JP3045039B2 - 自動倉庫の荷棚状態検出器及びこれを用いた荷棚検査装置 - Google Patents

自動倉庫の荷棚状態検出器及びこれを用いた荷棚検査装置

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JP3045039B2
JP3045039B2 JP7120130A JP12013095A JP3045039B2 JP 3045039 B2 JP3045039 B2 JP 3045039B2 JP 7120130 A JP7120130 A JP 7120130A JP 12013095 A JP12013095 A JP 12013095A JP 3045039 B2 JP3045039 B2 JP 3045039B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動倉庫の枠組棚に複数
設けられた収納部の荷棚の状態を検査する際に用いられ
る荷棚状態検出器及びこれを用いた荷棚検査装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動倉庫は、荷を収納する枠組棚
と、入出庫される荷を一時的に載置する荷受台と、その
荷受台と枠組棚との間で荷の搬送及び移載作業を行うス
タッカクレーンとを備えている。枠組棚は複数の支柱を
備え、その支柱には隣接する支柱側に突出するように、
一対の荷棚が所定間隔を隔てて取り付けられている。各
荷棚によって区画される枠組棚の空間は荷が収納される
収納部とされ、同収納部において荷は一対の荷棚上に載
置されるようになっている。
【0003】前記荷棚は通常、溶接あるいは、支柱の取
付穴に荷棚の取付爪を挿入する等の方法によって支柱に
取り付けられるものである。ところが、この荷棚の取付
作業時において、作業者が荷棚の取付け位置を間違えた
り、あるいは、誤って荷棚を変形させた状態で取付ける
ことがあった。このように荷棚の取付状態が異常である
と、荷の収納ができなくなったり、あるいは、荷の収納
時に荷崩れ等の問題が生じるおそれがある。そこで、従
来は自動倉庫の運用が開始される前に、作業者が各荷棚
の取付状態を一つ一つ視認により確認し、これによって
荷棚の取付状態が正常であるか否かを検査していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、大量の物品管理
が行えるように自動倉庫はますます大型化する傾向にあ
る。ところが、このように大型化した自動倉庫において
は、収納部に設けられる荷棚の数が極めて多くなり、そ
の荷棚の検査作業に要する工数が増加していた。これに
加えて、作業者が枠組棚の高所に登って検査作業を行う
ことが必要となって、その作業は労力を有するものとな
り問題となっていた。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、荷棚の検査作業に
おける作業工数を大幅に削減することができるととも
に、作業者が枠組棚の高所において荷棚を検査するとい
った作業が不要となる自動倉庫の荷棚状態検出器及びこ
れを用いた荷棚検査装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、荷が載置される荷棚を有す
る複数の収納部が設けられてなる枠組棚と、前記収納部
に対して荷の搬入及び搬出を行うフォークとを備えた自
動倉庫に用いられる荷棚状態検出器において、前記フォ
ークに取り付けられるセンサ支持部材と、前記センサ支
持部材に設けられ、フォークが所定位置に移動した時に
前記荷棚の取付状態を検出する荷棚状態検出用センサと
を備えたことをその要旨とするものである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の自
動倉庫の荷棚状態検出器において、荷棚状態検出用セン
サを、所定間隔を隔てて配置された一対の接触子を有
し、判定領域となる前記接触子間をフォークの移動に伴
って荷棚が通過する際に、荷棚が接触子に接触するか否
かを検出する位置検出用センサを備えたものであること
をその要旨とするものである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の自
動倉庫の荷棚状態検出器において、荷棚状態検出用セン
サを、前記位置検出用センサによる検出の際、荷棚が前
記接触子間に存在しているか否かを検出する荷棚確認用
センサを備えたものとしたことをその要旨とするもので
ある。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載した自動倉庫の荷棚状態検出器におい
て、フォークは所定間隔を隔てて並設された枠組棚の間
を移動しつつ、両枠組棚の各収納部に対して荷の搬入及
び搬出を行うものであって、前記荷棚状態検出用センサ
は、フォークによる収納部への荷の収納方向における前
記センサ支持部材の両端側にそれぞれ設けられているこ
