JP3042306B2 - 照明器具 - Google Patents
照明器具Info
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- JP3042306B2 JP3042306B2 JP6161438A JP16143894A JP3042306B2 JP 3042306 B2 JP3042306 B2 JP 3042306B2 JP 6161438 A JP6161438 A JP 6161438A JP 16143894 A JP16143894 A JP 16143894A JP 3042306 B2 JP3042306 B2 JP 3042306B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ランプを覆う透光性カ
バーを、天井部に例えば直付けされた器具本体に対して
Vばねを用いて着脱可能に取付けた照明器具に関する。
バーを、天井部に例えば直付けされた器具本体に対して
Vばねを用いて着脱可能に取付けた照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】カバーを複数のVばねを用いて器具本体
に取付けた天井直付け形照明器具は、カバーをVばねで
支持した状態のまま一定寸法引き下げた後、カバーの一
側に取付けられたVばねを器具本体から外すことによ
り、カバーの他側に取付けられたVばねで、このカバー
を器具本体に対して開いた状態に吊り下げることができ
る。そのため、以上のようにカバーを吊持した状態でラ
ンプ交換等を行える利点がある。
に取付けた天井直付け形照明器具は、カバーをVばねで
支持した状態のまま一定寸法引き下げた後、カバーの一
側に取付けられたVばねを器具本体から外すことによ
り、カバーの他側に取付けられたVばねで、このカバー
を器具本体に対して開いた状態に吊り下げることができ
る。そのため、以上のようにカバーを吊持した状態でラ
ンプ交換等を行える利点がある。
【0003】このようなVばね方式によるカバー支持手
段を採用した従来の照明器具は図12〜図16に示され
ている。図12および図13中1は安定器2およびラン
プソケット3等が取付けられた器具本体であって、その
縁部の数箇所にはVばね係合部4が設けられている。図
14に示されるようにVばね係合部4は、器具本体1に
1本の取付けねじ5で共締めされる引っ掛け金具6と板
ばね製の押さえ板7とで形成されている。引っ掛け金具
6は上方に開放されるフック部6aを有し、このフック
部6aの上端開放部分を塞ぐように押さえ板7が設けら
れている。フック部6aには押さえ板7の弾性変形を利
用して後述のコイル部が挿脱可能に引っ掛けられるよう
になっている。
段を採用した従来の照明器具は図12〜図16に示され
ている。図12および図13中1は安定器2およびラン
プソケット3等が取付けられた器具本体であって、その
縁部の数箇所にはVばね係合部4が設けられている。図
14に示されるようにVばね係合部4は、器具本体1に
1本の取付けねじ5で共締めされる引っ掛け金具6と板
ばね製の押さえ板7とで形成されている。引っ掛け金具
6は上方に開放されるフック部6aを有し、このフック
部6aの上端開放部分を塞ぐように押さえ板7が設けら
れている。フック部6aには押さえ板7の弾性変形を利
用して後述のコイル部が挿脱可能に引っ掛けられるよう
になっている。
【0004】図12および図13中8は透光性を有する
合成樹脂製のカバーで、これは、ランプソケット3に取
付けられるランプ9を覆って器具本体1に着脱可能に取
付けられるものであり、その上部には開口縁部10で囲
まれる開口を有している。開口縁部10は、カバー8の
周壁から水平状に折り曲げられたベース縁部10aとこ
れから直角上方に折り曲げられた起立縁部10bとで形
成されている。この開口縁部10の前記Vばね係合部4
に対応する位置には夫々ばね取付け金具11が固定され
ている。
合成樹脂製のカバーで、これは、ランプソケット3に取
付けられるランプ9を覆って器具本体1に着脱可能に取
付けられるものであり、その上部には開口縁部10で囲
まれる開口を有している。開口縁部10は、カバー8の
周壁から水平状に折り曲げられたベース縁部10aとこ
れから直角上方に折り曲げられた起立縁部10bとで形
成されている。この開口縁部10の前記Vばね係合部4
に対応する位置には夫々ばね取付け金具11が固定され
ている。
【0005】ばね取付け金具11は、図15および図1
6に示されるように水平板部11aの中央部に切欠凹部
12を有するとともに、この両側に円形の小孔からなる
ばね通孔13を夫々有している。ばね取付け金具11の
垂直板部11bは起立縁部10bにねじ14およびナッ
ト15により止められている。
6に示されるように水平板部11aの中央部に切欠凹部
12を有するとともに、この両側に円形の小孔からなる
ばね通孔13を夫々有している。ばね取付け金具11の
垂直板部11bは起立縁部10bにねじ14およびナッ
ト15により止められている。
【0006】このねじ止めにおいて起立縁部10bと垂
直板部11bとの間に、取付け金具11よりも長い補強
金具16が共締めされている。この金具16は断面がL
字形であって、その垂直板部16aが起立縁部10bと
垂直板部11bとの間に挟着されているとともに、補強
金具16の水平板部13bは前記ベース縁部10aの下
側に配置されている。なお、図15中17はねじ14の
頭部を受ける受け金具である。
直板部11bとの間に、取付け金具11よりも長い補強
金具16が共締めされている。この金具16は断面がL
字形であって、その垂直板部16aが起立縁部10bと
垂直板部11bとの間に挟着されているとともに、補強
金具16の水平板部13bは前記ベース縁部10aの下
側に配置されている。なお、図15中17はねじ14の
頭部を受ける受け金具である。
【0007】ばね取付け金具11にはVばね17が取付
けられている。Vばね17は、断面が円形のばね線材を
屈曲して前記Vばね係合部4に着脱可能に引掛け支持さ
れるコイル部17aを形成し、このコイル部17aより
延出されるとともにばね通孔13に夫々別々に通される
2本の脚部17bを設け、これら脚部17bの先端にば
ね通孔13に対する抜け止め部17cを夫々折り曲げ
て、全体として略V字状をなして形成されている。抜け
止め部17cは脚部17bに対して略直角に折り曲げら
れていて、その先端は露出されている。
けられている。Vばね17は、断面が円形のばね線材を
屈曲して前記Vばね係合部4に着脱可能に引掛け支持さ
れるコイル部17aを形成し、このコイル部17aより
延出されるとともにばね通孔13に夫々別々に通される
2本の脚部17bを設け、これら脚部17bの先端にば
ね通孔13に対する抜け止め部17cを夫々折り曲げ
て、全体として略V字状をなして形成されている。抜け
止め部17cは脚部17bに対して略直角に折り曲げら
れていて、その先端は露出されている。
【0008】このVばね17は、その脚部17bを夫々
ばね通孔13に挿通させて、これらばね通孔13の内面
に常に脚部17bを弾性的に接触させてばね取付け金具
11に取付けられている。こうして取付けられたVばね
17は、カバー8を引き下げたときに、抜け止め部17
