JP2001092397A - 光源を内蔵する壁面用の看板文字または図形 - Google Patents

光源を内蔵する壁面用の看板文字または図形

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JP2001092397A
JP2001092397A JP26410599A JP26410599A JP2001092397A JP 2001092397 A JP2001092397 A JP 2001092397A JP 26410599 A JP26410599 A JP 26410599A JP 26410599 A JP26410599 A JP 26410599A JP 2001092397 A JP2001092397 A JP 2001092397A
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groove
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Hirokazu Asano
寛和 浅野
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SILVER MAKING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光ダイオードを光源に使用して寿命を長く
する。極めて簡単な構造で、看板の周囲の壁面を均一に
照らして外観よくライトアップする。 【解決手段】 壁面用の看板文字または図形は、文字や
図形に沿う形状に形成された看板本体1が、壁面2から
所定の距離を離して固定されており、内部に光源5を内
蔵している。看板本体1は、断面形状を溝型に成形して
内側に溝型凹部3を設けると共に、この溝型凹部3の開
口部を壁面2に対向させて固定している。さらに、看板
文字または図形は、看板本体1に内蔵される光源5を発
光ダイオードとし、複数の発光ダイオードを溝型凹部3
の内部に所定の間隔で、溝型凹部3の内面に向かって光
を照射するように配設している。さらに、看板文字また
は図形は、溝型凹部3の内面に反射層4を設けており、
光源5から照射される光を反射層4で反射して、反射光
で壁面2を照らしてライトアップされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の壁面等から
所定の距離を離して固定されて、内蔵する光源で看板の
周囲の壁面を照らしてライトアップされる看板文字また
は図形に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の壁面等に固定される看板文字は、
宣伝効果も大きく広く利用されている。看板文字は、看
板本体で会社名や店名等の文字を形成して壁面等に固定
される。この構造の看板文字は、壁面から突出する状態
で配設されて、遠くから見ると遠近感のある目だつ状態
で表示される。
【0003】さらに、夜間に、看板文字を目だつ状態で
表示させるために、内部に光源を配設して、ライトアッ
プできる看板文字も開発されている。従来のライトアッ
プ式の看板文字を図1と図2に示す。これらの図に示す
看板文字は、看板本体1で文字を形成している。看板本
体1は、溝型に成形されており、内部に光源となる複数
の電球12を所定の間隔で配設している。この看板文字
は、溝の開口部を壁面2に対向する姿勢で、壁面2から
所定の距離を離して固定される。この看板文字は、電球
12から壁面2に向かって光を照射して、看板の周囲の
壁面部分を照らして、看板文字を壁面2から浮き上がっ
た状態でライトアップできる特長がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造の看板文字は、看板の周囲の壁面を均一に照らすこと
ができない欠点がある。それは、内蔵される複数の電球
12から照射される光が届く部分と、光が届かない部分
とで壁面2の明暗に差が生じるためである。電球12か
ら照射される光は、通常、放射状に広がっていく。この
ため、図1で示すように、隣接する電球から照射される
光が円形に照らす部分の谷間では暗くなって、看板の周
囲で波型に明暗の差が生じた照射領域Sとなってしま
う。このため、従来の看板文字は、看板の周囲の壁面を
