JP3046343B2 - ポリウレタン製造用触媒 - Google Patents
ポリウレタン製造用触媒Info
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Description
できるポリウレタン製造用触媒に関する。更に詳しく
は、触媒活性が高く、硬化時間が早く、接着性に優れた
ポリウレタンフォームを製造できるポリウレタンフォー
ム製造用触媒に関するものである。
リオールを発泡剤、触媒及びその他の助剤の存在下に反
応させて製造される。従来このポリウレタン発泡触媒と
して数多くの第3級アミン化合物や有機金属化合物、例
えば有機錫化合物が知られており、それらを単独もしく
は併用することにより工業的にも使用されている。
をいかして、ウレタンフォームは様々な分野に応用され
ている。又ポリウレタンフォームはその用途により大型
化され、フォームの形状も著しく複雑になってきてい
る。そのためポリウレタンフォームの生産性を高めるた
め、モールドに原料を注入し硬化脱型するまでの時間を
できるだけ短縮することが要求されている。即ち、ポリ
オールとポリイソシアネートなどの原料組成物を混合し
型内に射出して、フォームを硬化させその成形品を取り
出すまでの時間をできるだけ短縮することが望まれてい
る。
用することが多く、これはフォームの充填性の向上と、
スキン部とコア部の密度差を小さくするため、或いはフ
ロン使用量の削減を目的として配合される。しかし、水
を配合した場合、付随的にウレタン結合に対するウレア
結合の比率が増し、凝集力が大きくなりフォームの脆さ
が増すという欠点がある。
し、かつウレタンフォームの脆性を解決することが求め
られていた。
した結果、硬質ポリウレタンフォーム製造用触媒とし
て、2つの特定の含窒素化合物(第3級アミン)を組み
合わせて用いることにより満足する性能を発現すること
を見出し、本発明を完成するに至った。
供するものである。
の活性水素を有し、且つ、分子量が300〜10,000のポリ
オール等の化合物と、ポリイソシアネートとを発泡剤等
の存在下で反応させ、ポリウレタンフォームを製造する
方法に於いて主に使用される。
−メチルイミダゾールの両者を上記の如き比率で組み合
わせることにより、硬化時間を大幅に短縮しかつ、フォ
ームの流動性を損なう事なく、物性のよいフォームを生
成することができる。
用したときは、硬化性は優れた物が得られるが、フォー
ムの流動性が極端に悪化し、また1−メチルイミダゾー
ルを単独で使用したときは、触媒活性が低く、使用量が
多くなり、ウレタンフォームの硬化時に発生する脆性が
解決しない。
リエチレンジアミン、テトラメチルエチレンジアミン、
テトラメチルプロパンジアミン、テトラメチルブタンジ
アミン、テトラメチルヘキサメチレンジアミン、ペンタ
メチルジエチレントリアミン、ジメチルシクロヘキシル
アミン、ジメチルエタノールアミン、トリメチルアミノ
エチルピペラジン、メチルモルホリン、ジメチルベンジ
ルアミン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル
などを単独あるいは組み合わせて使用しても、フォーム
の硬化促進は改善されない。又、1−メチルイミダゾー
ル又は1,2−ジメチルイミダゾールに公知の有機錫化合
物、例えばジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセ
テートなどを加えても、フォームの泡流動性や、フォー
ム物性が悪化するため硬化時間の短縮が出来ない。
ダゾールを適当な比率で組み合わせた触媒によっての
み、硬化時間の短縮が可能となる。また両者を特定の割
合で混合したときには−5℃の低温下に長期間保存して
も、液状性が保持できるという副次的な長所も認められ
た。
活性水素を有し、且つ分子量が300〜10,000のポリオー
ル等の化合物100重量部に対し、1−メチルイミダゾー
ルと1,2−ジメチルイミダゾールの合計量が0.1〜5.0重
量部、好ましくは1.5〜3.5重量部となるように配合して
使用するのが好ましい。
知のウレタン化触媒を組み合わせても使用することがで
きる。
用するポリオールとしては例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリ
セリン、トリメチロールプロパン、1,3,6−ヘキサント
リオール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、シュ
クローズ、ビスフェノールA、ノボラック、ヒドロキシ
ル化1−2ポリブタジエン、ヒドロキシル化1−4ポリ
ブタジエン等の多価アルコール類及び/又はこれらのポ
リヒドロキシ化合物にアルキレンオキサイドを付加重合
させて得たヒドロキシル価200〜800のポリエーテルポリ
オールである。又ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン等のアルカノールアミン類、エチレンジアミン、
ジエチレンジアミン、アンモニア、アニリン、トリレン
ジアミン、キシリレンジアミン、ジアミノジフェニルメ
タン等の活性水素を2個以上含有する化合物及び/又は
これらのアミン類に、エチレンオキサイド、プロピレン
オキサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド
等を付加重合させて得たビトロキシル価200〜800のポリ
エーテルポリオール及びポリテトラメチレンエーテルグ
リコールも使用出来る。
ルボン酸と低分子量ポリオールとを反応させて得たポリ
エステルポリオール及びカプロラクトンを重合させて得
たポリエステルポリオール、ヒマシ油、脱水ヒマシ油等
のヒドロキシル基含有脂肪酸エステルも使用できる。
ーテルポリオール等の化合物は分子量が300〜10,000の
ものが好ましい。
いられるポリイソシアネートとしては、従来公知の物
で、特に限定される物ではなく、芳香族、脂肪族、脂環
式ポリイソシアネート及びそれらの変性物、例えばジフ
ェニルメタンジイソシアネート、クルード−ジフェニル
メタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、
クルード−トリレンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソ
シアネート、トリフェニルメチレントリイソシアネー
ト、トリレントリイソシアネート、カルボジイミド変性
ジフェニルメタンジイソシアネート等及びそれらの混合
物並びにこれらのポリイソシアネートの過剰量とポリオ
ールとを反応して得られる末端NCOプレポリマー等が挙
げられる。
として使用することができる。その使用量は、イソシア
ネート中のNCO基とポリオールコンポーネントの活性水
素の当量比が0.8〜5.0となる量である。
に際しては、当然の事ながら気泡を形成させる物質を使
用することが必要であるが、かかる物質としては、周知