とをその要旨とするものである。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれかに記載した自動倉庫の荷棚状態検出器におい
て、センサ支持部材を、フォークに対して脱着可能とし
たことをその要旨とするものである。
【0011】請求項6記載の発明は、フォークには荷の
搬入及び搬出の際に使用されるセンサが取り付けられる
とともに、前記センサと自動倉庫の制御装置とが信号線
にて接続され、前記センサからの検出信号を用いて前記
制御装置が前記フォークによる荷の搬入及び搬出動作を
制御する自動倉庫に用いられる荷棚検査装置において、
請求項5記載の自動倉庫の荷棚状態検出器を具備し、荷
棚検査の際に、前記荷棚状態検出用センサを荷の搬入及
び搬出の際に使用されるセンサに換えて前記信号線と接
続することによって前記制御装置と接続させるととも
に、前記荷棚状態検出用センサからの検出結果に基づい
て荷棚の状態が正常であるか否かを前記制御装置によっ
て判定させるようにしたことをその要旨とするものであ
る。
【0012】
【作用】請求項1に記載した自動倉庫の荷棚状態検出器
では、収納部に対して荷の搬入及び搬出を行うフォーク
にセンサ支持部材が取り付けられる。センサ支持部材は
フォークの移動に伴って移動し、その移動により同セン
サ支持部材に設けられた荷棚状態検出用センサは荷棚の
取付状態を検出できる位置に移動し、荷棚の取付状態を
検出する。一つの荷棚の検査が終了するとセンサ支持部
材はフォークの移動に伴って次の検出対象となる荷棚が
ある位置に移動し、同様にしてその荷棚が検査される。
【0013】このように、本荷棚状態検出器によれば、
フォークの移動に伴って荷棚の取付状態を順次検出する
ことが可能となる。したがって、本荷棚状態検出器を用
いることにより、荷棚の検査作業における作業工数が大
幅に削減され、また、作業者が高所において荷棚を検査
するといった作業が不要となる。
【0014】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加え、位置検出用センサの接触子間は
判定領域とされ、その判定領域にはフォークの移動に伴
って荷棚が通過する。このとき、荷棚が取り付けられた
位置が所定位置ではなく、判定領域内を通過しない場合
には、接触子のいずれかが荷棚に接触する。したがっ
て、位置検出用センサの接触子と荷棚との接触の有無に
より、荷棚の位置が所定位置にあるか否かが容易に検出
される。
【0015】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の作用に加え、位置検出用センサによって荷棚
の位置が検出される際、荷棚確認用センサによって判定
領域内に荷棚が存在するか否かが検出される。前記位置
検出用センサによる位置検出の際、荷棚が収納部に取り
付けられていないと、荷棚が判定領域内を通過した場合
と同様の検出結果となるが、この場合には荷棚確認用セ
ンサによる検出結果により荷棚が取り付けられていない
ことを確認することができる。したがって、位置検出用
センサに加え、荷棚確認用センサを用いることにより、
より正確に荷棚の取付状態が検出される。
【0016】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至3に記載のいずれかに記載の発明の作用に加え、荷棚
状態検出用センサは、フォークによる収納部への荷の収
納方向におけるセンサ支持部材の両端側にそれぞれ設け
られる。そして、センサ支持部材の一端側に設けられた
荷棚状態検出用センサは、フォークの両側に並設された
枠組棚のうち一方の収納部にある荷棚の状態を検出す
る。これに対して、他端側に設けられた荷棚状態検出用
センサは、他方の枠組棚の収納部にある荷棚の状態を検
出する。このように、荷棚状態検出用センサは両枠組棚
の収納部にある荷棚の状態を検出することができるた
め、荷棚の検査作業における作業効率の向上が図られ
る。
【0017】請求項5記載の発明によれば、請求項1乃
至4に記載した発明のいずれかの作用に加え、センサ支
持部材をフォークに対して脱着可能としたため、荷棚の
検査作業終了時には、同センサ支持部材をフォークから
取り外すことが可能である。その結果、本荷棚状態検出
器は異なる自動倉庫に対して汎用的に使用できるものと
なる。
【0018】請求項6記載の発明によれば、荷棚検査の
際、荷棚状態検出用センサが自動倉庫において荷の搬入
及び搬出の際に使用されるセンサに換えて信号線と接続
される。これにより、荷棚状態検出用センサはフォーク
による荷の搬入、搬出を制御する制御装置に接続され、
同センサによる検出結果は前記信号線を介してその制御
装置に出力される。同制御装置はその検出結果に基づい
て荷棚の状態が正常であるか否かを判断する。ここで、
前記信号線及び制御装置はいずれも自動倉庫に予め設け
られているものであるため、本荷棚検査装置はその構成
が容易なものとなる。
【0019】
