JP3049047B1 - Icリ―ドの位置修正装置及びicリ―ドの位置修正方法 - Google Patents

Icリ―ドの位置修正装置及びicリ―ドの位置修正方法

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JP3049047B1
JP3049047B1 JP11076900A JP7690099A JP3049047B1 JP 3049047 B1 JP3049047 B1 JP 3049047B1 JP 11076900 A JP11076900 A JP 11076900A JP 7690099 A JP7690099 A JP 7690099A JP 3049047 B1 JP3049047 B1 JP 3049047B1
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義幸 田中
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大分日本電気株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】電気的特性試験の信頼性向上を図ることができ
るICリードの位置修正装置及びICリードの位置修正
方法を提供する。 【解決手段】本発明に係るICリードの位置修正装置
は、案内板41が設けられてなるICソケット4と、前
記ICソケット4の案内板41設置面上に積載して用い
られるプッシャー5とを含み構成されている。以上によ
り上記目的を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はICリードの位置修
正装置及びICリードの位置修正方法に関する。特に、
ICパッケージのテスト等に用いられるICリードの位
置修正装置及びICリードの位置修正方法に関する。
【従来の技術】
【0002】従来、組立てが完了したICに対しては、
温度特性や電気的特性を調べるために温度試験や電気的
特性試験等が行われている。これらの試験を行う際に被
測定デバイスであるICを自動的にテストシステムに供
給し、テスト結果に基づいて自動的に分類収納する装
置、いわゆるハンドラが用いられている。例えば、電気
的特性を調べるために前記ハンドラを用いる場合、テス
ト回路と電気的に接続するためのピンが設置されたIC
ソケットを用いて、被測定デバイスであるICのリード
部分(以下、ICリードとする)と前記ピンとを接触さ
せることにより電気的特性を調べる方式が用いられてい
る。従来のICソケットを用いたICの電気的測定試験
時の模式図(平面図)を図5(a)に示す。図5(a)
に示されるA−A’面、B−B’面における断面図を図
5(c)・5(b)に示す。前記ICソケット54及び
プッシャー55を用いて前記IC1のテストを行う際
は、図5(c)に示されるように、プッシャー55をI
Cソケット54の案内板541設置面の方向(矢印Cの
方向)に押下して前記ICリード2とICソケット54
に設置されたピン53と接触させることにより電気的特
性試験を調べる。IC1は、図5(a)に示されるよう
に、ICソケット54上に設置され、前記IC1の外周
部にはICリード2が延出して形成されている。従来の
ICソケット54においては、複数の案内板541が櫛
型形状を構成するようにそれぞれが略平行に設置され、
前記案内板541間に形成された櫛型形状の溝56の底
面部から突出するように設置されたピン53と有してな
る。前記ピン53は前記複数の案内板541より上方に
突出するように形成されている。また、プッシャー55
は前記ICソケット54上に設置され、矢印C方向にプ
ッシャー55を移動させて前記ICリード2と前記ピン
53とを接触させるために用いられる。
【0003】しかしながら、図5(a)〜図5(c)に
示される従来のICソケット54及びプッシャー55に
おいては、図5(c)に示されるように、ICリード2
とピン53とが位置ずれして接触した場合には、プッシ
ャー55をICソケット54へ押し付けた際にICリー
ド2の側面にピン53が接触することによりICリード
2が折れ曲がったり、ICリード2とピン53とが接触
しないといった問題が発生する。このように、ICリー
ド2が折れ曲がったり又はピン53と全然接触しなかっ
たりすると、正しい試験結果を得ることができない。
【0004】上述した問題を解決するために、実開昭6
1−93990号には、図6の平面図に示されるような
ICソケットが開示されている。図6(a)に示される
