JP3044550U - 略円柱体の固定具 - Google Patents

略円柱体の固定具

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JP3044550U JP1997005221U JP522197U JP3044550U JP 3044550 U JP3044550 U JP 3044550U JP 1997005221 U JP1997005221 U JP 1997005221U JP 522197 U JP522197 U JP 522197U JP 3044550 U JP3044550 U JP 3044550U
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正明 高木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種類の略円柱体(特に大型コンデンサ)に
対応できる固定具を提供する。 【構成】 略円柱体900等を支持する土台部材100
と、この土台部材100に支持される略円柱体900等
をホールドする、可撓性を有したホールド部材200と
を備えた多種類の略円柱体に対応可能な固定具αにおい
て、土台部材100は、ホールド部材200の一端側に
設けられている係止部210と係合する複数の係止用透
孔部110A(略円柱体900用)、110B(略円柱
体900よりも直径の小さい略円柱体用)を有してい
る。ホールド部材100は、一端側が係止部210で係
止され、他端側が固定手段(ネジ)でネジ穴部120に
固定される。また、ホールド部材100は、略円柱体9
00等の突設部を保持するスリット部230と、略円柱
体900等の寸法誤差を吸収するために設けられている
弾性力を持った屈曲部240と、ホールド部材100の
可撓性を増すための穴部250とを有しているとより好
ましい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、略円柱体、特に大型コンデンサを固定するための固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の略円柱状の大型コンデンサ用の固定具は、コンデンサを支持する土台部 材と、コンデンサをホールドするホールド部材とを有する。 このホールド部材は、略帯状の鉄板製である。その両端側は、それぞれ断面視 L字状に折り曲げられ、また、その中央部は、寝かせた状態のコンデンサの円柱 部上側半分側に当接するように断面視半円状に形成されている。尚、ホールド部 材の両端側には、ネジ止め用の透孔が設けられている。
【0003】 土台部材は、板状をしており、前記ホールド部材のネジ止め用の透孔と対応す る位置にネジ孔が設けられている。 そして、この固定具による当該コンデンサの固定は、土台部材にコンデンサを 寝かせて載置し、上方からホールド部材を当接させ、ホールド部材の両端側のネ ジ止め用の透孔経由で土台部材のネジ孔にネジを螺入することによってされる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の大型コンデンサ用の固定具は、直径の異なるコンデンサ 毎に、それに対応した大きさのホールド部材をそれぞれ準備する必要があった。
【0005】 本考案の目的は、多種類の略円柱体(特に大型コンデンサ)を共通の部材でも って固定可能とならしめる略円柱体の固定具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本考案の略円柱体の固定具は、略円柱体を支持す る土台部材と、この土台部材に支持される略円柱体をホールドする、可撓性を有 したホールド部材とを備える多種類の略円柱体に対応可能な略円柱体の固定具で あって、土台部材は、ホールド部材の一端側に設けられている係止部と係合する 複数の係止用透孔部を有し、土台部材とホールド部材の他端側とは、相互に固定 手段によって固定されることを特徴とする。
【0007】 したがって、本考案の略円柱体の固定具は、土台部材に載置された略円柱体を 、ホールド部材によってホールドする。その際に、ホールド部材の一端側に設け られている係止部を、土台部材に設けられている複数の係止用透孔部の内で、当 該略円柱体の直径に適した位置に設けられている係止用透孔部に係合させる。ま た、ホールド部材は、可撓性を有しているので、ホールド部材を当該略円柱体に 当接させる部分に対して、当該略円柱体の外形に沿って変形させつつ(または変 形済のものを)密着させる。そして、ホールド部材の他端側は、土台部材に対し て一般的な固定手段で固定される。 尚、ここで略円柱体とは、略円筒体を含むとする。
