JP2002192082A - 缶蓋用空包装材の仕分け装置 - Google Patents

缶蓋用空包装材の仕分け装置

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JP2002192082A JP2000391894A JP2000391894A JP2002192082A JP 2002192082 A JP2002192082 A JP 2002192082A JP 2000391894 A JP2000391894 A JP 2000391894A JP 2000391894 A JP2000391894 A JP 2000391894A JP 2002192082 A JP2002192082 A JP 2002192082A
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克也 古川
Hiroshi Kitagawa
博 北川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 生産性および信頼性に優れかつ新設および既
存ラインに捕らわれずに対応できる空包装材の仕分け装
置を提供する。 【解決手段】 複数枚の缶蓋材を包装材に詰め込んだ缶
蓋包装体を開梱して、残余の空包装材を回収する際に、
包装材だけのものと、缶蓋材混入包装材とを仕分ける装
置であって、開梱後の空包装材を所定の位置に落とし込
むための空包装材落し込み部10と、空包装材に缶蓋材
が混入されているか否かを判断するための、缶蓋材の有
無検出部30と、検出された空包装材を分別するための
ダンパー部50とを備え、缶蓋材の有無検出部30は、
対向する一対の回動するローラ31,32を備えてお
り、一対のローラ軸間距離Lが、被挟持物の厚さに応じ
て拡張できるようになっており、ローラ軸間距離Lの移
動量の大きさを検出して缶蓋材含有の有無を判定できる
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の缶蓋材を
包装材に包装した缶蓋包装体を開梱して、包装材から中
身の缶蓋材を取り出し残余の空包装材を回収する際に、
完全に包装材だけのものと、実質的に缶蓋材を含む包装
材(包装材の中あるいはその外部に缶蓋材が付着する形
のもの(包装材と缶蓋材が一緒に落下等して一体化され
ている場合を含む))とを仕分ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】缶詰め製品を製造する工場における、例
えば、缶ビール等の容器に用いられる缶詰め容器は、通
常、深絞りされた胴体容器本体と、この胴体容器本体の
開口部を塞ぐ略円板状の缶蓋材とのパーツから構成され
ている。
【0003】これらのパーツの缶部品は、製造工程中で
の取り扱いが容易となるように、同一種類のものをそれ
ぞれ集めて包装材に包んだ、いわゆる缶部品包装体の形
態で製造ラインに供給されるのが一般的である。
【0004】上記パーツの缶部品の内、缶蓋材に注目し
てみれば、包装材で包装されえた缶蓋材は、初期工程
で、缶蓋ディスクロ装置等を使用して包装材を開梱する
ことにより取り出される。
【0005】取り出された缶蓋材は本来の製造ラインに
供給され、残余の空包装材は、一般に、主工程とは別の
回収ラインで回収される。本来、缶蓋材の取り出しが完
了した後の、残余の空包装材の中には缶蓋が残留してい
ないはずである。
【0006】しかしながら、缶蓋ディスクロ装置や包装
材に由来する理由により缶蓋がすべて取り出せずに包装
材中に缶蓋が残留することもある。また、包装材の中に
缶蓋材の残留はないものの、缶蓋材と包装材とを分けた
後に、移載途中の缶蓋材の1枚ないし数枚が空包装材の
上に落下して混入する場合がある。
【0007】これらを何ら仕分けすることなく回収した
場合、すなわち、缶蓋材が残留している包装材や缶蓋材
そのものが、何も残留していない空包装材に混入されて
収集された場合には、残留ないし混入された缶蓋材のみ
を全て取り除く必要がある。
【0008】このような缶蓋材を確実に取り除くために
は、収集された全ての(空)包装材を人の目視検査によ
り調べる方法が取られている。さらに、この様に回収さ
れた空包装材は再生紙の原料として再利用され、缶詰め
製品を製造する工場からの廃棄物を無くすという対環境