の通り、ポリイソシアネートと反応して二酸化炭素を発
生する水、又はポリウレタンの生成反応には関与しない
発泡剤が使用される。かかる発泡剤としては公知のもの
が何れも使用でき、好ましくは常温で液体でありポリウ
レタン生成反応時に気化するクロロフルオロカーボンを
使用する。それらにはR−11、1,1,1,2−テトラフルオ
ロエタン、2,2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロエタ
ン、1,2−ジクロロ−1−フルオロエタン等が含まれ
る。
造する際に、必要に応じて分子量32〜400のポリヒドロ
キシル化合物を通常の鎖延長剤、架橋剤として使用して
もよいことは勿論であり、このポリヒドロキシル化合物
の使用により、得られるポリウレタンフォームの性質を
適宜調節することが出来る。
る際には界面活性剤を使用して気泡の均一性、気泡ウレ
タン保持性を向上させることが好ましい。かかる界面活
性剤としては、主としてシリコーン系界面活性剤が使用
され、弗素系の界面活性剤及びシリコン或いは弗素を含
まない一般の界面活性剤等が適宜使用される。
発明はこの実施例のみに限定されるものではない。
示す配合とし、通常の手順に従ってウレタン発泡を実施
した。
剤、触媒、発泡剤、ポリイソシアネートを混合、撹拌
し、ウレタンフォームを成形した。
ジアミン) CAT.G:KAOLIZER No.3(ペンタメチルジエチレントリ
アミン) CAT.H:KAOLIZER No.31(トリエチレンジアミン−ジプ
ロピレングリコール33%) 上記の触媒を用いたポリウレタンについて以下の評価
を行なった。
ズタイム(RT)及び発泡硬化後の表面脆性を評価するた
め、15cm×15cm×20cm(高さ)の内側にポリエチレン製
フィルムを張り付けた上部オープンモールドに上記ポリ
ウレタン製造用原料の混合液を120g注入した。モールド
温度は30℃、気温20℃であった。
る。
る。
×3.5cm(厚さ)のアルミ製モールドの内側にポリエチ
レン製フィルムを張り付けた、アルミ製金型に上記ポリ
ウレタン製造用原料の混合液を350g注入した。充填され
たフォームの長さを記録した。モールド温度は40℃に保
った。
×20cm×5cm(厚み)のアルミ製発泡型を40℃に保ち、
上記ポリウレタン製造用原料を注入する。型内を完全に
充填出来る最低量の1.15倍の上記混合液を注入した。一
定時間後ウレタンフォームを取り出し、素早く中央部の
厚さを測定し、原寸からの寸法変化率を求めた。
ォームの寸法変化率を示した。寸法変化率の低いもの
が、早い時間で製品を取り出すことができ、生産性向上
に寄与する。
レタンフォームの反応性、充填性、脆性を示した。ここ
で、反応性は(RT−GT)の時間によって評価した。
ウレタン製造用触媒によれば、硬化性が早く、充填性、
脆性においてバランスのとれたポリウレタンフォームが
提供できる。
(例えば、電気冷蔵庫断熱材用硬質ポリウレタン樹脂
等)、複雑な形状を有する型に完全に充填できるような
流動性及び反応性がポリウレタン原料に要求される。一
般にウレタン化反応(これを樹脂化反応と呼ぶ)を優先
的に促進する。ジブチル錫ラウレート等の金属系触媒の
みを用いて反応を行うと、泡化/樹脂化反応の均衡がと
れないまま反応があ進行をするため、樹脂の流動性が確
保できず、型に完全に充填できないまま反応が終了し、
製品の不良率が上昇するばかりか、脱型時の膨らみ、経
時変化における収縮等の問題が発生する。
脂化触媒が組み合わされて使用されるが、泡化触媒はク
リームタイムが短縮される傾向にあるので、生産性向上
を目的として、キュア時間短縮の為に多量に使用する
と、型締めのタイミングが会わない等の不都合を有して
いた。
来品と比較する泡化/樹脂化のバランスがよく充填性、
脆性に優れ、硬化時間が早く、そのため脱型時間も早く
なり生産性の向上、製品の物性の向上に大きく寄与する
触媒であることが判明した。
間の関係を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】1a) 1−メチルイミダゾール30〜70重量
% b) 1,2−ジメチルイミダゾール 70〜30重量% からなることを特徴とするポリウレタン製造用触媒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2287785A JP3046343B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | ポリウレタン製造用触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2287785A JP3046343B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | ポリウレタン製造用触媒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04161417A JPH04161417A (ja) | 1992-06-04 |
JP3046343B2 true JP3046343B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=17721713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2287785A Expired - Lifetime JP3046343B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | ポリウレタン製造用触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046343B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9208396D0 (en) * | 1992-04-16 | 1992-06-03 | Ici Plc | Process for making flexible foams |
DE69509690T2 (de) * | 1994-03-18 | 1999-09-23 | Air Prod & Chem | Amin-Katalysatoren mit niedrigem Geruch für auf Polyester-Polyole basierte Polyurethan-Blockweichschaumstoffe |
-
1990
- 1990-10-24 JP JP2287785A patent/JP3046343B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04161417A (ja) | 1992-06-04 |
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