JP3047447B2 - ピラゾール誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする除草剤 - Google Patents

ピラゾール誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする除草剤

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JP3047447B2 JP02274986A JP27498690A JP3047447B2 JP 3047447 B2 JP3047447 B2 JP 3047447B2 JP 02274986 A JP02274986 A JP 02274986A JP 27498690 A JP27498690 A JP 27498690A JP 3047447 B2 JP3047447 B2 JP 3047447B2
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D413/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、新規なピラゾール誘導体、その製造法およ
びそれを有効成分とする除草剤に関する。
<従来の技術> これ迄、特公昭40−19958号公報、特公昭42−14833号
公報等にある種のピラゾール誘導体が記載されている。
また、ヨーロッパ公開公報334055号にいくつかのピラゾ
ール誘導体が除草効力を有することが記載されている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、これらの化合物は、除草効力が不充分
であったり、作物・雑草間の選択性に劣ったりすること
から必ずしも満足すべきものとは言い難い。
<課題を解決するための手段> 本発明者らはこのような状況に鑑み、種々検討した結
果、下記一般式〔I〕で示されるピラゾール誘導体が上
述のような欠点の少ない、優れた除草効力を有し、かつ
作物・雑草間に選れた選択性を示す化合物であることを
見い出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、一般式 〔式中、Rは低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
アルキニル基または低級アルコキシ低級アルキル基を表
わす。〕で示されるピラゾール誘導体(以下、本発明化
合物と記す。)、その製造法およびそれを有効成分とす
る除草剤を提供する。ピラゾール環の3位にメチル基、
4位にジフルオロメチル基、5位に塩素原子を有する本
発明化合物は非常に優れた除草効力および作物・雑草間
の選択性を示す。
本発明化合物は、式 で示される化合物と、一般式 R−X 〔III〕 〔式中、Xは塩基原子、臭素原子、ヨウ素原子、p−ト
ルエンスルホニルオキシ基またはメタンスルホニルオキ
シ基を表わし、Rは前記と同じ意味を表わす。〕 で示される化合物とを反応させることにより製造するこ
とができる。
上記反応は、通常、溶媒中、塩基の存在下で行ない、
反応温度の範囲は0〜100℃、反応時間の範囲は0.5〜10
時間であり、反応に供される試剤の量は、式〔II〕で示
される化合物1当量に対して一般式〔III〕で示される
化合物は1〜2当量、塩基は1〜2当量である。
用いられる溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、リグ
ロイン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロ
ホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、
テトラヒドロフラン、ジエチレングリコールジメチルエ
ーテル等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキ
サノン等のケトン類、蟻酸、酢酸、オレイン酸等の脂肪
酸、蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、炭酸ジエチ
ル等のエステル類、ニトロエタン、ニトロベンゼン等の
ニトロ化物、アセトニトリル、イソブチロニトリル等の
ニトリル類、ピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジエ
チルアニリン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリ
ン等の第三級アミン、ホルムアミド、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、アセトアミド等の酸アミド、ジメチルスル
