JP3046049B2 - 給油監視システム - Google Patents

給油監視システム

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JP3046049B2 JP2255892A JP25589290A JP3046049B2 JP 3046049 B2 JP3046049 B2 JP 3046049B2 JP 2255892 A JP2255892 A JP 2255892A JP 25589290 A JP25589290 A JP 25589290A JP 3046049 B2 JP3046049 B2 JP 3046049B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は給油監視システムに関し、特に、多数の機械
へ潤滑油や作動油を供給し管理するのに好適な給油監視
システムに関する。
〔従来の技術〕
工作機械には、油面ゲージを有する潤滑油タンクを設
ける共に潤滑油を摺動部に供給するための分配弁を設
け、一定時間毎に一定量の潤滑油を摺動部に供給するよ
うにしたものがある。また、油圧系統の作動油は油面ゲ
ージを有する作動油タンクに収容するのが一般的であ
る。
従来、この種の機械の潤滑油や作動油の供給管理は、
油の消費量が比較的少量であることもあり、作業者が油
面ゲージを時折目視で監視し、油面が低下していた場合
に手差ポットで適量供給するようにしていた。そして、
これら供給油量の監視は作業者の手作業に委ねられてい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、潤滑油や作動油の消費量の変動は機械
の故障の前兆となることが多い。例えば、潤滑油消費量
の極度な減少は分配弁の目詰まりによる焼き付き故障の
前兆となる。油消費量の過剰はポンプ圧の異常な上昇や
油圧系統の油漏れを示しているかもしれない。にもかか
わらず、これらの前兆を発見し機械の異常を判別するの
が、作業者の経験と勘に委ねられてしまうという問題点
があった。また、点検時に見つけた異常機械に、その後
手差しで給油することとなるが、この場合は、この給油
データの整理、潤滑油の供給管理及び監視は、大変であ
った。また、その給油量も不正確という問題もあった。
本発明は、前記の問題点に鑑みなされたものであり、
その目的とするところは、多数の箇所への給油管理を既
存設備をそのまま利用し且つ余り人手を掛けずにすると
共に、機械の故障の前兆となる油消費量の異常を容易に
発見することができる給油監視システムを提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的を達成するため、本第1発明では、各機械
毎に設けられた二以上のサービスタンクへの給油を管理
する給油監視システムであって、IC記憶媒体と、前記IC
記憶媒体に、少なくとも前記サービスタンクの識別コー
ド及び今回の給油量を入力することが可能な可搬式のデ
ータ入力装置と、前記IC記憶媒体のデータを読み出すIC
記憶媒体読出装置と、前記IC記憶媒体読出装置から読み
出された給油量を各サービスタンク毎に累積し各サービ
スタンク毎の給油量に換算して記憶する給油量記憶手段
と、所定期間毎に前記給油量から各サービスタンク毎の
油の消費量を算出する消費量算出手段と、前記各サービ
スタンク毎の油の消費量を表示する表示手段と、前記各
機械毎の稼働時間を累積し記憶する稼働時間記憶手段
と、所定期間毎に前記稼働時間から各サービスタンク毎
の油の適正消費量を算出する適正消費量算出手段と、前
記所定期間毎に各サービスタンク毎の前記油の消費量と
前記適正消費量との偏差を算出しその偏差が所定値以上
の場合に異常信号を出力する異常信号出力手段と、その
異常信号を受けて異常表示をする異常表示手段と、を備
えることを特徴とする給油監視システムが提供される。
このIC記憶媒体としては、ICカード、ラムカード、フ
ロッピーディスク、ハードディスク、光磁気ディスク等
