JP3043557B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3043557B2
JP3043557B2 JP5281533A JP28153393A JP3043557B2 JP 3043557 B2 JP3043557 B2 JP 3043557B2 JP 5281533 A JP5281533 A JP 5281533A JP 28153393 A JP28153393 A JP 28153393A JP 3043557 B2 JP3043557 B2 JP 3043557B2
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美保子 岡田
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00172Apparatus for electrophotographic processes relative to the original handling
    • G03G2215/00341Jam handling in document feeder
    • G03G2215/0035Document related problems, e.g. double-fed sheets

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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿載置台上に原稿を
自動的に配置する自動原稿搬送手段を備えた例えばデジ
タル複写機等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機には、複写動作に応じて順次原稿
を原稿載置台上に配置する自動原稿送り装置を備えてい
るものがある。上記の自動原稿送り装置には、原稿の一
方の面のみを原稿載置台に向けて配置するだけでなく、
原稿を反転させて原稿の両面を原稿載置台に順次配置す
ることにより、両面原稿の複写を可能にしたものもあ
る。
【0003】このような自動両面原稿送り装置〔以下、
RADF(Recirculating Automatic Document Feeder)
と称する〕を備えた複写機において、コピー動作中にR
ADFで紙づまりが発生した場合、従来では、例えば特
開平3−111362号公報に開示されているように、
搬送中の原稿と、待機状態にある次の原稿とをRADF
の原稿載置台に戻すようメッセージ表示することによ
り、ユーザに指示を与える方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように指示された通りに原稿を戻しても、必要な原稿を
とばしてコピーしたり、重複してコピーするという事態
が招来されるという虞れがある。特に、上記複写機で、
片面原稿からの両面コピー、両面原稿からの両面コピ
ー、および両面原稿からの片面コピー等の両面モードを
実施している場合には、上記のようなミスコピーが発生
し易いという問題を有している。また、原稿の戻し枚数
を間違えた場合にも、所望のコピーが得られなくなるた
め、最初からコピーをやり直さなければならないという
欠点がある。
【0005】さらに、複写機本体側で紙づまりが発生し
た場合、紙づまり発生前に得られたコピーを確認するな
どの面倒な作業を行わなければ、どの原稿からコピー動
作を再開すればよいかを把握できないという問題もあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る画
像形成装置は、上記の課題を解決するために、画像の読
み取りを行うため原稿載置台上に原稿を搬送する動作お
よび読み取り後の原稿を原稿載置台から除去する動作を
行う自動原稿搬送手段と、原稿から読み取った画像を画
像データとして記憶する記憶手段とを備えた画像形成装
置において、上記自動原稿搬送手段を利用して複数枚の
原稿の画像形成動作を連続して行っている際に、異常が
発生し画像形成動作が中断された場合、上記記憶手段に
記憶されている画像データとセットをやり直した所定枚
数の原稿画像とを比較して、画像形成動作を再開する原
稿を検出する再開原稿検出手段が設けられていることを
特徴としている。
【0007】また、請求項2の発明に係る画像形成装置
は、上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像
形成装置において、1ページ分の画像データごとに画像
形成動作の完了を検知する動作完了検知手段と、上記記
憶手段に記憶されている画像データのうち、格納時期が
最も古い画像データを、その次に古い画像データの画像
形成動作完了が上記動作完了検知手段により検知された
時点で消去する画像データ更新手段とが設けられている
ことを特徴としている。
【0008】また、請求項3の発明に係る画像形成装置
は、上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像
形成装置において、上記再開原稿検出手段で画像形成動
作を再開する原稿が検出されなかった場合、記憶手段に
記憶されている画像データと合致する原稿画像がないこ
とを警告する警告手段が設けられていることを特徴とし
ている。
【0009】また、請求項4の発明に係る画像形成装置
は、上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像
形成装置において、上下を逆にして原稿がセットされた
ことにより、上記再開原稿検出手段で画像形成動作を再
開する原稿が検出されなかった場合、原稿の上下が逆で
あることを検知し、警告する警告手段が設けられている
ことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の構成によれば、例えば紙づまり等の
異常が発生し、画像形成動作が中断された場合には、再
開原稿検出手段が、記憶手段に格納されている画像デー
タと、セットをやり直した所定枚数の原稿画像とを比較
することにより、画像形成動作を再開する原稿を検出す
るようになっている。したがって、上記の紙づまりが、
自動原稿搬送手段および画像形成装置本体側のどちらで
発生した場合でも、上記のように検出された原稿から画
像形成動作を再開することにより、画像の重複や、必要
な画像が抜けるといった事態が招来されることなく、所
望の画像を得ることが可能になる。したがって、再開原
稿が分からなかったり、所望の画像が得られなかった場
合に、画像形成動作を最初からやり直すという事態を回
避できるので、無駄な作業を省くことが可能になる。
【0011】また、請求項2の構成によれば、記憶手段
に記憶されている画像データのうち、格納時期が最も古
い画像データは、次に古い画像データの画像形成動作完
了が、動作完了検知手段により検知された時点で、画像
データ更新手段により、記憶手段から消去されるように
なっている。このようなタイミングで格納時期の古い画
像データから順次消去していくことにより、上記記憶手
段では、記憶されている画像データのうち、最も古い画
像データのみが、画像形成動作を完了したものになると
共に、この最も古い画像データが、最後に画像形成動作
を行った画像データに相当する。
【0012】異常により画像形成動作が中断していた場
合、紙づまり等の異常発生前に最後に画像形成動作を行
った画像データが、動作を再開する原稿を検出する基準
になるが、上記のように画像データが更新される記憶手
段では、上記のように、その基準となる画像データが最
も古い画像データとして記憶されているので、異常発生
時に画像形成動作が不完全な状態で中断されていた原稿
も、動作再開により間違いなく画像形成される。
【0013】また、請求項3の構成によれば、上記再開
原稿検出手段で画像形成動作を再開する原稿が検出され
なかった場合、警告手段が、記憶手段に記憶されている
画像データと合致する原稿画像がないことを警告し、ユ