cが水平板部11aの下面に引掛かることにより、ばね
取付け金具11から外れることがないとともに、カバー
8を器具本体1側に押し上げたときに図15に示される
ように一対の脚部17bが開いてコイル部17aが切欠
凹部12内に収容されるようになっている。
ばね通孔13に挿通させて、これらばね通孔13の内面
に常に脚部17bを弾性的に接触させてばね取付け金具
11に取付けられている。こうして取付けられたVばね
17は、カバー8を引き下げたときに、抜け止め部17
cが水平板部11aの下面に引掛かることにより、ばね
取付け金具11から外れることがないとともに、カバー
8を器具本体1側に押し上げたときに図15に示される
ように一対の脚部17bが開いてコイル部17aが切欠
凹部12内に収容されるようになっている。
【0009】この照明器具において、カバー8を器具本
体1に取付けるには、まず、カバー8にばね取付け金具
11を介して取付けた各Vばね17を、そのコイル部1
7aが切欠凹部12の上方に位置されるように夫々引き
上げる。この状態でVばね17は最大に圧縮された状態
にある。次に、カバー8の一側に位置されるVばね17
のコイル部17aを、これに対応して位置された器具本
体1の一側のVばね係合部4に引っ掛け支持する。この
後、カバー8を器具本体1と平行にしながら、その他側
に位置されたVばね17のコイル部17aを、これに対
応して位置された器具本体1の他側のVばね係合部4に
引っ掛け支持する。最後に、カバー8を器具本体1側に
近付くように押し上げる。それに伴って各Vばね17
が、その一対の脚部17bを互いに遠ざかるように自然
に開いて(図15参照)、カバー8を引き上げる。以上
の手順によりカバー8の取付けが完了する。
体1に取付けるには、まず、カバー8にばね取付け金具
11を介して取付けた各Vばね17を、そのコイル部1
7aが切欠凹部12の上方に位置されるように夫々引き
上げる。この状態でVばね17は最大に圧縮された状態
にある。次に、カバー8の一側に位置されるVばね17
のコイル部17aを、これに対応して位置された器具本
体1の一側のVばね係合部4に引っ掛け支持する。この
後、カバー8を器具本体1と平行にしながら、その他側
に位置されたVばね17のコイル部17aを、これに対
応して位置された器具本体1の他側のVばね係合部4に
引っ掛け支持する。最後に、カバー8を器具本体1側に
近付くように押し上げる。それに伴って各Vばね17
が、その一対の脚部17bを互いに遠ざかるように自然
に開いて(図15参照)、カバー8を引き上げる。以上
の手順によりカバー8の取付けが完了する。
【0010】ランプ交換等の際にカバー8を外すには、
まず、カバー8を引き下げる。この引き下げは、カバー
8の下降に伴ってばね取付け金具11の水平板部11a
下面がVばね17の抜け止め部17cに当たることで制
限される。次に、この状態で器具本体1とカバー8との
間に形成された隙間を通して各Vばね17のコイル部1
7aを各Vばね係合部4から外すことにより、カバー8
を器具本体1から外すことができる。
まず、カバー8を引き下げる。この引き下げは、カバー
8の下降に伴ってばね取付け金具11の水平板部11a
下面がVばね17の抜け止め部17cに当たることで制
限される。次に、この状態で器具本体1とカバー8との
間に形成された隙間を通して各Vばね17のコイル部1
7aを各Vばね係合部4から外すことにより、カバー8
を器具本体1から外すことができる。
【0011】また、カバー8を外さないまでも開いてラ
ンプ交換等をするには、既述のように引き下げられたカ
バー8の一側に位置されたVばね17のコイル部17a
のみを、これに対応した位置のVばね係合部4から外し
て、他のVばね17とVばね係合部4との引っ掛かりは
そのままとし、この引っ掛け部を中心にカバー8を開い
て吊持して実施される。
ンプ交換等をするには、既述のように引き下げられたカ
バー8の一側に位置されたVばね17のコイル部17a
のみを、これに対応した位置のVばね係合部4から外し
て、他のVばね17とVばね係合部4との引っ掛かりは
そのままとし、この引っ掛け部を中心にカバー8を開い
て吊持して実施される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、Vばね17
はその抜け止め部17cを手掛かりにして脚部17bを
捩じりながらばね取付け金具11に取付けられる。しか
し、抜け止め部17cの露出された先端面はVばね17
をなすばね線材の切断面からなるので、Vばね8のばね
取付け金具11への取付け作業等において作業者の手指
が前記切断面に接触し易く、したがって、作業者に対す
る安全確保に欠けるという問題がある。
はその抜け止め部17cを手掛かりにして脚部17bを
捩じりながらばね取付け金具11に取付けられる。しか
し、抜け止め部17cの露出された先端面はVばね17
をなすばね線材の切断面からなるので、Vばね8のばね
取付け金具11への取付け作業等において作業者の手指
が前記切断面に接触し易く、したがって、作業者に対す
る安全確保に欠けるという問題がある。
【0013】しかも、抜け止め部17cはただ単に脚部
17bに対して略直角に折り曲げられているだけである
から、カバー8が強く引き下げられて過度の外力がばね
取付け金具11を介して抜け止め部17cに加わった場
合には、この外力が緩衝されることなく抜け止め部17
cの根元に直接作用する。そのため、この抜け止め部1
7cが、ばね通孔13から抜け出す程に脚部17bに対
して大きな鈍角をなして連なるように変形し易く、それ
により、抜け止め機能が低下し易いという問題がある。
17bに対して略直角に折り曲げられているだけである
から、カバー8が強く引き下げられて過度の外力がばね
取付け金具11を介して抜け止め部17cに加わった場
合には、この外力が緩衝されることなく抜け止め部17
cの根元に直接作用する。そのため、この抜け止め部1
7cが、ばね通孔13から抜け出す程に脚部17bに対
して大きな鈍角をなして連なるように変形し易く、それ
により、抜け止め機能が低下し易いという問題がある。
【0014】また、Vばね17の脚部17bが通るばね
取付け金具11のばね通孔13は、必ずVばね17をな
すばね線材の直径よりも大径に形成されるため、この通
孔13の内面とこれに接する脚部17bとの接触状態は
点接触であって、これらの間の摩擦抵抗が小さい。その
ため、Vばね17によるカバー8の保持性が良くないと
いう問題がある。しかも、前記点接触部分にはVばね1
7のばね力が集中し、それにより、脚部17bにはばね
通孔13のエッジが食い込む傾向が大きいから、Vばね
17の可動性が良くないという問題もある。
取付け金具11のばね通孔13は、必ずVばね17をな
すばね線材の直径よりも大径に形成されるため、この通
孔13の内面とこれに接する脚部17bとの接触状態は
点接触であって、これらの間の摩擦抵抗が小さい。その
ため、Vばね17によるカバー8の保持性が良くないと
いう問題がある。しかも、前記点接触部分にはVばね1
7のばね力が集中し、それにより、脚部17bにはばね
通孔13のエッジが食い込む傾向が大きいから、Vばね
17の可動性が良くないという問題もある。
【0015】本発明の目的は、Vばねの取扱上における
