 JP3049639B2 JP8249823A JP24982396A JP3049639B2 JP 3049639 B2 JP3049639 B2 JP 3049639B2 JP 8249823 A JP8249823 A JP 8249823A JP 24982396 A JP24982396 A JP 24982396A JP 3049639 B2 JP3049639 B2 JP 3049639B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、既に構築されてい
る橋脚等のコンクリート柱状体の、主として曲げ耐力を
増強する既設コンクリート柱状体の耐力増強方法に関す
る。
る橋脚等のコンクリート柱状体の、主として曲げ耐力を
増強する既設コンクリート柱状体の耐力増強方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、地震による橋脚等のコンクリート
製柱状体の倒壊の発生に鑑み、既設のコンクリート柱状
体の曲げ耐力増強方法が種々検討されている。
製柱状体の倒壊の発生に鑑み、既設のコンクリート柱状
体の曲げ耐力増強方法が種々検討されている。
【０００３】これらの従来の耐力増強方法は、既設コン
クリート柱状体の外周に、一定厚さの鉄筋コンクリート
を巻き付け、場合によっては、これに周方向のプレスト
レスを導入するようにしたものが開発されている。
クリート柱状体の外周に、一定厚さの鉄筋コンクリート
を巻き付け、場合によっては、これに周方向のプレスト
レスを導入するようにしたものが開発されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の耐力
増強方法では、既設のコンクリート柱状体の外周に補強
用のコンクリート層を形成するものであるため、配筋や
型枠の組み立て等の多くの工数と手間を要し、更に、プ
レストレスを付与するものにあっては、配筋に加えてＰ
Ｃ鋼材を通すためのシースの配置及びコンクリート硬化
後のプレストレス導入のための緊張作業が必要になり、
更に多くの工数と資材が必要なものであった。
増強方法では、既設のコンクリート柱状体の外周に補強
用のコンクリート層を形成するものであるため、配筋や
型枠の組み立て等の多くの工数と手間を要し、更に、プ
レストレスを付与するものにあっては、配筋に加えてＰ
Ｃ鋼材を通すためのシースの配置及びコンクリート硬化
後のプレストレス導入のための緊張作業が必要になり、
更に多くの工数と資材が必要なものであった。
【０００５】更にまた、コンクリート層内に埋め込まれ
た鉄筋や鋼材は、コンクリートの一定のかぶりが必要に
なるため、仕上がり後の径が大きくならざるを得ない等
の問題があった。
た鉄筋や鋼材は、コンクリートの一定のかぶりが必要に
なるため、仕上がり後の径が大きくならざるを得ない等
の問題があった。
【０００６】本発明は、上述の如き従来の問題に鑑み、
少ない工数で、短期間に十分な耐力増強が可能な既設コ
ンクリート柱状体の耐力増強方法の提供を目的としてな
されたものである。
少ない工数で、短期間に十分な耐力増強が可能な既設コ
ンクリート柱状体の耐力増強方法の提供を目的としてな
されたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を解決するための、本発明の要旨と
するところは、縦向に構築されたコンクリート柱状体の
表面に、該柱状体の外周に添わせて縦向きに耐蝕性の補
強用縦鋼材を配置した後、前記コンクリート柱状体の外
周を囲む環状をなし、かつ該コンクリート柱状体に対し
て軸方向に移動自在で周方向に旋回不能に走行ガイドを
設置し、該走行ガイドに自走式の移動台を支持させ、該
移動台を走行ガイドに沿って自走させると同時に該走行
ガイドをコンクリート柱状体の軸方向に移動させなが
ら、前記移動台より巻き締め用線材を張力を与えつつ繰
り出す事により、該巻き締め用線材を補強用縦鋼材の外
周に張力を付加させて巻き付けることを特徴としてなる
既設コンクリート柱状体の耐力増強方法にある。尚、こ
の方法において使用する補強用縦鋼材及び巻き締め用線
材は防錆処理を施した鋼棒もしくは鋼撚線が好ましい。
解決し、所期の目的を解決するための、本発明の要旨と
するところは、縦向に構築されたコンクリート柱状体の
表面に、該柱状体の外周に添わせて縦向きに耐蝕性の補
強用縦鋼材を配置した後、前記コンクリート柱状体の外
