JP3048690U - 容器を検査および選別する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最少の検査ステーションにより、予め決めら
れた経路を順次移動する成形容器を表示と識別で選択的
に選別できる装置を提供する。 【解決手段】 ガラスびん等成形容器（Ｃ）を検査およ
び選別する装置（１０）は、予め決められた経路に沿い
順次運搬される容器を検査し、もとの容器金型を基礎に
して上記経路から選別される容器を識別し、そのような
容器を表示する電気信号を提供する完成品検査ステーシ
ョン（１４）を含む。コンベヤ（２８）は、完成品検査
ステーションの下流で容器経路に隣接配置され、かつ容
器が上記コンベヤ付近を通過時、経路から容器を選択的
に除去する電子制御信号に応答する。タイマ（９８）は
上記検査ステーションからの電気信号を受信し、検査ス
テーションとコンベヤ間の距離、および検査ステーショ
ンとコンベヤ間の経路に沿う容器の進行速度、に調和し
た時間遅延後、上記コンベヤに電子制御信号を印加す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は容器の選別に関し、特に、ガラス瓶のような成形容器をもとの容器金 型に基づいて検査および選別する方法及び装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

ガラスの瓶やつぼのような成形容器における製造変形は、しばしば対応するも との金型の変形に関係している。それ故、複数の金型を用いる自動製造運転にお いては、もとの特定金型とその金型による成形容器を識別する能力、及び容器製 造変形をもとの金型に対応付けて補修又は交換する能力を有することが望ましい 。 例えば、ガラス瓶製造用自動化プラントにおいては、個別セクション(Individ ual Section)すなわちＩＳマシンと呼ばれる機械は、複数の金型空洞及び連続し た金型にガラスたねを供給して容器吹込み成形するための自動化装置を含む。吹 込成形された容器は、適当なコンベヤ装置によって徐冷がまに送られて焼きなま しされる。次に、いわゆるコールド・エンド(cold end)に送られ、輸送のために 容器を包装する前に、検査および選別が行なわれる。 成形操作と検査操作との間の処理時間差を考慮すると、早い時期に潜在的欠陥 のある金型空洞を識別してスクラップを減らすことが望ましい。同様に、金型空 洞が交換又は補修された後は、その金型空洞からの容器を綿密に検査して適正な 運転を証明することが望ましい。

【０００３】 本考案の譲受人に譲渡された米国特許第４，４１３，７３８号には、成形容器 の側壁及び口部の変形を百パーセント検査し、欠陥ありと識別された金型空洞か ら成形された容器を自動的に選別する装置が開示されている。各容器は複数のマ ルチ・ステーション検査装置のうちの１つを通って送られ、このマルチ・ステー ション検査装置では、容器の側壁及び口部を光学的に自動検査する。検査装置の うち主要なものは、自動金型空洞検査装置(Cavity Inspection Device)（即ち、 ＣＩＤ）を含むか、又はそれに関連している。この自動金型空洞検査装置は、各 容器上に成形されたコードを読み取って、その検査装置を通過する容器ともとの 金型を対応付ける。完成品コンピュータが、上記主要検査装置を通過する容器の 変形を欠陥金型と相互関連させる。全容器は第２ＣＩＤを通って送られる。この ＣＩＤでは、完成品コンピュータにより欠陥ありと識別された金型で成形された 容器は選別され廃棄される。

【０００４】 また、本考案の譲受人に譲渡された米国特許第４，６９１，８３０号には、容 器のもとの金型空洞を基にして、成形容器を検査して選別する自動装置が開示さ れている。この装置の最初のセクションにおいて、完成容器の変形が百パーセン ト検査され、欠陥容器に関連する金型空洞から成形された全容器を除外するよう にＣＩＤが制御される。ＣＩＤはまた、選択された金型空洞からサンプリングし た容器を自動サンプリング・インデキサへ供給するように結合される。このイン デキサにおいて、１又は複数のステーションに送られ、例えば破断圧力、壁の厚 さ及び内容積等の容器の物理的特性が検査される。ＣＩＤ及び自動サンプリング ・インデキサは、装置の様々のセクション及びステーションからの金型空洞情報 及び検査情報を受信する相互接続コンピュータの一階層に接続され、予め決めら れた品質基準に基づいてサンプリング及び選別処理を制御する。金型空洞コード を容器成形機の物理的位置に関連づける金型空洞マップが整備され、品質管理を 容易にする。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