ホキシド、スルホラン等の硫黄化合物、液体アンモニ
ア、水等あるいはそれらの混合物が挙げられる。塩基と
しては、ピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジエチル
アニリン等の有機塩基、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウ
ム等の無機塩基、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエ
トキシド等のアルカリ金属アルコキシド等が挙げられ
る。
反応終了後、反応液を水にあけ生ずる結晶を濾取、ま
たは有機溶媒抽出および濃縮等の通常の後処理を行な
い、必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結晶等
の操作によって精製することにより、目的の本発明化合
物を得ることができる。
なお、本発明化合物のあるものは、不斉炭素に由来す
る光学異性体を有するが、これらの光学異性体もすべて
本発明に含まれることはもちろんである。
次に、本発明化合物の原料化合物である式〔II〕で示
される化合物の製造法について説明する。
式〔II〕で示される化合物は以下の経路に従って製造
することができる。
なお、式〔IV〕で示される化合物は、2,4−ジフルオ
ロフェニルヒドラジンとアセト酢酸エチルとを酢酸中、
50〜100℃で反応させることにより製造することができ
る。
本発明化合物は、優れた除草効力を有し、かつ作物・
雑草間に優れた選択性を示す。すなわち本発明化合物
は、畑地の茎葉処理および土壌処理において、問題とな
る種々の雑草、例えば、ソバカズラ、サナエタデ、スベ
リヒユ、ハコベ、シロザ、アオゲイトウ、ダイコン、ノ
ハラガラシ、ナズナ、アメリカツノクサネム、エビスグ
サ、イチビ、アメリカキンゴジカ、フィールドパンジ
ー、ヤエムグラ、アメリカアサガオ、マルバアサガオ、
セイヨウヒルガオ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、シ
ロバナチョウセンアサガオ、イヌホオズキ、オオイヌノ
フグリ、オナモミ、ヒマワリ、イヌカミツレ、コーンマ
リーゴールド等の広葉雑草、ヒエ、イヌビエ、エノコロ
グサ、メヒシバ、スズメノカタビラ、ノスズメノテッポ
ウ、エンバク、カラスムギ、セイバンモロコシ、シバム
ギ、ギョウギシバ等のイネ科雑草およびツユクサ等のツ
ユクサ科雑草、コゴメガヤツンリ等のカヤツリグサ科雑
草等に対して除草効力を有し、しかも本発明化合物のあ
るものは、トウモロコシ、コムギ、オオムギ、イネ、ダ
イズ、ワタ、テンサイ等の主要作物、特にトウモロコ
シ、ダイズに対して問題となるような薬害を示さない。
また、本発明化合物は、水田の湛水処理において、問
題となる種々の雑草、例えば、タイヌビエ等のイネ科雑
草、アゼナ、キカシグサ、シゾハコベ等の広葉雑草、ホ
タルイ、マツバイ等のカヤツリグサ科雑草、コナギ、ウ
リカワ等に対して除草効力を有し、しかもイネに対して
は問題となるような薬害を示さない。
本発明化合物を除草剤の有効成分として用いる場合
は、通常固体担体、液体担体、界面活性剤その他の製剤
用補助剤と混合して、乳剤、水和剤、懸濁剤、粒剤等に
製剤する。
これらの製剤には有効成分として本発明化合物を、重
量比で0.02〜80%、好ましくは0.05〜70%含有する。
固体担体としては、カオリンクレー、アッタパルジャ
イトクレー、ベントナイト、酸性白土、パイロフィライ
ト、タルク、珪藻土、方解石、クルミ殻粉、尿素、硫酸
アンモニウム、合成含水酸化珪素等の微粉末あるいは粒
状物が挙げられ、液体担体としては、キシレン、メチル
ナフタレン等の芳香族炭化水素類、イソプロパノール、
エチレングリコール、セロソルブ等のアルコール類、ア
セトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類、
大豆油、綿実油等の植物油、ジメチルスルホキシド、N,
N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、水等があ
げられる。
乳化、分散、湿展等のために用いられる界面活性剤と
しては、アルキル硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸
塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアルキルスルホ
コハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエー
