JP2024073953A - 容器処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】容器の搬送経路中の複数の排出箇所に排出手段を備えた容器処理システムにおいて、各排出箇所ごとに効率的に容器の排出状態を監視する。【解決手段】容器処理システム10は、搬送経路の途中で特定の樹脂ボトルBを搬送経路から排出させるプッシャ44Aと、入力される排出指示に従ってプッシャ44Aに排出指令を出力するコントローラ60を備える。コントローラ60は、排出指示に従う各排出箇所ごとの樹脂ボトルBの排出数を計数するカウンタ部76と、カウンタ部76による各排出箇所ごとの計数を監視して樹脂ボトルBの排出数が所定数に達したことを検知する検知部78と、検知部78による検知に基づく報知信号を出力する報知部80を備えている。【選択図】図2

Description

容器の搬送経路中の複数の排出箇所に、特定の容器を搬送経路から排出する排出装置を備えた容器処理システムに関する。
列をなしてコンベア上を搬送される製品の中から、不良またはサンプリングを理由に製品をコンベヤから排出し回収箱にて回収する回収装置が知られている(特許文献1)。特許文献1の回収装置では、排出品が回収箱から溢れることを防止するため、排出品の重みに応じて回収箱を下降させ、回収箱が所定位置まで下降したことを検知して警告を発するようにしている。
実用新案登録第3130291号公報
容器の搬送経路中に複数の容器処理設備を備えた複数の処理工程を有する容器処理システムでは、特定の容器を搬送経路から排出する排出箇所を処理工程に応じて搬送経路中に複数設定している。特許文献1の構成では、回収箱毎に回収箱を昇降自在に支持する昇降手段が必要となる。そのため排出箇所が複数の場合には、それぞれに同様の昇降手段を設ける必要があり経費が嵩むこととなる。また、同回収装置では、位置センサと警報機を用い回収箱が所定位置まで下降したときに警報を行っているが、処理対象の容器の種類が変更されて排出品の重量が変わる場合には、全ての排出箇所で警報を行う下降位置を再調整しなければならず、さらに、処理工程によっては排出品の重量が異なることがあり作業が煩雑となる。
本発明は、容器の搬送経路中の複数の排出箇所に排出手段を備えた容器処理システムにおいて、各排出箇所ごとに効率的に容器の排出状況を監視することを課題としている。
本発明の第1の発明である容器処理システムは、容器を搬送する搬送経路中に複数の容器処理設備を備えるとともに、上記搬送経路中の複数の排出箇所に設けられて特定の容器を搬送経路から排出させる排出手段と、入力される排出指示に従って該当する排出箇所の排出手段に排出指令を出力する制御手段とを備えた容器処理システムにおいて、上記制御手段は、上記排出指示に従う各排出箇所ごとの容器の排出数を計数する計数手段と、上記計数手段による各排出箇所ごとの計数を監視して容器の排出数が所定数に達した排出箇所を検知する検知手段と、上記検知手段による検知に基づく報知信号を出力する報知手段とを備えていることを特徴としている。
本発明の第2の発明である容器処理システムは、第1の発明において、上記報知手段による報知信号を受信して、容器の排出数が所定数に達した排出箇所の発生を警告する警告手段を備えたことを特徴としている。
本発明の第3の発明である容器処理システムは、第2の発明において、上記検知手段による検知の後で、改めて当該検知された排出箇所に対する計数の監視を開始させる開始指示手段を備えたことを特徴としている。
本発明の第4の発明である容器処理システムは、第2または第3の発明において、上記各排出箇所の上記計数手段の計数による現在の容器の排出数を表示する表示手段を備えたことを特徴としている。
本発明の第5の発明である容器処理システムは、第1の発明において、上記報知手段による報知信号を受信して、容器の排出数が所定数に達した排出箇所に移動し、排出された容器を回収する自動排出容器回収手段を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、容器の搬送経路中の複数の排出箇所に排出手段を備えた容器処理システムにおいて、各排出箇所ごとに効率的に容器の排出状態を監視することができる。
