JP3049396U

JP3049396U - 筆記具収納穴付き書類ホルダー

Info

Publication number: JP3049396U
Application number: JP1997010425U
Authority: JP
Inventors: 克也石田
Original assignee: 石田紙器株式会社
Priority date: 1997-11-25
Filing date: 1997-11-25
Publication date: 1998-06-09
Anticipated expiration: 2003-11-25

Abstract

(57)【要約】【課題】構造が簡単で、筆記具の収納，取り出しが簡
単で、一目で書類の量を確認することができる書類ホル
ダーを提供する。【解決手段】表部１，裏部２，背部４からなる書類ホ
ルダーに筆記具を収納する筆記具収納書類ホルダーにお
いて、背部４に筆記具のクリップ６を引っかけて筆記具
を収納する筆記具収納穴５を設ける。筆記具収納穴５の
形状は、特に限定しないが、楕円形，半円形，矩形のい
ずれかであると良い。背部４の一端近傍に設けても背部
４の中央近傍に設けても良い。また、筆記具収納穴５
は、筆記具を収納した際、外部から内部の書類の量を確
認できるほどの大きさを有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ファイルなどに関し、特に、簡易に筆記具を収納できる書類ホルダーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のこの種の書類ホルダーは、実開昭６２−２０８６９号公報に記載のファイル，バインダ等の表紙体がある。この表紙体は、背の外面に所要容積の収納空間を有し、且つその開口部に蓋体が備えられ、この収納空間に筆記具を収納しているファイル，バインダー等の表紙体である。

【０００３】また、実開平５−８６５６７号公報に記載の携帯用バインダー装置は、バインダーの背部に筆記具を収納する容器を設けた携帯用にバインダー装置である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上述した従来例では、筆記具を収納するために、収納空間または収納容器などを特別に設ける必要があった。従って、構造が複雑になり、製造の手間がかかり、経済的にも不利な面があった。

【０００５】また、筆記具の収納，取り出しも時間がかかり不便であった。

【０００６】さらに、書類の量を外部から確認することが困難で、特に、棚に配列した場合は、一度棚から取り出して表紙体を開けて確認するしかなかった。

【０００７】そこで、本考案は、上記問題を解消すべく、構造の簡単な筆記具を収納可能な書類ホルダーを提供することにある。

【０００８】また、本考案の他の目的は、筆記具の収納，取り出しが簡単な書類ホルダーを提供することにある。

【０００９】さらに、本考案の他の目的は、一目で書類の量を確認することができる書類ホルダーを提供することにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の筆記具収納穴付き書類ホルダーは、表部，裏部，背部からなる書類ホルダーに筆記具を収納する書類ホルダーにおいて、背部に筆記具のクリップを引っかけて筆記具を収納する筆記具収納穴を設けたことを特徴とする。

【００１１】また、筆記具収納穴が、楕円形，半円形，矩形のいずれかであるのが好ましい。

【００１２】さらに、筆記具収納穴が、背部の一端近傍に設けられるのが好ましい。

【００１３】またさらに、筆記具収納穴が、背部の中央近傍に設けられるのが好ましい。

【００１４】また、筆記具収納穴が、筆記具を収納した際、外部から内部の書類の量を確認できるほどの大きさを有するのが好ましい。

【００１５】さらに、書類ホルダーが、ファイル，バインダ，スクラップ・ブック，ダイアリ，アルバムのいずれかであるのが好ましい。

【００１６】

【考案の実施の形態】

図１は、本考案の第１の実施例を示す斜視図である。図に示すように、書類ホルダーは、表部１，裏部２，背部４からなり、表部１と裏部２との間に書類３が収納されている。本実施例では、この背部４の両端近傍に筆記具を収納する筆記具収納穴５を設けている。この筆記具収納穴５の形状は、図１では、楕円形であるが、円形でも、半円形でも、矩形でも良い。また、大きさも背部４内に収まる必要はなく、表部１，裏部２にかかっても良い。さらに、筆記具収納穴５の位置は、図１では、両端近傍に設けているが、背部４の中央部分に設けても良い。筆記具収納穴５は、筆記具を収納する役目を持つが、内部の書類の量を外部から見るときにも役立つ。この筆記具収納穴５に筆記具のクリップ６を引っかけて持ち運びする。