安全性を向上できるとともに、このVばねの抜け止め部
の機能低下を少なくでき、しかも、Vばねによるカバー
の保持性と可動性とを向上できる照明器具を得ることに
ある。
安全性を向上できるとともに、このVばねの抜け止め部
の機能低下を少なくでき、しかも、Vばねによるカバー
の保持性と可動性とを向上できる照明器具を得ることに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、ランプを保持
する器具本体と、この本体の複数箇所に夫々設けられた
Vばね係合手段と、前記ランプを覆って設けられる透光
性のカバーと、一対のばね通孔を有して前記カバーの前
記Vばね係合手段と対応する位置に夫々取付けられたば
ね取付け具と、断面が円形でばね性を有する線材を屈曲
して前記Vばね係合手段に着脱可能に支持されるコイル
部を形成し、このコイル部より延出されるとともに前記
ばね通孔に夫々別々に通される2本の脚部を設け、これ
ら脚部の先端に前記ばね通孔に対する抜け止め部を夫々
折り曲げて、全体として略V字状をなして形成され、一
方の脚部を一方のばね通孔に通した状態で他方の脚部を
捻ってこの脚部に連なる抜け止め部及び前記他方の脚部
を他方のばね通孔に通して、前ばね取付け具に取付けら
れるVばねとを具備する照明器具を前提とする。
する器具本体と、この本体の複数箇所に夫々設けられた
Vばね係合手段と、前記ランプを覆って設けられる透光
性のカバーと、一対のばね通孔を有して前記カバーの前
記Vばね係合手段と対応する位置に夫々取付けられたば
ね取付け具と、断面が円形でばね性を有する線材を屈曲
して前記Vばね係合手段に着脱可能に支持されるコイル
部を形成し、このコイル部より延出されるとともに前記
ばね通孔に夫々別々に通される2本の脚部を設け、これ
ら脚部の先端に前記ばね通孔に対する抜け止め部を夫々
折り曲げて、全体として略V字状をなして形成され、一
方の脚部を一方のばね通孔に通した状態で他方の脚部を
捻ってこの脚部に連なる抜け止め部及び前記他方の脚部
を他方のばね通孔に通して、前ばね取付け具に取付けら
れるVばねとを具備する照明器具を前提とする。
【0017】そして、前記目的を達成するために、前記
抜け止め部をその先端面が前記脚部で覆われるように略
ループ状に形成し、前記一対のばね通孔が先細状をなす
略V字状領域部を有しているとともに、これらばね通孔
の幅Bと長さDと前記略ループ状抜け止め部の出幅Aと
関係をB>A>Dとし、かつ、前記脚部を受ける前記略
V字状領域部の先端部を前記脚部の線径と同じ円弧で形
成したものである。
抜け止め部をその先端面が前記脚部で覆われるように略
ループ状に形成し、前記一対のばね通孔が先細状をなす
略V字状領域部を有しているとともに、これらばね通孔
の幅Bと長さDと前記略ループ状抜け止め部の出幅Aと
関係をB>A>Dとし、かつ、前記脚部を受ける前記略
V字状領域部の先端部を前記脚部の線径と同じ円弧で形
成したものである。
【0018】
【作用】前記構成において、Vばねのばね取付け具に対
する外れ止めをなす抜け止め部の先端面は、Vばねをな
すばね線材の切断面からなるが、この先端面はVばねの
脚部で覆われるようになっているから、Vばねをばね取
付け具へ取付ける作業等において前記先端面に作業者の
手指が接することを、脚部により妨げることができる。
しかも、ループ状をなす抜け止め部は、Vばねをばね取
付け具へ取付ける作業において、手指に広く接触するの
で、この抜け止め部を手掛かりにして実施されるVばね
の脚部の捻り操作がし易い。
する外れ止めをなす抜け止め部の先端面は、Vばねをな
すばね線材の切断面からなるが、この先端面はVばねの
脚部で覆われるようになっているから、Vばねをばね取
付け具へ取付ける作業等において前記先端面に作業者の
手指が接することを、脚部により妨げることができる。
しかも、ループ状をなす抜け止め部は、Vばねをばね取
付け具へ取付ける作業において、手指に広く接触するの
で、この抜け止め部を手掛かりにして実施されるVばね
の脚部の捻り操作がし易い。
【0019】さらに、カバーを強く引き下げた際にはば
ね取付け具により抜け止め部に強い外力が加えられる
が、抜け止め部がループ状をなしているので、この抜け
止め部の先端面側部分の変形により前記外力を緩衝し
て、前記外力が直接抜け止め部の根元に集中して加わる
ことを少なくできる。
ね取付け具により抜け止め部に強い外力が加えられる
が、抜け止め部がループ状をなしているので、この抜け
止め部の先端面側部分の変形により前記外力を緩衝し
て、前記外力が直接抜け止め部の根元に集中して加わる
ことを少なくできる。
【0020】また、Vばねの脚部が通るばね取付け具の
ばね通孔は、略V字状領域部を有しているため、その先
端部を脚部の線径に合わせた円弧で形成できる。したが
って、自らの弾性力で略V字状領域部の先端部に押付け
られるVばねの脚部は、ばね通孔に対して線接触するの
で、これらの間の摩擦を大きくできる。しかも、前記線
接触により、ばね通孔と脚部との接触部分での力の分散
が図られて、脚部に対してばね通孔のエッジが食い込む
傾向を小さくできる。
ばね通孔は、略V字状領域部を有しているため、その先
端部を脚部の線径に合わせた円弧で形成できる。したが
って、自らの弾性力で略V字状領域部の先端部に押付け
られるVばねの脚部は、ばね通孔に対して線接触するの
で、これらの間の摩擦を大きくできる。しかも、前記線
接触により、ばね通孔と脚部との接触部分での力の分散
が図られて、脚部に対してばね通孔のエッジが食い込む
傾向を小さくできる。
【0021】
【実施例】以下、図1〜図11を参照して本発明の一実
施例を説明する。図1〜図3中21は平面形状が例えば
長方形状をなす鋼板製の器具本体であって、これは周部
に直角に折り曲げられた下向きのフランジを有してい
る。この器具本体21は図示しない天井面に直付けして
設置される。
施例を説明する。図1〜図3中21は平面形状が例えば
長方形状をなす鋼板製の器具本体であって、これは周部
に直角に折り曲げられた下向きのフランジを有してい
る。この器具本体21は図示しない天井面に直付けして
設置される。
【0022】器具本体21の下面には、その長手方向両
端部に位置して夫々ソケット取付け金具22を介してラ
ンプソケット23が取付けられているとともに、これら
ランプソケット23間において図示しない端子台および
例えば2灯用の放電灯安定器からなる点灯装置24が取
付けられている。器具本体21の長手方向に対応して配
置されたランプソケット23には、これらに渡る長さの
直管形けい光ランプ25が着脱可能に支持されている。
けい光ランプ25は例えば2本使用され、これらの間に
点灯装置24が配置されている。
端部に位置して夫々ソケット取付け金具22を介してラ
ンプソケット23が取付けられているとともに、これら
ランプソケット23間において図示しない端子台および
例えば2灯用の放電灯安定器からなる点灯装置24が取
付けられている。器具本体21の長手方向に対応して配
置されたランプソケット23には、これらに渡る長さの
直管形けい光ランプ25が着脱可能に支持されている。
けい光ランプ25は例えば2本使用され、これらの間に
点灯装置24が配置されている。
【0023】器具本体21の長手方向に沿う両側部下面