上記特許に示された検査及び選別装置は、商業的に成功し、運転においても経 済的利点を有しているが、さらに望ましい改良点が残っている。 例えば、開示された装置は、容器上に形成されたもとの金型コードを読み取る ための２つの金型空洞検査装置を用いており、一方は完成品検査ステーションに 設けられ、もう一方はサンプリングステーションに設けられている。このサンプ リングステーションでは、欠陥金型から成形された容器が選別され、他の容器は サンプリングされて品質管理テストされる。容器コードのそのような冗長な検査 を省略することが望まれる。 従って、この目標が達成されるような容器を検査および選別する方法および装 置を提供することが、本考案の一目的である。 本考案の他のおよび関連する目的は、もとの容器金型に基づいて、予め決めら れた経路に沿い順次移動する容器を選択的に除去し、サンプル検査又は廃棄する ためのコンベヤ装置および方法を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

現在のところ好適な本考案の実施例による、ガラス瓶のような成形容器を検査 および選別する装置は、完成品検査ステーションを含む。この完成品検査ステー ションでは、予め決められた経路に沿って順次運搬される容器が検査され、該経 路から選別されるべき容器がもとの容器の金型を基にして識別され、そのような 各容器を示す電気信号が出力される。 コンベヤが完成品検査ステーションの下流において容器経路に隣接して配置さ れ、電子制御信号に応答して、容器がコンベヤに隣接して通過する時に、該経路 から容器を選択的に除去する。 タイマが検査ステーションからの電気信号を受け取り、検査ステーションとコ ンベヤ間の距離及び検査ステーションとコンベヤ間の経路に沿う容器の移動速度 に調和した時間遅延後、電子制御信号をコンベヤに出力する。 このように、もとの容器金型を基にして、容器が運搬装置から選択的に取り除 かれる。従って、上述した従来技術の特許におけるような検査ステーション下流 の第２金型空洞検査装置を設ける必要はない。

【０００７】 本考案の好適実施例によるサンプリングコンベヤは、星形車タレットを含む。 該星形車タレットは、容器を受け取る寸法に作られたポケットが一定間隔を有し て周囲に配置され、且つ、容器主運搬経路に隣接した固定軸線の周りに回転可能 である。このタレットは、これと結合して同軸的に回転する真空本体上に取り付 けられる。さらに、真空カップが、真空本体の周囲に配列して取り付けられる。 この場合、少なくとも１つの真空カップが各星形車ポケット内に配置され、該ポ ケット内に受け取った容器に係合する。 周囲に配列されたバルブスプールは、タレット回転軸と同軸かつ平行な真空本 体により支持され、真空本体の内部と関連星形車ポケット内の真空カップを連通 する通路内に各スプールが配置される。バルブスプールは、第１位置と第２位置 間を各々が個別に選択的に移動できる。この第１位置では、関連真空カップが真 空本体内部の真空に引かれるのが遮断され、真空カップには大気圧が掛かる。上 記第２位置では、通路を介して関連カップを真空に引くことが可能である。 従って、バルブスプールが第１位置にあり且つ関連真空カップが関連星形車ポ ケット内の容器に係合する時には、容器はカップを介して真空に引かれず、主運 搬経路内を移動し続ける。しかし、関連カップを真空引きできる第２位置にバル ブスプールがある時には、星形車ポケット内カップに係合する容器が、上記コン ベヤにより有効に把持され、主運搬経路から取り除かれる。

