JP3044404U - レジャー用いかだ - Google Patents

レジャー用いかだ

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JP3044404U
JP3044404U JP1996005140U JP514096U JP3044404U JP 3044404 U JP3044404 U JP 3044404U JP 1996005140 U JP1996005140 U JP 1996005140U JP 514096 U JP514096 U JP 514096U JP 3044404 U JP3044404 U JP 3044404U
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JP1996005140U
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和行 藤田
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和行 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人の力で手軽に漕ぎ回ることが出来、帆走も
可能な上に、外観も比較的スマートで、取扱いも簡易な
レジャー用いかだを提供する。 【解決手段】 浮力のある角材乃至板材を組合わせて甲
板状に形成され、複数箇所に蓋3付きのハッチ4を設け
た本体1と、本体の下側に連設されて、複数個の浮力タ
ンク5を収容するケージ2とを備える構成とした。そし
て、ペダル21の上下動を伝えられて上下に揺動するパ
ドル32を組付けるとよい。又、本体上に、その軸周り
に回動自在なポスト8を立設し、これに取着したハンド
ル12を操作すると舵15が動く様にするとよい。ポス
トには、帆走用のマスト10を着脱自在に連結し、ケー
ジの前側には、波切板36を取着するとよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、浮力タンクを備えて安全性に優れると共に、ペダル操作によって揺 動させるパドルを備えたレジャー用いかだに関する。
【0002】
【従来の技術】
浮力タンクを備えたレジャー用いかだとしては、複数個のドラム缶やタイヤチ ューブ等を、角材等で組んだいかだの下側にくくり付けた構造のものが、川くだ り遊び等に広く使われて来た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、上記の従来のいかだは、川の流れに乗って流されるだけであり、 池や湖、そして内海等で思いのままに漕ぎ回るには不向きである。その上、見た 目のスマートさに欠け、取り扱いが厄介な点でも、一般人にとっては魅力に乏し かった。 そこで本考案の目的は、人の力で手軽に漕ぎ回ることが出来、更には、帆走も 可能な上に、外観も比較的スマートで、取扱いも簡易なレジャー用いかだを提供 するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為の、本考案によるレジャー用いかだは、 浮力のある角材乃至板材等を組み合わせて甲板状に形成され、その複数箇所に 蓋3付きのハッチ4を設けた本体1と、 該本体1の下側に連設されて、複数個の浮力タンク5を収容するケージ2とを 備える構成とした。 そして、ペダル21の上下動を伝えられて上下に揺動するパドル32を組付け るとよい。 又、本体1上に、所定高さのポスト8を、その軸周りに回動自在に立設し、こ のポスト8に取着したハンドル12を左右に回動させる動きが、本体1に設けた 舵15にリンク部材を介して伝えられる様にするとよい。 更に、ポスト8には、帆走用のマスト10を着脱自在に連結し、ケージ2の前 側には波切板36を取着するとよい。
【0005】
【実施例】
以下に、本考案の一実施例を、図面を参照しながら説明する。 この実施例のいかだの基本構造は、図1,図2に示した様に、浮力のある角材 や板材を組み合わせて甲板状に形成した本体1の下側に、外形が船体に似たケー ジ2を連設し、本体1の複数箇所に設けた蓋3付きのハッチ4の夫々から落とし 込んだ浮力タンク5を、蓋3を閉じることにより、ケージ2内に封じ込める様に 構成されている。
【0006】 次に、いかだの細部の構造を、図3も参照しながら順次説明する。 本体1の平面形状は、先端側を三角形に尖らせた矩形状で、その先端側には、 三角形のハッチ4を設け、その後方には、4つのハッチ4を田字形の配置で設け ている。
【0007】 各ハッチ4には、その形状に対応した形の蓋3を、ヒンジ部6を介して開閉自 在に本体1に組付けている。 各蓋3には、浮力タンク5がその浮上力により蓋3を跳ねのけ、ケージ2の外 に飛び出すのを防ぐ為の、止金具7を付属させている。