【実施例】本発明を具体化した一実施例を図面を参照し
て詳細に説明する。図1は自動倉庫2を示している。自
動倉庫2には通路3を挟んで両側に右枠組棚4a及び左
枠組棚4bが並設されている。両枠組棚4a,4bには
長手方向(連方向)及び高さ方向(段方向)に収納部5
が複数配設されている。尚、図2において、枠組棚4a
の収納部5はその一部が省略されて図示されている。
【0020】前記両枠組棚4a,4bの間には、スタッ
カクレーン10が設けられている。このスタッカクレー
ン10は通路3に敷設された走行レール11を走行する
走行台12と、その走行台12の両側に立設された一対
のマスト13を備えている。マスト13間にはキャリッ
ジ14が上下動可能に配設されており、そのキャリッジ
14上にはフォーク15が設けられている。フォーク1
5はスタッカクレーン10の走行方向に対して直交する
方向に移動可能であり、その移動により収納部5に対し
て荷の搬入及び搬出が行われるようになっている。
【0021】スタッカクレーン10の一方のマスト13
の下部にはクレーンコントローラ16が配設されてい
る。クレーンコントローラ16は、本発明における制御
装置を構成するものであり、フォーク15による荷の搬
入及び搬出動作を制御している。また、前記通路3を挟
んで両枠組棚4a,4bに隣接する位置には荷を一時的
に載置する一対の荷受台28が設けられ、さらに、荷受
台28に隣接して地上制御盤20が設置されている。地
上制御盤20には表示ディスプレイ27が備えられ、こ
の表示ディスプレイ27によって、自動倉庫2の運転状
態が表示されるようになっている。
【0022】図2に示すように、前記各枠組棚4a,4
bには収納部5の奥行き方向に設けられる一対の支柱6
a,6bが枠組棚4a,4bの連方向に所定間隔を隔て
て複数立設されている。支柱6a及び支柱6bの側面に
は荷棚7a,7bが両支柱6a,6b間を掛け渡して取
り付けられている。ここで、支柱6a,6bと荷棚7
a,7bとの取り付けは、支柱6a,6bの側面に設け
られた取付穴(図示しない)に荷棚7a,7bの取付爪
(図示しない)を挿入することによってなされている。
荷棚7a,7bは各支柱6a,6bの段方向において所
定間隔を隔てて複数取り付けられ(図7では一部の荷棚
7a,7bのみ図示している)、各荷棚7a,7bによ
って区画される空間が荷を収納する収納部5となってい
る。支柱6a,6bに荷棚7a,7bが取り付けられる
とその一部分は、隣接した一対の支柱6a,6b側に突
出した状態となり、荷が載置可能な収納部5を形成して
いる。
【0023】次に、自動倉庫2の電気的構成について説
明する。図7に示すように、クレーンコントローラ16
は中央処理装置17(以下、CPU17という)と、こ
のCPU17に接続されたメモリ18とを備えている。
【0024】CPU17はクレーンコントローラ16側
に設けた送受信装置19aと、地上制御盤20に設けた
送受信装置19bとを介して地上制御盤20のCPU2
1と接続されている。また、CPU17には収納部5に
荷を搬入及び搬出する際に用いられる図示しない種々の
センサ(例えば、荷くずれ監視用センサ、荷はみ出し監
視用センサ等)が入力インタフェース41を介して接続
されている。さらに、CPU17は、出力インタフェー
ス22及び駆動回路23a,23b,23cを介して走
行台12の走行用モータ24、キャリッジ14の昇降用
モータ25及びフォーク15の駆動用モータ26が接続
されている。これら各モータ24,25,26は地上制
御盤20からの指令信号に基づいて前記CPU17によ
って制御されるようになっている。
【0025】さて、自動倉庫2において、荷を収納部5
に搬入させる場合には、まず、キャリッジ14を荷受台
28の荷を搬入すべき収納部5に案内する指令信号が地
上制御盤20によって生成され、その指令信号がクレー
ンコントローラ16のCPU17に対して出力される。
つぎに、CPU17は、その指令信号に基づいて走行台
12の走行用モータ24を駆動させ、走行台12を目的
の収納部5の連まで走行させるとともに、キャリッジ1
4の昇降用モータ25を駆動させ、キャリッジ14を目
的の収納部5の段まで移動させる。そして、フォーク1
5及びキャリッジ14により荷降ろし動作が行われ、荷
は荷棚7a,7b上に載置され収納部5に収容される。
【0026】一方、荷を収納部5から搬出させる場合に
は、地上制御盤20からの指令信号に基づいてクレーン
コントローラ16のCPU17はキャリッジ14を目的
の収納部5にまで移動させる。次に、フォーク15及び
キャリッジ14により荷すくい動作が行われ、荷は収納
部5からフォーク15上に移載される。そして、CPU
17はキャリッジ14を荷受台28まで移動させ、キャ
リッジ14に載置された荷を荷受台28に載置させる。
【0027】このようにして収納部5から荷受台28に
運ばれた荷は、図示しない生産ラインの所定の棚に搬送
されるようになっている。次に、荷棚検査装置1につい
て説明する。荷棚検査装置1はフォーク15に取着され
