JP3317266B2 - 空港面航空機識別装置および空港面航空機識別方法、並びに記録媒体 - Google Patents

空港面航空機識別装置および空港面航空機識別方法、並びに記録媒体

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JP3317266B2
JP3317266B2 JP06080199A JP6080199A JP3317266B2 JP 3317266 B2 JP3317266 B2 JP 3317266B2 JP 06080199 A JP06080199 A JP 06080199A JP 6080199 A JP6080199 A JP 6080199A JP 3317266 B2 JP3317266 B2 JP 3317266B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空港面航空機識別
装置および空港面航空機識別方法、並びに記録媒体に関
し、特に、誘導路などの空港面を走行し、或いはそこに
停止している航空機の識別番号を自動的に検出し、その
位置と共に表示する空港面航空機識別装置および空港面
航空機識別方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機管制のために必要な空港面上の航
空機の位置は、空港面探知レーダ装置(Airport
Surface Detection Equipm
ent(以下、ASDEと称す))からの航空機位置情
報に従って表示装置(レーダスコープ)に機影を表示す
ることにより確認できる。しかし、ASDEではその航
空機がどの社のどの便であるかを示す航空機の識別番号
を検出することができないため、従来より、航空機の識
別番号を自動検知し、ASDEと組み合わせて、航空機
の位置および識別番号を自動的に検出するシステムが種
々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、特願平6−243632において開示されている空
港面において航空機の監視を行う方法では、空港面とい
う非常に限られた狭い範囲において、航空機の監視を行
うため、図6に示すように、SSR(Secondar
y Surveillance Radar)送受信装
置に対して、航空機が一直線に並ぶ状況が頻繁に起こり
得る。その場合、航空機からの応答信号の重なり合い
(ガーブル)を回避することができないため、SSR応
答信号の解読が不可能となる。即ち、航空機の識別番号
を取得することができなくなる。
【0004】また、特願平6−243632に開示され
ている方法では、受動型のシステム、即ち、自ら質問信
号を送出せず、また、空中線のビームが走査しないシス
テムを採用しており、基本的に、3局により形成される
三角形内に存在する航空機等のみを識別対象としてい
る。このため、空港面に存在する航空機等の識別番号を
積極的に取得することができない。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、航空機の存在密度が高い場合においても、
空港面における航空機の監視をより確実に、かつ迅速
に、また安価に行うことができるようにするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の空港面
航空機識別装置は、空港面に存在する航空機の位置およ
び識別番号を検出して表示する空港面航空機識別装置で
あって、飛行計画情報処理装置から提供される航空機の
出発予定時刻および到着予定時刻を入力する入力手段
と、航空機の出発予定時刻および到着予定時刻に基づい
て、指向性を有する第1の空中線装置のビームの方向
を、ビームが航空機に向くように制御する第1の制御手
段と、航空機の出発予定時刻および到着予定時刻に基づ
いて、指向性を有する第2の空中線装置のビームの方向
を、ビームが航空機に向くように制御する第2の制御手
段と、入力手段によって入力された航空機の出発予定時
刻および到着予定時刻に基づいて、第1の空中線装置を
介して所定のタイミングでSSR質問信号を送信する送
信手段と、送信手段によって送信されたSSR質問信号
に対するSSR応答信号を第1の空中線装置を介して受
信する第1の受信手段と、送信手段から送信されたSS
R質問信号に対するSSR応答信号を、第1の空中線装
置とは異なる位置に配置された第2の空中線装置を介し
て受信する第2の受信手段と、第1の受信手段によって
受信されたSSR応答信号と、第2の受信手段によって
受信されたSSR応答信号から、航空機の位置と航空機
