JP3043589U - 歩行促進衣類 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 老人の方々の殆んどの直面する、僅かな道路
の凸起部に足が揚らず跨ぎ得ず転ぶ又階段を降りるに降
ろした足が充分に降ろし得ずフラツクなどの老化現象に
依る或いは其の他に起因する足の、ひざ関節を伸はす能
動力の減少せる事に対する補助力を有するその構成が若
年層にも興味を呼ぶ動的斬新な衣類。 〔解決手段〕 適応せる素材で構成されたズボン下衣又
はズボン等の股下よりひざ関節の屈伸時にひざをカバー
出来得るように適応せる形状及び巾で足首の位置に固
定、足の表面を引張る構成に依る１例として適当な弾性
を有するゴムを編込みたる布を前記衣類に縫着或は直接
編込み状になしてひざ関節を曲げた状態でひざをカバー
なしつつ伸展せるこの伸展力が、ひざ関節を伸ばす時に
為る収縮力に依る弾性を適用者の減少せるその能動力の
補助力となす、更に此の動的構成は若者にも興味を呼び
其のファッションも生じ得て其の脚力の本質的増大に寄
与する歩行促進衣類に拠ります。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は老令に拠る老化現象等で、ひざ関節の能動力の減少を恒常着用の簡易 に補助機能を有する衣類に係るものであり、詳しくは歩行促進衣類に関するもの であります。

【０００２】 〔従来の技術〕 従来此の種のものは器具として、リハビリ或はトレーニング用のもの及びスポ ーツ用或はひざの痛み等に用ふもの又サポート状をなせるもの及び歩行補助用装 着具（平成８年１１月２５日実用新案登録願に依り）が知られている。

【０００３】 〔考案が解決しようとする課題〕 従来の技術で述べたもののうち、リハビリ或はトレーニング用のものは器具そ のものが据付けにより、或は小型のものにてもその恒常装着に依る日常生活はそ の構造上の構成で制限される又スポーツ用のものは主としてひざ等の外部よりの 衝撃のプロテクターであり、又ひざの痛み等によるひざ関節等を保護するものは 又そのプロテクターに止り、更にサポート状で且つバネを介在するものは、その 装着がひざ部分で短尺に依る緊縮感を、又歩行補助用装着具は、ズボン下衣又は ズボン等と別個に装着を要し簡便さを欠く。さて本考案が解決しようとする課題 は、ますます増加する老人の方々の其の殆んどの直面する足の老化現象に依る自 然な能動力の低下に依る、ひざ関節の能動力の減少、即ち歩行中道路の僅かな凸 起部に足が揚らず跨ぎ得ず転ぶ、隣室へ行かんと敷居を跨ぐに其の踏出した足巾 が不足して、その踵が隣室間の敷居を踏む、階段を昇るにその揚げた足が充分に 揚り得ず其の揚るべき段の側面にケツマズク、又階段を降りるに降ろした足が充 分に降ろし得ず、其の下段届かずフラツク、などの或いは他に起因する足の能動 力の減少せる事に対する其の補助力となし得る自然に簡便に着用し得るその適用 者のひざ関節の能動力の補助力となして歩行の促進に依り従って前記現象の改善 に処すと共に其の構成が若年層にも興味を呼び広き需要を求むる衣類。

【０００４】 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本考案に於いては比較的伸縮性大なる素材に依る なるべく足に密着状態に構成せる、ズボン下衣又はズボン等即ち例として上下衣 一体となり有る衣類或はタイツ・ストッキングなど（２）の股下よりひざ関節の 屈伸時にひざをカバー出来得るように適応せる形状及び巾ですねもカバーして足 首の位置（５）に固定せるゴム等の適当な弾性を有する物質の単体又はその物質 を編込みたる布を縫着等或は直接編込み状に依る（３）を、その組合せる衣類な ど（２）に介在せしむるに着用に依る（３）の位置を安定せしむるその移動防止 帯（４）を必要に依り適宜に適処即ちこれがひざの後側に掛りて或はフクラハギ を巻く位置等正座の際異物感又緊縮感を伴なわないように設けて、ひざ関節を曲 げた状態で、ひざをカバーなしつつ伸展せる（３）の伸展力が、ひざ関節を伸ば す時に為る収縮力に依る弾性を適用者の足の能動力の補助力として其の減少を補 うに自然な衣類を以て簡便に着用に依りて成す歩行促進衣類に拠る。なお且つ本 考案は、これを着用に依り、ひざ関節が軽快に其の能動力を増大する事に依り若 年層に於いても更に其の脚力の本質的増大の解決にも資す。

【０００５】 〔考案の実施の形態〕 考案の実施の形態について図面を参照して説明致します。 本考案の実施の１例を図１に示しますように適当な弾性を有するゴムを編込た る布（３）を比較的伸縮性大なる素材に依る、なるべく足に密着状態に構成せる 、ズボン下衣（２）に縫着なして、（３）がひざ関節の屈伸事にひざをカバーし て更にすねもカバーして足首の位置（５）に固定する間にそのひざのカバー状保 持の移動防止帯（４）をひざの後側をさけて設けてこれを着用してひざ関節を曲 げれば、ひざをカバーなしつつ伸展せるこの伸展力が、ひざ関節を伸ばす時に為 る収縮力に依る弾性を適用者のひざ関節を伸ばす能動力の補助力となし其の歩行 等の促進に資するものであり、図中のズボン下衣の腰止め部は（１）に示す。

【０００６】 〔実施例〕 実施例と致しまして、其の実施の１例を図１に示します。

【０００７】 〔考案の効果〕 本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏します。

【０００８】 請求項１の歩行促進衣類においては老化現象等で、ひざ関節の能動力の減少を 自然に着用する衣類に其の補助力たる機能を組合わせた事に依り、簡便なこれが 恒常着用に外出の期会を多くなし残り少き老令者の人生の１日又１日を有意義に 生き甲斐を更に感じ得て頂き、着用に依り快的に歩行能力を増進せしむるこの動 的構成に依る本考案に係る衣類のデザインに依りては着用作動に依る新規的機械 的要素に若年層が興味を喚起せしむれば其のファッションを生じ運動具にも適す 又衣類としての恒常着用は其の脚力の本質的増大に寄与します。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の１例として、ズボン下衣に組合
はせたもので、着用側面要部見取図です。

【符号の説明】

１．ズボン下衣の腰止め部 ２．ズボン下衣 ３．適当な弾性を有するゴムを編込みたる布 ４．上記（３）の移動防止帯 ５．足首の位置（３）の固定場所

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【手続補正書】

【提出日】平成９年６月１０日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 比較的伸縮性大なる素材に依る、なるべ
   く足に密着状態に構成せる、ズボン下衣又はズボン等の
   股下よりひざ関節の屈伸時にひざをカバー出来得るよう
   に適応せる形状及び巾ですねもカバーして足首の位置
   （５）に固定する間に必要に依り其の移動防止帯（４）
   を適宜適処に設けたるゴム等の適当な弾性を有する物質
   の単体又はその物質を編込みたる布を縫着等或は直接編
   込み状に依る（３）に依り、ひざ関節を曲げた状態で、
   ひざをカバーなしつつ伸展せるこの伸展力が、ひざ関節
   を伸ばす時に為る収縮力に依る弾性を適用者のひざ関節
   を伸ばす能動力の補助力となし其の歩行等の促進に資す
   るズボン下衣又はズボン等と前記（３）との組合せに依
   りて成る、歩行促進衣類。