字体に沿って均一に照らして、外観よくライトアップで
きない。
【0005】さらに、光源に電球を使用する看板文字
は、電球が切れると交換する必要がある。電球は、発光
ダイオードや蛍光灯、ネオン管等の光源に比べると寿命
が短い。しかも、看板文字は、ほぼ毎日、夜間に長時間
使用されるので、電球を光源とすると切れやすく、交換
する頻度も高くなってしまう。切れた電球を交換するこ
とは、費用がかかるだけでなく、その作業に手間がかか
る。とくに、看板文字は、溝型に成形された看板本体の
内部に電球を配設しているので、電球を交換する作業は
極めて面倒である。しかも、看板文字は壁面等の高いと
ころに設置されることが多く、電球を交換する作業は、
高所での作業となって危険である。したがって、看板文
字にとって、光源の寿命を長くすることは極めて大切で
ある。
【0006】内蔵される光源に、電球に代わって、寿命
の長い発光ダイオードを使用することもできる。発光ダ
イオードは、フィラメントを加熱して発光させる電球と
は発光原理が全く異なり、積層した半導体層に電流を流
して電子にエネルギーを与えて発光させるものであるか
ら、他の半導体と同じように極めて長寿命である。この
ため、看板文字に内蔵してほとんど交換の必要がない。
ただ、発光ダイオードは、極めて小さい点光源であり、
さらに、光を集束した光ビームを照射するタイプが一般
的である。このため、看板の周囲の壁面を照らすとき
に、照射範囲が狭くなって、さらに明暗が生じやすくな
り外観よくライトアップできない。
【0007】さらに、内蔵される光源に、電球に代わっ
てネオン管を使用することもできる。ネオン管は、電球
よりも寿命が長く、しかも文字や図形に沿う形状に加工
できるので看板の周囲の壁面を均一に照らすことができ
る。ただ、ネオン管は、極めて高額なため、低コストに
製造できない。さらに、ネオン管は、ガラス管を文字や
図形に沿う形状に加工するので、小さい文字や図形には
内蔵できない欠点がある。それは、ガラス管の折曲加工
に制約を受けるからである。したがって、ネオン管を内
蔵する文字は、一般的には、最小の大きさが30cm×
30cmに制限される。とくに、複雑な漢字等において
はさらに大きな文字しか実現できない。
【0008】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、安価な発光ダイオードを使用して光源の寿命を長く
できるにも関わらず、極めて簡単な構造で、看板の周囲
の壁面を均一に照らして外観よくライトアップできる看
板文字を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光源を内蔵する
壁面用の看板文字または図形は、文字や図形に沿う形状
に形成された看板本体1が、壁面2から所定の距離を離
して壁面2に固定されており、内部に光源5を内蔵して
いる。看板文字または図形は、光源5から照射される光
で看板本体1の周囲の壁面2を照らしてライトアップさ
れる。看板本体1は、断面形状を溝型に成形して内側に
溝型凹部3を設けると共に、この溝型凹部3の開口部を
壁面2に対向する姿勢で壁面2に固定している。さら
に、看板文字または図形は、看板本体1に内蔵される光
源5を発光ダイオードとし、複数の発光ダイオードを溝
型凹部3の内部に所定の間隔で配設している。発光ダイ
オードは、溝型凹部3の内面に向かって光を照射するよ
うに配設している。さらに、溝型凹部3の内面には反射
層4を設けている。看板文字または図形は、光源5から
照射される光を反射層4で反射して、反射光で壁面2を
照らしてライトアップされている。
【0010】本発明の請求項2の光源を内蔵する壁面用
の看板文字または図形は、看板本体1の溝型凹部3の開
口部を透光板11で閉塞している。
【0011】本発明の請求項3の光源を内蔵する壁面用
の看板文字または図形は、反射層4が、表面を乱反射面
としている。
【0012】本発明の請求項4の光源を内蔵する壁面用
の看板文字または図形は、前面に光の集光レンズを備え
る透明樹脂に発光素子を埋設した発光ダイオードを使用
している。
【0013】本発明の請求項5の光源を内蔵する看板文
字または図形は、透明樹脂に無機蛍光体または白色粉末
を充填した発光ダイオードを使用している。
【0014】本発明の請求項6の光源を内蔵する看板文