の識別番号を検出し、空港面探知レーダ装置により検出
された航空機の位置との相関処理を行い、空港面探知レ
ーダ装置により検出された位置の航空機に対して、識別
番号を付与して所定の画面に表示する処理手段とを備え
ることを特徴とする。また、第1の制御手段は、航空機
の出発予定時刻に基づいて、第1の空中線装置のビーム
の方向を、ビームが航空機の出発方向に向くように制御
し、第2の制御手段は、航空機の出発予定時刻に基づい
て、第2の空中線装置のビームの方向を、ビームが航空
機の出発方向に向くように制御するようにすることがで
きる。また、第1の制御手段は、航空機の到着予定時刻
に基づいて、第1の空中線装置のビームの方向を、ビー
ムが航空機の到着方向に向くように制御し、第2の制御
手段は、航空機の到着予定時刻に基づいて、第2の空中
線装置のビームの方向を、ビームが航空機の到着方向に
向くように制御するようにすることができる。また、送
信手段は、航空機の出発予定時刻に基づいて、航空機の
出発予定時刻に対応した所定の時間帯に、SSR質問信
号を送信するようにすることができる。また、送信手段
は、航空機の到着予定時刻に基づいて、航空機の到着予
定時刻に対応した所定の時間帯に、SSR質問信号を送
信するようにすることができる。請求項6に記載の空港
面航空機識別方法は、空港面に存在する航空機の位置お
よび識別番号を検出して表示する空港面航空機識別方法
であって、飛行計画情報処理装置から提供される航空機
の出発予定時刻および到着予定時刻を入力する入力ステ
ップと、航空機の出発予定時刻および到着予定時刻に基
づいて、指向性を有する第1の空中線装置のビームの方
向を、ビームが航空機に向くように制御する第1の制御
ステップと、航空機の出発予定時刻および到着予定時刻
に基づいて、指向性を有する第2の空中線装置のビーム
の方向を、ビームが航空機に向くように制御する第2の
制御ステップと、入力ステップにおいて入力された航空
機の出発予定時刻および到着予定時刻に基づいて、第1
の空中線装置を介して所定のタイミングでSSR質問信
号を送信する送信ステップと、送信ステップにおいて送
信されたSSR質問信号に対するSSR応答信号を第1
の空中線装置を介して受信する第1の受信ステップと、
送信ステップにおいて送信されたSSR質問信号に対す
るSSR応答信号を、第1の空中線装置とは異なる位置
に配置された第2の空中線装置を介して受信する第2の
受信ステップと、第1の受信ステップにおいて受信され
たSSR応答信号と、第2の受信ステップにおいて受信
されたSSR応答信号から、航空機の位置と航空機の識
別番号を検出し、空港面探知レーダ装置により検出され
た航空機の位置との相関処理を行い、空港面探知レーダ
装置により検出された位置の航空機に対して、識別番号
を付与して所定の画面に表示する処理ステップとを備え
ることを特徴とする。請求項7に記載の記録媒体は、請
求項6に記載の空港面航空機識別方法を実行可能なプロ
グラムが記録されていることを特徴とする。本発明に係
る空港面航空機識別装置および空港面航空機識別方法、
並びに記録媒体においては、飛行計画情報処理装置から
提供される航空機の出発予定時刻および到着予定時刻を
入力し、航空機の出発予定時刻および到着予定時刻に基
づいて、指向性を有する第1の空中線装置のビームの方
向を、ビームが航空機に向くように制御し、航空機の出
発予定時刻および到着予定時刻に基づいて、指向性を有
する第2の空中線装置のビームの方向を、ビームが航空
機に向くように制御し、入力された航空機の出発予定時
刻および到着予定時刻に基づいて、第1の空中線装置を
介して所定のタイミングでSSR質問信号を送信し、送
信されたSSR質問信号に対するSSR応答信号を第1
の空中線装置を介して受信し、送信されたSSR質問信
号に対するSSR応答信号を、第1の空中線装置とは異
なる位置に配置された第2の空中線装置を介して受信
し、受信されたSSR応答信号から、航空機の位置と航
空機の識別番号を検出し、空港面探知レーダ装置により
検出された航空機の位置との相関処理を行い、空港面探
知レーダ装置により検出された位置の航空機に対して、
識別番号を付与して所定の画面に表示する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の空港面航空機識
別装置の一実施の形態の構成例を示している。図1に示
すように、本実施の形態は、TX/RX局(送受信局)
1と、RX局(受信局)2と、処理局3とからなる。
【0008】図2は、TX/RX局1の詳細な構成例を
示すブロック図である。図2に示すように、TX/RX
