JP3046979U - 枕 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 暑い夜等においても使用者の頭部を快適な状
態に維持するようにした枕を提供する。 【解決手段】 袋状体（１）内にクッション材（３）を
充填してなる枕において、該袋状体の略中央部には該袋
状体を上下方向に貫く透孔（５）を備えさせ、該透孔の
上部と下部には該透孔を塞ぐ網状体（７）（９）をそれ
ぞれ備えさせたことを特徴とする枕。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は人が寝るときに頭部を載せる寝具としての枕に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

枕としては、布等の袋状体内にわた等のクッション材を充填してなるものが従 来より一般に使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の枕においては、使用者の頭部は枕の袋状体の上面に密着するため、 頭部における袋状体に密着した面に対する通気性が妨げられる。その結果、従来 の枕は、特に暑い夜等には使用者に不快感を与えることもある。 本考案は従来の枕におけるこのような問題を解決しようとしてなされたもので ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案は、袋状体内にクッション材を充填してな る枕において、該袋状体の略中央部には該袋状体を上下方向に貫く透孔を備えさ せ、該透孔の上部と下部には該透孔を塞ぐ網状体をそれぞれ備えさせたことを特 徴とする枕を提供するものである。

【０００５】

【作用】

本考案の枕を使用する際には、使用者は袋状体の略中央部に形成された透孔の 上部の網状体上に頭部を載せるのである。しかるときは、該透孔は袋状体を上下 方向に貫くものであるため、頭部の動きによる袋状体の変形に伴い透孔における 上部の網状体と下部の網状体を通る空気の流れが生ずる（図２の矢印参照）。換 言すれば、頭部に対する通気性が確保される。また、透孔の網状体は使用者の頭 部を支持するという作用をも果たすものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

次に、本考案の実施の形態を添付図面に従って説明する。 符号１に示すものは袋状体である。袋状体１は綿等の布により形成し、内部に わた等のクッション材３を充填する。しかして、本考案においては、袋状体１の 略中央部には該袋状体１を上下方向に貫く透孔５を備えさせ、該透孔５の上部と 下部には該透孔５を塞ぐ綿等の網状体７、９をそれぞれ備えさせている。即ち、 袋状体１は略中央部の透孔５を取り囲むものであり、クッション材３は袋状体１ の内部に完全に密閉されている。図示の事例においては、袋状体１の外形は平面 図において略長方形であり、透孔５の外形も平面図において略長方形であるが、 袋状体１と透孔５は他のいかなる形状を有するものであってもよい。

【０００７】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の枕は、袋状体の略中央部には該袋状体を上下方 向に貫く透孔を備えさせ、該透孔の上部と下部には該透孔を塞ぐ網状体をそれぞ れ備えさせているため、使用者の頭部の動きによる袋状体の変形に伴い透孔にお ける上部の網状体と下部の網状体を通る空気の流れが生じ、頭部に対する通気性 が確保される。従って、暑い夜等においても使用者の頭部は快適な状態に維持さ れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による枕の一例を示す平面図である。

【図２】同上枕の断面図である。

【符号の説明】

１ 袋状体 ３ クッション材 ５ 透孔 ７ 網状体 ９ 網状体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 袋状体内にクッション材を充填してなる
   枕において、該袋状体の略中央部には該袋状体を上下方
   向に貫く透孔を備えさせ、該透孔の上部と下部には該透
   孔を塞ぐ網状体をそれぞれ備えさせたことを特徴とする
   枕。