JP3046073U - ペット用遺体保存装置 - Google Patents
ペット用遺体保存装置Info
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- JP3046073U JP3046073U JP1997007017U JP701797U JP3046073U JP 3046073 U JP3046073 U JP 3046073U JP 1997007017 U JP1997007017 U JP 1997007017U JP 701797 U JP701797 U JP 701797U JP 3046073 U JP3046073 U JP 3046073U
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- JP
- Japan
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- water
- sheet
- mortuary
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- resin film
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- Expired - Lifetime
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- Housing For Livestock And Birds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遺体の腐敗を遅らせ、かつ、遺体から出る水
分をキャッチするペット用遺体保存装置を提供する。 【解決手段】 ペット用遺体保存装置は、水分を透過さ
せる透過性の樹脂フィルム3と、水分を透過させない非
透過性の樹脂フィルム4との間に吸水性を有するシート
状の吸水部材5を収容した袋状の遺体載置シート1と、
安定化二酸化塩素を含有する保存剤6を容器7内に収容
したスプレー装置2とからなる。
分をキャッチするペット用遺体保存装置を提供する。 【解決手段】 ペット用遺体保存装置は、水分を透過さ
せる透過性の樹脂フィルム3と、水分を透過させない非
透過性の樹脂フィルム4との間に吸水性を有するシート
状の吸水部材5を収容した袋状の遺体載置シート1と、
安定化二酸化塩素を含有する保存剤6を容器7内に収容
したスプレー装置2とからなる。
Description
【0001】
本考案は、ペット用遺体保存装置に関するものである。
【0002】
近年、ペットの遺体は焼却や埋葬までの間安置される。
【0003】
しかし、焼却や埋葬までの間に遺体の腐敗が進行して腐敗臭などの悪臭が発生 することが多い。また、遺体から水分が流れ出て腐敗し、悪臭の原因になる場合 がある。 本考案は、前記従来の問題に鑑みてなされたもので、その目的は、遺体の腐敗 を遅らせ、かつ、遺体から出る水分をキャッチするペット用遺体保存装置を提供 することである。
【0004】
前記目的を達成するために、本考案のペット用遺体保存装置は、水分を透過さ せる透過性の樹脂フィルムと、水分を透過させない非透過性の樹脂フィルムとの 間に吸水性を有するシート状の吸水部材を収容した袋状の遺体載置シートと、安 定化二酸化塩素を含有する保存剤を容器内に収容したスプレー装置とからなる。
【0005】
以下、本考案の一実施形態を図1および図2にしたがって説明する。 図1(a),(b)において、ペット用遺体保存装置は、遺体載置シート1と スプレー装置2によって構成されている。 図1(a)の前記遺体載置シート1は、水分を透過させる透過性の樹脂フィル ム3と、水分を透過させない非透過性の樹脂フィルム4との間に吸水性を有する シート状の吸水部材5を収容した袋状になっている。 前記透過性の樹脂フィルム3は、シート状の吸水部材5に向う方向の方が、シ ート状の吸水部材5から外に向う方向よりも水分の透過性に優れている。
【0006】 図2(b)の前記スプレー装置2は、安定化二酸化塩素を含有する保存剤6を 容器7内に収容しており、図に示すように、保存剤6を噴霧できる。なお、安定 化二酸化塩素(ClO2 )は二酸化塩素を水溶液中で安定化させたものである。
【0007】 該安定化二酸化塩素は、塩素の2.5倍の殺菌力を有し、殺菌剤・脱臭剤・防 腐剤・鮮度保持剤として種々の分野で利用されている。また、安定化二酸化塩素 は、米国やヨーロッパなどで早くから利用されており、例えば、ベトナム戦争で 死亡した兵士の遺体を米国本土まで空輸する際に保存剤として用いられた。 さらに、安定化二酸化塩素は、繊維質を侵さないという特徴を持っている。 また、安定化二酸化塩素は、殺菌・消毒剤として、EPA(合衆国環境保護庁 )、FDA(合衆国食品・薬品局)およびUSDA(合衆国農務省)などの公的 機関の認定を受けている。
【0008】 次に、ペット用遺体保存装置の使用方法について説明する。 まず、図2(a)に示すように遺体載置シート1を透過性の樹脂フィルム3を 上にして広げ、遺体載置シート1の全表面に前記スプレー装置2を用いて保存剤 6を噴霧する。次に、図2(b)に示すように、該遺体載置シート1の上にペッ トの遺体8を載置する。この載置後、該遺体8の上に前記スプレー装置2を用い て当該遺体8の上に保存剤6を噴霧する。