周を囲む環状をなし、かつ該コンクリート柱状体に対し
て軸方向に移動自在で周方向に旋回不能に走行ガイドを
設置し、該走行ガイドに自走式の移動台を支持させ、該
移動台を走行ガイドに沿って自走させると同時に該走行
ガイドをコンクリート柱状体の軸方向に移動させなが
ら、前記移動台より巻き締め用線材を張力を与えつつ繰
り出す事により、該巻き締め用線材を補強用縦鋼材の外
周に張力を付加させて巻き付けることを特徴としてなる
既設コンクリート柱状体の耐力増強方法にある。尚、こ
の方法において使用する補強用縦鋼材及び巻き締め用線
材は防錆処理を施した鋼棒もしくは鋼撚線が好ましい。
【０００８】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
ついて説明する。図１は本実施形態により本発明が実施
された既設のコンクリート製の橋脚を示しており、１は
既設のコンクリート製橋脚からなるコンクリート柱状体
であり、２は該柱状体１の外周に添わせて縦向きに多数
配置した耐蝕性の補強用縦鋼材、３は補強用縦鋼材２の
外側に螺旋状に巻き付けた耐蝕性の巻き締め用線材であ
る。各巻き締め用線材３は一定の張力を付加して補強用
縦鋼材２の外側より柱状体１の外周面を半径方向に締め
付けている。
ついて説明する。図１は本実施形態により本発明が実施
された既設のコンクリート製の橋脚を示しており、１は
既設のコンクリート製橋脚からなるコンクリート柱状体
であり、２は該柱状体１の外周に添わせて縦向きに多数
配置した耐蝕性の補強用縦鋼材、３は補強用縦鋼材２の
外側に螺旋状に巻き付けた耐蝕性の巻き締め用線材であ
る。各巻き締め用線材３は一定の張力を付加して補強用
縦鋼材２の外側より柱状体１の外周面を半径方向に締め
付けている。
【０００９】補強用縦鋼材２としては、ＰＣ鋼棒もしく
はＰＣ鋼撚線、棒鋼、鉄筋等の鋼製縦鋼材に合成樹脂防
錆被覆その他の防錆処理したものが使用できる。また、
巻き締め用線材３には、ＰＣ鋼棒、ＰＣ鋼線もしくはＰ
Ｃ鋼撚線に合成樹脂被覆や金属メッキその他の防錆処理
を施したものや、繊維強化合成樹脂（ＦＲＰ）線材等の
耐蝕性線材が使用できる。なお、ＰＣ鋼撚線に合成樹脂
被覆による防錆処理を施したものを使用する場合には、
撚線を構成している各単素線間の空隙内をも樹脂充填し
たものが好ましい。
はＰＣ鋼撚線、棒鋼、鉄筋等の鋼製縦鋼材に合成樹脂防
錆被覆その他の防錆処理したものが使用できる。また、
巻き締め用線材３には、ＰＣ鋼棒、ＰＣ鋼線もしくはＰ
Ｃ鋼撚線に合成樹脂被覆や金属メッキその他の防錆処理
を施したものや、繊維強化合成樹脂（ＦＲＰ）線材等の
耐蝕性線材が使用できる。なお、ＰＣ鋼撚線に合成樹脂
被覆による防錆処理を施したものを使用する場合には、
撚線を構成している各単素線間の空隙内をも樹脂充填し
たものが好ましい。
【００１０】この実施形態の施工に際しては、先ず、帯
状金具４ａ，４ｂを柱状体１の上下に固定し、補強用縦
鋼材２を各止め金５（図２にしめす）に保持させて柱状
体１の外周に添わせる。然る後巻き締め用線材３を巻き
付ける。巻き締め用線材の巻き付けに際しては、柱状体
１に対して、上下方向に移動可能で周方向に旋回不能な
リング状の走行ガイド１１を使用する。
状金具４ａ，４ｂを柱状体１の上下に固定し、補強用縦
鋼材２を各止め金５（図２にしめす）に保持させて柱状
体１の外周に添わせる。然る後巻き締め用線材３を巻き
付ける。巻き締め用線材の巻き付けに際しては、柱状体
１に対して、上下方向に移動可能で周方向に旋回不能な
リング状の走行ガイド１１を使用する。
【００１１】この走行ガイド１１は、柱状体１の上端に
支持させた複数の吊り用ウインチ１２からの吊りワイヤ
ー１２ａにより吊り持ちされているとともに、地上に設
置した引き下げ用ウインチ１３からの引張ワイヤー１３
ａにより引き下げられるようになっており、上下の両ウ
インチ１２，１３操作により上下に移動されるようにな
っている。
支持させた複数の吊り用ウインチ１２からの吊りワイヤ
ー１２ａにより吊り持ちされているとともに、地上に設
置した引き下げ用ウインチ１３からの引張ワイヤー１３
ａにより引き下げられるようになっており、上下の両ウ
インチ１２，１３操作により上下に移動されるようにな
っている。
【００１２】また、走行ガイド１１は、柱状体１に対し
てアンカー１４により固定された複数本の補強用縦鋼材
２に対してスライダー１５，１５を介して上下にスライ