には例えば一対のVばね係合手段26が夫々取付けられ
ている。図4および図5に示されるようにVばね係合手
段26は、器具本体21の幅方向に沿って設けられてい
るとともに、引っ掛け金具27と板ばね製の押さえ板2
8とで形成されていて、これらは器具本体21の背面か
ら挿入されて押さえ板28を通り引っ掛け金具27の螺
孔に螺合される1本の取付けねじ29で共締めされてい
る。
には例えば一対のVばね係合手段26が夫々取付けられ
ている。図4および図5に示されるようにVばね係合手
段26は、器具本体21の幅方向に沿って設けられてい
るとともに、引っ掛け金具27と板ばね製の押さえ板2
8とで形成されていて、これらは器具本体21の背面か
ら挿入されて押さえ板28を通り引っ掛け金具27の螺
孔に螺合される1本の取付けねじ29で共締めされてい
る。
【0024】引っ掛け金具27には上方に開放されるフ
ック部27aが折り曲げられている。この引っ掛け金具
27よりも長い押さえ板28は、このフック部27aの
上端開放部分を塞ぐように配置されている。フック部2
7aには押さえ板28の弾性変形を利用して後述のコイ
ル部が挿脱可能に引っ掛けられるようになっている。
ック部27aが折り曲げられている。この引っ掛け金具
27よりも長い押さえ板28は、このフック部27aの
上端開放部分を塞ぐように配置されている。フック部2
7aには押さえ板28の弾性変形を利用して後述のコイ
ル部が挿脱可能に引っ掛けられるようになっている。
【0025】図1〜図3に示されるように器具本体21
の下側には、透光性を有する合成樹脂製のカバー31が
けい光ランプ25を覆って着脱可能に取付けられてい
る。圧真成形法により成形されるカバー31はその上部
に開口縁部32で囲まれる開口を有している。開口縁部
32は、カバー31の周壁から内側に向けて水平状に折
り曲げられたベース縁部32aとこれから直角上方に折
り曲げられた起立縁部32bとで形成されている。
の下側には、透光性を有する合成樹脂製のカバー31が
けい光ランプ25を覆って着脱可能に取付けられてい
る。圧真成形法により成形されるカバー31はその上部
に開口縁部32で囲まれる開口を有している。開口縁部
32は、カバー31の周壁から内側に向けて水平状に折
り曲げられたベース縁部32aとこれから直角上方に折
り曲げられた起立縁部32bとで形成されている。
【0026】このカバー31が器具本体21に取付けら
れた状態においては、図1および図2に示されるように
起立縁部32bが器具本体21の前記下向きフランジの
内側に入り込むとともに、ベース縁部32aの上面に前
記下向きフランジの下端が当接されるようになってい
る。また、起立縁部32bの前記Vばね係合手段26と
対応する位置には、夫々図6等に示される一対の凹み3
3が設けられている。これらの凹み33は起立縁部32
bの内面および上下両端に夫々開放して形成されてい
る。起立縁部32bには、その一対の凹み33間に位置
して金属製のばね取付け具34が、補強金具35および
受け金具36とともにねじおよびこれに螺合されるナッ
ト等の連結具37a、37bを介して夫々固定されてい
る。
れた状態においては、図1および図2に示されるように
起立縁部32bが器具本体21の前記下向きフランジの
内側に入り込むとともに、ベース縁部32aの上面に前
記下向きフランジの下端が当接されるようになってい
る。また、起立縁部32bの前記Vばね係合手段26と
対応する位置には、夫々図6等に示される一対の凹み3
3が設けられている。これらの凹み33は起立縁部32
bの内面および上下両端に夫々開放して形成されてい
る。起立縁部32bには、その一対の凹み33間に位置
して金属製のばね取付け具34が、補強金具35および
受け金具36とともにねじおよびこれに螺合されるナッ
ト等の連結具37a、37bを介して夫々固定されてい
る。
【0027】次に、ばね取付け具34の構成について説
明する。前記Vばね係合手段26に対応する位置に固定
された各ばね取付け具34は、図6および図7に示され
るように水平板部34aとこれから直角上方に折り曲げ
られた垂直板部34bとを有している。水平板部34a
には、その長手方向中央部に切欠凹部38が形成されて
いるとともに、この凹部38の両側に位置してばね通孔
39が夫々形成されている。また、垂直板部34bの長
手方向両端部には夫々通孔40が形成されている。
明する。前記Vばね係合手段26に対応する位置に固定
された各ばね取付け具34は、図6および図7に示され
るように水平板部34aとこれから直角上方に折り曲げ
られた垂直板部34bとを有している。水平板部34a
には、その長手方向中央部に切欠凹部38が形成されて
いるとともに、この凹部38の両側に位置してばね通孔
39が夫々形成されている。また、垂直板部34bの長
手方向両端部には夫々通孔40が形成されている。
【0028】対をなすばね通孔39は図7に示されるよ
うに例えば野球のホームベース形状をなしているととも
に、これらはその先細状先端部が向かい合うことがない
ように互いに背向して設けられている。前記ホームベー
ス形状をなしたばね通孔39は、図8に示されるように
互いに逆向きに傾斜する一対の斜め孔縁39a1を連続さ
せているから、先細状をなす略V字状領域部39a(理
解を容易にするために図8に二点鎖線の斜線を付して示
す。)を有している。そして、この領域部39aの先端
部39a2は後述するVばねの脚部を受けるとともに、こ
の脚部の線径と同じ円弧で形成されている。なお、ばね
通孔39はホームベース形状に限らず、一端部に前記略
V字状領域部39aを有した孔であればいかなる形状の
孔であってもよい。
うに例えば野球のホームベース形状をなしているととも
に、これらはその先細状先端部が向かい合うことがない
ように互いに背向して設けられている。前記ホームベー
ス形状をなしたばね通孔39は、図8に示されるように
互いに逆向きに傾斜する一対の斜め孔縁39a1を連続さ
せているから、先細状をなす略V字状領域部39a(理
解を容易にするために図8に二点鎖線の斜線を付して示
す。)を有している。そして、この領域部39aの先端
部39a2は後述するVばねの脚部を受けるとともに、こ
の脚部の線径と同じ円弧で形成されている。なお、ばね
通孔39はホームベース形状に限らず、一端部に前記略
V字状領域部39aを有した孔であればいかなる形状の
孔であってもよい。
【0029】図7に示されるように対をなすばね通孔3
9の相互の最大間隔Cは、後述するVばねを引き上げて
閉脚した際に、このVばねがその弾性力にて自然に戻る
ことがなく前記引き上げ状態を維持できる間隔に設定さ
れている。さらに、これらばね通孔39の長さDは後述
のVばねの抜け止め部の幅よりも狭くしてあるととも
に、ばね通孔39の幅Bは前記抜け止め部の幅より広く
してある。
9の相互の最大間隔Cは、後述するVばねを引き上げて
閉脚した際に、このVばねがその弾性力にて自然に戻る
ことがなく前記引き上げ状態を維持できる間隔に設定さ
れている。さらに、これらばね通孔39の長さDは後述
のVばねの抜け止め部の幅よりも狭くしてあるととも
に、ばね通孔39の幅Bは前記抜け止め部の幅より広く
してある。
【0030】このような構成のばね取付け具34よりも
長い前記補強金具35は、対をなす一対のばね通孔39