ーザに再度原稿セットをやり直すよう要求するので、画
像形成装置の操作性を向上できる。
【0014】また、請求項4の構成によれば、上下を逆
にして原稿がセットされたことにより、画像形成動作を
再開する原稿が検出されなかった場合、例えば原稿の読
み取り順序を逆して、再度記憶手段に記憶されている画
像データとの比較を行うなどして、原稿の上下が逆であ
ることを検知し、警告手段がユーザにその旨を警告する
ようになっている。
【0015】したがって、原稿セット時の誤りにより、
動作を再開する原稿が検出されず、画像形成動作が再開
されないという事態が回避され、画像形成装置の操作性
が向上する。
【0016】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1ないし図1
8に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0017】本実施例の複写機(画像形成装置)は、図
2に示すような複写機本体1の上端部に、図3および図
4に示すような自動原稿搬送手段としての自動両面原稿
送り装置(以下、RADFという)40が設けられた構
成となっている。
【0018】図2に示すように、上記複写機本体1の上
端面には、硬質の透明ガラス等からなる原稿載置台2が
設けられている。この原稿載置台2の下方には、ランプ
ユニット4、ミラー5・6・7、レンズユニット10、
およびCCD(Charge Coupled Device)センサ11等に
より構成されるスキャナユニット3が設けられている。
原稿載置台2上に載置された図示しない原稿に上記ラン
プユニット4からの光を照射すると、原稿で反射した光
は、ミラー5・6・7に順次反射した後、レンズユニッ
ト10を介してCCDセンサ11の受光面に導かれる。
【0019】上記スキャナユニット3の下方には、CC
Dセンサ11により電気信号として取り込まれ、後述の
画像処理部24等を経た画像データが供給されることに
より、この画像データに応じたレーザ光を出射するレー
ザドライバ12が設けられている。このレーザドライバ
12の光路上には、上記レーザ光を感光体ドラム13に
向かって反射させるミラー8が設けられている。
【0020】上記感光体ドラム13は、図中矢印A方向
に回転可能に設けられており、上記画像データに応じた
レーザ光が照射されることによって露光される。これに
より、感光体ドラム13表面には静電潜像パターンが形
成される。
【0021】感光体ドラム13の周囲には、帯電チャー
ジャ14、現像槽15、転写チャージャ32、剥離チャ
ージャ33、クリーニング部21、および除電ランプ2
0がこの順に配設されている。帯電チャージャ14は、
上記露光に先立って感光体ドラム13表面を均一に帯電
し、上記現像槽15は、露光により形成された静電潜像
パターンを現像剤にて現像することにより、感光体ドラ
ム13表面にトナー像を形成するようになっている。
【0022】転写チャージャ32は、図示しない給紙ト
レイ等から供給された用紙に帯電チャージャ14と同極
性のコロナ放電を施すことにより、上記トナー像を用紙
に転写するようになっている。上記剥離チャージャ33
は、トナー像転写後の用紙にACコロナ放電をかけるこ
とにより、用紙の電位を上記感光体ドラム13の表面電
位と同じ電位にまで下げ、用紙の腰を利用して、感光体
ドラム13から用紙を剥離させるようになっている。
【0023】クリーニング部21は、上記用紙の剥離後
に感光体ドラム13に残留するトナーを掻き落とし、回
収するものである。除電ランプ20は、感光体ドラム1
3に光を照射することにより、感光体ドラム13におけ
るOPC(Organic Photoconductive Conductor) 層の電
気抵抗を低下させ、残留電荷を消去するようになってい
る。
【0024】上記転写チャージャ32の給紙側には、複
写機本体の最下部に設けられた給紙ユニット31から供
給され、給紙用搬送路22を通過してきた用紙を転写チ
ャージャ32と感光体ドラム13との間に所定のタイミ
ングで供給するレジストローラ9が設けられている。上
記剥離チャージャ33の排紙側には、感光体ドラム13
から剥離された用紙を定着部35まで搬送する搬送ベル
ト34が設けられている。上記定着部35は、搬送ベル
ト34により搬送されてきた用紙を加熱加圧することに
より、トナー像を熱定着する定着ローラ35aを備えて
いる。
【0025】定着後の用紙が搬送される排出用搬送路1
6内には、上記用紙の搬送方向を、機外に排出する方向
と、両面複写用搬送路17に搬送する方向とに切り換え
る排紙分離ゲート30が設けられている。複写機本体1
内における上記給紙ユニット31の上方には、上記両面
複写用搬送路17を介して定着部35から搬送された用
紙を反転し、先に画像が形成された面とは反対側の面が
感光体ドラム13と対向するように送り出す両面複写ユ
ニット18を備えている。
【0026】この両面複写ユニット18内には、上記両
面複写用搬送路17と、この両面複写用搬送路17を通
過してきた用紙が一旦載置される中間トレイ19とが設
けられている。
【0027】また、上記複写機本体1内には、コピー動
作中における用紙の通過や、紙づまり等を検知する紙検
知センサS1 〜S7 が、例えば各搬送路や、上記搬送ベ
ルト34上に複数設置されている。これらの紙検知セン
サS1 〜S7 のうち、排紙分離ゲート30付近に設置さ
れた紙検知センサS2 により片面コピー、あるいは両面
コピーの完了が、また、両面複写用搬送路17に設けら
れた紙検知センサS1により両面コピーにおける裏面コ
ピーの完了がそれぞれ検知されるようになっている。
【0028】また、上記複写機本体1の上端面には、上
記原稿載置台2に隣接して、図5に示すような操作部7
0が設けられている。この操作部70には、コピーボタ
ン72、テンキー73、クリアキー74、濃度調整キー
75、拡大縮小キー76、ズームキー77、片面原稿両
面コピーキー79、両面原稿コピーキー80、コピー枚
数表示部81、および液晶表示部82等が設けられてい
る。
【0029】上記液晶表示部82には、ユーザが上記各
種キーを押圧することにより設定したモード、コピー枚
数、拡大率、縮小率、用紙サイズ、濃度等が表示される
と共に、前記した紙検知センサS1 〜S7 、あるいは上
記RADF40に設けられた後述の各センサ61〜63
で検知された紙づまり箇所や、エラーメッセージ等が表
示されるようになっている。
【0030】片面原稿から両面コピーを行う際、ユーザ
は、上記片面原稿両面コピーキー79を押圧することに
より、その上部に設けられた偶数枚原稿表示部83、あ
るいは奇数枚原稿表示部84の何れかを点灯させて、原
稿枚数が偶数か奇数かを設定する。また、両面に画像が
形成されている両面原稿をコピーする場合には、上記両
面原稿コピーキー80を押圧することにより、その上部
に設けられた両面コピー表示部85、あるいは片面コピ
ー表示部86の何れかを点灯させて、両面原稿から両面
コピー、あるいは片面コピーのどちらを実施するのかを
設定する。
【0031】さらに、複写機本体1には、図6に示すよ
うに、A/D変換器23と、画像処理部24と、メモリ
(記憶手段)25と、および再開原稿検出手段、画像デ
ータ更新手段、および警告手段としてのCPU(Central
Proccesing Unit) 27が備えられている。原稿を読み
取ることにより前記CCDセンサ11から出力された電
気信号は、A/D変換器23においてデジタル変換さ
れ、さらに、画像処理部24で所定の処理が行われた
後、画像データとしてメモリ25に記憶される。この画
像データは、上記画像処理部24から、レーザドライバ
12に出力される。また、上記CPU27には、紙検知
センサS1 〜S7 の検出信号が入力されるようになって
おり、この検出信号に基づいてCPU27は、コピー動
作の完了等を判別できるようになっている。
【0032】上記メモリ25は、図7に示すように、読
