JP3049207B2 - 型枠ブロック用安全手すり - Google Patents
型枠ブロック用安全手すりInfo
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Description
工等の構築におけるダムコンクリートの型枠として用い
る型枠ブロックの頂部に設置する安全手すりに関する。
縦横の寸法が1〜2m程度の矩形平板状で、控え脚つき
の型枠ブロックをダムの前面及び背面に一段並べ、この
前面及び背面の型枠ブロックを型枠としてその内側にコ
ンクリートを打設し、ついで上記一段目の型枠ブロック
の上に二段目の型枠ブロックを積み重ねてこれを型枠と
して二段目のコンクリートを打設し、これを繰り返して
砂防ダム等を築造する技術がある。このような砂防ダム
又は床固工構築技術は、比較的大型のプレキャストコン
クリート型枠ブロックを用い、この型枠ブロックを構築
工事中は型枠として用い、工事完了後はこれらの型枠ブ
ロックが砂防ダム又は床固工の前面及び背面を形成する
一体のコンクリート部材として利用するものである。こ
のような型枠ブロックは、プレキャストコンクリートで
表面に模様を付したもの等に形成することができ、意匠
的にも優れたダムを構築することができる。また、プレ
キャストコンクリート型枠ブロックを用いるので、予め
必要数を製造しておき、渇水期の短期間に砂防ダムを安
全迅速に構築することができ、好ましい。
の構築では、プレキャストコンクリート型枠ブロックを
一段ずつ積み上げながらこれを型枠としてコンクリート
を打設するので、コンクリート打設ごとに、型枠ブロッ
クの上面とほぼ同高さのコンクリート上面が形成され、
その上で行う作業は、高所作業となる。このような高所
作業では、転落防止の保安設備が必要である。
いて、型枠ブロックを一段ずつ積み上げてその背面にコ
ンクリート打設を施工する場合に、型枠ブロックの一段
施工ごとに、型枠ブロックの上面に迅速に取付けること
ができ、次の型枠ブロックを積み重ねる場合に、設置と
撤去を簡易、迅速に繰り返すことができ、安全性が高い
型枠ブロック用安全手すりを提供することを目的とす
る。
解決するために開発されたもので、その技術手段は、砂
防ダム又は床固工構築用コンクリートブロックを一段ず
つ積み上げながらこれを型枠としてコンクリートを打設
する構築工法におけるブロックの頂部に取付ける安全手
すりであって、型枠ブロックに係止する基底部と、この
基底部から立ち上がる柵とからなり、前記基底部は、型
枠ブロックの頂部突起に外嵌する剛性フレームと、この
フレームを該突起に固定する固定具と、手すり用柵を嵌
合する結合部とからなり、前記固定具は、フレームを貫
通して螺入する押しボルト、フレームから突出した固定
ピン、フレームと型枠ブロックの突起との間に貫入する
楔機構もしくは弾性打込材、及び流体圧膨張具からなる
群から選ばれた1又は2以上の固定具であることを特徴
とする型枠ブロック用安全手すりである。このような手
すりは、迅速に簡易に型枠ブロックの上面に取付け取り
外しが可能で、軽量で十分な安全性に富むものである必
要がある。ところで、砂防ダム又は床固工等構築用コン
クリート型枠ブロックは、上下の型枠ブロックを結合し
て打設コンクリートの水頭圧による転倒を防止する必要
がある。従って、型枠ブロックに、上下のブロックを結
合して転倒を防止する凹凸が設けられている。
面に形成されている突起に係止するものである。すなわ
ち、手すりの基底部は、コンクリート型枠ブロックの頂
部突起に外嵌する剛性フレームと、このフレームを該突
起に固定する固定具と、手すり用柵を嵌合する結合部と
から構成されている。この剛性フレームは、前記型枠ブ
ロックの突起に外嵌するものであり、突起の外周寸法よ
り大きい内法寸法を有するフレームであればよく、形
鋼、帯鋼、板鋼等から形成された一体の剛性フレームで
ある。剛性フレームは、突起との間に隙間を有するもの
とし、これを突起に固定する固定具を備える。例えば、
フレームを貫通する雌ねじを設け、フレームの外側から
内側に貫通してこの雌ねじに螺入する押しボルトが適当
である。この押しボルトは、先端が型枠ブロックの突起
の側面に当接するようにねじ込まれる。押しボルトの後
端は、スパナ、レンチ、ハンドル等により容易にねじる
ことができるように形成し、ボルトの先端は、型枠ブロ
