JP3042469B2 - 航空機監視システム - Google Patents
航空機監視システムInfo
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Description
に関し、特に二次監視レーダによる空港面上の航空機を
識別し管制誘導を行なう航空機監視システムに関する。
する航空機の管制を目的に空港面での航空機の識別方式
が重要になっている。従来この種の航空機識別方式は、
既設の二次監視レーダ(SSR:Secondary
Surveillance Rader)からの質問に
対する航空機のトランスポンダからの応答信号を傍受し
て、航空機の位置を測位し、かつ航空機のコード識別を
行なっている。
SSR送受信装置からの空中線走査ビーム方向は図示の
通りであるため、SSR送受信装置をそのまま使用した
場合、応答信号の重畳(ガーブル)により複数の航空機
のコード識別が不可能となる。
特開平8−105966号公報記載の「監視レーダ装
置」が知られている。
の質問信号に応答して、航空機から送信された応答信号
を傍受するとともに、人工衛星を利用した測位システム
の基準信号を受信し、この基準信号に同期したトリガパ
ルスを用いて同期干渉を擬似的に発生し、傍受した応答
信号により目標データを生成し、これを3局以上の受信
局で受信して航空機の識別情報を得る技術が記載されて
いる。
監視システムは、レーダビーム走査範囲が固定されてい
るので空港内全体での監視機能が乏しいという欠点を有
している。
に設置する必要があるためシステムの規模拡大による経
済性を損なうという欠点を有している。
たビーム走査可能な航空機監視システムを提供すること
にある。
ステムは、空港面に存在する航空機を監視する航空機監
視システムにおいて、前記航空機に対して質問および応
答を行なうビーム走査手段を有する送受信局と、この送
受信局への前記航空機の応答を傍受する固定ビーム手段
を有する受信局と、前記送受信局および前記受信局から
のデータを双曲線測位方式で処理し前記航空機の位置お
よび識別番号を表示する処理局とを備えたことを特徴と
している。
監視システムにおいて、前記航空機に対して質問信号を
任意の範囲でビーム走査し、前記質問信号に対する応答
信号を受信する第1の空中線部と;高い時刻精度の第1
の同期基準信号を受信する第2の空中線部と;前記質問
信号を送信し、前記応答信号の受信と前記第1の同期基
準信号を受けて第1のビデオ信号に変換し、この第1の
ビデオ信号を第1の目標データとして処理し伝送する送
受信装置と;を有する送受信局と;この送受信局が受信
する前記応答信号を傍受する第3の空中線部と;高い時
刻精度の第2の同期基準信号を受信する第4の空中線部
と;傍受した前記応答信号と前記第2の同期基準信号を
受けて第2のビデオ信号に変換し、この第2のビデオ信
号を第2の目標データとして処理し伝送する受信装置
と;を有する受信局と;前記第1および第2の目標デー
タを受け、これらを処理し表示する処理局と;を備えた
ことを特徴としている。
徴としている。
タイミング信号により送信する送信部と、前記応答信号
を前記第1のビデオ信号に変換出力する受信部と、前記
第1の同期基準信号から同期信号を出力するGPS受信
部と、前記同期信号から第1および第2のタイミング信
号を出力する送信制御部と、前記第2のタイミング信号
により前記第1のビデオ信号を前記第1の目標データと
して出力する目標検出部と、前記第1の目標データを伝
送する伝送部とを有したことを特徴としている。
前記第2のビデオ信号に変換出力する受信部と、前記第
2の同期基準信号から同期信号を出力するGPS受信部
と、前記同期信号により前記第2のビデオ信号を前記第
2の目標データとして出力する目標検出部と、前記第2
の目標データを伝送する伝送部とを有したことを特徴と
している。
データを受信する第1および第2の伝送部と、これら伝
送部が各々出力する目標データを処理する処理部と、こ
の処理部が出力するデータを表示する表示部とを有した
ことを特徴としている。
衛星システム(GPS)による衛星からの基準信号を受
信することを特徴としている。
て図面を参照して説明する。
の実施の形態を示すブロック図である。
せず)に対して質問信号を送信し、また航空機からの応
答信号を受信する送受信局30と、航空機からの応答信
号を傍受する受信局31と、送受信局30および受信局
31からのデータを処理し表示する処理局32とから構
成されている。
空中線11と、送受信装置28とから構成され、送受信
装置28はSSR質問信号12を送信する送信部3と、
SSR応答信号13を受信する受信部5と、GPS空中
線11からのGPS基準信号23を受信するGPS受信
部2と、このGPS受信部2が出力する基準信号15を
受けて送信部3にシステムトリガ信号14を、目標検出
部6にシステムトリガ信号24を出力する送信制御部4
と、システムトリガ信号24を受け受信部5が出力する
ビデオ信号26をターゲットデータ16に変換出力する
目標検出部6と、このターゲットデータ16を処理局3
2に伝送する伝送部7とを有している。
中線11aと、受信装置29とから構成され、受信装置
29は送受信局30からの電波を傍受した空中線装置8
からのSSR応答信号19を受信してビデオ信号20に
変換出力する受信部5aと、GPS空中線11aからの
GPS基準信号25を受信するGPS受信部2aと、G
PS受信部2aからのシステムトリガ信号21およびビ
デオ信号20を入力しターゲットデータ22を出力する