【0008】 本体1の中央からやや後方寄りの箇所には、所定高さのポスト8を、その軸周 りに回動自在に組付けている。ポスト8の下端側はケージ2の底部に達している 。 ポスト8の上端には、帆9を張る為のマスト10を、接手部材11を介して着 脱自在に連結させている。 マスト10の下部には、操舵の為のバー状のハンドル12を横向きに取着して いる。このハンドル12は、ポスト8に取着してもよい。 又、本体1の周縁部には、支柱13を所定間隔を隔てて立設し、各支柱13間 にロープ14を張って手摺としている。
【0009】 本体1の後部には、ケージ2の底部に跨がらせて舵15を組付けている。舵1 5の後縁部の左右両面には、回動用の突起部15a,15aを設けている。 一方、ポスト8の下部には、この突起部15a,15aに対向させて、所定長 さの回動用アーム16を横向きに取着している。 回動用アーム16の両端と各突起部15aとの間には、操舵用のワイヤー17 を夫々張設している。 此等各部材15a,16及び17によって、リンク部材が構成されている。
【0010】 更に、本体1には、ポスト8の後方箇所に於いて、両足で交互に踏む1組のペ ダル21,21を組付けている。22はペダル21の回転軸、23はペダル21 を上向き回動位置に保持させる、回動付勢用のばねである。
【0011】 一方、角材を格子状に組合わせて作られたケージ2には、ペダル21の下側箇 所に於いて、ケージ2の左右両側壁部分を貫通する状態で回転軸31を組付けて いる。中央で分断された回転軸31の両端には、パドル32を取着している。3 3は回転軸31の軸受である。 又、回転軸31には、1組のペダル21,21と対向する箇所の夫々に回動用 アーム34の一端側を固着させている。 そして、各ペダル21と各回動用アーム34との夫々の自由端の間には、連結 杆35をピン連結させている。
【0012】 ケージ2の先端部分は、本体1の尖頭形状に合わせて、船の舳先状に尖らせて いる。そして、この尖った両側壁部分には、図1中に仮想線で示した様に、波切 板36を張り付けて、航行時の水の抵抗を少なくしている。波切板36は、プラ スチックフィルムの類いでもよい。 又、ケージ2の底面には、フインキール37を取付けている。 そして、ケージ2の内部には、各浮力タンク5がむやみに移動して浮力のバラ ンスが崩れない様に、仕切部材を適宜に設けて置くとよい。
【0013】 浮力タンク5としては、入手し易い18リットル入りの金属缶(1斗缶)や、 合成樹脂製のいわゆるポリタンク等を流用するとよい。 或は、空気を吹き込んで膨らませる専用の空気袋を用いる等してもよい。 尚、ケージ2内に収容する浮力タンク5の大きさと数は、いかだの最大積載荷 重を想定した上で、計算によって、又は、予め行った浮上テストの結果から、安 全率を見込んだうえで慎重に決定して置く必要がある。
【0014】 次に、上記構成の作用を説明する。 いかだを水面に浮かべる前に、先ず、本体1の各ハッチ4の蓋3を開いて、ケ ージ2内に浮力タンク5を夫々落とし込んだうえ、閉じた蓋3を止金具7によっ て確実に固定する。
【0015】 このいかだを水面に降ろすと、隙間だらけのケージ2内の各浮力タンク5が、 夫々水中に浸漬された状態になるので、各浮力タンク5が呈する浮力によって、 いかだを安定した状態で確実に水面に浮かべることが出来る。 そして、ケージ2の底には横揺れ防止用のフィンキール37を取着しているの で、いかだが横転する恐れは殆ど無い。
【0016】 万一、いかだが横転したとしても、船とは異なって、いかだの躯体全体が浮上 力を持っており、又、横転に伴って躯体内に水が溜まる様な箇所は全く無いので 、いかだが沈没することは有り得ない。
【0017】 いかだを航行させたい時には、両足をペダル21,21の上に載せ、両手でハ ンドル12を握って体を安定させたうえ、ペダル21,21を交互に踏めば、左 右のパドル32,32が交互に上下に揺動して、いかだは前進する。 航行方向を変えるには、ハンドル12を右又は左に回動させればよい。或は、 いずれか一方のペダル21だけを操作してもよい。
【0018】 又、帆走したい時には、マスト10に帆9を張れば、ヨットを操縦する要領で 航行することも出来る。 そして、マスト10が邪魔な場合には、接手部材11によって、ポスト8から 取り外せばよい。
