JP3049220U - 弾性カラー圧感転写シール - Google Patents
弾性カラー圧感転写シールInfo
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- JP3049220U JP3049220U JP1997010512U JP1051297U JP3049220U JP 3049220 U JP3049220 U JP 3049220U JP 1997010512 U JP1997010512 U JP 1997010512U JP 1051297 U JP1051297 U JP 1051297U JP 3049220 U JP3049220 U JP 3049220U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 完全に転写することができ、衣服や布など柔
らかい物体の表面にも転写することができ、しかも転写
後の模様が印刷のような質感を有し、自然的な色が現れ
る弾性カラー圧感転写シールを提供する。 【解決手段】 プラスチックフィルム10に離型効果が
あり且つ印刷できるワックス層11が塗布され、そのワ
ックス層11に着色層12、白樹脂層13、弾性樹脂保
護層14、粘着層15が順番的に印刷され、その粘着層
15に離型紙16が設けられている。
らかい物体の表面にも転写することができ、しかも転写
後の模様が印刷のような質感を有し、自然的な色が現れ
る弾性カラー圧感転写シールを提供する。 【解決手段】 プラスチックフィルム10に離型効果が
あり且つ印刷できるワックス層11が塗布され、そのワ
ックス層11に着色層12、白樹脂層13、弾性樹脂保
護層14、粘着層15が順番的に印刷され、その粘着層
15に離型紙16が設けられている。
Description
【0001】
本考案は、弾性カラー圧感転写シールに関し、特に撓み性、弾性及び伸び性に 優れ、柔らかい基材にも転写することができる弾性カラー圧感転写シールに関す る。
【0002】
従来の圧感転写シールの構造は、主に次に説明する2種類に分けられている。
【0003】 (1)図3と図4に示すように、二軸配向PPフィルム31をアート印刷紙3 0に付けて基材にし、その基材にスクリーン印刷でインクと樹脂からなる混合物 を印刷させ所定の模様がある着色層32にし、その着色層32にスクリーン印刷 で粘着剤を印刷させ前記と同じ模様がある粘着層33にし、その粘着層33に離 型紙34を付けさせる。このようにして、圧感転写シールが作製される。
【0004】 この圧感転写シールは、圧感転写の際に、滑らかな二軸配向フィルム31と着 色層32との結合力が粘着層33と転写されるべき物体との結合力より小さいこ とを利用し、二軸配向フィルム31を剥がさせ、転写の効果を達成する。しかし 、滑らかな二軸配向フィルム31と着色層32との結合力が不安定なので、完全 に転写することは困難であった。更に、乾燥した後の着色層32は撓み性のない ものになるので、硬い部材の表面しか転写することができなく、衣服や布など柔 らかい物体の表面に転写することができない問題点があった。
【0005】 (2)図5と図6に示すように、二軸配向フィルム41をアート印刷紙40に 付けて基材にし、その基材にスクリーン印刷で樹脂を印刷させ所定の模様がある 樹脂層42にし、その樹脂層42にスクリーン印刷でインクを印刷させ前記と同 じ模様があるインク層43にし、そのインク層43にスクリーン印刷で粘着剤を 印刷させ前記と同じ模様がある粘着層44にし、その粘着層44に離型紙45を 付けさせる。このように圧感転写シールが作製される。
【0006】 この圧感転写シールは、圧感転写に際し、滑らかな二軸配向フィルム41と樹 脂層42との結合力が粘着層44と転写されるべき物体との結合力より小さいこ とを利用し、二軸配向フィルム41を剥がさせ、転写の効果を達成する。しかし 、前記樹脂層42とインク層43との結合が不完全で、二軸配向フィルム41を 剥ぐ時、樹脂層42と二軸配向フィルム41及び樹脂層42とインク層43との 間に違う引っ張る力が生じ、模様の分裂が発生しやすく、完全に転写することは 困難であった。更に、乾燥した後の着色層32は撓み性のないものになるので、 硬い部材の表面しか転写することができなく、衣服や布など柔らかい物体の表面 に転写することができない問題点があった。
【0007】 且つ、従来は、滑らな特性を有する二軸配向フィルム31、41を圧感転写シ ールの基材とするので、転写後の模様は全てつやつやし、印刷のような質感は出 て来ない。又、スクリーン印刷では自然的な色(true color)は得ら れない。
