JP3048961U - 高耐圧防塵シール - Google Patents

高耐圧防塵シール

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JP3048961U
JP3048961U JP1997010158U JP1015897U JP3048961U JP 3048961 U JP3048961 U JP 3048961U JP 1997010158 U JP1997010158 U JP 1997010158U JP 1015897 U JP1015897 U JP 1015897U JP 3048961 U JP3048961 U JP 3048961U
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JP
Japan
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pole piece
rotating shaft
button
peripheral wall
permanent magnet
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Application number
JP1997010158U
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English (en)
Inventor
好夫 山口
秀雄 橋野
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Ferrotec Material Technologies Corp
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Ferrotec Corp
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングに取り付ける際の位置決めを
正確にでき、しかも容易に着脱できる装置を提供する。 【解決手段】 回転シャフト(1) を周壁(7) を有する第
1磁極片(4) で取り囲み、両者を一定間隔を置いて配置
し、該第1磁極片(4) にボタン型永久磁石(2) を介在さ
せて第2磁極片(3) を配置し、回転シャフト(1) と第1
磁極片(3) 、ボタン型永久磁石(2) および第2磁極片
(4) との間に磁性流体(5) をシールしてなるもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、減圧も含む真空プロセスで使用されるロボットや回転導入装置の高 耐圧防塵シールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の磁性流体シールでは、図5に示すものが知られている。すなわち、シャ フト1の周囲をポールピース3、4および環状マグネット2をもって取り囲んで 、これをハウジング6に取り付け、ポールピースおよび環状マグネットの内端と シャフトとの間で磁性流体5をシールする構成が採られている。しかし、かかる 構成では、位置決め精度がポールピース3、4と環状マグネット2の3部品と接 着剤との組み合わせできまるため、バラツキが大きい。又、これをハウジング6 に取り付けるときには永久磁石が外側にむき出しとなるため、取り付けに難が生 じる。又、磁性流体の保持される場所は注入側に限定される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
部品に多少のバラツキがあってもハウジングに取り付ける際の位置決めは正確 にでき、永久磁石を取り付けの際にむき出しとすることなく実施でき、さらには 磁性流体の注入方向を選ばないシール構造を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は回転シャフトを周壁を有する環状の第1磁極片で取り囲み、該第1磁 極片の周壁内で回転シャフトと一定間隔を置いてボタン型永久磁石を介在させて 第2磁極片を配置し、回転シャフトと第1磁極片、ボタン型永久磁石および第2 磁極片との間に磁性流体をシールしてなることを特徴とする高耐圧防塵シールで ある。
【0005】 そして又、上記において、第2磁極片の厚さ(t2)と第1磁極片の厚さ(t1 )とはt1<t2の関係にあり、かつ、第1磁極片と回転シャフトとの間隔(g1 )、第2磁極片と回転シャフトとの間隔(g2)および第2磁極片と第1磁極片 の周壁との間隔(g3)はg1<g2<<g3の関係にあり、かつg3はg1の7倍以 上である高耐圧防塵シールである。
【0006】 t1とt2との関係、g1、g2、g3の関係を上記のように限定することによっ て、g3を通る漏洩磁束量が、永久磁石(2)→第2磁極片(3)→g2→回転シ ャフト(1)→g1→第1磁極片(4)を通る主磁束に実用上影響を与えること がなく、さらに、g1を通る磁束密度が最大となる。