字または図形は、光源5に複数の発光色の発光ダイオー
ドを使用している。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思考を具体化するための光源を内蔵する壁面用の
看板文字を例示するものであって、本発明は壁面用の看
板文字を下記のものに特定しない。
【0016】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0017】図3ないし図6に示す看板文字は、文字を
表示する看板本体1と、この看板本体1に内蔵される複
数の光源5とを備える。図3の看板本体1は、外形でア
ルファベットの「T」を形成しており、建物等の壁面2
に固定されている。看板文字は、図示しないが、複数の
文字を組み合わせて、会社名や店名等の文字を広告とし
て表示する。ただ、看板文字は、アルファベットや漢字
や仮名文字等の文字だけでなく、記号や種々の模様を形
成して、サービスマーク等の図形を表示して広告として
することもできる。
【0018】図に示す看板本体1は、所定の形状に一体
的に成形して製作している。ただ、看板本体は、必ずし
も一体的に成形する必要はなく、複数の文字パーツを組
み合わせて一つの文字を構成することもできる。たとえ
ば、アルファベットの「T」を形成する場合は、横方向
の直線である文字パーツと縦方向の直線である文字パー
ツとを連結して「T」の形状に形成することができる。
さらに、漢字や仮名文字等であって、一体的に成形でき
ない文字は、複数の文字パーツを組み合わせて所定の文
字を形成する。たとえば、漢字の「川」の字は、3本の
文字パーツで形成される。
【0019】図に示す看板本体1は、ステンレス板や表
面をメッキした金属板を加工して成形されている。た
だ、看板本体は、プラスチック等で所定の形状に一体成
形することもできる。プラスチックで成形される看板本
体は、軽量にして、しかも安価に多量生産できる。
【0020】看板本体1は、図4と図6に示すように、
壁面2側を開口している樋のような溝型形状に成形し
て、内部に溝型凹部3を設けると共に、この溝型凹部3
の内部に光源5を配設している。図に示す溝型凹部3
は、断面形状をコ字状に成形している。ただ、溝型凹部
は、コーナー部の内面を傾斜面として多角形状とするこ
とも、コーナー部の内面を湾曲面としてU字状とするこ
ともできる。
【0021】さらに、看板本体1は、この溝型凹部3の
内面に反射層4を設けている。反射層4は、溝型凹部3
の内側に設けられており、光源5から照射される光を反
射して、その反射光で壁面2を照らし出している。
【0022】ステンレス板や表面をメッキした金属板で
成形される看板本体1は、内面を反射層4としている。
ステンレスは、表面をメッキすることなく耐腐食に優れ
た反射層4にできる。メッキした金属板は、鉄板、銅
板、黄銅板等をロームメッキして表面を反射層4とす
る。クロームメッキは、耐腐食性に優れると共に、表面
で光を効率よく反射する特長がある。反射層4は、表面
を鏡面とし、あるいは微細な凹凸を設けて光を乱反射さ
せる乱反射層とする。乱反射層は、光源5の光を種々の
方向に散乱させるので、その反射光で壁面2をより均一
に照射できる特長がある。
【0023】さらに、反射層4は、溝型凹部3の内面に
塗料を塗布して設けることもできる。この反射層4は、
溝型凹部3の内面に反射率の高い塗料を塗布する。反射
層として塗布される塗料には、反射率を高くするため
に、好ましくは、白色系の塗料を使用する。さらに、こ
の反射層は、梨地面として光を乱反射させる乱反射層と
することもできる。梨地面は、溝型凹部3の内面に無数
の微細な凹凸を設けて、あるいは、塗料に微細な粒子を
混入して設けることができる。表面を梨地面とする乱反
射層は、光源5から照射される光を表面で乱反射させて
拡散できるので、その反射光で壁面2をより均一に照射
できる特長がある。
【0024】金属以外の材質で成形される看板本体は、
溝型凹部の内面に反射率の高い金属板を配設して反射層
を設けることも、あるいは、塗料を塗布して設けること
もできる。
【0025】図に示す反射層4は、効率よく光を反射す
るために、溝型凹部3の内面全体に設けている。ただ、
反射層は、看板本体の内面全体ではなく、看板本体の内
面に部分的に設けることもできる。反射層は、たとえ
ば、溝型凹部の開口部周辺には設けることなく、溝型凹