に渡る長さを有していて、水平板部35aとこれから直
角上方に折り曲げられた垂直板部35bとを有してい
る。垂直板部35bの幅寸法は前記起立縁部32bの起
立方向の幅寸法より少し大きく、この垂直板部35bに
は前記通孔40に対応する一対の通孔41が設けられて
いる。
長い前記補強金具35は、対をなす一対のばね通孔39
に渡る長さを有していて、水平板部35aとこれから直
角上方に折り曲げられた垂直板部35bとを有してい
る。垂直板部35bの幅寸法は前記起立縁部32bの起
立方向の幅寸法より少し大きく、この垂直板部35bに
は前記通孔40に対応する一対の通孔41が設けられて
いる。
【0031】図6に示されるように前記起立縁部32b
にはその対をなす凹み33間に位置して通孔41に対応
する一対の通孔42が夫々設けられている。また、前記
受け金具36は対をなす凹み33間に入る長さを有した
細長い板状をなしていて、これにも通孔42に対応する
一対の通孔43が設けられている。
にはその対をなす凹み33間に位置して通孔41に対応
する一対の通孔42が夫々設けられている。また、前記
受け金具36は対をなす凹み33間に入る長さを有した
細長い板状をなしていて、これにも通孔42に対応する
一対の通孔43が設けられている。
【0032】起立縁部32bにおける対をなす凹み33
間の部分には、その外面に受け金具36が重ねられると
ともに、内面に補強金具35の垂直板部35bが重ねら
れ、さらに、この垂直板部35bを起立縁部32bとの
間に挟んでばね取付け具34の垂直板部34bが前記垂
直板部35bに重ねられている。そして、これらは互い
に連通した通孔40〜43を通って締め付けられる前記
連結具37aとこれに螺合された連結具37bとにより
起立縁部32bに固定されている。
間の部分には、その外面に受け金具36が重ねられると
ともに、内面に補強金具35の垂直板部35bが重ねら
れ、さらに、この垂直板部35bを起立縁部32bとの
間に挟んでばね取付け具34の垂直板部34bが前記垂
直板部35bに重ねられている。そして、これらは互い
に連通した通孔40〜43を通って締め付けられる前記
連結具37aとこれに螺合された連結具37bとにより
起立縁部32bに固定されている。
【0033】この取付けにおいて補強金具35の水平板
部35aは、図10に示されるようにベース縁部32a
の下面に、これとの間に隙間を設けて対向配置される。
なお、前記圧真成形法では開口縁部32の寸法精度が低
いので、前記隙間を設けることにより水平板部35aの
肉厚のばらつきを吸収している。また、図9および図1
1に示されるように補強金具35の長手方向両端35c
は、夫々対をなした凹み33に対向して、これら両端3
5cと起立縁部32bとが接しないようにしてある。
部35aは、図10に示されるようにベース縁部32a
の下面に、これとの間に隙間を設けて対向配置される。
なお、前記圧真成形法では開口縁部32の寸法精度が低
いので、前記隙間を設けることにより水平板部35aの
肉厚のばらつきを吸収している。また、図9および図1
1に示されるように補強金具35の長手方向両端35c
は、夫々対をなした凹み33に対向して、これら両端3
5cと起立縁部32bとが接しないようにしてある。
【0034】各ばね取付け具34には夫々Vばね45が
取付けられている。図6に示されるようにVばね45
は、断面が円形の金属製ばね線材を屈曲して前記Vばね
係合手段26に着脱可能に引掛け支持されるコイル部4
6を形成し、このコイル部46より延出されるとともに
ばね通孔39に夫々別々に通される2本の脚部47を設
け、これら脚部47の先端にばね通孔39に対する抜け
止め部48を夫々折り曲げて、全体として略V字状をな
して形成されている。コイル部46は前記切欠凹部38
内に入り得る径に形成されている。
取付けられている。図6に示されるようにVばね45
は、断面が円形の金属製ばね線材を屈曲して前記Vばね
係合手段26に着脱可能に引掛け支持されるコイル部4
6を形成し、このコイル部46より延出されるとともに
ばね通孔39に夫々別々に通される2本の脚部47を設
け、これら脚部47の先端にばね通孔39に対する抜け
止め部48を夫々折り曲げて、全体として略V字状をな
して形成されている。コイル部46は前記切欠凹部38
内に入り得る径に形成されている。
【0035】抜け止め部48は、その先端面(前記ばね
線材の切断面からなる)を脚部47に接触ないしは近接
させて脚部47で覆われるように略ループ状、例えば略
楕円形状に屈曲して形成されている。なお、これら抜け
止め部48は、例えば略3角形状、または略四角形状等
他の略ループ状をなして設けてもよい。抜け止め部48
はVばね45の厚み方向に突出されることなく脚部47
の下端部上に重なるように屈曲されている。この抜け止
め部48の脚部47に対する出幅は図6中寸法Aで示さ
れており、この出幅Aと前記ばね通孔39の長さDおよ
び幅Bとは、B>A>Dの関係となっている。
線材の切断面からなる)を脚部47に接触ないしは近接
させて脚部47で覆われるように略ループ状、例えば略
楕円形状に屈曲して形成されている。なお、これら抜け
止め部48は、例えば略3角形状、または略四角形状等
他の略ループ状をなして設けてもよい。抜け止め部48
はVばね45の厚み方向に突出されることなく脚部47
の下端部上に重なるように屈曲されている。この抜け止
め部48の脚部47に対する出幅は図6中寸法Aで示さ
れており、この出幅Aと前記ばね通孔39の長さDおよ
び幅Bとは、B>A>Dの関係となっている。
【0036】Vばね45は、その脚部47を対をなすば
ね通孔39に上方から夫々挿通させて、これらばね通孔
39の先端部39a2内面に常に脚部47を弾性的に接触
させてばね取付け具34に取付けられている。
ね通孔39に上方から夫々挿通させて、これらばね通孔
39の先端部39a2内面に常に脚部47を弾性的に接触
させてばね取付け具34に取付けられている。
【0037】このVばね45は以下の要領で取付けられ
る。すなわち、まず、Vばね45の一方の脚部47を一
方のばね通孔39に通して、この通孔39の略V字状領
域部39aの先端部39a2に当てる。このとき、他方の
脚部47は自由状態にあるので、Vばね45に捩じりを
与えることなく前記一方の脚部47の先端に形成された
抜け止め部48を、その出幅方向が水平板部34aの幅
方向に一致する姿勢にしてばね通孔39に通す。
る。すなわち、まず、Vばね45の一方の脚部47を一
方のばね通孔39に通して、この通孔39の略V字状領
域部39aの先端部39a2に当てる。このとき、他方の
脚部47は自由状態にあるので、Vばね45に捩じりを
与えることなく前記一方の脚部47の先端に形成された
抜け止め部48を、その出幅方向が水平板部34aの幅
方向に一致する姿勢にしてばね通孔39に通す。
【0038】次に、図9に示されるように他方の脚部4
7をコイル部46を中心に直角に捻って弾性変形させ
て、その先端に形成された抜け止め部48の出幅方向を
水平板部34aの幅方向に一致する姿勢にして、他方の
ばね通孔39に通す。そして、Vばね45から手を離す
ことにより、他方の脚部47が元の状態に復元されると
同時に、この脚部47が他方のばね通孔39の略V字状
領域部39aの先端部39a2に弾性的に当接する。