テルリン酸エステル塩等の陰イオン界面活性剤、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンブロックコポリマー、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
等の非イオン界面活性剤等が挙げられる。
製剤用補助剤としては、リグニンスルホン酸塩、アル
ギン酸塩、ポリビニルアルコール、アラビアガム、CMC
(カルボキシメチルセルロース)、PAP(酸性リン酸イ
ソプロピル)等が挙げられる。
本発明化合物は、通常製剤化して雑草の出芽前または
出芽後に土壌処理、茎葉処理または湛水処理する。特に
土壌処理が好ましい。土壌処理には、土壌表面処理、土
壌混和処理等があり、茎葉処理には、植物体の上方から
の処理のほか、作物に付着しないよう雑草に限って処理
する局部処理等がある。
また他の除草剤と混合して用いることにより、除草効
力の増強を期待できる。さらに、殺虫剤、殺ダニ剤、殺
線虫剤、殺菌剤、植物生長調節剤、肥料、土壌改良剤等
と混合して用いることもできる。
なお、本発明化合物は、水田、畑地、果樹園、牧草
地、芝生地、森林あるいは非農耕地の有効成分として用
いることができる。
本発明化合物を除草剤の有効成分として用いる場合、
その処理量は、気象条件、製剤形態、処理時期、方法、
場所、対象雑草、対象作物等によっても異なるが、通常
1アールあたり0.01g〜100g、好ましくは、0.05g〜50g
であり、乳剤、水和剤、懸濁剤等は、通常その所定量を
1アールあたり1リットル〜10リットルの(必要なら
ば、展着剤等の補助剤を添加した)水で希釈して処理
し、粒剤等は、通常なんら希釈することなくそのまま処
理する。
展着剤としては、前記の界面活性剤のほか、ポリオキ
シエチレン樹脂酸(エステル)、リグニンスルホン酸
塩、アビエチン酸塩、ジナフチルメタンジスルホン酸
塩、パラフィン等が挙げられる。
<発明の効果> 本発明化合物は、畑地の土壌処理および茎葉処理、さ
らに水田の湛水処理において問題となる種々の雑草に対
して優れた除草効力を有し、主要作物と雑草間に優れた
選択性を示すことから除草剤の有効成分として種々の用
途に用いることができる。
<実施例> 次に、製造例、参考例、製剤例および試験例を挙げて
本発明をさらに詳しく説明する。
まず、製造例を示す。
製造例 化合物(3)の合成 5−クロロ−4−ジフルオロメチル−1−〔7−フル
オロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−3(4H)−オン−
6−イル〕−3−メチル−ピラゾール2.0gをジメチルホ
ルムアミド10gに溶解し、これに臭化プロパルギル0.8g
および炭酸カリウム1.6gを加え、40〜80℃で3時間加熱
した。反応液を水にあけ、生じた結晶を濾取、水洗、乾
燥した後、カラムクロマトグラフィーで精製して白色結
晶の目的化合物1.0gを得た。
融点 181〜183℃1 H−NMR δ(ppm)〔CDCl3.60MHz〕 2.05(t,J=2Hz,1H),2.20(s,3H),4.50(d,J=2Hz,2
H),4.51(s,3H),6.40(t,J=54Hz,1H),6.78(d,J=1
1Hz,1H),6.98(d,J=7Hz,1H) 上記の製造例に準じて製造された本発明化合物を第1
表に示す。
次に本発明化合物の製造中間体の製造例を参考例とし
て示す。
参考例1 化合物〔V〕の製法 化合物〔IV〕2.0gをジメチルホルムアミド10gに溶解
し、これにオキシ塩化リン3.5gを加えて80〜100℃で3
時間加熱した。反応終了後、反応液を水にあけ、生じた
結晶を濾取、水洗、乾燥した後、カラムクロマトグラフ
ィーで精製して白色結晶の目的化合物1.0gを得た。
融点 121〜122℃ 参考例2 化合物〔VI〕の製法 化合物〔V〕1.0gをジクロロメタン10gに溶解し、こ
れにN,N−ジエチルアミノサルファートリフルオライド
3.8gを加え、室温で一晩攪拌した。反応終了後、反応液
を水にあけ、分液、水洗、乾燥、濃縮した後、カラムク
ロマトグラフィーで精製して白色結晶の目的化合物0.7g
を得た。
融点 89〜91℃ 参考例3 化合物〔VII〕の製法 化合物〔VI〕0.7gを濃硫酸10gに溶解し、これに氷冷
濃硝酸0.4gを加え、10℃以下で、3時間攪拌した。反応
終了後、反応液を水にあけ、生じた結晶を濾取、水洗、
乾燥した後、カラムクロマトグラフィーで精製して白色
結晶の目的化合物0.7gを得た。
融点 81〜83℃ 参考例4 化合物〔VIII〕の製法 化合物〔VII〕0.5gをジオキサン10gに溶解し、これに
フッ化カリウムを1.5g、グリコール酸ブチル0.5gを加
え、3時間還流した。反応終了後、反応液を水にあけ、
エーテルで溶媒抽出、水洗、乾燥、濃縮した後、カラム
クロマトグラフィーで精製して白色結晶の目的化合物0.
