JP2511213B2 - 中小型船舶 - Google Patents
中小型船舶Info
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Description
であるビルジキールを船体の水面下に備えた中小型船舶
に関する。
速航行や小回りが可能であることから海洋レジャー用ボ
ートとして、或いは釣漁船として、ますますその用途が
広がる傾向にある。この種中小型船舶の船体は、水と空
気の摩擦抵抗を少なくして直進航行機能を高める設計に
重点が置かれ、その結果、船底がV型か丸型のものが一
般的である。特に、V型船体の中小型船舶は、大きな波
浪中をジャンプして水面に落下しても、V型船底のクッ
ションストローク作用で水面との衝撃が少なく、乗り心
地に優れることもあって、現在の高速中小型船舶はV型
のものが主流を占めている。
体は、V型船底の勾配のために横のバランスが悪くて、
停泊時の横揺れが大きい、旋回時に転覆し易い問題と、
波浪中の航行時にジャンプし易い問題があった。
上で人が左舷側に移動すると、人の重量で船体が左舷側
に傾こうとする。このときに、船底での水流が船体の右
舷側を持ち上げ、左舷側を右舷側に横滑りさせる作用を
して、船体の傾きに加速が付く。その結果、船体が速や
かに傾いて、船体上から人が落下したり、船体が約45
゜以上傾いて転覆する危険性が大であった。また、直進
航行時に船体を急旋回させると、停泊時と同様に船底に
水流が船体を旋回する方向に傾かせる作用をして、船体
が転覆することが多々あった。
V型船体の水面下にビルジキールを設置することが一部
の船舶で実施されている。ビルジキールは、帯板状の一
対を船底の右舷と左舷に一体に突出させたものや、短い
翼片の複数枚を船底の適当箇所に一体に、或いは可動に
突出させたものが知られている。いずれのビルジキール
も、船体の長さ方向に平行にして、船底に斜め下向きや
垂直に突設され、船体が横揺れすると水との摩擦抵抗が
増大して、船体の横揺れを抑制する。しかし、ビルジキ
ールは長いと、船体の横揺れ抑制効果に優れる反面、船
体の航行旋回時での水との抵抗が増大して船体の旋回を
妨げ、船体の安全な旋回半径を大きくする。逆に短いビ
ルジキールは、船体の旋回をあまり妨げないが、船体の
横揺れ抑制効果に劣り、V型船体において停泊時や旋回
時の転覆事故防止効果に劣る。さらに、通常のV型や丸
型船舶のビルジキールは、船底に斜め下向きに突設され
ているが、このようなビルジキールは、船体が波浪中を
ジャンプして水面に落下するときに水で強い衝撃を受
け、船体落下時のショックを大きくして、船舶の乗り心
地を悪くする。
においては、高速航行機能と小回り旋回機能、ジャンプ
時の乗り心地性を優先して、ビルジキールを設置しない
ものが一般的であり、船体横揺れによる転覆事故防止の
ための安全対策が十分になされていないのが現状であ
る。
の機能を損なうことなく、船体横揺れによる転覆事故防
止効果を高めたビルジキールを備えた中小型船舶を提供
することを目的とする。
て本発明は、V型または丸型の船底両側対称位置に帯板
状のビルジキールを装備する中小型船舶において、ビル
ジキールの長さを船体全長の2/3の長さとし、このビ
ルジキールを船首から1/3船尾側に片寄せて1乃至複
数枚設置し、かつ、ビルジキールの板面を船体の重心を
通る平面に平行に配置し、しかも、船底との間に水抜き
口となる所定の隙間を形成して支持アームで支持させた
ものである。
とし、このビルジキールを船首から1/3船尾側に片寄
せて設置したから、船体の旋回操作を容易とし、小さな
旋回半径で旋回させることができる。しかも、ビルジキ
ールの板面を船体の重心を通る平面に平行に配置したか
ら、船体の横振れはもとよりピッチングやヨーイング等
を効果的に抑制することができる。また、船底との間に
水抜き口となる所定の隙間を形成して支持アームで支持
させたから、船体のピッチング及びローリング並びにヨ
ーイングを抑制する際の水の抵抗を少なくすることがで
き、衝撃を緩和して乗り心地を向上させることができ
る。
る。図1の実施例に示される中小型船舶は、V型船体1
の水面7下にある船底2の右舷側と左舷側に、一対のビ
ルジキール3a、3bを複数本の支持アーム8a、8b
を介して固定設置している。一対のビルジキール3a、
3bは船体1の全長Lの約2/3の長さの帯板で、船体
1の船尾1bから約2/3の範囲に、船体1の長さ方向
に平行にして設置される。各ビルジキール3a、3bは