本発明の第1実施形態である容器処理システムの配置を示す平面図である。 第1実施形態の容器処理システムにおいて採用される報知システムの構成を示すブロック図である。 第2実施形態の容器処理システムにおいて採用される報知システムの構成を示すブロック図である。 第3実施形態の容器処理システムの配置を示す平面図である。 排出箇所周辺の様子を示す図4の拡大図平面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態である容器処理システムの配置を示す平面図である。
第1実施形態の容器処理システム10は、例えば樹脂ボトルBなどの容器を対象容器とするボトリングラインであり、樹脂ボトルBに飲料を充填してキャッピングやラベリングを行う。樹脂ボトルBを搬送する搬送経路中に複数の容器処理設備を備えて複数の処理工程が形成されており、樹脂ボトルBは、ボトル成形機12で製造され、搬送コンベヤ14により1列でリンサ16へと搬送される。リンサ16では樹脂ボトルBの洗浄が行われ、洗浄後の樹脂ボトルBは搬送コンベヤ18により1列でフィラ20に向けて搬送される。
搬送コンベヤ18においてリンサ16の直ぐ下流側には、検査機22が配置され、検査機22とフィラ20の間には容器の排出箇所24が設定されて、排出手段としてプッシャ24Aおよび回収手段として回収箱Rが配置される。検査機22では樹脂ボトルBの割れやキズが検査され、排出箇所24では検査機22の検査結果に基づき不良と判断される樹脂ボトルBをプッシャ24Aにより搬送コンベヤ22から側方に押し出し、回収箱Rにて回収する。
フィラ20では飲料が樹脂ボトルBに充填される。充填後の樹脂ボトルBは搬送コンベヤ28により1列でキャッパ30に向けて搬送される。搬送コンベヤ28においてフィラ20の直ぐ下流側には、検査機32が配置され、検査機32とキャッパ30の間には容器の排出箇所34が設定されて、排出手段としてプッシャ34Aおよび回収手段として回収テーブルTが配置される。検査機32では樹脂ボトルBの充填量が検査され、排出箇所34では検査機32の検査結果に基づき不良と判断される樹脂ボトルBをプッシャ34Aにより搬送コンベヤ28から側方に押し出し、充填された飲料がこぼれないように起立状態で回収テーブルTに回収する。
キャッパ30では樹脂ボトルBに対してキャップの巻き締めが行われる。キャッピング後の樹脂ボトルBは搬送コンベヤ38により1列でラベラ40に向けて搬送される。搬送コンベヤ38においてキャッパ30の直ぐ下流側には、検査機42が配置され、検査機42とラベラ40の間には容器の排出箇所44が設定されて、排出手段としてプッシャ44Aおよび回収手段として回収箱Rが配置される。検査機42では樹脂ボトルBの巻き締めの良否が検査され、排出装置44は検査機42の検査結果に基づき不良と判断される樹脂ボトルBをプッシャ44Aにより搬送コンベヤ38から側方に押し出し、回収箱Rにて回収する。
ラベラ40では樹脂ボトルBの外周にラベルが装着される。ラベル装着後の樹脂ボトルBは搬送コンベヤ48により1列でケーサ50に向けて搬送される。搬送コンベヤ48においてラベラ40の直ぐ下流側には、検査機52が配置され、検査機52ケーサ50の間には容器の排出箇所54が設定されて、排出手段としてプッシャ54Aおよび回収手段として回収箱Rが配置される。検査機52では樹脂ボトルBへのラベルの貼り付けの良否が検査され、排出装置54は検査機52の検査結果に基づき不良と判断される樹脂ボトルBをプッシャ54Aにより搬送コンベヤ48から側方に押し出し、回収箱Rにて回収する。
ケーサ50では、充填、キャッピング、ラベリング済みの樹脂ボトルBが所定数ごとにケースCに箱詰めされ、ケースCに箱詰めされた樹脂ボトルBは搬送コンベヤ58により下流側へと搬送される。
各検査機22、32、42、52からの不良を知らせる信号(排出指示)はコントローラ(制御手段)60に送られ、コントローラ60はこれらの信号に基づき各排出箇所24、34、44、54におけるプッシャ24A、34A、44A、54Aによる樹脂ボトルBの排出を制御する。なお、容器処理システム10には、作業者OPが待機する中央監視室62が設けられ、後述するようにコントローラ60は中央監視室62の端末装置64(図2参照)との間で各種データ信号および制御信号を送受信する。
また、容器処理システム10には隣接して、回収された樹脂ボトルBで一杯になった回収箱Rや回収テーブルTから回収した樹脂ボトルBを搬出するための搬出コンベヤ66、および空の回収箱Rを供給するため搬入コンベヤ68が配置される。作業者OPは後述する本実施形態の報知システムが発する警告に基づき、一杯になった回収箱Rや回収テーブルT上の樹脂ボトルBを回収して搬出コンベヤ66により搬出するとともに、搬入コンベヤ68から空の回収箱Rを受け取り、回収した回収箱Rと交換する。
