JP2000058927A - Led発光球 - Google Patents

Led発光球

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JP2000058927A
JP2000058927A JP10223008A JP22300898A JP2000058927A JP 2000058927 A JP2000058927 A JP 2000058927A JP 10223008 A JP10223008 A JP 10223008A JP 22300898 A JP22300898 A JP 22300898A JP 2000058927 A JP2000058927 A JP 2000058927A
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JP
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light
led
sphere
led luminous
luminous bulb
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JP10223008A
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English (en)
Inventor
Yukio Yabukuro
幸夫 矢袋
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HIYOSHI DENSHI KK
HIYOSHI ELECTRIC
Original Assignee
HIYOSHI DENSHI KK
HIYOSHI ELECTRIC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】それ自体で広角度に光を放射するLED発光球
を提供する。 【解決手段】LED発光球10は光源であるLEDチッ
プ11をガラス又はエポキシ樹脂製の球体12で被覆し
てなり、球体12の半球状の凸面に形成された頭部表面
14の部分のみを、すりガラス状または不規則なダイヤ
カット状に食刻して形成する。リード線13をソケット
を介して又は直接に電源電極に接続してLEDチップ1
1を発光させると、球体12の食刻された頭部表面14
のランダムな方向を向く空気との界面で光がランダムな
方向に屈折して内外に反射し、一部は輝度の柔らかい光
15となってLED発光球10の前方に放射され、残り
は輝度の強いきらめく光16となってLED発光球10
の横方向に放射される。表示スクリーン等には輝度の柔
らかい光15を用い、警告灯などには輝度の強いきらめ
く光16を用いるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輝度の異なる2種
類の照射光が広い角度で四方に広がって放射されるLE
D発光球に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図3(a),(b) に示すようなL
ED発光球が種々の用途に広く用いられている。同図
(a),(b) は、ともに中央に側面図、その上方に平面図、
下方に底面図を示している。同図(a) 又は同図(b) に示
すLED発光球1又は1′(以下、図3(a) のLED発
光球1を取り上げて説明する)は、光源であるLED基
板5を、底部にフランジ2を一体に形成されたエポキシ
樹脂製或はガラス製の透明な球体3にて被覆して成り、
LED基板5からは2本のリード線4が球体3の底部を
介して外部に引き出されている。
【0003】一般に、このようなLED発光球1の球体
3の大きさ(断面の直径φ)は、3mm〜5mm程度で
あり、大きなものでも10mm程度である。球体内部の
LED基板(LEDチップ)5には、通常は1個のLE
D素子が配設されており、全体の光量を増やしたいとき
には所望の光量に応じてLED基板5の数を増やすか或
は基板上のLED素子の数を増やすようにしている。
【0004】ところで、一般にLED素子の発光は、そ
の照射光(使用に耐える光度の有効照射光)の指向性が
極めて強い。図4(a) 〜(e) は、LED素子の発光の標
準指向特性を示す図であるが、同図(a) に示す照射角度
が広いものでも正面方向に80度程度の広がりしかな
く、他は同図(b) 以下に示すように、みな照射角度が狭
く、照射角度が特に狭いものでは、同図(e) に示すよう
に、正面方向に10度以下の照射角度しか有していな
い。
【0005】したがって、図3(a),(b) に示したLED
発光球1又は1′は、例えばクリスマスツリーなどに飾
るイルミネーションのように、四方八方に光を放射する
必要のあるものには用途として不向きであり、一般に
は、例えば駅構内などで見受けられる発車時刻表示板、
空港で見受けられる発着時刻案内板など、ほぼ正面方向
から情報を読み取る装置の表示画素として用いられる。
