JP3044972U - カートリツジに収容されているパスタ状材料の押出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 僅かな力で簡単に操作可能で流れ難い材料も
簡単にカートリツジから押出すことができるパスタ状材
料押出し装置を提供する。 【構成】 カートリツジに収容されているプラスチツク
材料をカートリツジ底へ作用する押しピストンにより押
出す装置の開くべきハウジング内に、それぞれ１つのカ
ートリツジを受入れる２つの互いに平行なカートリツジ
収容室が形成され、カートリツジの端面開口が、ハウジ
ングに保持可能な混合又は放出ノズルに接続可能であ
り、カートリツジの長さ範囲に対して平行に移動可能な
押しピストンが、ハウジング内に軸線方向移動可能に案
内され、ハウジングから取つ手が突出している。ハウジ
ング内に電動駆動装置６がまとめられ、この電動駆動装
置６により押しピストンが、出発位置からカートリツジ
の完全な排出に相当する最終位置まで移動可能である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、カートリツジに収容されている特に耳形成術用のプラスチツク材料 等のパスタ状材料をカートリツジ底へ作用する押しピストンにより押出す装置の 開くべきハウジングに、カートリツジを受入れる少なくとも１つなるべく互いに 平行な２つのカートリツジ収容室が形成され、カートリツジの端面にある出口開 口が、ハウジングに保持可能な混合又は放出ノズルに接続可能であり、カートリ ツジの長さ範囲に対して平行に移動可能な押しピストンが、ハウジング内に軸線 方向移動可能に案内され、ハウジングからその縦範囲に対してなるべくほぼ直角 に取つ手が突出している、カートリツジに収容されているパスタ状材料の押出し 装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の技術において、手動操作用のこのような装置は公知である。この装置で は揺動握りが取つ手に連結され、この取つ手により１つ又は複数の押しピストン を手で段階的に移動させて、挿入されているカートリツジからパスタ状材料を押 出すことができる。特に流れ難いパスタ状材料をカートリツジから押出さねばな らない時、このような装置の取扱いは比較的力を要する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この従来技術から出発して、本考案の基礎になつている課題は、僅かな力で簡 単に操作可能で流れ難い材料も簡単にカートリツジから押出すことができる、最 初にあげた種類の装置を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この課題を解決するため本考案によれば、ハウジング内に電動駆動装置がまと められ、この電動駆動装置により押しピストンが、出発位置からカートリツジの 完全な材料排出に相当する最終位置まで移動可能である。

【０００５】 ハウジングにリミツトスイツチが設けられ、電動駆動装置が最終位置に達する 際リミツトスイツチにより強制的に消勢可能であるようにするのがよい。

【０００６】 更に電動駆動装置を付勢及び消勢するため外部から手の届く操作スイツチが取 つ手に設けられているようにするのがよい。

【０００７】 本考案による構成によつて、操作スイツチの簡単な操作により、押しピストン を前進させるため電動駆動装置を始動することが可能である。そのために手の力 は実際上必要でない。特に２つのカートリツジが設けられている場合、押出され る材料の強制的な混合が混合又は放出ノズルにおいて行われる。その際調整され る均一な圧力は電動駆動装置によつて保証されるので、均一な材料押出しが行わ れる。これにより特に耳形成術の成形の際非常に静かで制御される成形技術が保 証される。電動駆動装置は、場合によつては段階的に又は連続的に前もつて選択 可能な速度段階を持つことができる。本考案による構成によつて、流れ難い材料 を問題なく処理することも特に可能である。なるべく設けられるリミツトスイツ チにより、最終位置へ達する際の過負荷保護が行われる。

【０００８】 特に好ましい構成によれば、電動駆動装置が伝動装置を持つ電動機から成り、 かつ取つ手内に設けられ、伝動装置の出力軸が、ハウジング内に回転可能に支持 される軸に分離可能に結合され、この軸が、可撓引張りアンカ特に鋼帯を介して 、押しピストンの複数のピストン棒の端部を結合する枠片に結合され、引張りア ンカがピストン棒に対してほぼ同じ方向に延び、出発位置で軸から繰出され、電 動駆動装置により最終位置へ達するまで軸上に巻取り可能である。

【０００９】 この構成により特に簡単かつ安価に、押しピストンの電動操作及び移動が可能 になり、少数であるが動作確実な基本素子が重要視される。取扱い及び装置の組 立てを容易にするため、更に引張りアンカが最終位置から出発位置へ手動で移行 可能であり、枠片にハンドルが形成され、軸が伝動装置の出力軸から切離される と、このハンドルにより枠片が手で出発位置へ移動可能である。