み取った原稿の画像データが格納されるバッファRAM
(Random Access Memory)29、紙づまりによりコピー動
作が停止した場合に、後述のマッチングを行う画像デー
タが格納されるtempRAM28、および上記マッチング
を行うためのプログラム等、各種プログラムを格納する
ROM(Read Only Memory)26等から構成され、これら
各メモリ26・28・29は、複写機本体1のコピー動
作を制御するCPU27にそれぞれ接続されている。
【0033】バッファRAM29およびtempRAM28
への画像データの格納、読み出し、また不要になった画
像データの消去は、上記ROM26に格納されている各
プログラムに応じて、CPU27により制御されるよう
になっている。また、CPU27は、上記マッチングを
行う際には、バッファRAM29の画像データと、temp
RAM28の画像データとの比較を行うようになってい
る。
【0034】さらに、上記CPU27は、前記した操作
部70に備えられている液晶表示部82の表示状態を制
御するようになっており、エラー、紙づまり等をCPU
27が検知した場合には、これを液晶表示部82に警告
表示させるようになっている。
【0035】尚、本実施例の場合、上記バッファRAM
29およびtempRAM28に格納される画像データは、
大まかなものであり、これを利用して上記マッチングを
行うことは十分可能ではあるが、格納されている画像デ
ータを利用して直接コピーを行うことは不可能である。
【0036】上記構成の複写機本体1で行われるコピー
動作について、以下に説明する。
【0037】上記操作部70のコピーボタン72がユー
ザにより押圧されると、原稿載置台2上の原稿にランプ
ユニット4から光が照射され、その反射光がCCDセン
サ11に導かれる。CCDセンサ11から出力された電
気信号は、上記A/D変換器23および画像処理部24
を経て、バッファRAM29に画像データとして格納さ
れる。尚、複数枚の原稿に対して、連続的に読み取り動
作が行われた場合には、このバッファRAM29は、片
面原稿については1枚ごとに1ページの画像データとし
て、また両面原稿については片面ごとに1ページの画像
データとして、それぞれ記憶する。
【0038】次に、画像処理部24からの画像データに
基づいて、レーザドライバ12から出射されたレーザ光
が感光体ドラム13に照射され、予め帯電チャージャ1
4により所定の電位に帯電されている感光体ドラム13
上に静電潜像パターンが形成される。この静電潜像パタ
ーンに現像槽15からのトナーが付着することにより、
感光体ドラム13上にトナー像が形成され、このトナー
像は、転写チャージャ32により、給紙ユニット31か
ら搬送されてきた用紙に転写される。
【0039】トナー像が転写された用紙は、剥離チャー
ジャ33により感光体ドラム13から剥離して、搬送ベ
ルト34により定着部35まで搬送され、定着ローラ3
5aを通過することにより、トナー像が用紙に熱定着さ
れる。定着後の用紙は、片面複写の場合は、そのまま機
外に排出される一方、両面複写の場合には、上記両面複
写用搬送路17に搬送される。
【0040】両面複写の場合、上記用紙は、中間トレイ
19上に一旦載置され、画像が形成された面とは反対側
の面が感光体ドラム13と対向するように反転される。
そして、次の原稿の読み取りが行われ、上記と同様のコ
ピー動作が、反転された用紙を使用して行われることに
より、両面複写が完了する。
【0041】一方、上記RADF40は、図3に示すよ
うに、コピーする原稿を積載する原稿トレイ41、原稿
トレイ41上の原稿を送り出す給紙部42、給紙部42
によって送り出された原稿を搬送する搬送部43、およ
び搬送部43から送られて来た原稿を反転させて原稿載
置台2上、または搬送部43上の排紙トレイ44へ送る
反転・排出部45を備えている。
【0042】上記の給紙部42は、図4に示すように、
上下動可能な呼込みローラ46、給紙ローラ47、この
給紙ローラ47に対して逆回転し、原稿の二重送りを防
止する分離ローラ48、および原稿を所定のタイミング
で送り出すレジストローラ49を備えている。
【0043】搬送部43は、原稿載置台2に対して開閉
可能に設けられ、ベルト駆動ローラ50とベルト従動ロ
ーラ51とによって支持されて回転する搬送ベルト5
2、およびストッパ53を備えている。上記の搬送ベル
ト52は、給紙部42によって送り出された原稿を、ス
トッパ53と当接する位置、即ち原稿配置部まで搬送す
る動作、原稿配置部の原稿を反転・排出部45方向へ送
り出す動作、および順方向と逆方向との回転を行い、両
面原稿の搬送時に、反転・排出部45により反転された
原稿を原稿配置部に配する動作を行うようになってい
る。ストッパ53は、ソレノイド54に駆動されて、原
稿の移動を規制して原稿を原稿載置台2上の原稿配置部
に位置決めする規制位置、およびこの規制位置から降下
した退避位置に回動するようになっている。
【0044】反転・排出部45は、搬送ローラ55、タ
ーンローラ56、ターンローラ56にて反転された原稿
の搬送方向を原稿載置台2方向と排紙トレイ44方向と
に切り換える切換えゲート58、および排紙ローラ57
等を備えている。
【0045】このようなRADF40を利用することに
より、片面のみに画像が形成されている原稿から用紙両
面に画像を形成する両面コピーや、両面に画像が形成さ
れている原稿から用紙片面のみに画像を形成する片面コ
ピー、さらに両面原稿からの両面コピーを、ユーザに面
倒な作業を要することなく実施できるようになってい
る。尚、本複写機においては、上記片面原稿からの両面
コピー、両面原稿からの両面コピー、および両面原稿か
らの片面コピーの3種類のモードを総括して両面モード
と称している。
【0046】さらに、上記RADF40には、図3に示
すように、上記給紙部42内に給紙センサ61が、ま
た、上記反転・排出部45内に排紙センサ62および反
転原稿センサ63が設けられており、これらの各センサ
61・62・63により、用紙の通過や紙づまり等が検
知されるようになっている。また、これらの各センサ6
1・62・63の検知信号は、前記した複写機本体1の
CPU27にも送られる。
【0047】RADF40では、ユーザにより行われる
前記操作部70の片面原稿両面コピーキー79および両
面原稿コピーキー80の操作により、給紙部42や、反
転・排出部45の動作が制御され、設定されたモードに
応じて原稿が搬送されるようになっている。
【0048】次に、RADF40における片面原稿およ
び両面原稿の場合の動作をそれぞれ説明する。まず、片
面原稿Daが、画像が形成された面を下にして、図8
(a)に示すように、上記原稿トレイ41上にセットさ
れると、同図(b)に示すように、給紙部42が作動し
て呼込みローラ46が上記片面原稿Da上に下降し、回
転を開始すると共に、給紙ローラ47および分離ローラ
48が回転し、片面原稿Daの給紙が開始される。
【0049】片面原稿Daが、その先端部をレジストロ
ーラ49に当接させる位置まで搬送されると、同図
(c)に示すように、このレジストローラ49が回転す
ることにより、片面原稿Daが搬送ベルト52の下側に
搬送される。この搬送ベルト52の回転に伴って、片面
原稿Daは反転・排出部45の方向に搬送される。尚、
このときの搬送ベルト52の回転方向を順方向とする。
【0050】上記片面原稿Daが、同図(d)に示すよ
うに、ストッパ53の位置まで搬送されると、上記搬送
ベルト52の回転動作が停止し、この位置に停止する片
面原稿Daに対して、上記複写機本体1のスキャナユニ
ット3により画像の読み取りが行われる。複写機本体1
では、読み取った画像データに基づいて上記のコピー動
作が行われる。尚、このとき、ストッパ53は上方の規
制位置に配されている。
【0051】原稿の読み取りが終了すると、同図(e)
に示すように、ストッパ53が下方の退避位置へ移動
し、さらに、搬送ベルト52および搬送ローラ55が回
転することにより、片面原稿Daは、搬送ローラ55の
