JP3045077B2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP3045077B2
JP3045077B2 JP8217112A JP21711296A JP3045077B2 JP 3045077 B2 JP3045077 B2 JP 3045077B2 JP 8217112 A JP8217112 A JP 8217112A JP 21711296 A JP21711296 A JP 21711296A JP 3045077 B2 JP3045077 B2 JP 3045077B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印字装置に関し、特
に送信されるデータに含まれる制御コードの制御コード
体系に最適な制御コードテーブルを、複数の制御コード
テーブルの中から選択するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、汎用性のあるシリアルプリンタ
などは、大型コンピュータやパーソナルコンピュータ等
のホストコンピュータに接続され、ホストコンピュータ
から出力される各種のデータやプログラムデータを印字
用紙に印字するようになっている。
【0003】前記パーソナルコンピュータでは、使用す
るソフトウェアの種類に応じて、出力されるデータの制
御コード体系(コマンド体系)も変更されるので、パー
ソナルコンピュータに接続されるプリンタにはパーソナ
ルコンピュータから出力される制御コードの制御コード
体系に合致するように複数の制御コードテーブルが設け
られている。そして、パーソナルコンピュータのソフト
ウェアの変更に伴って変更後の制御コードテーブルを選
択させるためのスイッチを操作し、且つ電源を再度投入
するか或はリセット操作するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、 前記
プリンタにおいては、まず、パーソナルコンピュータか
ら出力される制御コードの制御コード体系が異なること
をオペレータが認識しなければならない。そして、オペ
レータは、制御コードテーブルを変更する毎にスイッチ
操作やリセット操作或は電源の再投入操作等の煩雑な操
作をしなければならない。さらに、制御コードテーブル
を変更させるスイッチの誤操作により、不適当な制御コ
ードテーブルを選択する場合があるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、送信されるデータに含ま
れる制御コードの制御コード体系に最適な制御コードテ
ーブルを自動的に選択し得るような印字装置を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の印字装置では、ホストコンピュータ
から送信されるデータを記憶するデータバッファと、制
御コード体系毎に複数の制御コードと各制御コードに対
応しプリンタの機能動作を示す内部コードとを格納した
複数の制御コードテーブルとを備え、選択された制御コ
ード体系の制御コードテーブルから読み出される制御コ
ードに基づいて制御するようにした印字装置において、
候補テーブル選択手段によって、前記複数の制御コード
テーブルの内の一つの制御コードテーブルが選択候補と
して選択される。そして、判定手段によって、前記デー
タバァファに記憶されたデータに含まれる制御コード
と、前記候補テーブル選択手段により選択された一つの
制御コードテーブルとが比較され、所定の条件が満たさ
れているか否かが判定される。
【0007】前記判定手段により所定の条件が満たされ
ていると判定されたときには、テーブル選択手段によっ
て、前記候補テーブル選択手段により選択された一つの
制御コードテーブルが前記データバァファに記憶された
制御コードの制御コード体系に最適な制御コードテーブ
ルとして選択される。前記判定手段により所定の条件が
満たされていないと判定されたときには、前記候補テー
ブル選択手段によって、前記複数の制御コードテーブル
の内の別の一つの制御コードテーブルが選択候補として
選択され、その制御コードテーブルについて前記判定手
段による判定が行われる。
【0008】また、請求項2記載の印字装置では、請求
項1記載の印字装置における判定手段が、前記データバ
ッファに記憶されたデータに含まれる制御コードを順々
に読み出す読出し手段を備え、その読出し手段により読
み出された制御コードを順々に前記候補テーブル選択手
段により選択された一つの制御コードテーブルと比較
し、前記データバッファに記憶された全ての制御コード
について比較をする前に、所定の条件が満たされていな
いことが判明した場合には、その時点で前記読出し手段
による制御コードの読出しを中止し、所定の条件が満た
されていないと判定する。
【0009】さらに、請求項3記載の印字装置では、請