を用いることができる。そして、この可搬式のデータ入
力装置としては、電子手帳、ノート型パソコン、ラップ
トップ型パソコン、ハンディターミナル(ポータブル端
末)等を用いることができる。
また、第2発明として、台車と、台車上に載置された
給油タンクと、台車上に設けられ給油タンクから所望の
サービスタンクに給油を行うことが可能な給油ポンプ装
置と、給油ポンプ装置の給油量を検出する給油量検出手
段と、前記サービスタンクの識別コードを読み取ること
がが可能な識別コード読取手段と、給油量検出手段から
読み出された給油量を各サービスタンク毎に累積し各サ
ービスタンク毎の給油量に換算して記憶する給油量記憶
手段と、所定期間毎に前記給油量から各サービスタンク
毎の油の消費量を算出する消費量算出手段と、前記各サ
ービスタンク毎の油の消費量を表示する表示手段と、前
記各機械毎の稼働時間を累積し記憶する稼働時間記憶手
段と、所定期間毎に前記稼働時間から各サービスタンク
毎の油の適正消費量を算出する適正消費量算出手段と、
前記所定期間毎に各サービスタンク毎の前記油の消費量
と前記適正消費量との偏差を算出しその偏差が所定値以
上の場合に異常信号を出力する異常信号出力手段と、そ
の異常信号を受けて異常表示をする異常表示手段と、を
備えることを特徴とする給油監視システムが提供され
る。
更に、前記給油管理システムは、前記各々のサービス
タンクが油面位置を検出する油面センサを備え、前記油
面センサからの信号に基づき給油を必要とするサービス
タンクを表示する給油要求タンク表示手段を備えること
ができる。
〔作用〕
前記のように構成された給油監視システムでは、作業
者がいずれかのサービスタンクへの給油を行う毎に、当
該サービスタンクの識別コード及び今回の給油量を可搬
式のデータ入力装置に入力する。これらのデータはIC記
憶媒体に記憶される。作業者が適宜IC記憶媒体をIC記憶
媒体読出装置に装着することにより、そのデータが読み
込まれる。そして、給油量記憶手段、消費量算出手段及
び表示手段により、各サービスタンク毎の油の消費量が
算出され表示されるため、給油量の監視及び管理が容易
になる。
また、第2の発明では、作業者が台車をサービスタン
クの近くまで移動させ、当該サービスタンクの識別コー
ドを識別コード読取手段により読み取らせた後、給油ポ
ンプ装置により当該サービスタンクへの給油を行う。給
油量は給油量検出手段により自動的に読み取られ給油量
記憶手段に記憶される。そして、消費量算出手段及び表
示手段により、各サービスタンク毎の油の消費量が算出
され表示される。
〔実施例〕
本発明の実施例について図面を参照し説明する。
(実施例1) 本実施例は電子手帳とIC記憶カードを用いた給油管理
システムである。この給油監視システムは多数台の機械
への潤滑油の供給を監視し管理する装置である。第1図
は給油監視システムを示す構成図である。
図面には簡略のため、2台の機械1,1bと各機械1,1bに
1台のサービスタンク2,2bしか図示されていないが、実
際のシステムでは数十台から数百台の機械が接続され、
各機械にはそれぞれ数個から数十個のサービスタンクが
付属されている大きなシステム構成を有するものであ
る。
各機械1,1bにはそれぞれサービスタンク2,2bが配備さ
れ、サービスタンク2,2bに貯えられた潤滑油をポンプモ
ータ3,3bにより分配弁4,4bに圧送し、分配弁4,4bから機
械1,1bの摺動部、回転部、ジョイント部などに微小量ず
つ給油するように配管されている。ポンプモータ3,3bは
潤滑コントローラ5,5bに接続され制御される。潤滑コン
トローラ5,5bは機械1,1bからの機械電源信号を受けて所
定時間毎または機械の所定サイクル毎にポンプモータ3,
3bを駆動する。ここまでの構造は従来の潤滑油給油装置
と同じである。
本実施例では各サービスタンク2,2bの状態を制御装置
41及びコンピュータ51により監視するようになってい
る。即ち、サービスタンク2,2bには油面センサー7,7b、
及び温度センサー8,8bが配設され制御装置41に接続され