下側を通って反転・排出部45内に取り込まれる。そし
て、ターンローラ56が回転することにより、片面原稿
Daは、原稿トレイ41にセットされたときとは表裏反
転した状態になり、切換えゲート58の上方を通過し
て、排紙ローラ57の回転により、同図(f)に示すよ
うに、排紙トレイ44上に排出される。
【0052】尚、複数枚の片面原稿Daがセットされた
場合には、反転・排出部45の動作が開始されたとき
に、給紙部42で待機していた次の片面原稿Daが搬送
部43に搬送され、このような動作が繰り返し行われ
る。
【0053】また、図9(a)に示すように、両面原稿
Dbが、その表面を下にして原稿トレイ41にセットさ
れた場合には、まず、同図(b)に示すように、給紙部
42の呼込みローラ46が上記片面原稿Db上に下降
し、回転すると共に、給紙ローラ47および分離ローラ
48が回転することにより、両面原稿Dbが給紙され、
両面原稿Dbの先端部がレジストローラ49に当たる位
置まで両面原稿Dbが搬送される。このレジストローラ
49が回転すると、同図(c)に示すように、両面原稿
Dbが搬送ベルト52の下側に搬送される。ここまでの
動作は、上記片面原稿Daの場合と同様である。
【0054】この搬送ベルト52の順方向への回転によ
り、両面原稿Dbは、同図(d)に示すように、反転・
排出部45まで搬送される。尚、このとき、ストッパ5
3は下方の退避位置に配されていると共に、切換えゲー
ト58は上方に回動した位置に配されている。反転・排
出部45に搬送された両面原稿Dbは、ターンローラ5
6の回転により表裏反転され、切換えゲート58の下方
および搬送ローラ55の上側を順次通過して、再び搬送
ベルト52の下側に搬送される。
【0055】このような反転動作により、両面原稿Db
は裏面を下にした状態となり、同図(e)に示すよう
に、上記搬送ベルト52が上記順方向とは逆方向に回転
することにより、両面原稿Dbが給紙部42の方向へ逆
搬送される。搬送ベルト52が、所定の時間逆方向に回
転すると、同図(f)に示すように、両面原稿Dbは、
上記ストッパ53よりも給紙部42側の位置まで逆搬送
される。ストッパ53は、この時点で、上方の規制位置
に移動する。この後、再度搬送ベルト52が順方向に回
動することにより、両面原稿Dbは、図10(a)に示
すように、ストッパ53の位置まで搬送され、停止す
る。この状態で、上記複写機本体1のスキャナユニット
3により両面原稿Dbにおける裏面の読み取りが行われ
る。複写機本体1では、読み取った裏面の画像データに
基づいて上記のコピー動作が行われる。
【0056】原稿の読み取りが終了すると、同図(b)
に示すように、ストッパ53が下方の退避位置へ移動
し、さらに、搬送ベルト52および搬送ローラ55が回
転することにより、両面原稿Dbが、再度反転・排出部
45内に取り込まれる。そして、ターンローラ56が回
転することにより、両面原稿Dbは、表面が下になるよ
うにもう一度反転されて、同図(c)に示すように、逆
搬送される。
【0057】次に、裏面側の読み取りを行ったときと同
様に、同図(d)および(e)に示すように、両面原稿
Dbがストッパ53の位置まで搬送される。この状態
で、複写機本体1では、上記スキャナユニット3による
両面原稿Dbの表面の読み取りが行われ、読み取った表
面の画像データに基づいて上記のコピー動作が行われ
る。
【0058】この後は、上記片面原稿Daの場合と同様
に、同図(f)に示すように、両面原稿Dbは、反転・
排出部45に搬送され、ターンローラ56の回転によ
り、こんどは表面が上になるように反転されて、同図
(g)に示すように、排紙トレイ44上に排出される。
【0059】尚、複数枚の両面原稿Dbがセットされた
場合には、表面の読み取りを終了した両面原稿Dbに対
して反転・排出部45の動作が開始されたときに、給紙
部42で待機していた次の両面原稿Dbが搬送部43に
搬送され、上記一連の動作が繰り返し行われる。
【0060】次に、このようなRADF40を使用し
て、複数枚の原稿の読み取り動作を連続して行った場合
において、複写機本体1に備えられている前記したCP
U27によるバッファRAM29への画像データの書き
込みおよび消去の制御について、図11のフローチャー
トに基づいて説明する。
【0061】上記スキャナユニット3により原稿の読み
取りが行われると(S1)、上記各処理を施した画像デ
ータが、バッファRAM29に書き込まれる(S2)。
次に、バッファRAM29内の画像データのうち、格納
時期が2番目に古い画像データのコピーが完了している
か否かが判定される(S3)。ここで、画像データが1
枚分しか格納されていない場合、あるいは2番目に古い
画像データのコピーが完了していない場合には、上記S
1およびS2の動作が続けて行われ、次の原稿の画像デ
ータが読み取られ、バッファRAM29に格納される。
【0062】一方、2番目に古い画像データのコピーが
完了していれば、バッファRAM29に格納されている
画像データのうち、最も古い画像データがバッファRA
M29から消去される(S4)。尚、上記CPU27に
は、上記複写機本体1に設けられている紙検知センサS
1 ・S2 の検出信号が入力されているので、これらの検
出信号により、例えば上記コピー動作の完了を検知する
ことにより、CPU27はコピー完了を判断する。
【0063】次に、さらに読み取るべき画像があるか否
かが判断され(S5)、読み取る原稿があれば、続いて
上記S1〜S4の動作が繰り返され、コピーが完了する
ごとにバッファRAM29から古い順に画像データが消
去されていく。
【0064】一方、読み取るべき原稿がない場合には、
バッファRAM29に格納されている画像データの数、
すなわちメモリ内の画像枚数が判別され(S6)、画像
枚数が1枚より多い場合には、画像枚数が1枚になるま
でS3〜S6の処理が繰り返される。そして、メモリ内
の画像枚数が1枚になれば、その画像データが消去され
(S7)、つまりメモリを全てクリアして、コピー動作
を終了する。
【0065】上記のように、バッファRAM29では、
格納時期が2番目に古い画像データのコピーが完了する
と、格納時期の最も古い画像データが消去されるので、
図12(a)〜(d)に示すように、格納されている画
像データのうちコピーが完了している画像データは、常
に1頁分(メモリ1に格納)であり、その他の画像デー
タ(メモリ2〜4に格納)は、全てコピー未完了の画像
データとなる。尚、同図(d)に示すメモリ4は、画像
データの読み取り途中で紙づまり等の発生により、読み
取り動作が中断されたものを示している。
【0066】ところで、上記のような構成の複写機でR
ADF40を使用して連続的にコピーを行っている場
合、RADF40あるいは複写機本体1で紙づまりが発
生すると、ユーザによる紙づまりの解除後、どの原稿か
らコピーを再開すればよいか分かりにくい。そこで、本
複写機では、このような紙づまりが生じた場合に、以下
に説明するような手順で、上記CPU27が、バッファ
RAM29に格納されている画像データと、tempRAM
28に格納された画像データとをマッチングすることに
より、コピー動作を再開する原稿を自動的に選択するよ
うになっている。
【0067】尚、上記マッチングは、画像処理において
一般的に行われている例えばパターン整合法や、構造解
析法等を用いて行われ、このマッチングにより、バッフ
ァRAM29の画像データに対して、tempRAM28の
画像データが合致するか否かが判断される。
【0068】まず、RADF40側で紙づまりが起こっ
た場合について図1のフローチャートを参照して説明す
る。
【0069】RADF40内に設けられた前記各センサ
61〜63の何れかで紙づまりが検知され、その信号が
上記CPU27に入力されると(S11)、両面モード
を使用してのコピー動作か否かが判定される(S1
2)。コピー動作が片面モードで行われていた場合に
は、上記スキャナユニット3による読み取りが完了した
