JP3045586B2 - 内視鏡の処置具挿通チャンネル - Google Patents

内視鏡の処置具挿通チャンネル

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JP3045586B2
JP3045586B2 JP3341956A JP34195691A JP3045586B2 JP 3045586 B2 JP3045586 B2 JP 3045586B2 JP 3341956 A JP3341956 A JP 3341956A JP 34195691 A JP34195691 A JP 34195691A JP 3045586 B2 JP3045586 B2 JP 3045586B2
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修二 小見
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富士写真光機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡、電子内視鏡に
用いられ、処置具を先端部へ導出するための処置具挿通
チャンネルの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】消化管等の体腔内を、先端部に設けられ
た固体撮像素子であるCCD(ChargeCoupled Device
)を用いて観察する電子内視鏡、あるいは光学的手段
のみにて観察する内視鏡が周知であり、この種の内視鏡
では、被観察体内を観察しながら、各種の処置具を用い
て切開、生検、回収等の各種の処置が行われる。
【0003】図4には、従来における電子内視鏡先端部
(側視型)の構造が示されており、図において、内視鏡
内には操作部近傍から先端部1まで処置具挿通チャンネ
ル2が配設されている。この処置具挿通チャンネル2の
先端部出口は、先端部1の側面に開口する鉗子口3とな
っており、この鉗子口3の前側に、この鉗子口3の方向
へ回動する起立台4が回動軸5により取り付けられ、こ
の起立台4には操作部の起立操作ツマミに連結されたワ
イヤ6が取り付けられている。従って、ワイヤ6を引張
り操作して起立台4を回動動作させることにより、処置
具挿通チャンネル2を通って鉗子口3へ導びかれた処置
具7を任意に曲げ操作することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おける内視鏡の処置具挿通チャンネルでは、各種大きさ
の径の処置具7に対応する必要があるために、処置具挿
通チャンネル2の径が大きな径の処置具7に合せて形成
されており、小さな径の処置具7の場合には処置具挿通
チャンネル2内でふらつくき、曲げ操作及び患部への位
置決め操作がし難いという問題があった。すなわち、例
えば内視鏡的膵胆管造影(ERCP)を行うチューブの
外径は、乳頭に挿入するために小さく、約2mm程度で
あり、内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)を行う高周
波スネアー、処置(EBD)のためにバルーンを用いる
留置式チューブ等に比較すると半分程度となっている。
従って、従来では小さい径の処置具7にガイドチューブ
を被せて適当な位置まで、処置具7を案内することも行
われているが、これでは内視鏡自体の曲り動作が重くな
るし、上記ガイドチューブの案内によっても処置具7を
良好に位置決めできるとは限らなかった。
【0005】また、処置具挿通チャンネル2は被観察体
内の残留物等を吸引する通路としても利用されるが、上
記のガイドチューブを用いる場合には、このガイドチュ
ーブが吸引の妨げになるという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、小さな処置具であっても処置具挿
通チャンネル内に安定した位置で導入され、曲げ操作及
び患部への位置決め操作がし易く、また吸引をスムーズ
に行うことができる内視鏡の処置具挿通チャンネルを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、先端部から処置具を導出するために内視
鏡内部に配設された処置具挿通チャンネルであって、上
記挿通チャンネルの中心に向って弾性体が複数立設さ
れ、この弾性体によって挿通された処置具を所定の位置
に規制し保持する処置具規制保持部材を、挿通チャンネ
ルの出口近傍に設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、処置具規制保持部材によ
って径の小さい処置具であっても、処置具挿通チャンネ
ルの出口においては所定位置に規制保持されることにな
る。従って、処置具が挿通チャンネル内でふらつくこと
がなく、安定した位置で起立台による曲げ操作が行われ
る。
【0009】
【実施例】図1には、第1実施例に係る電子内視鏡に適
用した処置具挿通チャンネルの構成が示されており、図
(a)は処置具挿通チャンネル出口を下側にした状態の
先端部断面図、図(b)は図(a)の底面図、図(c)
は図(a)のCーC断面図である。図1(a)におい
て、先端部10は不図示の操作部に連結するワイヤ11
A,11Bが取り付けられた状態で湾曲部12に接続さ
れており、このワイヤ11A,11Bを引張り操作する
ことによって先端部10を所定の方向に曲げることがで
きる。また、先端部10内及び湾曲部12内には操作部
近傍から処置具挿通チャンネル(鉗子チャンネル)13
が配設され、この処置具挿通チャンネル13の出口には
鉗子口14(処置具挿通チャンネル13の一部として)
が形成されており、この処置具挿通チャンネル13を介
して挿入された処置具7は鉗子口14から外部へ導出さ
れる。
【0010】上記鉗子口14の近傍の先端方向に、起立
台16が回動軸17により回動自在に軸支され、この起
立台16にはワイヤ18が取り付けられ、このワイヤ1
8を引張り操作することによって起立台16を鎖線で示
されるように回動させることができる。この起立台16
には処置具7を受けるための円弧溝19が形成されてい