局1は、図4を参照して後述するように、処理局3を構
成する制御器12から伝送部11を介して供給されるビ
ーム制御信号に従って、ビームを走査する空中線装置4
と、制御器12から伝送部11を介して供給される送信
制御信号に従って、空中線装置4を介して所定のタイミ
ングで航空機に対してSSR(Secondary S
urveillance Radar)質問信号を送信
する送信部5と、航空機から送信されてきたSSR応答
信号を空中線装置4を介して受信し、ビデオ信号に変換
する受信部6と、受信部6によって変換されたビデオ信
号を処理局3に伝送する伝送部7とから構成されてい
る。
【0009】図3は、RX局2の詳細な構成例を示すブ
ロック図である。図3に示すように、RX局2は、図4
を参照して後述するように、処理局3を構成する制御器
12から、伝送部11を介して供給されるビーム制御信
号に従って、ビームを走査する空中線装置8と、航空機
から送信されてきたSSR応答信号を空中線装置8を介
して受信し、ビデオ信号に変換する受信部9と、受信部
9によって変換されたビデオ信号を処理局3に伝送する
伝送部10とから構成されている。
【0010】図4は、処理局3の詳細な構成例を示すブ
ロック図である。図4に示すように、処理局3は、TX
/RX局1及びRX局2との間で信号伝送を行う伝送部
11と、FDP(Flight Data Proce
ssing(飛行計画情報処理装置))から供給される
航空機の到着予定時刻及び出発予定時刻に基づいて、T
X/RX局1及びRX局2へ供給するビーム制御信号
と、TX/RX局1へ供給する送信制御信号を生成する
制御器12と、TX/RX局1及びRX局2から供給さ
れるビデオ信号を処理、解読し、航空機の位置を示す情
報と識別情報(識別番号)を認識し、これらの情報と、
ASDE(Airport Surface Dete
ction Equipment(空港面探知レーダ装
置))から供給される航空機位置情報との統合を行う処
理/統合部13と、処理/統合部13から供給される航
空機の情報(位置及び識別情報)を表示する表示部14
とからなる。
【0011】次に、図1乃至図5を参照して、本実施の
形態の動作について説明する。FDPから供給される航
空機の到着予定時刻及び出発予定時刻に関する情報は、
制御器12に入力される。
【0012】制御器12は、航空機の到着予定時刻及び
出発予定時刻に関する情報に基づいて、到着予定の所定
の航空機(到着機)の識別情報を得る必要がある場合、
その所定の航空機の到着方向へ空中線装置4のビームを
向けるように制御するためのビーム制御信号と、その所
定の航空機の到着方向へ空中線装置8のビームを向ける
ように制御するためのビーム制御信号を生成する。
【0013】また、制御器12は、FDPから供給され
る航空機の到着予定時刻及び出発予定時刻に関する情報
に基づいて、TX/RX局1がSSR質問信号を空中線
装置4を介して送信するように指示するための送信制御
信号を生成する。
【0014】そして、所定の航空機の到着方向へ空中線
装置4のビームを向けるためのビーム制御信号を伝送部
11を介してTX/RX局1に送信し、所定の航空機の
到着方向へ空中線装置8のビームを向けるためのビーム
制御信号伝送部11を介してRX局2に送信する。ま
た、TX/RX局1がSSR質問信号を空中線装置4を
介して送信するように指示するための送信制御信号を伝
送部11を介してTX/RX局1に送信する。
【0015】次に、TX/RX局1の伝送部7は、処理
局3の伝送部11から伝送されてきたビーム制御信号及
び送信制御信号を受け取ると、ビーム制御信号を空中線
装置4に供給し、送信制御信号を送信部5に供給する。
【0016】空中線装置4は、伝送部7より供給された
ビーム制御信号に従って、所定の航空機の到着方向へビ
ームを向ける。送信部5は、伝送部7より供給された送
信制御信号に従って、SSR質問信号を生成し、空中線
装置4により空中へ放射する。
【0017】次に、受信部6は、航空機から送信されて
きたSSR応答信号を空中線装置4を介して受信し、ビ
デオ信号に変換した後、そのビデオ信号を伝送部7を介
して処理局3に伝送する。
【0018】一方、RX局2の伝送部10は、処理局3
の伝送部11から伝送されてきたビーム制御信号を受け
取り、空中線装置8に供給する。空中線装置8は、伝送
部10より供給されたビーム制御信号に従って、所定の
航空機の到着方向へビームを向ける。このとき、空中線
装置4のビームと空中線装置8のビームは、図5に示す
ようにビーム交差範囲を形成する。そして、到着予定時
