JP3029415U - 医療用加温器 - Google Patents

医療用加温器

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JP3029415U
JP3029415U JP1996003147U JP314796U JP3029415U JP 3029415 U JP3029415 U JP 3029415U JP 1996003147 U JP1996003147 U JP 1996003147U JP 314796 U JP314796 U JP 314796U JP 3029415 U JP3029415 U JP 3029415U
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JP
Japan
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bag body
heating
bag
hand
medical
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JP1996003147U
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English (en)
Inventor
剛芳 新居田
勝男 木村
Original Assignee
小岩金網株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高齢者であっても血管の浮上性が高くな
り、しかも加温効率の良い医療用加温器を提供するこ
と。 【解決手段】 手を密封状態で収容可能な袋体3
と、前記袋体3の一部に設けた加温体4とからなり、袋
体3の一部に指を挿入可能な分岐袋部7を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は手足を加温する加温器に関し、より詳細には血管浮上を目的とした手 の甲又は足の甲を加温する医療用加温器に関する。
【0002】
【従来の技術】
腕に静脈注射をする場合、一般には上腕部をゴムバンド類で結束し、血流の一 部を塞き止めて血管を浮上させることは知られている。 上腕部の結束方法によっても血管の浮き上がりに個人差があり、血管が十分に 浮き出ないときは手の甲に浮上させた血管に注射している。 その一方で高齢者は一般に腕の血管や手の甲の血管も浮き出させ難い傾向にあ る。明確に浮き出ない血管に正確に注射針を刺針するには高度の熟練を要する。 針が血管から外れると何度も刺針行為を強いられたり、刺針が正確に行われた かどうかの判断に若干の時間がかかり、その間に誤って注射された注射液や血液 が皮下に溜り、後処置が大変である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは、高齢者 であっても血管の浮上性が高くなる、医療用加温器を提供することにある。 さらに本考案の他の目的は、加温効率の良い医療用加温器を提供することにあ る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る考案は、手を密封状態で収容可能な袋体と、前記袋体の一部に 設けた加温体とからなる、医療用加温器である。 さらに請求項2に係る考案は、手を密封状態で収容可能な袋体と、前記袋体の 一部に設けた加温体とからなり、袋体の一部に指を挿入可能な分岐袋部を有する 、医療用加温器である。 さらに請求項3に係る考案は、手を密封状態で収容可能な袋体と、前記袋体の 一部に設けた加温体とからなり、袋体の左右対称位置に指を挿入可能な複数の分 岐袋部を有する、医療用加温器である。 さらに請求項4に係る考案は、加温体が給電式の発熱体であって、給電回路の 途中に給電停止用のタイマーを介装した、請求項1〜請求項3のいずれかに記載 の医療用加温器である。
【0005】
【考案の実施の形態1】 以下図面を参照しながら本考案の実施の形態について説明する。
【0006】 <イ>医療用加温器 図1〜図2に医療用加温器1の一例を示し、図1は医療用加温器1の全体斜視 図、図2はその中央縦断面図である。 医療用加温器1は挿入口2のみを有する袋体3と、袋体3内に収容した加温体 4とにより構成されている。 以下、各部について詳述する。
【0007】 <ロ>袋体 袋体3は保温性に優れた素材を表皮5の内部に公知の各種断熱材又は畜熱材製 の保温層6を収容した積層素材を使用し、この素材を使用して少なくとも手(又 は足)がすっぽりと入る寸法の袋状に縫製してなり、その挿入口2の周辺はゴム 等を埋設して伸縮構造とすることが保温の点から望ましい。 また袋体3の形状は図1に示すような親指の入る程度の分岐袋部7を形成する 他に、5本の指が入る形状にしてもよく、袋体3の形状は特に制約を受けない。
【0008】 <ハ>加温体 加温体4は低温(摂氏約40度)が望ましく、例えば通電式又は化学反応式の いずれてもよい。より好ましくは、加温体4をセラミックヒータで構成すると加 温性や安全性や利便性等の点で優れている。 加温体4は上記した例の他に公知の加温性物を適用できる。
【0009】 加温体4の取り付け位置は手(又は足)の甲を加温できる位置であれば良く、 また取り付け手段としては、袋体3の裏面に直接接着するか、或いは図示するよ うな袋体3の裏面に取り付けたガーゼ等の保持帯8に収容して加温体4を取り出 して交換可能にしてもよい。
【0010】
【作用】
つぎに医療用加温器1の使用法について説明する。 医療用加温器1の挿入口2から、注射予定の手(又は足)を奥深くまで挿入す る。このとき、手(又は足)の甲が袋体3内の加温体4に向き合うように入れる 。 袋体3内の加温体4は手を挿入した後、或いは挿入前に発熱させる。 加温体4は手(又は足)の甲を直接加温すると共に、密閉された袋体3の内空 全体を加温する。その結果、手(又は足)の甲の血管が浮き出しやすくなる。 上記した加温行為を診察の待時間の間に行うと、医療行為がより円滑に行える だけでなく、医療行為が完了するまでの時間も短縮できる。 所定の加温時間を経過したら、医療用加温器1から手(又は足)を出し、直ち に甲に浮き出た血管に注射を行う。
【0011】
【考案の実施の形態2】 図2に示すように、加温体4に通電式を採用する場合は、設定時間になると補 電を停止するタイマー9と組み合わせて構成しても良い、 本実施の形態にあっては長時間の加温による低温火傷や加温時間の不足による 加温不足を防止できる利点がある。
【0012】
【考案の実施の形態3】 図3は左右の手で共通して使用できる他の実施の形態を示す。 袋体3の左右対称位置には分岐袋部7,7が夫々形成され、また袋体3の両側 に加温体4,4が設置してある。 本実施の形態にあっては、右手又は左手のいずれにも対応できる利点がある。
【0013】
【考案の効果】
本考案は手(又は足)の甲を集中的に加温するものである。そのため、温水や 暖房機器で加温する場合比べて熱エネルギーが小さくて済む上に、加温効率が極 めて高い。特に袋体で密閉した空間域で加温するため、加温時間も短くて済む。 また血管が浮上し難い高齢者であっても安心かつ無痛で加温でき、高度の熟練 技術を持たない医療関係者であっても、血管注射の正確性が数段に向上する。 さらに医療用加温器は軽量で携帯や持ち運びに便利等数多くの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る医療用加温器の全体斜視図
【図2】 医療用加温器の中央縦断面図
【図3】 複数の分岐袋部を具備する他の実施形態の説
明図

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手を密封状態で収容可能な袋体と、 前記袋体の一部に設けた加温体とからなる、 医療用加温器。
  2. 【請求項2】 手を密封状態で収容可能な袋体と、 前記袋体の一部に設けた加温体とからなり、 袋体の一部に指を挿入可能な分岐袋部を有する、 医療用加温器。
  3. 【請求項3】 手を密封状態で収容可能な袋体と、 前記袋体の一部に設けた加温体とからなり、 袋体の左右対称位置に指を挿入可能な複数の分岐袋部を
    有する、 医療用加温器。
  4. 【請求項4】 加温体が給電式の発熱体であって、給
    電回路の途中に給電停止用のタイマーを介装した、請求
    項1〜請求項3のいずれかに記載の医療用加温器。
JP1996003147U 1996-03-26 1996-03-26 医療用加温器 Expired - Lifetime JP3029415U (ja)

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