JP3046362U - 抵抗溶接装置用電極チップ - Google Patents

抵抗溶接装置用電極チップ

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JP3046362U
JP3046362U JP1997007340U JP734097U JP3046362U JP 3046362 U JP3046362 U JP 3046362U JP 1997007340 U JP1997007340 U JP 1997007340U JP 734097 U JP734097 U JP 734097U JP 3046362 U JP3046362 U JP 3046362U
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Japan
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electrode tip
guide hole
guide pin
resistance welding
guide
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武夫 蕗沢
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Shinkokiki Co Ltd
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Shinkokiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気密性に優れ圧縮空気が洩れることなく正確
にガイドピンの作動を行うことができる抵抗溶接装置用
電極チップを提供すること。 【解決手段】 圧縮空気供給口1を備える電極チップ本
体2の上端開口にガイド孔3付のキャップ4を取付けて
このガイド孔3にガイドピン6をその下端の鍔部5によ
り下端開口が閉塞されるように挿通してなる抵抗溶接装
置用電極チップにおいて、前記ガイド孔3の下方部内周
面にガイドピン6の上昇時に鍔部5の上面と接触して気
密性を保持する弾性材7を装着した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、気密性に優れ圧縮空気が洩れることなく正確にガイドピンの作動を 行うことができる抵抗溶接装置用電極チップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ナット等の孔あき部材を被溶接部材に溶接するために使用される抵 抗溶接装置用電極チップとして、中空の電極チップ本体の上面にガイド孔を設け て該ガイド孔に挿通したガイドピンを下方より弾発支持させ、常時は下端の鍔部 をもってガイド孔の下端開口を閉塞しておき、溶接時にガイドピンが押し下げら れると中空の電極チップ本体内に供給される圧縮空気がガイド孔とガイドピンと の間の隙間を通じ噴出されて、この噴出する圧縮空気により電極チップ本体およ びその周辺を冷却するとともに周辺に発生したスパッタや塵埃を飛散させるよう にしたものが提案されている。
【0003】 一方、この種の従来の電極チップにおいては、ガイドピンの鍔部がガイド孔の 下端開口に当接される際の衝撃などによって折損し易いため頻繁に交換しなけれ ばならないうえに、ガイド孔とガイドピンとの間に微細な異物が入った場合等に 鍔部によるガイド孔の下端開口の閉塞が適確さを欠いて圧縮空気が常時洩れ続け るという問題点があった。そこで、このような問題点を解消するため、本件出願 人はガイドピンの主軸部と鍔部との境界部周面に弾性体を囲装したものを、登録 実用新案第153089号として先に提案した。ところが、前記ガイドピンは溶 接作業中に摩耗するため頻繁に交換してやる必要があり、先に提案したものにお いては弾性体も一緒に廃棄されることとなりガイドピンのコストが高くなるとい う問題点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記のような従来の問題点を解決して、ガイドピンの鍔部がガイド孔 の下端開口に当接する際の衝撃により折損されるのを防止することができ、また ガイド孔とガイドピンとの間に微細な異物が入った場合にも気密性を保持して圧 縮空気の洩れをなくすことができ、更には生産コストも廉価なものとすることが できる抵抗溶接装置用電極チップを提供することを目的として完成されたもので ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本考案の抵抗溶接装置用電極チップは、 圧縮空気供給口を備える電極チップ本体の上端開口にガイド孔付のキャップを取 付けてこのガイド孔にガイドピンをその下端の鍔部によって下端開口が閉塞され るように挿通してなる抵抗溶接装置用電極チップにおいて、前記ガイド孔の下方 部内周面にガイドピンの上昇時に鍔部の上面と接触して気密性を保持する弾性材 を装着したことを特徴とするものである。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ本考案の好ましい実施の形態を示す。 図面はナット等の孔あき部材20を被溶接部材21に溶接するために使用され る抵抗溶接装置用電極チップを示すものであって、図中1は圧縮空気供給口、2 は電極チップ本体、4はこの電極チップ本体2の上端開口に取り付けられるガイ ド孔3付のキャップ、6はガイド孔3に挿通され下端の鍔部5をもって前記ガイ ド孔3の下端開口を閉塞するガイドピンであり、以上の構成は従来のこの種の抵 抗溶接装置用電極チップと基本的に同じである。