刻に対応した所定の時間帯に、この交差範囲内を航空機
が通過することになる。
【0019】次に、受信部9は、TX/RX局1に対す
る航空機からのSSR応答信号を空中線装置8を介して
受信し、ビデオ信号に変換した後、そのビデオ信号を伝
送部10を介して処理局3に伝送する。
【0020】TX/RX局1の伝送部7より伝送されて
きたビデオ信号、及びRX局2の伝送部10より伝送さ
れてきたビデオ信号は、それぞれ処理局3の伝送部11
を介して、処理/統合部13に入力され、航空機の識別
情報の解読、及び位置情報の算出が行われ、航空機の位
置と識別番号が決定される。
【0021】また、これらの情報と、処理/統合部13
に別系で入力されるASDEからの航空機位置情報との
統合を行うことによって、航空機位置情報に識別情報を
付与した形の情報を得ることができる。即ち、決定され
た上記航空機の位置と、ASDEからの航空機位置情報
が示す航空機の位置との相関をとり、ASDEで検出さ
れた航空機の位置に最も近い位置として決定された航空
機の識別番号を航空機位置情報に付与する。この情報
は、表示データに変換された後、表示部14に供給さ
れ、表示される。即ち、航空機の位置を示す所定のシン
ボルとその識別番号を示す文字列が画面に表示される。
【0022】このように、空港面航空機識別装置を構成
する処理局3が、FDPから、航空機の事前情報とし
て、航空機の出発予定時刻及び到着予定時刻を受け取
り、航空機の出発予定時刻及び到着予定時刻に基づい
て、TX/RX局1及びRX局2で使用する各種制御信
号を生成する。そして、この制御信号に基づいて、TX
/RX局1及びRX局2が、航空機に対してSSR質問
信号の送信、及びSSR応答信号の受信を行う。
【0023】即ち、空中線装置4及び空中線装置8のビ
ームを航空機の到着方向(又は出発方向)に向け、ビー
ム交差範囲内を航空機が通過するようにし、出発予定時
刻(又は到着予定時刻)に対応した、航空機が交差範囲
を通過すると思われる所定の時間帯に、SSR質問信号
を送信し、航空機から送信されたSSR応答信号を受信
する。
【0024】従って、2つの空中線のビームを走査し、
所定の時間帯に、その交差範囲に存在する航空機からの
SSR応答信号を受信することができ、SSR応答信号
の重なり合い(ガーブル)を軽減するとともに、確実に
かつ迅速に、航空機からのSSR応答信号を受信し、解
読することができる。
【0025】また、処理局3により、ASDEから、航
空機の位置情報を取得し、TX/RX局1及びRX局2
において得られた識別情報との統合をはかることによ
り、容易に空港面に存在する航空機の管制を行うことが
可能となる。
【0026】以上説明したように、本実施の形態によ
り、以下のような効果を得ることができる。第1の効果
は、到着機及び出発機の識別情報及び位置情報を、積極
的かつ正確に取得することができることである。その結
果、空港面における航空機の監視を迅速に行うことがで
きる。その理由は、FDPから航空機の到着予定時刻及
び出発予定時刻に関する情報を取得し、ASDEから航
空機の位置情報を取得するからである。
【0027】第2の効果は、より効率的に航空機に対し
て質問信号を送出することができることである。その結
果、有効な資源である「電波」を効率よく運用すること
ができる。その理由は、質問信号を送出する際に、FD
Pからの航空機の到着予定時刻及び出発予定時刻に関す
る情報に基づいて、送信制御信号を生成しているからで
ある。
【0028】第3の効果は、応答信号の重なり合い(ガ
ーブル)を軽減することができることである。その結
果、航空機の識別番号をより確実に解読し、正確に航空
機の監視を行うことができる。その理由は、図5に示す
ビーム交差範囲を狭くし、必要とする航空機からの応答
のみを受信するようにするからである。
【0029】第4の効果は、空港全体での航空機の監視
が可能となることである。その結果、TX/RX局及び
RX局の設置数を削減し、より安価なシステムを実現す
ることができる。その理由は、TX/RX局及びRX局
のそれぞれの空中線のビームを走査することができるか
らである。
【0030】なお、上記実施の形態においては、主に、
到着予定の航空機の位置及び識別情報を得る場合につい
て説明したが、出発予定の航空機(出発機)の位置及び
識別情報を得る場合にも、本発明を適用することができ
る。
【0031】また、上記実施の形態においては、TX/
RX局1及びRX局2をそれぞれ1つずつ設けるように
したが、TX/RX局1及びRX局2をそれぞれ複数設
けるようにすることもでき、この場合にも、上記実施の