【０００８】 バルブスプールは、ソレノイドアクチュエータにより第１位置（即ち真空遮断 位置）から第２位置（即ち真空引き可能位置）へ選択的に移動される。このソレ ノイドアクチュエータはタレットに隣接して配置され、タレットの回転につれて バルブスプールの経路に整列した電機子を有する。 容器が運搬経路から除去される時には、電子制御信号がソレノイドアクチュエ ータに送られ、この容器を受け取るタレットポケットに関連するバルブスプール を第１位置から第２位置へ動かす。 カムがタレットに隣接した固定位置に配置され、バルブスプールが順次通過す る時バルブスプールに係合し、バルブスプールがカムを通る時に、第２位置（真 空引き可能位置）にあるバルブスプールを第１位置（真空遮断位置）へ移動させ て、真空カップにより把持されている容器を解放する。 好ましくは、第２コンベヤがタレットに隣接して配置され、主運搬経路からタ レットにより除去された容器を受け取る。 関連真空カップ及び星形車ポケットが第２コンベヤ上に来る時、各バルブスプ ールに係合して第１位置へ移動させるように、上記カムが配置される。 本考案の好適実施例においては、ウオームコンベヤが完成品検査ステーション とタレットとの間に配置され、星形車ポケット間の円周上間隔に相当する距離だ け容器相互の間隔をあける。 本考案、並びにその更なる目的、特徴及び利点は、以下の説明、添付した実用 新案登録請求の範囲及び添付図面から最もよく理解されよう。

【０００９】

【実施例】

図１は、現在のところ好適な本考案の一実施例による検査および選別装置１０ を示し、ガラス徐冷がまから完成品検査装置１４まで容器Ｃを運搬する送込みコ ンベヤ１２を含んでいる。上記参考特許に開示されているように、完成品検査装 置１４は、円周上に一定間隔で配置された複数の検査ステーションを通って連続 容器Ｃを運搬する星形車１６を含み、この検査ステーションで、容器は各種の検 査を受ける。 個々の検査ステーションと同様に星形車１６もＦＰ（高速経路）機械制御器１ ８で制御される。この制御器は、１つ又は複数の監視コンピュータ２０からの入 力、及びキーボードなどのようなオペレータ入力２２からの入力を受け取る。 検査装置１４の検査ステーションは、１つのステーション１９を含み、ここで 各容器上に成形したコードが読み取られ、容器をそのもとの金型が対応付けられ る。装置１４に設けられた除外アクチュエータ２４により、口部又は側壁の検査 をパスしなかった容器が除外され得る。残りの容器は、口部検査星形車１６によ り送出しコンベヤ２６に送られる。

【００１０】 米国特許第４，１７５，２３６号、第４，２３０，２１９号および第４，２３ ０，２６６号には、容器の底部に成形されたリングを基にして、金型空洞識別印 を読み取るＣＩＤ（金型空洞検査装置）が開示されている。 米国特許第４，６４４，１５１号および第４，９６７，０７０号には、容器ヘ ッドを取り囲む配列内に延び出る一連の一体成形バンプすなわち突起によって示 されるコードを読み取ることにより、もとの金型が識別されるＣＩＤが開示され ている。 容器の口の部分、側壁、肩部および／または底部を検査する装置が、米国特許 第３，１６０，７６０号、第４，２０９，３８７号および第４，６０１，３９５ 号（側壁検査）、第３，１８８，７４３号、第３，２６２，５６１号、第３，３ １３，４０９号、第３，８８０，７５０号、第３，９１４，８７２号、第４，２ ７８，１７３号、第４，４２４，４４１号、第４，５８４，４６９号、第４，７ ０１，６１２号、第４，９４５，２２８号、第４，９５８，２２３号および第５ ，２００，８０１号（口の部分検査）、および第３，３２７，８４９号、第４， ３７８，４９３号、第４，３７８，４９４号、第４，４３３，７８５号および第 ４，６０８，７０９号（口の部分および側壁検査）に開示されている。 米国特許第３，３１３，４０９号および第３，７５７，９４０号は、上記米国 特許第４，４１３，７３８号が行なったように、マルチステーション完成品検査 装置を開示している。

【００１１】 本考案によるサンプリングコンベヤ２８は、完成品検査装置１４の下流で、送 出しコンベヤ２６に隣接して配置される。コンベヤ２８は星形車タレット３０を 含み、タレット３０は、容器Ｃが送出しコンベヤ２６に沿い順次運搬される時に 容器Ｃを受け取る大きさすなわち寸法に作られた、均一に一定間隔で配置された 凹状ポケットの円周上配列を備えている。 ウオームコンベヤ３２は、モータ３４で駆動され、且つ、星形車タレット３０ と検査装置１４との間でコンベヤ２６に沿い配置され、連続した容器Ｃに係合し 、星形車タレット３０のポケットの円周上間隔に相当する距離だけ容器相互の間 隔をあける。