部の底面から周壁内面の中間部まで延長して設けること
もできる。
【0026】光源5は発光ダイオードで、多数の発光ダ
イオードを所定の間隔で溝型凹部3の内部に配設してい
る。発光ダイオードは、直接に壁面を照射しないよう
に、溝型凹部3の底に向かって光を照射する姿勢で固定
される。光源5から照射される光を反射層4で効率よく
反射させて壁面2を照らすためである。本発明の看板文
字は、内蔵される光源5から照射される光で、直接に壁
面2を照らすのではない。光源5から照射される光を溝
型凹部3の内面に設けた反射層4で反射させて、その反
射光で壁面2を照らし出す。したがって、光源5は、反
射層4で反射される光が、効率よく壁面2を照らすこと
ができる位置に配設する。発光ダイオードは、前面に光
の集光レンズを備える透明樹脂に発光素子を埋設したも
ので、集束した光ビームを照射する、1カンデラ以上の
高輝度タイプを使用する。
【0027】さらに、光源5には、透明樹脂に無機蛍光
体または白色粉末を充填した発光ダイオードを使用する
こともできる。この発光ダイオードは、発光素子から出
力される光を透明樹脂で拡散させて、広い範囲に光ビー
ムを照射できる。したがって、反射層4で反射される反
射光を種々の方向に拡散させて、壁面2をより均一に明
るく照射できる特長がある。
【0028】発光ダイオードの発光色は、看板文字の周
辺の壁面2を照らす色を決定する。したがって、発光ダ
イオードの発光色は、壁面2の色と、看板本体1の色と
を考慮して最適な色に決定する。発光ダイオードの発光
色は、好ましくは、壁面2や看板本体1とは異なる色調
の色とする。看板文字を壁面2から浮き上がった遠近感
のある状態でライトアップして、しかも、遠くからも目
だつ状態で表示させるためである。
【0029】さらに、光源には、複数の発光色の発光ダ
イオードを使用することもできる。この光源は、発光色
の異なる発光ダイオードの発光輝度を調整して、出力さ
れる光の色調を種々に変化できる特長がある。この構造
の光源は、たとえば、時間帯や季節に応じて、看板文字
をライトアップする色を多彩に変化させることができ
る。とくに、複数の発光色として、赤、青、緑の発光ダ
イオードを備える光源は、フルカラーで出力できる特長
がある。
【0030】発光ダイオードは、図4ないし図6に示す
ように、透明固定板6を介して所定の間隔で溝型凹部3
内の定位置に固定される。透明固定板6はプラスチック
を板状に成形したもの、あるいはガラス板である。プラ
スチック板の透明固定板6は、発光ダイオードを固定す
るための貫通孔を簡単に開けることができる。発光ダイ
オードは、透明固定板6の貫通孔に挿通して固定され
る。発光ダイオードは、透明固定板6に接着して動かな
いように確実に固定できる。ただ、発光ダイオードは、
接着しないで貫通孔に嵌着して透明固定板に固定するこ
ともできる。
【0031】透明固定板6は、光の透過率を高くするた
めに、両面を鏡面とする。この透明固定板6は、壁面2
を発光ダイオードで明るく照射できる特長がある。た
だ、透明固定板は、片面または両面を微細な凹凸面とし
て、透過する光を乱反射させることもできる。微細な凹
凸面の透明固定板は、透過する光を均一に散乱させて、
壁面をより均一に照射できる。透明固定板6は、無着
色、あるいは発光ダイオードと同じ色に着色することも
できる。
【0032】図に示す看板本体1は、溝型凹部3内の所
定の位置に透明固定板6を固定している。透明固定板6
は、溝型凹部の側面である看板本体1の周壁7に固定具
を介して固定している。ただ、透明固定板は、溝型凹部
の底面に固定することもできる。
【0033】以上の構造の看板本体1は、溝型凹部3の
開口部を壁面2に対向する姿勢で、壁面2に固定され
る。図4と図5に示す看板本体1は、連結固定具8を介
して壁面2に固定している。連結固定具8は、溝型凹部
3の開口端縁が壁面2から所定の距離だけ離れるように
看板本体1を保持している。溝型凹部3の開口部から照
射される反射光で壁面2を照らし出すためである。した
がって、看板本体1の開口縁と壁面2との距離は、溝型
凹部3の開口部から照射される反射光が看板本体1の周
囲の壁面2を照らして理想的にライトアップできる距離
に設定する。
【0034】図4ないし図6に示す看板文字は、連結固
定具8にアンカーボルトを使用している。アンカーボル
