JP3049044B1 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3049044B1
JP3049044B1 JP6562099A JP6562099A JP3049044B1 JP 3049044 B1 JP3049044 B1 JP 3049044B1 JP 6562099 A JP6562099 A JP 6562099A JP 6562099 A JP6562099 A JP 6562099A JP 3049044 B1 JP3049044 B1 JP 3049044B1
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Abstract

【要約】 【課題】 高解像度画像を安定して形成できると共に、
材料、耐久性等から低価格化でき、さらに小型化できる
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 静電潜像形成体11と、潜像形成体に静
電潜像を形成する潜像形成手段13と、静電潜像形成体
11に接して静電潜像が静電転写される誘電体特性を有
するベルト状現像像担持体2と、ベルト状現像像担持体
2の静電潜像形成体と接した面と反対側の面にトナー粒
子とキャリア液を含む液体現像剤を供給して静電潜像を
顕像化して現像画像を形成する現像手段30と、顕像中
のキャリア液を除去してトナー現像画像を形成する溶剤
除去手段40と、ベルト状現像像担持体上のトナー現像
画像を記録媒体に転写定着する転写定着部50とを備え
る構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等における画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】帯電したトナー粒子をキャリア液中に含
有した液体現像剤を用い、静電潜像が形成された現像画
像担持体上にトナーによる現像画像を形成後、紙等の記
録媒体に現像画像を転写定着させることで画像形成を行
う湿式トナーによるプロセスでは、感光体が静電潜像な
らびに現像画像の担持体であった。
【0003】また、液体現像剤を用いる場合、記録媒体
に転写定着させるにあたって、現像画像中のキャリア液
を除去するためのスクイーズならびにドライングのプロ
セスが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら液体現像
剤を用いる方法では、感光体上に直接現像画像を形成す
るために、感光体に対してこれらに対応できる特性(膨
潤対策、耐熱性、高寿命対策)が必要とされ、コストの
増加を招いていた。
【0005】現像においても、従来は、現像ローラを用
い常に液体現像剤を現像像担持体に接触させており、非
画像部へ液体現像剤の付着やキャリア液の消耗、画像形
成前後の動作時での余分な液体現像剤(特にキャリア
液)の消耗、これらの為のスクイーズやドライングプロ
セスヘの負担増と耐久性低下、静電潜像担持体(感光
体)との接触による液体現像剤特性の変化などがあり、
不安定な画像形成やランニングコスト増加を招く要因に
なっている。
【0006】さらに、ベルト状の感光体が多く用いられ
ていたため、その交換操作も大変であるばかりでなく、
コストも高いものとなっていた。
【0007】一方、感光体上に形成した静電潜像をフィ
ルムなどに静電転写し、それを現像するプロセスも提案
されているが、従来は、単に静電潜像を形成した感光体
にフィルム等を密着させ、その後、粉体現像するものし
かなかった。密着だけでは充分に静電転写されず、また
粉体現像では、高解像度画像を実現することが難しかっ
た。
【0008】さらには、フィルムを密着させた上から感
光体を露光するものもあるが、フィルムに透明性が要求
され、現像剤などによる汚れ等で、その信頼性に課題が
あった。
【0009】本発明は上記事情にかんがみてなされたも
のであり、高解像度画像を安定して形成できると共に、
耐久性に優れ、低コスト化できる画像形成装置の提供を
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の画像形成装置は、静電潜像形成体