船体1の中心線に線対称な位置に、船底2から一定の隙
間をもって設置され、この隙間は後述する船体横揺れ時
の水抜き口4として利用される。さらに各ビルジキール
3a、3bは、V型船底2に対して逆方向に傾斜する所
定の下向き傾斜角で取付けられ、具体的には図1(ハ)
に示すように、幅方向が船体1の重心Wに向く所定の傾
斜角θで設置される。この傾斜角θは、船体1の型、サ
イズにより設定される40゜前後の角度である。各ビル
ジキール3a、3bの先端部と中央部と後端部の3点に
支持アーム8a、8bの先端部が連結され、各支持アー
ム8a、8bの後端部が船体1のV型船底外面のキール
9とチャイン10に離脱可能に固定される。ビルジキー
ル3a、3bと支持アーム8a、8bは、アルミ合金や
ステンレスなどの軽量で強固な金属基材に、腐食防止を
目的に強化プラスチックを被覆した構造であり、それぞ
れに船体1の直進航行時での水抵抗が小さくなるような
流線形の外形を成している。
bの船体1に及ぼす作用の概略を、図2乃至図6より説
明する。
とき、船体1上で人が仮に左舷側に移動して、船体1が
図4矢印方向の左舷側に傾く場合を説明する。このと
き、左舷側のビルジキール3aの下面に水流がビルジキ
ール3aを押し上げる方向に作用し、他方、右舷側のビ
ルジキール3bには上面に水流がビルジキール3bを押
し下げる方向に作用して、船体1の傾き、横揺れが抑制
される。このときの船体1の傾きは、船体1の重心Wを
中心に行われるから、重心Wに向けた一対のビルジキー
ル3a、3bは重心Wを中心に水中を、水抵抗最大にし
て揺動することになり、ビルジキール3a、3bの船体
横揺れ抑制が効果的に行われる。かつ、ビルジキール3
a、3bは船体1の全長Lの約2/3の長さであって、
その長さ、面積に不足は無く、船体1が中型船舶のもの
であってもその横揺れを十分に抑制する。なお、船体1
の船底2とビルジキール3a、3bの間に水抜き口4を
設け無い方が、船体1の横揺れ抑制効果に優れるが、ビ
ルジキール3a、3bの上記角度θと長さの設定で、船
体1の横揺れ抑制効果は十分に発揮される。実際、船体
1が小型の場合で、その上で人が左舷側に移動しても、
船体1の傾きはゆっくり行われ、これにより人は船体1
が傾きかけたことに気付いて右舷側に移動する余裕があ
り、船体1から人が落下したり、船体1が転覆する確率
が半減する。
図示しないプロペラの推進装置と舵でもって水面7を航
行し、旋回する。図2に示すように、船体1が旋回中心
Qを中心に旋回するとき、船体1は船首1aから船体全
長Lの約1/3の中心線上の転心Pを回転中心として旋
回する。したがって、船体1の転心Pより後方に取付け
られているビルジキール3a、3bは、その全長が長く
ても船体1の旋回をほとんど邪魔せず、船体1はビルジ
キール無しの場合と同様に旋回し、小回り旋回をもす
る。また、船体1が旋回する場合、一対のビルジキール
3a、3bに水流が船体1の傾きと沈み、横滑りを少な
くするよう作用する。例えば、図5に示すように、船体
1が左旋回すると、船体1は左舷側に傾き、この傾きで
左舷側のビルジキール3aの下面に水流が作用して左舷
側が押し上げられ、右舷側のビルジキール3bの上面に
水流が作用して右舷側が押し下げられて、船体1の傾き
が抑制される。この傾き抑制で船体1の沈みが少なくな
る。また、ビルジキール3a、3bに作用する水流で船
体1の横滑りが抑制され、船体1はスムーズな旋回を行
う。さらに、ビルジキール3a、3bと船底2の間の水
抜き口4を水流の一部が通過することで、旋回時の船体
1の傾き抑制がスムーズに実行され、船舶旋回時の操作
性、乗り心地が良好となる。
(イ)に示すように、船体1が波を乗り上げた場合、船
体1の船首1aから船体全長の約1/3の船首部分が水
面7から出るのが中小型船舶において通常である。この
ときの船体1のビルジキール3a、3bは水面7下に在
り、船体1が浮き上がろうとするとビルジキール3a、
3bの上面が水圧を受けて、船体1が浮き上がるのを抑
制する。また、図3(ロ)に示すように、船体1が波を
下る際にもビルジキール3a、3bは、上面が水圧を受
けて船首1aを下げ、船体1がジャンプするのを抑制す
る。したがって、波浪中の船体1は、波に合う航行をし
て、波から高くジャンプする可能性が少なく、波浪中で
の高速航行、安全航行が可能となる。また、波浪中の航
行で船体1が仮にジャンプして水面7に落下するような
ことがあっても、落下時の衝撃と沈みはビルジキール3