形態の場合とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る空港面航空機
識別装置および空港面航空機識別方法、並びに記録媒体
によれば、飛行計画情報処理装置から提供される航空機
の出発予定時刻および到着予定時刻を入力し、航空機の
出発予定時刻および到着予定時刻に基づいて、指向性を
有する第1の空中線装置のビームの方向を、ビームが航
空機に向くように制御し、航空機の出発予定時刻および
到着予定時刻に基づいて、指向性を有する第2の空中線
装置のビームの方向を、ビームが航空機に向くように制
御し、入力された航空機の出発予定時刻および到着予定
時刻に基づいて、第1の空中線装置を介して所定のタイ
ミングでSSR質問信号を送信し、送信されたSSR質
問信号に対するSSR応答信号を第1の空中線装置を介
して受信し、送信されたSSR質問信号に対するSSR
応答信号を、第1の空中線装置とは異なる位置に配置さ
れた第2の空中線装置を介して受信し、受信されたSS
R応答信号から、航空機の位置と航空機の識別番号を検
出し、空港面探知レーダ装置により検出された航空機の
位置との相関処理を行い、空港面探知レーダ装置により
検出された位置の航空機に対して、識別番号を付与して
所定の画面に表示するようにしたので、航空機の存在密
度が高い場合においても、SSR応答信号の重なり合い
を軽減することができ、空港面における航空機の監視を
より確実に、かつ迅速に、また安価に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空港面航空機識別装置の一実施の形態
の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のTX/RX局1の構成例を示すブロック
図である。
【図3】図1のRX局2の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】図1の処理局3の構成例を示すブロック図であ
る。
【図5】TX/RX局1の空中線装置4のビームと、R
X局2の空中線装置8のビームが交差するビーム交差範
囲を示す図である。
【図6】従来のSSR送受信装置の空中線装置のビーム
方向に複数の航空機が存在し、SSR応答信号の重なり
合い(ガーブル)が生じる例を示す図である。
【符号の説明】
1 TX/RX局 2 RX局 3 処理局 4,8 空中線装置 5 送信部 6,9 受信部 7,10,11 伝送部 12 制御器 13 処理/統合部 14 表示部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−211819(JP,A) 特開 平9−288175(JP,A) 特開 昭61−256272(JP,A) 特開 平3−282389(JP,A) 特開 平3−170893(JP,A) 特開 平3−92785(JP,A) 特開 平6−342061(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95 G08G 5/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空港面に存在する航空機の位置および識
    別番号を検出して表示する空港面航空機識別装置であっ
    て、 飛行計画情報処理装置から提供される前記航空機の出発
    予定時刻および到着予定時刻を入力する入力手段と、 前記航空機の前記出発予定時刻および前記到着予定時刻
    に基づいて、指向性を有する第1の空中線装置のビーム
    の方向を、前記ビームが前記航空機に向くように制御す
    る第1の制御手段と、 前記航空機の前記出発予定時刻および前記到着予定時刻
    に基づいて、指向性を有する第2の空中線装置のビーム
    の方向を、前記ビームが前記航空機に向くように制御す
    る第2の制御手段と、 前記入力手段によって入力された前記航空機の出発予定
    時刻および到着予定時刻に基づいて、前記第1の空中線
    装置を介して所定のタイミングでSSR質問信号を送信
    する送信手段と、 前記送信手段によって送信された前記SSR質問信号に
    対するSSR応答信号を前記第1の空中線装置を介して
    受信する第1の受信手段と、 前記送信手段から送信された前記SSR質問信号に対す
    るSSR応答信号を、前記第1の空中線装置とは異なる
    位置に配置された前記第2の空中線装置を介して受信す
    る第2の受信手段と、 前記第1の受信手段によって受信されたSSR応答信号