従来のICソケット64は、図5(a)に示されるIC
ソケットと略同様に構成され、また、図6(b)、図6
(c)はそれぞれ図6(a)に示されるA−A’面、B
−B’面における断面図である。従来のICソケット6
4は、図6(c)に示されるように、複数の案内板64
1が櫛型形状を構成するようにそれぞれが略平行に設置
され、前記案内板641間に形成された溝66の底面部
から突出するように設置されたピン63と有し、前記案
内板641がピン63より上方に突出するように形成さ
れ、前記案内板641の上端部にはテーパ642が設け
られてなる。前記テーパ642は、前記案内板641上
面に対して隣接するピン63の方向へ傾斜する面が形成
された部分をいう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示される従来のICソケットには以下に示すような問題
が生じていた。最近ではICパッケージの小型化が進
み、それとともにICリードの数は増加する傾向にある
ため、ICリードも同様に小型化され一層微細化されて
いるため一層曲がりやすくなっている。そのため、多少
の曲がりでもピンとの接触が不十分になる。また、IC
パッケージをICソケットに設置する際に僅かな位置ず
れがあってもICリードとピンとの接触不良を生ずる。
一方、図6に示されるICソケット64では、図6
(c)に示されるようにICリード2がずれて設置され
た場合、前記テーパ642が設けられていることによ
り、図6(d)に示されるようにICリード2をピン6
3上へと位置を修正させることができる。しかしなが
ら、ICリード2をピン63上へと位置を修正させるこ
とができたとしても、図6(d)に示されるように、I
Cリード2がピン63のほぼ中央に正確に設置されてい
ない場合が生じる。前述したように、ICパッケージの
小型化に伴いICリードも同様に小型化・微細化されて
いるため、ICパッケージをICソケットに設置する際
に僅かな位置ずれがあってもICリードとピンとの接触
不良を生ずる。このため、図6(d)に示されるよう
に、ICリード2がピン63のほぼ中央に位置するよう
設置されていないと、前述したような接触不良を起こし
てしまい、正確な試験結果を得ることができないという
問題が生じていた。
【0006】本発明は、以上の従来技術における問題に
鑑みてなされたものである。本発明の目的は、電気的特
性試験の信頼性向上を図ることができるICリードの位
置修正装置及びICリードの位置修正方法を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め提供する本出願第1の発明は、同一平面上から略平行
に延出して配置された複数の案内板と、前記案内板間に
形成された溝の底面部から突出するように設置されたピ
ンとを有してなり、前記案内板は前記ピンより上方に突
出するように形成され、隣接するピン方向へ傾斜する面
が前記案内板の各上端部に設けられてなるICソケット
と、ICリードと前記ピンとを接触させるために前記I
Cソケット上に設置して用いられ、前記ICソケットと
対向する面が前記傾斜面に沿った形状を有するプッシャ
ーとを有してなることを特徴とするICリードの位置修
正装置である。
【0008】上記構成を有する本出願第1の発明のIC
リードの位置修正装置によると、前記案内板が前記ピン
より上方に突出するように形成され、隣接するピン方向
へ傾斜する面が前記案内板の上端部に設けられてなるI
Cソケットと、ICリードと前記ピンとを接触させるた
めに前記ICソケット上に設置して用いられ、前記IC
ソケットと対向する面が前記傾斜面に沿った形状を有す
るプッシャーとを有してなることにより、前記ICリー
ドと前記ピンとを正しい位置で接触させることができる
ため、接触不良の発生を低減することができ、電気的特
性試験の信頼性向上を図ることができる。
【0009】また、本出願第2の発明は、同一平面上か
ら略平行に延出して配置された複数の案内板と、前記案
内板間に形成された溝の底面部から突出するように設置
されたピンとを有してなり、前記案内板は前記ピンより
上方に突出するように形成され、隣接するピン方向へ傾
斜する面が前記複数の案内板の各上端部に設けられてな
るICソケットと、前記複数の案内板の各上端部に適合
する波上断面を有するプッシャーとを有してなることを
特徴とするICリードの位置修正装置である。
【0010】上記構成を有する本出願第2の発明のIC
リードの位置修正装置によると、前記案内板が前記ピン
より上方に突出するように形成され、隣接するピン方向