【００１７】図２は、本考案の第１の実施例を示す図であるが、図１が外部から見た図であるのに対して、図２は、内部から見た図である。この書類ホルダーの内部には、書類を係止する係止部８と、筆記部収納穴５に収納された筆記具本体７とを見ることができる。この筆記具本体７と書類３または係止部８との間は、表部１を閉じた際、十分なスペースを持つことが好ましい。

【００１８】以上、本考案の第１の実施例について説明したが、この筆記具を筆記具収納穴５に収納する際は、図１に示す外部から、まず筆記具本体８を収納後、筆記具のクリップ６を引っかけても良いし、図２に示す内部から、筆記具のクリップ６のみを引っかけても良い。

【００１９】図３は、本考案の第２の実施例を示す斜視図である。第１の実施例では、筆記具収納穴５’を背部４の両端近傍に設けたが、本実施例では、背部４の中央近傍に設けている。中央近傍に設けた理由は、中の書類を見る際、より見やすくするためである。また、筆記具収納穴５’の形状を、矩形の短い方の一対の辺を三角状に切り込んだ形状とした。これは、加工上の便宜を図ったものである。

【００２０】以上、本考案の第１，第２の実施例について書類ホルダーに関連して説明してきたが、書類ホルダーとして、ファイル，バインダ，スクラップブック，ダイアリ，アルバムなどに適用できる。

【００２１】

【考案の効果】上述したように、本考案によると、特別な筆記具収納ケースなどを必要とせず、ファイルなどに筆記具収納穴をあけるのみという簡単な構造で筆記具を収納することができる。

【００２２】また、筆記具を簡単に収納したり取り出したりすることができる。

【００２３】さらに、筆記具を収納した後でも、筆記具収納穴から内部を見ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１の実施例（外部）を示す斜視図で
ある。

【図２】本考案の第１の実施例（内部）を示す斜視図で
ある。

【図３】本考案の第２の実施例（外部）を示す斜視図で
ある。

【符号の説明】

１表部２裏部３書類４背部５筆記具収納穴５’ 筆記具収納穴６筆記具のクリップ７筆記具の本体８係止板

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】表部，裏部，背部からなる書類ホルダーに
筆記具を収納する書類ホルダーにおいて、前記背部に前記筆記具のクリップを引っかけて前記筆記
具を収納する筆記具収納穴を設けたことを特徴とする筆
記具収納穴付き書類ホルダー。
【請求項２】前記筆記具収納穴が、楕円形，半円形，矩
形のいずれかであることを特徴とする、請求項１に記載
の筆記具収納穴付き書類ホルダー。
【請求項３】前記筆記具収納穴が、前記背部の一端近傍
に設けられたことを特徴とする、請求項１または２に記
載の筆記具収納穴付き書類ホルダー。
【請求項４】前記筆記具収納穴が、前記背部の中央近傍
に設けられたことを特徴とする、請求項１または２に記
載の筆記具収納穴付き書類ホルダー。
【請求項５】前記筆記具収納穴が、前記筆記具を収納し
た際、外部から内部の書類の量を確認できるほどの大き
さを有することを特徴とする、請求項１〜４のいずれか
に記載の筆記具収納穴付き書類ホルダー。
【請求項６】前記書類ホルダーが、ファイル，バイン
ダ，スクラップ・ブック，ダイアリ，アルバムのいずれ
かであることを特徴とする、請求項１〜５のいずれかに
記載の筆記具収納穴付き書類ホルダー。