JP2002218045A - 携帯型無線機器の補聴処理装置および携帯型無線機器 - Google Patents

携帯型無線機器の補聴処理装置および携帯型無線機器

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JP2002218045A
JP2002218045A JP2001009796A JP2001009796A JP2002218045A JP 2002218045 A JP2002218045 A JP 2002218045A JP 2001009796 A JP2001009796 A JP 2001009796A JP 2001009796 A JP2001009796 A JP 2001009796A JP 2002218045 A JP2002218045 A JP 2002218045A
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hearing aid
audio signal
wireless device
portable wireless
aid processing
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JP2001009796A
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Junichi Koga
淳一 古賀
Naoto Kawasaki
直人 川崎
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信相手の音声の明瞭度を更に改善すること
ができる携帯型無線機器の補聴処理装置および携帯型無
線機器を提供することを目的とする。 【解決手段】 PHS電話機・携帯電話機等の携帯型無
線機器の補聴処理装置であって、入力音声信号の最大振
幅の25%±5%にてクリッピングされるようにゲイン
が調節されたリミッタ増幅器16を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受話音声に補聴処
理を施すことによって通信相手が発声した音声の明瞭度
を改善し、騒音下でも受話可能にする携帯電話機・PH
S電話機等の携帯型無線機器の補聴処理装置および携帯
型無線機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機・PHS電話機等の携帯型無
線機器の受話音声は、騒音状態においても十分に明瞭で
あることが必要である。特開平4−82331号公報に
よれば、通信相手が発声した音声の明瞭度を改善するこ
とは可能である。以下に、従来の携帯型無線機器の補聴
処理装置について説明する。
【0003】図11は従来の携帯型無線機器の補聴処理
装置を示すブロック図である。
【0004】図11において、1は基地局との間で信号
を送受信する無線部、2は無線部1に接続されたアンテ
ナ、3はハンドセットに付属し通信相手の音声が出力さ
れるスピーカ、4は通話信号の入出力を制御するオーデ
ィオプロセッサ、5はオーディオプロセッサ4を制御し
て処理を実行する中央演算装置(CPU)、6は中央演
算装置5で使用されるプログラムが格納された読取専用
メモリ(ROM)、7は中央演算装置5がその処理の過
程で発生するデータの格納等に用いるランダムアクセス
メモリ(RAM)、8は中央演算装置5にダイアル信号
等各種信号を入力するキーパッド、9は中央演算装置5
の制御によってキーパッド8から入力した信号を可視表
示する表示部、10はこれら各部に電源を供給するバッ
テリ、11は背景雑音を集音する雑音センサ、12は例
えば中央演算装置5内にプログラムによって実現され、
キーパッド8からの受話音量制御信号に従って、オーデ
ィオプロセッサ4によるスピーカ3の受話音量を調節す
る音量調節部、13はキーパッド8からの信号によって
背景雑音のレベルの閾値が設定される閾値設定部、14
は閾値設定部13に設定された閾値と雑音センサ11に
て検出された背景雑音とを比較し、その比較結果を受話
音量調整信号として音量調節部12に供給する比較部、
15はキーパッド8からの信号によって作動し、比較部
14からの受話音量調節信号とキーパッド8から入力さ
れた受話音量調節信号との切り替えを行う切替部であ
る。
【0005】このように構成された携帯型無線機器の補
聴処理装置について、その動作を図12を用いて説明す
る。図12は図11のCPU5の動作を示すフロチャー
トである。
【0006】本装置では、使用者が受話音量に関してキ