て使用される荷棚状態検出器37を備えている。この検
出器37は、本体29、センサ取付部30a〜30d、
及び同センサ取付部30a〜30dに取り付けられた各
センサ36a〜36d,38a〜38d,39a〜39
dとからなる。
【0028】図3に示すように、本体29は四角形状を
有した板材からなり、同本体29には4つのセンサ取付
部30a,30b,30c,30dが設けられている。
本体29の中央部分には2つのボルト孔31a,31b
が透設されており、両ボルト孔31a,31bに挿通さ
れるボルト32a,32b(図2にて示す)によって、
本体29はフォーク15に対して脱着可能に取り付けら
れるようになっている。尚、本体29及びセンサ取付部
30a〜30dはセンサ支持部材を構成するものであ
る。
【0029】センサ取付部30a〜30dは、図4〜図
6に示すように所定間隔を隔てて対向する上部取付板3
3a,33b,33c,33d及び下部取付板34a,
34b,34c,34dと、その両取付板33a〜33
d,34a〜34dを繋ぐ側板35a,35b,35
c,35dとを有した断面コ字形状をなすものである。
そして、前記両取付板33a〜33d,34a〜34d
が本体29と平行となるように、側板35a〜35dは
その略中央の位置にて本体29の各隅部にそれぞれ溶接
固定されている。
【0030】前記上部取付板33a〜33dには荷棚確
認用センサ36a,36b,36c,36dが取り付け
られている。この荷棚確認用センサ36a〜36dは非
接触型の渦電流式センサであり、その先端部が前記下部
取付板34a〜34d側に向けられている。また、上部
取付板33a〜33dには、前記荷棚確認用センサ36
a〜36dより本体29の両端寄りに位置するように位
置検出用センサ38a,38b,38c,38dが取り
付けられている。さらに、下部取付板34a〜34dに
は、上部取付板33a〜33dに取り付けられた位置検
出用センサ38a〜38dと対向した位置に同じく位置
検出用センサ39a,39b,39c,39dが取り付
けられている。この各位置検出用センサ38a〜38
d,39a〜39dは接触子40を有するリミットスイ
ッチ型センサが用いられている。
【0031】図8又は図9に示すように、上部取付板3
3a〜33dの位置検出用センサ38a〜38dと、下
部取付板34a〜34dの位置検出用センサ39a〜3
9dとは、それぞれの接触子40の先端が所定間隔L1
を隔てて対向するように両取付板33a〜33d,34
a〜34dにそれぞれ取り付けられている。対向する両
接触子40の両先端間は判定領域Sとされ、その間隔L
1は荷棚の厚さtよりズレ許容量(=L2+L3)分だ
け大きく設定されている。
【0032】次に、荷棚検査装置1の電気的構成につい
て図7を参照して説明する。前述した荷棚確認用センサ
36a〜36d及び位置検出用センサ38a〜38d,
39a〜39dは、自動倉庫2に設けられたセンサのう
ち荷棚検査作業時において使用されないセンサ(例え
ば、荷のはみ出し監視用センサ、荷くずれ監視用センサ
等)に換えてクレーンコントローラ16のCPU17に
接続されるようになっている。すなわち、検査作業時に
おいて、使用されていないセンサのコネクタ部(図示し
ない)には荷棚確認用センサ36a〜36d及び位置検
出用センサ38a〜38d,39a〜39dが取り付け
られる。その結果、これらのセンサ36a〜36d,3
8a〜38d,39a〜39dは、使用されていないセ
ンサの信号線により前記CPU17と入力インタフェー
ス41を介して接続される。
【0033】CPU17に接続されているメモリ18に
は検査処理を行うためのプログラムデータが予め記憶さ
れており、このプログラムデータに従ってCPU17は
各種の処理を実行するようになっている。検査処理が開
始されると、CPU17は出力インタフェース22及び
駆動回路23a〜23cを介して各モータ24〜26を
駆動し、各センサ36a〜36d,38a〜38d,3
9a〜39dが検査対象となる荷棚7a,7bを検出す
ることができる位置までフォーク15を移動させる。そ
して、CPU17には各センサ36a〜36d,38a
〜38d,39a〜39dからの検出信号が前記信号線
及び入力インタフェース41を介して入力される。CP
U17ではその検出信号に基づいて荷棚7a,7bの取
付状態が正常であるか否かが判定されるとともに、その
判定結果は地上制御盤20のCPU21を介して表示デ
ィスプレイ27に出力されるようになっている。
【0034】以上の構成を備えた荷棚検査装置1の作用
について説明する。図2に示すように、検査作業時にお
いて前記本体29は、フォーク15の上面に載置される
とともに、ボルト32a,32bによりフォーク15に
対して固定される。そして、フォーク15上に固定され
た本体29が図2の矢印Aに示す方向に移動すると、セ
ンサ取付部30c,30dの上部取付板33c,33d
及び下部取付板34c,34dの間には枠組棚4aの収
