JP3045488U - レジャーホテル用ゲーム機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モーテルなどのレジャーホテルの客室内にお
いて、利用客に十分興味を抱かせるとともに、同レジャ
ーホテルの再訪を促すことができるゲーム機を提供す
る。 【解決手段】 レジャーホテル用ゲーム機に下記の各項
目の手段を具備する。（ａ）ホテルの客室に入室と同時
にブラウン管または液晶表示器の画面上に、ホテルの利
用料金案内やゲーム案内等を表示する手段。（ｂ）ゲー
ム選択時において、利用客固有の暗証番号および登録番
号を登録または入力する手段。（ｃ）上記暗証番号およ
び登録番号の入力時において、ゲーム機から送信された
番号とフロントコンピュータに記憶されている番号とを
比較演算する手段。（ｄ）上記暗証番号および登録番号
の比較演算の結果、一致する番号の組合わせが検出され
た場合は同一利用客と判断し、当該利用客の前回保存分
のゲーム内容を再び画面上に表示し、継続してゲームが
行える手段。（ｅ）ゲームの得点またはレベル等が一定
値に達成した場合において、ホテルより利用客に特別サ
ービスが行える手段。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、モーテルなどのレジャーホテルの客室内において行うゲーム機に関 するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、モーテルなどのレジャーホテルの客室内において行うゲーム機とし て、クレーンで景品を掴み取るような機械式のゲーム機やブラウン管の画面上に 映し出される映像で遊戯を行うテレビ式のゲーム機が普及している。これらのゲ ーム機は市中にあるゲームセンターに設置されているものと同様の機種であるこ とが多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、これらのゲーム機は前述のようにゲームセンターに設置されて いるゲーム機と同様ありふれたものであり、単発的に終了してしまうために継続 性もなく、利用客が特別に興味を抱くようなものではなかった。本考案は、この ような問題点に鑑み成されたものであり、利用客に十分興味を抱かせるとともに 、同レジャーホテルの再訪を促すことができるレジャーホテル用ゲーム機を提供 することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案のレジャーホテル用ゲーム機にて、下記（ ａ）から（ｅ）に記載の各項目の手段、即ち （ａ）ホテルの客室に入室と同時にブラウン管または液晶表示器の画面上に、ホ テルの利用料金案内やゲーム案内等を表示する手段。 （ｂ）ゲーム選択時において、利用客固有の暗証番号および登録番号を登録また は入力する手段。 （ｃ）上記暗証番号および登録番号の入力時において、ゲーム機から送信された 番号とフロントコンピュータに記憶されている番号とを比較演算する手段。 （ｄ）上記暗証番号および登録番号の比較演算の結果、一致する番号の組合わせ が検出された場合は同一利用客と判断し、当該利用客の前回保存分のゲーム内容 を再び画面上に表示し、継続してゲームが行える手段。 （ｅ）ゲームの得点またはレベル等が一定値に達成した場合において、ホテルよ り利用客に特別サービスが行える手段。 とを有するゲーム機をモーテルなどのレジャーホテルの客室内に設置することに より達成される。

【０００５】

【実施例】

次に本考案の一実施例を図を用いて詳しく説明する。図１は、本考案のレジャ ーホテル用ゲーム機のゲーム開始に至るまでのフローチャートの一例であり、子 育てゲームを例に取上げて説明する。

【０００６】 先ず、モーテルなどのレジャーホテルにおいてチェックインを済ませた後、客 室のドアを開けると、該客室内に設置してあるゲーム機のブラウン管または液晶 表示器の画面１上に図２のような初期画面が自動的に表示される。（ステップＳ １）該画面には「料金案内」または「子育てゲーム」のどちらかを選択するよう に促すメッセージが表示される。該選択肢の横には四角の枠で囲まれた「はい」 という文字がある。該文字領域はタッチスイッチになっており、この文字領域を 指先等で押すことにより相当する項目が選択される選択キー２としての機能を持 つ。なお、以後説明する各種キーの構造も、該選択キー２と同様にタッチスイッ チになっている。

【０００７】 上記初期画面において「料金案内」を選択すると（ステップＳ２）、客室利用 料金やサービス料金等を表示する画面に進む。（ステップＳ４，画面省略）料金 確認後「子育てゲーム」を選択すると（ステップＳ５）、後述する図３にあるよ うな暗証番号および登録番号の登録確認画面に進む。（ステップＳ６）なお、ス テップＳ５にて「子育てゲーム」を選択しなかった場合には、一定時間経過後に 再び初期画面表示（ステップＳ１）に戻る。