への配慮がなされており、この目的を達成するための必
須要件である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回収さ
れた全ての空包装材を人手により確認し、残留ないしは
混入している缶蓋材を取り除く方法は作業性が悪く、非
効率的であり、経済的観点からも好ましいものとは言え
ない。
【0010】また、既存のラインに改善のための装置を
組み込もうとすると装置の小型化および既存ラインへの
適用性が要求される。
【0011】また、装置の信頼性が必要とされることは
もちろんであり、そのためにはシンプルかつ確実な検査
及び動作が保証できる装置構造が要求される。
【0012】このような実状のもとに本発明は創案され
たものであり、その目的は、上記の問題点を解決して、
生産性および信頼性に優れかつ新設ライン及び既設ライ
ンに捕らわれずに対応できる缶蓋用空包装材の仕分け装
置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の缶蓋用空包装材の仕分け装置は、複数枚の
缶蓋材を包装材に包装した缶蓋包装体を開梱して、包装
材から中身の缶蓋材を取り出して、残余の空包装材を回
収する際に、包装材だけのものと、実質的に缶蓋材を含
む缶蓋材残留包装材とを仕分ける装置であって、該装置
は、缶蓋包装体を開梱して開梱後の包装材排出口から空
包装材が実質的に集積され回収されるに至るまでのライ
ン途中に設置され、該装置は、送られてくる開梱後の空
包装材を案内して所定の位置に落とし込むための空包装
材落し込み部と、前記空包装材落し込み部により案内さ
れ、落とし込まれた空包装材に缶蓋材が残留されている
か否かを判断するための、缶蓋材の有無検出部と、前記
缶蓋材の有無検出部により検出された空包装材を缶蓋材
の有無によって分別するためのダンパー部と、を備え、
前記缶蓋材の有無検出部は、対向する一対の回動可能な
ローラを備えており、前記一対のローラは、空包装材を
挟み込みながら当該包装材を通過させるようになってい
るとともに、一対のローラ軸間距離が、挟み込み対象と
なる被挟持物の厚さに応じて、拡張できるようになって
おり、当該ローラ軸間距離の移動量の大きさを検出して
缶蓋材含有の有無を判定できるように構成される。
【0014】また、本発明の好ましい態様として、前記
缶蓋材の有無検出部における一対のローラは、その一方
が位置固定された駆動ローラであり、他方がスライド移
動可能な従動ローラであり、前記従動ローラは、前記駆
動ローラ側に一定の押圧力で付勢されているとともに、
当該従動ローラには、ローラ軸間距離が拡大するスライ
ド方向側に延設された検知棒が配置されており、缶蓋材
の挟み込みに伴う検知棒のスライド移動を検出するため
のセンサが固定配置されているように構成される。
【0015】また、本発明の好ましい態様として、前記
検知棒は従動ローラの両端に一対設けられており、これ
に対応して一対のセンサが固定配置されているように構
成される。
【0016】また、本発明の好ましい態様として、前記
空包装材落し込み部は、下流側末端出口が絞られた形態
を構成するように落し込み用の板を配置して構成され、
当該落し込み用の板に案内されて空包装材が前記一対の
ローラに挟持される位置に導かれるように構成される。
【0017】また、本発明の好ましい態様として、前記
空包装材落し込み部の上流側には、エアー吹き出し口が
設けられ、空包装材が空包装材落し込み部に導入される
タイミングでエアー吹き出し口からエアーが間欠的にま
たは連続的に突出されて空包装材の落し込みの補助がな
されるようになっているように構成される。
【0018】また、本発明の好ましい態様として、前記
ダンパー部は、缶蓋材を排除するための排出板を備え、
この排出板の作動により、シュート部の通路を遮断する
とともに、缶蓋材を排除できるように構成される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的実施の形態
について詳細に説明する。
【0020】本発明の好適な実施形態として、本発明の
缶蓋用空包装材の仕分け装置がいわゆる缶ビールの製造
ラインに用いられている例を挙げて説明する。
【0021】図1は、本発明の缶蓋用空包装材の仕分け
装置1の正面図であり、図2は図1のA−A矢視図(平
面図)であり、図3は図1のB−B矢視図(右側面図)