ーパッド8を用いてあらかじめ閾値を2段階設定してお
く。第2の閾値は第1の閾値より高レベルであるとす
る。
【0007】まず中央演算装置5は自動音量機能のON
/OFFを確認する(S1)。その結果ONであれば、
ステップS2に移行する。ステップS2では、雑音セン
サ11が検出した背景雑音のレベルを比較部14で第1
の閾値と比較する。その結果、背景雑音のレベルが第1
の閾値より小さければ、小音量セットを指示する受話音
量調整信号を発する(S3)。また、検出された背景雑
音のレベルが第1の閾値より大きければ、第2の閾値と
比較する(S4)。その結果、背景雑音のレベルが第2
の閾値より小さければ、中音量セットを指示する信号を
発し(S5)、大きければ、大音量セットを指示する信
号を発する(S6)。
【0008】このようにして生成された受話音量調整信
号は切替部15を経由して音量設定部12に転送され
る。音量設定部12はこの信号に呼応して作動し、受話
音量を制御する。これによってスピーカ3からは、その
使用環境の背景雑音のレベルに対応した受話音量で通信
相手の音声が出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の携
帯型無線機器の補聴処理装置においては、音声のダイナ
ミックレンジが狭い為、周囲騒音のレベルが最大の場合
に対応する受話音量でも、その周囲騒音が通信相手が聴
き取りにくいほど大きい環境下においては、通信相手が
発声した音声の明瞭度が低く、受話不能になるという問
題点を有していた。
【0010】この携帯型無線機器の補聴処理装置および
携帯型無線機器では、通信相手の音声の明瞭度を更に改
善することが要求されている。
【0011】本発明は、この要求を満たすため、通信相
手の音声の明瞭度を更に改善することができる携帯型無
線機器の補聴処理装置およびその補聴処理装置を用いた
携帯型無線機器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
本発明の携帯型無線機器の補聴処理装置は、PHS電話
機・携帯電話機等の携帯型無線機器の補聴処理装置であ
って、入力音声信号の最大振幅の25%±5%にてクリ
ッピングされるようにゲインが調節されたリミッタ増幅
器を有する構成を備えている。
【0013】これにより、通信相手の音声の明瞭度を更
に改善することができる携帯型無線機器の補聴処理装置
が得られる。
【0014】上記課題を解決する為に本発明の携帯型無
線機器は、マイクロフォンと、受話スピーカと、アンテ
ナと、アンテナに接続された無線部とを備え、無線部と
受話スピーカとの間に請求項1乃至5のいずれか1に記
載の補聴処理装置を設けた構成を備えている。
【0015】これにより、上記補聴処理装置を用いた携
帯型無線機器が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の携帯型
無線機器の補聴処理装置は、PHS電話機・携帯電話機
等の携帯型無線機器の補聴処理装置であって、入力音声
信号の最大振幅の25%±5%にてクリッピングされる
ようにゲインが調節されたリミッタ増幅器を有すること
としたものである。
【0017】この構成により、最大入力音声信号をクリ
ッピングするようにゲインを増大して、小さな入力音声
信号をより増幅するので、通信相手の音声の明瞭度が改
善され、騒音下での受話音声がより明瞭になるという作
用を有する。
【0018】請求項2に記載の携帯型無線機器の補聴処
理装置は、PHS電話機・携帯電話機等の携帯型無線機
器の補聴処理装置であって、入力音声信号の最大振幅の
25%±5%にてクリッピングされるようにゲインが調
節されたリミッタ増幅器と、3dB±1dB/オクター
ブ低下の特性を持ちリミッタ増幅器から入力される音声
信号の高域高調波を除去するローパスフィルタとを有す
ることとしたものである。
【0019】この構成により、最大入力音声信号をクリ
ッピングするようにゲインを増大して、小さな入力音声
信号をより増幅するので、通信相手の音声の明瞭度が改
善されると共に高域高調波除去により通信相手の音声が
より聴き易くなり、騒音下での受話音声が一層明瞭にな
るという作用を有する。
【0020】請求項3に記載の携帯型無線機器の補聴処
理装置は、PHS電話機・携帯電話機等の携帯型無線機
器の補聴処理装置であって、入力音声信号の高域の周波
数帯を強調する周波数特性をもつハイパスフィルタと、
ハイパスフィルタから出力される音声信号の最大振幅の
25%±5%にてクリッピングされるようにゲインが調
節されたリミッタ増幅器と、3dB±1dB/オクター