図2は、第1実施形態の容器処理システム10において採用される報知システムの構成を示すブロック図である。図2を参照してコントローラ60を用いた第1実施形態の報知システムおよび排出処理の詳細について説明する。なお、以下の説明では、キャッパ30の下流に設けられた搬送コンベヤ38における報知システムの動作および排出処理動作を例に説明を行うが、搬送コンベヤ18、28、48における各動作も同様である。
検査機42において樹脂ボトルBのキャップ不良が検出されるとコントローラ60に排出指示が入力される。コントローラ60では、搬送コンベヤ38からの信号とシフトレジスタ70を用いて排出する樹脂ボトルBのコンベヤ上における位置が特定される。本実施形態では、検査機42と排出箇所44のプッシャ44Aの間の搬送経路(搬送コンベヤ38)に印字装置72が配置され、シフトレジスタ70で特定される排出指示が出された樹脂ボトルBが印字装置72の前を通過するタイミングで印字装置72はコントローラ60からの指令により当該ボトルを処理したキャッピングヘッドの番号や不良内容等を当該樹脂ボトルBに印字する。その後、当該樹脂ボトルBがプッシャ44Aの前を通過するタイミングでプッシャ44Aが作動され、不良と判定された樹脂ボトルBは搬送コンベヤ38から回収箱Rへ排出される。
なお、樹脂ボトルBをサンプリング目的で排出する場合は、外部(中央監視室62の端末装置64や作業者OPの携帯端末装置74)からの排出指示により排出する樹脂ボトルBがシフトレジスタ70において特定されて、同様の手順に従って印字装置72により該当ボトルを処理した処理した充填ヘッドの番号やサンプリングである旨等が印字され、その後プッシャ44Aにより回収箱Rに排出される。なお、図2の例では、キャッパ30のキャッピングヘッドの番号を印字する場合を例に説明したが、印字される内容は他の処理装置(リンサ、フィラ、ラベラ等)に合わせて変更される。
また、コントローラ60は、各検査機22、32、42、52や端末装置64または携帯端末装置74により外部から入力される排出指示に基づき、カウンタ部(計数手段)76で各排出箇所24、34、44、54ごとの容器の排出数を計数しており、いずれかの排出箇所で排出数が所定数に達すると検知部(検知手段)78においてその排出箇所が検知される。所定数は各排出箇所24、34、44、54ごとに設定することが可能である。例えば充填前の樹脂ボトルBは軽いため大量のボトルが回収箱Rに収容されていても回収作業に支障はないが、充填後の樹脂ボトルBは重いためあまり多いと回収できなくなる。そのため、充填後の樹脂ボトルBを排出する排出箇所34では、ボトルの容量や充填量、キャップの有無に応じて充填前の樹脂ボトルBを排出する排出箇所24よりも少ない値が設定され得る。
コントローラ60の検知部78において排出数が所定数に達した排出箇所が検知されると、報知部(報知手段)80が起動されて当該検知に基づく報知信号を出力するようになっており、報知信号を受信することで中央監視室62の端末装置(警告手段)64の画面(表示手段)64Aに所定数に達した排出箇所を特定する警告表示を行うとともに、各排出箇所に対応して設けた警告装置82の警告灯82Aを点灯させたり、表示部(表示手段)82Bに警告を表示したり、警告音を発したりして、当該排出箇所での容器の排出数が所定数に達したことを作業者OPに警告する。また、回収作業を行う作業者OPが携帯しているタブレット等の携帯端末装置(警告手段)74において、画面(表示手段)74Aに容器の排出数が所定数に達した排出箇所を特定する表示をし、音声出力を発して警告してもよい。なお、警告手段として警告装置82と携帯端末装置74の両方を採用して両方の装置で警告を行ってもよいし、一方のみを警告手段として採用して警告するようにしてもよい。作業者OPは、これらの警告を受けて直ちに特定された排出箇所に向かい回収作業を行うことができる。