納部5にある荷棚7a,7bが挿入される。このとき、
図8又は図9の二点鎖線で示すように、荷棚7a,7b
(図8又は図9ではセンサ取付部30d近傍及び荷棚7
bのみを示す)は位置検出用センサ38c,39c,3
8d,39dの各接触子40の間にて非接触の状態で挟
まれた状態となるとともに、荷棚確認用センサ36c,
36dの先端部と所定間隔を隔てた状態となる。このよ
うに、荷棚7a,7bが、対向した接触子40と間で非
接触状態にあり、かつ、荷棚確認用センサ36c,36
dの先端部から所定間隔を隔てて存在する場合、クレー
ンコントローラ16のCPU17は荷棚7a,7bの取
付状態が正常であると判断する。
【0035】また、図2の矢印Bに示す方向に本体29
が移動した場合も同様に、枠組棚4bの収納部5にある
荷棚7a,7bは、荷棚確認用センサ36a,36b、
及び位置検出用センサ38a,39a,38b,39b
によってその取付状態が検出される。
【0036】次に、荷棚検査装置1による検査作業の検
査処理ルーチンについて図14のフローチャートに従い
説明する。尚、以下に説明する検査処理ルーチンはクレ
ーンコントローラ16のメモリ18に記憶されたプログ
ラムデータに従って行われるものである。また、その検
査処理ルーチン従って行われる検査作業は、メモリ18
に記憶されている順序に従って枠組棚4a,4bにある
全ての収納部5の荷棚7a,7bに対して順次行われる
ようになっている。
【0037】以下、枠組棚4aの収納部5にある荷棚7
a,7bを検査する場合について説明する。この検査作
業を行う前には予めフォーク15に対して荷棚状態検出
器37の本体29が取り付けられるとともに、同検出器
37の各センサ36a〜36d,38a〜38d,39
a〜39dはクレーンコントローラ16に接続されてい
る。また、フォーク15は、検査対象となる荷棚7a,
7bがある収納部5の位置、より詳しくはその収納部5
にて通常の荷すくい動作を行う前の位置に移動してい
る。
【0038】まず、図14に示すステップS101で
は、クレーンコントローラ16のCPU17によってフ
ォーク15の出入動作が開始される。この出入動作で
は、スタッカクレーン10及びキャリッジ14は停止さ
れ、フォーク15のみが荷棚7a,7bに対して近接離
間するように移動する。この出入動作において、フォー
ク15に取り付けられた本体29のセンサ取付部30
c,30dは、図2のP1 で示す位置から2点鎖線で示
すようP2 で示す位置まで移動し、再びP1 に示す位置
に戻るようになっている。(図2ではセンサ取付部30
cの移動のみを図示する。) ステップS102では、CPU17は荷棚検出フラグF
1 及びF2 を「0」に初期化する。この荷棚検出フラグ
1 は荷棚7aが収納部5に取り付けられているか否か
を示すものであり、F1 =0は収納部5に荷棚7aが取
り付けられていない状態を示し、F1 =1は収納部5に
荷棚7aが取り付けられている状態を示すものである。
同様に、F2 =0は収納部5に荷棚7bが取り付けられ
ていない状態を示し、F2 =1は収納部5に荷棚7bが
取り付けられている状態を示すものである。
【0039】ステップS103では、荷棚確認用センサ
36cからの検出信号に基づいてCPU17は荷棚7a
が収納部5に存在しているか否かを判定する。ステップ
S103において荷棚7aが存在していると判定された
場合(ステップS103がYESの場合)には、CPU
17はステップS108に進み、前記荷棚検出フラグF
1 を「1」にセットし、さらにステップS104に進
む。
【0040】また、ステップS103において荷棚7a
が収納部に存在しないと判定された場合(ステップS1
03がNOの場合)には、CPU17は、ステップS1
04に進む。
【0041】ステップS104では、荷棚確認用センサ
36dからの検出信号に基づいて荷棚7bが収納部5に
存在しているか否かが判定される。ステップS104に
おいて荷棚7bが収納部に存在していると判定された場
合(ステップS104がYESの場合)には、CPU1
7はステップS109に進み、前記荷棚検出フラグF 2
を「1」にセットし、さらにステップS105に進む。
【0042】ここで、荷棚検出フラグF1 あるいはF2
が「1」にセットされる場合、すなわち、CPU17に
よって荷棚7a,7bが存在すると判定される場合は、
荷棚7a,7bが各荷棚確認用センサ36c,36dの
先端部と所定間隔を隔てた位置にある場合である。これ
に対して、例えば、図10に示すように、荷棚7a,7
b(同図では荷棚7aのみ図示している)が取り付けら
れていても、それが所定位置にない場合等は、CPU1
7は荷棚7a,7bが存在していないと判定する。
【0043】また、ステップS104においてNOと判
定された場合には、CPU17はステップS105に進
む。このステップS105は荷棚7a,7bの高さ方向
における取付位置が判定領域S内にあるか否かを判断す
る処理であり、4つの位置検出用センサ38c,39