ブ低下の特性を持ちリミッタ増幅器から入力される音声
信号の高域高調波を除去するローパスフィルタとを有す
ることとしたものである。
【0021】この構成により、最大入力音声信号をクリ
ッピングするようにゲインを増大して、小さな入力音声
信号をより増幅するので、高周波帯を強調することによ
りリミッタにかからない小振幅の音声の明瞭度が更に改
善されると共に高域高調波除去により通信相手の音声が
より聴き易くなり、騒音下での受話音声が更に一層明瞭
になるという作用を有する。
【0022】請求項4に記載の携帯型無線機器の補聴処
理装置は、PHS電話機・携帯電話機等の携帯型無線機
器の補聴処理装置であって、通信相手の音声の音質を変
化させる周波数特性をもつバンドストップフィルタと、
バンドストップフィルタから出力される音声信号の最大
振幅の25%±5%にてクリッピングされるようにゲイ
ンが調節されたリミッタ増幅器と、3dB±1dB/オ
クターブ低下の特性を持ちリミッタ増幅器から入力され
る音声信号の高域高調波を除去するローパスフィルタと
を有することとしたものである。
【0023】この構成により、最大入力音声信号をクリ
ッピングするようにゲインを増大して、小さな入力音声
信号をより増幅するので、高周波帯を強調することによ
りリミッタにかからない小振幅の音声の明瞭度が更に改
善され、高域高調波除去により通信相手の音声がより聴
き易くなると共に、自然な音声が実現され、騒音下での
受話音声が更に一層明瞭になるという作用を有する。
【0024】請求項5に記載の携帯型無線機器の補聴処
理装置は、PHS電話機・携帯電話機等の携帯型無線機
器の補聴処理装置であって、周囲騒音を集音するマイク
ロフォンと、マイクロフォンで集音した周囲騒音の周波
数特性を計算するFFT部と、FFT部で求められた周
波数特性の逆特性を持つフィルタを算出する逆フィルタ
算出器と、逆フィルタ算出器の結果を用いてフィルタリ
ングを行うことで通信相手の音声の音質を変化させるタ
ップ係数可変フィルタと、タップ係数可変フィルタから
出力される音声信号の最大振幅の25%±5%にてクリ
ッピングされるようにゲインが調節されたリミッタ増幅
器と、3dB±1dB/オクターブ低下の特性を持ちリ
ミッタ増幅器から入力される音声信号の高域高調波を除
去するローパスフィルタとを有することとしたものであ
る。
【0025】この構成により、最大入力音声信号をクリ
ッピングするようにゲインを増大して、小さな入力音声
信号をより増幅するので、周囲騒音の周波数特性に追随
して受話音声の明瞭度が改善されると共に高域高調波除
去により通信相手の音声がより聴き易くなり、騒音下で
の受話音声が更に一層明瞭になるという作用を有する。
【0026】請求項6に記載の携帯型無線機器は、マイ
クロフォンと、受話スピーカと、アンテナと、アンテナ
に接続された無線部とを備え、無線部と受話スピーカと
の間に請求項1乃至5のいずれか1に記載の補聴処理装
置を設けることとしたものである。
【0027】この構成により、請求項1乃至5のいずれ
か1に記載の補聴処理装置を携帯型無線機器に適用する
ことができるという作用を有する。
【0028】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図9を用いて説明する。
【0029】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1による携帯型無線機器の補聴処理装置を示すブロッ
ク図である。
【0030】図1において、16は増幅を行い且つ最大
振幅を制限するリミッタ増幅器、17は受話音声が送出
される受話スピーカである。
【0031】このように構成された携帯型無線機器の補
聴処理装置について、その動作を図6、図7を用いて説
明する。図6は最大振幅比クリップレベルによる明瞭度
の相違を示すグラフであり、図7はオリジナル音声に対
する明瞭度の改善を示すグラフである。図6、図7の各
棒は被験者を表す。また、各項目の同じ位置にある棒は
同じ被験者を表す。すなわち、図6では各クリップレベ
ルに対して被験者1〜8人で実験を行い、図7では各処
理方式に対して10人の被験者で実験を行った。また、
図6から分かるように、クリッピングレベル20〜30
%が一番明瞭度が高いレベルであり、クリッピングレベ
ルとしては25±5%に設定するのが好ましい。
【0032】騒音下で携帯電話機・PHS電話機等の携
帯型無線機器を使用する場合を考慮し、通信相手の音声
の明瞭度を改善する為に、リミッタ増幅器16は、音声
信号を増幅し、図6に示される実験結果により決定され