【００１０】 同じ目的のため有利なように、ハウジングが、取つ手、半殻の形のカートリツ ジ収容室及び混合又は放出ノズルを含む下部分主として下部ハウジング殻と、こ の下部分に揺動可能に保持される上部分とから成り、この上部分にピストン棒、 軸、引張りアンカ及び枠片と共に押しピストンが保持され、閉鎖位置で上部分が 下部分を大体において覆い、軸が伝動装置の出力軸に連結され、上部分の上方揺 動される位置で、軸が出力軸から切離されている。

【００１１】 更に有利なように、伝動装置の出力軸又は軸に、非円形の継手胴部を持つ円柱 状尖頭継手が固定され、この尖頭継手が軸又は出力軸の対応して形成される継手 へ差込み可能である。

【００１２】 引張りアンカの有効長を押しピストンの送り行程へ簡単に合わせることができ るようにするため、更に引張りアンカの端部が締付け素子により軸及び枠片に固 定されている。

【００１３】 本考案により簡単に取扱い可能な装置が利用可能であり、装置の始動のためハ ウジングの両方の部分が閉じるように揺動せしめられ、この位置で係合結合片等 により両者が拘束され、ハウジングが容易に開かれるようにするため、係合結合 片を容易に分離可能にする。

【００１４】 カートリツジの挿入は、なるべくハウジングを開いて行うことができる。カー トリツジが適当な受入れ部へ挿入され、ハウジングが閉じられている限り、電動 駆動装置がその出力軸を押しピストン駆動用の駆動軸に伝動結合されている。そ れから取つ手にある適当なスイツチの操作により、電動駆動装置を始動すること が可能で、その際引張りアンカは軸上に巻取られ、枠片は押しピストンのピスト ン棒と共にカートリツジの底の方へ前進せしめられ、引続く前進により、カート リツジ内にある材料が混合又は放出ノズルから押出される。最終位置になるべく リミツトスイツチが設けられ、更に荷重軽減ばねが設けられ、このばねにより押 しピストンが最終位置から少し戻されるようにすることができる。それからハウ ジングが開かれ、この開放運動により軸が出力軸から切離される。それから枠片 のハンドルが引張られるので、押しピストンと共にピストン棒が最終位置へ引戻 され、引張りアンカが軸から繰出される。使用ずみカートリツジを新しいカート リツジと交換し、ハウジングを閉じた後、装置は再び使用可能になる。

【００１５】 ハウジングを閉じる際電動駆動装置の連結を容易かつ確実にするため、更に本 考案によれば、伝動装置の出力軸が、多角形の内側断面又は非円形の断面を持ち 軸線方向移動可能でばねにより支持される継手スリーブを持ち、軸に形成される か又は固定される同じ外側断面の継手挿入片がこの継手スリーブへ差込み可能で あり、ハウジングが閉鎖位置にありかつ継手挿入片が継手スリーブへ差込み可能 でないと、継手スリーブが継手挿入片により軸線方向へ移動せしめられ、出力軸 の回転の際継手スリーブが、ばねの力に援助されて、継手挿入片の断面と同じ周 方向位置をとる際、回転連行のため継手挿入片上へはまる。

【００１６】 その際なるべく継手挿入片としての軸の軸端上へ、多角形の外側断面を持つ継 手スリーブがはめられ、はまつた位置で固定されている。

【００１７】 更になるべく伝動装置の出力軸の端部上へ継手スリーブがはめられ、かつ軸線 方向移動可能に保持され、その際継手スリーブが軸端上へかみ合いではまつてお り、継手挿入片の外側断面に一致する内側断面を持つ部分範囲が軸端から突出し 、継手挿入片の差込み範囲とは反対の側にある継手スリーブの端部と伝動装置ハ ウジングとの間に、ばね特にコイル圧縮ばねが設けられている。