原稿までコピーを完成し、画像が形成された用紙を機外
に排出する(S13)。すなわち、RADF40側で紙
づまりが生じた場合には、RADF40の動作は即座に
停止されるが、複写機本体1側には異常がないので、紙
づまりが検知された後でも、ここまでの処理が実行され
る。
【0070】この後、ユーザによる紙づまりの解除、
4,5枚の原稿をRADF40の原稿トレイ41に戻す
操作、コピーボタン72によるコピー再開命令(以後、
これらを一括してユーザ作業と称する)が行われ、これ
らのユーザ作業が完了すると(S14)、上記マッチン
グが実施される(S15)。
【0071】マッチングを行う際には、まず、戻した原
稿の読み取りが行われて、tempRAM28に格納され
る。tempRAM28に格納された画像データは、バッフ
ァRAM29に格納されている画像データのうち、最も
格納時期の古い画像データ(図12におけるメモリ1の
画像)と比較される。バッファRAM29では、前述の
ような方法で古い順に画像データが消去されるので、こ
のバッファRAM29には、コピーを完了した画像デー
タは、原稿1枚分しか格納されておらず、必然的に、最
も古い画像データは、紙づまり発生前に、複写機本体1
がコピーを行った最後の原稿に相当するものとなる。
【0072】したがって、tempRAM28およびバッフ
ァRAM29間の画像データが一致するまで、戻した原
稿の読み取り動作を順次行い、tempRAM28に格納し
て、上記の比較を繰り返すことにより、画像データの合
致した原稿が、紙づまり発生前に最後にコピーした原稿
として検出される。上記マッチングが終了すると、合致
した原稿の次の原稿からコピーが再開され(S16)、
通常のコピー動作が実施される。
【0073】一方、両面モードが使用されていた場合に
は、S12からS17に移行して、前記した3種類の両
面モード、すなわち両面原稿からの両面コピー、両面原
稿からの片面コピー、あるいは片面原稿からの両面コピ
ーのうちの何れのモードが使用されているかが判別され
る。
【0074】次に、上記S17での判別結果が、両面原
稿からの両面コピーであった場合について、図13のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0075】まず、紙づまり発生前に読み取りを完了し
た原稿の面、すなわち読み取り完了面が、裏面か表面か
が判別される(S18)。前述のように、上記RADF
40は、両面原稿の場合、裏面から先に読み取りが行わ
れるように原稿を搬送するので、上記読み取り完了面が
裏面である場合には、裏面コピーを完成し、裏面コピー
した用紙を複写機本体1内の中間トレイ19に搬送する
(S19)。
【0076】そして、上記ユーザ作業が完了すると(S
20)、戻された数枚の原稿の画像データと、上記バッ
ファRAM29における最も古い画像データとのマッチ
ングが行われる(S21)。マッチングは、上記片面モ
ードの場合と同様の方法で行われるが、この場合には、
バッファRAM29における最も古い画像データが裏面
側のものなので、上記のマッチングを行うことにより、
どの原稿の裏面までコピーが完了しているかが判別され
る。
【0077】これにより、どの原稿の表面からコピーを
再開すればよいかが明らかになり、マッチング終了後、
中間トレイ19上の用紙、すなわち中間トレイ紙に、合
致した原稿の表面をコピーすることから、動作を再開す
る(S22)。
【0078】一方、S18において読取完了面が表面で
あると判別された場合には、表面のコピーを行って、両
面コピーを完成し、両面コピーした用紙を機外に排出す
る(S23)。この後、上記ユーザ作業が完了すると
(S24)、戻された数枚の原稿の画像データと、上記
バッファRAM29における最も古い画像データとのマ
ッチングが行われる(S25)。マッチングは、上記片
面モードの場合と同様の方法で行われるが、この場合に
は、バッファRAM29における最も古い画像データが
表面側のものなので、上記のマッチングを行うことによ
り、どの原稿まで両面コピーが完成しているかが判別さ
れる。
【0079】これにより、どの原稿の裏面からコピーを
再開すればよいかが明らかになり、マッチング終了後
は、合致した原稿の次の原稿の裏面からコピーを再開す
る(S26)。
【0080】次に、図1に示すフローチャートのS17
における判別結果が、両面原稿からの片面コピーであっ
た場合について、図14のフローチャートを参照して説
明する。
【0081】まず、紙づまり発生前に読み取りを完了し
た原稿の読み取り完了面が、裏面か表面かが判別される
(S27)。読取完了面が原稿の裏面である場合、複写
機本体1側では、裏面コピーを完成させ、用紙を機外に
排出する(S28)。そして、上記ユーザ作業が完了す
ると(S29)、戻された数枚の原稿の画像データと、
上記バッファRAM29における最も古い画像データと
のマッチングが行われる(S30)。マッチングは、上
記片面モードの場合と同様の方法で行われるが、この場
合には、バッファRAM29における最も古い画像デー
タが裏面側のものなので、上記のマッチングを行うこと
により、どの原稿の裏面までコピーが完了しているかが
判別される。
【0082】これにより、どの原稿の表面からコピーを
再開すればよいかが明らかになり、マッチング終了後、
合致した原稿の表面をコピーすることから、動作を再開
する(S31)。
【0083】一方、S27において読取完了面が表面で
あると判別された場合には、表面のコピーを行って、用
紙を機外に排出する(S32)。この後、上記ユーザ作
業が完了すると(S33)、戻された数枚の原稿の画像
データと、上記バッファRAM29における最も古い画
像データとのマッチングが、上記片面モードの場合と同
様に行われる(S34)。この場合には、バッファRA
M29における最も古い画像データが表面側のものなの
で、上記のマッチングを行うことにより、どの原稿まで
コピーが完成しているかが判別される。
【0084】これにより、どの原稿の裏面からコピーを
再開すればよいかが明らかになり、合致した原稿の次の
原稿の裏面からコピーすることから、動作を再開する
(S35)。
【0085】次に、図1に示すフローチャートにおける
S17での判別結果が、片面原稿からの両面コピーであ
った場合について、図15のフローチャートを参照して
説明する。
【0086】まず、紙づまり発生前に読み取りを完了し
た原稿の読み取り完了ページが、偶数ページか奇数ペー
ジかが判別される(S36)。片面原稿から両面コピー
を行う場合には、複数枚セットされた片面原稿のうち、
偶数ページに相当する原稿が、両面コピーの裏面側とし
てコピーされる一方、奇数ページに相当する原稿が、両
面コピーの表面側としてコピーされるようになってい
る。したがって、上記読取完了ページが偶数ページの場
合、複写機本体1側では、これを裏面側としてコピーを
完成させ、中間トレイ19へ搬送する(S37)。そし
て、上記ユーザ作業が完了すると(S38)、戻された
数枚の原稿の画像データと、上記バッファRAM29に
おける最も古い画像データとのマッチングが、上記片面
モードの場合と同様の方法で行われる(S39)。この
場合には、バッファRAM29における最も古い画像デ
ータが偶数ページのものなので、上記のマッチングによ
り、裏面としてコピーされた画像が、どの原稿に相当す
るかが判別される。
【0087】これにより、表面としてコピーする原稿が
明らかになり、マッチング終了後、合致した原稿の次の
原稿を中間トレイ紙にコピーすることから、動作が再開
される(S40)。
【0088】一方、S36において読取完了ページが奇
数ページであると判別された場合には、両面コピーを完
成させて、用紙を機外に排出する(S41)。この後、
上記ユーザ作業が完了すると(S42)、戻された数枚
の原稿の画像データと、上記バッファRAM29におけ
る最も古い画像データとのマッチングが、上記片面モー
ドの場合と同様に行われる(S43)。この場合には、
バッファRAM29における最も古い画像データが奇数
