JP3046700B2 - 防音床材 - Google Patents
防音床材Info
- Publication number
- JP3046700B2 JP3046700B2 JP5314881A JP31488193A JP3046700B2 JP 3046700 B2 JP3046700 B2 JP 3046700B2 JP 5314881 A JP5314881 A JP 5314881A JP 31488193 A JP31488193 A JP 31488193A JP 3046700 B2 JP3046700 B2 JP 3046700B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- plate
- groove
- piece plate
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数枚のピース板をク
ッション材の上に並べて一体化した防音床材の構造に関
するものである。
ッション材の上に並べて一体化した防音床材の構造に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の防音床材は、複数枚のピース板を
クッション材上に並べて一体化し、ピース板の基材の裏
面に凹溝を多数列設して形成してあった。
クッション材上に並べて一体化し、ピース板の基材の裏
面に凹溝を多数列設して形成してあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
にあっては、ピース板の裏面の凹溝とクッション材にて
防音性能があるが、隣り合うピース板の凹溝が不連続で
あるためピース板に剛性があり、防音性能が十分である
といえなかった。本発明は上記問題点に鑑みてなされた
ものであって、本発明の目的とするところはピース板の
剛性を十分に落として防音性能を向上できる防音床材を
提供するにある。
にあっては、ピース板の裏面の凹溝とクッション材にて
防音性能があるが、隣り合うピース板の凹溝が不連続で
あるためピース板に剛性があり、防音性能が十分である
といえなかった。本発明は上記問題点に鑑みてなされた
ものであって、本発明の目的とするところはピース板の
剛性を十分に落として防音性能を向上できる防音床材を
提供するにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明防音床材Ａは細長いピース板１を横に階段状にず
らせて長辺側端同士を突き合わせることにより複数枚の
ピース板１を並べると共にピース板１をクッション材２
に一体化した防音床材において、各ピース板１の裏面側
に凹溝３を上記ピース板１のずらし巾より狭い間隔で等
間隔に多数列設し、ピース板１を階段状にずらせるとき
凹溝３のピッチの整数倍ずらせて隣り合うピース板１の
凹溝３同士を連続させ、複数枚のピース板１の長辺側端
同士を弾性を有する合成樹脂７にて連結し、ピース板１
の長手方向の両端部は上記ピース板１をずらせる巾と同
じ巾の端板部１ａとすると共にこの端板部１ａの裏面側
は凹溝３のない構造にして成ることを特徴とする。
本発明防音床材Ａは細長いピース板１を横に階段状にず
らせて長辺側端同士を突き合わせることにより複数枚の
ピース板１を並べると共にピース板１をクッション材２
に一体化した防音床材において、各ピース板１の裏面側
に凹溝３を上記ピース板１のずらし巾より狭い間隔で等
間隔に多数列設し、ピース板１を階段状にずらせるとき
凹溝３のピッチの整数倍ずらせて隣り合うピース板１の
凹溝３同士を連続させ、複数枚のピース板１の長辺側端
同士を弾性を有する合成樹脂７にて連結し、ピース板１
の長手方向の両端部は上記ピース板１をずらせる巾と同
じ巾の端板部１ａとすると共にこの端板部１ａの裏面側
は凹溝３のない構造にして成ることを特徴とする。
【０００５】
【０００６】
【作用】上記構成によれば、各ピース板１の裏面側に凹
溝３を等間隔に多数列設し、ピース板１を階段状にずら
せるとき凹溝３のピッチを整数倍ずらせて隣り合うピー
ス板１の凹溝３同士を連続させていることにより、ピー
ス板１を横方向に階段状にずらせたものであっても隣り
合うピース板１の凹溝３を連続させてピース板１の剛性
を十分に落とすことができて十分な防音性能を得ること
ができる。また複数枚のピース板１の長辺側端同士を弾
性を有する合成樹脂７にて連結したことにより、防音床
材Ａの巾方向においても床材の剛性を落とすことがで
き、より防音性能が向上できる。またピース板１の長手
方向の両端部は上記ピース板１をずらせる巾と同じ巾の
端板部１ａとすると共にこの端板部１ａの裏面側は凹溝
３のない構造にしたことにより、凹溝３にて剛性を落と
したものでも端板部１ａには剛性を持たせて施工時の取
り扱い性を向上できる。
溝３を等間隔に多数列設し、ピース板１を階段状にずら