求項1記載の印字装置における判定手段が、前記データ
バッファに記憶されたデータに含まれる制御コードを順
々に読み出す読出し手段と、その読出し手段により読み
出された各制御コードが前記候補テーブル選択手段によ
り選択された一つの制御コードテーブル中に存在するか
否かをそれぞれ検索する検索手段と、その検索手段によ
る検索結果に基づいて、制御コードテーブル中に存在し
ない制御コードの数を計数する計数手段とを備えてい
る。そして、前記判定手段は、前記計数手段による計数
結果が所定値に到達した場合には、所定の条件が満たさ
れていないと判定する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0011】図1は本発明を適用したシリアルプリンタ
(以下、プリンタという)を示すものである。
【0012】プリンタ1の本体フレーム2内には、プラ
テン3が回転可能に支持され、その前部下方にはキャリ
ッジ(図示略)を移動可能に支持する一対のガイド軸
(図示略)が配設されている。また、キャリッジにはワ
イヤドット式印字ヘッド4がプラテン3に対向するよう
に載値され、プラテン3の前方と後方とには夫々印字用
紙を移送するための一対の紙送りローラ(図示略)が配
設されており、通常のプリンタと同様のものである。
【0013】本体フレーム2の右端部には、電源スイッ
チ、改頁キー、改行キーなど各種の機能スイッチを設け
た操作部5が配設されている。
【0014】次にプリンタ1の制御系の全体構成につい
て、図2のブロック図に基いて説明する。
【0015】プリンタ1は、基本的には操作部5、印字
ヘッド4、紙送りローラ駆動モータ6、キャリッジ駆動
モータ7、駆動回路4a・6a・7a及び制御装置C等
で構成され、操作部5、駆動回路4a・6a・7aはデ
ータバス等を介して制御装置Cの入出力インターフェイ
ス11に接続されている。
【0016】駆動回路4aは、印字ヘッド4に備えた複
数のワイヤの夫々を駆動する複数のソレノイドに接続さ
れている。駆動回路6aは、紙送りローラを駆動する紙
送りローラ駆動モータ6に接続されている。駆動回路7
aは、キャリッジを駆動するキャリッジ駆動モータ7に
接続されている。
【0017】制御装置Cは、CPU(中央演算装置)9
と、そのCPU9にデータバス等を介して接続されたキ
ャラクタジェネレータ10、ROM(リード・オンリ・
メモリ)20、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)
30、入出力インターフェイス11、通信用インターフ
ェイス12とから構成されている。
【0018】キャラクタジェネレータ10には、多数の
文字・記号のドットマトリックスデータがコードデータ
に対応して記憶されている。
【0019】ROM20には、通信用インターフェイス
12を介してパーソルコンピュータ13から出力される
データを入力するための通信規約、各駆動回路4a・6
a・7aを駆動制御するための制御プログラム、後述の
制御コードテーブル選択制御の制御プログラムなどを記
憶したプログラムメモリ21、第1制御コード体系に基
く複数の制御コードと各制御コードの機能動作とを格納
した第1制御コードテーブル22、第2制御コード体系
に基く複数の制御コードと各制御コードの機能動作とを
格納した第2制御コードテーブル23などが記憶されて
いる。
【0020】パーソナルコンピュータ13からは、送信
するデータやプログラムの種類に応じて各種のデータや
プログラムのダンプなどを第1制御コード体系或いは第
2制御コード体系で出力することができる。
【0021】RAM30には、パーソナルコンピュータ
13から入力されたデータを一時的に記憶するデータバ
ッファ31、データバッファ31に記憶されたデータの
うち制御コードの先頭アドレスをデータバッファ31の
先頭アドレスから順次指示する制御コードポインタ3
2、制御コードポインタ32で指示するデータバッファ
31内の制御コードを一時的に記憶する制御コードバッ
ファ33、データバッファ31内の制御コードについて
第1制御コードテーブル22を検索した結果、未定義の
制御コードの数を計数するNカウンタ34、データバッ
ファ31内の制御コードについて第2制御コードテーブ
ル23を検索した結果、未定義の制御コードの数を計数
するnカウンタ35、CPU9で演算処理した結果を一
時的に記憶する各種メモリ等が設けられている。
【0022】ここで、このプリンタ1は第1制御コード
体系に基いた第1制御コード及び第2制御コード体系に
基いた第2制御コードを受信することができる。
【0023】ROM20に格納されている第1制御コー
ドテーブル22に記憶している各制御コード及び機能動
作の概要を表1に示し、第2制御コードテーブル23に
記憶している各制御コード及び機能動作の概要を表2に
示す。
【0024】尚、第1制御コードテーブル22及び第2