ドされるようになっており、これによって周方向の旋回
が阻止されている。尚、吊りワイヤー１２ａ、引張ワイ
ヤー１３ａは、このスライダー１５，１５に固定され、
図２に示すように補強用縦鋼材２，２の間を通して上下
に延長されている。
てアンカー１４により固定された複数本の補強用縦鋼材
２に対してスライダー１５，１５を介して上下にスライ
ドされるようになっており、これによって周方向の旋回
が阻止されている。尚、吊りワイヤー１２ａ、引張ワイ
ヤー１３ａは、このスライダー１５，１５に固定され、
図２に示すように補強用縦鋼材２，２の間を通して上下
に延長されている。
【００１３】走行ガイド１１は、外周側を解放部とした
Ｃ型チャンネル状をしており、その内部に、自走式の移
動台１６が挿入されている。走行ガイド１１内には最奥
部に２本のラック１７，１７が無端状配置に突設されて
おり、移動台１６にはこれに噛み合う一対のピニオンギ
ヤ１８，１８が備えられ、このピニオンギヤ１８，１８
をモータ１９により、回転伝達機構２０及び軸２１を介
して回転させることにより、移動台１６が走行ガイド１
１に沿って移動されるようになっている。尚、移動台１
６のモータ１９には、図には示してないが、走行ガイド
１１内に設置した電力供給用の架線より、スライド接触
子を介して電力が供給されるようになっている。
Ｃ型チャンネル状をしており、その内部に、自走式の移
動台１６が挿入されている。走行ガイド１１内には最奥
部に２本のラック１７，１７が無端状配置に突設されて
おり、移動台１６にはこれに噛み合う一対のピニオンギ
ヤ１８，１８が備えられ、このピニオンギヤ１８，１８
をモータ１９により、回転伝達機構２０及び軸２１を介
して回転させることにより、移動台１６が走行ガイド１
１に沿って移動されるようになっている。尚、移動台１
６のモータ１９には、図には示してないが、走行ガイド
１１内に設置した電力供給用の架線より、スライド接触
子を介して電力が供給されるようになっている。
【００１４】移動台１６には、その背面にローラ台２２
が一体に備えられ、このローラ台２２が走行ガイド１１
の外側に延長されている。ローラ台２２には複数対の線
材繰出しローラ２３，２３……が突設されている。この
各ローラ２３，２３……はそれぞれ一定以上のトルクに
よって回転されるようにしたトルク調整機２４によって
制動力があたえられるようになっている。
が一体に備えられ、このローラ台２２が走行ガイド１１
の外側に延長されている。ローラ台２２には複数対の線
材繰出しローラ２３，２３……が突設されている。この
各ローラ２３，２３……はそれぞれ一定以上のトルクに
よって回転されるようにしたトルク調整機２４によって
制動力があたえられるようになっている。
【００１５】尚、図中２５は走行ガイド１１の内面に転
接する移動用の車輪である一方地上には、コンクリート
柱状体１の外周に、これを囲む配置のリング状をした線
材搭載装置２６を設置する。この線材搭載台２６にはコ
ンベアローラ２７が設置され、その上に連続した巻き締
め用線材３をストックさせるようにしている。
接する移動用の車輪である一方地上には、コンクリート
柱状体１の外周に、これを囲む配置のリング状をした線
材搭載装置２６を設置する。この線材搭載台２６にはコ
ンベアローラ２７が設置され、その上に連続した巻き締
め用線材３をストックさせるようにしている。
【００１６】このように構成される走行ガイド１１及び
移動台１６を使用して巻き締め用線材３を巻き付けるも
のであり、その巻き付け作業に際しては、線材搭載装置
２６に必要長さの巻き締め用線材３を予め搭載してお
く。そしてその線材３の先端を線材繰出しローラ２３，
２３間に通して延長させておく。
移動台１６を使用して巻き締め用線材３を巻き付けるも
のであり、その巻き付け作業に際しては、線材搭載装置
２６に必要長さの巻き締め用線材３を予め搭載してお
く。そしてその線材３の先端を線材繰出しローラ２３，
２３間に通して延長させておく。
【００１７】この状態で走行ガイド１１を最上部まで移
動させ、線材３の先端を上側の帯状金具４ａに対して定
着金具６により定着させる。
動させ、線材３の先端を上側の帯状金具４ａに対して定
着金具６により定着させる。
【００１８】定着金具６は図には詳示してないが、鋼製
スリーブ内に半割りの楔により線材を定着させるもの
や、鋼製スリーブ内に線材を通し外周より加締めて圧着
させた、いわゆる圧着グリップに撚線材を定着させるも