【0008】 本考案は、上記の現状に鑑み、撓み性、弾性及び伸び性に優れ、完全に転写す ることができ、衣服や布など柔らかい物体の表面にも転写することができ、しか も転写後の模様が印刷のような質感を有し、自然的な色が現れる弾性カラ一圧感 転写シールを提供することを目的とするものである。
【0009】
本考案の弾性カラー圧感転写シールは、プラスチックフィルムに離型効果があ り且つ印刷できるワックス層が塗布され、そのワックス層に着色層、白樹脂層、 弾性樹脂保護層、粘着層が順番的に印刷され、その粘着層に離型紙が設けられて いるものである。
【0010】
【考案の実施形態】 以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0011】 図1は本考案に係る弾性カラー圧感転写シールの分解斜視図であり、図2は本 考案に係る弾性カラー圧感転写シールの断面図であり、図3は従来の圧感転写シ ールの分解斜視図であり、図4は従来の圧感転写シールの断面図であり、図5は 他の従来の圧感転写シールの分解斜視図であり、図6は他の従来の圧感転写シー ルの断面図である。
【0012】 図1及び図2に示すように、本考案の弾性カラー圧感転写シールは、プラスチ ックフィルム10に離型効果があり且つ印刷できるワックス層11が塗布され、 そのワックス層11にCMYKオフセット印刷でインクドットを印刷させ所定模 様を有する着色層12にし、その着色層12の模様を有する領域にスクリーン印 刷で白樹脂を印刷させ白樹脂層13にし、その白樹脂層13の模様を有する領域 にスクリーン印刷で弾性樹脂を印刷させ弾性樹脂保護層14にし、その弾性樹脂 保護層14の模様を有する領域にスクリーン印刷で粘着剤を印刷させ粘着層15 にし、その粘着層15に離型紙16を設けてあるものである。
【0013】 前記プラスチックフィルム10は、スチレン(PS)で作られるものであるの が好ましく、厚みが0.5mm〜2.0mmであるのが好ましい。PSで作られ たプラスチックフィルムは、他の材質から作られたものより圧力で変形しやすい ので、圧感転写の際に、圧力を完全に伝えることが確保できる。
【0014】 前記ワックス層11に使用しているワックスにはなまの微粒子を有するので、 プラスチックフィルム10にワックスが塗布された後、前記微粒子によつて表面 がつやつやしていない為、CMYKオフセット印刷の際にインクドットをワック ス層11に印刷させることができ、しかもワックスが離型効果を有するので、圧 感転写の際に、着色層12からワックス層11を剥ぐことが簡単にできる。
【0015】 前記着色層12は、CMYKオフセット印刷でインクドットを前記ワックス層 11に印刷し形成されたもので、表面に自然的な色を有する模様がドットパター ンで形成している。
【0016】 前記白樹脂層13は、前記着色層12の模様を有する領域にスクリーン印刷で 白樹脂を印刷し形成されたもので、模様を構成する各インクドットの隙間に白樹 脂を滲入することができると共に、白樹脂がそれぞれのインクドット粒子を覆う ことができる。このようにして、乾燥した後、白樹脂層13及び着色層12が一 体になる。
【0017】 前記白樹脂層13は、弾性ポリウレタン樹脂(PU樹脂)を二酸化チタン(T iO2 )に対し適当の割合で混合した樹脂層であるのが好ましい。又このように して、模様を色の有る転写されるべき物体に転写する場合、その模様のカラー効 果を十分に発揮できる。
【0018】 前記白樹脂層13は、弾性PU樹脂をTiO2 に対し100:30の割合で混 合した樹脂層であるのが好ましい。前記白樹脂層13は、弾性アクリル樹脂を、 TiO2 に対し適当の割合で混合した樹脂層であるものでもよい。
【0019】 前記弾性樹脂保護層14は、前記白樹脂層13に使用している樹脂と同じ樹脂 で作られるものである。このようにして、乾燥した後、弾性樹脂保護層14及び 白樹脂層13が一体になる。こうすると、弾性樹脂保護層14、白樹脂層13及 び着色層12が一体化し、形成されたものは撓み性、弾性及び伸び性に優れてお り、衣服や布など柔らかい物体の表面にも転写することができる。
【0020】 前記弾性樹脂保護層14は、弾性PU樹脂で作られるのが好ましい。 前記粘着層15は、粘着剤で作られるもので、特にドライタック型の粘着剤で 作られるのが好ましい。ドライタック型の粘着剤は水溶性が少し有るので、弾性 カラー圧感転写シールを衣服や布などの物体に圧感転写した場合に、転写された 模様を水で簡単に除去することができ、粘着剤の残留は生じないので、使用者が いつでも好きな模様を更新できると共に、転写された衣服や布などの物体に傷付 くことはない。
【0021】 本考案に係る弾性カラー圧感転写シールの使用方法は、離型紙16を剥いだ後 、シールを転写されるべき物体に置いて、プラスチッタフィルム10に圧力を与 えて着色層12とワックス層11を分離させた後、一体化している弾性樹脂保護 層14、白樹脂層13及び着色層12を粘着層15で物体に粘着させ、圧感転写 作業が完成する。