【００１８】

【実施例】

本考案の著しく簡単化した実施例が図面に示されており、以下これについて説 明される。

【００１９】 図面には、プラスチツク材料等のパスタ状材料を押出す装置が示され、これら の材料は特に耳形成術の目的に使用可能な材料である。例えばここでは２成分材 料が用いられている。これらのパスタ状材料は、図１及び３に概略的に示されて いるカートリツジ１に収容されている。カートリツジ１内にあるこれらの材料は 、カートリツジの底へ作用する押しピストン２により、カートリツジ１から押出 すことができる。そのため装置のハウジング３に、それぞれ１つのカートリツジ １を受入れる２つの互いに平行なカートリツジ収容室１４が設けられている。カ ートリツジ１の端面即ち前部出口開口の前でハウジング３に、混合又は放出ノズ ル４が設けられている。カートリツジ１の長さ範囲に対して平行に移動可能な押 しピストン２は、ハウジング３内に軸線方向移動可能に案内され、ハウジング３ の長さ範囲に対して直角に、ハウジング３から取つ手５が突出している。

【００２０】 ハウジング３内に電動駆動装置６がまとめられ、この駆動装置６により押しピ ストン２が、例えば図３に示す出発位置から、カートリツジ１の完全な排出に相 当する最終位置まで、移動可能である。

【００２１】 ハウジング３内には図示しないリミツトスイツチが設けられ、伝動装置９が最 終位置に達する際この設けられにより強制的に消勢可能である。

【００２２】 取つ手５には、伝動装置９を付勢及び消勢するため外部から手の届く操作スイ ツチ７が設けられられている。

【００２３】 駆動装置６は伝動装置９を持つ電動機８から成り、この伝動装置９はハウジン グ３の取つ手５内に設けられている。伝動装置９の出力軸は、ハウジング３内に 回転可能に支持される軸１０に分離可能に結合されている。軸１０は、可撓引張 りアンカ１１、実施例では鋼帯を介して、押しピストン２のピストン棒１３の端 部を結合する枠片１２に結合されている。引張りアンカ１１は、ピストン棒１３ とほぼ同じ方向に主としてこれらのピストン棒の間に延びている。

【００２４】 図３に示す出発位置で、引張りアンカ１１は軸１０から繰出されており、伝動 装置９の操作により引張りアンカ１１は最終位置に達するまで軸１０上に巻取り 可能である。そのため軸１０は、図３において反時計方向に回転せしめられる。

【００２５】 引張りアンカ１１を最終位置から再び出発位置まで戻すため、手動で戻す可能 性がある。このため枠片１２に図示しないハンドルが形成され、軸１０が出力軸 から切離されると、ハンドルにより枠片１２を手で出発位置へ移動させることが できる。その際軸１０は自由に時計方向へ回されるので、図３による位置が再び 得られる。

【００２６】 ハウジング３は、なるべく下部分、取つ手５、半殼の形のカートリツジ収容室 １４及び混合又は放出ノズル４を含む主として下部ハウジング殻と、これに揺動 可能に保持される上部分とから成り、この上部分に押しピストン２がピストン棒 １２、軸１０、引張りアンカ１１及び枠片１２と共に保持されている。閉鎖位置 で上部分が下部分を大体において覆い、軸１０が駆動装置６の出力軸に連結され 、一方上部分の上方揺動位置で、軸１０が伝動装置９の出力軸から分離されてい る。なるべく出力軸は、非円形の継手胴部を持つ円柱状の尖頭継手１７を持ち、 軸１０の対応して形成される継手１９へ差込み可能である。これは図２の（Ａ） 、（Ｂ）及び（Ｃ）からわかる。

【００２７】 特に図３からわかるように、引張りアンカ１１の端部は軸１０及び枠片１２に 締付け素子により固定されている。

【００２８】 特に図４からわかるように、軸１０は玉軸受１８を介して上部ハウジング殻内 に支持されている。この支持装置は図２にも示されている。ここで部材３はハウ ジング部材又はハウジングに固定した部材である。

【００２９】 装置のハウジングを閉じる際装置の連結を容易にするため、伝動装置９の出力 軸は、多角形内側断面又は非円形断面を持ち軸線方向移動可能な継手スリーブ２ ０により形成され、軸１０に形成又は固定される同じ外側断面の継手挿入片２１ が継手スリーブ２０へ差込み可能である。

【００３０】 継手スリーブ２０は、ハウジングが閉鎖位置にあり（この位置は図５ないし８ に示されている）、継手挿入片２１が継手スリーブ２０へ差込み可能でない状態 で、示されている。なぜならば継手挿入片２１は、継手スリーブ２０に対して、 両者の断面が互いに合わないように回され、図５及び６からわかるように、ばね 力に抗して軸線方向に移動せしめられているからである。伝動装置９の出力軸の 回転の際、継手スリーブ２０の内側断面が継手挿入片２１の外側断面に合わされ るまで、継手スリーブ２０が回される。この位置で、継手スリーブ２０がばねに より援助されて継手挿入片２１上へはまるので、図７及び８に示す位置が生ずる 。その時継手スリーブ２０と継手挿入片２１のかみ合いによる回転連行が保証さ れる。