せるとき凹溝３のピッチを整数倍ずらせて隣り合うピー
ス板１の凹溝３同士を連続させていることにより、ピー
ス板１を横方向に階段状にずらせたものであっても隣り
合うピース板１の凹溝３を連続させてピース板１の剛性
を十分に落とすことができて十分な防音性能を得ること
ができる。また複数枚のピース板１の長辺側端同士を弾
性を有する合成樹脂７にて連結したことにより、防音床
材Ａの巾方向においても床材の剛性を落とすことがで
き、より防音性能が向上できる。またピース板１の長手
方向の両端部は上記ピース板１をずらせる巾と同じ巾の
端板部１ａとすると共にこの端板部１ａの裏面側は凹溝
３のない構造にしたことにより、凹溝３にて剛性を落と
したものでも端板部１ａには剛性を持たせて施工時の取
り扱い性を向上できる。
【０００７】
【実施例】防音床材Ａは図１、図２に示すように細長い
ピース板１を横に階段状にずらせて長辺側端縁同士を突
き合わせ、複数枚のピース板１をクッション材２上に一
体化して形成されている。ピース板１は表面材４の裏面
に合板のような基材５を一体に積層して形成されてい
る。隣り合うピース板１を長辺側の端縁同士を突き合わ
せた部分は、図３に示すようにピース板１の長辺側の端
縁の裏面側に段溝部６を設け、ピース板１の端縁同士を
突き合わせたとき一対の段溝部６にてできる凹所に弾性
を有する合成樹脂７を充填して接続してある。ピース板
１の基材５の裏面側にはピース板１の短手方向に亙る凹
溝３を長手方向に等間隔に複数本穿設してある。本発明
の場合、凹溝３をピース板１の長手方向に設けるピッチ
Ｐは１５ｍｍ程度である。ピース板１を階段状にずらせ
る寸法Ｌは凹溝３のピッチＰの整数倍（本例の場合２
倍）であり、ｎ×Ｐである。これにより、複数枚のピー
ス板１が階段状にずれていても隣り合うピース板１の凹
溝３が一直線に連続する。このようにピース板１の基材
５の凹溝３を隣り合うピース板１で連続させたことによ
りピース板１の剛性を十分に落とすことができ、凹溝３
のピッチＰを細かくしたことと相俟って軽量床衝撃音を
３〜５ｄＢ低減することができる。また上記のようにピ
ース板１の端縁同士を突き合わせたとき一対の段溝部６
にてできる凹所に弾性を有する合成樹脂７を充填して接
続してあると、防音床材Ａの巾方向においても床材の剛
性を落とすことができ（ピース板を実結合する場合に比
べて）、より防音性能が向上する。またピース板１の長
手方向の両端部は上記ピース板１をずらせる巾と同じ巾
の端板部１ａとしてあり、この端板部１ａの裏面側は凹
溝３のない構造になっている。
ピース板１を横に階段状にずらせて長辺側端縁同士を突
き合わせ、複数枚のピース板１をクッション材２上に一
体化して形成されている。ピース板１は表面材４の裏面
に合板のような基材５を一体に積層して形成されてい
る。隣り合うピース板１を長辺側の端縁同士を突き合わ
せた部分は、図３に示すようにピース板１の長辺側の端
縁の裏面側に段溝部６を設け、ピース板１の端縁同士を
突き合わせたとき一対の段溝部６にてできる凹所に弾性
を有する合成樹脂７を充填して接続してある。ピース板
１の基材５の裏面側にはピース板１の短手方向に亙る凹
溝３を長手方向に等間隔に複数本穿設してある。本発明
の場合、凹溝３をピース板１の長手方向に設けるピッチ
Ｐは１５ｍｍ程度である。ピース板１を階段状にずらせ
る寸法Ｌは凹溝３のピッチＰの整数倍（本例の場合２
倍）であり、ｎ×Ｐである。これにより、複数枚のピー
ス板１が階段状にずれていても隣り合うピース板１の凹
溝３が一直線に連続する。このようにピース板１の基材
５の凹溝３を隣り合うピース板１で連続させたことによ
りピース板１の剛性を十分に落とすことができ、凹溝３
のピッチＰを細かくしたことと相俟って軽量床衝撃音を
３〜５ｄＢ低減することができる。また上記のようにピ
ース板１の端縁同士を突き合わせたとき一対の段溝部６
にてできる凹所に弾性を有する合成樹脂７を充填して接
続してあると、防音床材Ａの巾方向においても床材の剛
性を落とすことができ（ピース板を実結合する場合に比
べて）、より防音性能が向上する。またピース板１の長
手方向の両端部は上記ピース板１をずらせる巾と同じ巾
の端板部１ａとしてあり、この端板部１ａの裏面側は凹
溝３のない構造になっている。
【０００８】
【０００９】
【発明の効果】本発明は叙述のように各ピース板の裏面
側に凹溝を等間隔に多数列設し、ピース板を階段状にず
らせるとき凹溝のピッチの整数倍ずらせて隣り合うピー
ス板の凹溝同士を連続させているので、ピース板を横方
向に階段状にずらせたものであっても隣り合うピース板
の凹溝を連続させて防音性能を向上できるものであり、
また複数枚のピース板の長辺側端同士を弾性を有する合
成樹脂にて連結したので、防音床材の巾方向においても
床材の剛性を落とすことができ、より防音性能が向上で