ページのものなので、上記のマッチングにより、どの原
稿まで、両面コピーを行ったかが判別される。
【0089】これにより、どの原稿から両面コピーの裏
面としてコピーを再開すればよいかが明らかになり、合
致した原稿の次の原稿から裏面側としてコピーすること
により、動作が再開される(S44)。
【0090】次に、複写機本体1側で紙づまりが発生し
た場合のコピー再開について説明する。まず、図16の
フローチャートに示すように、複写機本体1内に設けら
れた紙検知センサS1 〜S2 により紙づまりが検知され
ると(S45)、複写機本体1では、動作が停止する一
方、RADF40では、搬送中の原稿が排出される(S
46)。次いで、実施されているコピー動作が両面モー
ド使用か否かが判別される(S47)。ここで、コピー
動作が片面モードであれば、上記のユーザ作業が完了し
た後(S48)、戻された数枚の原稿と、バッファRA
M29における最も古い画像データとのマッチングが、
上記RADF40側で紙づまりが発生した場合と同様の
方法で行われる(S49)。このマッチングにより、ど
の原稿までコピーを完了しているかが明らかになるの
で、この後は、合致した原稿の次の原稿からコピーを再
開する(S50)。
【0091】一方、両面モードを使用してのコピー動作
を行っていた場合には、S51において、前述した3種
の両面モードのうちのどれを実施しているかが判別され
る。
【0092】次に、S51において、使用していた両面
モードが、両面原稿からの両面コピーおよび両面原稿か
らの片面コピーと判別された場合について、図17を参
照して説明する。
【0093】まず、紙づまり発生前にコピー動作を完了
したコピー完了面が判別され(S52)、続いて、上記
と同様のユーザ作業が行われる(S53)。尚、複写機
本体1側で紙づまりが発生した場合には、このユーザ作
業で、紙づまりを起こした用紙が複写機本体1内から除
去される。この後、上記と同様の方法でマッチングが行
われる(S54)。
【0094】上記コピー完了面が裏面の場合、両面原稿
の表面のコピーを行っている間に紙づまりが発生したこ
とになるが、この後、ユーザ作業により除去された用紙
は、このコピー完了面に相当する裏面がコピーされた用
紙である。また、上記のマッチングにおいて、バッファ
RAM29の最も古い画像データと合致した原稿は、上
記コピー完了面に相当するので、マッチング終了後は、
合致した原稿、すなわち裏面コピーから動作を再開する
(S55)。
【0095】一方、S52において、コピー完了面が表
面と判別された場合には、次の原稿の裏面で紙づまりが
発生したことになるので、コピー完了面である表面をコ
ピーした用紙は、正常動作により機外に排出されてい
る。したがって、この場合には、ユーザ作業を行った後
(S56)、上記と同様の方法でマッチングを行い(S
57)、マッチングによりバッファRAM29の画像デ
ータと合致した原稿までは、コピーが完了しているとし
て、合致した原稿の次の原稿の裏面からコピーを再開す
る(S58)。
【0096】次に、図16のフローチャートにおけるS
51での判別結果が、片面原稿からの両面コピーであっ
た場合について、図18を参照して説明する。
【0097】まず、紙づまり発生前にコピー動作を完了
したページ、すなわちコピー完了ページが、上記RAD
F40にセットされた複数枚の原稿の偶数ページか奇数
ページかが判別される(S59)。コピー完了ページが
偶数ページの場合、正常動作により偶数ページをコピー
した用紙の表面に奇数ページをコピーしている際に、紙
づまりが発生したことになるので、この後行われたユー
ザ作業(S60)では、コピー完了ページとして判別さ
れた偶数ページをコピーした用紙が除去されている。
【0098】次に、マッチングを行うと(S61)、バ
ッファRAM29の最も古い画像データと合致する偶数
ページの原稿は、再度コピーする必要があるので、合致
した原稿から用紙の裏面側へコピーすることにより、動
作を再開する(S62)。
【0099】一方、S59において、コピー完了ページ
が奇数ページと判別された場合には、次の原稿で紙づま
りが発生したことになるので、コピー完了ページに相当
する奇数ページを表面としてコピーした用紙は、正常動
作により機外に排出されている。したがって、この場合
には、ユーザ作業を行った後(S63)、マッチングを
行い(S64)、マッチングによりバッファRAM29
の最も古い画像データと合致した原稿までは、コピーが
完了しているとして、合致した原稿の次の原稿から、裏
面としてコピーすることにより、動作を再開する(S6
5)。
【0100】また、本複写機には、上記マッチングを行
う際、合致する原稿がなければ、ユーザにその旨を警告
する機能が備えられている。
【0101】例えば上下を逆にした状態で数枚の両面原
稿が戻された場合、読み取り完了面やコピー完了面の判
別後に行われるマッチングで、バッファRAM29の画
像データに合致する原稿がみつからない。したがって、
本複写機では、このような事態を予測して、マッチング
において合致する原稿が見つからなかった場合には、上
記CPU27が、tempRAM28の格納順序を逆にし
て、再度マッチングを行うようになっている。このよう
に格納順序を逆にして合致する原稿が見つかれば、上記
CPU27の制御により、前記した操作部70の液晶表
示部82に原稿の上下が逆にセットされていることをメ
ッセージ表示させ、ユーザに警告する。
【0102】さらに、例えば原稿の戻し忘れ等がある
と、上記のように格納順序を逆にしてマッチングを行っ
ても、合致する原稿は見つからない。したがって、この
ような場合には、CPU27の制御により、上記液晶表
示部82にメッセージ表示を行い、原稿セットをやり直
すようユーザに警告する。
【0103】以上のように、本実施例の複写機では、R
ADF40および複写機本体1のどちらで紙づまりが生
じた場合でも、また、複写機本体1が片面モードおよび
両面モードのどちらの使用状態であっても、それぞれの
モードに応じて、コピー動作を再開する原稿を正確に決
定するようになっている。したがって、上記のような紙
づまりが生じた際に、コピー動作を再開する原稿を確認
するという作業が不要になるだけでなく、必要な原稿を
とばしてコピーしたり、重複してコピーをとるという事
態が回避され、効率良く、かつ無駄なくコピー動作を実
行できる。
【0104】また、バッファRAM29に格納されてい
る画像データのうち、最も古い画像データは、次に古い
画像データのコピー完了が検知された時点で消去される
ようになっている。したがって、バッファRAM29に
は、コピー動作を完了した画像データは常時1ページ分
しか格納されておらず、この画像データを基準にして、
各モードに応じてコピー動作を再開する原稿を決定する
ことができ、必要な画像を漏れなく得ることが可能にな
る。
【0105】さらに、原稿の戻し忘れや、原稿セット時
の上下の向きの間違いがあった場合には、これを警告表
示するようになっているので、複写機の操作性がより一
層向上する。
【0106】〔実施例2〕次に、本発明の他の実施例に
ついて、図1、図2、図4、図12ないし図15、およ
び図19ないし図21に基づいて説明すれば、以下の通
りである。尚、説明の便宜上、前記の実施例の図面に示
した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を
付記し、その説明を省略する。
【0107】本実施例の複写機は、前記実施例1と同様
に、図2に示すような構成の複写機本体1上に図4に示
すような構成のRADF40を備えたものである。しか
しながら、本実施例の複写機には、前記実施例1に係る
複写機よりも大容量のメモリを備えており、バッファR
AM29には、紙づまり発生の際、コピーを再開する原
稿を決定するための前記したマッチングを行う際に利用
するだけでなく、コピー動作を直接実行できる程度に精
密な画像データが記憶されるようになっている。また、