ている。油面センサー7,7bはマグネットフロートとリー
ドスイッチを用いた高感度センサーで、上限、下限のみ
ではなく常に油面を検出し、マグネットフロートがどの
位置にあっても対応した信号を出力する。
制御装置41は一般にシーケンサと称される機器であ
る。制御装置41には各センサー7、8からの出力信号の
他に各機械1,1bからの機械電源信号が入力される。ま
た、制御装置41には集合表示灯42が接続され給油を要求
しているサービスカウンタ2,2bの番号を表示できるよう
にすると共に、機械1,1b近傍に設けられた警報灯55が接
続されている。
制御装置41はコンピュータ51に接続されている。コン
ピュータ51はパソコンと称される小型のものであり、CP
U,ROM,RAM等を備える周知のものである。コンピュータ5
1にはキーボード52,表示装置(CRT)53,プリンタ54が接
続されている。また、コンピュータ51にはIC記憶カード
書込/読出装置55が接続され、可搬式のデータ入力装置
をなす電子手帳56に装着されるIC記憶カード57との間で
データの授受を可能ならしめている。
第2図は制御装置41での処理を示すフローチャートで
ある。処理が開始されると、まずステップ101で、各々
の機械1,1bの油面センサー7,7bの信号を順次読取るスキ
ャニングを行う。次に、ステップ102では、いずれかの
油面センサー7,7bが下限位置を検出し、給油を求めてい
るかを判別する。求めていなければステップ101に戻
り、求めていればステップ103に進む。ステップ103で
は、集合表示灯42を点灯させ給油を求めている当該サー
ビスタンク2,2bの番号を表示する。
ステップ104では、コンピュータ51へのデータ転送が
行われる。ここではコンピュータ51の状態がチェクされ
受信状態になると各サービスタンク2,2bの油面センサー
7,7b及び温度センサー8,8bで検出されたデータが転送さ
れる。ステップ105では、処理の終了か否かが調べら
れ、否であれば、ステップ101に戻る。
第3図はコンピュータ51での処理を示すフローチャー
トである。ここでは、ステップ201乃至ステップ206で実
行すべき処理が選択され、それぞれの処理210〜250が実
行される。
まず、キーボード52から日常業務メニューが指示され
ると、ステップ201からステップ202に進み、IC記憶カー
ド書込/読出装置55にIC記憶カード57が挿入され電子手
帳56からの入力状態であるか否かが調べられる。入力状
態であれば、ステップ202からデータ転送処理210に進
み、第4図に示す電子手帳56からのデータ転送処理210
及び第5図に示す異常検出処理220が順次実行される。
第4図に示すデータ転送処理210では、まずステップ2
11で、IC記憶カード書込/読出装置55からのデータ転送
が受け付けられ、次のステップ212では転送されたデー
タを給油量に換算する。これは、作業者が給油量を電子
手帳56に入力する際に必ずしもリッター数そのものでは
なく、各サービスタンク2に付属するゲージレベルの読
みで入力することがあるからである。次にステップ213
で、その給油量を給油データ累積ファイルの当該サービ
スタンク2の従前のデータに加算して記憶する。給油デ
ータ累積ファイルは各サービスタンク2,2b毎に所定期間
たとえば毎日の累積された給油量データを記憶してい
る。
次に、第5図に示す異常検出処理220では、まずステ
ップ221で、所定期間、例えば1日あるいは1月毎の潤
滑油の消費量を給油データ累積ファイルの給油量データ
から算出する。次のステップ221Aで、その消費量を当該
サービスタンク2の油面センサー7で検出される現在の
油面位置に基づいて補正する。次のステップ222で、そ
の補正された消費量を表示装置(CRT)53に表示する。
ステップ223では各機械1,1b毎の稼働時間を累積し記
憶する。稼働時間は各機械1,1bからの機械電源信号によ
り積算することができる。ステップ224では、所定期間
毎の前記稼働時間から各サービスタンク2,2b毎の油の適