7をコイル部46を中心に直角に捻って弾性変形させ
て、その先端に形成された抜け止め部48の出幅方向を
水平板部34aの幅方向に一致する姿勢にして、他方の
ばね通孔39に通す。そして、Vばね45から手を離す
ことにより、他方の脚部47が元の状態に復元されると
同時に、この脚部47が他方のばね通孔39の略V字状
領域部39aの先端部39a2に弾性的に当接する。
【0039】それにより、Vばね45の取付け作業が完
了し、Vばね45は弾性変形された状態となってばね取
付け具34に取付けられる。
了し、Vばね45は弾性変形された状態となってばね取
付け具34に取付けられる。
【0040】前記Vばね45の取付けにおける前記他方
の脚部47の捻り作業は抜け止め部48に手指を添え
て、これを手掛かりにして実施される。ところで、抜け
止め部48は略楕円形状をなしていて手指に広く接触で
きるので、前記他方の脚部47の捻り作業を容易に行う
ことができる。
の脚部47の捻り作業は抜け止め部48に手指を添え
て、これを手掛かりにして実施される。ところで、抜け
止め部48は略楕円形状をなしていて手指に広く接触で
きるので、前記他方の脚部47の捻り作業を容易に行う
ことができる。
【0041】しかも、抜け止め部48の先端面は脚部4
7で覆われて、そこに手指が触れることが少ないから、
切断面からなる前記先端面で傷付けられる恐れを少なく
できる。また、この意味においても他方の脚部47の捻
り操作を容易に行える。
7で覆われて、そこに手指が触れることが少ないから、
切断面からなる前記先端面で傷付けられる恐れを少なく
できる。また、この意味においても他方の脚部47の捻
り操作を容易に行える。
【0042】以上のようにして複数のVばね45が開口
縁に取付けられたカバー31は次のようにして器具本体
21の下面に取付けられる。
縁に取付けられたカバー31は次のようにして器具本体
21の下面に取付けられる。
【0043】まず、各Vばね45を、そのコイル部46
がばね取付け具34の切欠凹部38の上方に位置される
ように夫々上限まで、すなわち、抜け止め部48がばね
取付け具34のばね通孔39の近傍に当たるまで引き上
げる。そうすると、Vばね45の一対の脚部47は互い
に近付いた閉脚状態(図6中2点鎖線で示す)となり、
Vばね45は最大に圧縮された状態になる。なお、この
状態でVばね45の脚部47は開こうとしているが、一
対のばね通孔39相互間の距離Cが短く、略垂直に近い
角度で起立された脚部47がばね取付け具34に与える
上方への分力が小さいから、Vばね45は勝手に開くこ
とがなく、前記閉脚状態を維持する。
がばね取付け具34の切欠凹部38の上方に位置される
ように夫々上限まで、すなわち、抜け止め部48がばね
取付け具34のばね通孔39の近傍に当たるまで引き上
げる。そうすると、Vばね45の一対の脚部47は互い
に近付いた閉脚状態(図6中2点鎖線で示す)となり、
Vばね45は最大に圧縮された状態になる。なお、この
状態でVばね45の脚部47は開こうとしているが、一
対のばね通孔39相互間の距離Cが短く、略垂直に近い
角度で起立された脚部47がばね取付け具34に与える
上方への分力が小さいから、Vばね45は勝手に開くこ
とがなく、前記閉脚状態を維持する。
【0044】次に、カバー31の一側に位置された一対
のVばね45のコイル部46を、これに対応して位置さ
れた器具本体21の一側のVばね係合手段26に引っ掛
け支持する。この引っ掛け操作は、コイル部46を押さ
え板28で案内させながら、この板28と引っ掛け金具
27との間に通し、この金具27のフック部27aに図
5に示されるように引っ掛けることにより実施される。
このようにして引っ掛けられたコイル部46は、押さえ
板28を弾性変形させながら引き出す操作をしない限
り、押さえ板28によりフック部27aから外れること
を防止される。
のVばね45のコイル部46を、これに対応して位置さ
れた器具本体21の一側のVばね係合手段26に引っ掛
け支持する。この引っ掛け操作は、コイル部46を押さ
え板28で案内させながら、この板28と引っ掛け金具
27との間に通し、この金具27のフック部27aに図
5に示されるように引っ掛けることにより実施される。
このようにして引っ掛けられたコイル部46は、押さえ
板28を弾性変形させながら引き出す操作をしない限
り、押さえ板28によりフック部27aから外れること
を防止される。
【0045】この後、Vばね係合手段26を支点として
カバー31を回動して器具本体21と平行にし、その状
態でカバー31の他側に配置された一対のVばね45の
コイル部46を、これに対応して位置された器具本体2
1の他側のVばね係合手段26に既述と同じ手順で引っ
掛け支持する。
カバー31を回動して器具本体21と平行にし、その状
態でカバー31の他側に配置された一対のVばね45の
コイル部46を、これに対応して位置された器具本体2
1の他側のVばね係合手段26に既述と同じ手順で引っ
掛け支持する。
【0046】最後に、カバー31を器具本体21側に近
付くように押し上げる。そうすると、各Vばね45の脚
部47が傾斜されるにしたがい、これら脚部47が広が
ろうとする力によりばね取付け具34に与える上方への
分力が増大する。そのため、カバー31をある程度押し
上げた後は、カバー31から手を離してもVばね45は
その一対の脚部47が互いに遠ざかるように自然に開か
れると同時に、カバー31が自然に引き上げられて、器
具本体21にカバー31が取付けられる。
付くように押し上げる。そうすると、各Vばね45の脚
部47が傾斜されるにしたがい、これら脚部47が広が
ろうとする力によりばね取付け具34に与える上方への
分力が増大する。そのため、カバー31をある程度押し
上げた後は、カバー31から手を離してもVばね45は
その一対の脚部47が互いに遠ざかるように自然に開か
れると同時に、カバー31が自然に引き上げられて、器
具本体21にカバー31が取付けられる。
【0047】なお、この取付け完了の状態では、各Vば
ね45のコイル部46はばね取付け具34の切欠凹部3
8に図6に示されるように収容される。このような収容
により、Vばね45のコイル部46の高さ位置が低くな
るから、器具本体21の深さを小さくして器具全体を薄
型にするのに有効である。
ね45のコイル部46はばね取付け具34の切欠凹部3
8に図6に示されるように収容される。このような収容
により、Vばね45のコイル部46の高さ位置が低くな
るから、器具本体21の深さを小さくして器具全体を薄
型にするのに有効である。
【0048】また、ランプ交換等をする際には、まず、
カバー31を、引き下げる。この引き下げは、カバー3
1の下降に伴ってばね取付け具34の水平板部34a下
面がVばね45の抜け止め部48cに当たることで制限
される。次に、この状態で器具本体21とカバー31と
の間に形成された隙間を通して各Vばね45のコイル部
46を各Vばね係合手段26から外すことにより、カバ
ー31を器具本体21から外すことができる。
カバー31を、引き下げる。この引き下げは、カバー3
1の下降に伴ってばね取付け具34の水平板部34a下
面がVばね45の抜け止め部48cに当たることで制限
される。次に、この状態で器具本体21とカバー31と