のが使用できる。この他、巻き締め用線材３が、撚線で
ない鋼線である場合には、その端部に雄ネジを形成し、
これにナットを螺嵌させて定着金具６としてもよい。
スリーブ内に半割りの楔により線材を定着させるもの
や、鋼製スリーブ内に線材を通し外周より加締めて圧着
させた、いわゆる圧着グリップに撚線材を定着させるも
のが使用できる。この他、巻き締め用線材３が、撚線で
ない鋼線である場合には、その端部に雄ネジを形成し、
これにナットを螺嵌させて定着金具６としてもよい。
【００１９】次いで、移動台１６をモータ１９の駆動に
より周方向に移動させると同時に吊り用ウインチ１２及
び引き下げ用ウインチ１３を同時に作動させて走行ガイ
ド１１を徐々に降下させ、これによって線材３を補強用
縦鋼材２，２……の外側から柱状体１の外周に螺旋状に
巻き付ける。この巻き付けに際してトルク調整機２４を
作動させ、線材３に所定の張力を付加し、これによって
補強用縦鋼材２，２……の外側より、柱状体を半径方向
に加圧させる。
より周方向に移動させると同時に吊り用ウインチ１２及
び引き下げ用ウインチ１３を同時に作動させて走行ガイ
ド１１を徐々に降下させ、これによって線材３を補強用
縦鋼材２，２……の外側から柱状体１の外周に螺旋状に
巻き付ける。この巻き付けに際してトルク調整機２４を
作動させ、線材３に所定の張力を付加し、これによって
補強用縦鋼材２，２……の外側より、柱状体を半径方向
に加圧させる。
【００２０】このようにして、補強用縦鋼材２，２……
の下端に至るまで巻き付け作業を行い、下側の帯状金具
４ｂに対して線材３を定着金具７を介して定着させる。
の下端に至るまで巻き付け作業を行い、下側の帯状金具
４ｂに対して線材３を定着金具７を介して定着させる。
【００２１】尚、この耐力増強処理完了後、必要に応じ
て、外周面をモルタルにより仕上げる。
て、外周面をモルタルにより仕上げる。
【００２２】また、上述の実施形態では、円柱状の既設
コンクリート柱状体に対して施工する場合を示している
が、角柱状のコンクリート柱状体に対しても施工でき、
この場合は、図６、図７に示すように、補強用縦鋼材と
してコンクリート柱状体１の角部にそれぞれ断面がＬ型
の型鋼材３０，３０……を沿わせ、その外側に前述した
走行ガイド１１及び移動台１６を使用して巻き締めよう
線材３を前述と同様にして巻き付ける。尚、前述の実施
形態と同一部分には同一符号を付す。
コンクリート柱状体に対して施工する場合を示している
が、角柱状のコンクリート柱状体に対しても施工でき、
この場合は、図６、図７に示すように、補強用縦鋼材と
してコンクリート柱状体１の角部にそれぞれ断面がＬ型
の型鋼材３０，３０……を沿わせ、その外側に前述した
走行ガイド１１及び移動台１６を使用して巻き締めよう
線材３を前述と同様にして巻き付ける。尚、前述の実施
形態と同一部分には同一符号を付す。
【００２３】
【発明の効果】上述したように、本発明の既設コンクリ
ート柱状体の耐力増強方法では、既設のコンクリート柱
状体の外周に軸方向に向けた耐蝕性の補強用縦鋼材を配
置し、その外側から耐蝕性の巻き締め用線材を、一定の
張力を付加して巻き付けることによりコンクリート柱状
体の耐座屈力及び曲げ耐力が増強されるものであり、補
強用縦鋼材及び巻き締め用線材に、耐蝕性のものを使用
することにより、腐食防止のためのコンクリートによる
埋め込みが不要になり、少ない資材で経済的に耐力増強
処理ができるとともに、コンクリート柱状体の外周に環
状の走行ガイドを上下動自在に設置し、その走行ガイド
に沿って移動台を走行させ、これによって巻き締め用線
材を巻き付けるようにすることによって、大型のコンク
リート柱状体に対する施工が自動的かつ正確に行われ
る。
ート柱状体の耐力増強方法では、既設のコンクリート柱
状体の外周に軸方向に向けた耐蝕性の補強用縦鋼材を配
置し、その外側から耐蝕性の巻き締め用線材を、一定の
張力を付加して巻き付けることによりコンクリート柱状
体の耐座屈力及び曲げ耐力が増強されるものであり、補
強用縦鋼材及び巻き締め用線材に、耐蝕性のものを使用
することにより、腐食防止のためのコンクリートによる
埋め込みが不要になり、少ない資材で経済的に耐力増強
処理ができるとともに、コンクリート柱状体の外周に環
状の走行ガイドを上下動自在に設置し、その走行ガイド
に沿って移動台を走行させ、これによって巻き締め用線
材を巻き付けるようにすることによって、大型のコンク