6gを得た。
融点 142〜144℃ 参考例5 化合物〔II〕の製法 化合物〔VIII〕0.5gを80%酢酸水5gに溶解し、つぎに
鉄粉0.5gを加え、80〜100℃で3時間加熱した。反応終
了後、反応液に酢酸エチル10gを加えて不溶物を濾過し
て除き、水洗、乾燥、濃縮した後、カラムクロマトグラ
フィーで精製して白色結晶の目的化合物0.2gを得た。
融点 270〜274℃ 次に製剤例を示す。なお、本発明化合物は第1表の化
合物番号で示す。部は重量部である。
製剤例1 本発明化合物(1)〜(4)、各々50部、リグニンス
ルホン酸カルシウム3部、ラウリル硫酸ナトリウム2部
および合成含水酸化珪素45部をよく粉砕混合して水和剤
を得る。
製剤例2 本発明化合物(1)〜(4)、各々5部、ポリオキシ
エチレンスチリルフェニルエーテル14部、ドデシルベン
ゼンスルホン酸カルシウム6部、キシレン25部およびシ
クロヘキサノン50部をよく混合して乳剤を得る。
製剤例3 本発明化合物(3)、(4)、各々2部、合成含水酸
化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベン
トナイト30部およびカオリンクレー65部をよく粉砕混合
し、水を加えてよく練り合わせ後、造粒乾燥して粒剤を
得る。
製剤例4 本発明化合物(3)、(4)、各々25部、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノオレエート3部、CMC3部、水69
部を混合し、粒度が5ミクロン以下になるまで湿式粉砕
して懸濁剤を得る。
次に、試験例を示す。なお、本発明化合物は、第1表
の化合物番号で示し、比較対照に用いた化合物は第2表
の化合物記号で示す。
また、除草効力および薬害の評価は、調査時の供試植
物(雑草および作物)の出芽および生育の状態が無処理
のそれと比較して全くないしほとんど違いがないものを
「0」とし、供試植物が完全枯死または出芽もしくは生
育が完全に抑制されているものを「5」として、0〜5
の6段階に区分し0、1、2、3、4、5で示す。
試験例1 直径10cm、深さ10cmの円筒型プラスチックポットに畑
地土壌を詰め、ヒエ、エンバク、マルバアサガオ、イチ
ビを播種し、覆土した。製剤例2に準じて供試化合物を
乳剤にし、その所定量を1アールあたり10リットル相当
の水で希釈し、小型噴霧器で土壌表面に処理した。処理
後20日間温室内で育成し、除草効力を調査した。その結
果を第3表に示す。
試験例2 直径10cm、深さ10cmの円筒型プラスチックポットに畑
地土壌を詰め、ヒエ、エンバク、ダイコン、イチビを播
種し、温室内で10日間育成した。その後、製剤例2に準
じて供試化合物を乳剤にし、その所定量を1アールあた
り10リットル相当の展着剤を含む水で希釈し、小型噴霧
器で植物体の上方から茎葉処理した。処理後20日間温室
内で育成し、除草効力を調査した。その結果を第4表に
示す。
試験例3 直径8cm、深さ12cmの円筒型プラスチックポットに水
田土壌を詰め、タイヌビエ、広葉雑草(アゼナ、キカシ
グサ、ミゾハコベ)の種子を1〜2cmの深さに混ぜ込ん
だ。湛水して水田状態にした後、温室内で育成した。6
日後(各雑草の発生初期)に製剤例2に準じて供試化合
物を乳剤にし、その所定量を5ミリリットルの水で希釈
し、水面に処理した。処理後20日間温室内で育成し、除
草効力を調査した。その結果を第5表に示す。
試験例4 面積33×23cm2、深さ11cmのバットに畑地土壌を詰
め、ダイズ、トウモロコシ、イネ、マルバアサガオ、イ
チビ、イネホオズキ、アオゲイトウ、エノコログサを播
種し、1〜2cmの厚さに覆土した。製剤例2に準じて供
試化合物を乳剤にし、その所定量を1アールあたり10リ
ットル相当の水で希釈し、小型噴霧器で土壌表面に処理
した。処理後20日間温室内で育成し、除草効力および薬
害を調査した。その結果を第6表に示す。
試験例5 面積33×23cm2、深さ11cmのバットに畑地土壌を詰
め、コムギ、オオムギ、テンサイ、サナエタデ、ハコ
ベ、オオイヌノフグリ、シロザ、フィールドパンジーを
播種し、1〜2cmの厚さに覆土した。製剤例2に準じて