た最大振幅の25%±5%にてクリッピングを行い、そ
れがダイナミックレンジとなる様にゲインが調節され、
受話スピーカ17はリミッタ増幅器16からの音声信号
を出力する。すなわち、リミッタ増幅器16はゲインを
増大しても入力音声信号に対するダイナミックレンジは
変化させないというものである。
【0033】以上のように本実施の形態によれば、入力
音声信号の最大振幅の25%±5%にてクリッピングさ
れるようにゲインが調節されたリミッタ増幅器16を有
することにより、最大入力音声信号をクリッピングする
ようにゲインを増大して、小さな入力音声信号をより増
幅するので、通信相手の音声の明瞭度が改善され(図7
参照)、騒音下での受話音声がより明瞭になる。
【0034】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2による携帯型無線機器の補聴処理装置を示すブロッ
ク図である。
【0035】図2において、18は増幅を行い且つ最大
振幅を制限するリミッタ増幅器、19は高域高調波を除
去するローパスフィルタ、20は受話音声が送出される
受話スピーカである。
【0036】このように構成された携帯型無線機器の補
聴処理装置について、その動作を図6、図7を用いて説
明する。
【0037】騒音下で携帯電話機・PHS電話機等の携
帯型無線機器を使用する場合を考慮し、通信相手の音声
の明瞭度を改善し且つ聴き易い音声にする為に、リミッ
タ増幅器18は音声信号を増幅し、図6に示される実験
結果により決定された最大振幅の25%±5%にてクリ
ッピングを行い、それがダイナミックレンジとなる様に
ゲインが調節され、ローパスフィルタ19は、リミッタ
増幅器18の出力音声信号に含まれる高域高調波を除去
する為に、3dB±1dB/オクターブ低下の特性をも
つ。受話スピーカ20は、ローパスフィルタ19のから
の音声信号を出力する。
【0038】以上のように本実施の形態によれば、入力
音声信号の最大振幅の25%±5%にてクリッピングさ
れるようにゲインが調節されたリミッタ増幅器18と、
3dB±1dB/オクターブ低下の特性を持ちリミッタ
増幅器18から入力される音声信号の高域高調波を除去
するローパスフィルタ19とを有することにより、最大
入力音声信号をクリッピングするようにゲインを増大し
て、小さな入力音声信号をより増幅するので、通信相手
の音声の明瞭度が改善される(図7参照)と共に高域高
調波除去により通信相手の音声がより聴き易くなり、騒
音下での受話音声が一層明瞭になる。
【0039】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3による携帯型無線機器の補聴処理装置を示すブロッ
ク図である。
【0040】図3において、21は高域周波数を通過さ
せるハイパスフィルタ、22は増幅を行い且つ最大振幅
を制限するリミッタ増幅器、23は高域高調波を除去す
るローパスフィルタ、24は受話音声が送出される受話
スピーカである。
【0041】このように構成された携帯型無線機器の補
聴処理装置について、その動作を図6、図7、図8を用
いて説明する。図8はハイパスフィルタ21の特性を示
すグラフである。
【0042】騒音下で携帯電話機・PHS電話機等の携
帯型無線機器を使用する場合を考慮し、通信相手の小振
幅音声の明瞭度を更に改善し且つ聴き易い音声にする為
に、ハイパスフィルタ21は音声の高周波成分を強調す
る図8に示す特性を持ち、リミッタ増幅器22は、ハイ
パスフィルタ21の出力音声信号を増幅し、図6に示さ
れる実験結果により決定された最大振幅の25%±5%
にてクリッピングを行い、それがダイナミックレンジと
なる様にゲインが調節され、ローパスフィルタ23は、
リミッタ増幅器22の出力に含まれる高域高調波を除去
する為に、3dB±1dB/オクターブ低下の特性をも
つ。受話スピーカ24はローパスフィルタ23のからの
音声信号を出力する。なお、ハイパスフィルタ21の周
波数特性は、図8に示す特性に対して、±3dBの範囲
にあればよい。
【0043】以上のように本実施の形態によれば、入力
音声信号の高域の周波数帯を強調する周波数特性をもつ
ハイパスフィルタ21と、ハイパスフィルタ21から出
力される音声信号の最大振幅の25%±5%にてクリッ
ピングされるようにゲインが調節されたリミッタ増幅器
22と、3dB±1dB/オクターブ低下の特性を持ち
リミッタ増幅器22から入力される音声信号の高域高調
波を除去するローパスフィルタ23とを有することによ
り、最大入力音声信号をクリッピングするようにゲイン
を増大して、小さな入力音声信号をより増幅するので、