本実施例においても、バッファRAM29では、2番目
に古い画像データのコピー完了が検知された時点で、最
も古い画像データが消去されるようになっている。
【0108】このような複写機において、RADF40
側で紙づまりが発生した場合、片面モードおよび両面モ
ードのいずれの状態でも、前記実施例1と同様の手順で
コピー動作再開までの処理が行われる(図1,図13な
いし図15参照)。すなわち、RADF40側で紙づま
りが発生すると、RADF40の動作は即座に停止する
が、片面モードの場合、複写機本体1では、紙づまり発
生前に読み取りを完了した原稿までコピーを完了させ、
機外に排出する。この際、原稿トレイに戻す原稿は2枚
である。そして、バッファRAM29に格納されている
画像データのうち格納時期が最も新しい最新の画像デー
タと、戻された原稿とのマッチングを行い、合致した原
稿の次の原稿から画像の読み取りを行い、コピーを再開
する。
【0109】また、両面モードで、両面原稿からの両面
コピーを行っている場合においても、RADF40側で
紙づまりが発生し、動作が停止しても、複写機本体1で
は、読み取りが完了した原稿までコピーする。最後に読
み取られた面、すなわち読み取り完了面が裏面の場合、
複写機本体1では、裏面コピーが最後に行われて中間ト
レイ19に用紙が搬送された状態となっている。この
後、片面モードと同様のユーザ作業およびマッチングが
行われ、合致した原稿の表面から中間トレイ紙へのコピ
ーを行うことにより、動作が再開される。一方、読み取
り完了面が両面原稿の表面の場合には、この表面をコピ
ーして両面コピーを完成する。そして、上記ユーザ作業
とマッチングを行い、合致した原稿の次の原稿の裏面か
らコピーを再開する。
【0110】また、両面原稿からの片面コピーで、読み
取り完了面が裏面の場合には、その裏面がコピーされて
機外に排出される。そして、上記ユーザ作業およびマッ
チングが行われた後、合致した原稿の表面からコピーが
再開される。また、両面原稿からの片面コピーで読み取
り完了面が表面の場合には、その表面がコピーされて機
外に排出された後、ユーザ作業およびマッチングが行わ
れ、合致した原稿の次の原稿の裏面からコピーが再開さ
れる。
【0111】さらに、片面原稿からの両面コピーで、読
み取り完了ページが偶数ページの場合には、読み取りを
完了した偶数ページが裏面としてコピーされて中間トレ
イ19に搬送される。この後、上記ユーザ作業およびマ
ッチングが行われ、合致した原稿の次の原稿から中間ト
レイ紙表面へのコピーが再開される。また、片面原稿か
らの両面コピーで読み取り完了ページが奇数ページの場
合には、読み取り完了した奇数ページのコピーを行って
両面コピーを完成させ、用紙を機外に排出する。そし
て、上記ユーザ作業およびマッチングを行うことによ
り、合致した原稿の次の原稿からコピーを再開する。
【0112】一方、複写機本体1側で紙づまりが生じた
場合について、図19のフローチャートを参照して説明
する。本体側での紙づまりが検知されると(S66)、
複写機本体1では動作が停止し、RADF40では、搬
送中の原稿の読み取りを完了した後、これを排出する
(S67)。この後、両面モード使用か否かが判別され
(S68)、片面モードの場合には、上記ユーザ作業
(S69)およびマッチングが行われる(S70)。こ
の場合、バッファRAM29における最新画像データ
(図12におけるメモリ3の画像データ)と、ユーザ作
業により戻された2枚の原稿とのマッチングが行われる
ことにより、どの原稿まで読み取りが完了しているかが
明らかになる。バッファRAM29では、前記実施例1
と同様に最も古い画像データのみがコピーを完了した画
像データなので、バッファRAM29に格納されている
2番目に古い画像データから順次コピーした後、上記マ
ッチングにより合致した原稿の次の原稿から、読み取り
を行って通常のコピーを再開する(S71)。
【0113】また、S67で両面モードの使用が判定さ
れた場合には、両面モードのうちのどのモードを使用し
ているかが判別される(S72)。両面原稿から両面コ
ピー、および両面原稿からの片面コピーが行われている
場合には、図20のフローチャートに示すように、ま
ず、紙づまり発生前にコピーされた最後の面、すなわち
コピー完了面が表面か裏面かが判別され(S73)、上
記ユーザ作業(S74)およびマッチング(S75)が
行われる。コピー完了面が裏面の場合、この裏面の画像
データは、バッファRAM29の最も古い画像データと
なっている。また、この裏面をコピーした用紙は、紙づ
まり解除作業により除去されているので、バッファメモ
リ画像の最も古いデータから順にコピーした後、マッチ
ングにより合致した原稿の次の原稿から読み取りを行っ
て通常のコピーを再開する(S76)。
【0114】一方、S73において、コピー完了面が表
面と判別された場合には、バッファRAM29の最も古
い画像データは、上記表面であり、この表面をコピーし
た用紙は既に機外に排出されているので、上記ユーザ作
業(S77)およびマッチング(S78)を行った後、
バッファRAM29における2番目に古い画像データか
ら順にコピーし、次に、上記マッチングにより合致した
原稿の次の原稿から読み取りを行って、通常のコピーを
再開する(S79)。
【0115】また、片面原稿からの両面コピーを行って
いる場合には、図21のフローチャートに示すように、
まず、コピー完了ページを判別する(S80)。コピー
完了ページが偶数ページの場合、バッファRAM29の
最も古い画像データはこの偶数ページであり、上記偶数
ページのコピーを行った用紙は、紙づまりで除去されて
いる。したがって、この場合には、ユーザ作業(S8
1)およびマッチング(S82)を行った後、バッファ
RAM29の最も古い画像データから順にコピーし、次
に、上記マッチングにより合致した原稿の次の原稿から
通常コピーを再開する(S83)。
【0116】一方、S80において、コピー完了ぺージ
が奇数ページと判別された場合には、バッファRAM2
9の最も古い画像データは、上記奇数ページであり、こ
の奇数ページをコピーした用紙は既に機外に排出されて
いるので、上記ユーザ作業(S84)およびマッチング
(S85)を行った後、バッファRAM29における2
番目に古い画像データから順にコピーし、次に、上記マ
ッチングにより合致した原稿の次の原稿から読み取りを
行って、通常のコピーを再開する(S86)。
【0117】このように、本実施例の複写機では、前記
実施例1と同様に、実行されているモードに応じて、正
確にコピー動作を再開する原稿を決定するようになって
いる。したがって、複数枚の原稿のコピーを連続して実
行中に紙づまりが生じた場合でも、簡単にコピー動作を
再開する原稿を決定することができると共に、必要なコ
ピーを取り忘れたり、余分なコピーをとってしまうとい
うミスが減少する。
【0118】また、本実施例では、紙づまり発生時のユ
ーザ作業として2枚の原稿を戻すことになっているの
で、誤って3枚以上の原稿を戻すと、合致する原稿が見
つからないという事態が発生するが、このような事態が
発生した場合に、複写機本体1の操作部70における液
晶表示部82にメッセージを表示させるようCPU27
で制御することにより、より操作性の向上した複写機を
提供できる。
【0119】
【発明の効果】請求項1の発明に係る画像形成装置は、
以上のように、自動原稿搬送手段を利用して複数枚の原
稿の画像形成動作を連続して行っている際に、異常が発
生し画像形成動作が中断された場合、上記記憶手段に記
憶されている画像データとセットをやり直した所定枚数
の原稿画像とを比較して、画像形成動作を再開する原稿
を検出する再開原稿検出手段が設けられている構成であ
る。
【0120】それゆえ、紙づまり等の異常が、自動原稿
搬送手段および画像形成装置本体側のどちらで発生した
場合でも、上記のように検出された原稿から画像形成動
作を再開することにより、画像の重複や、必要な画像が
抜けるといった事態が回避されると共に、再開原稿が分