と、この静電潜像形成体に静電潜像を形成する潜像形成
手段と、前記静電潜像形成体に接して静電潜像が静電転
写される誘電体特性を有するベルト状現像像担持体と、
このベルト状現像像担持体の幅方向にわたって先鋭化し
た先端部を有し、かつ前記ベルト状現像像担持体の走行
方向に複数個配列したラインヘッドからなり 、前記ベル
ト状現像像担持体の前記静電潜像形成体と接した面と反
対側の面にトナー粒子とキャリア液を含む液体現像剤を
電界の作用で飛翔させて、静電潜像を顕像化して現像画
像を形成する飛翔型の現像手段と、発熱体とスクイーズ
ドライングローラとを備え、前記ベルト状現像像担持体
を前記発熱体と前記スクイーズドライングローラとの間
で押圧することによって、前記現像画像中のキャリア液
を除去してトナー現像画像を形成する溶剤除去手段と、
前記ベルト状現像像担持体上のトナー現像画像を記録媒
体に転写定着する転写定着部とを備える構成としてあ
る。
【0011】このような構成の発明によれば、潜像形成
手段により静電潜像が形成された静電潜像形成体に接し
たベルト状現像像担持体に静電潜像が静電転写され、接
した面と反対面に形成された静電潜像を現像手段により
液体現像剤で現像画像として顕像化し、さらに、現像画
像に付着しているキャリア液を溶剤除去手段により除去
してトナー現像画像を形成し、さらに、このトナー現像
画像を転写定着部で記録媒体に転写定着するプロセスに
より、潜像形成手段の画像情報が記録媒体に転写され
る。
【0012】この発明では、液体現像剤を用いるため、
高品位画像形成ができる。また、現像や定着が静電潜像
形成体と無関係に行われるため、静電潜像形成体として
熱特性や膨潤等を考慮しなくても良く、従来からの低価
格の材料が使用でき、耐久性に優れ、さらに材料等から
低価格化できる。
【0013】さらに、この 発明によれば、非接触で液体
現像剤が静電潜像に対して電界の作用で飛翔して現像す
るため、非画像部に液体現像剤が付着することがなく、
地汚れ発生がない。また、非接触であるため、画像形成
前後動作時での余分な液体現像剤(特にキャリア液)の
消耗、これらの為のスクイーズやドライングプロセスヘ
の負担増と耐久性低下、静電潜像担持体(感光体)との
接触による液体現像剤特性の変化などがなくなり、安定
な画像形成ができると共に、ランニングコストを低下さ
せることができる。
【0014】 さらに、この 発明によれば、スクイーズド
ドライングローラによるスクイーズと発熱体による加熱
により、現像画像中のキャリア液をほぼ完全に除去する
ことができる。
【0015】請求項記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記静電潜像形成体に形
成された静電潜像を前記ベルト状現像像担持体に静電転
写する静電転写手段を備える構成としてある。
【0016】このような構成の発明によれば、静電転写
手段により静電潜像形成体上に形成された静電潜像をベ
ルト状現像像担持体の静電潜像形成体と接した面と反対
面に静電潜像を形成させるに十分な静電転写を行い、高
品質の画像を形成できる。
【0017】 請求項記載の画像形成装置は、前記スク
イーズドライングローラが、前記現像手段内に配設され
ている構成としてある。このような構成の発明によれ
ば、スクイーズドドライングローラによりスクイーズし
たキャリア液を現像手段に容易に戻して有効に再利用で
きる。
【0018】 請求項4記載の画像形成装置は、 前記静電
潜像形成体が、回転可能なドラム状の形状であり、この
ドラム状静電潜像形成体が前記ベルト状現像像担持体の
内面に接している構成としてある。
【0019】 このような構成の発明によれば、ベルト状
現像像担持体の内面に接するドラム状静電潜像形成体か
ら静電潜像がベルト状現像像担持体に転写され、ベルト
状現像像担持体の外面側に静電潜像が形成され、潜像を
形成する部品をベルト状現像像担持体の内面側に、現像
手段となる現像装置をベルト状現像像担持体の外面側に
振り分けることができるため、画像形成装置構成を小型
化することができる。
【0020】 請求項5記載の画像形成装置は、 前記転写
定着部が、前記ベルト状現像像担持体の走行をガイドし