である。
【0022】本発明の缶蓋用空包装材の仕分け装置1
は、複数枚の円板状の缶蓋材が積層された状態で包装材
に詰め込まれた略円柱状の缶蓋包装体を、例えば、開梱
のための切断刃を備えるディスクロ装置を用いて開梱し
て、包装材から中身の缶蓋材を取り出して(このものは
本来の缶詰飲料製造ラインに供給される)、残余の空包
装材を回収する際に、空の包装材だけのものと、実質的
に缶蓋材を含む包装材(包装材の中あるいはその外部に
缶蓋材が付着する形のもの(包装材と缶蓋材が一緒に落
下等して一体化されている場合を含む))とを仕分ける
ための装置である。
【0023】このような機能を発揮するために、本発明
装置1は、略円柱状の缶蓋包装体から缶蓋材を取り出し
た後に、残りの包装材を排出するための包装材排出口
(図示はされていないが、図1における、上方(上流
側)に位置する)から包装材が実質的に回収される(図
示はされていないが、図1における、下方(下流側)に
位置する)に至るまでの工程ライン途中(通常、シュー
ト式ダクトで結合される)に設置される。
【0024】本発明装置1は、図1に示されるように、
送られてくる開梱後の空包装材を案内して所定の位置に
落とし込むための空包装材落し込み部10と、この空包
装材落し込み部10により案内され、落とし込まれた空
包装材に缶蓋材が残留ないし混入されているか否かを判
断するための、缶蓋材の有無検出部30と、この缶蓋材
の有無検出部30により検出された包装材を缶蓋材の有
無によって分別するためのダンパー部50とを、装置の
主要部として備えている。
【0025】これらの各主要部の構成および作用につい
て、以下、順次説明する。
【0026】空包装材落し込み部10 空包装材落し込み部10は、図1に示される実施形態の
場合、下流側末端出口が絞られる形態をとるように配置
された一対の対向する落し込み用の板11、12を有し
て構成され、この落し込み用の板11、12に案内され
て空包装材がその下に位置する次工程の一対のローラに
挟み込まれるように案内される。
【0027】この落し込み板11、12には、ネジ調節
機構付き調整棒13、14がそれぞれ取り付けれられて
おり、これらの調整棒13、14を適宜、ネジ調整する
ことにより、落し込み板11、12の角度を空包装材が
滑らかに滑り落ちる角度に調整することができるように
なっているとともに、空包装材を降下(落下)させる位
置を調整することができるようになっている。
【0028】落し込み用の板11、12に案内されて所
定位置に降下した空包装材は、次工程の缶蓋材の有無検
出部30に供給される。
【0029】なお、空包装材落し込み部10の上流側に
は、エアー吹き出し口21(図3)を設け、このエアー
吹き出し口21から空包装材が空包装材落し込み部10
に導入されるタイミングでエアーブローを間欠的にまた
は連続的に突出させ、空包装材の落し込みの補助をする
ように構成することが望ましい。
【0030】また、万が一、落し込み板用の板11、1
2の出口で空包装材の詰まりが発生した場合には、包装
材が段積み状態となり、空包装材が回収できない。この
詰まりを検出するためにシュート式ダクト部の壁面にセ
ンサ19(図1)を設けて、常時、包装材の流れ具合を
監視するようにすることが望ましい。このセンサ19が
一定時間以上に亘り、空包装材を検出し続けると、詰ま
りが発生したと判断し、人により復旧させるための呼び
出し装置が起動する。
【0031】缶蓋材の有無検出部30 前述したように落とし込まれた空包装材は、本発明にお
ける缶蓋材の有無検出部30において、空包装材の中に
缶蓋材が残留ないし混入されているか否かの判断がなさ
れる。
【0032】缶蓋材の有無検出部30は、図1に示され
るように対向する一対の回動する送込み部材として機能
するローラ31、32を備えており、これらの一対のロ
ーラ31、32は、空包装材を挟み込みながら当該包装
材を通過させるようになっている。ローラ31、32の
表面は、通常、ゴムライニング処理がなされており、適
度な凹凸部を設けておくことが好ましい。すなわち、ロ
ーラ31、32は、図4(a),(b)に示されるよう
に、円筒状のローラ本体部31a,32aの上にライニ
ングされたゴム材質からなる凹凸部31b,32bを備
えている。符号31c,32cはシャフトを示してい
る。
【0033】さらに、本発明における一対のローラ3
