JP3046102U - 保温具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 野球場、サッカー場等で野外観戦をしたり、
野外劇場、花見等で野外観賞をしたりする等のときに使
用して調法な新規の保温具を提供する。 【解決手段】 ケースの中に蓄熱剤を封入し、この蓄熱
剤を加熱するためのヒータをケースの外面に設けて成る
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、野球場、サッカー場等で野外観戦をしたり、野外劇場、花見等で野 外観賞をしたりする等のときに使用して調法な保温具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

野外観戦、野外観賞などの場合においては寒さのために、途中で帰宅せざるを 得なくなったり、寒さをガマンして後日にカゼをひいたり、寒さが気掛りで満足 に観戦ができなかったりすることが往々にあった。 これ等を回避するために市販の使い捨てカイロを入手しこれを履物の中や洋服 のポケットの中に入れて使用していた。 このように使い捨てるのでは不経済であり、廃棄処理に困る等の欠陥があった 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記したような欠陥を一挙に解消する新規の保温具を提供すること を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係る保温具は、ケースの中に蓄熱剤を封入 し、この蓄熱剤を加熱するためのヒータをケースの外面に設けて成るものである 。

【０００５】

【実施例】

図に示す実施例は、耐熱性プラスチックを以て薄型ケース１を構成し、このケ ース１の中に蓄熱剤２を封入すると共にケース１の裏面にコード３から受電して 上記蓄熱剤２を加熱するための電気ヒータ４を重ね、これ等蓄熱剤入りケース１ 、ヒータ４を重合状態のままファスナー５付き袋状化粧カバー６の中に出入可能 に収納したものであって、加熱終了後に座ふとん７に設けたポケット８に格納し て使用可能の状態としたものである。

【０００６】 尚、蓄熱剤は、ヒータによる加熱を停止してから長時間（５〜１０時間ぐらい ）に亘って放熱を持続するものである。 また、上記コ−ドとヒ−タ本体とは、マグネット接続式のコンセント１０によ り着脱できるようになっており、コ−ドを使わないときには外しておくようにし てある。

【０００７】

【作用】

使用する場合には、前以て家庭等においてヒータに通電することによってケー スの中の蓄熱剤を加熱し、この加熱後にヒータをコンセントより外してから上記 実施例のように座ふとんのポケットに格納し、そしてたとえば野球観戦等に持参 してお尻の下に敷き用いることによって寒くないようにする等の用法で供する。

【０００８】

【考案の効果】

本考案に係る保温具は、上記のようにケースの中に蓄熱剤を封入し、この蓄熱 剤を加熱するためのヒータをケースの外面に設けて成ることを特徴とするので、 上記の作用において述べたように使用することによって寒さを回避する等の用途 に便利に使用できる調法さがあるものであり、また後日再び使用する場合には上 記と同様に家庭においてヒータに通電して蓄熱剤を加熱し、加熱終了確認後に通 電を停止してから上記のような用途に使用できるものであって、すなわち繰り返 し使用が手軽にできるものであって上記した従来例がもっているような欠陥を完 全に解消する著効を奏するものである。

【０００９】 本考案は、次のようにすることができる。 加熱後はヒータを抜き外し、蓄熱剤入りケースの方たけを現地に持参する。 ヒータの電源コードのコンセントはマグネット付きを使用する。 蓄熱剤入りケースにヒータを埋込んだ一体型とする。 ヒータ無しの蓄熱剤入りケースの形態で提供することがあり、この場合には 使用者が家庭内にある適宜の加熱手段を使用して加熱する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一つの実施例を示す一部切截斜視図で
ある。

【図２】使用の一例を示す断面図である。

【符号の説明】 １ 薄型ケース ２ 蓄熱剤 ３ コード ４ ヒータ ５ ファスナー ６ 化粧カバー ７ 座ふとん ８ ポケット １０ コンセント

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ケースの中に蓄熱剤を封入し、この蓄熱
   剤を加熱するためのヒータを上記ケースに設けて成るこ
   とを特徴とする保温具。