c,38d,39dからの検出信号に基づき、各接触子
40が荷棚7a,7bに接触しているか否かが判断され
る。そして、CPU17は各接触子40の少なくも一つ
が荷棚7a,7bに接触していると、荷棚7a,7bの
取付高さが異常位置にあると判定(ステップS105が
YES)し、ステップS110に進む。
【0044】ステップS110に進むと、CPU17は
それまで行われていたフォーク出入動作を途中で終了
し、フォーク15をキャリッジ14内に引き込む。そし
て、ステップS111に移り、CPU17は現在検査対
象となっている荷棚7a,7bの取付状態が異常である
として、その荷棚7a,7bが左右いずれの枠組棚4
a,4bにあるかを地上制御盤20に通知するととも
に、その枠組棚4a,4bにおいて異常と判定された荷
棚7a,7bが、連方向及び団方向においてどの位置に
あるかが通知される。そして、地上制御盤20の表示デ
ィスプレイ27はその位置にある荷棚7a,7bが異常
である旨を表示する。
【0045】図11〜図13はステップS105にて荷
棚7aの取付高さが異常位置にあると判定される例を示
すものである。(尚、図11及び図12では荷棚確認用
センサ36c,36dの図示が省略されている。)図1
1は荷棚7aにおいて荷が載置される部分が下方に傾斜
している場合であり、この場合には位置検出用センサ3
9cの接触子40に荷棚7aが接触している。図12は
荷棚7aの形状が変形して、荷が載置される部分が上方
に傾斜している場合であり、この場合には位置検出用セ
ンサ38cの接触子40が荷棚7aに接触している。ま
た、図13は荷棚7aの取付高さが収納部5の奥行き方
向で異なり、荷棚7aがその方向に傾斜して取り付けら
れている場合であり、この場合には2点鎖線にて示すよ
うにフォーク出入動作の途中で位置検出用センサ38c
の接触子40が荷棚7aに接触する。以上説明したよう
な場合はいずれもステップS105において、荷棚7a
の取付位置が高さ方向において異常位置にあると判定さ
れる。荷棚7bにおいても同様にして異常位置にあるか
否かが判定される。
【0046】一方、ステップS105において、前記各
接触子40がいずれも荷棚7a,7bに接触していない
場合、CPU17は荷棚7a,7bの取付位置が正常な
位置にあると判定(ステップS105がYES)し、ス
テップS106に進む。
【0047】ステップS106ではステップS101に
おいて開始されているフォーク出入動作が完了している
か否かが判断され、完了していないと判定(ステップS
106がNO)されると、CPU17はステップS10
3に戻り、ステップS103からステップS106まで
の各ステップをフォーク出入動作が完了するまで繰り返
す。
【0048】また、ステップS106にてフォーク15
出入動作が完了したと判定(ステップS106がYE
S)すると、CPU17はステップS107に進む。ス
テップS107では、荷棚7a,7bが双方とも収納部
5に取り付けられているか否かが判断される。前記荷棚
検出フラグF1 及びF2 のいずれかが初期値「0」のま
まである場合、CPU17は荷棚7a,7bが取り付け
られていないと判定(ステップS107がNO)し、ス
テップS111に進む。そして、ステップS111で
は、前述したように荷棚7a,7bの取付状態が異常で
あるとして、その荷棚7a,7bの位置が地上制御盤2
0に通知され、表示ディスプレイ27に表示される。
【0049】一方、ステップS107において、荷棚検
出フラグF1 及びF2 がいずれも「1」である場合に
は、CPU17は双方の荷棚7a,7bが取り付けられ
ていると判定(ステップS107がYES)し、検査処
理ルーチンを終了する。
【0050】以上は右枠棚4aの1つの収納部5にある
荷棚7a,7bを検査対象とした場合を例に挙げて本荷
棚検査装置1による荷棚検査作業について説明したが、
この検査作業は自動倉庫2の運用が開始される前に全て
の収納部5にある荷棚7a,7bに対して行われるもの
である。すなわち右枠組棚4aの収納部5にある荷棚7
a,7bの検査作業が終了すると、次に、反対側の左枠
組棚4bの収納部5にある荷棚7a,7bが検査され
る。更に、その検査が終了するとフォーク15はクレー
ンコントローラ16のメモリ18に記憶されているプロ
グラムに従って、次の検査対象となる荷棚7a,7bが
ある収納部5の位置まで連方向及び段方向に移動する。
そして、同様にして右枠棚4a及び左枠組棚4bにある
収納部5の荷棚7a,7bが順次検査される。
【0051】以上説明した本実施例の荷棚検査装置1は
以下の効果を奏するものである。すなわち、荷棚検査装
置1の荷棚状態検出器37がスタッカクレーン10のフ
ォーク15に取り付けられているため、このフォーク1
5が移動することにより順次荷棚7a,7bの検査を行
うことができる。したがって、本荷棚検査装置1を使用
することによって、荷棚7a,7bの検査作業における
作業工数を大幅に削減することができるとともに、作業