【0009】 なお、前記遺体載置シート1の大きさは、主として犬や猫などのペット用に用 いるという観点から、たとえば、450mm〜650mm×700mm〜1600mm程 度が好ましい。また、保存剤6の量は、前記遺体載置シート1やペットの大きさ から、たとえば、40cc〜60cc程度が好ましく、その濃度は、たとえば、1. 5ppm 〜2.5ppm 程度のものが好ましい。 さらに、図3のように、前記遺体8を遺体載置シート1で包み込むようにすれ ばより効果的である。
【0010】
以下、本考案における安定化二酸化塩素の安全性を明瞭にするために行った試 験例を示す。 実施例: ウサギの無傷の皮膚に濃度20.0ppm の安定化二酸化塩素の水溶液0.5ml を塗布した。 1、5、24、48、72時間後に10検体について皮膚の刺激と劣化を調べ 、観察結果を得た。 評価: 事実上無刺激であった。
【0011】 したがって、安定化二酸化塩素は、皮膚刺激に対して安全であることが分かる 。
【0012】
以上説明したように、本考案によれば、保存剤として安定化二酸化塩素を用い るので遺体を殺菌し当該遺体の腐敗を遅らせることができる。そのため、腐敗臭 などの悪臭の発生を長時間(約72時間)防止することができる。また、遺体載 置シートは吸水部材を収容しているので、該遺体から出る水分を吸収することが できる。さらに、遺体載置シートは保存剤を噴霧されているため、水分の腐敗を 防止することができるから、悪臭の発生を長時間防止することができる。さらに 、結露の心配も少ない。
【0013】 また、遺体載置シートはコンパクトに折り畳めるため、差程場所を専有しない ので、獣医師における保管も良好である。
【0014】 また、請求項2の考案によれば、透過性の樹脂フィルムは、シート状の吸水部 材に向う方向の方が、シート状の吸水部材から外に向う方向よりも水分の透過性 に優れているため、吸収された水分をキャッチして逃がさない。
【図1】(a)は本考案の載置シートを示す断面図であ
る。(b)は本考案のスプレー装置を示す概略斜視図で
ある。
る。(b)は本考案のスプレー装置を示す概略斜視図で
ある。
【図2】(a)および(b)は、ペット用遺体保存装置
の使用方法を示す概略斜視図である。
の使用方法を示す概略斜視図である。
【図3】ペット用遺体保存装置のその他の使用方法を示
す概略斜視図である。
す概略斜視図である。
1:遺体載置シート 2:スプレー装置 3:透過性の樹脂フィルム 4:非透過性の樹脂フィルム 5:吸水部材 6:保存剤 7:容器
Claims (2)
- 【請求項1】 水分を透過させる透過性の樹脂フィルム
と、水分を透過させない非透過性の樹脂フィルムとの間
に吸水性を有するシート状の吸水部材を収容した袋状の
遺体載置シートと、 安定化二酸化塩素を含有する保存剤を容器内に収容した
スプレー装置とからなるペット用遺体保存装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記透過性の樹脂フィルムが、シート状の吸水部材に向
う方向の方が、シート状の吸水部材から外に向う方向よ
りも水分の透過性に優れているペット用遺体保存装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007017U JP3046073U (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | ペット用遺体保存装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007017U JP3046073U (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | ペット用遺体保存装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3046073U true JP3046073U (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=43180433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997007017U Expired - Lifetime JP3046073U (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | ペット用遺体保存装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046073U (ja) |
-
1997
- 1997-08-08 JP JP1997007017U patent/JP3046073U/ja not_active Expired - Lifetime
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