JP2000045764A - エンジンの排ガス浄化およびその排ガス熱回収装置 - Google Patents

エンジンの排ガス浄化およびその排ガス熱回収装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの排ガスを浄化し、かつその排ガス
熱を回収するための装置であって、その装置全体をコン
パクトに形成するとともに排ガスの浄化効率と、排ガス
熱の回収効率を高めるようにした。 【解決手段】 エンジンEのシリンダヘッド1直下に筒
状の触媒CAを設け、その触媒CAの外側にこれと同心
円状に熱交換器Hを設け、触媒CAにより排ガスを浄化
し、また熱交換器Hによりその排ガスとエンジンEの冷
却水との間で熱交換を行ない、排ガス熱をその冷却水を
介して回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの排ガス
を浄化すると共にその排ガス熱を回収するようにした、
新規なエンジンの排ガス浄化およびその排ガス熱回収装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に空調システムの空調機器の駆動用
の駆動源として電動モータに代えて内燃エンジンを使用
したものが知られている。ところでかかるエンジンに
は、エミッション対策や臭気対策のため、触媒が付設さ
れ、さらに排ガス熱を回収してその排熱を再利用するた
めの熱交換器が付設されるのが通常であるが、従来の空
調システムでは、前記触媒および熱交換器は、それぞれ
エンジンとは別の場所に据付けられているのが一般的で
ある。このため空調システム全体が大型化してしまい、
広い据付けスペースが必要になるばかりでなく、触媒お
よび熱交換器がエンジンから離れるため、排ガス浄化お
よび熱交換効率が悪くなるという不都合がある。
【0003】そこでかかる不都合を解消すべく、一つの
ケース内に触媒および熱交換器を纏めて設けた触媒一体
型排ガス熱交換器(特開昭58−144620号公報参
照)も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのものでは
触媒および熱交換器がいずれもエンジンの排気管から偏
った位置に設けられるので、これも空調システム全体が
大型化し、しかも触媒は排気管から離れた位置にあり、
触媒性能および熱交換性能を十分に発揮することができ
ないという問題がある。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、エンジンのシリンダヘッドに触媒および熱交換
器を同心円状に配置できるようにして全体をコンパクト
に構成できると共に触媒を早期に十分活性化することが
でき、さらに熱交換器の熱効率を大幅に高めることがで
きるようにした、新規なエンジンの排ガス浄化およびそ
の排ガス熱回収装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、本
請求項1記載の発明によれば、エンジンのシリンダヘッ
ドに接続される筒状の触媒と、この触媒の外側にこれと
同心円状に配設される熱交換器とよりなり、前記熱交換
器は、前記触媒を取り囲むように筒状に形成されて触媒
から排出される浄化後の排ガスを流通させる熱交換室
と、この熱交換室内に間隙を存して配設される複数の熱
交換パイプとを備え、前記熱交換室を流れる排ガスと、
前記熱交換パイプを流れる流体との間で熱の授受が行な
われ、排ガス熱をその流体を介して回収できるようにし
たことを特徴としており、かかる特徴によれば、エンジ
ンの排ガス浄化およびその排ガス熱回収装置全体を可及
的にコンパクトに構成することができ、また触媒を早期
に活性化すると共に該触媒の保温性を高めて排ガスの浄
化効率を大幅に高めることができる。
【0007】また前記目的達成のため、本請求項2記載
の発明によれば、前記請求項1記載のものにおいて、前
記エンジンは、バーチカル4サイクルエンジンであっ
て、前記エンジンの横方向に延長されるシリンダヘッド
の直下に、前記触媒および熱交換器とが配設されている