きるものであり、またピース板の長手方向の両端部は上
記ピース板をずらせる巾と同じ巾の端板部とすると共に
この端板部の裏面側は凹溝のない構造にしたので、凹溝
にて剛性を落としたものでも端板部には剛性を持たせて
施工時の取り扱い性を向上できるものである。
側に凹溝を等間隔に多数列設し、ピース板を階段状にず
らせるとき凹溝のピッチの整数倍ずらせて隣り合うピー
ス板の凹溝同士を連続させているので、ピース板を横方
向に階段状にずらせたものであっても隣り合うピース板
の凹溝を連続させて防音性能を向上できるものであり、
また複数枚のピース板の長辺側端同士を弾性を有する合
成樹脂にて連結したので、防音床材の巾方向においても
床材の剛性を落とすことができ、より防音性能が向上で
きるものであり、またピース板の長手方向の両端部は上
記ピース板をずらせる巾と同じ巾の端板部とすると共に
この端板部の裏面側は凹溝のない構造にしたので、凹溝
にて剛性を落としたものでも端板部には剛性を持たせて
施工時の取り扱い性を向上できるものである。
【図１】本発明の一実施例の平面図である。
【図２】同上の要部の断面図である。
【図３】同上のピース板の長辺同士を接続する部分の断
面図である。
面図である。
Ａ 防音床材 １ ピース板 ２ クッション材 ３ 凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−27066（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−42484（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−21240（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−171842（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E04F 15/04 - 15/04 601 E04F 15/18 602
Claims (1)
- 【請求項１】 細長いピース板を横に階段状にずらせて
長辺側端同士を突き合わせることにより複数枚のピース
板を並べると共にピース板をクッション材に一体化した
防音床材において、各ピース板の裏面側に凹溝を上記ピ
ース板のずらし巾より狭い間隔で等間隔に多数列設し、
ピース板を階段状にずらせるとき凹溝のピッチの整数倍
ずらせて隣り合うピース板の凹溝同士を連続させ、複数
枚のピース板の長辺側端同士を弾性を有する合成樹脂に
て連結し、ピース板の長手方向の両端部は上記ピース板
をずらせる巾と同じ巾の端板部とすると共にこの端板部
の裏面側は凹溝のない構造にして成ることを特徴とする
防音床材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5314881A JP3046700B2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 防音床材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5314881A JP3046700B2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 防音床材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07166684A JPH07166684A (ja) | 1995-06-27 |
| JP3046700B2 true JP3046700B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=18058752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5314881A Expired - Fee Related JP3046700B2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 防音床材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3046700B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-15 JP JP5314881A patent/JP3046700B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07166684A (ja) | 1995-06-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000307 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |