JP3093813U - 腰の曲がった人用のズボン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 腰の曲がった人、くの字型の高齢者の尻・腰
・背下半部を覆うように形成され、寒さ・冷え・腰痛等
を予防し、背下半部の露出しないズボン並びに下半身を
有する衣類である。 【解決手段】 従来の技術は、前部分と後部分の差は僅
かである。そのため後部分の股上は、尻と腰を全面に覆
うことは無理である。前部分の股上の中心部を約３ｃｍ
〜５ｃｍ短く、後部分の股上の中心部を約１０ｃｍ〜１
５ｃｍ長くし、脇の部分は０として半円に差をつける。
尚、スカートの裾の前部分は長めにすることにより、前
後の裾のバランスがとれる。腰部分は、ウエストバン
ド、又は２〜３本のゴム使用により、伸びやすく、履き
やすく、脱ぎやすい。高齢者には、前と後の区別がつき
やすい。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案は、背中・腰・尻の寒さと冷え、背の下半部の露出を、解消するに関す る。 【０００２】 【従来の技術】 従来の技術は、前部分の股上と、後部分の股上の差は、僅かである。そのため 後部分の股上は、尻と腰を全面に覆うことは無理である。背の下半部の露出が生 じて、保温性が保てない。又、前部分の下腹にだぶつきが生じる。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 従来のズボン等を着用することにより、尻半分、腰までは届かず、冬場は背中 ・腰の冷えが生じる。保温性を保つために、腹巻き・あて布を使用し、防寒予防 とするが、その分前部分の下腹がだぶつきが多く歩きにくい。 【０００４】 【考案を解決するための手段】 腰の曲がった人、くの字型の高齢者の尻と腰、背の下半部を覆うように形成さ れた、ズボン並びに下半身を有する衣類。 【０００５】 【考案の実施の形態】 考案の実施の形態について図面を参照にして説明する。 図１において、本考案は、前部分の股上の中心部を約３ｃｍ〜５ｃｍ短く、後部 分の中心部を約１０ｃｍ〜１５ｃｍ長くし、脇の部分は０として、半円に差をつ ける。ウエストベルト又は、２〜３本のゴム使用により、伸びやすく、履きやす く、脱ぎやすい。 【０００６】 図１、図２において、日常生活・歩行・座位・しゃがんだ時・運動・作業時に おいて、後部分ウエストベルト又はウエストゴムが、下方にずり下がり、引っ張 り感がある。尻・腰・背の下半部を覆うように形成することにより、背の下半部 が露出しない。 【０００７】 図３において、高齢者女性用スカート、夏場に着用、ウエストベルトは上述の とおり構成し、裾の前部分は長めにすると、前後の裾のバランスがとれる。 【０００８】 【考案の効果】 本考案は、上述のとおり構成されているので、次の記載する効果が期待できる 。 １、尻・腰・背の下半部を覆うことにより保温性を保つ。腰痛予防。 ２、腰・背中を保護するため、余分な下着を着用しなくてよい。 ３、高齢者の男女には、前部分と後部分の区別がつく。 ４、履きやすい。脱ぎやすい。歩きやすい。安定感がある。 ５、後部分を長くするために、下着が見えない。安心感がある。 ６、ズボン・もんぺ・スカート・パンツ・紙おむつ下着等に適用することによ り、より以上の効果が奏でる。 【提出日】平成１４年１０月８日（２００２．１０．８） 【手続補正１】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】全文 【補正方法】変更 【補正内容】 【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する分野】 本考案は、四季を通じて特に冬場の寒さ、冷え、背中の 下半身部の露出を解消できる腰の曲がった人用のズボンに関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来より、少なくとも下半身部を覆う衣類としてズボン（スラッ クス、もんぺ、ズボン下、パンツ、タイツ、ステテコ、紙おむつ、作業ズボンを 含む）下半身用スポーツウエアーなどの衣類は、ほぼ前身頃股上と後身頃股上の 差は僅かであるため、常時前屈姿勢、腰の曲がった人、腰を曲げて作業する人、 車椅子使用者には、ズボンの後ウエスト部分は尻半分しか届かず、背の下半身部 の露出が生じ四季を通じて寒さ、冷えが生じ保温性を保つために腹巻き、あて布 等で防寒予防するが、歩きにくい、外観体裁を損なう形で用いられているものが 一般的である 。 【０００３】これらの従来の少なくても、下半身部を覆う衣類の代表例として、 ズボンについては、前身頃股上と後身頃股上の差は僅かなため、常時前屈姿勢、 腰の曲がった人、腰を曲げて作業する人、車椅子使用者には、前身頃の下腹部分 の布地のだぶつき、後身頃ウエスト部分のずり下がり、裾のずり上がりをもたら す問題が生じやすい傾向にあった。 【０００４】 【考案が解決しようとする課題】以上従来のズボンの例で説明した様に、従来の少なくとも下半身部を覆う衣類の 場合に於いては、下半身部の本体部分は前身頃股上と後身頃股上の差は僅かなた め、常時前屈姿勢、腰の曲がった人、腰を曲げて作業する人、車椅子使用者には 、尻、腰を全面に覆うことは不可能である。椅子など腰掛けた座位の姿勢をとっ たり、膝を曲げて座った場合特に背中、腰、尻の露出が発生するために、腹巻き 、あて布で保温性を保たなければならない問題点があった。 【０００５】この様な問題は、上記ズボンなどのズボン類のみならず、前身頃股 上と後身頃股上の差が僅かな下半身部を覆う衣類に於いては、ほぼ同様に生じる 問題であり、ズボン（スラックス、もんぺ、ズボン下、パンツ、タイツ、ステテ コ、紙おむつ、作業ズボンを含む）下半身用スポーツウエアーなどに於いて、特 に問題が生じやすい傾向にあった。 【０００６】本考案は、これらの問題点を解決し、常時前屈姿勢、腰の曲がった 人、腰を曲げて作業する人、車椅子使用者の前身頃股上と後身頃股上のウエスト 回りに差をつけることにより、前身頃の下腹部分の布地のだぶつきを防ぎ、歩き やすく、又は、後身頃部分は、尻、腰を全面に覆うことにより、四季を通じて特 に冬の寒さ、冷えを予防し、背中の下着の露出、後ウエスト部分のずり下がり、 裾のずり上がりが発生する傾向の少ない、少なくとも下半身部を覆う腰の曲がっ た人用のズボンを提供することを目的とするものである。 【０００７】 【考案を解決するための手段】着用者は、常時前屈姿勢により、前身頃股上のウエスト位置の下方に設けると共 に、後身頃股上の尻の部分を尻の形状にあわせて、尻部上部の縫合線をわん曲状 に構成することにより、前身頃の下腹部分の布地のだぶつきを防ぎ、前屈姿勢着 用者の背中の下半身部を覆うように形成したことを特徴とする腰の曲がった人用 ズボン。 【０００８】 【考案の実施の形態】 考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図１において、本考案の少なくとも腰の曲がった人用のズボンの一実施例から見た平面図、図２は、その後側から見た平面図、図３は、左身部分（左半身）の展 開図を示した。右身部分（右半身）の展開図は図３に示した展開図と左右線対称 なので、図示は省略する。図面左側はズボンの前側方向となる。 【０００９】図１〜図３において、左身部分（左半身）の展開図より、図面左側 はズボン前側方向、型紙原形の前股上ウエスト位置より約３ｃｍ〜５ｃｍ下方に ウエストベルト位置を設け、脇位置と半円にウエストラインを設定する。図面右 側はズボン後側方向、型紙原形の後股上ウエスト位置より約１０ｃｍ〜１５ｃｍ 上方に尻の部分の尻の形状にあわせて、尻部上部の縫合線をわん曲状にし、ウエ ストベルト位置を設定し、脇位置と半円にウエストラインを構成する。尚この実 施例はウエストは２本〜３本のゴム使用であるが限定されるものではない。 【００１０】図１においては、前身頃のふとももの位置に左右どちらか又は両方 にポケットをつけることにより、ハンケチや小物等の出し入れの使用に支障を生 じないように選択した。 【００１１】図２においては、後身頃ウエスト部分より股下、両脚のつけ根、尻 全面に伸縮性を有する裏地を設けることにより、保温性が保たれる。 【００１２】生地については、特に限定されず、衣類の種類に応じて、適宜適当 な性質のものを選定すれば良い 。 【考案の効果】 本考案は、上述のとおり構成されているので、次の記載する効果が期待できる。 １、背の下半身部を覆うので、保温性を保ち、腰痛予防。 ２、腰、背中を保護するので、余分な下着は着用しなくてよい。 ３、前身頃のだぶつきが少ないため、履きやすい、脱ぎやすい、歩きやすい、外 観体裁を損なわない。 ４、腰の曲がった高齢者には、ズボンの前部分と後部分がわかりやすい。 ５、後身頃に尻全面に伸縮性を有する裏地をつける。 ６、前身頃のふとももにはりつけポケットを、つけることにより、位置がわかり やすく、出し入れの使用に支障を生じない。