加熱可能なガイド部とこのガイド部と相互に圧接し合う
定着ローラとを有する構成としてある。このような構成
の発明によれば、簡易な機構で記録媒体に画像を転写、
定着することができる。
【0021】 請求項6記載の画像形成装置は、 前記ガイ
ド部に、前記溶剤除去手段の発熱体が組み込まれている
構成としてある。このような構成の発明によれば、溶剤
除去手段の発熱体を別途設ける場合と比較して装置を簡
易小型にすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置の実
施の形態について図面を参照しつつ説明する。図1は本
発明の画像形成装置の第1実施形態を示す概略構成図で
ある。この画像形成装置1は、誘電体特性を有するエン
ドレスのベルト状現像像担持体2が、静電潜像形成部1
0、静電潜像転写手段20、現像手段30、溶剤除去手
段40、転写定着部50を走行する。
【0023】 ベルト状現像像担持体2は、回転可能に支
持され、静電潜像形成部10を構成し、静電潜像形成体
である感光体ドラム11と転写定着部50を構成するガ
イド部51との間に懸架され、図の矢印の方向に駆動さ
れて走行するようになっている。従って、感光体ドラム
11は、ベルト状現像像担持体2を駆動走行させるベル
ト車として機能し、ベルト状現像像担持体2の内面に当
接し、周速がベルト状現像像担持体2の走行速度と同速
度になっている。
【0024】 ベルト状現像像担持体2は、耐熱性を有す
るポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエステルなど
から構成され、厚みは100μm以下のフィルム状とな
っている。その外面には、現像像の離型性を持たせるた
めのシリコン、フッ素系の表面処理がされている。
【0025】 静電潜像形成部10は、感光体ドラム1
1、帯電ブラシ13、レーザ走査光学系14で構成され
ている。感光体ドラム11は、外周面に有機系感光剤層
又は無機系感光剤層が形成されている。ベルト状現像像
担持体2の内側には、感光体ドラム11、感光体ドラム
11を帯電させる帯電ブラシ13が配設され、また、潜
像形成手段として、帯電した感光体ドラム11表面に画
像情報に従って静電潜像を形成するために画像露光を行
うレーザ走査光学系14が配設されている。
【0026】 感光体ドラム11に対向してベルト状現像
像担持体2をこれらの間に圧接する静電潜像転写手段と
しての静電転写ローラ20が設けられ、感光体ドラム1
1上に形成された静電潜像をベルト状現像像担持体2の
外面側に静電転写するようになっている。また、ベルト
状現像像担持体2の感光体ドラム11と密着していない
外面側に、ベルト状現像像担持体2に静電転写された静
電潜像をトナー粒子とキャリア液を含む液体現像剤を供
給して現像する現像手段としての飛翔型現像器30が配
置されている。
【0027】 また、ベルト状現像像担持体2の現像画像
中のキャリア液を除去してトナー現像画像を形成する溶
剤除去手段40として、ベルト状現像像担持体2の内面
に接しながらベルト状現像像担持体2上に形成された現
像画像を加熱するためのライン状発熱体41と、ライン
状発熱体41に加圧回転可能に支持され、ベルト状現像
像担持体2上に形成された現像画像に含有されているキ
ャリア液をスクイーズするスクイーズドライングローラ
42が配設されている。このスクイーズドライングロー
ラ42は、飛翔型現像器30の中に配置されている。
【0028】 さらに、ベルト状現像像担持体2上の現像
画像を記録媒体に転写定着する転写定着部50として、
ベルト状現像像担持体2の走行をガイドする断面円弧状
のガイド部51と、転写定着部50を通過する記録媒体
3をベルト状現像像担持体2側へ押し付けながら回転す
る転写定着ローラ52が配設されている。ガイド部51
の転写定着ローラ52と対向する部分にはライン状発熱
体53が組み込まれている。なお、図示しないが、ガイ
ド部51と感光体ドラム11の間には、ベルト状現像像
担持体2をクリーニングするクリーナー及びベルト状現
像像担持体2の残留電荷を静電除去する除電器が配置さ
れている。
【0029】 飛翔型現像器30は、現像バイアスが印加
されるラインヘッド31がベルト状現像像担持体2の走