【００１２】 図２−図４について説明すると、星形車タレット３０は、４個の角度的に定間 隔配置のスペーサ４０に固定され、かつ相互に定間隔配置される上部星形車プレ ート３６および下部星形車プレート３８を含む。下部星形車プレート３８は真空 本体４４から半径方向に突出したフランジ４２に取り付けられる。真空本体４４ は中空星形車駆動軸４６（図３）に取り付けられ、この軸は固定支持体４８から 上方に延び出し、そしてモータ（図示せず）、歯車箱５０、トルクリミッタ５２ および駆動ベルト５４により、その固定軸線の周りに回転する。真空ポンプ５６ はロータリユニオン５７を経て軸４６の中空内部に連通され、軸４６で支持され る真空本体４４の中空内部５８を真空引きする。（用語「真空」は、ここでは大 気圧よりも低い圧力を言うのに用いられる。）従って、平行な星形車プレート３ ６，３８、タレットを支持する真空本体４４および駆動軸４６を含むタレット３ ０は、上記駆動軸および真空本体の固定軸線の周りに歯車箱５０により同軸的且 つ一体的に回転される。歯車箱５０は、トルクリミッタ５２に応動するスイッチ ６２を介して出力制御器６０（図３）により制御され、停止や他の故障状態を示 しているかもしれない過剰トルクの場合には歯車箱を消勢する。

【００１３】 真空カップ６４の円周上配列は、関連する半径方向に向いたパイプはめ込み６ ６によって、真空本体４４に個々に取り付けられる。各真空カップ６４は、星形 車ポケット内に受け入れられる容器Ｃの外側壁面に係合するように、タレット３ ０の関連ポケット内に配置される。各カップ６４上の弾性カラー６８は、各関連 真空ポケット６４が容器側壁と確実なシール係合を保証する。複数のバルブスプ ール７０は、中空内部５８を各個の真空カップ６４に連通するため真空本体４４ を貫通して延び出す関連通路７２内に配置される。各バルブスプール７０は、通 路７２を取り巻く側壁にシーリング係合する、軸線方向に一定間隔離れて配置さ れたＯ−リング７４，７６を含む。シール７４，７６は、図４に仮想線で示した バルブスプール７０の第１位置において、真空本体の中空内部５８から関連真空 カップ６４への連通を遮断する距離だけ、相互に軸線方向に一定間隔離れて配置 されている。この位置において、シール７６は、通路７２を内部５８に連通する 通路セグメント７８と、通路７２をカップ６４に連通する通路セグメント８０と の間に配置される。カップ６４は、通路７２および通路７２の上端部に通じる半 径方向通路セグメント８１を通して大気中に通気される。ピン８５は、通路７２ の外の通路セグメント７８を閉鎖する。

【００１４】 図４において実線で示されたバルブスプール７０の第２位置において、シール ７６は通路セグメント８０の上方にあるが、シール７４は通路セグメント７８の 下方にあり、従って真空カップ６４が中空内部５８に連通されて、真空カップが 真空に引かれる。可動ストップ８２は、ねじ８３で各通路７２下方に取り付けら れ、シール７４を取り巻くスプール肩部に係合することによりスプールの脱落を 防止し、かつこれにより上記バルブスプールの第１すなわち真空遮断位置を定め る。ストップ８２はまた、バルブスプールの端部の拡大頭部９４と協働して、通 路７２内への挿入を制限し、そしてこれにより図４に示されるように、バルブス プールの第２すなわち真空引き可能位置を定める。