【0006】また、図5(a) に示すようなエレベータの
押しボタン(又はタッチボタン)6などにも、耐久性と
省エンルギー性を利点としてLED発光球が使用される
ようになっている。但しこの場合も、例えば、同図(b)
示すように、LED発光球1が1個だけであると光の放
射範囲1aが狭いから、押しボタン6を正面から見る
と、同図(c) に示すように、押しボタン6の中央部6a
のみが光って見えることになる。
【0007】したがって、実際には押しボタン6の背後
に、多数のLED発光球1を配設したLEDキットと、
このLEDキットと押しボタン6との間に光拡散板等を
配設して、押しボタン6の全面が光るように工夫してい
る。このように、LED発光球は、専ら発光球の正面方
向に情報(放射光)を発するものとして使用されてき
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一方、クリスマスツリ
ーなどのイルミネーションに用いられる白熱豆電球や、
屋外スクリーンの表示に用いられる冷陰極管等は、光の
照射角度が四方に広がる特性を備えているため広い用途
を有しているが、いずれも本体が薄いガラス球又はガラ
ス管であるため僅かの衝撃で破損し易い。
【0009】したがって、取り扱いに細心の注意を要
し、このため手数が掛かって面倒であるという問題を有
している。また、個々の発光特性等のバラツキが大き
く、寿命も比較的短かいから、消耗による故障品の取り
替え作業が頻発して保守に手数が掛かるという問題も有
していた。
【0010】また、ニュース報知板等に用いられる白熱
豆電球の数は極めて多数であるから使用電流が大きくな
って経済性に問題がある。一方、冷陰極管はその構造
上、折り曲げた状態で使用するので白熱豆電球のように
小型の画素を形成することが出来なという欠点を有して
いる。
【0011】そして、LED素子は、寿命が長く発光特
性も安定しているが、上述したように光の放射方向に強
い指向性があるために用途が限定されるという不満があ
った。またLED素子を用いて四方に広がる光を得るに
は、前述したように多数のLED素子を配置したり、光
拡散板を配設するなどの手数を掛けねばならない。
【0012】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
それ自体で広角度に輝度の異なる光を放射する用途の広
いLED発光球を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
LED発光球の構成を述べる。本発明のLED発光球
は、光源を被覆する球体の頭部表面のみを光拡散性を有
するように形成される。そして、上記球体の頭部表面
は、例えば請求項2記載のように、すりガラス状の面に
形成され、また、例えば請求項3記載のように、不規則
なダイヤカット状の面に形成される。また、上記球体の
頭部表面は、例えば請求項4記載のように、半球状の凸
面に形成され、また、例えば請求項5記載のように、擦
り鉢状の凹面に形成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0015】図1(a) は、一実施の形態におけるLED
発光球の側面図である。同図に示すように、LED発光
球10は、光源であるLEDチップ11と、このLED
チップ11を被覆するガラス又はエポキシ樹脂製の透明
な球体12を備えている。LEDチップ11には、外部
から電力を供給するための2本のリード線13が接続さ
れ、これらのリード線13の他端は球体12の底部から
外部に引き出されている。
【0016】このリード線13をソケットを介して又は
直接に電源電極に接続して、このLED発光球10を発
光させることができる。このLED発光球10の頭部表
面14は、半球状の凸面に形成されており、本実施の形
態においては、ここに特別の工夫が凝らされている。す
なわち、LED発光球10は、頭部表面14の部分のみ
がすりガラス状に食刻した面に形成されている。
【0017】これにより、リード線13に通電すると、
LEDチップ11の発光は、同図(b) に示すように、球
体12の食刻された頭部表面14のランダムな方向を向
く空気との界面でランダムな方向に屈折し、一部は輝度
の柔らかい光15となって頭部表面14から外部前方
(頭部垂直方向)に、ほぼ180度近い角度で広く放射
され、残る光はランダムな方向に内部で反射を繰り返し
て透明な筒状の側部から輝度の硬いきらめく(またはギ
ラ付く)光16となって外部横方向に放射される。この
外部横方向に放射される放射される光は、図4(a) 〜
(e) に示した従来の無加工のLED発光球の場合の非有
効照射光の光度と異なり、かなり強い光度の有効照射光
である。
【0018】これにより、例えば頭部表面14から放射
される光だけを用いて、表示スクリーンの画素として用
いると、頭部表面14から出る輝度の柔らかい光15
が、目を刺激しない目に優しいスクリーン画像を形成す
る。また、例えば工事現場の警告灯として用いると、回
転反射鏡で間欠的に四方に反射される輝度の硬いきらめ