ことを特徴としており、かかる特徴によれば、エンジン
の排ガス浄化およびその排ガス熱回収装置をシリンダヘ
ッド直下のデッドスペースに配設することができ、前記
装置の一層のコンパクト化が可能になり、また触媒を早
期に活性化すると共に該触媒の保温性を高めて排ガスの
浄化効率を大幅に高めることができる。
【0008】さらに前記目的達成のため、本請求項3記
載の発明によれば、前記請求項1または2記載のものに
おいて、前記記エンジンは水冷式であって、前記熱交換
パイプ内を流れる流体は前記エンジンの水ジャケットを
流れる冷却水であることを特徴としており、かかる特徴
によれば、前記請求項1または2記載の発明と同等の効
果を奏する上に、エンジンの冷却水の温度を排ガス熱に
より高めて、略一定に保つことができ、エンジン性能の
向上に寄与することができる。
【0009】さらにまた前記目的達成のため、本請求項
4記載の発明によれば、前記請求項1,2または3記載
のものにおいて、前記熱交換室は迷路に形成されてお
り、前記熱交換パイプはその迷路を貫通していることを
特徴としており、かかる特徴によれば、前記請求項1,
2または3記載の発明と同等の効果を奏する上に熱交換
器の熱交換効率を高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】図1は、空調機全体の概略正面図、図2
は、エンジンの頭部と、触媒および熱交換器の一部破断
拡大図、図3は、触媒および熱交換器の図4の3−3線
に沿う縦断面図、図4は、図3の4−4線に沿う横断面
図、図5は、図3の5−5線に沿う横断面図、図6は、
図3の6−6線に沿う横断面図、図7は、触媒および熱
交換器の分解縦断面図である。
【0012】図1において、室外用空調機の密閉状ケー
シングC内には、空調機本体Aと、該空調機本体Aを駆
動する、後述の触媒CAおよび熱交換器H付きの内燃エ
ンジンEと、該エンジンEから排出される排ガスを消音
するためにその排気系に接続されるれ第1および第2消
音器M1 ,M2 が設けられ、排気系の出口はケーシング
Cの外に開口される。
【0013】前記内燃エンジンは、水冷式、バーチカル
(クランク軸が鉛直方向に配置)型の単気筒四サイクル
エンジンであり、その内燃エンジンのシリンダ中心線は
略水平に延びており、そのシリンダヘッド1は片持状に
略水平に延長されており、このシリンダヘッド1内に
は、通常のようにシリンダボア2に連通する燃焼室3
と、この燃焼室3に連通する吸、排気ポート4,5がユ
ニフロー式に形成されており、吸気ポート4はシリンダ
ヘッド1の上面に開口されて吸気系7に接続され、また
排気ポート5はシリンダヘッド1の下面に開口して後述
する排気系の触媒CAに接続される。またシリンダヘッ
ド1には前記吸、排気ポート4,5を開閉する吸、排気
弁8,9およびそれらを開閉駆動する動弁機構10が設
けられる。
【0014】シリンダヘッド1の下面には、エキゾース
トパイプ11がガスケットGを介して一体に接続されて
おり、このエキゾーストパイプ11にエンジンEの排ガ
ス浄化装置としての二元触媒CAおよび熱交換器Hが一
体に懸吊支持される。
【0015】二元触媒CAは、円筒状のケーシング13
内に触媒エレメント12を担持させて構成されており、
その導入パイプ14には、第1の連結フランジ15およ
び第2の連結フランジ16の、中央部が軸方向に間隔を
あけて貫通固着されている。第1の連結フランジ15に
は、周方向に間隔をあけて複数本のスタッドボルト17
が立設されており、これらのスタッドボルト17は、前
記エキゾーストパイプ11のフランジ部に穿設したボル
ト孔18を貫通し、それらの上端にナット19が螺着さ
れてエキゾーストパイプ11のフランジ部には、第1の
連結フランジ15を介して前記二元触媒CAが着脱自在
に一体に懸吊支持される。そして二元触媒CAの導入パ
イプ14は、エキゾーストパイプ11の通孔20を介し
てシリンダヘッド1の排気ポート5に連通され、この排
気ポート5の中心軸線は、二元触媒CAの中心軸線と略
一致しており、排気ポート5から排出される排ガスは直