制御コードテーブル23では機能動作として、機能動作
の動作内容を夫々記載したが、実際には各機能動作をさ
せるためのサブルーチンの先頭アドレス(内部コード)
が格納されている。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】次に、プリンタ1の制御装置Cで行われる
制御コードテーブル選択制御のルーチンについて、図3
のフローチャートに基いて説明する。
【0028】電源スイッチを操作して電源が投入される
とこの制御が開始され、ステップS1(以下、単にS1
で表し、他のステップも同様に扱う)へ移行し、バッフ
ァやメモリ等をクリアするなどの初期設定が実行されて
S2へ移行する。データ転送に伴う制御信号に基いて、
データの送信が開始されたことを確認したとき(S2)
には、先ずデータバッファ31の末尾アドレスに基いて
データバッファ31のデータはフルか否かが判定され
(S3)、データを書き込む余裕がある時にはパーソナ
ルコンピュータ13から送信されるデータがデータバッ
ファ31に順次書き込まれ(S4)、S3〜S4が繰り
返され、データバッファ31のデータがフルになったと
きには、その旨を示すビジー信号がプリンタから出力さ
れ、ホストコンピュータからのデータ送信が一時的に中
止される(S5)。そして、制御コードポインタ32が
指示するデータバッファ31内のデータに基いて制御コ
ードが有るか否かが判定され(S6)、制御コードが有
るときには制御コードポインタ32が指示するアドレス
より下位側の制御コードのアドレスが制御コードのポイ
ンタ32に書き込まれ(S7)、その制御コードポイン
タ32が指示する制御コードが制御コードバッファ33
に書き込まれ(S8)、制御コードバッファ33に書き
込まれた制御コードについて、先ず第1制御コードテー
ブル22の各制御コードが検索される(S9)。
【0029】そして、検索の結果、第1制御コードテー
ブル22に定義していない未定義の制御コードが検出さ
れたか否かが判定され(S10)、定義されているとき
にはS6に戻り、S6〜S10が繰り返される。
【0030】例えば、表1に示すように、(0D)、
(0A)、(09)などの制御コードのときにはS10
でNoと判定される。
【0031】しかし、第1制御コードテーブル22に定
義していない(1B,48)、(1B,4C)などの未
定義の制御コードのときにはS10でYesと判定され
てNカウンタ34がインクリメントされ(S11)、S
6に戻る。そして、データバッファ31の全ての制御コ
ードについて検索されたとき(S6)には、制御コード
ポインタ32がクリアされ(S12)、S13〜S17
を経て制御コードポインタ32が指示する制御コードに
ついて第2制御コードテーブル23の各制御コードが検
索される。
【0032】そして、検索の結果、第2制御コードテー
ブル23に定義していない未定義の制御コードが検出さ
れたとき(S17)にはnカウンタ35がインクリメン
トされ(S18)、S13に戻る。例えば、表2に示す
ように、(1B,50)、(1B,6C)などの制御コ
ードのときにはnカウンタ35がインクリメントされ
る。
【0033】次に、Nカウンタ34のカウント値Nとn
カウンタ35のカウント値nとに基いて、カウント値N
がカウント値nよりも小さいとき(S19)には第1制
御コードテーブル22が選択され(S20)、第1制御
コードテーブル22に基いてデータバッファ31から読
出された制御コードに対応する動作機能に従って、紙送
りローラ駆動モータ6やキャリッジ駆動モータ7が駆動
制御され(S21)、送信された全てのデータが処理さ
れた後、Nカウンタ34、nカウンタ35、制御コード
ポインタ32が夫々クリアされると共に前記ビジー信号
の送出が停止され(S22)、S2に戻る。
【0034】S19でNoと判定されたときには、第2
制御コードテーブル23が選択され(S23)、第2制
御コードテーブル23に基いてデータバッファ31から
読出された制御コードに対応する機能に従って、紙送り
ローラ駆動モータ6やキャリッジ駆動モータ7が駆動制
御され(S24)、送信された全てのデータが処理され
た後、Nカウンタ34、nカウンタ35、制御コードポ
インタ32が夫々クリアされると共に前記ビジー信号の
送出が停止され(S22)、S2に戻る。
【0035】以上説明したように、データバッファ31
に書き込まれた制御コードについて第1制御コードテー
ブル22及び第2制御コードテーブル23が検索され、
未定義の制御コードの数の少ない方の制御コードテーブ
ルが選択されるので、制御コードテーブルの選択が正確
になると共に、スイッチ操作などを必要とせず、操作性
や作業効率が向上する。
【0036】また、前述した実施の形態では、データバ
ッファ31がフルになったときに制御がS5に移り、デ
ータバッファ31に書き込まれた制御コードについて第