a、3bで緩和され、抑制される。すなわち、図6に示
すように、船体1が水面下に落下するとき、V型船底2
のクッションストロークと、ビルジキール3a、3bの
下面に沿って流れる水抵抗の作用で、船体1の落下時の
衝撃が緩和され、船体1の沈みが抑制される。この船体
落下時に船底2とビルジキール3a、3bの間の水抜き
口4に水流が逃げることにより、船体落下時の衝撃緩和
が確実に行われる。仮に水抜き口4が無ければ、船底2
とビルジキール3a、3bの交差部分に水流が止められ
て、V型船底2のクッションストロークによる衝撃緩和
機能が活かされない。また、一対のビルジキール3a、
3bの下面から水抜き口4に流れる水流の抵抗で、船体
1の横バランスが安定に保たれる。したがって、船体1
が波浪中を高速航行して多少ジャンプしても、衝撃の少
ない乗り心地の良い航行が可能となる。
船舶に、上記要領で一対のビルジキールを取付けた船体
と、ビルジキール無しの船体とを同じ条件下で同速度で
旋回航行させた。その結果、ビルジキール有りの船体の
旋回時の傾斜角は、ビルジキール無しの船体の傾斜角の
半分以下であり、しかも、ビルジキール無しの船体の傾
斜角は旋回速度が増すほど大きくなるが、ビルジキール
有りの船体の傾斜角は旋回速度を変えてもほとんど変わ
らず安定することが分かった。また、旋回時の船体の沈
む度合も、ビルジキール有りの船体の方が、ビルジキー
ル無しの船体より半分近く小さく、かつ、ビルジキール
無しの船体は旋回速度が増すほど大きく沈むが、ビルジ
キール有りの船体は旋回速度が増しても、その沈み角は
ほとんど変わらない。また、ビルジキール有りの船体と
ビルジキール無しの船体はほぼ同様の航行半径で旋回
し、高速旋回させたときの安全生はビルジキール有りの
船体の方が一段と優れることが分かった。
の実施例を図7以降の図面を参照して順次に説明する。
ジキール3a、3bを簡易取付部材5を介して着脱自在
に取付けた中小型船舶の具体例を示す。同図は、一対の
ビルジキール3a、3bが単独に船底2に取付けられる
構造を示し、この構造を1枚のビルジキール3aで説明
をする。図10に示すように、船底2のキール9とチャ
イン10の所定の箇所にスライド嵌合式の固定具11、
12を接着等で固定する。一方、ビルジキール3aの所
定の3箇所の両面に内側支持アーム8aと外側支持アー
ム8bを連結する。内側支持アーム8aの先端にスライ
ド嵌合式の取付具13を連結する。この取付具13は、
キール9の固定具11にスライドさせて固定される構造
である。外側支持アーム8bは、例えばスプリング内蔵
のショックアブソーバ15に連結され、ショックアブソ
ーバ15の基端部にスライド嵌合式の取付具14を連結
する。この取付具14は、チャイン10の固定具12に
スライドさせて固定される構造である。ビルジキール3
aと外側支持アーム8a、およびショックアブソーバ1
5と取付具14は、ユニバーサルジョイントなどで回転
可能に連結される。
しておいて、必要時に支持アーム付きビルジキール3a
の1枚を船底2まで持ち上げ、まず内側支持アーム8a
の取付具13をキール9の固定具11に、図8の鎖線で
示すように船首側からスライドさせて嵌合させる。この
スライドは、図9に示すように、固定具11に設けたス
トッパ16に取付具13が当る位置まで行う。その後、
固定具11に取付部具13をボルト(図示せず)などで
固定する。次に、外側支持アーム8bの取付具14をチ
ャイン10の固定具12にスライド嵌合させて固定す
る。同様にして他の1枚のビルジキール3bを船底2に
取付ける。
ョックアブソーバ15を介して船底2に取付けると、船
体ジャンプ時などでビルジキール3aに急激に上向きの
水圧が加わったときの衝撃が、ショックアブソーバ15
で吸収され、船体1に加わる衝撃が緩和される。また、
一対のビルジキール3a、3bを一体化しておいて、こ
の2枚を同時に船底2に着脱する取付構造にしてもよい
が、このようにするとビルジキール全体が大形、大重量
となって、船底2での着脱作業が難しくなる。しかし、
上記のように一対のビルジキール3a、3bを単独に船
底2に着脱する取付構造にすれば、1回の着脱時のビル
ジキール重量が半減して、その着脱作業が容易となり、
一人ででもできるようになるし、船体1から取外した一
対のビルジキール3a、3bを重ねて小形化すること
で、保管や運搬に便宜を図ることができる。また、船体
1にビルジキール3a、3bを固定化してもよいが、船
体1に着脱自在に取付ける構造にすれば、必要に応じて