行方向に複数個配列されている。ラインヘッド31は、
図2に示すように、液体現像剤中のトナー粒子をベルト
状現像像担持体2上に形成された画像部にのみ飛翔させ
るために、先鋭化された先端部32が、ベルト状現像像
担持体2の幅方向にわたって鋸歯状となっている。この
鋸歯状の先端部32がベルト状現像像担持体2と0.5
〜1.0mmの間隙をもって対向している。トナー粒子
とキャリア液を含む液体現像剤は、ラインヘッド31間
に保持されている。
【0030】 飛翔型現像器30は、ラインヘッド31の
先鋭化されている先端部32と静電潜像との間の電界に
より、ラインヘッド31に保持されている液体現像剤が
液滴化し、静電潜像に向かって飛翔し、静電潜像を現像
するようになっている。従って、飛翔型現像器30で
は、液体現像剤は静電潜像の部分のみに飛翔する。2種
のライン状発熱体42、53は、例えばセラミックス発
熱体、シーズヒータ、薄膜高抵抗体などの平面発熱体で
構成されている。
【0031】 このような画像形成装置1の動作について
説明する。帯電ブラシ13によりその表面に電荷(−)
を一様に付与された感光体ドラム11は、レーザ走査光
学系14により画像情報に従って画像露光され静電潜像
が形成される。また、静電転写バイアス(+)が印加さ
れた静電転写ローラ20により感光体ドラム11上の静
電潜像はベルト状現像像担持体2に静電転写される。感
光体ドラム11上に形成された静電潜像である(−)電
荷分布に対応して、静電転写ローラ20を通過したベル
ト状現像像担持体2の外面には(+)の電荷分布が形成
され、現像される静電潜像が形成される。
【0032】 感光体ドラム11とベルト状現像像担持体
2は密着して移動しながら静電転写されることから画像
の乱れは発生せず、また、感光体ドラム11上での画像
部(−100V)と非画像部(−850V)との電圧差
(約750V)は、静電転写後において、ベルト状現像
像担持体外面で画像部(+150V)、非画像部(+7
00V)の電圧差(約550V)の電位分布となって形
成される。
【0033】 ベルト状現像像担持体2の外面に形成され
た静電潜像は、飛翔型現像器30において現像バイアス
(+800V)が印加され鋸歯状の先端32がベルト状
現像像担持体2と0.5〜1.0mmの間隙をもって対
向したラインヘッド31から静電飛翔する液体現像剤が
画像部にのみ付着することよって顕像化され、現像画像
が形成される。これは、鋸歯状先端32と静電潜像間に
形成される電界によって、液体現像剤中の電荷(+)を
もったトナーが画像部に向け飛翔することで進行する。
複数個設けたラインヘッド31で現像に充分なトナー飛
翔が行われ、階調再現、ライン再現、濃度確保が実現す
る。
【0034】 このようにして形成されたベルト状現像像
担持体2上の現像画像は、続いてライン状発熱体41に
よる加熱とスクイーズドライングローラ42の加圧の両
作用により画像部内のキャリア液がスクイーズならびに
蒸発除去され、ほぼ完全にキャリア液を含まないトナー
層膜による現像画像となる。
【0035】 キャリア液が除去されたベルト状現像像担
持体2上のトナー現像画像は、転写定着部50にて、ガ
イド部51に配設されたライン状発熱体53と転写定着
ローラ52による加熱加圧により、別途搬送されてきた
普通紙等の記録媒体3に、転写と同時に定着され、記録
媒体3上に画像が形成される。転写定着部50を通過し
たベルト状現像像担持体2は、その表面が図示しないク
リーナーでクリーニングされ、また図示しない除電装置
で残留電荷が除去され、次なる画像形成に使用される。
スクイーズドライングローラ42で回収されたキャリア
液は現像器30内で再利用される。
【0036】 このような画像形成装置1によれば、液体
現像剤による現像方法であるため、高品位画像が形成で
きる。感光体ドラム11には液体現像剤が直接接触付着
しないので、液体現像剤による膨潤の心配がなく、熱を
併用して行われる溶剤除去手段40でのドライングや転
写定着部50での転写定着も感光体ドラム11とは関与
することなく行われるため、感光体材料としては、特に
熱特性を考慮する必要がなく、よって従来からの低価格
感光体材料が使用できる。また、以上のような点から、
