JP3043118U - ハウリングキャンセラー回路 - Google Patents

ハウリングキャンセラー回路

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JP3043118U
JP3043118U JP1997004108U JP410897U JP3043118U JP 3043118 U JP3043118 U JP 3043118U JP 1997004108 U JP1997004108 U JP 1997004108U JP 410897 U JP410897 U JP 410897U JP 3043118 U JP3043118 U JP 3043118U
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JP
Japan
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filter circuit
howling
circuit
audio signal
notch filter
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Application number
JP1997004108U
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Inventor
秋男 千葉
Original Assignee
株式会社ミツバ電子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】音量を下げずにハウリングを防止できる。 【解決手段】音声入力端子13とスピーカーとの間にノ
ッチフィルター回路15およびローカットフィルター回
路16を直列に接続する。ノッチフィルター回路15は
入力した音声信号の特定周波数の強度を調節可能なボリ
ューム可変抵抗22を有する。ノッチフィルター回路1
5では、音声信号の200Hzの周波数を下げる。ボリ
ューム可変抵抗22を操作した場合には、音声信号の7
00Hz前後の周波数を下げる。ローカットフィルター
回路16では、音声信号の200Hz以下の周波数を下
げる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、携帯電話機の拡声装置その他のマイクとスピーカーとを備えた装置 で使用され、通話時に音量を上げると発生するハウリングを消去するためのエコ ーキャンセラー回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のハウリングキャンセラー回路としては、例えば、特公平4−7625号 公報に示すものがある。すなわち、複数の端末機の各通話路に通話損失回路を設 けてハウリング防止を行うようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のハウリングキャンセラー回路は、通話損失回路による制 御にも限界があり、マイクとスピーカーとの間のハウリングが起こった場合、音 量を下げて対応するしかないという問題点があった。
【0004】 本考案は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、音量を下げず にハウリングを防止することができるハウリングキャンセラー回路を提供するこ とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係るハウリングキャンセラー回路は、マ イクとスピーカーとを備え、音声入力端子から入力した音声信号をスピーカーか ら出力する装置で使用されるハウリングキャンセラー回路であって、前記音声入 力端子と前記スピーカーとの間にノッチフィルター回路およびローカットフィル ター回路を直列に接続し、前記ノッチフィルター回路は入力した音声信号の特定 周波数の強度を調節可能な操作部を有することを特徴とする。
【0006】 本考案に係るハウリングキャンセラー回路では、音声入力端子から入力した音 声信号をノッチフィルター回路でフィルタリングし、さらにローカットフィルタ ー回路でフィルタリングする。ノッチフィルター回路では、ハウリングが起きた とき、操作部を操作して、入力した音声信号の特定周波数の強度をハウリングが 起こらない大きさに調節することができる。これにより、音量を下げずに、ハウ リングが起こる共振周波数のみ強度を下げてハウリングを防止することができる 。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づき本考案の実施の形態について説明する。 図1〜図3は、本考案の実施の形態を示している。 図1に示すハウリングキャンセラー回路10は、図2に示すようなマイク11 とスピーカー12とを備えた装置で使用される。より具体的には、ハウリングキ ャンセラー回路10は、図2に示すように、携帯電話機用ハンズフリー装置、す なわち、自動車内などで携帯電話機を利用するとき携帯電話機に接続しておき、 マイク11の感度を上げるとともにスピーカー12から相手の声を出し、携帯電 話機を持たずに通話を可能にする装置に利用される。
【0008】 ハウリングキャンセラー回路10は、携帯電話機の音声出力端子に音声入力端 子13が接続される。音声入力端子13は、直列に接続された入力感度抵抗14 ,ノッチフィルター回路15およびローカットフィルター回路16を介してスピ ーカー側端子17に接続される。ノッチフィルター回路15では、2つのコンデ ンサ18,19と2つの抵抗20,21とが並列接続され、2つのコンデンサ1 8,19の間でボリューム可変抵抗22および抵抗23を介して接地され、2つ の抵抗20,21の間でコンデンサ24を介して接地されている。ボリューム可 変抵抗22は、入力した音声信号の特定周波数の強度を調節可能な操作部から成 る。ノッチフィルター回路15では、音声信号の200Hzの周波数を−4dB 下げることができる。ボリューム可変抵抗22を操作した場合には、音声信号の 700Hz前後の周波数を−10dBから最大約−24dBまで下げることがで きる。ローカットフィルター回路16は、コンデンサ25と、出力端子17側で 接地された抵抗26とを有する。ローカットフィルター回路16では、音声信号 の200Hz以下の周波数を最大−25dB位まで下げることができる。
【0009】 次に、作用について説明する。 携帯電話機用ハンズフリー装置では、車内走行中の騒音に応じて音声出力を上 げて使用されやすい。音声出力を上げた場合、ハウリングが出やすくなる。ハウ リングキャンセラー回路10では、音声入力端子13から入力した音声信号をノ ッチフィルター回路15でフィルタリングし、さらにローカットフィルター回路 16でフィルタリングする。ノッチフィルター回路15では、ハウリングが起き たとき、ボリューム可変抵抗22を操作して、入力した音声信号の特定周波数の 強度をハウリングが起こらない大きさに調節することができる。
【0010】 このときのF特性を図3に示す。図3では、従来回路の音声信号レベルAが0 であるのに対し、実施例の回路の音声信号レベルBが200Hz以下の周波数で −25dB、200Hzの周波数で−4dB、700Hz前後の周波数で−20 dB下がっていることがわかる。このように、ハウリングキャンセラー回路10 により周波数特性を特有のものにした結果、音量を下げずに、ハウリングが起こ る共振周波数のみ強度を下げてハウリングを防止することができる。携帯電話機 用ハンズフリー装置は、貨物トラックの中でも使用可能に最大出力が2Wとかな りの大出力であるにもかかわらず、市販のデジタル式携帯電話機に接続したとき 、音声出力を最大にしても音質を損なわずに100%ハウリングを防止すること ができる。
【0011】
【考案の効果】
本考案に係るハウリングキャンセラー回路によれば、ノッチフィルター回路が 入力した音声信号の特定周波数の強度を調節可能な操作部を有するので、音量を 下げずに、ハウリングが起こる共振周波数のみ強度を下げてハウリングを防止す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態のハウリングキャンセラー
回路の回路図である。
【図2】本考案の実施の形態のハウリングキャンセラー
回路を備えた携帯電話機用ハンズフリー装置の回路図で
ある。
【図3】本考案の実施の形態のハウリングキャンセラー
回路によるF特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 ハウリングキャンセラー回路 11 マイク 12 スピーカー 13 音声入力端子 15 ノッチフィルター回路 16 ローカットフィルター回路 22 ボリューム可変抵抗

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクとスピーカーとを備え、音声入力端
    子から入力した音声信号をスピーカーから出力する装置
    で使用されるハウリングキャンセラー回路であって、前
    記音声入力端子と前記スピーカーとの間にノッチフィル
    ター回路およびローカットフィルター回路を直列に接続
    し、前記ノッチフィルター回路は入力した音声信号の特
    定周波数の強度を調節可能な操作部を有することを特徴
    とするハウリングキャンセラー回路。
JP1997004108U 1997-05-02 1997-05-02 ハウリングキャンセラー回路 Expired - Lifetime JP3043118U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07208468A (ja) * 1994-01-26 1995-08-11 Hiihaisuto Seiko Kk 直動案内軸受

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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