ックの突起に馴染むか一様に押し付ける遊動金具等を備
えると好ましい。ボルトのねじ込む進行方向は、型枠ブ
ロックの突起に圧着したときフレームが突起から抜け出
さない方向になるようにするとよい。ボルトの代わりに
フレームから突出した固定ピンを設け、締めつけるボル
トの本数を減らすと共に、締付の安定性を図ると好適で
ある。剛性フレームをコンクリート突起に固定する手段
は、他の手段でもよい。例えば、フレームと型枠ブロッ
クの突起との間に貫入する楔機構を設け、この楔機構に
より締めることとしてもよい。楔機構はテーパを付した
楔状の板を介在させればよく、この板を、ハンマ、ねじ
機構等により前進後退するように構成すればよい。楔の
代わりに弾性打込材例えば板ばね、Uクリップ、Zクリ
ップ等を用いてもよい。あるいはまた、流体圧膨張具を
介在させておき、その中に、圧縮空気、水、油等を圧入
する機構でもよい。
部材が離れ離れにならない構造としておく。ハンドルや
スパナについても極力邪魔にならない構造とし、付帯さ
せておくことが好ましい。現場作業では、部品を紛失し
易いのでこのような配慮が必要である。手すり用柵は、
金属パイプ、金属棒、軽量形鋼、合成樹脂パイプ、合成
樹脂棒等を用いることができ、ワイヤ、ロープ等を併用
することを妨げない。また、嵌込み構造等により、互い
に連結することができる。また、上記基底部のフレーム
に手すり用柵を嵌合する結合部を設けておき、抜き差し
及び固定が容易な着脱構造とすると好ましい。この固定
もセットねじ等のほか、テーパ結合、弾性結合でもよ
い。
応じて前面及び背面に適切な勾配を付して構築する。し
たがって、型枠ブロックの上面の突起は姿勢が一定とは
限らない。そこで型枠ブロックの据付角度が変化したと
きは手すりの柱の立設方向が鉛直になるように調整する
ことが好ましい。そこで手すり用柵の柱の下端に柵の立
設方向調整用継手部材を着脱自在に取付けることができ
るように構成すると好適である。
施の形態を説明する。図1〜図3は本発明の型枠ブロッ
ク用安全手すりの1実施例を示す部分図で、図1は基底
部と、この基底部から立ち上がる柵を示す斜視図、図2
は基底部の平面図、図3はその側面図である。安全手す
りは、基底部フレーム10、柵30とこれらを繋ぐ結合
部20とから構成されている。
51が縦横寸法1m×1.5m程度の板状をなし、背面
に控え52を突出しており、この控52の上面に突起5
3が突出している。砂防ダム用の型枠ブロック50は、
正面板51を砂防ダムの前面及び背面を形成する部材と
すると共に、一段づつ砂防ダム設置位置に配置してコン
クリート型枠とし、その前面型枠ブロックと背面型枠ブ
ロックとの間にコンクリートを施工し、順次嵩上げ施工
して砂防ダムを構築するものである。突起53は、上下
の型枠ブロックを互いに係合させて、打設コンクリート
の流体水頭圧による型枠ブロック50の転倒を防止する
ために形成してある。図示していないがこの型枠ブロッ
クの底面には突起53が貫入する凹部が設けられてい
る。
の型枠ブロック50上面の突起53に基底部のフレーム
10が係合するようになっている。基底部のフレーム1
0は、形鋼11を溶接により一体に組み立てた、矩形枠
状の剛性フレームである。フレーム10は矩形枠の一辺
が突起53の前面に当接し、他の三辺に押しボルト1
2、13、固定ピン14が取付けられており、これらの
ボルト12、13、固定ピン14が型枠ブロック50の
突起53にその先端を押し付けて、フレーム10を固定
する。四辺の内一辺を固定辺、他の一辺に固定ピン14
を取付け、その他の二辺に押しボルト12、13を設け
たのは、フレーム10の取付けの位置決めを確実にし、
取付け取り外しの際の作業の安定性を確保するためであ
る。固定辺には、フレーム10から立ち上がる柵30を
嵌合する結合部20となるパイプ21を立設してあり、
柵30の柱31を挿入して固定する固定ねじ22、補強
形鋼23を備えている。そして柵30は、柱31に、横
木32を取付け具33で取付けている。
の例を示した。型枠ブロックの据付勾配の変化に応じて
手すりの柱31の立設方向が鉛直になるように、その下
端部に着脱自在な継手部材36を介装させる。図4の継
手部材36は、柱31の下端が嵌入するさや34と、さ
や34の下端に必要な角度折曲げた方向に固定された嵌