の間に形成された隙間を通して各Vばね45のコイル部
46を各Vばね係合手段26から外すことにより、カバ
ー31を器具本体21から外すことができる。
【0049】また、カバー31を外さないまでも、これ
を器具本体21に対して開くには、既述のように引き下
げられたカバー31の一側に位置された一対のVばね4
5のコイル部46のみを、これに対応した位置のVばね
係合手段26から外して、カバー31の他側のVばね4
5とそれに対応したVばね係合手段26との引っ掛かり
はそのままとし、この引っ掛け部を中心にカバー31を
開いて吊持する。
を器具本体21に対して開くには、既述のように引き下
げられたカバー31の一側に位置された一対のVばね4
5のコイル部46のみを、これに対応した位置のVばね
係合手段26から外して、カバー31の他側のVばね4
5とそれに対応したVばね係合手段26との引っ掛かり
はそのままとし、この引っ掛け部を中心にカバー31を
開いて吊持する。
【0050】そして、以上のようにしてカバー31を取
外したり、或いは開いたりした状態で、器具本体21に
支持したけい光ランプ25の交換などが実施される。
外したり、或いは開いたりした状態で、器具本体21に
支持したけい光ランプ25の交換などが実施される。
【0051】また、前記構成の照明器具は、Vばね45
の脚部47が通るばね取付け具34のばね通孔39が、
略V字状領域部39aを有しているため、その斜め孔縁
39a1が合わさる先端部39a2を、脚部47の線径に合
わせた円弧で形成できる。それにより、自らの弾性力で
略V字状領域部39aの先端部39a2に押付けられるV
ばね45の脚部47を、ばね通孔39に対して線接触さ
せて、これらの間の摩擦を大きくできる。
の脚部47が通るばね取付け具34のばね通孔39が、
略V字状領域部39aを有しているため、その斜め孔縁
39a1が合わさる先端部39a2を、脚部47の線径に合
わせた円弧で形成できる。それにより、自らの弾性力で
略V字状領域部39aの先端部39a2に押付けられるV
ばね45の脚部47を、ばね通孔39に対して線接触さ
せて、これらの間の摩擦を大きくできる。
【0052】したがって、ばね取付け具34とこれに係
合しているVばね45とを介して器具本体21に取付け
られているカバー31を、既述の器具本体21に対する
上げ下げの各位置において、前記摩擦により確実に保持
でき、不用意にカバー31が降下されたり、器具本体2
1から取外されたカバー31に対してVばね45が不用
意に閉脚状態から降下されたりすることを防止できる。
合しているVばね45とを介して器具本体21に取付け
られているカバー31を、既述の器具本体21に対する
上げ下げの各位置において、前記摩擦により確実に保持
でき、不用意にカバー31が降下されたり、器具本体2
1から取外されたカバー31に対してVばね45が不用
意に閉脚状態から降下されたりすることを防止できる。
【0053】しかも、前記線接触により、ばね通孔39
と脚部47との接触部分での力の分散が図られて、脚部
47に対してばね通孔39のエッジが食い込む傾向を小
さくできるから、Vばね45の可動性を向上できる。
と脚部47との接触部分での力の分散が図られて、脚部
47に対してばね通孔39のエッジが食い込む傾向を小
さくできるから、Vばね45の可動性を向上できる。
【0054】なお、既述のようにして取付けられたVば
ね45は、カバー31を引き下げたときに、抜け止め部
48が水平板部34aの下面に引掛かることにより、ば
ね取付け具34から外れることがない。しかも、抜け止
め部48の出幅Aとばね通孔39のB、D寸法とが、B
>A>Dの関係となっているから、人為的に脚部47を
捩じらない限り、脚47がばね通孔39から外れる恐れ
がない。
ね45は、カバー31を引き下げたときに、抜け止め部
48が水平板部34aの下面に引掛かることにより、ば
ね取付け具34から外れることがない。しかも、抜け止
め部48の出幅Aとばね通孔39のB、D寸法とが、B
>A>Dの関係となっているから、人為的に脚部47を
捩じらない限り、脚47がばね通孔39から外れる恐れ
がない。
【0055】また、カバー31を強く引き下げた際には
ばね取付け具34が抜け止め部48に強く当たって、抜
け止め部48に過大な外力が加えられる。しかし、抜け
止め部48は略楕円形状をなしているので、この抜け止
め部48の先端面側部分の変形により前記外力を緩衝し
て、前記外力が直接抜け止め部48の根元に集中して加
わることを少なくできる。それにより、抜け止め部48
がばね通孔39から抜け出す程に大きく変形する恐れが
なくなるから、この抜け止め部48の本来の抜け止め機
能の低下を少なくできる。
ばね取付け具34が抜け止め部48に強く当たって、抜
け止め部48に過大な外力が加えられる。しかし、抜け
止め部48は略楕円形状をなしているので、この抜け止
め部48の先端面側部分の変形により前記外力を緩衝し
て、前記外力が直接抜け止め部48の根元に集中して加
わることを少なくできる。それにより、抜け止め部48
がばね通孔39から抜け出す程に大きく変形する恐れが
なくなるから、この抜け止め部48の本来の抜け止め機
能の低下を少なくできる。
【0056】また、前記実施例の照明器具は、ランプ2
5を保持する器具本体21と、この本体21の複数箇所
に夫々設けられたVばね係合手段26と、上部にベース
縁部32aとこれから折り曲げられた起立縁部32bと
からなる開口縁部32を有して前記ランプ25を覆って
設けられる透光性合成樹脂製のカバー31と、前記起立
縁部32bの内面に重なる補強金具35と、一対のばね
通孔39を有するとともに前記補強金具35を前記起立
縁部32bとの間に挟んで前記各Vばね係合手段26と
夫々対応して前記起立縁部32bに固定されたばね取付
け具34と、断面が円形でばね性を有する線材を屈曲し
て前記Vばね係合手段26に着脱可能に支持されるコイ
ル部46を形成し、このコイル部46より延出されると
ともに前記ばね通孔39に夫々別々に通される2本の脚
部47を設け、これら脚部47の先端に前記ばね通孔3
9に対する抜け止め部48を夫々折り曲げて、全体とし
て略V字状をなして形成されたVばね45とを具備する
照明器具において、前記補強金具35の長手方向両端3
5cを逃げる凹み33を前記起立縁部32bに設けたこ
とを特徴としている。
5を保持する器具本体21と、この本体21の複数箇所
に夫々設けられたVばね係合手段26と、上部にベース
縁部32aとこれから折り曲げられた起立縁部32bと
からなる開口縁部32を有して前記ランプ25を覆って
設けられる透光性合成樹脂製のカバー31と、前記起立
縁部32bの内面に重なる補強金具35と、一対のばね
通孔39を有するとともに前記補強金具35を前記起立
縁部32bとの間に挟んで前記各Vばね係合手段26と
夫々対応して前記起立縁部32bに固定されたばね取付
け具34と、断面が円形でばね性を有する線材を屈曲し
て前記Vばね係合手段26に着脱可能に支持されるコイ
ル部46を形成し、このコイル部46より延出されると
ともに前記ばね通孔39に夫々別々に通される2本の脚
部47を設け、これら脚部47の先端に前記ばね通孔3
9に対する抜け止め部48を夫々折り曲げて、全体とし
て略V字状をなして形成されたVばね45とを具備する
