JP3043057U - 絵の具入れケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絵の具を入れるケースと、その絵の具を使用
するためのパレットとして使用するケースを一緒に保管
し又は携帯できる絵の具入れケースを提供する。 【解決手段】 主ケース本体１の内底面に直に絵の具を
入れるか又は絵の具容器６を嵌合可能とする凹部４を設
けた主ケース１３と、副ケース本体１４の内底面に絵の
具を入れてパレットとして使用可能とする凹部１６を設
けるとともにその外底面に上記主ケース１３の凹部４と
嵌合可能な凸部１８を設けて主ケース１３に対し嵌め込
み可能とした副ケース２０とから成る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は絵の具を入れるケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、絵の具を入れるケースと、その絵の具を混色する場合などに使用するパ レットは別体であった。そのため、２つのケースを別々に保管又は携帯する等の 面倒があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、絵の具を入れるケースと、その絵の具を使用するためのパレ ットとして使用するケースを一緒に保管し又は携帯できる斬新な絵の具入れケー スの提供を課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題は本考案によって、すなわち、主ケース本体１の内底面に直に絵の具 を入れるか又は絵の具容器６を嵌合可能とする凹部４を設けた主ケース１３と、 副ケース本体１４の内底面に絵の具を入れてパレットとして使用可能とする凹部 １６を設けるとともにその外底面に上記主ケース１３の凹部４と嵌合可能な凸部 １８を設けて主ケース１３に対し嵌め込み可能とした副ケース２０とから成る絵 の具入れケースによって解決することができる。

【０００５】

【実施例】

以下、図示した本考案の実施例について説明する。まず、図３〜図６に示した 主ケース１３から説明する。図３において符号１が主ケース本体１であり、符号 ２がその主ケース本体１に対しヒンジを介して連結した蓋であり、この主ケース 本体１と蓋２はポリプロピレン等のプラスチックにより一体成形されている。

【０００６】 そして、主ケース本体１における内底面に６つの窪み３と、６つの凹部４と、 １つの溝部５を形成している。その窪み３は、図４に示すように、円筒形の５つ の絵の具容器６と、同じく円筒形の１つのニス容器７とを、横倒し状態としてそ の略下半部を挿入可能とした形状及び大きさを有している。

【０００７】 また、凹部４は円形で、図６に示すように、上記の絵の具容器６や、ニス容器 ７を起立させた状態でその下端部を嵌合可能としている。

【０００８】 また、溝部５は、図４に示すように、筆１１を収容するためのもので、その両 端は一段低くなっている。

【０００９】 なお、この絵の具と、ニスは工作用で、紙ねんど、木などに塗布するものであ る。

【００１０】 また、主ケース本体１の外壁に把手８を一体的に設け、蓋２には主ケース本体 １の側壁に設けた顎部１０に係止可能なフック９を設けている。

【００１１】 絵の具容器６やニス容器７を、図４に示すように、横倒し状態で主ケース本体 １の窪み３に収容し、かつ、筆１１も伏せた状態で溝部５に収容すれば、主ケー ス本体１に対し蓋２を閉じ合わせることができ、その状態で保管し、又は携帯す ることができる。

【００１２】 使用する場合は、蓋２を開き、図５に示すように、絵の具容器６から取り出し た絵の具１２を凹部４へ入れて混色などをすることができる。すなわち、凹部４ をパレットとして使用することができる。

【００１３】 また、この凹部４は、上記のように、窪み３から移し替えた絵の具容器６など の下端部を嵌合させて起立状態にすることができる。これにより、開蓋した絵の 具容器６などに直接筆１１を挿入することもできる。

【００１４】 また、絵の具容器６などを窪み３から凹部４へ移し替えれば、窪み３が空にな るので、その窪み３も絵の具などを直に入れてパレットとして利用することもで きる。

【００１５】 次に、図７及び図８に示した副ケース２０について説明する。この副ケース１ ９は副ケース本体１４と、その副ケース本体１４に対し回動自在に取付けた蓋１ ５とから成り、両者はポリプロピレン等のプラスチックにより成形されて組み付 けられている。その副ケース本体１４は内底面の６箇所に円形の凹部１６を設け ている。また、蓋１５は内天面の２箇所に長円形の凹部１７を設けるとともに同 じく２箇所に円形の凹部１６を設けている。これらの凹部１６，１７は絵の具な どを入れてパレットとして使用するものである。副ケース本体１４の外底面と、 蓋１５の外天面には、図８に示すように、上記の凹部１６，１７を設けた位置と 対応する位置に凸部１８，１９を設けている。

【００１６】 上記の副ケース２０は、図１に示すように、その副ケース本体１４の外底面に 設けた凸部１８を主ケース１３の主ケース本体１に設けた凹部４に嵌合すること によって主ケース１３に対し嵌め込むことができる。

【００１７】 そして、副ケース２０の副ケース本体１４と蓋１５を閉じ合わせれば、図２に 示すように、同じく主ケース本体１と蓋２を閉じ合わせた主ケース１３の内部に 収容することができる。

【００１８】

【考案の効果】

本考案の絵の具入れケースは上記の通りであり、主に絵の具入れとして使用す る主ケース１３と、パレットとして使用する副ケース２０とを、その副ケース２ ０に設けた凸部１８を主ケース１３に設けた凹部４に嵌合することによって一体 的に組み付けることができるので、一緒に保管し又は携帯できるという利便性が ある。また、主ケース１３は、絵の具容器６等を単に収容できるだけでなく、そ の主ケース本体１の内底面に設けた凹部４に直に絵の具を入れることによってパ レットとしても利用できるので、副ケース２０をパレットとして使用するだけで は足りない場合に便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】副ケースを主ケースに組み付けた状態の斜視図
である。

【図２】副ケースを主ケースの内部に収容した状態の断
面図である。

【図３】主ケースの開蓋状態の斜視図である。

【図４】主ケースの開蓋状態の平面図である。

【図５】主ケースの凹部に絵の具を入れた状態を示す図
３のＡ−Ａ線位置における断面図である。

【図６】主ケースの凹部に絵の具容器等を嵌合して起立
させた状態を示す図３のＡ−Ａ線位置における断面図で
ある。

【図７】副ケースの開蓋状態の平面図である。

【図８】図７のＢ−Ｂ線位置における副ケースの断面図
である。

【符号の説明】

１ 主ケース本体 ２ 蓋 ３ 窪み ４ 凹部 ５ 溝部 ６ 絵の具容器 ７ ニス容器 ８ 把手 ９ フック １０ 顎部 １１ 筆 １２ 絵の具 １３ 主ケース １４ 副ケース本体 １５ 蓋 １６ 凹部 １７ 凹部 １８ 凸部 １９ 凸部 ２０ 副ケース

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 主ケース本体１の内底面に直に絵の具を
   入れるか又は絵の具容器６を嵌合可能とする凹部４を設
   けた主ケース１３と、副ケース本体１４の内底面に絵の
   具を入れてパレットとして使用可能とする凹部１６を設
   けるとともにその外底面に上記主ケース１３の凹部４と
   嵌合可能な凸部１８を設けて主ケース１３に対し嵌め込
   み可能とした副ケース２０とから成る絵の具入れケー
   ス。