正消費量を算出する。ステップ225では所定期間毎の各
サービスタンク2,2b毎の前記補正された油の消費量と前
記適正消費量との偏差を算出する。ステップ226では、
その偏差が所定値、例えば±40%以上か否かを判別し、
所定値以上の場合はステップ227に進み、表示装置(CR
T)53に潤滑油異常を表示すると共に、ステップ228で、
異常信号を制御装置41に出力して警報灯43を点灯させ
る。一方、偏差が所定値以下の場合は、そのまま異常検
出処理220を終了する。
また、第3図に示すステップ202で電子手帳56からの
入力状態でなければ、ステップ202から処理230に進み、
その他の一般的な日常業務処理230が実行される。この
日常業務処理230ではキーボード52からの選択に従い、
点検給油一覧表の印刷表示、油漏れワースト一覧表の印
刷表示、給油量推移グラフの印刷表示、更油データ入
力、更油一覧表の印刷表示、などなどを実行する。ここ
で、点検給油一覧表は各サービスタンク2,2bの番号順に
日毎の給油量を表にしたものである。油漏れワースト一
覧表は給油量の多い順に表にしたものである。
給油量推移グラフは、第6図に例示するように、所定
期間たとえば過去3月間の1日当り又は1回当りの給油
量の推移を示したものである。図中において61は1日当
りの給油量、62は平均値、63は上限偏差値、64は下限偏
差値を示している。このように給油量の推移が一目瞭然
になるため、機械の異常や故障の予知が極めて容易にな
る。更油データ入力は油を交換したときにそのデータを
残しておくための入力である。
また、キーボード52から月次業務メニューが指示され
ると、ステップ204から処理240に進み、月次業務処理24
0が実行される。月次業務処理240ではキーボード52から
の選択に従い、点検給油統計表の印刷表示、部位別統計
表の印刷表示、油種別統計表の印刷表示、油漏れワース
ト一覧表の印刷表示、HFIワースト一覧表の印刷表示、
用途別対象箇所集計表の印刷表示、職場別オイル使用量
推移グラフの印刷表示、油漏れワースト給油量合計推移
グラフの印刷表示、等々を実行する。ここで、HFI(年
間給油指数)とは所定期間の給油量を油タンクの容量で
除した指数である。
また、キーボード52から期末業務メニューが指示され
ると、ステップ205から期末業務処理250に進み、期末業
務処理250が実行される。期末業務処理250では1年間の
データに基き、月次業務メニューと同様の統計表や推移
グラフの印刷表示を実行する。
ステップ206では、処理の終了か否かが調べられ、否
であれば、ステップ201に戻る。
以上説明した処理により、作業者は単に集合表示灯42
に表示された給油を要求しているサービスタンク2に潤
滑油を補給し、その時に給油量を手持ちの電子手帳56に
入力しておくだけでよく、一日の作業終了時にそのIC記
憶カード57をIC記憶カード書込/読出装置55に装着しコ
ンピュータ51にデータを読み取らせることにより、多数
の機械への潤滑油の供給管理及び監視を容易に行うこと
ができる。また、本システムでは、給油時において電子
手帳を準備するだけで足り、既存設備をそのまま利用す
ることができ、設備投資が不要で大変有用且つ経済的で
ある。
(実施例2) 本実施例は、潤滑油を運搬する給油台車そのものにノ
ート型又はラップトップ型パソコン等の小型のコンピュ
ータを搭載し供給管理及び監視を行うことができるシス
テムである。
第7図は本実施例を示す給油監視システムの構成図で
ある。台車(幅約50〜80cm程度)10上には給油タンク11
が搭載されている。台車10はバッテリー12によりモータ
駆動されるバッテリ車である。給油タンク11には給油ポ
ンプ装置13が設けられ、給油タンク11内の潤滑油を給油
ノズル14から吐出し所望のサービスタンクに給油を行う
ことができる。給油ポンプ装置13は容積型のポンプ15と
パルスモータ16とからなり、パルスモータ16は駆動回路
17を介してコンピュータ20に接続されている。
コンピュータ20はラップトップ型の小型のものであ