【０００８】 また前記初期画面において当初より「子育てゲーム」を選択すると（ステップ Ｓ３）、図３にあるような暗証番号および登録番号の登録確認画面に進む。（ス テップＳ６）該画面には「新規登録の方」または「登録済みの方」のどちらかを 選択するように促すメッセージが表示される。ここで子育てゲームを初めて行う 場合には「新規登録の方」を選択し、前回に継続してゲームを再開する場合には 「登録済みの方」を選択する。

【０００９】 上記登録確認画面において「新規登録の方」を選択すると、図４にあるような 暗証番号および登録番号の番号登録画面に進む。（ステップＳ７）該画面におい て、数字キー３により暗証番号および登録番号を入力する。入力ミスがあった場 合は取消キー５を押してクリア状態にし、再入力を行う。正しく入力できた場合 は登録キー４を押すことにより該番号がフロントコンピュータ１０に送信され記 憶される。そして、図６にあるような誕生させる子供の性別選択画面に進む。（ ステップＳ８）該画面には「男子を希望」，「女子を希望」または「自然に任せ る」のいづれかを選択するように促すメッセージが表示される。ここで希望する 性別を選択した後一定時間経過すると、希望した性別の子供が産まれる。「自然 に任せる」を選択した場合にはフロントコンピュータ１０が無作為に決定する。 そして、図７にあるような産まれた子供の誕生日表示画面が表示され、さらに命 名を促すメッセージが表示される。命名することを選択した場合には名前選択画 面が表示されるので（ステップＳ９，画面省略）、該画面において名前を命名す ることができる。

【００１０】 また前記登録確認画面において「登録済みの方」を選択すると、図５にあるよ うな暗証番号および登録番号の番号入力画面に進む。（ステップＳ１０）該画面 において、数字キー３により暗証番号および登録番号を入力する。入力ミスがあ った場合は取消キー５を押してクリア状態にし、再入力を行う。正しく入力でき た場合は確認キー６を押すことにより該番号がフロントコンピュータ１０に送信 される。ここでフロントコンピュータ１０に記憶されている暗証番号および登録 番号の組合せと、送信された暗証番号および登録番号の組合せを比較し（ステッ プＳ１１）、一致した場合は同一利用客と判断し開始キー７が有効になる。ここ で開始キー７を押すことによりゲームを再開することができる。

【００１１】 図８は子育てゲームのメニュー画面である。ゲームは該画面よりスタートする 。同図において「遊び」・「病気」・「泣く」・「食事」・「勉強」・「トイレ 」・「睡眠」・「終了」等の育児キー８がある。該育児キー８はこれらに限らず 子供の年齢や性別により適宜最適なものが表示される。画像表示領域９にはその 時の子供の状態を表示する。そして、ゲーム機内蔵のタイマーにより子供の状態 が徐々に変化および成長するため、その状態の如何により親である利用客を呼出 したり、または、親の側から育児キー８を選択して育児を行うことができる。当 該育児キー８を選択すると、その状況に見合った画像が表示される。そして、忠 実に育児を行うことによりさらに成長し年齢が増すこともあれば、育児を怠ると 病気になったりもする。

【００１２】 上述の子育てゲームにおける子供は、人間に限定することなく動物であっても キャラクタであっても構わない。なお、具体的なゲーム内容や方法については本 考案の趣旨には直接関係が無いため省略する。

【００１３】 図９は本考案のレジャーホテル用ゲーム機の接続系統図である。ホテルのフロ ントに設置されているフロントコンピュータ１０と各客室内にあるゲーム機（１ １ａ，１１ｂ‥‥１１ｎ）は、信号線１２によりマルチドロップ接続され、ＲＳ ４８５等のシリアル信号によりデータ伝送が行われる。各ゲーム機（１１ａ，１ １ｂ‥‥１１ｎ）には固有のアドレスが付けられており、上述の各種キー入力や キー操作におけるデータに前記アドレスが付加される。該データを用いフロント コンピュータ１０と各ゲーム機（１１ａ，１１ｂ‥‥１１ｎ）の間をポーリング 制御することにより、各ゲーム機（１１ａ，１１ｂ‥‥１１ｎ）およびゲーム内 容を確実に管理することができる。従って、いつでもどの客室内のゲーム機（１ １ａ，１１ｂ‥‥１１ｎ）を使用しても自己のゲームを継続して行うことができ る。