く光16が充分に人の目を引いて、近寄ると危険な場所
への注意を喚起することができる。また、凹面反射鏡を
用いて、輝度の硬いきらめく光16を輝度の柔らかい光
15と同様に前方に放射するようにして、これを正面か
ら見ると、中央の輝度の柔らかい光15と、周囲の輝度
の硬いきらめく光16とが微妙に調和した前方照射光を
確認することができ、用途が更に拡大する。
【0019】尚、球体12の頭部表面14に光拡散性を
持たせる加工は、上記のようなすりガラス状の食刻に限
ることなく、例えば不規則なダイヤカット状の面に形成
してもよい。
【0020】図2は、他の実施の形態におけるLED発
光球の側断面図である。このLED発光球20も、光源
であるLEDチップ21と、このLEDチップ21を被
覆するガラス又はエポキシ樹脂製の球体22を備えてお
り、LEDチップ21には、電力を供給するための2本
のリード線23が接続され、その他端は球体22の底部
から外部に引き出されている。
【0021】このLED発光球20の頭部表面24は、
擦り鉢状の凹面に形成されており、この実施形態におい
ては、この擦り鉢状の凹面に、すりガラス状の食刻、又
は不規則なダイヤカット状の食刻を施して、球体22を
形成する。同図は、ダイヤカット状の食刻を施した場合
の例を示している。
【0022】このように擦り鉢状の凹面に、すりガラス
状、又は不規則なダイヤカット状の食刻を施しても、L
EDチップ21から出る光は、頭部表面24のランダム
な方向を向く空気との界面で、一部はランダムな方向に
屈折して頭部表面24から輝度の柔らかい光となって外
部前方に放射され、残る光はランダムな方向で内部で反
射を繰り返して透明な筒状の側部から輝度の硬いきらめ
く光となって外部側方に放射される。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、LEDチップの光放射特性が集中するLED発光
球の頭部表面のみに光を拡散させる加工を施すので、頭
部表面で光が内外に拡散して一部の光は輝度の柔かい光
となって頭部前方へ放射され、残りの光は輝度の硬いき
らめく光となって横方向へ放射され、これによって、そ
れ自体で広い角度で四方に光を放射することができると
共に用途の広いLED発光球を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は一実施の形態におけるLED発光球の側
面図、(b) はその放射光の状態を説明する図である。
【図2】他の実施の形態におけるLED発光球の側断面
図である。
【図3】(a),(b) は従来のLED発光球を示す図であ
る。
【図4】(a) 〜(e) は従来のLED素子の発光の指向性
が極めて強いことを説明する図である。
【図5】(a),(b),(c) は従来のLED発光球が1個だけ
では照明の働きが不十分であることを説明する図であ
る。
【符号の説明】
1、1′ LED発光球 2、2′ フランジ 3、3′ 球体 4、4′ リード線 5、5′ LEDチップ 10 一実施形態のLED発光球 11 LEDチップ 12 球体 13 リード線 14 すりガラス状又は不規則なダイヤカット状の加工
をした半球状の凸面 15 輝度の柔らかい光 16 輝度の強いきらめく光 20 他の実施形態のLED発光球 21 LEDチップ 22 球体 23 リード線 24 すりガラス状又は不規則なダイヤカット状の加工
をした擦り鉢状の凹面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源を被覆する球体の頭部表面のみを光
    拡散性を有するように形成されてなることを特徴とする
    LED発光球。
  2. 【請求項2】 前記球体の頭部表面は、すりガラス状の
    面に形成されてなることを特徴とする請求項1記載のL
    ED発光球
  3. 【請求項3】 前記球体の頭部表面は、不規則なダイヤ
    カット状の面に形成されてなることを特徴とする請求項
    1記載のLED発光球。
  4. 【請求項4】 前記球体の頭部表面は、半球状の凸面に
    形成されてなることを特徴とする請求項1、2又は3記
    載のLED発光球。
  5. 【請求項5】 前記球体の頭部表面は、擦り鉢状の凹面
    に形成されてなることを特徴とする請求項1、2又は3
    記載のLED発光球。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017055106A (ja) * 2016-07-13 2017-03-16 元延 深瀬 Ledのレンズ部に小突起・カット面等を施した装飾led。

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Date Code Title Description
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Effective date: 20051101