JP3045983U - 間隔測定杆 - Google Patents

間隔測定杆

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JP3045983U
JP3045983U JP1997007418U JP741897U JP3045983U JP 3045983 U JP3045983 U JP 3045983U JP 1997007418 U JP1997007418 U JP 1997007418U JP 741897 U JP741897 U JP 741897U JP 3045983 U JP3045983 U JP 3045983U
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pipes
measuring rod
pipe
connecting pipe
distance measuring
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JP1997007418U
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Inventor
勝 木村
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宣真工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管体相互の連結を簡単ながら強固なものとし
て立てたときの曲がりを防止し、従来の連結構造では不
可能であった高さの架線と地上との間隔等を正確に測定
できる間隔測定杆を提供する。 【解決手段】 絶縁材からなる複数本の管体2A〜2T
を伸縮可能に連結する間隔測定杆1であって、前記管体
2のうち上部側の十数本2B〜2Tは、外側になる管体
2Bと内側になる管体2Cとをそれぞれテーパ嵌合に形
成し、下部側の管体2Aは、他の管体2Bとの連結部分
2bに縮径を許容する割り溝2dを設け、この割り溝2
dを含む前記連結部分2bを縮径可能な締付具4を備え
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、高さを測定する間隔測定杆に係り、特に、架線と障害物との離隔距 離を測定するのに好適な間隔測定杆に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
送・配電線と建造物・樹木等との離隔距離を測定するために、伸縮自在の間隔 測定杆が用いられている。 普及型の間隔測定杆は、複数本の異径の継管を伸縮自在に連結する構成になっ ており、軽量かつ強度が大きく高電圧の絶縁性にも優れたグラスファイバーで形 成される。 継管のそれぞれは、相互を連結するために最下部側と最上部側とを除く各管の 両端に連結部を設けている。この連結部は、各継管の下端部にリングバネを設け る一方、各継管の上端部にリングを介してオスネジを取り付けている。そして、 このオスネジには、メスネジを内周面に形成したネジキャップが螺合されるよう になっている。
【0003】 この間隔測定杆は、最下部側の継管に上部側の全継管を収納してあり、使用に 際しては各継管を引き出し相互を連結する。継管を伸ばした状態でネジキャップ を廻すと、螺合されたオスネジがリングを介してリングバネを押圧し、これが上 部側の継管の外周面に密着する。 これにより、上部側の継管と下部側の継管とが連結されるので、真っ直ぐに伸 びる間隔測定杆を立てて間隔の測定に使用することができる。この間隔測定杆は 、架線と地上との間隔を測定するために、最上部側の継管先端にフックを取り付 け、各継管のそれぞれに目盛を設けてある。 よって、高圧架線と地上との間隔を測定するときは、地上に最下部側の継管を 立てて上部側の継管を伸ばし、高圧架線にフックを引っ掛ける。そして、最下部 側の継管の端縁で引き出された継管の目盛を読むと、高圧架線の地上高さを知る ことができるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の間隔測定杆は、ネジキャップをオスネジに螺合する連結 構造であることから、各継管が約1m以上の長さに形成される普及タイプでは十 数本を連結するのが限界である。 すなわち、全長が約15mまでは立てた状態で直立姿勢を保てるものの、これ 以上は間隔測定杆を立てたときに上部側の継管が曲がり、正確な間隔の測定がで きないという問題が残されていた。 