【００１４】 ゲーム内容はフロントコンピュータ１０内の記憶装置に記憶および管理されて おり、利用客の操作キー２による操作とフロントコンピュータ１０からの反応に より双方向で行うことができる。このような状況のもとでゲームの得点またはレ ベルが一定値に達成した場合には、ホテルからプレゼントがある旨のメッセージ が表示される。（画面省略）このことは、フロントコンピュータ１０によりホテ ル従業員にも通知することがでるため、利用客の清算時においてホテルより利用 客にプレゼントを渡すことができる。なお、ゲーム終了時または退室時には、そ れまでのゲーム内容はフロントコンピュータ１０に自動的に記憶される。

【００１５】 以上のようなゲーム機をモーテルなどのレジャーホテルの客室内に設置するこ とにより利用客に十分興味を抱かせるとともに、同レジャーホテルの再訪を促す ことができる。なお、上述の実施例におけるゲームの手段は当該実施例に限定し たものではなく、当業者が当該実施例より容易に想像できるすべての手段を含む ものである。また、ゲームの内容は実施例で述べた子育てゲームに限定したもの ではなく、いかなる種類のゲームであっても構わない。

【００１６】

【考案の効果】

以上述べたように、本考案のレジャーホテル用ゲーム機をモーテルなどのレジ ャーホテルの客室内で使用することにより下記のような効果が得られる。 フロントコンピュータと各ゲーム機はＲＳ４８５等のシリアル信号で接続され 、利用客固有の暗証番号および登録番号の組合せでゲーム内容が呼出される。従 って、次回のホテル利用時においても継続してゲームを行うことができる。 ゲームの得点またはレベルが一定値に達成した場合には、ホテルからプレゼン トがある旨のメッセージが画面上に表示される。従って、ゲームを行う楽しみの 他にプレゼントをもらう楽しみがあるため同ホテルを利用する回数が増え、利益 増収につながる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のレジャーホテル用ゲーム機のゲーム開
始に至るまでのフローチャートの一例である。

【図２】本考案のレジャーホテル用ゲーム機の初期画面
の一例である。

【図３】本考案のレジャーホテル用ゲーム機の暗証番号
および登録番号の登録確認画面の一例である。

【図４】本考案のレジャーホテル用ゲーム機の暗証番号
および登録番号の番号登録画面の一例である。

【図５】本考案のレジャーホテル用ゲーム機の暗証番号
および登録番号の番号入力画面の一例である。

【図６】本考案のレジャーホテル用ゲーム機における子
育てゲームにて誕生させる子供の性別選択画面の一例で
ある。

【図７】本考案のレジャーホテル用ゲーム機における子
育てゲームにて誕生した子供の誕生日表示画面の一例で
ある。

【図８】本考案のレジャーホテル用ゲーム機における子
育てゲームのメニュー画面の一例である。

【図９】本考案のレジャーホテル用ゲーム機の接続系統
図である。

【符号の説明】

１ 画面 ２ 選択キー ３ 数字キー ４ 登録キー ５ 取消キー ６ 確認キー ７ 開始キー ８ 育児キー ９ 画像表示領域 １０ フロントコンピュータ １１ ゲーム機 １２ 信号線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 モーテルなどのレジャーホテルの客室内
   において行うゲーム機にて、下記（ａ）から（ｅ）に記
   載の各項目の手段を具備したことを特徴とする、レジャ
   ーホテル用ゲーム機。 （ａ）ホテルの客室に入室と同時にブラウン管または液
   晶表示器の画面上に、ホテルの利用料金案内やゲーム案
   内等を表示する手段。 （ｂ）ゲーム選択時において、利用客固有の暗証番号お
   よび登録番号を登録または入力する手段。 （ｃ）上記暗証番号および登録番号の入力時において、
   ゲーム機から送信された番号とフロントコンピュータに
   記憶されている番号とを比較演算する手段。 （ｄ）上記暗証番号および登録番号の比較演算の結果、
   一致する番号の組合わせが検出された場合は同一利用客
   と判断し、当該利用客の前回保存分のゲーム内容を再び
   画面上に表示し、継続してゲームが行える手段。 （ｅ）ゲームの得点またはレベル等が一定値に達成した
   場合において、ホテルより利用客に特別サービスが行え
   る手段。