供試化合物を乳剤にし、その所定量を1アールあたり10
リットル相当の水で希釈し、小型噴霧器で土壌表面に処
理した。処理後27日間温室内で育成し、除草効力および
薬害を調査した。その結果を第7表に示す。
試験例6 面積33×23cm2、深さ11cmのバットに畑地土壌を詰
め、ダイズ、トウモロコシ、マルバアサガオ、イチビ、
イヌホオズキ、アメリカキンゴジカを播種し、18日間育
成した。その後、製剤例2に準じて供試化合物を乳剤に
し、その所定量を1アールあたり10リットル相当の水で
希釈し、小型噴霧器で植物体の上方から茎葉部全面に均
一に処理した。このとき雑草および作物の生育状況は草
種により異なるが、1〜4葉期で、草丈は2〜12cmであ
った。処理20日後に除草効力および薬害を調査した。そ
の結果を第8表に示す。なお、本試験は、全期間を通し
て温室内で行なった。
試験例7 1/5000aワグネルポットに水田土壌を詰め、タイヌビ
エ、広葉雑草(アゼナ、キカシグサ、ミゾハコベ)の種
子を1〜2cmの深さに混ぜ込んだ。湛水して水田状態に
した後、更に3葉期のイネを移植し、温室内で育成し
た。11日後(タイヌビエの2葉期)に、製剤例2に準じ
て供試化合物を乳剤にし、その所定量を10ミリリットル
の水で希釈し水面に処理し、その水深を4cmとした。処
理後20日間温室内で育成し、除草効力および薬害を調査
した。その結果を第9表に示す。なお、処理の翌日から
2日間は、1日あたり3cmの水深に相当する量の漏水を
おこなった。
試験例8 面積11×15cm2、深さ7cmのバットに畑地土壌を詰め、
ダイズ、アメリカキンゴジカ、イチビ、イヌホオズキを
播種し、1〜2cmの厚さに覆土した。製剤例2に準じて
供試化合物を乳剤にし、その所定量を1アールあたり10
リットル相当の水で希釈し、小型噴霧器で土壌表面に処
理した。処理後20日間温室内で育成し、除草効力および
薬害を調査した。その結果を第10表に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 良 兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友 化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−275573(JP,A) 特開 平2−229156(JP,A) 特開 平1−139580(JP,A) 特開 平1−102076(JP,A) 特開 平1−301679(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 413/04 A01N 43/84 101 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中、Rは低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
    アルキニル基または低級アルコキシ低級アルキル基を表
    わす。〕 で示されるピラゾール誘導体。
  2. 【請求項2】式 で示される化合物と、一般式 R−X 〔式中、Rは低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
    アルキニル基または低級アルコキシ低級アルキル基を表
    わし、Xは塩基原子、臭素原子、ヨウ素原子、p−トル
    エンスルホニルオキシ基またはメタンスルホニルオキシ
    基を表わす。〕 で示される化合物とを反応させることを特徴とする請求
    項1記載のピラゾール誘導体の製造法。
  3. 【請求項3】請求項1記載のピラゾール誘導体を有効成
    分として含有することを特徴とする除草剤。
JP02274986A 1989-10-12 1990-10-11 ピラゾール誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする除草剤 Expired - Fee Related JP3047447B2 (ja)

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