【００１５】 ソレノイドアクチュエータ８４は、タレット３０下方の固定位置にある支持体 ４８上に取り付けられる。アクチュエータ８４は、アクチュエータソレノイドに 対する電気信号の印加に応答して図３において上方に移動するアクチュエータア ーム８６を備えている。アーム８６上の延長部８８は、バルブスプールおよび真 空本体が駆動軸４６の軸線の周りに回転する時に、バルブスプール７０の円形通 路下方に配置される。このように、サンプル制御電子回路９０によるアクチュエ ータ８４に対する電子制御信号の印加は、図３の方向付けにおいてアクチュエー タアーム８６および延長部８８を上方に押し付け、従って真空本体４４のスプー ル関連通路７２内において、これに整列するバルブスプール７０を、真空遮断位 置から真空引き可能位置まで上方に押す。カム９２は、タレット３０下方の固定 位置で支持体４８上に取り付けられ、タレット３０がカム９２を通過して回転す る時には、真空引き可能位置にあるバルブスプール７０の拡大頭部９４と係合す るように方向付けられる（図３に示された）カム面を備えている。カム９２の面 は、上記のどんなバルブスプールの頭部９４にも係合し、かつ引っ張り、従って 図４の実線で示される真空引き可能位置から、仮想線で示される真空遮断および カップ通気位置まで、上記バルブスプールを引っ張る。図１および図２に示され る本考案の好適実施例においては、星形車コンベヤ２８が容器Ｃを、送出しコン ベヤ２６からサンプリングコンベヤ９６まで移送するため選択的に作動され、カ ム９２（図３）は、上記容器がコンベヤ９６上方に来るとき、すなわち図２に示 される位置にある時には、上記容器に掛かる真空を解放し、そして上記真空カッ プを大気に通気するように位置決めされる。

【００１６】 動作中、ＦＰ（高速経路）機械制御器１８（図１）は、検査またはキーボード ２２を介するオペレータ入力によるか又は監視コンピュータ２０を介する自動入 力によって識別されるとき、欠陥容器または金型、もしくはサンプリング用に選 択された金型に対応する容器コードを識別すると、電気信号を発生する。このよ うな容器が識別された時には、ＦＰ機械制御器１８からの電気信号がタイマ９８ に送られ、装置１４からコンベヤ２８へ移動するのに問題の容器が要する時間の 間、上記信号を有効に遅延させる。すなわち、タイマ９８により与えられる時間 遅延は、送出しコンベヤ２６の速度および装置１４とコンベヤ２８との間の距離 に調和され、コンベヤ２８への問題の容器の到着と調和して、上記信号がサンプ ル制御電子回路９０（図１および図３）に一度に送られる。そのような信号が受 信されると、関連真空カップ６４が真空引きされる図４の実線で示された位置に 上記バルブスプール７０が整列するように動かすために、サンプル制御電子回路 ９０はソレノイドアクチュエータ８４を起動する。上記容器が真空カップ６４に 対しそれに印加された真空で係合する時には、容器はコンベヤ２６から除去する ため真空カップにより有効に把持され、かつ保持されてコンベヤ９６に移送され る。上記容器がコンベヤ９６上に横たわる時には、上記バルブスプールはカム９ ２により図４に仮想線で示した真空遮断−カップ通気位置まで移動され、コンベ ヤ９６上に容器を解放する。もちろん、関連カップ６４が容器に係合しもしもバ ルブスプール７０が真空遮断位置にあれば、上記容器には真空は印加されず、容 器は把持されず、上記容器は送出しコンベヤ２６に沿って進行を継続する。この ようにして、ＦＰ機械制御器１８により識別された容器は、送出しコンベヤ２６ から除去され、他方残された容器は、貯蔵または輸送等のためインベントリーに 送られる。不ぞろい（ｊｏｇ）制御９１はサンプル制御９０に接続されタレット ３０のセットアップと同期を促進する。

【００１７】 図５は図４の変型を示し、図４に示したカバー１０２の代りに真空本体延長部 １００が真空本体４４上に取り付けられる。真空本体通路８０はプラグ１０４に より閉鎖され、通路８０と同一垂直位置にある通路１０６は、本体４４を上方に 延び出た後、延長部１００を半径方向外向きに、パイプはめ込み６６および真空 カップ６４へ延び出す。このように、図５の実施例においては、真空カップ６４ が、図４の実施例におけるものよりも高い所に配置されている。上部星形車プレ ート３６は、同様にして長いスペーサ４０ａで高い所に配置されている。図５の 実施例は特に高く延びる容器Ｃに関連して特に有用である。