高周波帯を強調することによりリミッタにかからない小
振幅の音声の明瞭度が更に改善される(図7参照)と共
に高域高調波除去により通信相手の音声がより聴き易く
なり、騒音下での受話音声が更に一層明瞭になる。
【0044】(実施の形態4)図4は本発明の実施の形
態4による携帯型無線機器の補聴処理装置を示すブロッ
ク図である。
【0045】図4において、25は一部周波数帯域を除
去するバンドストップフィルタ、26は増幅を行い且つ
最大振幅を制限するリミッタ増幅器、27は高域高調波
を除去するローパスフィルタ、28は受話音声が送出さ
れる受話スピーカである。
【0046】このように構成された携帯型無線機器の補
聴処理装置について、その動作を図6、図7、図9を用
いて説明する。図9はバンドストップフィルタ25の特
性を示すグラフである。
【0047】図4において、騒音下で携帯電話機・PH
S電話機等の携帯型無線機器を使用する場合を考慮し、
通信相手の小振幅音声の明瞭度を改善し且つ自然な音声
にする為に、バンドストップフィルタ25は、音声の高
周波成分を強調し自然な音声にする図9に示す特性を持
ち、リミッタ増幅器26は、バンドストップフィルタ2
5の出力音声信号を増幅し、図6に示される実験結果に
より決定された最大振幅の25%±5%にてクリッピン
グを行い、それがダイナミックレンジとなる様にゲイン
が調節され、ローパスフィルタ27は、リミッタ増幅器
26の出力音声信号に含まれる高域高調波を除去する為
に、3dB±1dB/オクターブ低下の特性をもつ。受
話スピーカ28は、ローパスフィルタ27からの音声信
号を出力する。なお、バンドストップフィルタ25の周
波数特性は、図9に示す特性に対して、±3dBの範囲
にあればよい。
【0048】以上のように本実施の形態によれば、通信
相手の音声の音質を変化させる周波数特性をもつバンド
ストップフィルタ25と、バンドストップフィルタ25
から出力される音声信号の最大振幅の25%±5%にて
クリッピングされるようにゲインが調節されたリミッタ
増幅器26と、3dB±1dB/オクターブ低下の特性
を持ちリミッタ増幅器26から入力される音声信号の高
域高調波を除去するローパスフィルタ27とを有するこ
とにより、最大入力音声信号をクリッピングするように
ゲインを増大して、小さな入力音声信号をより増幅する
ので、高周波帯を強調することによりリミッタにかから
ない小振幅の音声の明瞭度が更に改善され(図7参
照)、高域高調波除去により通信相手の音声がより聴き
易くなると共に、自然な音声が実現され、騒音下での受
話音声が更に一層明瞭になる。
【0049】(実施の形態5)図5は本発明の実施の形
態5による携帯型無線機器の補聴処理装置を示すブロッ
ク図である。
【0050】図5において、29は周囲騒音を集音する
マイクロフォン、30はマイクロフォン29で集音され
た周囲騒音の周波数特性を算出するFFT部、31はF
FT部30で算出された周波数特性の逆特性を算出する
逆フィルタ算出器、32は逆フィルタ算出器31によっ
て求められたフィルタで音声信号のフィルタリングを行
うタップ係数可変フィルタ、33は増幅を行い且つ最大
振幅を制限するリミッタ増幅器、34は高域高調波を除
去するローパスフィルタ、35は受話音声が送出される
受話スピーカである。
【0051】このように構成された携帯型無線機器の補
聴処理装置について、その動作を図6を用いて説明す
る。
【0052】図5において、騒音下で携帯電話機・PH
S電話機等の携帯型無線機器を使用する場合を考慮し、
周囲騒音の周波数特性の影響を受けず通信相手の音声の
明瞭度を改善する為に、マイクロフォン29は周囲騒音
を集音し、FFT部30はマイクロフォン29で集音さ
れた周囲騒音の周波数特性を算出し、逆フィルタ算出器
31はFFT部30で算出された周波数特性の逆特性を
算出し、タップ係数可変フィルタ32は逆フィルタ算出
器31によって求められたフィルタで音声信号のフィル
タリングを行い、リミッタ増幅器33は、タップ係数可
変フィルタ32の出力音声信号を増幅し、図6に示され
る実験結果により決定された最大振幅の25%±5%に
てクリッピングを行い、それがダイナミックレンジとな
る様にゲインが調節される。ローパスフィルタ34は、
リミッタ増幅器33の出力音声信号に含まれる高域高調
波を除去する為に、3dB±1dB/オクターブ低下の
特性をもつ。受話スピーカ35はローパスフィルタ34
からの音声信号を出力する。
【0053】以上のように本実施の形態によれば、周囲
騒音を集音するマイクロフォン29と、マイクロフォン