【0008】 また、前記ホールド部材は、前記略円柱体に突設部が設けられている場合に、 この突設部が挿入されるスリット部を有してもよい。 したがって、この手段によって本考案の略円柱体の固定具のホールド部材は、 略円柱体に突設部があれば、この突設部に当接する位置にスリット部が予め設け られる。よって、略円柱体の突設部をホールド部材のスリット部に挿入すること で略円柱体の固定がより確実となる。
【0009】 また、より好ましくは、前記ホールド部材が、ホールド部材の一端側と他端側 との間に弾性力を持った屈曲部を有するとよい。 この手段によって本考案の略円柱体の固定具は、略円柱体に多少の寸法誤差が あっても、この屈曲部が変形することによって略円柱体の寸法誤差分を吸収しつ つ固定できる。
【0010】 また、前記ホールド部材は、ホールド部材の一端側と他端側との間に、ホール ド部材の可撓性を増すための穴部を有してもよい。 したがって、この手段によって本考案の略円柱体の固定具は、ホールド部材の 可撓性を増すことができる。 尚、この穴部は、透孔であってもよいし、掘り込まれた穴(つまり肉薄部分) であってもよい。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案に係る略円柱体の固定具の実施の形態を図1〜図4を参照しつつ説明す る。 尚、この実施の形態において、固定対象の略円柱体は空気調和機の室外機等に 設置される大型のコンデンサであるとする。また、本考案に係る固定具として、 直径の異なる2種類のコンデンサを固定可能なタイプの場合を説明する。
【0012】 図1は本考案に係る略円柱体(コンデンサ)の固定具の実施の形態を示す斜視 図、図2は本考案に係る略円柱体(コンデンサ)の固定具の実施の形態を示す正 面図、図3は略円柱体(コンデンサ)をより小型のものとした場合の本考案に係 る略円柱体の固定具の実施の形態を示す斜視図、図4は略円柱体(コンデンサ) をより小型のものとした場合の本考案に係る略円柱体の固定具の実施の形態を示 す正面図である。
【0013】 先ず、固定対象のコンデンサが大きい場合について、図1および図2を参照し つつ説明する。 略円柱体(コンデンサ)の固定具αは、コンデンサ900を支持する土台部材 100と、この土台部材100に支持されるコンデンサ900をホールドする、 可撓性を有したホールド部材200とを備えている。
【0014】 コンデンサ900は、略円柱状である。その一端面900aの外周部分には、 突設部としてのツバ状のコンデンサしぼり部910が設けられている。また、一 端面900aには、電極部920、920が設けられている。
【0015】 土台部材100は、断面視略く字状に折り曲げられた鉄板である。 この土台部材100は、コンデンサ900が支持される天面部100aと、側 面部100bとからなる。 天面部100aには、2つの係止用透孔部110A、110Bと、ネジ穴部1 20とが設けられている。
【0016】 係止用透孔部110Aは、天面部100aの一部を切り起こして形成された逆 凹形の被係止部111Aと、この被係止部111Aの下側に後述のホールド部材 200の係止部210の先端側を位置させることができるように形成された透孔 部113Aと、被係止部111Aを切り起こして形成された透孔部112Aとを 有する。
【0017】 透孔部112A、113Aは、後述のホールド部材200の係止部210を被 係止部111Aに係止する際に円滑に挿入されうる大きさに形成されている。 係止用透孔部110Bは、大型のコンデンサ900を固定する際に使用されず 、後述の小型のコンデンサ950を固定する際に使用される。この係止用透孔部 110Bは、後述のホールド部材200の係止部210を挿入されうる大きさに 形成されている。 ネジ穴部120は、係止用透孔部110Bの近傍であって、係止用透孔部11 0Bから見て、係止用透孔部110Aが設けられている側の反対側に設けられて いる。
【0018】 ホールド部材200は、略帯状の鉄板(この厚みは、可撓性を確保するために 、上述の土台部材100の鉄板よりも薄いことが望ましい。)から形成されてい る。
【0019】 このホールド部材200は、その長手方向の一端部が断面視略く字状に折り曲 げられて形成された係止部210と、前記一端部と対向する他端部が断面視略L 字状に折り曲げられて形成された固定部220(図2参照)と、前記長手方向に 沿って設けられている長孔からなるスリット部230と、前記長手方向に対して 垂直となる方向に設けられている弾性力を持った屈曲部240と、ホールド部材 200の可撓性を増すために設けられている複数個の穴部250とを有している 。
【0020】 尚、ホールド部材200は、その中央部分(つまり、係止部210の基端部分 から固定部220の基端部分まで)が後述のコンデンサ950の外面にフィット するように図4に示されるような形状に曲げられている。