り、キーボード21、液晶からなる表示装置22、記憶手段
であるフロッピー駆動装置23を備えている。また、コン
ピュータ20にはイメージスキャナ24が接続され、各サー
ビスタンクに貼着されたバーコードから各サービスタン
クの識別コードを読み取ることが可能にされている。
作業者は台車10を移動させながら各サービスタンクを
巡回し、イメージスキャナ24で当該サービスタンクの識
別コードを読み取らせた後、給油ポンプ装置13を駆動し
て必要な給油を行う。この時、給油量はパルスモータ16
の駆動パルス数として正確に検出され、コンピュータ20
に読み取られる。コンピュータ20では、実施例1におい
て第3図で説明したものと類似した処理により、各サー
ビスタンク毎の給油量を記憶し、所定期間毎の各サービ
スタンクの潤滑油の消費量を算出し、表示装置22に表示
させる。また、コンピュータ20に外付のプリンタ(図示
しない)を接続することにより、印刷表示させてもよ
い。
本実施例は、各サービスタンクへの給油量を正確に検
出できると共に、直接コンピュータに入力できるので、
給油後に入力するという手間が省け、省力化に大変優れ
る。そして、この入力データを、例えば集中管理室等の
大型コンピュータに再入力させて、集中監視、総合監視
をすることもできる。また、システム化に必要な機器が
台車上に集中されており、しかも既存設備の変更もなく
そのままの設備を利用できる点においては、実施例1と
同様である。しかも、この台車はバッテリー車であるの
で入力を必要とせず、その運行を簡便、迅速且つ労力が
少なく行うことができ、そのため大変多くの機械を見回
るのに大きな威力を発揮する。更に、このバッテリー車
の台車幅は約50〜80cm程度であるので、工場の比較的狭
い通路であっても自在に運行することができる。
以上説明した実施例では潤滑油の給油監視システムに
ついて説明したが、本発明システムが、潤滑油のみでな
く、作動油、切削油にも適用できることは明らかであ
る。油圧系統の作動油に用いるときは、油漏れワースト
一覧表の表示から年間の損失金額を概算することにより
油圧系統の修理をすべきか否かの判断を適確に行うこと
ができる。また、油面センサーとし前記フロート/リー
ドスイッチ型ではなく、他の種類の油面センサーを用い
ることができる。
また、作動油の油温を温度センサー8,8bにより常時検
出し、所定温度(例えば50〜60℃)以上になれば警報灯
55に表示することにより、油圧系統の異常の発見がより
容易になる。なお、この温度センサーを油面センサーと
組み合わせると更に一層、油監視の精度が向上する。ま
た、他の監視項目(例えば、油の汚濁度等)を併せて監
視することもできる。
更に、実施例2において台車はバッテリー車を用いた
が、これに限らず、例えば他の動力源を用いたもの、手
押し車等とすることもできる。また、この台車、給油タ
ンクの大きさ、形状、その配置方法等は、目的等により
種々選択される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明においては、多数台例え
ば数百台の機械の給油管理及び監視を人手を余りかけず
に行うことができ、更に既存設備をそのまま利用できる
ので大変有用且つ経済的である。
また、本発明においては、油の消費量が表示されるた
め消費量の変動を容易に把握することができ、その変動
から機械の異常検出や機械の故障予知が極めて容易にな
る。このため、多数台の機械で構成される生産ラインに
適用した場合、生産ラインの停止を未然に防止すること
ができる。
更に、本発明においては、適正消費量との偏差を算出
する手段を備えるので、機械の異常検出や機械の故障予
知が更に容易になる。
特に、第2発明では、給油量を正確に検出でき、且つ
直接この給油量がコンピュータに入力されるので、大変
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は給油監視システムの構成図、 第2図は制御装置での処理を示すフローチャート、 第3図は各ステップにおいて実行すべき処理等を示すフ