1、32は、ローラ軸間距離(図1のL)が、挟み込み
対象となる被挟持物の厚さに応じて、拡張できるように
なっており、当該ローラ軸間距離の移動量の大きさを検
出して缶蓋材含有の有無を判定できるようになってい
る。
【0034】このように作用する缶蓋材の有無検出部3
0について、さらにその構成を詳細に説明する。
【0035】本発明における缶蓋材の有無検出部30に
おける一対のローラ31、32は、その一方が位置固定
された駆動ローラ31であり、他方がローラ軸間距離を
変えられるように、図1の矢印(α1)−(α2)方向
にスライド移動可能な従動ローラ32から構成されてい
る。すなわち、従動ローラ32の両端軸は、図1および
図2に示されるように、一対の軸受ブロック33により
軸支されており、これらの軸受ブロック33は、ブロッ
ク止め板35に固定され、このブロック止め板35は、
図1に示されるように上方のリニアガイド機構34a、
34a´と下方のリニアガイド機構34b、34b´に
よって、矢印(α1)−(α2)方向にスライド移動で
きるように支持されている。
【0036】さらに一対のブロック止め板35には、連
結部材36を介して被検知部材としての検知棒37が固
着されている。これにより前記従動ローラ32のスライ
ド移動に伴い、検知棒37も矢印(α1)−(α2)方
向にスライド移動できるようになっている。
【0037】この検知棒37はその先端が、装置板5に
固定されて移動しないガイド板40の先端中央部分41
の孔部を貫通可能となるように配置される。そして、ガ
イド板40の先端中央部分41の孔部の外方位置に、セ
ンサ45が取り付けられたセンサ設置部材46が配置さ
れ、缶蓋材を挟み込むことにより所定長さ突出した検知
棒37の先端部分をセンサ45で検出できるようになっ
ている。
【0038】図2に示されるようにスライド移動できる
検知棒37は、従動ローラ32の両端に一対設けられて
おり、これに対応して一対のセンサ45が装置側に固定
配置される。
【0039】なお、検知棒37は、それを包囲するよう
に配置された圧縮バネ49により前記駆動ローラ31側
(図1に示される矢印(β)方向)に、常に、一定の押
圧力で付勢されている。ただし、圧縮バネ49は、缶蓋
材を挟み込むことにより従動ローラ32が矢印(α2)
方向にスライドできる範囲の押圧力(付勢力)のものを
選定して使用する必要がある。
【0040】また、前記駆動ローラ31は、例えば、イ
ンダクションモータ48により駆動回転し、さらに対向
する従動ローラ32へ駆動力を伝達して従動ローラ32
を従動回転させるようになっている。
【0041】以下、缶蓋材の有無検出部30における一
連の動作の説明をする。
【0042】一対のローラ31,32間に、例えば、厚
さ5mm程度の缶蓋材(缶蓋材等の異物が混在した空包
装材)が挟み込まれると、従動ローラ32を矢印(β)
方向に押圧する圧縮バネ49の押圧力に打ち勝ってロー
ラ31,32間に隙間が発生するとともに、この隙間に
対応して従動ローラ32が矢印(α2)方向に後退す
る。従動ローラ32の後退に伴い検知棒37も矢印(α
2)方向に後退する。この検知棒37の後退部分を、セ
ンサ45で検出し、「缶蓋材の混入有り」との判断がな
される。
【0043】これとは逆に、缶蓋等の異物が残留されて
いない空包装材は、ローラ31,32間に実質的な隙間
を発生させないために(空包装材は極めて薄い)、従動
側ローラ32は実質的に後退せず検知棒37の後退もな
いから、センサ45は、検知棒37を検出しない。これ
は「缶蓋材の混入無し」との判断がなされることにな
る。
【0044】なお、前述したように、本発明における検
知棒37は、従動ローラ32の両端に一対設けられてお
り、これに対応して一対のセンサ45が固定配置されて
いるように構成されているので、仮に、ローラ31,3
2間において、斜め隙間が発生するような缶蓋材の挟み
込みがなされたとしても、少なくとも片側の検知棒37
が後退するために「缶蓋材の混入有り」との判断は確実
になされる。
【0045】ダンパー部 ダンパー部50では、上記の缶蓋材の有無検出部30で
検知した、缶蓋材が残留ないし混入した空包装材を除去
して、例えば、ホッパ−部70内に回収させる。すなわ
ち、ダンパー部50は、包装材とともに缶蓋材を排除す
るための排出板51を備え、この排出板51の作動によ
り、シュート部55の通路を遮断するとともに、シュー
ト部55の側面56から缶蓋材を排出口57に排除でき
るようになっている。
【0046】排出板51は、エアシリンダ58のストロ
ーク動作に応じて、シュート部55の通路を「開」にし
たり、「閉」にしたりすることができるようになってい
る。「閉」の状態における排出板51の排除角度は、空
包装材が滑らかに滑り落ちるとともの完全にリジェクト
(排除)できる角度に設定される。通常は、「開」の状
態、すなわち、缶蓋材の残留の無い空包装材の通過に障
害とならないシュート部55(ダクト)の壁面に沿った
垂直な位置(図面の(開)の位置であり、原点位置)に
待機している。
【0047】つまり、上記の缶蓋材の有無検出部30で
「缶蓋材の混入無し」との判断がなされている間は、排
出板51はシュート部55(ダクト)の壁面に沿った垂
直な位置(図面の(開)の位置)に待機しており、上記
の缶蓋材の有無検出部30で「缶蓋材の混入有り」との
判断がなされた場合に限って、エアシリンダ58のスト
ローク動作が瞬時に行なわれ、排出板51が、シュート
部55の通路を遮断するとともに(図面の(閉)の位
置)、シュート部55の側面56の排出口57から缶蓋
材を排出口57に排除する。
【0048】ホッパー部70 上記ダンパー部50により排除された缶蓋材が残留する
空包装材を受けるために、排出口57の近傍にホッパ−
を備えるホッパー部70を設置している。このホッパー
は、例えば、プラスチック製で人が一人で取り出し作業
が可能な大きさに造られている。
【0049】ホッパーに収納された缶蓋材が残留された
空包装材は、人による目視検査により缶蓋材と空包装材
料とに分別される。この作業負荷は、従来、全量行なっ
ていた作業量に比べて極めて少ない作業量である。
【0050】なお、上述してきた本発明装置の各機械
は、通常、制御用コンピュータによって自動的に運転さ
れる。
【0051】
【発明の効果】上述してきたように、本発明は、複数枚
の缶蓋材を包装材に包装した缶蓋包装体を開梱して、包
装材から中身の缶蓋材を取り出して、残余の空包装材を
回収する際に、包装材だけのものと、実質的に缶蓋材を
含む缶蓋材残留包装材とを仕分ける装置であって、該装
置は、缶蓋包装体を開梱して開梱後の包装材排出口から
空包装材が実質的に集積され回収されるに至るまでのラ
イン途中に設置され、該装置は、送られてくる開梱後の
空包装材を案内して所定の位置に落とし込むための空包
装材落し込み部と、前記空包装材落し込み部により案内
され、落とし込まれた空包装材に缶蓋材が残留されてい
るか否かを判断するための、缶蓋材の有無検出部と、前
記缶蓋材の有無検出部により検出された空包装材を缶蓋
材の有無によって分別するためのダンパー部と、を備
え、前記缶蓋材の有無検出部は、対向する一対の回動可
能なローラを備えており、前記一対のローラは、空包装
材を挟み込みながら当該包装材を通過させるようになっ
ているとともに、一対のローラ軸間距離が、挟み込み対
象となる被挟持物の厚さに応じて、拡張できるようにな
っており、当該ローラ軸間距離の移動量の大きさを検出
して缶蓋材含有の有無を判定できるようになっているよ
うに構成されているので、下記の優れた効果を奏する。
全自動でしかも確実に缶蓋残留の空包装材を排除できる
ので作業コストの低減が図られる。小型化された装置で
あるので設置場所を新規に作る必要がなく、既存の小ス
ペースに収めることができる。構成部材が少なくかつ動
きがシンプルであるので装置動作の信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の缶蓋用空包装材の仕分け装置の正面図
である。
【図2】図1のA−A矢視図(平面図)である。
【図3】図1のB−B矢視図(右側面図)である。
【図4】図4(a)は、ローラ31、32の正面図、図
4(b)は図4(a)のC−C矢視断面図である。
【符号の説明】
