JP3045208B2 - 消音器 - Google Patents

消音器

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JP3045208B2
JP3045208B2 JP4359290A JP35929092A JP3045208B2 JP 3045208 B2 JP3045208 B2 JP 3045208B2 JP 4359290 A JP4359290 A JP 4359290A JP 35929092 A JP35929092 A JP 35929092A JP 3045208 B2 JP3045208 B2 JP 3045208B2
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JP
Japan
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pipe
exhaust gas
expansion chamber
exhaust
baffle
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宜弘 堀谷
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエンジン発電機
等に搭載される消音器に係り、特に排気ガスの浄化効率
を向上させる場合に好適な消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン発電機に搭載されたマフ
ラは、例えば図6及び図7に示す構造となっている。即
ち、マフラ50の第1ボディ51A及び第2ボディ51
Bから成るボディ51内部は、第1仕切板52及び第2
仕切板53により、第1膨張室54,第2膨張室55,
第3膨張室56に区画されており、第1膨張室54〜第
3膨張室56には、第1バッフルパイプ57がL字状に
配設され、第2膨張室55〜第3膨張室56には、第2
バッフルパイプ58がL字状に配設され、第3膨張室5
6には、サイレンサ59が配設されている。更に、第3
膨張室56の上部には、サイレンサ59へ連通したテー
ルパイプ60が配設され、第1膨張室54の上部には、
エキゾーストパイプ(図示略)が接続されたエキゾース
ト入口61が配設されている。前記エキゾーストパイプ
から第1膨張室54へ流入してきた排気ガスは、第1及
び第2バッフルパイプ57,58を介し、第1膨張室5
4→第2膨張室55→第3膨張室56の経路で流れるよ
うになっている。この場合、図6は第2ケース51Bを
取外した状態を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、排気
2次エアにより排気ガスを浄化する場合、浄化反応(酸
化反応)の度合いを決定する要因としては、排気ガスと
空気との混合後における排気ガスの温度や,排気ガスの
滞留時間等を挙げることができる。しかしながら、従来
のマフラ構造の場合、第1膨張室54が、該第1膨張室
54を形成する外周囲6面の内,5面が大気へ接した状
態であるため、排気ガスが第1膨張室54へ流入して来
ると、大気へ接した前記5面を介して大気への放熱量が
多くなり、排気ガスの温度が低下する現象が発生してい
た。このため、第1乃至第3膨張室54〜56の内,最
も浄化反応が起こるはずの第1膨張室54においては、
浄化反応が促進されず、排気ガスを充分に浄化できない
という問題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、特に消音器内部のバッフルパイプの配置経路に
改良を施すことにより、排気ガスの浄化効率の向上を達
成した消音器の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、仕切板により
区分された複数の膨張室と,排気ガス及び排気ガス浄化
用空気を通すバッフルパイプと,浄化済み排気ガスを排
気するテールパイプとを備え、排気ガス及び排気ガス浄
化用空気を供給するエキゾーストパイプが連通接続され
た消音器において、前記バッフルパイプ一端部を前記
エキゾーストパイプへ連通接続し、且つ他端部を前記
エキゾーストパイプと前記バッフルパイプとの接続部に
近接して開口させると共に、前記バッフルパイプの中間
部を環状に形成し、前記各膨張室内を貫通させ、且つ、
その内壁に近接させて架設するという構成としている。
これにより、前記目的を達成するものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、排気ガス及び排気ガス浄化用
空気がエキゾーストパイプにより消音器へ供給される
と、排気ガス及び排気ガス浄化用空気は、エキゾースト
パイプへ連通接続されたバッフルパイプを通り、各膨張
を循環してエキゾーストパイプの連通した膨張室
の該エキゾーストパイプとバッフルパイプとの接続部近
へ送り込まれ、該膨張室内で排気ガスと排気ガス浄化
用空気との浄化反応が行われる。(具体的には、排気ガ
ス浄化用空気供給直後から該膨張室内へ排気ガス及び排
気ガス浄化用空気が流入された後までの間で、著しく浄
化反応が行われる。)この後、浄化された排気ガスは、
消音器外部へ排気される。即ち、エキゾーストパイプか