へ傾斜する面が前記複数の案内板の各上端部に設けられ
てなるICソケットと、前記複数の案内板の各上端部に
適合する波上断面を有するプッシャーとを有してなるこ
とにより、前記ICリードが前記ピンの略中央にくるよ
うに前記ICリードと前記ピンとを接触させることがで
きるため、接触不良の発生を低減することができ、電気
的特性試験の信頼性向上を図ることができる。
【0011】また、本出願第3の発明は、櫛型形状を構
成する複数の案内板と、前記案内板間に形成された櫛型
形状の溝の底面部から突出するように設置されたピンと
を有してなり、前記案内板は前記ピンより上方に突出す
るように形成され、前記複数の案内板の各上端部にテー
パが設置されてなるICソケットと、ICリードと前記
ピンとを接触させるために前記ICソケット上に設置し
て用いられるプッシャーとを有してなり、前記テーパと
略合致する形状のテーパが前記プッシャーのICソケッ
トとの対向面に設けられたことを特徴とするICリード
の位置修正装置である。
【0012】上記構成を有する本出願第3の発明のIC
リードの位置修正装置によると、前記複数の案内板の各
上端部にテーパが設置されてなるICソケットと、IC
リードと前記ピンとを接触させるために前記ICソケッ
ト上に設置して用いられるプッシャーとを有してなり、
前記テーパと略合致する形状のテーパが前記プッシャー
のICソケットとの対向面に設けられたことにより、前
記ICソケットに設けられた前記テーパと前記プッシャ
ーに設けられたピンとを合致させることにより、前記I
Cリードと前記ピンとを位置ずれすることなく接触させ
ることができるため、接触不良の発生を抑えることがで
き、電気的特性試験の信頼性向上を図ることができる。
【0013】また、本出願第4の発明のICリードの位
置修正装置は、本出願第1の発明〜本出願第3の発明の
何れか1の発明のICリードの位置修正装置であって、
前記プッシャーの前記ICソケットに対向する面と案内
板上端部を当接させた状態で前記ピン上にICリードの
横断径以上の空間が確保されることを特徴とする。
【0014】上記構成を有する本出願第4の発明のIC
リードの位置修正装置によると、前記プッシャーの前記
ICソケットに対向する面と案内板上端部を当接させた
状態で前記ピン上にICリードの横断径以上の空間が確
保されることにより、前記プッシャーと前記ICソケッ
トとが接合するとともに前記ICリードが前記ピン上の
空間に設置されることにより、前記ピン上の略中央に前
記ICリードを確実に設置することができる。
【0015】また、本出願第5の発明は、同一平面上か
ら略平行に延出して配置された複数の案内板と、前記案
内板間に形成された溝の底面部から突出するように設置
されたピンとを有してなり、前記案内板は前記ピンより
上方に突出するように形成され、隣接するピン方向へ傾
斜する面が前記案内板の各上端部に設けられてなるIC
ソケットと、ICリードと前記ピンとを接触させるため
に前記ICソケット上に設置して用いられ、前記ICソ
ケットと対向する面が前記傾斜面に沿った形状を有する
プッシャーとを用いて、前記ピン上にICリードを設置
した後に前記ピン方向へ傾斜する面によりICリードの
位置修正をした後、前記ICソケットと前記プッシャー
とを重ね合わせることにより再度ICリードの位置修正
を行うことを特徴とするICリードの位置修正方法であ
る。
【0016】上記構成を有する本出願第5の発明のIC
リードの位置修正方法によると、前記ピン上にICリー
ドを設置した後に前記ピン方向へ傾斜する面によりIC
リードの位置修正をした後、前記ICソケットと前記プ
ッシャーとを重ね合わせることにより再度ICリードの
位置修正を行うことにより、前記ICリードが前記ピン
の略中央に配置された状態で前記ICリードと前記ピン
とを接触させることができるため、接触不良の発生を低
減することができ、電気的特性試験の信頼性向上を図る
ことができる。
【0017】また、本出願第6の発明は、同一平面上か
ら略平行に延出して配置された複数の案内板と、前記案
内板間に形成された溝の底面部から突出するように設置
されたピンとを有してなり、前記案内板は前記ピンより
上方に突出するように形成され、隣接するピン方向へ傾
斜する面が前記複数の案内板の各上端部に設けられてな
るICソケットと、前記複数の案内板の各上端部に適合
する波上断面を有するプッシャーとを用いて、前記ピン
上にICリードを設置した後に前記ピン方向へ傾斜する
面によりICリードの位置修正をした後、前記ICソケ
ットと前記プッシャーとを重ね合わせることにより再度