からなかったり、所望の画像が得られなかった場合に、
画像形成動作を最初からやり直すという事態を回避でき
るので、無駄な作業を省くことが可能になるという効果
を奏する。
【0121】また、請求項2の発明に係る画像形成装置
は、以上のように、1ページ分の画像データごとに画像
形成動作の完了を検知する動作完了検知手段と、上記記
憶手段に記憶されている画像データのうち、格納時期が
最も古い画像データを、その次に古い画像データの画像
形成動作完了が上記動作完了検知手段により検知された
時点で消去する画像データ更新手段とが設けられている
構成である。
【0122】そえゆえ、上記記憶手段では、動作を再開
する原稿を検出する基準となる画像データが最も古い画
像データとして記憶されているので、異常発生時に画像
形成動作が不完全な状態で中断されていた原稿も、動作
再開により間違いなく画像形成されるという効果を奏す
る。
【0123】また、請求項3の発明に係る画像形成装置
は、以上のように、上記再開原稿検出手段で画像形成動
作を再開する原稿が検出されなかった場合、記憶手段に
記憶されている画像データと合致する原稿画像がないこ
とを警告する警告手段が設けられている構成である。
【0124】それゆえ、上記再開原稿検出手段で画像形
成動作を再開する原稿が検出されなかった場合、警告手
段が、記憶手段に記憶されている画像データと合致する
原稿画像がないことを警告し、ユーザに再度原稿セット
をやり直すよう要求するので、画像形成装置の操作性を
向上できるという効果を奏する。
【0125】また、請求項4の発明に係る画像形成装置
は、以上のように、上下を逆にして原稿がセットされた
ことにより、上記再開原稿検出手段で画像形成動作を再
開する原稿が検出されなかった場合、原稿の上下が逆で
あることを検知し、警告する警告手段が設けられている
構成である。
【0126】それゆえ、上下を逆にして原稿がセットさ
れたことにより、画像形成動作を再開する原稿が検出さ
れなかった場合、原稿の上下が逆であることを検知し、
警告手段がユーザにその旨を警告するようになっている
ので、原稿セット時の誤りにより、動作を再開する原稿
が検出されず、画像形成動作が再開されないという事態
が回避され、画像形成装置の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における複写機において、R
ADFでの紙づまりにより、コピー動作が中断された場
合に、コピー動作が再開されるまでの処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図2】上記複写機の概略の構成を示す模式図である。
【図3】上記複写機に備えられているRADFを示す斜
視図である。
【図4】上記RADFの内部構造を示す模式図である。
【図5】上記複写機に備えられている操作部を示す平面
図である。
【図6】上記複写機の画像処理系を示すブロック図であ
る。
【図7】上記複写機に備えられている制御系を示すブロ
ック図である。
【図8】上記RADFにおける片面原稿の搬送動作を説
明するための模式図である。
【図9】上記RADFにおける両面原稿の搬送動作を説
明するための模式図である。
【図10】上記RADFにおける両面原稿の搬送動作を
説明するための模式図である。
【図11】上記複写機に備えられているバッファRAM
における画像データの書き込み及び消去の制御を説明す
るためのフローチャートである。
【図12】上記バッファRAMにおける画像データの格
納状態を説明するための模式図である。
【図13】上記複写機で両面原稿からの両面コピーを実
行中に、RADFで紙づまりが発生した場合のコピー動
作再開までの処理手順を示すフローチャートである。
【図14】上記複写機で両面原稿からの片面コピーを実
行中に、RADFで紙づまりが発生した場合のコピー動
作再開までの処理手順を示すフローチャートである。
【図15】上記複写機で片面原稿からの両面コピーを実
行中に、RADFで紙づまりが発生した場合のコピー動
作再開までの処理手順を示すフローチャートである。
【図16】上記複写機において、本体側で紙づまりが発
生した場合のコピー動作再開までの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図17】上記複写機で両面原稿からの両面コピー及び
両面原稿からの片面コピーを実行中に、本体側で紙づま
りが発生した場合のコピー動作再開までの処理手順を示
すフローチャートである。
【図18】上記複写機で両面原稿からの片面コピーを実
行中に、本体側で紙づまりが発生した場合のコピー動作
再開までの処理手順を示すフローチャートである。
【図19】本発明の他の実施例に係る複写機において、
本体側で紙づまりが発生した場合のコピー動作再開まで
の処理手順を示すフローチャートである。
【図20】上記複写機で両面原稿からの両面コピー及び
両面原稿からの片面コピーを実行中に、本体側で紙づま
りが発生した場合のコピー動作再開までの処理手順を示
すフローチャートである。
【図21】上記複写機で両面原稿からの片面コピーを実
行中に、本体側で紙づまりが発生した場合のコピー動作
再開までの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 複写機本体(画像形成装置本体) 25 メモリ(記憶手段) 27 CPU(再開原稿検出手段、画像データ更新手
段、警告手段) 28 tempRAM 29 バッファRAM 40 RADF(自動原稿搬送手段) 82 液晶表示部 S1 ・S2 紙検知センサ(動作完了検知手段)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 500 G03G 15/00 107 G03G 15/00 526 H04N 1/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像の読み取りを行うため原稿載置台上に
    原稿を搬送する動作および読み取り後の原稿を原稿載置
    台から除去する動作を行う自動原稿搬送手段と、原稿か
    ら読み取った画像を画像データとして記憶する記憶手段
    とを備えた画像形成装置において、 上記自動原稿搬送手段を利用して複数枚の原稿の画像形
    成動作を連続して行っている際に、異常が発生し画像形
    成動作が中断された場合、上記記憶手段に記憶されてい
    る画像データとセットをやり直した所定枚数の原稿画像
    とを比較して、画像形成動作を再開する原稿を検出する
    再開原稿検出手段が設けられていることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】1ページ分の画像データごとに画像形成動
    作の完了を検知する動作完了検知手段と、上記記憶手段
    に記憶されている画像データのうち、格納時期が最も古
    い画像データを、その次に古い画像データの画像形成動
    作完了が上記動作完了検知手段により検知された時点で
    消去する画像データ更新手段とが設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記再開原稿検出手段で画像形成動作を再
    開する原稿が検出されなかった場合、記憶手段に記憶さ
    れている画像データと合致する原稿画像がないことを警
    告する警告手段が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】上下を逆にして原稿がセットされたことに
    より、上記再開原稿検出手段で画像形成動作を再開する
    原稿が検出されなかった場合、原稿の上下が逆であるこ
    とを検知し、警告する警告手段が設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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