また、回収作業後作業者OPは、作業を行った排出箇所に設けられた警告装置82のリセットボタン(開始指示手段)82Cや携帯端末装置74に表示されるリセットボタン(開始指示手段)を押すことで、樹脂ボトルBの排出数が所定数に達することで停止した検知部78による計数の監視を再開することができる。なお、本実形態ではカウンタ部76による計数は、各排出箇所ごとに検知部78による検知によっても中断することなく継続しており、検知部78では上記開始指示手段の開始信号を受信した時点における当該排出箇所に対応するカウンタ部76の累積排出数が、予め設定されている所定数を加算した累積排出数に達するまで改めて計数するようになっているが、検知部78の検知に伴ってカウンタ部76の計数を停止させ、上記開始指示手段の開始信号により改めて計数を開始し、検知部78により所定数に達するまで計数を監視するようにしてもよい。いずれの場合も、警告から回収までの間にも樹脂ボトルBが排出される可能性はあるが、その分は次回の計数には加えず、開始信号が受信された時点にから検知部78による計数の監視を開始する。
また、中央監視室62の端末装置64の画面(表示手段)64Aや各排出箇所の警告装置82の表示部(表示手段)82Aや作業者OPが携帯する携帯端末装置74画面(表示手段)74Aに、各排出箇所24、34、44、54の現在の排出数を表示すれば、作業者OPは各排出箇所24、34、44、54の排出状況を把握でき、より計画的に回収作業を実施することができる。
以上のように第1実施形態の容器処理システムによれば、複数の容器処理設備を備えたラインから適宜容器を排出し回収する場合においても、各排出箇所における排出状況をより的確、容易に把握でき、効率的に容器の排出状況を監視することができる。
図3は、第2実施形態の容器処理システム84において採用される報知システムの構成を示すブロック図であり、第1実施形態の図2に対応する。図3を参照して第2実施形態の容器処理システム84について説明する。第1実施形態では、コントローラ60の報知部80から各排出箇所24、34、44、54の警告装置82や作業者OPが携帯する携帯端末装置74に警告や排出状況を報知したが、第2実施形態の容器処理システム84では、報知部80の報知に従って自動搬送ロボット(自動排出容器回収手段)86を用いて樹脂ボトルBを自動回収することで、各排出箇所24、34、44、54の排出状況の監視および回収を同時かつ一元的に管理する。なお、その他の構成は第1実施形態と同様であり、同一の構成については同一参照符号を用いその説明を省略する。
自動搬送ロボット86は、複数本の樹脂ボトルBまたは回収箱Rを支持して搬送することが可能である。自動搬送ロボット86は、無線または有線で報知部80から信号を受信し、該当する排出箇所へ移動して回収テーブルTに排出された複数本の樹脂ボトルBを回収し、または回収箱Rを回収するとともに、新しい空の回収箱Rを設置する。
以上のように第2実施形態の容器処理システムにおいても、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、第2実施形態では、自動搬送ロボット86により回収テーブルTに対する樹脂ボトルBの回収、または回収箱Rの回収および空の回収箱Rの新たな設置が、排出状況の把握と同時かつ一体的に行えるので、省人化、無人化にも対応でき、より効率的な管理運用が可能となる。
なお、第1、第2実施形態においては、各検査機22、32、42、52に対応して各排出箇所24、34、44,54を設定しているが、一つの検査機で複数の検査を行って検査項目に対応させて複数の排出箇所を設けるようにしてもよい。
次に図4、図5を参照して、第3実施形態の容器処理システム88の構成について説明する。第1、第2実施形態の容器処理システム10、84では、容器を載置した状態で搬送するタイプの搬送コンベヤから容器を排出する場合を例に説明を行ったが、第3実施形態の容器処理システム88は、回転ホイールを用いた搬送装置の搬送経路から容器の排出処理を行う場合について説明する。
図4は、第3実施形態の容器処理システム88の配置を示す平面図であり、図5は排出箇所周辺の様子を示す図4の拡大図平面図である。
容器処理システム88は例えば樹脂ボトルBを把持して搬送する容器処理システムであり、回転ホイールのグリッパで各樹脂ボトルBの上部ネック部を把持し、順次回転ホイール間で樹脂ボトルBを受け渡して搬送する。図4において容器処理システム88はチャンバ90内に収容されており、内部は無菌状態が維持される。