ICリードの位置修正を行うことを特徴とするICリー
ドの位置修正方法である。
【0018】上記構成を有する本出願第6の発明のIC
リードの位置修正方法によると、前記ピン上にICリー
ドを設置した後に前記ピン方向へ傾斜する面によりIC
リードの位置修正をした後、前記ICソケットと前記プ
ッシャーとを重ね合わせることにより再度ICリードの
位置修正を行うことにより、前記ICリードが前記ピン
の略中央に配置された状態で前記ICリードと前記ピン
とを接触させることができるため、接触不良の発生を最
小限に抑えることができ、電気的特性試験の信頼性向上
を図ることができる。
【0019】また、本出願第7の発明は、櫛型形状を構
成する複数の案内板と、前記案内板間に形成された櫛型
形状の溝の底面部から突出するように設置されたピンと
を有してなり、前記案内板は前記ピンより上方に突出す
るように形成され、前記複数の案内板の各上端部にテー
パが設置されてなるICソケットと、ICリードと前記
ピンとを接触させるために前記ICソケット上に設置し
て用いられ、前記テーパと略合致する形状のテーパが前
記ICソケットとの対向面に設けられたプッシャーとを
用いて、前記ピン上にICリードを設置した後に前記案
内板各々の上端部に設けられたテーパによりICリード
の位置修正をした後、前記複数の案内板各々の上端部に
設けられたテーパと、前記プッシャーの前記ICソケッ
トとの対向面に設けられたテーパとを重ね合わせること
により再度ICリードの位置修正を行うことを特徴とす
るICリードの位置修正方法である。
【0020】上記構成を有する本出願第7の発明のIC
リードの位置修正方法によると、前記ピン上にICリー
ドを設置した後に前記案内板各々の上端部に設けられた
テーパによりICリードの位置修正をした後、前記複数
の案内板各々の上端部に設けられたテーパと、前記プッ
シャーの前記ICソケットとの対向面に設けられたテー
パとを重ね合わせることにより再度ICリードの位置修
正を行うことにより、前記ピンの略中央に前記ICリー
ドが設置された状態で前記ICリードと前記ピンとの接
触を行うことができるため、接触不良の発生を抑えるこ
とができ、電気的特性試験の信頼性向上を図ることがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
ICリードの位置修正装置及びICリードの位置修正方
法を、図面を参照して説明するが、以下の実施の形態は
本発明に係るICリードの位置修正装置及びICリード
の位置修正方法を示す一例にすぎない。図1は、本発明
の実施の形態に係るICリードの位置修正装置を示す平
面図である。図2は、図1に示されるICリードの位置
修正装置におけるB−B’面での断面図である。図3
は、図1に示されるICリードの位置修正装置における
A−A’面での断面図である。図4は、図1に示される
ICリードの位置修正装置を用いたICリードの位置修
正方法を示す図である。
【0022】本発明の実施の形態に係るICリードの位
置修正装置は、図1及び図2に示されるように、案内板
41が設けられてなるICソケット4と、前記ICソケ
ット4の案内板41設置面上に積載して用いられるプッ
シャー5とを含み構成されている。ICソケット4及び
プッシャー5は、本来的にはIC1に設置されるICリ
ード2部分の電気的特性をテストするために用いられる
ものであるが、電気的特性試験の際に発生するICリー
ド2の位置ずれを修正する機能をも有する。IC1は、
図1に示されるように、ICソケット4上に設置され、
前記IC1の外周部にはICリード2が延出して形成さ
れている。前記ICソケット4及びプッシャー5を用い
て前記IC1のテストを行う際は、プッシャー5をIC
ソケット4の案内板41設置面の方向に押下して移動さ
せることにより前記ICリード2とICソケット4に設
置されたピン3と接触させることにより電気的特性試験
を調べる。前記ICソケット4は、図3に示されるよう
に、同一平面上から略平行に延出して配置された複数の
案内板41と、前記案内板41間に形成された溝6の底
面部から突出するように設置されたピン3と有してな
り、前記案内板41が前記ピン3より上方に突出するよ
うに形成され、前記複数の案内板41各々の上端部にテ
ーパ42が設置されてなる。同一平面上から略平行に延
出して配置された複数の案内板41とは、同一平面上か
ら略平行に延出することにより櫛型形状を構成すること
をいう。また、前記案内板41間に形成された溝6は、
複数の案内板41により構成される前記櫛型形状の溝6