本考案は上記課題に鑑みてなされたもので、管体相互の連結を簡単ながら強固 なものとして立てたときの曲がりを防止し、従来の連結構造では不可能であった 高さの架線と地上との間隔等を正確に測定できる間隔測定杆を提供することを目 的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案のうち請求項1に記載の考案は、絶縁材から なる複数本の管体を伸縮可能に連結する間隔測定杆であって、前記管体のうち上 部側の十数本は、外側になる管体と内側になる管体とをそれぞれテーパ嵌合に形 成し、下部側の管体は、他の管体との連結部分に縮径を許容する割り溝を設け、 この割り溝を含む前記連結部分を縮径可能な締付具を備えたことを特徴としてい る。 また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の構成における割り溝が、連 結部の端縁から管体の長さ方向に延出し、さらに周方向に延びていることを特徴 としている。 また、請求項3に記載の考案は、請求項1または2に記載の構成における締付 具が、略環状の両端に径外方向へ延出する耳片を設けた帯状部材と、前記両耳片 に形成したネジ孔に螺入されて前記帯状部材の内径を縮小させるネジ部材とを備 えたものであることを特徴としている。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を、図示例を参照しつつ説明する。 図1は、本考案の実施の形態に係る間隔測定杆を示す全体構成図、図2は、最 下部側の継管を示す側面図、図3は、同継管の連結部を示す展開斜視図、図4は 、同継管の連結状態を示す斜視図である。
【0007】 この間隔測定杆1は、送・配電線と建造物や樹木との離隔距離等を測定するも ので、複数本の異径の継管2A〜2Tからなり、最下部側の継管2Aを締付具4 により連結し、上部側の十数本の継管2B〜2Tをテーパ嵌合で連結する構成に なっている。 各継管2は、略円筒形のパイプであって、最下部側の継管2A内に最上部側2 Tを含む全てを収納可能な内径とされ、軽量かつ強度が大きく高電圧の絶縁性に も優れたグラスファイバーにより形成される。 最下部側の継管2Aは、下端2aの対向する外周面に貫通孔を設けており、こ の貫通孔にスタンド3の基端3aを回動自在に保持している。このスタンド3は 、間隔測定杆1を立てるときに先端3b側を水平方向に倒して地面に沿わせ(図 2の実線3の状態)、作業員がを踏むことで間隔測定杆1の安定を保つことがで きる。一方、スタンド3を元に戻して継管2に沿わせると(図2の仮想線3の状 態)、間隔測定杆1の持ち運びが容易となる。
【0008】 この継管2Aは、図3に示す如く上端2bに割り溝2dを形成し、次の継管2 Bを締付具4で連結するようになっている。割り溝2dは、上端縁2cから継管 2Aの長さ方向に延出し、さらに周方向に延びる逆T字状としている。 また、締付具4は、バンド4aを蝶ネジ4dで締め付ける構成で、金属材によ り形成される。バンド4aは、割り溝2dを覆う幅を有し、上端2b側の外径よ り僅かに小径の略環状に曲げており、両端には径外方向へ延出する耳片4b,4 cを設けてある。この両耳片4b,4cは、対向面の中央にネジ孔を形成してお り、一方の耳片4bのネジ孔から他方の耳片4cのネジ孔に向けて蝶ネジ4dの ネジ部を螺入すると、両耳片4b,4cが接近してバンド4aの内径を縮小可能 となっている。 この締付具4は、継管2Aの上端2bにバンド4aを装着しておき、次の継管 2Bを引き出してから、両継管2A,2Bを締め付けにより連結する。この場合 は、蝶ネジ4dを回転させてゆくと、バンド4aの内径が縮小し、割り溝2dの 溝幅が狭められることにより、継管2Bの外周部に密着する。よって、継管2A ,2B相互が密接し強固に連結される。
【0009】 継管2B〜2Tは、テーパ嵌合に形成されるが、図5に一例を示すように、外 側になる継管2Bの上端2e側を端縁に向けて他の部分よりも漸次厚くし、テー パ面2fを設けている。一方、内側になる継管2Cの下端2gも端縁に向けて他 の部分よりも漸次厚くし、テーパ面2hを設けてある。このように、両継管2B ,2Cの端縁をそれぞれテーパ状にしているので、内側になる継管2Cを引き出 して伸ばすと、外側になる継管2Bの上端2eに内側となる継管2Cの下端2g が密接し、継管2B,2C相互が強固に連結される。5は、補強用のリングであ り、各継管2の端縁に固着されている。 なお、最上部側の継管2Tは、図6に示すように、中途にストッパ6を装着し 先端にフック7を取り付けている。ストッパ6は略円盤状で、若干硬質の弾性部 材6aに弾力性に富む緩衝部材6bを一体形成してなり、中央の貫通孔に継管2 Tを挿通して保持してある。 このストッパ6を継管2Tに保持しておくと、この継管2Tを収納するときに フック7が急速で落下しても下段の継管2B〜2Sに直接当たることなく、衝撃 も和らげられて破損が防止される。