感光体ドラム11が長期間使用でき、ランニングコスト
も低減できる。
【0037】 また、現像を飛翔現像により行うので、非
画像部に液体現像剤が付着することがなく、地汚れ発生
が防止できる。さらに、画像形成前後でのエンジン動作
時において、液体現像剤が感光体ドラム11に接触する
ことがないので、現像剤特性の変化、消耗がなく、液体
現像剤が効率良く使用される。しかも、スクイーズドラ
イングローラ42ヘの負担も低減でき、ローラ寿命が延
びる。その他、感光体ドラム11交換にあたっても、ベ
ルト状の感光体を用いた場合と比べ容易に行うことがで
きる。スクイーズドライングローラ42で現像画像層か
らキャリア液をほぼ完全に除去する際、感光体に関与す
ることなくスクイーズドライングが行われるので、ドラ
イング条件を感光体特性を考慮することなく、最適条件
に容易に設定する事ができ、良好な転写定着が実現でき
る。
【0038】 図3は、本発明の画像形成装置の第2実施
の形態を示す概略構成図である。この画像形成装置1b
は、誘電体特性を有するエンドレスのベルト状現像像担
持体2が、静電潜像形成部10、潜像転写手段20、現
像手段30、溶剤除去手段40、転写定着部50を走行
する。ベルト状現像像担持体2は、回転可能に支持さ
れ、静電潜像形成部10を構成し、静電潜像形成体であ
る感光体ドラム11と転写定着部50を構成するガイド
部51と支持ローラ4との間に懸架され、図の矢印の方
向に駆動されて走行するようになっている。感光体ドラ
ム11は、ベルト状現像像担持体2の走行を反転させる
ベルト車として機能し、ベルト状現像像担持体2の内面
に当接し、周速がベルト状現像像担持体2の走行速度と
同速度になっている。
【0039】 静電潜像形成部10は、感光体ドラム1
1、帯電ローラ13b、LEDアレイヘッド14bで構
成されている。感光体ドラム11は、外周面に有機系感
光剤層又は無機系感光剤が形成されている。ベルト状現
像像担持体2の内側には、感光体ドラム11を帯電させ
る帯電ローラ13bが配設され、また、潜像形成手段と
して、帯電した感光体ドラム11表面に画像情報に従っ
て静電潜像を形成するために画像露光を行うLEDアレ
イヘッド14bが配設されている。
【0040】 感光体ドラム11に対向してベルト状現像
像担持体2をこれらの間に圧接する静電潜像転写手段と
しての静電転写ローラ20が設けられ、感光体ドラム1
1上に形成された静電潜像をベルト状現像像担持体2に
静電転写し、ベルト状現像像担持体2の外面に静電潜像
を形成するようになっている。また、ベルト状現像像担
持体2の感光体ドラム11と密着している外面側におい
て、ベルト状現像像担持体2に静電転写された静電潜像
をトナー粒子とキャリア液を含む液体現像剤を供給して
現像する現像手段としての飛翔型現像器30が配置され
ている。
【0041】 また、ベルト状現像像担持体2の走行を反
転させる断面円弧状のガイド部51の内面には、溶剤除
去手段を構成するスクイーズドライング用ライン状発熱
体43と転写定着部50を構成する定着用ライン状発熱
体53が組み込まれている。スクイーズドライング用ラ
イン状発熱体43と対向して加圧回転可能に支持され、
ベルト状現像像担持体2上に形成された現像像に含有し
ているキャリア液を除去するスクイーズドライングロー
ラ44が配設されている。
【0042】 また、転写定着部50を通過する記録媒体
3をベルト状現像像担持体2を介して定着用ライン状発
熱体53が組み込まれているガイド部51側へ押し付け
ながら回転する転写定着ローラ52が配設されている。
なお、図示しないが、ガイド部51と感光体ドラム11
の間には、ベルト状現像像担持体2をクリーニングする
クリーナーと残留電荷を静電除去する除電器が配置され
ている。
【0043】 このような第2実施形態の画像形成装置1
bの動作について説明する。帯電ローラ13bによりそ
の表面に電荷(−)を一様に付与された感光体ドラム1
1は、LEDアレイヘッド14bにより画像情報に従っ
て画像露光されて静電潜像が形成される。また、静電転
写バイアス(+)が印加された静電転写ローラ20によ
り感光体ドラム11上の静電潜像はベルト状現像像担持
体2に静電転写される。感光体ドラム11上に形成され