のことをいう。さらに、案内板41各々の上面とは、案
内板41においてプッシャー5と接触する面をいう。ま
た、前記ピン3は案内板41と略平行になるよう配置さ
れている。一方、プッシャー5は、図3に示されるよう
に、ICリード2と前記ピン3とを接触させるために前
記ICソケット4上に設置して用いられ、前記ICソケ
ット4との対向面には前記テーパ42と略合致する形状
を有するテーパ51が設けられてなることにより、プッ
シャー5においては、ICソケット4と対向する面が複
数の案内板41の各上端部に適合する波状断面となって
いる。換言すると、前記波状断面は、前記複数の案内板
41の上端部と略合致する形状を有してなる。前記テー
パ42とは、換言すると、前記案内板41上面に対して
隣接するピン3の方向へ傾斜する面の部分をいう。ま
た、前記テーパ42と略合致する形状を有するテーパ5
1とは、換言すると、前記ICソケット4と対向する面
が、前記案内板41上面に対して隣接するピン3の方向
へ傾斜する面に沿った形状を有する部分をいう。以上説
明したように、前記プッシャー5の前記ICソケット4
に対向する面と案内板41の上端部を当接させた状態で
前記ピン3上にICリード2の横断径以上の空間が確保
される。ここで、ICリード2の横断径とは、ICリー
ド2の短手方向の断面における直径をいう。このよう
に、前記ピン3上にICリード2の横断径以上の空間が
確保されることにより、ICリード2をピン3上の略中
央に確実に設置することができる。
【0023】次に、電気的特性試験時における図1〜図
3に示されるICリード2の位置修正装置を用いたIC
リードの位置修正方法を、図4を参照して説明する。ま
ず、図3に示されるように、ピン3の上方にICリード
2がくるように設置する。この場合、図4(a)に示さ
れるように、ICリード2がピン3に対してずれて設置
されてしまいピン3上に設置されなかったとしても、前
記案内板41にテーパ42が設けられているため、前記
ICリード2の位置が自と修正され、図4(b)に示さ
れるように、前記ICリード2と前記ピン3とを接触さ
せることができる。さらにこの場合において、前記IC
リード2と前記ピン3とを接触させることができたとし
ても、図4(b)に示されるように、前記ICリード2
がピン3の略中央にくるよう設置されていない場合、接
触不良の原因となり正しい試験結果が得られない。その
ため、図4(c)に示されるように、前記案内板41に
設置されたテーパ42とプッシャー5に設置されたテー
パ51とが合致するように前記プッシャー5を前記案内
板41上に押下して移動させることにより、ICリード
2がピン3の略中央に設置されるように位置修正される
(図4(d)参照)。以上により、ICリード2をピン
3の略中央に設置することができるため、接触不良の発
生を低減することができ、電気的特性試験の信頼性向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るICリードの位
置修正装置を示す平面図である。
【図2】 図1に示されるICリードの位置修正装置に
おけるB−B’面での断面図である。
【図3】 図1に示されるICリードの位置修正装置に
おけるA−A’面での断面図である。
【図4】 図1に示されるICリードの位置修正装置を
用いたICリードの位置修正方法を示す図(図1におけ
るA−A’面での断面図)である。
【図5】 従来のICソケットの一例を示す図である。
【図6】 従来のICソケットの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 IC 2 ICリード 3・53・63 ピン 4・54・64 ICソケット 5・55・65 プッシャー 6・56・66 溝 51 テーパ 41・541・641 案内板 42・642 テーパ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一平面上から略平行に延出して配置され
    た複数の案内板と、前記案内板間に形成された溝の底面
    部から突出するように設置されたピンとを有してなり、
    前記案内板は前記ピンより上方に突出するように形成さ
    れ、隣接するピン方向へ傾斜する面が前記複数の案内板
    の各上端部に設けられてなるICソケットと、ICリー
    ドと前記ピンとを接触させるために前記ICソケット上
    に設置して用いられ、前記ICソケットと対向する面が
    前記傾斜面に沿った形状を有するプッシャーとを有して