者が枠組棚4a,4bの高所において荷棚7a,7bを
検査するといった作業が不要となる。
【0052】また、本体29には荷棚確認用センサ36
a〜36b、位置検出用センサ38a〜38d,39a
〜39dが備えられ、これらのセンサによって荷棚7
a,7bが所定位置に取り付けられているか否か、荷棚
7a,7bが所定高さにあるか否かを検出することがで
きる。特に、位置検出用センサ38a〜38d,39a
〜39dを各接触子40が対向するように配設し、その
接触子40間を判定領域Sとすることによって、荷棚7
a,7bの取付位置が高さ方向において許容範囲内にあ
るか否かを容易に検出することが可能となっている。ま
た、本実施例では荷棚確認用センサ36a〜36d及び
位置検出用センサ38a〜38d,39a〜39dとし
て渦電流式センサあるいはリミットスイッチ型センサを
使用しているため、各センサを安価に構成することがで
きる。
【0053】さらに、本実施例における荷棚検査装置1
は両枠組棚4a,4bの収納部5にある荷棚7a,7b
の取付状態を検査することができる。そのため、検査作
業の効率をより向上させることができる。
【0054】また、本荷棚検査装置1では、荷棚状態検
出器37をフォーク15に対してボルト32a,32b
により取り付けるようにし、同検出器37とフォーク1
5とを脱着可能な構成とした。その結果、本荷棚検査装
置1は、異なる自動倉庫2の検査作業に対して汎用的に
使用することができるものとなっている。
【0055】加えて、各センサ36a〜36d,38a
〜38d,39a〜39dとクレーンコントローラ16
とは、自動倉庫2に既存のセンサの信号線にて接続さ
れ、その検出信号はクレーンコントローラ16のCPU
17によって処理され、荷棚7a,7bの状態が判定さ
れるようになっている。したがって、本実施例では荷棚
検査装置1の構成が容易となり、同装置1の製造コスト
を低減することができる。
【0056】このように本実施例における荷棚検査装置
1は優れた効果を奏するものであり、本装置1を用いて
荷棚7a,7bを自動倉庫2の運用前に予め検査してお
くことにより、収納部5の荷棚7a,7bの取付状態が
異常であるために発生する荷くずれ等のトラブルを未然
に回避することができる。
【0057】尚、本発明は上記実施例に限定されること
なく以下のように具体化することもできる。 (1) 荷棚確認用センサ36a〜36dを非接触型の
渦電流式センサによって構成したが、これは位置検出用
センサ38a〜38d,39a〜39dと同様にリミッ
トスイッチ型センサにより構成してもよい。また、位置
検出用センサ38a〜38d,39a〜39dを渦電流
式センサにより構成することもできる。さらに、これら
のセンサとして例えば光センサ等を使用することもでき
る。
【0058】(2) 位置検出用センサ38a〜38
d,39a〜39dとは別に荷棚確認用センサ36a〜
36dを設けたが、例えば、この荷棚確認用センサ36
a〜36dと位置検出用センサ38a〜38dとを同一
のセンサによって構成することもできる。
【0059】(3) 上記実施例では、荷棚状態検出用
センサとして、荷棚確認用センサ36a〜36d、及び
位置検出用センサ38a〜38d,39a〜39dとを
備える構成としたが、両荷棚確認用センサ36a〜36
d、位置検出用センサ38a〜38d,39a〜39d
のいずれか一方のみを備える構成としてもよい。
【0060】すなわち、荷棚確認用センサ36a〜36
dを備えた構成では、荷棚が7a,7bが取り付けられ
ているか否かを容易に検査することができ、また、位置
検出用センサ38a〜38d,39a〜39dを備えた
構成では、荷棚7a,7bの取付位置が正常であるか否
かを正確に検査することができる。
【0061】上記実施例から把握される技術的思想につ
いて以下にその効果とともに記載する。 (a) 位置検出用センサは、フォークの移動に伴っ
て、収納部の奥行き方向における荷棚の一端から他端ま
での位置を検出するものである請求項2又は3記載の自
動倉庫の荷棚状態検出器。
【0062】このような構成によれば、収納部の奥行き
方向において荷棚が傾斜して取付けられているような場
合でも、荷棚の状態をより正確に検出することができ
る。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、荷棚の検
査作業における作業工数を大幅に削減することができる
とともに、作業者が枠組棚の高所において荷棚を検査す
るといった作業が不要となる。
【0064】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加え、荷棚の位置が所定位置にあるか
否かを容易に検出することができる。請求項3記載の発
明によれば、請求項2記載の発明の効果に加え、より正
確に荷棚の取付状態を検出することが可能となる。
【0065】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至3に記載のいずれかの発明の効果に加え、荷棚の検査