る。なお、上記起立台16の上側にはCCD20が配設
される。
【0011】図1(b)において、上記鉗子口14及び
起立台16に横並びする形で、観察窓22及び照射窓2
3が配設され、この観察窓22の近傍には水又は空気を
供給するためのノズル24が配置されている。上記観察
窓22には、図(a)のCCD20が光学部材を介して
接続されることになり、観察窓22を通して捉えられる
被観察像はCCD20によってモニタ上に表示されるこ
とになる。
【0012】上記図1(a)において、処置具挿通チャ
ンネル13の出口近傍に処置具規制保持部材26を取り
付けている。すなわち、この処置具規制保持部材26の
取付け部の処置具挿通チャンネル13は、縦長円(長
円)の孔形状となっており、上記処置具規制保持部材2
6は、図2(a)に示されるように、上記処置具挿通チ
ャンネル13の孔形状に合った縦長円形状の弾性材料か
らなる枠27を有し、この枠27に円中心に向けて弾性
体であるプラスチック、ゴム等からなる弾性片28が立
設された構成となっている。第1実施例では、径の小さ
な処置具7に対応した大きさの保持開口29を上部に設
定する形で、高さの異なる複数の弾性片28を形成して
おり、これにより処置具7を処置具挿通チャンネル13
の上部分で保持できるようにしている。
【0013】また、上記弾性片28は互に所定の隙間
(スリット)を以て立設されると共に、枠27との接続
部には所定大きさの通路30が形成され、この通路30
によって吸引時の残留物等の通過をスムーズに行えるよ
うになっている。更に、実施例での処置具規制保持部材
26は、処置具挿通チャンネル13に着脱自在に取り付
けられており、図1(a)に示されるように、処置具挿
通チャンネル13の所定位置に収納溝32が形成される
ので、この収納溝32に処置具規制保持部材26をワン
タッチで取付け、又は取外しすることができる。
【0014】図1(c)において、処置具挿通チャンネ
ル13には上記処置具規制保持部材26が取り付けられ
た状態が示されており、この処置具規制保持部材26に
径の小さい処置具7を挿通すると、保持開口29に処置
具7が保持される。なお、図示の33はイメージガイ
ド、34はライトガイド、35は空気/水の供給パイプ
である。
【0015】このような構成によれば、図1(a)に示
されるように、安定した位置に処置具7が配設されるこ
とになり、起立台16によって行う処置具7の曲げ操作
が容易となり、患部の所望位置に処置具7を良好に位置
決めすることが可能となる。また、上記弾性片28は隙
間を開けて立設されているため、径の大きな処置具7が
挿入された場合でも保持開口29を広げるようにして処
置具7を挿通させ、所定の位置に保持することができ
る。
【0016】上記第1実施例では、処置具規制保持部材
26の保持開口29を上部に設けるようにしたが、この
保持開口29は、図2(b)の処置具規制保持部材36
に示されるように、弾性片36の高さを調節することに
よって処置具挿通チャンネル13の開口中心部に設定す
ることができる。
【0017】図3には、第2実施例の構成が示されてお
り、この第2実施例は処置具規制保持部材を2個設けた
ものである。すなわち、図3に示されるように、図2
(b)に示される処置具規制保持部材36が処置具挿通
チャンネル13の鉗子口14近傍に着脱自在に取り付け
られると共に、処置具挿通チャンネル13の奥の方に第
2の処置具規制保持部材38が固定状態で取り付けられ
る。この第2の処置具規制保持部材38は、処置具規制
保持部材36と同様に、保持開口29を中心部に有し、
処置具挿通チャンネル13に一体に形成されている。
【0018】この第2実施例によれば、図示のように、
処置具7が処置具挿通チャンネル13の中間部で保持さ
れ、起立台16によって所望の方向へ曲げ操作できるこ
とになり、2個の処置具規制保持部材36,38で処置
具7が保持されるので、安定度が高くなるという利点が
ある。なお、処置具7の保持開口29の位置は、内視鏡
の目的に応じて適宜変更して設定することが好ましい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
処置具挿通チャンネルの中心に向って弾性体が複数立設
され、この弾性体によって挿通された処置具を所定の位
置に規制し保持する処置具規制保持部材を、挿通チャン
ネルの出口近傍に設けたので、小さな処置具であっても
処置具挿通チャンネル内に安定した位置で導入されるこ
とになり、処置具の曲げ操作及び患部への位置決め操作
が容易となる。また、吸引をガイドチューブによって妨
げられることがなく、スムーズに行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る処置具挿通チャンネ
ルを適用した電子内視鏡の先端部構造を示す断面図であ
り、図(a)は処置具挿通チャンネル出口を下側にした
状態の先端部断面図、図(b)は図(a)の底面図、図
(c)は図(a)のCーC断面図である。
【図2】実施例の処置具規制保持部材の各種構成を示す
図である。
【図3】第2実施例の構成を示す内視鏡先端部の断面図
である。
【図4】従来の電子内視鏡の構造を示す先端部断面図で
ある。
【符号の説明】
1,10 … 電子内視鏡、 2,13 … 処置具挿通チャンネル、 4,16 … 起立台、 6,18 … ワイヤ、 26,36 … 処置具規制保持部材、 27 … 枠、 28,37 … 弾性片、 29 … 保持開口、 38 … 第2の処置具規制保持部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部から処置具を導出するために内視
    鏡内部に配設された処置具挿通チャンネルであって、上
    記挿通チャンネルの中心に向って弾性体が複数立設さ
    れ、この弾性体によって挿通された処置具を所定の位置
    に規制し保持する処置具規制保持部材を、挿通チャンネ
    ルの出口近傍に設けたことを特徴とする内視鏡の処置具
    挿通チャンネル。
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