    なることを特徴とするICリードの位置修正装置。
  2. 【請求項2】同一平面上から略平行に延出して配置され
    た複数の案内板と、前記案内板間に形成された溝の底面
    部から突出するように設置されたピンとを有してなり、
    前記案内板は前記ピンより上方に突出するように形成さ
    れ、隣接するピン方向へ傾斜する面が前記複数の案内板
    の各上端部に設けられてなるICソケットと、前記複数
    の案内板の各上端部に適合する波上断面を有するプッシ
    ャーとを有してなることを特徴とするICリードの位置
    修正装置。
  3. 【請求項3】櫛型形状を構成する複数の案内板と、前記
    案内板間に形成された櫛型形状の溝の底面部から突出す
    るように設置されたピンとを有してなり、前記案内板は
    前記ピンより上方に突出するように形成され、前記複数
    の案内板の各上端部にテーパが設置されてなるICソケ
    ットと、ICリードと前記ピンとを接触させるために前
    記ICソケット上に設置して用いられるプッシャーとを
    有してなり、前記テーパと略合致する形状のテーパが前
    記プッシャーのICソケットとの対向面に設けられたこ
    とを特徴とするICリードの位置修正装置。
  4. 【請求項4】前記プッシャーの前記ICソケットに対向
    する面と案内板上端部を当接させた状態で前記ピン上に
    ICリードの横断径以上の空間が確保されることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3何れか1項に記載のICリ
    ードの位置修正装置。
  5. 【請求項5】同一平面上から略平行に延出して配置され
    た複数の案内板と、前記案内板間に形成された溝の底面
    部から突出するように設置されたピンとを有してなり、
    前記案内板は前記ピンより上方に突出するように形成さ
    れ、隣接するピン方向へ傾斜する面が前記複数の案内板
    の各上端部に設けられてなるICソケットと、ICリー
    ドと前記ピンとを接触させるために前記ICソケット上
    に設置して用いられ、前記ICソケットと対向する面が
    前記傾斜面に沿った形状を有するプッシャーとを用い
    て、前記ピン上にICリードを設置した後に前記ピン方
    向へ傾斜する面によりICリードの位置修正をした後、
    前記ICソケットと前記プッシャーとを重ね合わせるこ
    とにより再度ICリードの位置修正を行うことを特徴と
    するICリードの位置修正方法。
  6. 【請求項6】同一平面上から略平行に延出して配置され
    た複数の案内板と、前記案内板間に形成された溝の底面
    部から突出するように設置されたピンとを有してなり、
    前記案内板は前記ピンより上方に突出するように形成さ
    れ、隣接するピン方向へ傾斜する面が前記複数の案内板
    の各上端部に設けられてなるICソケットと、前記複数
    の案内板の各上端部に適合する波上断面を有するプッシ
    ャーとを用いて、前記ピン上にICリードを設置した後
    に前記ピン方向へ傾斜する面によりICリードの位置修
    正をした後、前記ICソケットと前記プッシャーとを重
    ね合わせることにより再度ICリードの位置修正を行う
    ことを特徴とするICリードの位置修正方法。
  7. 【請求項7】櫛型形状を構成する複数の案内板と、前記
    案内板間に形成された櫛型形状の溝の底面部から突出す
    るように設置されたピンとを有してなり、前記案内板は
    前記ピンより上方に突出するように形成され、前記複数
    の案内板の各上端部にテーパが設置されてなるICソケ
    ットと、ICリードと前記ピンとを接触させるために前
    記ICソケット上に設置して用いられ、前記テーパと略
    合致する形状のテーパが前記ICソケットとの対向面に
    設けられたプッシャーとを用いて、前記ピン上にICリ
    ードを設置した後に前記案内板各々の上端部に設けられ
    たテーパによりICリードの位置修正をした後、前記複
    数の案内板各々の上端部に設けられたテーパと、前記プ
    ッシャーの前記ICソケットとの対向面に設けられたテ
    ーパとを重ね合わせることにより再度ICリードの位置
    修正を行うことを特徴とするICリードの位置修正方
    法。
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