【図面の簡単な説明】 【図１】ズボンの平面図である。 【図２】ズボンの斜面図である。 【図３】スカートの平面図である。 【符号の説明】 １、後部分 ２、前部分 ３、ウエストベルト又は、ゴム入り ４、男用は前開き、女性はなしでもよい。 ５、尻部分 ６、後裾 ７、前裾

【手続補正書】 【提出日】平成１４年１０月８日（２００２．１０．
８） 【手続補正１】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】全文 【補正方法】変更 【補正内容】 【書類名】明細書 【考案の名称】腰の曲がった人用のズボン 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】着用者は、常時前屈姿勢により、前身頃股
上のウエスト位置を下方に設けると共に、後身頃股上の
尻の部分を尻の形状にあわせて、尻部上部の縫合部をわ
ん曲状に構成することにより、前身頃の下腹部分の布地
のだぶつきを防ぎ、前屈姿勢着用者の背中の下半身部を
覆うように形成したことを特徴とする腰の曲がった人用
のズボン。 【図面の簡単な説明】 【図１】ズボンの前側から見た平面図。 【図２】ズボンの後側から見た平面図。 【図３】図１と図２に示したズボンの左身部分（左半
身）の展開図。 【符号の説明】 １、前身頃 ２、前脇身頃 ３、後身頃 ４、後脇身頃 ５、前身頃股上 ６、後身頃股上 ７、前身頃の裾 ８、後身頃の裾 ９、ウエストベルト又はゴム入り １０、ポケット 【手続補正２】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】全図 【補正方法】変更 【補正内容】 【図１】 【図２】 【図３】

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 腰の曲がった人、くの字型の高齢者の尻
   と腰、背の下半部を覆うように形成された、ズボン並び
   に下半身を有する衣類を提供する。