ら供給された排気ガスを、放熱による温度低下を生じさ
せることなく高温に保った状態で、各膨張室を循環させ
た後膨張室へ送り込むことができるため、膨張室におけ
(具体的には、排気ガス浄化用空気供給部から該膨張
室内部までの間における)排気ガスと排気ガス浄化用空
気との浄化反応を促進させることが可能となり、この結
果、排気ガスの浄化効率を従来より大幅に向上させるこ
とができる。また、消音器の内部は、バッフルパイプの
配置経路に改良を施しただけの簡易な構造であるため、
低コストで排気ガスの浄化効率を向上させることが可能
となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の消音器をエンジン発電機に適
用してなる実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】先ず、本実施例のエンジン発電機の構成を
図4及び図5に基づき説明すると、エンジン発電機1
は、フレーム2の内部に、エンジン3,発電機4,マフ
ラ5,燃料タンク6等を収納し、車輪7〜10により移
動可能な構造となっている。本実施例のエンジン発電機
では、マフラ5内部のバッフルパイプの配置経路に改良
を施すことにより、排気ガスの浄化効率の向上を実現し
た点を特徴としている。
【0009】次に、本実施例のマフラの構成を図1及び
図2に基づき説明すると、マフラ5のボディ11は、第
1ボディ11A及び第2ボディ11Bから構成され、該
ボディ11の内部には、第1仕切板12と第2仕切板1
3とが配設されており、該ボディ11の内部は、これら
第1及び第2仕切板12,13により、第1膨張室14
と第2膨張室15と第3膨張室16とに区画されてい
る。ボディ11の端部には、穴11Cが形成され、第1
仕切板12には、穴12A,12B,12Cが形成さ
れ、第2仕切板13には、穴13A,13B,13C,
13Dが形成されている。ボディ11の穴11Cの外側
には、穴17Aを有するパイプ取付部材17が固定され
ており、該穴17Aには、シリンダ部及び2次エア供給
部(図3参照)へ連通したエキゾーストパイプ18が接
続されている。この場合、図1は第2ケース11Bを取
外した状態を示している。
【0010】第1膨張室14及び第3膨張室16の内部
には、第1仕切板12の穴12Aを介して(即ち、第1
膨張室14と第3膨張室16とを貫通して)第1バッフ
ルパイプ19が配設されており、該第1バッフルパイプ
19の一端部が、エキゾーストパイプ18の端部へ嵌合
状態で接続されている。また、第3膨張室16及び第2
膨張室15の内部には、第2仕切板13の穴13A,1
3Bを介して(即ち、第3膨張室16と第2膨張室15
とを貫通して)第2バッフルパイプ20が配設されてお
り、該第2バッフルパイプ20の一端部が、第1バッフ
ルパイプ19の他端部へ接続されている。また、第3膨
張室16及び第1膨張室14の内部には、第1仕切板1
2の穴12Bを介して(即ち、第3膨張室16と第1膨
張室14とを貫通して)第3バッフルパイプ21が配設
されており、該第3バッフルパイプ21の一端部が、第
2バッフルパイプ20の他端部へ接続されている。
た、第3バッフルパイプ21は、図1に示すように第1
膨張室14内でエキゾーストパイプ18と第1バッフル
パイプ19との接続部近傍に排気ガス流出口を有するよ
う配設されている。
【0011】更に、第1膨張室14,第3膨張室16,
第2膨張室15の内部には、第1仕切板12の穴12
C,第2仕切板13の穴13Cを介して第4バッフルパ
イプ22が配設されている。また、第2膨張室15及び
第3膨張室16の内部には、第2仕切板13の穴13D
を介して第5バッフルパイプ23が配設されている。ま
た、第3膨張室16の内部中央には、サイレンサ24が
配設されている。また、ケース11の端部には、テール
パイプ25が接続されており、該テールパイプ25は、
サイレンサ24へ接続されている。
【0012】次に、シリンダ部及び2次エア供給部の構
成を図3に基づき説明すると、シリンダブロック26の
内部には、ピストン27が配設されており、シリンダヘ
ッド28には、排気通路29と,吸気通路30と,点火
プラグ31とが配設されると共に,排気通路29,吸気
通路30は、エキゾーストバルブ32,インテークバル
ブ33を介して燃焼室35へ各々連通接続されている。
更に、排気通路29には、2次エア用クリーナ(図示
略)へ接続された2次エア供給管36と,マフラ5へ接
続されたエキゾーストパイプ18とが各々連通接続され
ている。排気ガス及び2次エア(排気ガス浄化用空気)
は、2次エア供給管36,排気通路29,エキゾースト
パイプ18を介しマフラ5の第1バッフルパイプ19へ
供給されるようになっている。
【0013】次に、上記の如く構成した本実施例の動作
を説明する。
【0014】エキゾーストパイプ18からマフラ5へ供
給された排気ガス及び2次エアは、第1バッフルパイプ
19→第2バッフルパイプ20→第3バッフルパイプ2
1の経路を通り、マフラ5内部を一回りした後、第1膨
張室14へ流入する。この場合、第1バッフルパイプ1
9,第2バッフルパイプ20,第3バッフルパイプ21
は、排気ガスが充満状態にある第1膨張室14,第2膨
張室15,第3膨張室16の内部を循環する状態で配設