【0007】 本考案はこのような構成により、第1磁極片がボタン型永久磁石を包むように 周壁を有しているため、第1磁極片のみで主磁気回路を形成し、第2磁極片は磁 束の帰還のみを受け持たせることによって、厚み精度のバラツキが大きいボタン 型磁石を使用可能とした。すなわち、残留磁気密度の高い希土類磁石はボタン型 であれば標準サイズが安価に使用できるが、多数のボタン磁石を並べると厚さの バラツキ(±0.2mm)のため選別が必要となるが、本考案では磁石の寸法バ ラツキがシール性能に影響しないので、強力な磁石を使用することができ、高耐 圧シールが容易に実現できる。又、注入方向を選ばないので活性ガスシールが容 易となる。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。なお、従来例と同一名称部分は同 一符号をもって表示する。
【0009】 図1は、実施の一例の断面図で、1は回転シャフトで、その周囲のハウジング 6にシール装置が取り付けられている。シール装置は、回転シャフト1を環状の 第1磁極片4で取り囲み、該第1磁極片の外周には垂直方向の周壁7が形成され ている。第1磁極片4の上面には図2に示すように円周上にボタン型永久磁石2 が配置してある。そして、ボタン型永久磁石2の上面には環状の第2磁極片3を 配置してある。第2磁極片3の厚さ(t2)と第1磁極片4の厚さ(t1)とはt 1 <t2の関係にある。このことによって、t2とシャフトによって占められる断 面積は、t1とシャフトによって、得られる断面積よりも大きくなる。又、第1 磁極片4の内周縁と回転シャフト1との間隔(g1)と第2磁極片3の内周と回 転シャフトとの間隔(g2)および第1磁極片4の周壁7内端と第2磁極片3と 外周との間隔(g3)とはg1<g2<<g3の関係であり、かつg3はg1の7倍以 上である。5は回転シャフト1とシール装置との間に配した磁性流体である。
【0010】 図3は変形例で、第1磁極片4の周壁7に突起8を設け、ハウジング6の上記 突起8に対応する位置に凹部9を設け、両者を嵌合することによって、シール装 置をハウジングに固定する。
【0011】 図4は他の変形例で、第1磁極片4の底面に接するハウジング6の一部に凹所 10を設け、該凹所にOリング11を嵌入し、又、第1磁極片4の周壁7の上端 には、ハウジング6から抑え片12を突出させて周壁7上端を抑え、ボルト13 をもって該抑え片12をハウジング6に固定したものである。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、シールの位置決め精度が向上し、しかも強力な希土類マグネ ットでありながら、標準のボタン型永久磁石を使用することが可能で安価で種々 のサイズのシールの作製に容易に対応できる。又、装置のメンテナンス時にはシ ールを繰り返し着脱できるし、取り付けの方法や方向が自由に設定でき、脱ガス 対策が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の断面図である。
【図2】ボタン型永久磁石の配置の説明図である。
【図3】本考案のシール装置の固定の例を示す断面図で
ある。
【図4】本考案のシール装置の固定の他の例を示す断面
図である。
【図5】従来例のシール装置の断面図である。
【符号の説明】
1 回転シャフト 2 ボタン型永久磁石 3 第2磁極片 4 第1磁極片 5 磁性流体 6 ハウジング 7 周壁 8 突起 9 凹部 10 凹所 11 Oリング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転シャフトを周壁を有する環状の第1
    磁極片で取り囲み、該第1磁極片の周壁内で回転シャフ
    トと一定間隔を置いて複数のボタン型永久磁石を介在さ
    せて第2磁極片を配置し、回転シャフトと第1磁極片、
    ボタン型永久磁石および第2磁極片との間に磁性流体を
    シールしてなることを特徴とする高耐圧防塵シール。
  2. 【請求項2】 第2磁極片の厚さ(t2)と第1磁極片
    の厚さ(t1)とはt1<t2の関係にあり、かつ、第1
    磁極片と回転シャフトとの間隔(g1)、第2磁極片と
    回転シャフトとの間隔(g2)および第2磁極片と第1
    磁極片の周壁との間隔(g3)はg1<g2<<g3の関係
    にあり、かつg3はg1の7倍以上である請求項1記載の
    高耐圧防塵シール。
JP1997010158U 1997-11-17 1997-11-17 高耐圧防塵シール Expired - Lifetime JP3048961U (ja)

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