【図面の簡単な説明】

【図１】現在のところ好適な本考案の一実施例による、
容器検査および選別装置を略示する平面図。

【図２】図１の装置の一部分を拡大スケールで示す平面
図。

【図３】図２の線３−３に関する、図１及び図２の装置
の断面立面図。

【図４】図３に示された装置の一部分について拡大した
部分図。

【図５】図４の実施例の変型を示す部分立面図。

【符号の説明】

１０ 検査および選別装置 １２ 送込みコンベヤ １４ 完成品検査装置 １６ 星形車コンベヤ １８ ＦＰ（高速経路）機械制御器 １９ ＣＩＤすなわち金型空洞検査装置 ２０ 監視コンピュータ ２２ オペレータ入力 ２４ 除外アクチュエータ ２６ 送出しコンベヤ ２８ サンプリングコンベヤすなわち星形車コンベヤ ３０ 星形車タレット ３２ ウオームコンベヤ ３４ モータ ３６ 上部星形車プレート ３８ 下部星形車プレート ４０ スペーサ ４２ フランジ ４４ 真空本体 ４６ 中空星形車駆動軸 ４８ 固定支持体 ５０ 歯車箱 ５２ トルクリミッタ ５４ 駆動ベルト ５６ 真空ポンプ ５７ ロータリユニオン ５８ 中空内部 ６０ 出力制御器 ６２ スイッチ ６４ 真空カップ ６６ パイプはめ込み ６８ 弾性カラー ７０ バルブスプール ７２ 通路 ７４，７６ Ｏ−リング，シール ７８，８０ 通路セグメント ８２ 可動ストップ ８３ ねじ ８４ ソレノイドアクチュエータ ８５ ピン ８６ アクチュエータアーム ８８ 延長部 ９０ サンプル制御電子回路 ９１ 不ぞろい（ｊｏｇ）制御 ９２ カム ９４ 拡大頭部 ９６ サンプリングコンベヤ ９８ タイマ １００ 真空本体延長部 １０２ カバー １０４ プラグ １０６ 通路 Ｃ 成形容器

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成９年１１月７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】考案の名称

【補正方法】変更

【補正内容】

【考案の名称】 容器を検査および選別する装置

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ジヨン・ケイ・ムーア アメリカ合衆国オハイオ州43551 ペリス バーグ、アツシユベリー・レーン 665 (72)考案者 マーク・アール・テイツピング アメリカ合衆国オハイオ州43537 マウミ ー、ヴアリー・サイド・ドライヴ 1007