29で集音した周囲騒音の周波数特性を計算するFFT
部30と、FFT部30で求められた周波数特性の逆特
性を持つフィルタを算出する逆フィルタ算出器31と、
逆フィルタ算出器31の結果を用いてフィルタリングを
行うことで通信相手の音声の音質を変化させるタップ係
数可変フィルタ32と、タップ係数可変フィルタ32か
ら出力される音声信号の最大振幅の25%±5%にてク
リッピングされるようにゲインが調節されたリミッタ増
幅器33と、3dB±1dB/オクターブ低下の特性を
持ちリミッタ増幅器33から入力される音声信号の高域
高調波を除去するローパスフィルタ34とを有すること
により、最大入力音声信号をクリッピングするようにゲ
インを増大して、小さな入力音声信号をより増幅するの
で、周囲騒音の周波数特性に追随して受話音声の明瞭度
が改善されると共に高域高調波除去により通信相手の音
声がより聴き易くなり、騒音下での受話音声が更に一層
明瞭になる。
【0054】なお、(表1)に図1、図3、図4の携帯
型無線機器の補聴処理装置についての評価点を示す。
【0055】
【表1】 (表1)からは、図4の装置が最も優れていることが分
かる。
【0056】(実施の形態6)図10は本発明の実施の
形態6にかかる携帯型無線機器を示すブロック図であ
り、より具体的にはPHS電話機や携帯電話機の構成を
示す。
【0057】図10において、101は基地局との間で
通話信号及び制御信号を無線で送受信する無線部、10
2はそのアンテナ、103は携帯型無線機器使用者の音
声を集音するマイクロフォン、104はマイクロフォン
103で集音した音声を増幅する増幅器、105は無線
部101にて受信した通信相手から送出された音声の特
性を変更する補聴処理装置、106は補聴処理装置10
5から出力された音声を増幅する増幅器、107は増幅
器106からの音声を出力する受話スピーカである。こ
こで、補聴処理装置105は実施の形態1乃至5のいず
れかの実施の形態に記載された補聴処理装置である。
【0058】以上のように本実施の形態によれば、マイ
クロフォン103と、受話スピーカ107と、アンテナ
102と、アンテナ102に接続された無線部101と
を備え、無線部101と受話スピーカ107との間に実
施の形態1乃至5のいずれかの実施の形態に記載された
補聴処理装置105を設けたことにより、実施の形態1
乃至5のいずれかの実施の形態に記載された補聴処理装
置を携帯型無線機器に適用することができ、実施の形態
1乃至5のいずれかの実施の形態に記載された補聴処理
装置の作用効果を奏することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載の携帯型無線機器の補聴処理装置によれば、PHS
電話機・携帯電話機等の携帯型無線機器の補聴処理装置
であって、入力音声信号の最大振幅の25%±5%にて
クリッピングされるようにゲインが調節されたリミッタ
増幅器を有することにより、最大入力音声信号をクリッ
ピングするようにゲインを増大して、小さな入力音声信
号をより増幅するので、通信相手の音声の明瞭度が改善
され、騒音下での受話音声がより明瞭になるという有利
な効果が得られる。
【0060】請求項2に記載の携帯型無線機器の補聴処
理装置によれば、PHS電話機・携帯電話機等の携帯型
無線機器の補聴処理装置であって、入力音声信号の最大
振幅の25%±5%にてクリッピングされるようにゲイ
ンが調節されたリミッタ増幅器と、3dB±1dB/オ
クターブ低下の特性を持ちリミッタ増幅器から入力され
る音声信号の高域高調波を除去するローパスフィルタと
を有することにより、最大入力音声信号をクリッピング
するようにゲインを増大して、小さな入力音声信号をよ
り増幅するので、通信相手の音声の明瞭度が改善される
と共に高域高調波除去により通信相手の音声がより聴き
易くなり、騒音下での受話音声が一層明瞭になるという
有利な効果が得られる。
【0061】請求項3に記載の携帯型無線機器の補聴処
理装置によれば、PHS電話機・携帯電話機等の携帯型
無線機器の補聴処理装置であって、入力音声信号の高域
の周波数帯を強調する周波数特性をもつハイパスフィル
タと、ハイパスフィルタから出力される音声信号の最大
振幅の25%±5%にてクリッピングされるようにゲイ
ンが調節されたリミッタ増幅器と、3dB±1dB/オ
クターブ低下の特性を持ちリミッタ増幅器から入力され
る音声信号の高域高調波を除去するローパスフィルタと
を有することにより、最大入力音声信号をクリッピング
するようにゲインを増大して、小さな入力音声信号をよ
り増幅するので、高周波帯を強調することによりリミッ