1制御コードテーブル22および第2制御コードテーブ
ル23が検索され、未定義の制御コードの数の少ない方
の制御コードテーブルが選択されると述べた。しかし、
プリンタの操作部5に押下操作により前記ビジー信号を
送出すると共にデータバッファ31に書き込まれたデー
タを処理するオフラインスイッチを設け、操作者がその
オフラインスイッチを押下することにより、制御がS5
に移り、データバッファ31に書き込まれた制御コード
について第1制御コードテーブル22および第2制御コ
ードテーブル23が検索され、未定義の制御コードの数
の少ない方の制御コードテーブルが選択されるようにし
てもよい。
【0037】尚、データバッファ31がフルになったと
き或いはデータの送信が開始されたときに、制御コード
ポインタ32で指示する制御コードについて第1制御コ
ードテーブル22と第2制御コードテーブル23とを夫
々検索するようにし、カウント値Nか或いはカウント値
nの何れかが早く所定値(例えば「2」に到達したとき
に、カウント値の小さいNカウンタ34に対応する第1
制御コードテーブル22或いはカウント値の小さいnカ
ウンタ35に対応する第2制御コードテーブル23に基
いて印字処理するようにしてもよい。
【0038】また、プリンタの初期状態では、第1制御
コードテーブル22が選択され、通常のプリンタの印字
動作を第1制御コードテーブル22に従って行うととも
に、印字するために受信されたデータより、第1制御コ
ードテーブル22を検索し、カウント値Nが所定値(例
えば、「2」)に到達したときに、第2制御コードテー
ブル23を選択し、以後の印字は、第2制御コードテー
ブル23に従って行うとともに、印字するために受信さ
れたデータより、第2制御コードテーブル23を検索す
るようにする。そして、カウント値nが所定値(例え
ば、「2」)に到達したときに、第1制御コードテーブ
ル22を選択し、以後、この動作を繰り返すようにして
もよい。
【0039】尚、3種類以上の制御コードテーブルを備
え、3種類以上の制御コード体系に基くデータの受信が
可能なプリンタにも本発明を同様に適用し得ることは勿
論である。
【0040】尚、本発明はサーマルプリンタやデイジィ
ホイール式プリンタや活字ボール式プリンタなど各種の
プリンタに適用し得ることも可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、請
求項1記載の印字装置では、候補テーブル選択手段によ
って選択候補とされた制御コードテーブルが、判定手段
によって所定の条件を満たしているか否かが判定され、
所定の条件を満たしていると判定された場合は、選択候
補とされた制御コードテーブルが、コードテーブル選択
手段によって、データバァファに記憶された制御コード
の制御コード体系に最適な制御コードテーブルとして選
択される。一方、判定手段によって所定の条件が満たさ
れていないと判定された場合には、候補テーブル選択手
段によって別の制御コードテーブルが選択候補とされ、
その制御コードテーブルが判定手段によって所定の条件
を満たしているか否かが判定される。
【0042】従って、請求項1記載の印字装置によれ
ば、ホストコンピュータから送信されるデータに含まれ
る制御コードの制御コード体系に最適な制御コードテー
ブルを、複数の制御コードテーブルの中から自動的に選
択することができ、制御コードテーブルの選択が正確に
なると共に、制御コードテーブルを変更する際に、スイ
ッチ操作やリセット操作あるいは電源の再投入操作をす
る等の煩わしい操作を必要とせず、操作性や作業能率が
向上する。
【0043】また、選択候補とされた制御コードテーブ
ルが所定の条件を満たしていると判定されれば、その制
御コードテーブルが選択されるので、必ずしも全ての制
御コードテーブルについて判定をする必要がなく、制御
コードテーブルの選択に要する時間を短縮することがで
きる。
【0044】また、請求項2記載の印字装置では、請求
項1記載の印字装置において、データバッファから読み
出された制御コードが順々に選択候補とされた一つ制御
コードテーブルと比較され、データバッファに記憶され
た全ての制御コードについて比較をする前に、所定の条
件が満たされていないことが判明した場合には、その時
点で所定の条件が満たされていないと判定される。
【0045】従って、請求項2記載の印字装置よれば、
選択候補とされた一つの制御コードテーブルが所定の条
件を満たしているか否かを判定する際に、必ずしもデー
タバッファに記憶された全ての制御コードについて選択
候補とされた制御コードテーブルと比較する必要がない
ので、請求項1記載の印字装置の効果に加えて、判定処
理に要する時間も短縮することができ、制御コードテー
ブルの選択に要する時間をより短縮することができる。
【0046】さらに、請求項3記載の印字装置では、請
求項1記載の印字装置において、データバッファから順