    と、前記第2の受信手段によって受信されたSSR応答
    信号から、前記航空機の位置と前記航空機の識別番号を
    検出し、空港面探知レーダ装置により検出された前記航
    空機の位置との相関処理を行い、前記空港面探知レーダ
    装置により検出された位置の航空機に対して、前記識別
    番号を付与して所定の画面に表示する処理手段とを備え
    ることを特徴とする空港面航空機識別装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の制御手段は、前記航空機の出
    発予定時刻に基づいて、前記第1の空中線装置のビーム
    の方向を、前記ビームが前記航空機の出発方向に向くよ
    うに制御し、 前記第2の制御手段は、前記航空機の出発予定時刻に基
    づいて、前記第2の空中線装置のビームの方向を、前記
    ビームが前記航空機の出発方向に向くように制御するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の空港面航空機識別装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の制御手段は、前記航空機の到
    着予定時刻に基づいて、前記第1の空中線装置のビーム
    の方向を、前記ビームが前記航空機の到着方向に向くよ
    うに制御し、 前記第2の制御手段は、前記航空機の到着予定時刻に基
    づいて、前記第2の空中線装置のビームの方向を、前記
    ビームが前記航空機の到着方向に向くように制御するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の空港面航空機識別装
    置。
  4. 【請求項4】 前記送信手段は、前記航空機の出発予定
    時刻に基づいて、前記航空機の出発予定時刻に対応した
    所定の時間帯に、前記SSR質問信号を送信することを
    特徴とする請求項1に記載の空港面航空機識別装置。
  5. 【請求項5】 前記送信手段は、前記航空機の到着予定
    時刻に基づいて、前記航空機の到着予定時刻に対応した
    所定の時間帯に、前記SSR質問信号を送信することを
    特徴とする請求項1に記載の空港面航空機識別装置。
  6. 【請求項6】 空港面に存在する航空機の位置および識
    別番号を検出して表示する空港面航空機識別方法であっ
    て、 飛行計画情報処理装置から提供される前記航空機の出発
    予定時刻および到着予定時刻を入力する入力ステップ
    と、 前記航空機の前記出発予定時刻および前記到着予定時刻
    に基づいて、指向性を有する第1の空中線装置のビーム
    の方向を、前記ビームが前記航空機に向くように制御す
    る第1の制御ステップと、 前記航空機の前記出発予定時刻および前記到着予定時刻
    に基づいて、指向性を有する第2の空中線装置のビーム
    の方向を、前記ビームが前記航空機に向くように制御す
    る第2の制御ステップと、 前記入力ステップにおいて入力された前記航空機の出発
    予定時刻および到着予定時刻に基づいて、前記第1の空
    中線装置を介して所定のタイミングでSSR質問信号を
    送信する送信ステップと、 前記送信ステップにおいて送信された前記SSR質問信
    号に対するSSR応答信号を前記第1の空中線装置を介
    して受信する第1の受信ステップと、 前記送信ステップにおいて送信された前記SSR質問信
    号に対するSSR応答信号を、前記第1の空中線装置と
    は異なる位置に配置された前記第2の空中線装置を介し
    て受信する第2の受信ステップと、 前記第1の受信ステップにおいて受信されたSSR応答
    信号と、前記第2の受信ステップにおいて受信されたS
    SR応答信号から、前記航空機の位置と前記航空機の識
    別番号を検出し、空港面探知レーダ装置により検出され
    た前記航空機の位置との相関処理を行い、前記空港面探
    知レーダ装置により検出された位置の航空機に対して、
    前記識別番号を付与して所定の画面に表示する処理ステ
    ップとを備えることを特徴とする空港面航空機識別方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の空港面航空機識別方法
    を実行可能なプログラムが記録されている記録媒体。
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