樹脂ボトルBは、エア搬送コンベヤ92によりチャンバ90内へと搬入され、チャンバ90内の搬入ホイール93の図示しないグリッパへと受け渡される。供給ホイール93は、樹脂ボトルBに対して所定の処理を施す処理ホイール94へと樹脂ボトルBを受け渡す。処理ホイール94では、樹脂ボトルBの洗浄や、飲料の充填、キャッピングなどの所定の処理が施され、処理後の樹脂ボトルBは中間ホイール96を介して検査ホイール98へと受け渡される。
検査ホイール98には検査機104が配置され、処理ホイール94での処理の適否が検査される。検査ホイール98において検査機104の下流側には排出箇所106が設定され、更に下流側には搬出ホイール100が配置される。搬出ホイール100から排出される樹脂ボトルBはコンベヤ102に載置され次の処理工程へ搬送される。
排出箇所106には排出手段として排出ホイール106Aが設けられ、排出ホイール106Aは、検査機104において不良と判断された樹脂ボトルBをグリッパ106Aaで把持して検査ホイール98のグリッパ98Aから抜き取り、回収手段となるシュート108を介して回収箱Rに排出する。不良と判断されていない樹脂ボトルBはグリッパ106Aaで把持されず検査ホイール98により更に下流側へと搬送され、搬出ホイール100を介してコンベヤ102に受け渡され搬出される。
なお、本実施形態においても、搬送経路中に複数の容器処理設備を備えることで複数の処理ホイールを備え、各処理ホイールに対応させて複数の検査ホイールを備えて、各検査ホイールの検査機に対応させて複数の排出箇所を備えるものとしているが、これに限らず一つの検査機で複数の検査を行って、検査項目に対応させて複数の排出箇所を設定するようにしてもよく、この場合には、一つの検査ホイールに複数の排出箇所を設定して複数の排出ホイールを備えるようにする。
コントローラ60には、処理ホイール94からのエンコーダ信号や検査機104から排出指示が入力され、これらの信号に基づきコントローラ60は、搬送中の各樹脂ボトルBの位置を把握し、排出ホイール106Aに排出指示を出力する。排出ホイール106Aは、コントローラ60からの排出指示に基づき、対象の樹脂ボトルBが排出箇所106を通過するタイミングでグリッパ106Aaを閉鎖させて樹脂ボトルBを検査ホイール98から抜き取り、シュート108に排出する。また、コントローラ60は排出箇所106で排出された樹脂ボトルBの数をカウンタ部76で計数しており、その数が所定数に達すると検知部78においてその排出箇所が検知される。検知部78の検知に応じて報知部80が起動されて報知信号が出力され、その信号を受信することで警告装置82にその旨を伝達し、警告装置82では、第1実施形態と同様に作業者OPに対する警告が実行される。なお、図4には図示されないが、コントローラ60は第1実施形態と同様に中央監視室62の端末装置64や作業者OPの携帯端末装置74に検知信号を出力し警報を発するようにしてもよい。
次に図5を参照して排出ホイール106Aによる検査ホイール98からの樹脂ボトルBの抜き取り動作について詳細に説明する。検査ホイール98の外周に沿って設けられるグリッパ98Aは、バネなどの付勢力で樹脂ボトルBのネック部を把持するグリッパである。一方、排出ホイール106Aの外周に沿って設けられるグリッパ106Aaは開閉動作が制御される開閉式のグリッパであり、グリッパ98Aに対して上下に位置をずらして設けられている。
検査ホイール98と排出ホイール106Aは同期して回転しており、互いに最も隣接する排出箇所106でグリッパ98Aに把持されている樹脂ボトルBが、開放状態のグリッパ106Aaの内側の把持位置に入り込むようになっている。このタイミングでグリッパ106Aaを閉鎖させると、グリッパ106Aaが樹脂ボトルBを把持して、強制的にグリッパ98Aから樹脂ボトルBを抜き取ることができる。
排出ホイール106Aは、コントローラ60から排出指示を受けると、対応する樹脂ボトルBが排出箇所106を通過するタイミングでグリッパ106Aaを閉鎖するよう作動され、グリッパ106Aaが樹脂ボトルBのネック部を把持して検査ホイール98のグリッパ98Aから抜き取る。その後、排出ホイール106Aは抜き取った樹脂ボトルBをシュート108上にまで搬送してグリッパ106Aaを開放する。樹脂ボトルBはシュート108上に落下し、シュート108上を滑り落ちて回収箱Rに回収される。
なお、樹脂ボトルBが充填済みでかつキャッピングされておらず上端の口部が開放されている場合は、回収手段としてシュート108に代えてコンベヤ108Tが設けられて、排出された樹脂ボトルBを起立状態で搬送して回収テーブルTに送り出すようになっている。