【００３１】 実施例では、軸１０の軸端上へ多角形外側断面を持つ継手挿入片２１がはめら れ、止めねじ２５により固定され、この止めねじ２５はなるべく没入するように 設けられているので、止めねじは継手挿入片２１から半径方向へ突出しない。

【００３２】 伝動装置９の出力軸の端部上へ適当な継手スリーブ２０がはめられ、かつ軸線 方向移動可能に保持され、このためスリーブ壁に縦スリツト２２が形成され、こ の縦スリツト２２へストツパ２３としてのねじが係合し、それにより継手スリー ブ２０の移動行程が制限される。従つて継手スリーブ２０は軸線方向に限られた 範囲で移動可能に保持され、その際継手スリーブ２０はかみ合いで伝動装置９の 出力軸の端部上へはまり、継手挿入片２１の外側断面に一致する内側断面を持つ 継手スリーブ２０の部分範囲が、出力軸の端部から軸線方向に突出している。継 手挿入片２１の差込み範囲とは反対の側にある継手スリーブ２０の端部と伝動装 置９のハウジングとの間には、ばね特にコイル圧縮ばね２４が設けられている。

【００３３】 装置のハウジングが閉じられ、継手挿入片２１の断面形状が継手スリーブ２０ の内側断面の形状に一致しないと、図５及び６による位置が生ずる。その際継手 スリーブ２０は、ばね２４の力に抗して図５において下方へ移動せしめられ、継 手挿入片２１は継手スリーブ２０の端面に当つている。さて伝動装置９の出力軸 の回転により継手スリーブ２０が回されると、図７及び８による位置に相当する 位置が生ずる。この位置で継手スリーブ２０は、ばね２４の力により図７に示す ように上方へ移動できるので、継手挿入片２１の多角形端部範囲が、それに応じ て多面形に形成されている継手スリーブ２０へ没入し、それにより両部分の間の かみ合い結合が行われる。

【００３４】 装置を開こうとする場合、ハウジング部分の開放運動の際、継手挿入片２１は 容易に継手スリーブ２０から滑り出ることができるので、電動駆動装置が切離さ れる。

【００３５】 本考案は実施例に限定されず、開示の範囲内で多様に変更可能である。

【００３６】 明細書及び図面に開示されているすべての新しい個々の特徴及びその組合わせ は、本考案にとつて重要なものとみなされる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による押出し装置の側面図である。