されているため、エキゾーストパイプ18からマフラ5
内部へ供給された排気ガスは、放熱による温度低下を来
すことなく、高温に保たれた状態で第1膨張室14内の
該エキゾーストパイプ18と第1バッフルパイプ19と
の接続部近傍に流入する。
【0015】第1膨張室14では(具体的には、2次エ
ア供給直後から第1膨張室14流入 後までの間では)
エキゾーストパイプ18から第1〜第3バッフルパイプ
19〜21を通り流入してきた排気ガスと2次エアとの
浄化反応(酸化反応)が促進される結果、排気ガスが効
率良く浄化される。2次エア供給直後から第1膨張室1
流入後までの間で浄化された排気ガスは、第4バッフ
ルパイプ22を通り第2膨張室15へ送り込まれた後、
第5バッフルパイプ23を通り第3膨張室16へ送り込
まれる。この後、サイレンサ24及びテールパイプ25
を介して外部へ排気される。
【0016】上述したように、本実施例によれば、エキ
ゾーストパイプ18からマフラ5へ供給された排気ガス
及び2次エアを、第1〜第3バッフルパイプ19〜21
の経路でマフラ5内部を一回りさせた後、第1膨張室1
4へ流入させる構成としているため、排気ガスを放熱に
よる温度低下を生じさせることなく高温に保った状態で
循環し、第1膨張室14へ送り込むことができ、この結
果、2次エア供給直後から第1膨張室14流入後までの
における排気ガスと2次エアとの浄化反応を促進させ
ることが可能となり、排気ガスの浄化効率を従来より大
幅に向上させることができる。また、本実施例によれ
ば、マフラ5内部のバッフルパイプの配置経路に改良を
施しただけの簡易な構造であるため、低コストで排気ガ
スの浄化効率を向上させることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の消音器に
よれば、バッフルパイプ一端部をエキゾーストパイプ
へ連通接続し、且つ他端部をエキゾーストパイプの連
通した膨張室内の前記エキゾーストパイプとの接続部に
近接して開口させた状態に配設すると共に、前記バッフ
ルパイプの中間部を各膨張室内へ貫通させた状態、図
1に示すように四角形状に配設した構成であるため、排
気ガスを放熱による温度低下を生じさせることなく、且
つ、高温に保った状態で長い循環経路を経て膨張室へ送
り込むことができ、この結果、この膨張室(具体的には
排気ガス浄化用空気供給直後からこの膨張室流入後まで
の間)における排気ガスと排気ガス浄化用空気との浄化
反応を促進させることができる。このため、排気ガスの
浄化効率を従来よりも大幅に向上させることが可能とな
り、更に、バッフルパイプの配置経路に改良を施しただ
けの簡易な構造により、低コストで排気ガスの浄化効率
を向上させることが可能となる等、顕著な効果を奏する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した本実施例で開示されているマ
フラのボディを取外した状態を示す正面図である。
【図2】図1に示す実施例の底面側から見た内部構造を
示す説明図である。
【図3】本実施例におけるシリンダ部分及び2次エア供
給部分を示す断面図である。
【図4】本実施例におけるエンジン発電機部分の内部構
成を示す正面図である。
【図5】図1におけるエンジン発電機部分の内部構成を
示す左側面図である。
【図6】従来例におけるマフラのボディを取外した状態
を示す正面図である。
【図7】図6に示す従来例の底面側から見た内部構造を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン発電機 3 エンジン 4 発電機 5 マフラ 11 ボディ 12 第1仕切板 13 第2仕切板 14 第1膨張室 15 第2膨張室 16 第3膨張室 18 エキゾーストパイプ 19 第1バッフルパイプ 20 第2バッフルパイプ 21 第3バッフルパイプ 22 第4バッフルパイプ 23 第5バッフルパイプ 24 サイレンサ 25 テールパイプ 33 2次エア供給管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕切板により区分された複数の膨張室
    と,排気ガス及び排気ガス浄化用空気を通すバッフルパ
    イプと,浄化済み排気ガスを排気するテールパイプと
    備え、排気ガス及び排気ガス浄化用空気を供給するエキ
    ゾーストパイプが連通接続された消音器において、前記
    バッフルパイプ一端部を前記エキゾーストパイプへ連
    通接続し、且つ他端部を前記エキゾーストパイプと前
    記バッフルパイプとの接続部に近接して開口させると共
    に、前記バッフルパイプの中間部を環状に形成し、前記
    各膨張室内を貫通させ、且つ、その内壁に近接させて架
    ことを特徴とする消音器。
JP4359290A 1992-12-25 1992-12-25 消音器 Expired - Lifetime JP3045208B2 (ja)

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JPH06193425A JPH06193425A (ja) 1994-07-12
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