【0022】 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形が可能である 。
【0023】
本考案の弾性カラー圧感転写シールは、上記の構成よりなるので、撓み性、弾 性及び伸び性に優れ、完全に転写することができ、衣服や布など柔らかい物体の 表面にも転写することができる。又、転写後の模様は印刷のような質感を有し、 自然的な色が現れる。
【図1】本考案に係る弾性カラー圧感転写シールの分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本考案に係る弾性カラー圧感転写シールの断面
図である。
図である。
【図3】従来の圧感転写シールの分解斜視図である。
【図4】従来の圧感転写シールの断面図である。
【図5】他の従来の圧感転写シールの分解斜視図であ
る。
る。
【図6】他の従来の圧感転写シールの断面図である。
10 プラスチックフィルム 11 ワックス層 12 着色層 13 白樹脂層 14 弾性樹脂保護層 15 粘着層 16 離型紙
Claims (10)
- 【請求項1】 プラスチックフィルムに離型効果があり
且つ印刷できるワックス層が塗布され、そのワックス層
に着色層、白樹脂層、弾性樹脂保護層、粘着層が順番的
に印刷され、その粘着層に離型紙が設けられていること
を特徴とする弾性カラー圧感転写シール。 - 【請求項2】 前記プラスチックフィルムは、スチレン
(PS)で作られるものであることを特徴とする請求項
1記載の弾性カラー圧感転写シール。 - 【請求項3】 前記プラスチックフィルムの厚みが0.
5mm〜2.0mmであることを特徴とする請求項1又
は2記載の弾性カラー圧感転写シール。 - 【請求項4】 前記白樹脂層は、弾性ポリウレタン樹脂
(PU樹脂)を二酸化チタン(TiO2 )に対し適当の
割合で混合した樹脂層であることを特徴とする請求項1
記載の弾性カラー圧感転写シール。 - 【請求項5】 前記白樹脂層は、弾性PU樹脂をTiO
2 に対し100:30の割合で混合した樹脂層であるこ
とを特徴とする請求項4記載の弾性カラー圧感転写シー
ル。 - 【請求項6】 前記白樹脂層は、弾性アクリル樹脂を、
TiO2 に対し適当の割合で混合した樹脂層であること
を特徴とする請求項1記載の弾性カラー圧感転写シー
ル。 - 【請求項7】 前記弾性樹脂保護層及び前記白樹脂層が
同じ樹脂で作られることを特徴とする請求項1記載の弾
性カラー圧感転写シール。 - 【請求項8】 前記弾性樹脂保護層は、弾性PU樹脂で
作られるものであることを特徴とする請求項7記載の弾
性カラー圧感転写シール。 - 【請求項9】 前記粘着層は、粘着剤で作られるもので
あることを特徴とする請求項1記載の弾性カラー圧感転
写シール。 - 【請求項10】 前記粘着層は、ドライタック型の粘着
剤で作られるものであることを特徴とする請求項9記載
の弾性カラー圧感転写シール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997010512U JP3049220U (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 弾性カラー圧感転写シール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997010512U JP3049220U (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 弾性カラー圧感転写シール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3049220U true JP3049220U (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=43183470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997010512U Expired - Lifetime JP3049220U (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 弾性カラー圧感転写シール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3049220U (ja) |
-
1997
- 1997-11-27 JP JP1997010512U patent/JP3049220U/ja not_active Expired - Lifetime
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