接二元触媒CAの中央部に直接導入される。
【0016】また前記熱交換器Hは、円筒状の二元触媒
CAを囲繞するように、同じく円筒状に形成されてその
二元触媒CAの外側に配設される。
【0017】次にこの熱交換器Hの構造について説明す
るに、この熱交換器Hのハウジング22は有底の中空円
筒状に形成されていて、その上面に盤状の接続プレート
23が一体に設けられ、この接続プレート23には、そ
の周方向に間隔をあけて複数のスタッドボルト24が立
設され、これらのスタッドボルト24は、前記第2の連
結フランジ16に穿設した複数のボルト孔25を貫通し
てその上端にナット26が螺着され、これによりこの熱
交換器Hは、シリンダヘッド1に着脱自在に懸吊支持さ
れ、さらにその一側がブラケットBを介してエンジンE
の下部に着脱可能に支持される。
【0018】前記熱交換器Hのハウジング22内には、
前記二元触媒CAを同心円状に囲繞する円筒状の熱交換
器本体28が収容されている。この熱交換器本体28
は、二元触媒CAの外側に空隙を存してこれと同心円状
に配置される有底円筒状の内筒29と、その外側に同じ
く同心円状に配置される円筒状の外筒30とを有して、
それらの間には環状の熱交換室31が形成され、この熱
交換室31には、周方向に等間隔を存して複数本(24
本)の熱交換パイプ32が縦方向に配設されており、こ
れらの熱交換パイプ32の上端および下端は、熱交換器
本体28の上端壁33および下端壁34により支持され
ている。前記熱交換室31内は、複数枚(3枚)の環状
仕切板35により複数の室C1 〜C4 に区画されてお
り、前記熱交換パイプ32の中間部は、それらの環状の
仕切板35により支持されている。図4,5に示すよう
に各仕切板35には、中心角が約45°の三角状の切欠
孔36がそれぞれ開口されており、互いに隣り合う上下
の仕切板35の、前記三角状切欠孔36は相互に略18
0°位相がずらされており、したがって複数枚の仕切板
35は熱交換室31内に迷路を形成して、後に述べるよ
うに、熱交換室31を流れる排ガスは、熱交換パイプ3
2の回りを迂回して流れるようになっている。
【0019】前記二元触媒CAと内筒29との間には一
次排ガス室37が形成されており、二元触媒CAの出口
は、この一次排ガス室37の下部に連通されている。内
筒29の上部には、周方向に間隔を存して複数の連通孔
38が穿設されており、前記一次排ガス室37は、これ
らの連通孔38を通して排ガス流通路を形成する前記熱
交換室31の上部に連通されており、さらにこの熱交換
室31(排ガス流通路)は、ハウジング22の底壁22
1 と内筒29の底部間に形成される二次排ガス室39に
連通されている。ハウジング22の底壁221 の中央部
には、この二次排ガス室39を大気に開口するテールパ
イプ40が接続されている。したがって二次触媒CAに
より浄化された排ガスは、一次排ガス室37から連通孔
38を通って熱交換室31へと流れ、ここで熱交換が行
なわれた後、二次排ガス室39へと流れ、そこからテー
ルパイプ40を通り、前記第1、第2消音器M1 、M2
(図1参照)を通って大気に放出される。
【0020】ハウジング22の外周壁と、外筒30との
間には、環状の流体通路すなわち冷却水通路41が画成
されており、この冷却水通路41の上部の入口には、エ
ルボ状に湾曲される冷却水導入パイプ42が接続されて
いる。この冷却水導入パイプはエンジンEのシリンダヘ
ッド1の水ジャケットの出口に連通される。また冷却水
通路41の下部の出口は、ハウジング22の下部に形成
される下部貯留室44を介して前記複数本の熱交換パイ
プ32下端の入口に連通され、さらにこれらの熱交換パ
イプ32の上端の出口は、ハウジング22の上部に形成
される上部貯留室43に連通されている。この上部貯留
室43は、前記第1および第2の連結フランジ15,1
6に設けられる連絡パイプ45およびエキゾーストパイ
プ11に形成した連通路46を介して前記エンジンEの
シリンダヘッド1に形成される水ジャケットの入口に連
通される。したがってエンジンEの水ジャケット内を流
れる冷却水の一部は、冷却水導入パイプ42よりハウジ