目標検出部6aと、このターゲットデータ22を伝送す
る伝送部7aとを有している。
ターゲットデータ16,22を受信する伝送部7b,7
cと、これら伝送部が出力するターゲットデータ17,
18を処理する処理部9と、処理部9が出力するデータ
を表示する表示部10とを有している。
す説明図である。
35を設置し、ターミナルビル等に送受信局30を設置
したシステム構成としている。ターミナルビル等に設置
した送受信局30の空中線装置1のビーム走査により、
空港面全体が走査できるようになる。
形態の動作をより詳細に説明する。
発生したSSR質問信号12を任意の範囲で走査させな
がら航空面上の航空機に対してビーム送信し、またSS
R質問信号12に対する航空機からのSSR応答信号1
3を受信して受信部5へ送出する。受信部5は受信した
SSR応答信号13をビデオ信号26に変換し、目標検
出部6へ送出する。ここで送信制御部4はGPS受信部
2が出力する基準信号15を受け、ある繰り返し周期を
もつシステムトリガ信号14,24を発生し、各々を送
信部3および目標検出部6へ送出する。目標検出部6は
受信部5からのビデオ信号26を処理し、ターゲットデ
ータ16として伝送部7を介して処理局32へ伝送す
る。
各々の空中線装置8が送受信局30からのSSR応答信
号13を傍受し、これを航空機のSSR応答信号19と
して受信部5aに出力する。受信部5aはSSR応答信
号19をビデオ信号20に変換し、目標検出部6aに送
出する。ここでGPS受信部2aはGPS空中線11a
からのGPS基準信号25に基づき、送受信局30の送
信繰り返し周波数の周期と同期したシステムトリガ信号
21を発生し目標検出部6aに出力する。システムトリ
ガ信号21の発生にGPS(Global Posit
ioningSystem)を使用しているのは、より
高い時刻精度を得るためである。
信号20とシステムトリガ信号21を用いて、SSR装
置の信号特性である「同期干渉」を擬似的に起こすこと
により目標の検出・処理を行ない、ターゲットデータ2
2として伝送部7aを介して処理局32へ伝送する。
る。
返し周期を有する2つ以上のSSR装置が相互の覆域内
に重畳して存在する場合に生じる現象である。
R質問信号に対する航空機からのSSR応答信号がA局
及びB局に現れ、またB局SSR装置のSSR質問信号
に対する航空機からのSSR応答信号がB局及びA局に
現れる。このため、A局およびB局では自局のSSR質
問信号に対するSSR応答信号だけでなく他局のSSR
応答信号をも受信するので、それぞれ相手局に偽の目標
を与えることになる。すなわち、A局とB局のシステム
タイミングの繰り返し周期が一致している場合は、1ス
イープ目に見つけたSSR応答信号に対して、2スイー
プ目にゲート(距離による)をかけることにより、その
ゲートに入力したもののみ自局が送信したSSR質問信
号に対する該当航空機のSSR応答信号であると判断で
きる。
0および受信局31からの伝送部7,7aを介して伝送
されたターゲットデータ16,22を、処理局32の伝
送部7b,7cを介して受けたターゲットデータ17,
18として双曲線測位方式により処理部9で処理し、航
空機の位置情報および識別番号を得て表示部10に表示
する。
る。また、図5は航空機受信対象範囲を示す図である。
明する。
たSSR質問信号12に対しての航空機からのSSR応
答信号13は、ある時刻差をもって送受信局30、受信
局31で受信される。この時刻差により、受信域として
1本の双曲線を描くことができる。また、送受信局30
の空中線装置1のビーム方位は既知であるため、その方
向に1本の直線を引くことができる。この1本の双曲線
および1本の直線の交点を航空機の位置と判定する方式
が双曲線測位方式である。従って、航空機の送受信局3
0によるSSR応答信号13および受信局31によるS
SR応答信号19にもとづき、受信時刻差により描かれ
る1本の双曲線と、送受信局30の空中線ビーム方位に
よる1本の直線との交点を航空機の位置とする双曲線測
位方式を用いて航空機の位置検出を行なうので、1つの
送受信局30および複数の受信局31で航空機の監視シ
ステムを構築することができる。
査範囲と受信局31のビーム走査範囲とが交差して重畳
する範囲が、航空機の受信対象範囲となる。
きる空中線装置1を有し、受信局31はビーム方位を固
定した空中線8を有する。そこで空中線装置1および空
中線装置8のビームを交差させ受信対象範囲を限定する
ことにより、この受信範囲内の航空機を探知できる。す
なわち、受信対象範囲を限定することにより、SSR応
答信号13,19の重畳(ガーブル)を回避することが
できる。
機が通過する可能性の高いところに1システムを配置す
るようなシステムの装置構成が大規模になることはな
く、送受信局30の空中線ビーム方位を任意の範囲で走
査し、積極的に航空機の捕捉を行なうことができる。
視システムは、任意の範囲を単一空中線装置でビーム走
査できるので、空港面の監視対象範囲を拡大できかつ設
置する装置台数が少ないため、監視機能並びにシステム
の経済性に優れるという効果を有している。
態を示すブロック図である。
ある。
Claims (7)
- 【請求項1】 空港面に存在する航空機を監視する航空
機監視システムにおいて、前記航空機に対して質問およ
び応答を行なうビーム走査手段を有する送受信局と、こ
の送受信局への前記航空機の応答を傍受する固定ビーム
手段を有する受信局と、前記送受信局および前記受信局
からのデータを双曲線測位方式で処理し前記航空機の位