入部35とから成り、嵌入部35をパイプ21に嵌入し
て柱31を固定する。さや34には固定ボルト37を備
えている。
で、容易に型枠ブロック50の突起53に着脱すること
ができ、型枠ブロック50を一段ずつ積み重ねて砂防ダ
ムを構築する時、高所作業となるコンクリート打設の作
業員の安全を確保することができる。
クに簡単に取り外しができる手すりを設け、安全を確保
しながら砂防ダムの構築をすることができるようになっ
た。
斜視図である。
図である。
図である。
を示す側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 砂防ダム又は床固工構築用コンクリート
ブロックを一段ずつ積み上げながらこれを型枠としてコ
ンクリートを打設する構築工法におけるブロックの頂部
に取付ける安全手すりであって、型枠ブロックに係止す
る基底部と、該基底部から立ち上がる柵とからなり、前
記基底部は、型枠ブロックの頂部突起に外嵌する剛性フ
レームと、このフレームを該突起に固定する固定具と、
手すり用柵を嵌合する結合部とからなり、前記固定具
は、フレームを貫通して螺入する押しボルト、フレーム
から突出した固定ピン、フレームと型枠ブロックの突起
との間に貫入する楔機構もしくは弾性打込材、及び流体
圧膨張具からなる群から選ばれた1又は2以上の固定具
であることを特徴とする型枠ブロック用安全手すり。 - 【請求項2】 前記手すり用柵は、柱の下端に柵の立設
方向調整用継手部材を着脱自在に取付けてなることを特
徴とする請求項1記載の型枠ブロック用安全手すり。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14608396A JP3049207B2 (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 型枠ブロック用安全手すり |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14608396A JP3049207B2 (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 型枠ブロック用安全手すり |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09328904A JPH09328904A (ja) | 1997-12-22 |
JP3049207B2 true JP3049207B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP14608396A Expired - Fee Related JP3049207B2 (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 型枠ブロック用安全手すり |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3049207B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102604034B1 (ko) * | 2017-09-15 | 2023-11-20 | 알파인스타스 리서치 에스.피.에이. | 보호 헬멧 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6315972B2 (ja) * | 2013-12-17 | 2018-04-25 | 旭化成ホームズ株式会社 | 手摺取付け構造 |
-
1996
- 1996-06-07 JP JP14608396A patent/JP3049207B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR102604034B1 (ko) * | 2017-09-15 | 2023-11-20 | 알파인스타스 리서치 에스.피.에이. | 보호 헬멧 |
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JPH09328904A (ja) | 1997-12-22 |
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