【0019】 尚、上記構成に於いて、細部の構造は適宜に設計変更しても本考案の目的は達 成される。 例えば、本体1は、合成樹脂を素材として一体構造に形成してもよく、ケージ 2は、ネット状材を使って折畳式に構成してもよい。又、浮袋状の浮力タンクを 使う場合には、畳んだ状態でケージ2内に収めてから膨らませる様にすれば、ハ ッチ4の開口面積を十分に小さく出来る。その上、ケージ2の内部を隙間なく浮 力タンク5で満たすことが出来る。或は、本体1上に腰掛を設けてもよい等々で ある。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明によって明らかな様に、本考案のレジャー用いかだは、以下に列挙 した如き、実用上の優れた効果を奏する。 (a) 沈没する恐れが皆無なので、極めて安全である。 (b) 従来の、ドラム缶等をくくり付けたいかだに比べて、外観が遥かにス マートである。 (c) 本体への、浮力タンクの取付・取外しを極めて簡単に行える。 (d) 浮力タンクは、身近にある空の1斗缶等の廃材を活用出来る。 (e) 足踏みペダルを操作して、手軽に航行出来る。 (f) そして、帆走することも出来る。 (g) マストが邪魔な場合は、簡単に取り外せる。 (h) 波切板によって、航行抵抗を目立って少なく出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、いかだの斜視
図である。
【図2】同上、ケージ内への浮力タンクの収容の仕方
と、収容状態を示した側面図である。
【図3】同上、ペダル操作によって揺動させるパドル
と、舵との、夫々の取付構造を示した部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 ケージ 3 蓋 4 ハッチ 5 浮力タンク 6 ヒンジ部 7 止金具 8 ポスト 9 帆 10 マスト 11 接手部材 12 ハンドル 13 支柱 14 ロープ 15 舵 15a 突起部 16 回動用アーム 17 ワイヤー 21 ペダル 22 回転軸 23 ばね 31 回転軸 32 パドル 33 軸受 34 回動用アーム 35 連結杆 36 波切板 37 フインキール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項5】 前記ケージ2の前側に、波切板36を取
着したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
載のレジャー用いかだ。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮力のある角材乃至板材等を組み合わせ
    て甲板状に形成され、その複数箇所に蓋3付きのハッチ
    4を設けた本体1と、 該本体1の下側に連設されて、複数個の浮力タンク5を
    収容するケージ2とを備えることを特徴とするジャー用
    いかだ。
  2. 【請求項2】 ペダル21の上下動を伝えられて上下に
    揺動するパドル32を組付けたことを特徴とする請求項
    1記載のレジャー用いかだ。
  3. 【請求項3】 前記本体1上に、所定高さのポスト8
    を、その軸周りに回動自在に立設し、該ポスト8に取着
    したハンドル12を左右に回動させる動きが、いかだの
    後部に設けた舵15にリンク部材を介して伝えられる様
    に構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のレジ
    ャー用いかだ。
  4. 【請求項4】 前記ポスト8に、帆走用のマスト10を
    着脱自在に連結したことを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載のレジャー用いかだ。
  5. 【請求項5】 前記ケージ2の前側に、波切板36を取
    着したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載のレジャー用いかだ。
JP1996005140U 1996-06-06 1996-06-06 レジャー用いかだ Expired - Lifetime JP3044404U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018093123A1 (ko) * 2016-11-21 2018-05-24 박정훈 선박의 옆질 방지장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS628895B2 (ja) * 1979-04-17 1987-02-25 Citizen Watch Co Ltd
JPH0238435A (ja) * 1988-07-28 1990-02-07 Idemitsu Petrochem Co Ltd スチレン系樹脂組成物

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