た静電潜像である(−)電荷分布に対応して、静電転写
ローラ20を通過したベルト状現像像担持体2の外面に
は(+)の電荷分布が形成され、現像される静電潜像が
形成される。
【0044】 ベルト状現像像担持体2の外面に形成され
た静電潜像は、図2に示した飛翔型現像器30から静電
飛翔する液体現像剤が画像部にのみ付着することで顕像
化される。
【0045】 このようにして形成されたベルト状現像像
担持体2上の現像画像は、続いてスクイーズドライング
用ライン状発熱体43による加熱とスクイーズドライン
グローラ44の加圧の両作用により画像部内のキャリア
液がスクイーズならびに蒸発除去され、ほぼ完全にキャ
リア液を含まないトナー層膜によるトナー現像画像とな
る。
【0046】 キャリア液が除去されたベルト状現像像担
持体2上のトナー現像画像は、転写定着部50にて、ガ
イド部51に配設されたライン状発熱体53と転写定着
ローラ52による加熱加圧により、別途搬送されてきた
普通紙等の記録媒体3に、転写と同時に定着され、記録
媒体上に画像が形成される。転写定着部を通過したベル
ト状現像像担持体2は、その表面が図示しないクリーナ
ーでクリーニングされ、また図示しない除電装置で残留
電荷が除去され、次なる画像形成に使用される。
【0047】 このような画像形成装置1bによれば、液
体現像剤による現像方法であるため、高品位画像が形成
できる。感光体には液体現像剤が直接接触付着しないの
で、液体現像剤による膨潤の心配がなく、熱を併用して
行われるドライングや転写定着も感光体とは関与するこ
となく行われるため、感光体材料としては、特に熱特性
を考慮する必要がなく、よって従来からの低価格感光体
材料が使用できる。また、以上のような点から、感光体
が長期間使用でき、ランニングコストも低減できる。
【0048】 また、現像を飛翔現像により行うので、非
画像部に液体現像剤が付着することがなく、地汚れ発生
が防止できる。さらに、画像形成前後でのエンジン動作
時において、液体現像剤が現像像担持体に接触すること
がないので、現像剤特性の変化、消耗がなく、液体現像
剤が効率良く使用される。しかも、スクイーズドライン
グローラヘ44の負担も低減でき、ローラ寿命が延び
る。
【0049】 また、スクイーズドライング用ライン状発
熱体43がガイド部51に組み込まれ、さらに飛翔型現
像器30が感光体ドラム11に対向する位置に配置され
ているので、装置を小型化することが可能になる。その
他、感光体ドラム11交換にあたっても、ベルト状の感
光体を用いた場合と比べ容易に行うことができる。スク
イーズドライングローラで現像画像層からキャリア液を
ほぼ完全に除去する際、感光体に関与することなくスク
イーズドライングが行われるので、ドライング条件を感
光体特性を考慮することなく、最適条件に容易に設定す
る事ができ、良好な転写定着が実現できる。
【0050】 上記画像形成装置では、飛翔型現像器30
は、その先端が鋸歯状のラインヘッド31を複数個用い
る例を示したが、ラインヘッド31に液体現像剤を供給
するためラインヘッド31の近傍に液体現像剤供給用の
泳動電極を設けても良い。 た、感光体ドラム11の帯
電は、除電器とコロナ帯電を併用しても良い。さらに、
静電転写ローラを静電転写チャージャーとしてもよい。
さらにまた、静電潜像形成体としての感光体ドラムの感
光帯電極性を(−)、静電転写手段に印加する転写バイ
アスを(+)とした組み合わせで説明したが、特にこれ
に限定されるものではなく、加えて液体現像剤中でのト
ナーの帯電極性についても、限定されるものではない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、高解像度画像を安定して形成できると共
に、耐久性に優れ、低価格化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の第1実施形態の構成を
示す概略構成図である。
【図2】本発明の画像形成装置に用いる飛翔型現像器の
ラインヘッドを示す概略図である。
【図3】本発明の画像形成装置の第2実施形態の構成を
示す概略構成図である。
【符号の説明】