トは、一端を壁面2に打ち込まれたアンカー9にねじ込
んで、他端を連結プレート10を介して看板本体1に連
結している。看板本体1は、開口部を閉塞することなく
アンカーボルトを固定できるように、開口部の内側に連
結プレート10を連結している。
【0035】連結プレート10は、細長い板状の金属板
の両端をコ字状に折曲したもので、中央に、アンカーボ
ルトの先端を挿入する貫通孔を開口している。アンカー
ボルトは、図に示すように、2個のナット部材11を介
して、連結プレート10を挟着状態に連結している。こ
の構造で連結されるアンカーボルトと連結プレート10
は、ナット部材11を回して、壁面2と看板本体1との
距離を簡単に調整できる特長がある。
【0036】さらに、連結プレート10は、溝型凹部3
の両側の周壁7に連結するために、両端を折曲して折曲
部10Aを設けている。連結プレート10は、看板本体
1の両側から、周壁7を貫通して止ネジ12がねじ込ま
れて、看板本体1に連結される。この構造の連結プレー
ト1は、溝型形状の看板本体1を内側から補強できる特
長もある。
【0037】さらに、図に示す看板本体1は、連結固定
具8であるアンカーボルトの先端を連結プレート10の
中央に連結することによって、連結固定具8を周壁7よ
りも内側に配設している。連結固定具8の影を壁面2に
映さないためである。ただ、連結固定具は、看板本体の
周壁に固定することもできる。それは、反射層で反射さ
れた反射光が、種々の方向から壁面を照らして、連結固
定具の影がほとんど影響しない状態にできるからであ
る。
【0038】看板本体1は、図3に示すように、複数の
連結固定具8を介して壁面2の所定の位置に固定され
る。ただ、本発明の看板文字は、看板本体を壁面に固定
する方法を上記の方法に特定しない。看板本体は、溝型
凹部の開口部を壁面に対向させる姿勢であって、壁面か
ら所定の距離を離して固定できる全ての方法で壁面に固
定することができる。
【0039】さらに、図7に示す看板文字は、看板本体
1の溝型凹部3の開口部を透光板13で閉塞している。
透光性板13には、光を透過できる透明のプラスチック
板や透光性のあるガラス板等を使用する。とくに、無色
透明の透光板は、効率よく光を透過して、反射層4で反
射された反射光で壁面2を照らすことができる。ただ、
透光板には、着色したものを使用することもできる。こ
の透光板は、壁面を特定の色に照らし出すことができ
る。
【0040】さらに、透光板13は、片面または両面を
微細な凹凸面とし、あるいは内部に微細な粉体を充填し
て、透過する光を乱反射させる構造とすることもでき
る。この透光板は、透過する光を拡散して、壁面を均一
に照射できる。
【0041】透光性のプレートで開口部を閉塞する看板
本体1は、溝型凹部3の内部に雨水等が浸入したり、虫
が侵入するのを阻止できる。このため、反射層4が劣化
したり、汚れるのを有効に防止して、長期間にわたって
理想的に光を反射できる特長がある。
【0042】
【発明の効果】本発明の壁面用の看板文字は、発光ダイ
オードを使用して光源の寿命を長くできるにも関わら
ず、極めて簡単な構造で看板の周囲の壁面を均一に照ら
して外観よくライトアップできる特長がある。それは、
本発明の看板文字が、断面形状を溝型に成形した看板本
体の内側に溝型凹部を設けており、この溝型凹部の内面
に反射層を設けて、光源から照射される光を反射層で反
射させて、反射光で壁面を照らしているからである。本
発明の看板文字は、光源から照射される光で直接に壁面
を照らすのではなく、反射層で反射された反射光で壁面
を照らし出す。光源から照射される光は、反射層であら
ゆる方向に反射されて壁面を照射するので、図3の照射
領域Sで示すように、看板本体周辺の壁面を均一に照ら
すことができる。したがって、発光ダイオードのよう
に、光を集束させる光源であっても、反射光によって壁
面を広い範囲で、しかも均一に照らし出して理想的にラ
イトアップできる特長が実現できる。さらに、発光ダイ
オードのように寿命の長い光源を使用することによりメ
ンテナンスを簡単にして、長期間使用できる特長があ
る。
【0043】さらに、本発明の請求項2の壁面用の看板
文字は、溝型凹部の開口部を透光性のあるプレートで閉
塞しているので、反射層で反射された反射光をこのプレ
ートで透過させて壁面を照らし出せると共に、溝型凹部