船体1をビルジキール無しの通常の状態で使用すること
ができる便利さがある。さらに、ビルジキール3a、3
bを船体1に固定具11、…などの簡易取付部材5を介
して着脱自在に取付ける構造にすれば、既存の船舶の船
体1にビルジキール3a、3bを取付けることができる
有利さがある。
を示すもので、これはビルジキール3aを船底2に格納
可能に取付ける中小型船舶である。同図は1枚のビルジ
キール3aだけを示しているが、同一構造で上記一対の
ビルジキール3a、3bが船底2に格納される。例え
ば、図11と図12に示すように、ビルジキール3aの
内側エッジに部分的に脚片17を一体に設け、船底2の
外面に部分的にビルジキール3aと脚片17が格納され
る凹面状の格納部6を設け、脚片17の先端部を格納部
6にピン18にて回転可能に連結する。他方、船底2の
内部にシリンダ19を設置し、そのピストンロッド20
を船底外板21からパッキング22を介して突出させ
て、先端をビルジキール3aに回転可能に連結する。船
底2の下方にビルジキール3aを突出させて使用する場
合は、図11の矢印に示すように、シリンダ19を作動
させてピストンロッド20を突出させ、ビルジキール3
aと脚片17の一体物をピン18を支点に回転させて格
納部6から突出させる。ビルジキール3aが所定の傾斜
角になり、船底2との間に所定の水抜き口4が形成され
たところで、シリンダ19の作動を停止させてビルジキ
ール3aを固定化する。ビルジキール3aを使用しない
場合は、図13に示すように、シリンダ19でピストン
ロッド20を退入させ、ビルジキール3aと脚片17を
回転させて格納部6に格納し、そのまま固定化する。こ
のようなビルジキール3aの移動操作は、船舶の操縦席
から任意時に、簡単なボタン操作などで行えばよい。
ついて、図14乃至図16を参照して説明する。
型船底2の右舷側と左舷側のそれぞれに一対ずつのビル
ジキール3’…を設置したものである。計4枚のビルジ
キール3’…は、それぞれが船体1の重心Wに向くよう
に取付けることが望ましい。この第3の実施例において
は、仮に船体1が大きく横揺れして、外側一対のビルジ
キール3’の一方が水面7から上に飛び出しても、これ
に隣接する内側のビルジキール3”が水面7下に在っ
て、船体1の横揺れを抑制するので、船体転覆の防止効
果がより確実となる。
は、船底2に設置される一対のビルジキール3a、3b
の間隔を、船首1a側で幅狭となるようにしたものであ
る。このような一対のビルジキール3a、3bは、船体
航行時に船体1の船首1aを上げる作用をなして、モー
タボートなどの高速艇に適する。
中小型船舶の船底2’に、一対のビルジキール3a、3
bを設置したものを示す。このような丸型船体1’もV
型船体1と同様に横揺れし易く、これに取付けたビルジ
キール3a、3bは船体1’の横揺れを効果的に抑制す
る。
全長の2/3の長さとし、このビルジキールを船首から
1/3船尾側に片寄せて設置したから、船体の旋回操作
を容易とし、小さな旋回半径で旋回させることができ
る。しかも、ビルジキールの板面を船体の重心を通る平
面に平行に配置したから、船体の横振れはもとよりピッ
チングやヨーイング等を効果的に抑制することができ
る。また、船底との間に水抜き口となる所定の隙間を形
成して支持アームで支持させたから、船体のピッチング
及びローリング並びにヨーイングを抑制する際の水の抵
抗を少なくすることができ、衝撃を緩和して乗り心地を
向上させることができる。
面図、(ロ)は底面図、(ハ)は背面図
の側面図
Claims (1)
- 【請求項1】 V型または丸型の船底両側対称位置に帯
板状のビルジキールを装備する中小型船舶において、 ビルジキールの長さを船体全長の2/3の長さとし、こ
のビルジキールを船首から1/3船尾側に片寄せて1乃
至複数枚設置し、かつ、ビルジキールの板面を船体の重
心を通る平面に平行に配置し、しかも、船底との間に水
抜き口となる所定の隙間を形成して支持アームで支持さ
せたことを特徴とする中小型船舶。
Priority Applications (1)
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JP3241345A JP2511213B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 中小型船舶 |
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