【0007】 そして、本考案においては前記したキャップ4の下端にガイド孔3に続き拡径 された筒孔を有する短筒部4aが連設されていてこの筒孔にガイドピン6の下端 の鍔部5が装入されるようになっており、また、ガイド孔3の下方部内周面にあ たる短筒部4aの筒孔の上端部分にはガイドピン6の上昇時に鍔部5の上面と接 触して気密性を保持する弾性材7が装着されたものとされている。この弾性材7 は、ガイドピン6の鍔部がガイド孔3の下方部に当接する際の衝撃により折損さ れるのを防止するものであり、また、ガイド孔3とガイドピン6との間に微細な 異物が入った場合にも気密性を保持して圧縮空気の洩れをなくすものである。更 には、従来のガイドピンに弾性体を囲装したものと異なり、本考案のものにおい ては弾性体7はガイド孔3側に装着されているのでガイドピン3が摩耗して交換 の必要が生じた場合にも、弾性体7はそのまま残しておくことができ極めて簡単 かつ安価に行えるものである。
【0008】 前記弾性体7としては、例えば、耐熱性のあるシリコンゴムやウレタンゴム等 を用いることができ、また、弾性体7はガイド孔3の下方部内周面にあたる短筒 部4aの筒孔の上端部分に下方部の内周面に設けられた弾性材嵌入用の環状溝8 内に圧入して的確に固定された状態となっている。 なお、図中10は電極チップ本体2に必要に応じて設けられる冷却水導入孔、 11は圧縮空気供給口1に螺着される圧縮空気供給管接続金具、12はガイドピ ン6の下端の鍔部5によりガイド孔3の下端開口が閉塞されるようにする1手段 としてのバネで、ガイドピン6の下端の鍔部5は前記したバネ12により常時上 向きに弾発されて短筒部4aの筒孔の範囲で安定した上下動が可能なものとして あるが、バネを用いることなく圧縮空気供給口1から送られてくる圧縮空気によ り常時上向きに圧接されるようにしてもよい。
【0009】 このように構成されたものは、電極チップ本体2を上部電極22の下方に位置 させた下部電極(図示せず)に取り付けておき、絶縁状態にあるガイドピン6の 上端のガイド部に被溶接部材21のボルト挿通孔を係合させるとともに、ナット 等の孔あき部材20を図示のようにセットしたうえ、上部電極22を降下させて 抵抗溶接を行う点は従来のこの種の抵抗溶接装置用電極チップと基本的に同じで ある。
【0010】 そして、溶接後においては上部電極22によりガイドピン6が押し下げられて ガイド孔3下方部の閉塞状態が解除され、この時、圧縮空気供給口1を通じて圧 縮空気を供給すれば、圧縮空気はガイドピン6とガイド孔3間にある隙間を通じ て上方に吹き出し上部電極22およびその周辺とキャップ4を冷却するとともに 、溶接時に発生したスパッタや周辺にある塵埃を飛散させる。この結果、1回溶 接する毎に周辺を清掃したり冷却時間をおいたりすることなく連続的に効率よく 溶接作業を続けることが可能となる。 しかも、前記ガイド孔3下方部の内周面にはガイドピン6の上昇時に鍔部5の 上面と接触して気密性を保持する弾性材7が装着されているので、ガイドピン6 の接触部がガイド孔3の下方部に当接する際の衝撃により折損されるのが確実に 防止されることとなり、またガイド孔3とガイドピン6との間に微細な異物が入 った場合にも弾性材7の弾力により気密性が保持されて圧縮空気の洩れがなくな ることとなる。更には、ガイドピン6が摩耗して交換の必要が生じた場合にも、 従来タイプのガイドピンに弾性体を一体的に囲装したものと異なり弾性体7はガ イド孔3内にそのまま残しておいてガイドピン6のみを交換することができ、極 めて簡単かつ安価に行えることとなる。
【0011】
【考案の効果】
以上の説明からも明らかなように、本考案はガイドピンの鍔部がガイド孔の下 端開口に当接する際の衝撃により折損されるのを防止することができ、またガイ ド孔とガイドピンとの間に微細な異物が入った場合にも気密性を保持して圧縮空 気の洩れをなくすことができ、更には生産コストも廉価なものとすることができ るものである。 よって本考案は従来の問題点を一掃した抵抗溶接装置用電極チップとして、そ の実用的価値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 圧縮空気供給口 2 電極チップ本体 3 ガイド孔 4 キャップ 4a 短筒部 5 鍔部 6 ガイドピン 7 弾性材 8 環状溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気供給口(1) を備えた電極チップ
    本体(2) の上端開口にガイド孔(3) 付のキャップ(4) を
    取付けてこのガイド孔(3) にガイドピン(6)をその下端
    の鍔部(5) により下端開口が閉塞されるように挿通して
    なる抵抗溶接装置用電極チップにおいて、前記ガイド孔
    (3) の下方部内周面にガイドピン(6)の上昇時に鍔部(5)
    の上面と接触して気密性を保持する弾性材(7) を装着
    したことを特徴とする抵抗溶接装置用電極チップ。
  2. 【請求項2】 ガイド孔(3) の下方部内周面に環状溝
    (8) が設けられてこれに弾性材(7) を嵌着してある請求
    項1に記載の抵抗溶接装置用電極チップ。
  3. 【請求項3】 キャップ(4) の下端にガイド孔(3) に続
    き拡径された筒孔を有する短筒部(4a)が連設されてこの
    筒孔にガイドピン(6) の下端の鍔部(5) が装入される請
    求項1または2に記載の抵抗溶接装置用電極チップ。
JP1997007340U 1997-08-19 1997-08-19 抵抗溶接装置用電極チップ Expired - Lifetime JP3046362U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021065908A (ja) * 2019-10-24 2021-04-30 株式会社ヤマダスポット 抵抗溶接機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021065908A (ja) * 2019-10-24 2021-04-30 株式会社ヤマダスポット 抵抗溶接機
JP7440881B2 (ja) 2019-10-24 2024-02-29 株式会社ヤマダスポット 抵抗溶接機

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