JP3048324U - 電飾式看板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 着目効果の高い電飾式看板を提供する。 【解決手段】 情報が記載された看板２と、商用交流電
源７から導線４３ａ等を介して供給される電流により発
光する複数の電球４２等と、柔軟で透明な合成樹脂材料
により管状に形成され電球４２等を内部に収容し看板２
の周囲を囲繞するように配置された柔軟透明チューブ４
１を有する照明器４を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、電飾式看板に関し、特に、情報が記載された看板の周囲に複数の電 球を配置し照明によって着目効果を高めた電飾式看板に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、建設工事現場においては、工事の実施、工事期間等の情報を記載して周 辺住民や通行人等に報知する看板が掲示される。また、葬儀会場においても、葬 儀の実施等の情報を記載して周辺住民や通行人等に報知する看板を掲示すること がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の看板では、看板の設置箇所によっては目立たず情報が有 効に伝達されない場合が少なくない。特に夜間においては、周囲が暗いため、着 目効果は一層低下する。

【０００４】 本考案は上記の問題を解決するためになされたものであり、本考案の解決しよ うとする課題は、着目効果の高い電飾式看板を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案に係る電飾式看板は、情報が記載された看板 （２）と、電源（７）から導線（４３ａ，４３ｂ）を介して供給される電流によ り発光する複数の電球（４２，…，４２）と、柔軟で透明な合成樹脂材料により 管状に形成され前記複数の電球（４２，…，４２）と導線（４３ａ，４３ｂ）を 内部に収容するとともに前記看板（２）の周囲を囲繞するように配置された柔軟 透明チューブ（４１）を有する照明器（４）を備えたことを特徴とする。

【０００６】

【考案の実施の形態】 以下、本考案の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。

【０００７】 図１は、本考案の一実施形態である電飾式看板の全体構成を示す図である。ま た、図２は、図１に示す電飾式看板に用いる照明装置の構成を示す図であり、図 ２（Ａ）は透明柔軟チューブ照明器の構成を示す部分斜視図を、図２（Ｂ）は照 明装置の電気的構成を示すブロック図を、それぞれ示している。

【０００８】 図１に示すように、この電飾式看板１は、文字や図等を含む情報が記載された 看板２と、電飾装置３を備えて構成されている。また、電飾装置３は、照明器４ と、コントロールボックス５と、電源プラグ６を有している。

【０００９】 照明器４は、図１，２に示すように、柔軟透明チューブ４１と、複数の電球４ ２，…，４２と、導線４３ａ，４３ｂを有しており、看板２の周囲を囲繞するよ うに配置されている。

【００１０】 柔軟透明チューブ４１は、柔軟で透明な合成樹脂材料、例えば可塑剤が添加さ れた透明なポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）等からなり、管状又はホース状に形成され ている。

【００１１】 上記の柔軟透明チューブ４１の内部空間には、複数の電球４２，…，４２が所 定間隔ごとに収容され配置されている。これら複数の電球４２，…，４２は、図 ２（Ｂ）に示すように、柔軟透明チューブ４１内で互いに並列に電気的接続され 、各端部から導線４３ａ，４３ｂが引き出され、コントロールボックス５に電気 的に接続されている。

【００１２】 コントロールボックス５は、図２（Ｂ）に示すように、整流部５１と点滅制御 部５２を有している。整流部５１内には、ダイオード（図示せず）等を含む整流 回路（図示せず）が設けられ、交流電流を直流電流に整流して出力する。また、 点滅制御部５２内には、ＩＣ（集積回路）チップ等（図示せず）が設けられ、適 宜の周期又は点滅リズムあるいはランダムに電流を通電又は遮断させるよう制御 する。

【００１３】 上記のような構成により、電源プラグ７を商用交流電源７に差し込むと、電源 プラグ６から導線４３ａ，４３ｂを介して交流電流が供給される。この交流電流 は、コントロールボックス５内の整流部５１で直流電流に整流され、正極（＋） から負極（−）へ向けて直流電流が供給される。

【００１４】 直流電流は、次に、コントロールボックス５内の点滅制御部５２に入力され、 ここで点滅制御される。次に、直流電流は、例えば導線４３ａを通って照明器４ に入力される。

【００１５】 照明器４内には、柔軟透明チューブ４１内に複数の電球４２，…，４２が配置 されており、これらの電球４２，…，４２は、点滅制御された直流電流が供給さ れることにより、点滅発光する。

【００１６】 照明器４は、看板２の周囲を取り巻くように配置されているから、看板２は、 点滅発光する複数の電球４２，…，４２の光により着目効果が高められる。また 、各電球４２からの光は、柔軟透明チューブ４１の内面で反射されたり、柔軟透 明チューブ４１内で屈折されたり、散乱される等の種々の光学効果を生じ、美的 な装飾効果も奏する。

【００１７】 なお、本考案は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、 例示であり、本考案の実用新案登録請求の範囲に記載された技術的思想と実質的 に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても 本考案の技術的範囲に包含される。

【００１８】 例えば、上記実施形態においては、図２（Ｂ）に示すように、柔軟透明チュー ブ４１内の複数の電球４２が並列に電気的接続された例について説明したが、本 考案はこれには限定されず、他の構成、例えば、柔軟透明チューブ４１内の複数 の電球４２が直列に電気的接続されてもよい。また、図２（Ｂ）に示すような並 列接続された１群の電球がさらに直列接続されてもよい。あるいは、直列接続さ れた１群の電球がさらに並列接続されてもよい。

【００１９】 また、色彩については適宜適用可能である。例えば、柔軟透明チューブ４１を 無色透明とし、内部の電球４２を白熱電球としてもよい。あるいは、柔軟透明チ ューブ４１を無色透明とし、内部の電球４２を着色電球としてもよい。また、柔 軟透明チューブ４１をいずれかの色でかつ透明とし、内部の電球４２を白熱電球 としてもよい。また、柔軟透明チューブ４１をいずれかの色でかつ透明とし、内 部の電球４２も着色電球としてもよい。着色形態は、同一色に統一してもよいし 、複数の色を交互にならべてもよい。あるいはランダムでもよい。

【００２０】 また、柔軟透明チューブ４１の内面又は外面に適宜の凹凸や縞模様等をつけて もよい。このようにすれば、光の屈折や散乱がさらに種々の効果を生み、看板の 着目効果や装飾効果がさらに向上する。

【００２１】 また、コントロールボックス５内には、点滅制御部を設けなくてもよい。単に 照明器４を発光させるだけでも看板の着目効果は高められるからである。また、 整流部も設けなくてもよい。

【００２２】 なお、図１においては、看板２に記載された情報として「葬儀」に関する情報 を例に挙げたが、これは、他の情報、例えば、建設工事、催事、祭典、興行等に 関する情報等であってもよい。

【００２３】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案に係る電飾式看板によれば、情報が記載された看 板と、電源から導線を介して供給される電流により発光する複数の電球と、柔軟 で透明な合成樹脂材料により管状に形成され複数の電球と導線を内部に収容する とともに看板の周囲を囲繞するように配置された柔軟透明チューブを有する照明 器を備えたので、看板への着目効果が高められ、情報がより有効に伝達される。 また、光による装飾効果も奏する、という利点も有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施形態である電飾式看板の全体構
成を示す図である。

【図２】図１に示す電飾式看板に用いる照明装置の構成
を示す図であり、図２（Ａ）は透明柔軟チューブ照明器
の構成を示す部分斜視図を、図２（Ｂ）は照明装置の電
気的構成を示すブロック図を、それぞれ示している。

【符号の説明】

１ 電飾式看板 ２ 看板 ３ 電飾装置 ４ 照明器 ５ コントロールボックス ６ 電源プラグ ７ 商用交流電源 ４１ 柔軟透明チューブ ４２ 電球 ４３ａ，４３ｂ 導線 ５１ 整流部 ５２ 点滅制御部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 情報が記載された看板（２）と、 電源（７）から導線（４３ａ，４３ｂ）を介して供給さ
   れる電流により発光する複数の電球（４２，…，４２）
   と、柔軟で透明な合成樹脂材料により管状に形成され前
   記複数の電球（４２，…，４２）と導線（４３ａ，４３
   ｂ）を内部に収容するとともに前記看板（２）の周囲を
   囲繞するように配置された柔軟透明チューブ（４１）を
   有する照明器（４）を備えたことを特徴とする電飾式看
   板。