の内部に雨水等が浸入したり、虫が侵入するのを阻止で
きる特長がある。この構造の看板文字は、反射層が劣化
したり、反射層の反射面が汚れるのを有効に防止して、
長期間にわたって理想的に光を反射して壁面を照らして
ライトアップできる。
【0044】本発明の請求項3の壁面用の看板文字また
は図形は、反射層を乱反射層としているので、光源から
照射される光をこの反射層で種々の方向に拡散して、壁
面を均一に照射できる特長がある。
【0045】さらに、本発明の請求項5の壁面用の看板
文字または図形は、透明樹脂に無機蛍光体または白色粉
末を充填した発光ダイオードを使用しているので、発光
素子から出力される光を透明樹脂で拡散させて、広い範
囲に光ビームを照射し、反射層で反射される反射光を種
々の方向に拡散させて、壁面をより均一に明るく照射で
きる特長がある。
【0046】さらに、本発明の請求項6の壁面用の看板
文字または図形は、光源に複数の発光色の発光ダイオー
ドを使用しているので、発光色の異なる発光ダイオード
の発光輝度を調整して、壁面を照らし出す光の色調を種
々に変化させて、多彩にライトアップできる特長があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の看板文字の斜視図
【図2】図1に示す看板文字の断面図
【図3】本発明の実施例の看板文字の斜視図
【図4】図3に示す看板文字の横断面図
【図5】図3に示す看板文字の縦断面図
【図6】図3に示す看板文字を壁面側から見た断面斜視
【図7】本発明の他の実施例の看板文字の横断面図
【符号の説明】
1…看板本体 2…壁面 3…溝型凹部 4…反射層 5…光源 6…透明固定板 7…周壁 8…連結固定具 9…アンカー 10…連結プレート 10A…折曲部 11…ナット部材 12…止ネジ 13…透光板 14…電球 S…照射領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や図形に沿う形状に形成された看板
    本体(1)が、壁面(2)から所定の距離を離して壁面(2)に
    固定されると共に、内部に光源(5)を内蔵しており、光
    源(5)から照射される光で看板本体(1)の周囲の壁面(2)
    を照らしてライトアップされる壁面用の看板文字または
    図形において、 看板本体(1)が、断面形状を溝型に成形されて内側に溝
    型凹部(3)が設けられると共に、この溝型凹部(3)の開口
    部を壁面(2)に対向する姿勢で壁面(2)に固定されてお
    り、 看板本体(1)に内蔵される光源(5)を発光ダイオードと
    し、複数の発光ダイオードを溝型凹部(3)の内部に所定
    の間隔で配設すると共に、この発光ダイオードは、溝型
    凹部(3)の内面に向かって光を照射するように配設して
    おり、 さらに、溝型凹部(3)の内面には反射層(4)を設けてお
    り、光源(5)から照射される光を反射層(4)で反射して、
    反射光で壁面(2)を照らしてなることを特徴とする光源
    を内蔵する壁面用の看板文字または図形。
  2. 【請求項2】 看板本体(1)が、溝型凹部(3)の開口部を
    透光板(13)で閉塞されてなる請求項1に記載される光源
    を内蔵する壁面用の看板文字または図形。
  3. 【請求項3】 反射層(4)が、表面を乱反射面としてい
    る請求項1に記載される光源を内蔵する壁面用の看板文
    字または図形。
  4. 【請求項4】 発光ダイオードが、前面に光の集光レン
    ズを備える透明樹脂に発光素子を埋設したものである請
    求項1に記載される光源を内蔵する看板文字または図
    形。
  5. 【請求項5】 発光ダイオードが、透明樹脂に無機蛍光
    体または白色粉末を充填したものである請求項1に記載
    される光源を内蔵する看板文字または図形。
  6. 【請求項6】 光源(5)が複数の発光色の発光ダイオー
    ドを備える請求項1に記載される光源を内蔵する壁面用
    の看板文字または図形。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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