排出された樹脂ボトルBの数が所定数に達すると警告装置82により、その状態が作業者OPに警告され、排出された複数の樹脂ボトルBが作業者OPにより回収され、または回収箱Rが作業者OPにより回収され、新しい空の回収箱Rに置き換えられる。回収作業を行うと作業者OPは警告装置82のリセットボタン82Cや携帯端末装置74に表示されるリセットボタンを押して、検知部78による計数の監視を再開する。
なお、第3実施形態においても、第1実施形態と同様に警告装置82や中央監視室62の端末装置64および作業者OPの携帯端末装置74に現在の排出数を表示することができる。また、第2実施形態のように自動搬送ロボット86を用いることも可能であり、その場合は報知部80から報知信号が自動搬送ロボット86に出力されるようになっており、作業者OPが取り扱う警告装置82や携帯端末装置74は省略される。
以上のように、第3実施形態の容器処理システムにおいても第1、第2実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態では容器として樹脂ボトルを例に説明を行ったが、容器処理システムにおいて処理される容器は樹脂ボトルに限定されるものではなく、液体や紛体が収容される容器であれば樹脂製の他、ガラスびんや紙製等の様々な容器に対応可能で、飲料や食品の他、トイレタリー製品や油類等の充填を行う充填ラインからなる容器処理するシステムにおいても適用できる。
10、84、88 容器処理システム
16 リンサ(容器処理装置)
18、28、38、48 搬送コンベヤ(搬送経路)
20 フィラ(容器処理装置)
24、34、44、54 排出箇所
24A、34A、44A、54A プッシャ(排出手段)
30 キャッパ(容器処理装置)
40 ラベラ(容器処理装置)
60 コントローラ(制御手段)
64 端末装置(警告手段)
64A 画面(表示手段)
74 携帯端末装置(警告手段)
74A 画面(表示手段)
76 カウンタ部(計数手段)
78 検知部(検知手段)
80 報知部(報知手段)
82 警告装置(警告手段)
82B 表示部(表示手段)
82C リセットボタン(開始指示手段)
86 自動搬送ロボット(自動排出容器回収手段)
93、94、96、98、100 搬送用のホイール(搬送経路)
94 処理ホイール(容器処理装置)
106 排出箇所
106A 排出ホイール(排出手段)
B 樹脂ボトル(容器)

Claims (5)

  1. 容器を搬送する搬送経路中に複数の容器処理設備を備えるとともに、上記搬送経路中の複数の排出箇所に設けられて特定の容器を搬送経路から排出させる排出手段と、入力される排出指示に従って該当する排出箇所の排出手段に排出指令を出力する制御手段とを備えた容器処理システムにおいて、
    上記制御手段は、上記排出指示に従う各排出箇所ごとの容器の排出数を計数する計数手段と、上記計数手段による各排出箇所ごとの計数を監視して容器の排出数が所定数に達した排出箇所を検知する検知手段と、上記検知手段による検知に基づく報知信号を出力する報知手段とを備えていることを特徴とする容器処理システム。
  2. 上記報知手段による報知信号を受信して、容器の排出数が所定数に達した排出箇所の発生を警告する警告手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の容器処理システム。
  3. 上記検知手段による検知の後で、改めて当該検知された排出箇所に対する計数の監視を開始させる開始指示手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の容器処理システム。
  4. 上記各排出箇所の上記計数手段の計数による現在の容器の排出数を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の容器処理システム。
  5. 上記報知手段による報知信号を受信して、容器の排出数が所定数に達した排出箇所に移動し、排出された容器を回収する自動排出容器回収手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の容器処理システム。
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