【0021】 固定部220(図2参照)には、ネジ用透孔部220aが設けられている。 スリット部230は、例えば、コンデンサ900のツバ状のコンデンサしぼり 部910の半周分程度が挿入されうる大きさに形成されている。また、このスリ ット部230の長手方向の両端部分は、スリット部230の一部を含みながら断 面視略L字状に折り曲げられて耳部235、236として形成されている。つま り、この耳部235、236は、前記ツバ状のコンデンサしぼり部910の挿入 に妨げにならないように形成されている。
【0022】 屈曲部240は、ホールド部材200を図2に示されるように、スリット部2 30と直交する方向に外側に向かって断面視略へ字形状に折り曲げて弾性力を持 たせている。 この屈曲部240は、スリット部230を横断するとともに穴部250のない 部分にも設けられている。 穴部250は、可撓性を増すために設けられているため、透孔であってもよい し、掘り込まれた穴(つまり肉薄部分)であってもよい。
【0023】 以上のように構成された固定具αは、下記のようにして、コンデンサ900を 固定する。 先ず、図1に示されるように、ホールド部材200をコンデンサ900の外面 に適した大きさに拡げながらコンデンサ900に対して被せる。その際、コンデ ンサしぼり部910は、スリット部230に挿入しておく。
【0024】 次に、コンデンサ900に被せられたホールド部材200は、土台部材100 に載置される際に、図2に示されるように、ホールド部材200の係止部210 を、土台部材100の係止用透孔部110Aの被係止部111Aに係止する。 この際、コンデンサ900は、そのツバ状のコンデンサしぼり部910が、土 台部材100の端面よりも外側に来るように載置される。
【0025】 次に、ホールド部材200の固定手段としてのネジ用透孔部220aを、土台 部材100のネジ穴部120の上部に位置合わせし、固定手段としてのネジ80 0を螺入する。
【0026】 したがって、コンデンサ900は、図2に示されるように、ホールド部材20 0と、土台部材100の天面部100aとによって確実に固定されている。更に 、コンデンサ900の前後方向に対する固定は、コンデンサしぼり部910がス リット部230に保持されているので更に確実になされている。 ホールド部材200の寸法と、天面部100a上の係止用透孔部110Aの被 係止部111Aの位置とは、寸法上の許容誤差から考えられる最小のコンデンサ に適するように設定されている。よって、コンデンサ900が許容誤差内にあれ ば、弾性力を持った屈曲部240が拡がるので、上記固定に支障をきたさない。 ただし、コンデンサ900が許容誤差内で最小のものである時であっても、弾性 力を持った屈曲部240がやや拡がる程度に、ホールド部材200の寸法と天面 部100a上の係止用透孔部110Aの被係止部111Aの位置を設定しておく と、固定上より好ましい。
【0027】 尚、上述のように、コンデンサ900は、固定具αに対して固定されるが、実 際には最終的に、例えば、空気調和機の室外機に固定具αを介して設置される。 つまり、コンデンサ900が固定具αに固定された状態で、固定具αの土台部材 100の側面部100b側を図示しない空気調和機の室外機内の所定の固定位置 に対して図示しないネジ等の固定手段を用いて固定する。
【0028】 この場合、通常、土台部材100の天面部100aが(図2において天面部1 00aの右側を上げるように)傾斜された状態になるように、側面部100b側 を図示しない空気調和機の室外機内の所定の固定位置に対して固定する。つまり 、コンデンサ900は、最終的には、傾斜した天面部100aに固定される。し かし、上述してきたように、その固定は確実にされているので、コンデンサ90 0の固定に支障はない。
【0029】 次に、コンデンサ900よりも小型のコンデンサ950を固定具αを使って固 定する場合について図3および図4を参照しつつ説明する。 尚、コンデンサ950も略円柱状である。その一端面950aの外周部分には 、突設部としてのツバ状のコンデンサしぼり部960が設けられている。また、 一端面950aには、電極部970、970が設けられている。
【0030】 先ず、ホールド部材200をコンデンサ950に被せる。その際、ホールド部 材200のスリット部230に対してコンデンサ950のツバ状のコンデンサし ぼり部960を挿入する。 尚、ホールド部材200は、予め小型のコンデンサ950の径に合うように成 形されているので、大型のコンデンサ900の時のように変形させる必要はない 。
【0031】 次に、コンデンサ950に被せられたホールド部材200は、土台部材100 に載置される際に、図4に示されるように、土台部材100の係止用透孔部11 0Bに、ホールド部材200の係止部210を挿入(つまり係止)する。
【0032】 次に、ホールド部材200のネジ用透孔部220aを、土台部材100のネジ 穴部120の上部に位置合わせし、ネジ800を螺入することで、コンデンサ9 50の固定具αに対する固定が終了する。 尚、この段階では、コンデンサ950のツバ状のコンデンサしぼり部960は 、土台部材100の端面よりも外側に来るように固定されている。また、ホール ド部材200の耳部235も土台部材100の端面よりも外側に来るように固定 されている。