リート柱状体に対する施工が自動的かつ正確に行われ
る。
【図１】本発明の第１実施形態をの完成状態の側面図で
ある。
ある。
【図２】同上の帯状金具による補強用縦鋼材の固定状態
を示す部分断面図である。
を示す部分断面図である。
【図３】同上の施工状態を示す側面図である。
【図４】同上の走行ガイド及び移動台を示す部分縦断正
面図である。
面図である。
【図５】同上の縦断側面図である。
【図６】本発明の第２実施形態の施工状態の部分側面図
である。
である。
【図７】同上の横断平面図である。
１ コンクリート柱状体 ２ 補強用縦鋼材 ３ 巻き締め用線材 ４ 帯状金具 ５ 止め金 ６ 定着金具 １１ 走行ガイド １２ 吊り用ウインチ １２ａ 吊りワイヤー １３ 引き下げ用ウインチ １３ａ 引張ワイヤー １４ アンカー １５ スライダー １６ 移動台 １７ ラック １８ ピニオンギヤ １９ モータ ２０ 回転伝達機構 ２１ 軸 ２２ ローラ台 ２３ 線材繰出しローラ ２４ トルク調整機 ２５ 車輪 ２６ 線材搭載装置 ２７ コンベアローラ ３０ 型鋼材
Claims (2)
- 【請求項１】縦向に構築されたコンクリート柱状体の表
面に、該柱状体の外周に添わせて縦向きに耐蝕性の補強
用縦鋼材を配置した後、前記コンクリート柱状体の外周
を囲む環状をなし、かつ該コンクリート柱状体に対して
軸方向に移動自在で周方向に旋回不能に走行ガイドを設
置し、該走行ガイドに自走式の移動台を支持させ、該移
動台を走行ガイドに沿って自走させると同時に該走行ガ
イドをコンクリート柱状体の軸方向に移動させながら、
前記移動台より巻き締め用線材を張力を与えつつ繰り出
す事により、該巻き締め用線材を補強用縦鋼材の外周に
張力を付加させて巻き付けることを特徴としてなる既設
コンクリート柱状体の耐力増強方法。 - 【請求項２】補強用縦鋼材及び巻き締め用線材が防錆処
理を施した鋼棒もしくは鋼撚線である請求項１に記載の
既設コンクリート柱状体の耐力増強方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8249823A JP3049639B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 既設コンクリート柱状体の耐力増強方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8249823A JP3049639B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 既設コンクリート柱状体の耐力増強方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1096331A JPH1096331A (ja) | 1998-04-14 |
| JP3049639B2 true JP3049639B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=17198722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8249823A Expired - Fee Related JP3049639B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 既設コンクリート柱状体の耐力増強方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3049639B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6468596B2 (ja) * | 2014-11-28 | 2019-02-13 | 株式会社奥村組 | 既設柱の補強構造および補強方法 |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP8249823A patent/JP3049639B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1096331A (ja) | 1998-04-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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