置および識別番号を表示する処理局とを備えたことを特
徴とする航空機監視システム。 - 【請求項2】 空港面に存在する航空機を監視する航空
機監視システムにおいて、 前記航空機に対して質問信号を任意の範囲でビーム走査
し、前記質問信号に対する応答信号を受信する第1の空
中線部と;高い時刻精度の第1の同期基準信号を受信す
る第2の空中線部と;前記質問信号を送信し、前記応答
信号の受信と前記第1の同期基準信号を受けて第1のビ
デオ信号に変換し、この第1のビデオ信号を第1の目標
データとして処理し伝送する送受信装置と;を有する送
受信局と;この送受信局が受信する前記応答信号を傍受
する第3の空中線部と;高い時刻精度の第2の同期基準
信号を受信する第4の空中線部と;傍受した前記応答信
号と前記第2の同期基準信号を受けて第2のビデオ信号
に変換し、この第2のビデオ信号を第2の目標データと
して処理し伝送する受信装置と;を有する受信局と;前
記第1および第2の目標データを受け、これらを処理し
表示する処理局と;を備えたことを特徴とする航空機監
視システム。 - 【請求項3】 前記受信局を複数設置したことを特徴と
する請求項1又は請求項2記載の航空機監視システム。 - 【請求項4】 前記送受信装置が、 前記質問信号を第1のタイミング信号により送信する送
信部と、前記応答信号を前記第1のビデオ信号に変換出
力する受信部と、前記第1の同期基準信号から同期信号
を出力するGPS受信部と、前記同期信号から第1およ
び第2のタイミング信号を出力する送信制御部と、前記
第2のタイミング信号により前記第1のビデオ信号を前
記第1の目標データとして出力する目標検出部と、前記
第1の目標データを伝送する伝送部とを有したことを特
徴とする請求項2又は請求項3記載の航空機監視システ
ム。 - 【請求項5】 前記受信装置が、 傍受した前記応答信号を前記第2のビデオ信号に変換出
力する受信部と、前記第2の同期基準信号から同期信号
を出力するGPS受信部と、前記同期信号により前記第
2のビデオ信号を前記第2の目標データとして出力する
目標検出部と、前記第2の目標データを伝送する伝送部
とを有したことを特徴とする請求項2、3又は4記載の
航空機監視システム。 - 【請求項6】 前記処理局が、 前記第1および第2の目標データを受信する第1および
第2の伝送部と、これら伝送部が各々出力する目標デー
タを処理する処理部と、この処理部が出力するデータを
表示する表示部とを有したことを特徴とする請求項2,
3,4又は5記載の航空機監視システム。 - 【請求項7】 前記第2および第4の空中線部が、全測
位衛星システム(GPS)による衛星からの基準信号を
受信することを特徴とする請求項2、3、4、5又は6
記載の航空機監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9298918A JP3042469B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 航空機監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9298918A JP3042469B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 航空機監視システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11133149A JPH11133149A (ja) | 1999-05-21 |
JP3042469B2 true JP3042469B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=17865870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9298918A Expired - Lifetime JP3042469B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 航空機監視システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3042469B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004325130A (ja) * | 2003-04-22 | 2004-11-18 | Mitsubishi Electric Corp | レーダ装置 |
JP4664841B2 (ja) * | 2006-03-16 | 2011-04-06 | 株式会社東芝 | 二次監視レーダ |
JP5127748B2 (ja) * | 2009-03-10 | 2013-01-23 | 株式会社東芝 | 質問信号送信方法 |
JP2014095625A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Toshiba Corp | レーダ装置、及びレーダシステム |
-
1997
- 1997-10-30 JP JP9298918A patent/JP3042469B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11133149A (ja) | 1999-05-21 |
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