【0010】 フック7は、T字状部材7aに支持部7bを一体形成したもので、この支持部 7bに継管2Tの先端を固着し、T字状部材7aの両端を継管2Tに対して直角 方向に延出させている。このフック7は、架線8にT字状部材7aの下面を掛け ることことにより、架線8の揺れを制止し地上との間隔を正確に測定することが できる。 このように形成される間隔測定杆1は、例えば、全長が20mとなるように各 継管2の長さを設定する場合、各継管2B〜2Tの長さを1mとし、これら19 本を収納するために最下部側の継管2Aのみ若干長くしてある。 そして、各継管2A〜2Tのそれぞれに目盛を設けてあり、最下部側の継管2 Aの上端縁2c、つまり締結具4の端縁で引き出した継管2の目盛を見て長さを 知ることができるようになっている。
【0011】 この間隔測定杆1を用いて高さを測定する場合、図7に示す如く予め最下部側 の継管2Aに収納された上部側の十数本の継管2B〜2Tを漸次引き出して連結 しつつ上方に伸ばしてゆく。これら継管2B〜2T2は、テーパ嵌合になること から、各連結部に隙間が生じることなく、相互が密接に連結される。また、下部 側となる継管2Aは、締付具4により継管2Bを強固に連結するので、直立姿勢 にしたとき上部側の全ての継管2が殆ど曲がることなく真っ直ぐに保つことがで きる。 よって、この間隔測定杆1により、高圧架線8と地上との間隔を測定した後、 建造物や樹木と地上との間隔を測定し、その差を求めれば高圧架線8とこれらと の離隔距離を正確に知ることができる。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のうち請求項1に記載の考案は、絶縁材からなる 上部側の管体が、外側と内側とをテーパ嵌合としているので、各管体を引き出し て連結すれば相互に密接した連結状態となり、十数本を真っ直ぐに直立させるこ とができるうえ、下部側の管体が締付具により他の管体との連結部を縮径可能で あるから、直立時に荷重の加わる下部側を強固に連結することが可能になる。よ って、従来不可能であった20m程度の高さの間隔を測定し得る間隔測定杆を提 供できる効果がある。 また、請求項2に記載の考案は、割り溝が連結部の端縁から管体の長さ方向に 延出し、さらに周方向に延びているので、締付具による締め付け時に連結管体を 亀裂させたり、破損させることなく縮径させて被連結管体を均等に締め付け、両 管体を連結できる利点がある。 また、請求項3に記載の考案は、締付具が帯状部材とネジ部材とからなり、こ のネジ部材を両耳片のネジ孔に螺入すれば帯状部材の内径を縮小させて、管体相 互を連結できることから構造が簡単で取扱も容易であるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係る間隔測定杆を示す全
体構成図である。
【図2】最下部側の継管を示す側面図である。
【図3】同継管の連結部を示す展開斜視図である。
【図4】同継管の連結状態を示す斜視図である。
【図5】各継管の連結構造を示す断面図である。
【図6】上部側の継管の連結構造を示す断面図である。
【図7】各継管を収納した状態の間隔測定杆を示す説明
図である。
【符号の説明】
2A〜2T 管体 2d 連結部分 2b 割り溝 4 締付具

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材からなる複数本の管体を伸縮可能
    に連結する間隔測定杆であって、 前記管体のうち上部側の十数本は、外側になる管体と内
    側になる管体とをそれぞれテーパ嵌合に形成し、下部側
    の管体は、他の管体との連結部分に縮径を許容する割り
    溝を設け、この割り溝を含む前記連結部分を縮径可能な
    締付具を備えたことを特徴とする間隔測定杆。
  2. 【請求項2】 前記割り溝は、連結部の端縁から管体の
    長さ方向に延出し、さらに周方向に延びていることを特
    徴とする請求項1に記載の間隔測定杆。
  3. 【請求項3】 前記締付具は、略環状の両端に径外方向
    へ延出する耳片を設けた帯状部材と、前記両耳片に形成
    したネジ孔に螺入されて前記帯状部材の内径を縮小させ
    るネジ部材とを備えてなることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の間隔測定杆。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005326356A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Js Corp 内法寸法の測定用治具
JP2013181821A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Chugoku Electric Power Co Inc:The 離隔距離判定器

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