ング22内の冷却水通路41に入り、下部貯留室44よ
り複数の熱交換パイプ32に分流して流れ、ここで排ガ
スとの間に熱交換を行なった後、上部貯留室43よりエ
ンジンEの水ジャケット内に還流される。
【0021】次にこの実施例の作用について説明する
に、いま空調機を運転すべく、エンジンを始動すると、
その排気ポート5より排出される排ガスは、その排気ポ
ート5直下の二元触媒CAに入り、ここでHC、CO等
の有害成分を酸化除去するとともに臭気を消去して浄化
する。図3実線矢印に示すように、二元触媒CAにより
排出された浄化後の排ガスは、一次排ガス室37に入
り、二元触媒CA直下の、内筒29の底壁に当たった
後、上向きに流れて一次排ガス室37内を上昇して連通
孔38より熱交換室31内に流入する。熱交換室31に
入った排ガスは複数の環状の仕切板35に開口した切欠
孔36を通って複数の室C1 〜C4 を上から下へと複数
の熱交換パイプ32の外周を迂回して流れ、その下部の
出口より二次排ガス室39を通ってテールパイプ40よ
り、第1、第2消音器M1 ,M2 を通って大気に放出さ
れる。
【0022】ところで二元触媒CAは、一次排ガス室3
7により囲繞されているため、該二元触媒CAを通過す
る排ガスは、その一次排ガス室37内を流れる高温の排
ガスで保温されて高温度に維持されたままになり、二元
触媒CAの浄化効率を高めることができる。
【0023】一方、図3二点鎖線で示すように、エンジ
ンEのシリンダヘッド1の水ジャケット内の冷却水の一
部は、冷却水導入パイプ43を通ってハウジング22内
の環状の冷却水通路41内を下向きに流れて下部貯留室
44に達し、そこから複数の熱交換パイプ32内に分流
され、それらの熱交換パイプ32内を上昇して上部貯留
室43に至り、そこから連絡パイプ45、連通路46を
通り、エンジンEのシリンダヘッド1の水ジャケットに
還流される。
【0024】ところで前記熱交換器H内では、熱交換室
31内を流れる高温の排ガスと、複数本の熱交換パイプ
32内を流れる、エンジンEからの冷却水との間で熱交
換が行なわれ、すなわち高温の排ガス熱は、それよりも
低温の冷却水へと伝導されて、その冷却水を適温に加熱
することができる。
【0025】而して前述のように排ガスと冷却水との間
で熱の授受が行なわれるとき、 .高温の排ガスは、冷却水の流れる複数本の熱交換パ
イプ32の回りを上下方向に迂回して、すなわち、複数
の環状仕切板35に順次略180°の位相差を存して開
口した三角状切欠孔36を通って流れるので、排ガスは
熱交換パイプ32の外周面に万遍なく接触させることが
でき、しかもその接触時間を長くとることができる。
【0026】.熱交換室31の外周は、外気よりも高
温の冷却水が流れる冷却水通路41により囲繞されてお
り、高温の排ガスにさらされる熱交換器Hの壁面が、外
気との境界壁であるハウジング22の外壁と直接対面す
る面積を可及的に低減することができるので、熱交換器
Hの熱損失を低減することができる。
【0027】したがって排ガスと冷却水との間できわめ
て効率のよい熱交換が行なわれる。
【0028】なお、前記空調機の駆動用として内燃エン
ジンが使用される場合、図1に示すように限られたスペ
ース内に第1、第2消音器M1 ,M2 が配設されるが、
これらは軽量化のため樹脂製であったり、レイアウトの
自由度を高めるため、ゴム製のパイピングを使用したり
することがあり、できるだけエンジンの排ガス温度を下
げたい要望があり、それ故排ガス温度を熱交換器により
一気に低下させたい狙いがある。
【0029】また、エンジンの冷却水を排ガス熱により
加熱する理由は、エンジンの冷却水の温度を予め一定の
高温に保持しておくためであり、エンジン内の冷却水と
排ガスとの温度差およびエンジン始動直後から暖機に至
るまでの冷却水の温度変化を考慮するとき、排ガス熱で
冷却水の水温を上昇させることが望ましい。
【0030】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば前記実
施例の二元触媒CAに代えて三元触媒を使用してもよ