【図２】（Ａ）は押出し装置の際部の一部を切欠いた側
面図、（Ｂ）は継手の平面図、（Ｃ）は尖頭継手の側面
図である。

【図３】押出装置の細部の一部を切欠いた平面図であ
る。

【図４】軸の支持装置の一部を切欠いた側面図である。

【図５】継手の非係合状態における側面図である。

【図６】継手の非係合状態における平面図である。

【図７】継手の係合状態における側面図である。

【図８】継手の係合状態における平面図である。

【符号の説明】

１ カートリツジ ２ 押しピストン ３ ハウジング ４ 混合又は放出ノズル ５ 取つ手 ６ 電動駆動装置 １４ カートリツジ収容室

Claims (11)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 カートリツジに収容されているプラスチ
   ツク材料等のパスタ状材料をカートリツジ底へ作用する
   押しピストンにより押出す装置の開くべきハウジング
   に、カートリツジを受入れる少なくとも１つのカートリ
   ツジ収容室が形成され、カートリツジの端面にある出口
   開口が、ハウジングに保持可能な混合又は放出ノズルに
   接続可能であり、カートリツジの長さ範囲に対して平行
   に移動可能な押しピストンが、ハウジング内に軸線方向
   移動可能に案内され、ハウジングから取つ手が突出して
   いるものにおいて、ハウジング（３）内に電動駆動装置
   （６）がまとめられ、この電動駆動装置（６）により押
   しピストン（２）が、出発位置からカートリツジ（１）
   の完全な材料排出に相当する最終位置まで移動可能であ
   ることを特徴とする、カートリツジに収容されているパ
   スタ状材料の押出し装置。
2. 【請求項２】 ハウジング（３）にリミツトスイツチが
   設けられ、電動駆動装置（６）が最終位置に達する際リ
   ミツトスイツチにより強制的に消勢可能であることを特
   徴とする、請求項１に記載の装置。
3. 【請求項３】 電動駆動装置（６）を付勢及び消勢する
   ため外部から手の届く操作スイツチが取つ手（５）に設
   けられていることを特徴とする、請求項１又は２に記載
   の装置。
4. 【請求項４】 電動駆動装置（６）が伝動装置（９）を
   持つ電動機（８）から成り、かつ取つ手（５）内に設け
   られ、伝動装置（９）の出力軸が、ハウジング（３）内
   に回転可能に支持される軸（１０）に分離可能に結合さ
   れ、この軸（１０）が、可撓引張りアンカ（１１）を介
   して押しピストン（２）の複数のピストン棒（１３）端
   部を結合する枠片（１２）に結合され、引張りアンカ
   （１１）がピストン棒（１３）に対してほぼ同じ方向に
   延び、出発位置で軸（１０）から繰出され、電動駆動装
   置（６）により最終位置へ達するまで軸（１０）上に巻
   取り可能であることを特徴とする、請求項１ないし３の
   １つに記載の装置。
5. 【請求項５】 引張りアンカ（１１）が最終位置から出
   発位置へ手動で移行可能であり、枠片（１２）にハンド
   ルが形成され、軸（１０）が伝動装置（９）の出力軸か
   ら切離されると、このハンドルにより枠片（１２）が手
   で出発位置へ移動可能であることを特徴とする、請求項
   １ないし４の１つに記載の装置。
6. 【請求項６】 ハウジング（３）が、取つ手（５）、カ
   ートリツジ収容室（１４）及び混合又は放出ノズル
   （４）を含む下部分主として下部ハウジング殼と、この
   下部分に揺動可能に保持される上部分とから成り、この
   上部分にピストン棒（１３）、軸（１０）、引張りアン
   カ（１１）及び枠片（１２）と共に押しピストン（２）
   が保持され、閉鎖位置で上部分が下部分を大体において
   覆い、軸（１０）が伝動装置（９）の出力軸に連結さ
   れ、上部分の開かれるか又は上方揺動される位置で、軸
   （１０）が出力軸から切離されていることを特徴とす
   る、請求項１ないし５の１つに記載の装置。
7. 【請求項７】 伝動装置（９）の出方軸又は軸（１０）
   に、非円形の継手胴部を持つ円柱状尖頭継手が固定さ
   れ、この尖頭継手が軸（１０）又は出力軸の対応して形
   成される継手へ差込み可能であることを特徴とする、請
   求項１ないし６の１つに記載の装置。
8. 【請求項８】 引張りアンカ（１１）の端部が締付け素
   子により軸（１０）及び枠片（１２）に固定されている
   ことを特徴とする、請求項１ないし７の１つに記載の装
   置。
9. 【請求項９】 伝動装置（９）の出力軸が、多角形の内
   側断面又は非円形の断面を持ち軸線方向移動可能でばね
   により支持される継手スリーブ（２０）を持ち、軸（１
   ０）に形成されるか又は固定される同じ外側断面の継手
   挿入片（２１）がこの継手スリーブ（２０）へ差込み可
   能であり、ハウジングが閉鎖位置にありかつ継手挿入片
   （２１）が継手スリーブ（２０）へ差込み可能でない
   と、継手スリーブ（２０）が継手挿入片（２１）により
   軸線方向へ移動せしめられ、出力軸の回転の際継手スリ
   ーブ（２０）が、ばねの力に援助されて、継手挿入片
   （２１）の断面と同じ周方向位置をとる際、回転連行の
   ため継手挿入片（２１）上へはまることを特徴とする、
   請求項１ないし６の１つに記載の装置。
10. 【請求項１０】 継手挿入片（２１）としての軸（１
    ０）の軸端上へ、多角形の外側断面を持つ継手スリーブ
    （２０）がはめられ、はまつた位置で固定されているこ
    とを特徴とする、請求項９に記載の装置。
11. 【請求項１１】 伝動装置（９）の出力軸の端部上へ継
    手スリーブ（２０）がはめられ、かつ軸線方向移動可能
    に保持され、その際継手スリーブ（２０）が軸端上へか
    み合いではまつており、継手挿入片（２１）の外側断面
    に一致する内側断面を持つ部分範囲が軸端から突出し、
    継手挿入片（２１）の差込み範囲とは反対の側にある継
    手スリーブ（２０）の端部と伝動装置ハウジングとの間
    に、ばね（２４）が設けられていることを特徴とする、
    請求項９又は１０に記載の装置。