々に読み出された各制御コードが、選択候補とされたさ
れた一つの制御コードテーブル中に存在するか否かが検
索され、選択候補とされた制御コードテーブル中に存在
しない制御コードの数が所定値に到達した場合には、所
定の条件が満たされていないと判定される。
【0047】従って、請求項3記載の印字装置よれば、
選択候補とされた一つの制御コードテーブルが所定の条
件を満たしているか否かを判定する際に、必ずしもデー
タバッファに記憶された全ての制御コードについて選択
候補とされた制御コードテーブルと比較する必要がない
ので、請求項1記載の印字装置の効果に加えて、判定処
理に要する時間も短縮することができ、制御コードテー
ブルの選択に要する時間をより短縮することができる。
【0048】さらに、制御コードテーブル中に存在しな
い制御コードの数、即ち、エラーを発生させる可能性が
ある未定義の制御コードの数に基づいて判定処理がなさ
れるので、エラーが発生する可能性の低い最適な制御コ
ードテーブルを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリアルプリンタの斜視図である。
【図2】シリアルプリンタの制御系のブロック図であ
る。
【図3】制御コードテーブル選択制御のルーチンのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 シリアルプリンタ 9 CPU 13 パーソナルコンピュータ 20 ROM 22 第1制御コードテーブル 23 第2制御コードテーブル 30 RAM 31 データバッファ 34 Nカウンタ 35 nカウンタ C 制御装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータから送信されるデー
    タを記憶するデータバッファと、制御コード体系毎に複
    数の制御コードと各制御コードに対応しプリンタの機能
    動作を示す内部コードとを格納した複数の制御コードテ
    ーブルとを備え、選択された制御コード体系の制御コー
    ドテーブルから読み出される制御コードに基づいて制御
    するようにした印字装置において、 前記複数の制御コードテーブルの内の一つの制御コード
    テーブルを選択候補として選択する候補テーブル選択手
    段と、 前記データバァファに記憶されたデータに含まれる制御
    コードと、前記候補テーブル選択手段により選択された
    一つの制御コードテーブルとを比較し、所定の条件が満
    たされているか否かを判定する判定手段と、 その判定手段により所定の条件が満たされていると判定
    されたときには、前記候補テーブル選択手段により選択
    された一つの制御コードテーブルを、前記データバァフ
    ァに記憶された制御コードの制御コード体系に最適な制
    御コードテーブルとして選択するテーブル選択手段とを
    備え、 前記判定手段により所定の条件が満たされていないと判
    定されたときには、前記候補テーブル選択手段は、前記
    複数の制御コードテーブルの内の別の一つの制御コード
    テーブルを選択候補として選択することを特徴とする印
    字装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記データバッファに
    記憶されたデータに含まれる制御コードを順々に読み出
    す読出し手段を備え、 その読出し手段により読み出された制御コードを順々に
    前記候補テーブル選択手段により選択された一つの制御
    コードテーブルと比較し、前記データバッファに記憶さ
    れた全ての制御コードについて比較をする前に、所定の
    条件が満たされていないことが判明した場合には、その
    時点で前記読出し手段による制御コードの読出しを中止
    し、所定の条件が満たされていないと判定することを特
    徴とする請求項1記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記データバッファに
    記憶されたデータに含まれる制御コードを順々に読み出
    す読出し手段と、 その読出し手段により読み出された各制御コードが前記
    候補テーブル選択手段により選択された一つの制御コー
    ドテーブル中に存在するか否かをそれぞれ検索する検索
    手段と、 その検索手段による検索結果に基づいて、制御コードテ
    ーブル中に存在しない制御コードの数を計数する計数手
    段とを備え、 前記計数手段による計数結果が所定値に到達した場合に
    は、所定の条件が満たされていないと判定することを特
    徴とする請求項1記載の印字装置。
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