作業における作業効率を向上することができる。請求項
5記載の発明によれば、請求項1乃至4に記載した発明
のいずれかの効果に加え、荷棚状態検出器は異なる自動
倉庫の検査作業に対して汎用的に使用することができる
ものとなる。
【0066】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明の効果に加え、荷棚検査装置を容易に構成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動倉庫を示す斜視図。
【図2】 荷棚状態検出器がフォークに取り付けられた
状態を示す斜視図。
【図3】 一実施例における荷棚検査装置の本体及び各
センサの取付状態を示す平面図。
【図4】 同じく、本体及び各センサの取付状態を示す
正面図。
【図5】 同じく、本体及び各センサの取付状態を示す
背面図。
【図6】 同じく、本体及び各センサの取付状態を示す
右側面図。
【図7】 一実施例における自動倉庫及び荷棚検査装置
の電気的構成を示す電気ブロック図。
【図8】 位置検出用センサを拡大して示す右部分側面
図。
【図9】 荷棚検出用センサ及び位置検出用センサを拡
大して示す部分正面図。
【図10】 荷棚と荷棚確認用センサとの位置関係を示
す説明図。
【図11】 荷棚と位置検出用センサとの位置関係を示
す説明図。
【図12】 荷棚と位置検出用センサとの位置関係を示
す説明図。
【図13】 荷棚と位置検出用センサとの位置関係を示
す説明図。
【図14】 荷棚検査装置の検査作業を説明するための
フローチャート。
【符号の説明】
1…荷棚検査装置、2…自動倉庫、4a,4b…枠組
棚、5…収納部、7a,7b…荷棚、15…フォーク、
16…クレーンコントローラ(制御装置)、29…本体
(センサ支持部材)、30a〜30d…センサ取付部
(センサ支持部材)、36a〜36d…荷棚確認用セン
サ(荷棚状態検出用センサ)、37…荷棚状態検出器、
38a〜38d…位置検出用センサ(荷棚状態検出用セ
ンサ)、39a〜39d…位置検出用センサ(荷棚状態
検出用センサ)、40…接触子。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷が載置される荷棚を有する複数の収納
    部が設けられてなる枠組棚と、前記収納部に対して荷の
    搬入及び搬出を行うフォークとを備えた自動倉庫に用い
    られるものであって、 前記フォークに取り付けられるセンサ支持部材と、 前記センサ支持部材に設けられ、フォークが所定位置に
    移動した時に前記荷棚の取付状態を検出する荷棚状態検
    出用センサとを備えてなる自動倉庫の荷棚状態検出器。
  2. 【請求項2】 前記荷棚状態検出用センサは、 所定間隔を隔てて配置された一対の接触子を有し、判定
    領域となる前記接触子間をフォークの移動に伴って荷棚
    が通過する際に、荷棚が接触子に接触するか否かを検出
    する位置検出用センサを備えたものである請求項1記載
    の自動倉庫の荷棚状態検出器。
  3. 【請求項3】 前記荷棚状態検出用センサは、 前記位置検出用センサによる検出の際、荷棚が前記接触
    子間に存在しているか否かを検出する荷棚確認用センサ
    を備えたものである請求項2記載の自動倉庫の荷棚状態
    検出器。
  4. 【請求項4】 前記フォークは所定間隔を隔てて並設さ
    れた枠組棚の間を移動しつつ、両枠組棚の各収納部に対
    して荷の搬入及び搬出を行うものであって、前記荷棚状
    態検出用センサは、フォークによる収納部への荷の収納
    方向における前記センサ支持部材の両端側にそれぞれ設
    けられている請求項1乃至3のいずれかに記載の自動倉
    庫の荷棚状態検出器。
  5. 【請求項5】 前記センサ支持部材は、フォークに対し
    て脱着可能である請求項1乃至4のいずれかに記載の自
    動倉庫の荷棚状態検出器。
  6. 【請求項6】 前記フォークには荷の搬入及び搬出の際
    に使用されるセンサが取り付けられるとともに、前記セ
    ンサと自動倉庫の制御装置とが信号線にて接続され、前
    記センサからの検出信号を用いて前記制御装置が前記フ
    ォークによる荷の搬入及び搬出動作を制御する自動倉庫
    に用いられるものであって、 請求項5記載の自動倉庫の荷棚状態検出器を具備し、 荷棚検査の際に、前記荷棚状態検出用センサを荷の搬入
    及び搬出の際に使用されるセンサに換えて前記信号線と
    接続することによって前記制御装置と接続させるととも
    に、前記荷棚状態検出用センサからの検出結果に基づい
    て荷棚の状態が正常であるか否かを前記制御装置によっ
    て判定させるようにした荷棚検査装置。
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