タにかからない小振幅の音声の明瞭度が更に改善される
と共に高域高調波除去により通信相手の音声がより聴き
易くなり、騒音下での受話音声が更に一層明瞭になると
いう有利な効果が得られる。
【0062】請求項4に記載の携帯型無線機器の補聴処
理装置によれば、PHS電話機・携帯電話機等の携帯型
無線機器の補聴処理装置であって、通信相手の音声の音
質を変化させる周波数特性をもつバンドストップフィル
タと、バンドストップフィルタから出力される音声信号
の最大振幅の25%±5%にてクリッピングされるよう
にゲインが調節されたリミッタ増幅器と、3dB±1d
B/オクターブ低下の特性を持ちリミッタ増幅器から入
力される音声信号の高域高調波を除去するローパスフィ
ルタとを有することにより、最大入力音声信号をクリッ
ピングするようにゲインを増大して、小さな入力音声信
号をより増幅するので、高周波帯を強調することにより
リミッタにかからない小振幅の音声の明瞭度が更に改善
され、高域高調波除去により通信相手の音声がより聴き
易くなると共に、自然な音声が実現され、騒音下での受
話音声が更に一層明瞭になるという有利な効果が得られ
る。
【0063】請求項5に記載の携帯型無線機器の補聴処
理装置によれば、PHS電話機・携帯電話機等の携帯型
無線機器の補聴処理装置であって、周囲騒音を集音する
マイクロフォンと、マイクロフォンで集音した周囲騒音
の周波数特性を計算するFFT部と、FFT部で求めら
れた周波数特性の逆特性を持つフィルタを算出する逆フ
ィルタ算出器と、逆フィルタ算出器の結果を用いてフィ
ルタリングを行うことで通信相手の音声の音質を変化さ
せるタップ係数可変フィルタと、タップ係数可変フィル
タから出力される音声信号の最大振幅の25%±5%に
てクリッピングされるようにゲインが調節されたリミッ
タ増幅器と、3dB±1dB/オクターブ低下の特性を
持ちリミッタ増幅器から入力される音声信号の高域高調
波を除去するローパスフィルタとを有することにより、
最大入力音声信号をクリッピングするようにゲインを増
大して、小さな入力音声信号をより増幅するので、周囲
騒音の周波数特性に追随して受話音声の明瞭度が改善さ
れると共に高域高調波除去により通信相手の音声がより
聴き易くなり、騒音下での受話音声が更に一層明瞭にな
るという有利な効果が得られる。
【0064】請求項6に記載の携帯型無線機器によれ
ば、マイクロフォンと、受話スピーカと、アンテナと、
アンテナに接続された無線部とを備え、無線部と受話ス
ピーカとの間に請求項1乃至5のいずれか1に記載の補
聴処理装置を設けたことにより、請求項1乃至5のいず
れか1に記載の補聴処理装置を携帯型無線機器に適用す
ることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による携帯型無線機器の
補聴処理装置を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2による携帯型無線機器の
補聴処理装置を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3による携帯型無線機器の
補聴処理装置を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態4による携帯型無線機器の
補聴処理装置を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態5による携帯型無線機器の
補聴処理装置を示すブロック図
【図6】最大振幅比クリップレベルによる明瞭度の相違
を示すグラフ
【図7】オリジナル音声に対する明瞭度の改善を示すグ
ラフ
【図8】ハイパスフィルタの特性を示すグラフ
【図9】バンドストップフィルタの特性を示すグラフ
【図10】本発明の実施の形態6による携帯型無線機器
を示すブロック図
【図11】従来の携帯型無線機器の補聴処理装置を示す
ブロック図
【図12】図11のCPUの動作を示すフロチャート
【符号の説明】
16、18、22、26、33 リミッタ増幅器 17、20、24、28、35 受話スピーカ 19、23、27、34 ローパスフィルタ 21 ハイパスフィルタ 25 バンドストップフィルタ 29 マイクロフォン 30 FFT部 31 逆フィルタ算出器 32 タップ係数可変フィルタ 101 無線部 102 アンテナ 103 マイクロフォン 104、106 増幅器 105 補聴処理装置 107 受話スピーカ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PHS電話機・携帯電話機等の携帯型無線