【0033】 したがって、コンデンサ950は、図4に示されるように、ホールド部材20 0と、土台部材100の天面部100aとによって確実に固定されている。更に 、コンデンサ950の前後方向に対する固定は、コンデンサしぼり部960がス リット部230に保持されているので更に確実になされている。 ホールド部材200の寸法と、天面部100a上の係止用透孔部110Bの位 置とは、寸法上の許容誤差から考えられる最小のコンデンサに適するように設定 されている。よって、コンデンサ950が許容誤差内にあれば、弾性力を持った 屈曲部240が拡がるので、上記固定に支障をきたさない。ただし、コンデンサ 950が許容誤差内で最小のものである時であっても、弾性力を持った屈曲部2 40がやや拡がる程度に、ホールド部材200の寸法と天面部100a上の係止 用透孔部110Bの位置を設定しておくと、固定上より好ましい。
【0034】 尚、上述のコンデンサ900のように、コンデンサ950は、固定具αに対し て固定されるが、実際には最終的に、例えば、空気調和機の室外機に固定具αを 介して設置される。つまり、コンデンサ950が固定具αに固定された状態で、 固定具αの土台部材100の側面部100b側を図示しない空気調和機の室外機 内の所定の固定位置に対して図示しないネジ等の固定手段を用いて固定する。
【0035】 この場合、通常、土台部材100の天面部100aが(図4において天面部1 00aの右側を上げるように)傾斜された状態になるように、側面部100b側 を図示しない空気調和機の室外機内の所定の固定位置に対して固定される。つま り、コンデンサ950は、最終的には、傾斜した天面部100aに固定される。 しかし、上述してきたように、その固定は確実にされているので、コンデンサ 950の固定に支障はない。
【0036】 上述してきた本考案に係る略円柱体の固定具αの構造は、例えば下記のように もできる。 土台部材100の天面部100aに設けられている係止用透孔部110A、1 10Bの間に、110Bのような形状の別の係止用透孔部を設けてもよい。その 別の係止用透孔部を増やす毎に、コンデンサ900とコンデンサ950との間の 大きさ(直径)の別のコンデンサも固定具αに対して固定可能となる。
【0037】 土台部材100は、断面視略く字状に折り曲げられた鉄板であるとしたが、折 り曲げ方は、固定具αを設置する対象装置側の設置位置の形状等によって異なる (場合によっては、折り曲げないこともある)ことは言うまでもない。また、鉄 板に限定したわけではなく、合成樹脂等の他の素材で構成してもよい。
【0038】 ホールド部材200もその形状・構造等は、上述のものに限定するものではな い。 例えば、ホールド部材200は、その中央部分(つまり、係止部210の基端 部分から固定部220の基端部分まで)が、固定対象の略円柱体の内で最小のも のに曲げられたものであるとしているが、固定対象の複数の略円柱体にそれぞれ 対応した形状に曲げておいてもよいし、極端な場合、中央部分を取りつけ段階に おいて曲げることもできる。
【0039】 ネジ用透孔部220aとネジ穴部120とは、その構造を逆にしてもよい。ま た、ネジ用透孔部220aは、この部分の固定手段を両面テープ、接着剤等、ま たは、上下方向を挟む方法等にした場合は、不要となる(もちろん、その場合は 、土台部材100のネジ穴部120も不要となる。)。
【0040】 ホールド部材200のスリット部230は、固定をより確実にするために設け ているので、省くことも可能である。また、略円柱体の外周部分に突設部がなけ れば設ける必要がないのは言うまでもない。 ホールド部材200の屈曲部240は、固定対象の略円柱体が径方向の寸法誤 差なしに正確に形成されたものであるとき等は、変形する必要もないので省くこ とができる。
【0041】 ホールド部材200の穴部250は、可撓性を増すために設けているものであ るので、省くことは可能である。 ホールド部材200の材質は、鉄板に限定したわけではなく、合成樹脂等の他 の素材で構成してもよい。
【0042】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る略円柱体の固定具は、略円柱体を支持する 土台部材と、この土台部材に支持される略円柱体をホールドする、可撓性を有し たホールド部材とを備える多種類の略円柱体に対応可能な略円柱体の固定具であ って、土台部材は、ホールド部材の一端側に設けられている係止部と係合する複 数の係止用透孔部を有し、土台部材とホールド部材の他端側とは、相互に固定手 段によって固定されることを特徴とする。