ローチャート、 第4図は電子手帳からのデータの転送処理の実行を示す
フローチャート、 第5図は所定時間処理の実行を示すフローチャート、 第6図は表示装置(CRT)への給油量推移グラフの表示
例を示す画面図、 第7図は第2の実施例である給油監視システムの構成図
である。 1,1b;機械、2,2b;サービスタンク、7,7b;油面センサ
ー、8,8b;温度センサー、10;台車、11;給油タンク、13;
給油ポンプ装置、20;コンピュータ、24;イメージスキャ
ナ、41;制御装置(シーケンサ)、51;コンピュータ、5
3;表示装置(CRT)、55;IC記憶カード書込/読出装置、
56;電子手帳(可搬式のデータ入力装置)、57;IC記憶カ
ード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−294492(JP,A) 特開 昭62−35188(JP,A) 実開 昭63−86369(JP,U) 特許2852965(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67D 5/00 - 5/60 F16N 29/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各機械毎に設けられた二以上のサービスタ
    ンクへの給油を管理する給油監視システムであって、 IC記憶媒体と、 前記IC記憶媒体に、少なくとも前記サービスタンクの識
    別コード及び今回の給油量を入力することが可能な可搬
    式のデータ入力装置と、 前記IC記憶媒体のデータを読み出すIC記憶媒体読出装置
    と、 前記IC記憶媒体読出装置から読み出された給油量を各サ
    ービスタンク毎に累積し各サービスタンク毎の給油量に
    換算して記憶する給油量記憶手段と、 所定期間毎に前記給油量から各サービスタンク毎の油の
    消費量を算出する消費量算出手段と、 前記各サービスタンク毎の油の消費量を表示する表示手
    段と、 前記各機械毎の稼働時間を累積し記憶する稼働時間記憶
    手段と、 所定期間毎に前記稼働時間から各サービスタンク毎の油
    の適正消費量を算出する適正消費量算出手段と、 前記所定期間毎に各サービスタンク毎の前記油の消費量
    と前記適正消費量との偏差を算出しその偏差が所定値以
    上の場合に異常信号を出力する異常信号出力手段と、 その異常信号を受けて異常表示をする異常表示手段と、 を備えることを特徴とする給油監視システム。
  2. 【請求項2】各機械毎に設けられた二以上のサービスタ
    ンクへの給油を管理する給油監視システムであって、 台車と、 前記台車上に載置された給油タンクと、 前記台車上に設けられ前記給油タンクから所望のサービ
    スタンクに給油を行うことが可能な給油ポンプ装置と、 前記給油ポンプ装置の給油量を検出する給油量検出手段
    と、 前記サービスタンクの識別コードを読み取ることが可能
    な識別コード読取手段と、 前記給油量検出手段から読み出された給油量を各サービ
    スタンク毎に累積し各サービスタンク毎の給油量に換算
    して記憶する給油量記憶手段と、 所定期間毎に前記給油量から前期各サービスタンク毎の
    油の消費量を算出する消費量算出手段と、 前記各サービスタンク毎の油の消費量を表示する表示手
    段と、 前記各機械毎の稼働時間を累積し記憶する稼働時間記憶
    手段と、 所定期間毎に前記稼働時間から各サービスタンク毎の油
    の適正消費量を算出する適正消費量算出手段と、 前記所定期間毎に各サービスタンク毎の前記油の消費量
    と前記適正消費量との偏差を算出しその偏差が所定値以
    上の場合に異常信号を出力する異常信号出力手段と、 その異常信号を受けて異常表示をする異常表示手段と、 を備えることを特徴とする給油監視システム。
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