    機器の補聴処理装置であって、入力音声信号の最大振幅
    の25%±5%にてクリッピングされるようにゲインが
    調節されたリミッタ増幅器を有することを特徴とする携
    帯型無線機器の補聴処理装置。
  2. 【請求項2】PHS電話機・携帯電話機等の携帯型無線
    機器の補聴処理装置であって、入力音声信号の最大振幅
    の25%±5%にてクリッピングされるようにゲインが
    調節されたリミッタ増幅器と、3dB±1dB/オクタ
    ーブ低下の特性を持ち前記リミッタ増幅器から入力され
    る音声信号の高域高調波を除去するローパスフィルタと
    を有することを特徴とする携帯型無線機器の補聴処理装
    置。
  3. 【請求項3】PHS電話機・携帯電話機等の携帯型無線
    機器の補聴処理装置であって、入力音声信号の高域の周
    波数帯を強調する周波数特性をもつハイパスフィルタ
    と、前記ハイパスフィルタから出力される音声信号の最
    大振幅の25%±5%にてクリッピングされるようにゲ
    インが調節されたリミッタ増幅器と、3dB±1dB/
    オクターブ低下の特性を持ち前記リミッタ増幅器から入
    力される音声信号の高域高調波を除去するローパスフィ
    ルタとを有することを特徴とする携帯型無線機器の補聴
    処理装置。
  4. 【請求項4】PHS電話機・携帯電話機等の携帯型無線
    機器の補聴処理装置であって、PHS・携帯電話等携帯
    型無線機器において、通信相手の音声の音質を変化させ
    る周波数特性をもつバンドストップフィルタと、前記バ
    ンドストップフィルタから出力される音声信号の最大振
    幅の25%±5%にてクリッピングされるようにゲイン
    が調節されたリミッタ増幅器と、3dB±1dB/オク
    ターブ低下の特性を持ち前記リミッタ増幅器から入力さ
    れる音声信号の高域高調波を除去するローパスフィルタ
    とを有することを特徴とする携帯型無線機器の補聴処理
    装置。
  5. 【請求項5】PHS電話機・携帯電話機等の携帯型無線
    機器の補聴処理装置であって、周囲騒音を集音するマイ
    クロフォンと、前記マイクロフォンで集音した周囲騒音
    の周波数特性を計算するFFT部と、前記FFT部で求
    められた周波数特性の逆特性を持つフィルタを算出する
    逆フィルタ算出器と、前記逆フィルタ算出器の結果を用
    いてフィルタリングを行うことで通信相手の音声の音質
    を変化させるタップ係数可変フィルタと、前記タップ係
    数可変フィルタから出力される音声信号の最大振幅の2
    5%±5%にてクリッピングされるようにゲインが調節
    されたリミッタ増幅器と、3dB±1dB/オクターブ
    低下の特性を持ち前記リミッタ増幅器から入力される音
    声信号の高域高調波を除去するローパスフィルタとを有
    することを特徴とする携帯型無線機器の補聴処理装置。
  6. 【請求項6】マイクロフォンと、受話スピーカと、アン
    テナと、前記アンテナに接続された無線部とを備え、前
    記無線部と前記受話スピーカとの間に請求項1乃至5の
    いずれか1に記載の補聴処理装置を設けたことを特徴と
    する携帯型無線機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7248690B2 (en) 2003-09-29 2007-07-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Voice signal clipping circuit and telephone set therewith
JP2011527158A (ja) * 2008-06-30 2011-10-20 エイブル・プラネット,インコーポレイテッド 聴覚強化および聴覚保護の方法及びシステム

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US7248690B2 (en) 2003-09-29 2007-07-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Voice signal clipping circuit and telephone set therewith
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