い。また前記実施例の熱交換器の外筒を、そのハウジン
グに兼用してもよく、さらに排ガス熱により加熱される
冷却水は、他の用途に使用してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本請求項1記載の発明に
よれば、エンジンの排ガス浄化およびその排ガス熱回収
装置全体を可及的にコンパクトに構成することができ、
また触媒を早期に活性化すると共に該触媒の保温性を高
めて排ガスの浄化効率を大幅に高めることができる。
【0032】また本請求項2記載の発明によれば、エン
ジンの排ガス浄化およびその排ガス熱回収装置をシリン
ダヘッド直下のデッドスペースに配設することができ、
前記装置の一層のコンパクト化が可能になり、また触媒
を早期に活性化すると共に該触媒の保温性を高めて排ガ
スの浄化効率を大幅に高めることができる。
【0033】さらに本請求項3記載の発明によれば、前
記請求項1または2記載の発明と同等の効果を奏する上
に、エンジンの冷却水の温度を排ガス熱により高めて、
略一定に保つことができ、エンジン性能の向上に寄与す
ることができる。
【0034】さらにまた本請求項4記載の発明によれ
ば、前記請求項1,2または3記載の発明と同等の効果
を奏する上に熱交換器の熱交換効率を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調機全体の概略正面図
【図2】エンジンの頭部と、触媒および熱交換器の一部
破断拡大図
【図3】触媒および熱交換器の図4の3−3線に沿う縦
断面図
【図4】図3の4−4線に沿う横断面図
【図5】図3の5−5線に沿う横断面図
【図6】図3の6−6線に沿う横断面図
【図7】触媒および熱交換器の分解縦断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・シリンダヘッド 31・・・・・・・熱交換室 32・・・・・・・熱交換パイプ CA・・・・・・・触媒 E・・・・・・・・エンジン H・・・・・・・・熱交換器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)のシリンダヘッド(1)
    に接続される筒状の触媒(CA)と、この触媒(CA)
    の外側にこれと同心円状に配設される熱交換器(H)と
    よりなり、前記熱交換器(H)は、前記触媒(CA)を
    取り囲むように筒状に形成されて、触媒(CA)から排
    出される浄化後の排ガスを流通させる熱交換室(31)
    と、この熱交換室(31)内に間隙を存して配設される
    複数の熱交換パイプ(32)とを備え、前記熱交換室
    (31)を流れる排ガスと、前記熱交換パイプ(32)
    を流れる流体との間で熱の授受が行なわれ、排ガス熱を
    その流体を介して回収できるようにしたことを特徴とす
    る、エンジンの排ガス浄化およびその排ガス熱回収装
    置。
  2. 【請求項2】 前記エンジンEは、バーチカル4サイク
    ルエンジンであって、前記エンジン(E)の横方向に延
    長されるシリンダヘッド(1)の直下に、前記触媒(C
    A)および熱交換器(H)とが配設されていることを特
    徴とする、前記請求項1記載のエンジンの排ガス浄化お
    よびその排ガス熱回収装置。
  3. 【請求項3】 前記エンジン(E)は水冷式であって、
    前記熱交換パイプ(32)内を流れる流体は前記エンジ
    ン(E)の水ジャケットを流れる冷却水であることを特
    徴とする、前記請求項1または3記載のエンジンの排ガ
    ス浄化およびその排ガス熱回収装置。
  4. 【請求項4】 前記前記熱交換室(31)は迷路に形成
    されており、前記熱交換パイプ(32)はその迷路を貫
    通していることを特徴とする、前記請求項1,2または
    3記載のエンジンの排ガス浄化およびその排ガス熱回収
    装置。
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