1…缶蓋用空包装材の仕分け装置 10…空包装材落し込み部 30…缶蓋材の有無検出部 50…ダンパー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 道夫 東京都中央区新川2丁目10番1号 麒麟麦 酒株式会社内 (72)発明者 古川 克也 東京都中央区新川2丁目10番1号 麒麟麦 酒株式会社内 (72)発明者 北川 博 東京都中央区新川2丁目10番1号 麒麟麦 酒株式会社内 (72)発明者 高木 重隆 東京都中央区新川2丁目10番1号 麒麟麦 酒株式会社内 Fターム(参考) 3E058 AA04 BA12 DA07 EA07 FA05 GA10 3E067 AA13 AB99 AC03 BA12A FA01 FC01 3F079 AD18 BA01 CA19 CA44 CB16 CC06 DA06 4D021 JA01 JB02 KA14 KB10 LA02 LA05 LA07 LA08 LA11 LA20 MA01 NA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の缶蓋材を包装材に包装した缶蓋
    包装体を開梱して、包装材から中身の缶蓋材を取り出し
    て、残余の空包装材を回収する際に、包装材だけのもの
    と、実質的に缶蓋材を含む缶蓋材残留包装材とを仕分け
    る装置であって、 該装置は、送られてくる開梱後の空包装材を案内して所
    定の位置に落とし込むための空包装材落し込み部と、 前記空包装材落し込み部により案内され、落とし込まれ
    た空包装材に缶蓋材が残留されているか否かを判断する
    ための、缶蓋材の有無検出部と、 前記缶蓋材の有無検出部により検出された空包装材を缶
    蓋材の有無によって分別するためのダンパー部と、を備
    え、 前記缶蓋材の有無検出部は、対向する一対の回動可能な
    送込み部材を備えており、 前記一対の送込み部材は、空包装材を挟み込みながら当
    該包装材を通過させるようになっているとともに、一対
    の送込み部材軸間距離が、挟み込み対象となる被挟持物
    の厚さに応じて、拡張できるようになっており、当該送
    込み部材軸間距離の移動量の大きさを検出して缶蓋材含
    有の有無を判定できるようになっていることを特徴とす
    る缶蓋用空包装材の仕分け装置。
  2. 【請求項2】 前記缶蓋材の有無検出部における一対の
    送込み部材は、その一方が位置固定された駆動ローラで
    あり、他方がスライド移動可能な従動ローラであり、 前記従動ローラは、前記駆動ローラ側に一定の押圧力で
    付勢されているとともに、当該従動ローラには、ローラ
    軸間距離が拡大するスライド方向側に延設された被検知
    部材が配置されており、缶蓋材の挟み込みに伴う被検知
    部材のスライド移動を検出するためのセンサが固定配置
    されている請求項1に記載の缶蓋用空包装材の仕分け装
    置。
  3. 【請求項3】 前記被検知部材は従動ローラの両端に一
    対設けられており、これに対応して一対のセンサが固定
    配置されている請求項2に記載の缶蓋用空包装材の仕分
    け装置。
  4. 【請求項4】 前記空包装材落し込み部は、下流側末端
    出口が絞られた形態を構成するように落し込み用の板を
    配置して構成され、当該落し込み用の板に案内されて空
    包装材が前記一対のローラに挟持される位置に導かれる
    請求項1ないし請求項3のいずれかにに記載の缶蓋用空
    包装材の仕分け装置。
  5. 【請求項5】 前記空包装材落し込み部の上流側には、
    エアー吹き出し口が設けられ、空包装材が空包装材落し
    込み部に導入されるタイミングでエアー吹き出し口から
    エアーが間欠的に、または連続的に突出されてから空包
    装材の落し込みの補助がなされるようになっている請求
    項4に記載の缶蓋用空包装材の仕分け装置。
  6. 【請求項6】 前記ダンパー部は、缶蓋材を排除するた
    めの排出板を備え、この排出板の作動により、シュート
    部の通路を遮断するとともに、缶蓋材を排除できるよう
    になっている請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の缶蓋用空包装材の仕分け装置。
  7. 【請求項7】 前記缶蓋材の有無検出部における一対の
    送込み部材は、一対のローラであり、これらのローラの
    表面は凹凸部を持つ請求項1ないし請求項6のいずれか
    に記載の缶蓋用空包装材の仕分け装置。
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