1,1b 画像形成装置 2 ベルト状現像像担持体 3 記録媒体 10 静電潜像形成部 11 感光体ドラム(静電潜像形成体) 13 帯電ブラシ 14 潜像形成手段 20 静電転写ロール(静電転写手段) 30 飛翔型現像器(現像手段) 31 ラインヘッド 40 溶剤除去手段 41 スクイーズドライング用ライン状発熱体 42 スクイーズドライングローラ 50 転写定着部 51 ガイド部 52 転写定着ローラ 53 定着用ライン状発熱体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−15327(JP,A) 特開 昭60−22171(JP,A) 特開 昭60−51864(JP,A) 特開 平4−278977(JP,A) 特開 平5−197298(JP,A) 特開 昭61−210380(JP,A) 特開 平4−60676(JP,A) 特開 平2−269367(JP,A) 特開 平2−187782(JP,A) 特開 昭58−143362(JP,A) 特開 平2−139576(JP,A) 特開 昭62−165682(JP,A) 特開 平7−319292(JP,A) 特開 平4−158385(JP,A) 特開 平4−372972(JP,A) 特開 平5−150672(JP,A) 特公 昭47−4435(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/10 G03G 15/11 G03G 15/05

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像形成体と、 この静電潜像形成体に静電潜像を形成する潜像形成手段
    と、 前記静電潜像形成体に接して静電潜像が静電転写される
    誘電体特性を有するベルト状現像像担持体と、このベルト状現像像担持体の幅方向にわたって先鋭化し
    た先端部を有し、かつ前記ベルト状現像像担持体の走行
    方向に複数個配列したラインヘッドからなり、前記 ベル
    ト状現像像担持体の前記静電潜像形成体と接した面と反
    対側の面にトナー粒子とキャリア液を含む液体現像剤を
    電界の作用で飛翔させて、静電潜像を顕像化して現像画
    像を形成する飛翔型の現像手段と、発熱体とスクイーズドライングローラとを備え、前記ベ
    ルト状現像像担持体を前記発熱体と前記スクイーズドラ
    イングローラとの間で押圧することによって、 前記現像
    画像中のキャリア液を除去してトナー現像画像を形成す
    る溶剤除去手段と、 前記ベルト状現像像担持体上のトナー現像画像を記録媒
    体に転写定着する転写定着部とを備えることを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項記載の画像形成装置において、 前記静電潜像形成体に形成された静電潜像を前記ベルト
    状現像像担持体に静電転写する静電転写手段を備えるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項記載の画像形成装置において、 前記スクイーズドライングローラが、前記現像手段内に
    配設されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の画像形
    成装置において、 前記静電潜像形成体が、回転可能なドラム状の形状であ
    り、このドラム状静電潜像形成体が前記ベルト状現像像
    担持体の内面に接していることを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の画像形
    成装置において、 前記転写定着部が、前記ベルト状現像像担持体の走行を
    ガイドし加熱可能なガイド部とこのガイド部と相互に圧
    接し合う定着ローラとを有することを特徴とする画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 請求項記載の画像形成装置において、 前記ガイド部に、前記溶剤除去手段の発熱体が組み込ま
    れていることを特徴とする画像形成装置。
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