Claims (9)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 容器（Ｃ）を検査および選別するための
   装置（１０）であって、 予め決められた経路に沿って順次容器を運搬するための
   手段（１２，２６）、及び上記経路を進行してくる容器
   を検査し、上記経路から選別されるべき容器を識別し、
   その識別を示す電気信号を与えるための手段（１４）を
   含み、さらに星形車タレット（３０）であって、 容器を受け入れる寸法に作られ、該タレットの周囲に一
   定の間隔で配置されたポケット、 上記検査手段の下流で上記経路に隣接する固定軸線の周
   りに上記タレットを回転させるための手段（４６，５
   ０，５２，５４）、 上記星形車タレットと結合しかつ同軸に回転できる真空
   本体（４４）、 上記ポケット内で、上記真空本体の周囲に配列して取り
   付けられた複数の弾性真空カップ（６４）、 該カップに個別作動的に結合され、且つ、上記真空本体
   の一端部において開口している上記真空本体内の複数の
   通路（７２）、 上記真空本体に結合され上記通路のすべてを真空に引く
   ための真空手段（５６，５７）、 複数のバルブスプール（７０）であって、その各々が上
   記通路のうち関連する１つの通路の中に配置され、上記
   通路とシール係合するための第１拡大部（７４）を通路
   内に有し、前記通路外部に配された第２拡大部（９４）
   を有する上記バルブスプール（７０）、及び上記真空本
   体で支持される複数のストップ手段（８２）であって、
   その各々が、上記スプール上の第１および第２拡大部間
   において上記通路のうちの関連する１通路の開放端部に
   外から隣接し、且つ、第１および第２拡大部と協働し、
   上記第１拡大部が関連する上記ストップ手段と隣接して
   関連カップの真空引きを遮断する時には、上記バルブス
   プールの真空遮断位置を形成し、また、上記第２拡大部
   が上記ストップ手段と隣接して関連カップを真空に引く
   時には、上記バルブスプールの真空引き可能位置を形成
   し、これにより関連星形車ポケット内に容器を保持する
   上記複数のストップ手段（８２）を有する上記星形車タ
   レット（３０）、 上記星形車タレットに隣接して配置され、電子制御信号
   に応答してバルブスプールに係合し該バルブスプールを
   上記真空遮断位置から上記真空引き可能位置まで移動さ
   せるための手段（８４，８６，８８）、並びに上記検査
   手段からの上記電気信号に応答し、上記検査手段と上記
   星形車タレット間の上記経路に沿った容器の進行距離お
   よび速度に調和した時間遅延の後、上記電子制御信号を
   上記バルブスプール移動手段（８４，８６，８８）に与
   えるためのタイミング手段（９８）を含む上記容器を検
   査および選別する装置。
2. 【請求項２】 上記複数のストップ手段（８２）の各々
   が、ストップブロックおよび該ストップブロックを上記
   関連通路（７２）の開放端部に隣接して取外し可能に装
   着するための手段（８３）を含み、上記ストップブロッ
   クが上記真空本体（４４）上に取り付けられると、上記
   第１および第２拡大部（７４，９４）と協働し該真空本
   体上に上記バルブスプールを捕捉し、また、上記ストッ
   プブロックが上記真空本体から取外されると、上記真空
   本体からバルブスプールを取外して整備および補修でき
   る、請求項１に記載の装置。
3. 【請求項３】 上記星形車タレット（３０）に隣接した
   固定位置に配置された手段（９２）であって、スプール
   が順次通過する時に該バルブスプール（２０）の上記第
   ２拡大部（９４）に係合し、且つ、上記真空引き可能位
   置にあるどんなバルブスプールも、上記第１拡大部（７
   ４）が上記ストップ手段（８２）と隣接係合する上記真
   空遮断位置に復帰移動させるための上記手段（９２）を
   更に含む請求項２に記載の装置。
4. 【請求項４】 上記真空引き可能位置において各スプー
   ル（７０）上の上記第２拡大部（９４）に係合し、且
   つ、上記第１拡大部（７４）が前記ストップ手段と係合
   している上記真空遮断位置へ上記スプールを移動させる
   ためのバルブスプールカム手段を、上記バルブスプール
   に係合する上記装置（９２）が含む請求項３に記載の装
   置。
5. 【請求項５】 上記タレット（３０）に隣接して配置さ
   れ、上記経路から離れた上記星形車タレット（３０）か
   らの容器を受け取るための第２コンベヤ手段（９６）を
   さらに含み、関連真空カップ（６４）およびポケットが
   上記第２コンベヤ手段上に来た時には、上記各バルブス
   プール（７０）に係合してスプールを上記真空遮断位置
   へ移動させるように、上記カム手段（９２）が配置され
   ている請求項４に記載の装置。
6. 【請求項６】 上記電子制御信号に応答する上記手段
   （８４，８６，８８）が、ソレノイドアクチュエータ
   （８４）を含む請求項１〜５のいずれか一項に記載の装
   置。
7. 【請求項７】 上記タレット（３０）と上記検査手段
   （１４）との間に上記経路に沿って配置されたウオーム
   コンベヤ（３２）であって、上記円周上のポケット間の
   間隔に対応する距離だけ容器（Ｃ）相互間の間隔をあけ
   るための上記ウオームコンベヤ（３２）を、上記コンベ
   ヤ手段（１２，２６）がさらに含む請求項１〜６のいず
   れか一項に記載の装置。
8. 【請求項８】 各容器（Ｃ）は成形容器であり、且つ、
   もとの金型を示す読み取り可能な印をその上に設け、ま
   た、上記検査手段（１４）が、上記コンベヤ手段により
   選別されるべき容器を上記印を基に識別する請求項１〜
   ７のいずれか一項に記載の装置。
9. 【請求項９】 上記コンベヤ手段において選別されるべ
   き金型印を該検査手段に識別させるための入力手段（２
   ２）を、上記検査手段（１４）が含む請求項８に記載の
   装置。