【0043】 したがって、この手段によって本考案に係る略円柱体の固定具は、土台部材に 載置された略円柱体を、ホールド部材によってホールドする。その際に、ホール ド部材の一端側に設けられている係止部を、土台部材に設けられている複数の係 止用透孔部の内で、当該略円柱体の直径に適した位置に設けられている係止用透 孔部に係合させる。また、ホールド部材は、可撓性を有しているので、ホールド 部材を当該略円柱体に当接させる部分に対して、当該略円柱体の外形に沿って変 形させつつ(または変形済のものを)密着させる。そして、ホールド部材の他端 側は、土台部材に対して一般的な固定手段で固定される。 よって、1種類の固定具で多種類の略円柱体を固定可能となっているので、固 定具の共通化が図れ、ひいては低コスト化が図れる。
【0044】 また、前記ホールド部材は、前記略円柱体に突設部が設けられている場合に、 この突設部が挿入されるスリット部を有するとよい。 すなわち、本考案の略円柱体の固定具のホールド部材は、略円柱体に突設部が あれば、この突設部に当接する位置にホールド部材のスリット部が予め設けられ る。略円柱体の突設部をスリット部に挿入することで略円柱体の固定がより確実 となる。
【0045】 また、より好ましくは、前記ホールド部材が、ホールド部材の一端側と他端側 との間に弾性力を持った屈曲部を有するとする。 したがって、この手段によって本考案の略円柱体の固定具は、略円柱体に径方 向の多少の寸法誤差があっても、この屈曲部が変形することによって略円柱体の 寸法誤差分を吸収しつつ固定できる。よって、本考案の略円柱体の固定具は、多 少の寸法誤差のある略円柱体の固定に関しても有効に機能する。また、固定作業 効率が向上する。
【0046】 また、前記ホールド部材は、ホールド部材の一端側と他端側との間に、ホール ド部材の可撓性を増すための穴部を有する。 したがって、この手段によって本考案の略円柱体の固定具は、ホールド部材の 可撓性を増すことができる。よって、ホールド部材において、柔軟に曲げる必要 のある部分(略円柱体に当接する部分)にこの穴部を設けておけば、略円柱体の 外形に沿ってホールド部材を変形させられ、固定時により密着させられる。つま り、固定がより確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る略円柱体(コンデンサ)の固定具
の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本考案に係る略円柱体(コンデンサ)の固定具
の実施の形態を示す正面図である。
【図3】略円柱体(コンデンサ)をより小型のものとし
た場合の本考案に係る略円柱体の固定具の実施の形態を
示す斜視図である。
【図4】略円柱体(コンデンサ)をより小型のものとし
た場合の本考案に係る略円柱体の固定具の実施の形態を
示す正面図である。
【符号の説明】
α 略円柱体の固定具 100 土台部材 110A 係止用透孔部 110B 係止用透孔部 120 ネジ穴部 200 ホールド部材 210 係止部 230 スリット部 240 屈曲部 250 穴部 900 コンデンサ(略円柱体)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円柱体を支持する土台部材と、この土
    台部材に支持される略円柱体をホールドする、可撓性を
    有したホールド部材とを具備する多種類の略円柱体に対
    応可能な略円柱体の固定具において、 土台部材は、ホールド部材の一端側に設けられている係
    止部と係合する複数の係止用透孔部を有し、土台部材と
    ホールド部材の他端側とは、相互に固定手段によって固
    定されることを特徴とする略円柱体の固定具。
  2. 【請求項2】 前記ホールド部材は、前記略円柱体に突
    設部が設けられている場合に、この突設部が挿入される
    スリット部を有していることを特徴とする請求項1記載
    の略円柱体の固定具。
  3. 【請求項3】 前記ホールド部材は、ホールド部材の一
    端側と他端側との間に弾性力を持った屈曲部を有してい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の略円柱体の
    固定具。
  4. 【請求項4】 前記ホールド部材は、ホールド部材の一
    端側と他端側との間に、ホールド部材の可撓性を増すた
    めの穴部を有していることを特徴とする請求項1、2ま
    たは3記載の略円柱体の固定具。
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JPS5332274B2 (ja) * 1975-07-18 1978-09-07
JPH0351952U (ja) * 1989-09-22 1991-05-21

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