照明器具において、前記補強金具35の長手方向両端3
5cを逃げる凹み33を前記起立縁部32bに設けたこ
とを特徴としている。
【0057】したがって、この照明器具においては既述
の作用効果を奏する他に、カバー31における開口縁部
32の破損を防止できる。
の作用効果を奏する他に、カバー31における開口縁部
32の破損を防止できる。
【0058】すなわち、各Vばね45による引上げ力
(上方への分力)がカバー31の開口縁部32には常に
作用しているため、図12〜図16を参照した従来の照
明器具のように開口縁部の起立縁部に凹みがない構成に
あっては、補強金具の両端と起立縁部との当接箇所に前
記引上げ力が集中する。それにより、カバーを開いた場
合にカバーが垂れ下がろうとする力により補強金具がV
ばねに当たって、その力がカバーの起立縁部に加わるこ
とに伴い、この起立縁部にクラックを発生する恐れがあ
る。しかし、補強金具35の両端35cを逃げる凹み3
3を設けた構成においては、前記端35cが開口縁部3
2に当たることがないので、前記引上げ力が分散され
る。
(上方への分力)がカバー31の開口縁部32には常に
作用しているため、図12〜図16を参照した従来の照
明器具のように開口縁部の起立縁部に凹みがない構成に
あっては、補強金具の両端と起立縁部との当接箇所に前
記引上げ力が集中する。それにより、カバーを開いた場
合にカバーが垂れ下がろうとする力により補強金具がV
ばねに当たって、その力がカバーの起立縁部に加わるこ
とに伴い、この起立縁部にクラックを発生する恐れがあ
る。しかし、補強金具35の両端35cを逃げる凹み3
3を設けた構成においては、前記端35cが開口縁部3
2に当たることがないので、前記引上げ力が分散され
る。
【0059】したがって、合成樹脂製のカバー31の開
口縁部32の起立縁部32bにクラックが発生する恐れ
が大幅に少なくなり、カバー31に破損を生じる恐れが
少ないない高品質な器具を得ることができる。
口縁部32の起立縁部32bにクラックが発生する恐れ
が大幅に少なくなり、カバー31に破損を生じる恐れが
少ないない高品質な器具を得ることができる。
【0060】なお、本発明は、天井直付け形照明器具だ
けではなく、カバー付きの天井埋め込み形照明器具にも
適用できる。
けではなく、カバー付きの天井埋め込み形照明器具にも
適用できる。
【0061】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の照明器具に
よれば、Vばねの略ループ状抜け止め部の出幅Aとばね
取付け具の一対のばね通孔の幅B及び長さDとがB>A
>Dの関係となっていて、Vばねの脚部により、このV
ばねをなすばね線材の切断面からなる抜け止め部の先端
面が覆われるようになっているから、ばね取付け具の一
方のばね通孔にVばねの一方の脚部を通してからVばね
の他方の脚部を捻って、この脚部とともにそれに連なる
抜け止め部を取付け金具の他方のばね通孔に通して、V
ばねをばね取付け具へ取付ける作業等において、前記先
端面に作業者の手指が接することが妨げられて、Vばね
の取扱上における安全性を向上できる。さらに、ループ
状をなした前記抜け止め部は、カバーを強く引き下げた
際にばね取付け具により抜け止め部に加えられる強い外
力を緩衝して、この外力が直接抜け止め部の根元に集中
して加わることを少なくできるので、Vばねの抜け止め
部の機能低下を少なくできる。しかも、自らの弾性力で
ばね取付け具のばね通孔における略V字状領域部の先端
部に押付けられるVばねの脚部と、ばね通孔とを線接触
させて、これらの間の摩擦を大きくするとともに脚部に
ばね通孔のエッジが食い込む傾向を少なくしたので、V
ばねによるカバーの保持性と可動性とを向上できる。
よれば、Vばねの略ループ状抜け止め部の出幅Aとばね
取付け具の一対のばね通孔の幅B及び長さDとがB>A
>Dの関係となっていて、Vばねの脚部により、このV
ばねをなすばね線材の切断面からなる抜け止め部の先端
面が覆われるようになっているから、ばね取付け具の一
方のばね通孔にVばねの一方の脚部を通してからVばね
の他方の脚部を捻って、この脚部とともにそれに連なる
抜け止め部を取付け金具の他方のばね通孔に通して、V
ばねをばね取付け具へ取付ける作業等において、前記先
端面に作業者の手指が接することが妨げられて、Vばね
の取扱上における安全性を向上できる。さらに、ループ
状をなした前記抜け止め部は、カバーを強く引き下げた
際にばね取付け具により抜け止め部に加えられる強い外
力を緩衝して、この外力が直接抜け止め部の根元に集中
して加わることを少なくできるので、Vばねの抜け止め
部の機能低下を少なくできる。しかも、自らの弾性力で
ばね取付け具のばね通孔における略V字状領域部の先端
部に押付けられるVばねの脚部と、ばね通孔とを線接触
させて、これらの間の摩擦を大きくするとともに脚部に
ばね通孔のエッジが食い込む傾向を少なくしたので、V
ばねによるカバーの保持性と可動性とを向上できる。
【図1】本発明の一実施例に係る天井直付け形照明器具
全体の構成を示す斜視図。
全体の構成を示す斜視図。
【図2】図1中矢印Z方向から見て同実施例に係る天井
直付け形照明器具全体の構成を一部切欠して示す図。
直付け形照明器具全体の構成を一部切欠して示す図。
【図3】図1中矢印Y方向から見て同実施例に係る天井
直付け形照明器具全体の構成を一部切欠して示す図。
直付け形照明器具全体の構成を一部切欠して示す図。
【図4】同実施例に係る天井直付け形照明器具のVばね
係合手段の構成を分解して示す斜視図。
係合手段の構成を分解して示す斜視図。
【図5】図4に示されたVばね係合手段に対するVばね
の着脱作業を説明する斜視図。
の着脱作業を説明する斜視図。
【図6】同実施例に係る天井直付け形照明器具のVばね
取付け部の構成を分解して示す斜視図。
取付け部の構成を分解して示す斜視図。
【図7】同実施例に係る天井直付け形照明器具のばね取
付け具の構成を示す平面図。
付け具の構成を示す平面図。
【図8】図7中X部の拡大図。
【図9】図7図に示されたばね取付け具に対するVばね
の取付け手順を示す斜視図。
の取付け手順を示す斜視図。
【図10】図6中W−W線を通って示す前記Vばね取付
け部の組立て状態における断面図。
け部の組立て状態における断面図。
【図11】図10中V方向から見て示す前記Vばね取付
け部の平面図。
け部の平面図。
【図12】従来例に係る天井直付け形照明器具全体の構
成を一部切欠して示す側面図。
成を一部切欠して示す側面図。
【図13】同従来例に係る天井直付け形照明器具全体を
その端面方向から見て一部を切欠して示す図。
その端面方向から見て一部を切欠して示す図。
【図14】同従来例に係る天井直付け形照明器具のVば
ね係合部の構成を分解して示す斜視図。
ね係合部の構成を分解して示す斜視図。
【図15】同従来例に係る天井直付け形照明器具のVば
ね取付け部の構成を分解して示す斜視図。
ね取付け部の構成を分解して示す斜視図。
【図16】同従来例に係る天井直付け形照明器具のばね
取付け金具の構成を示す平面図。
取付け金具の構成を示す平面図。
21…器具本体、 25…けい光ランプ、 26…Vばね係合手段、 31…カバー、 34…ばね取付け具、 39…ばね通孔、 39a…略V字状領域部、 39a2…略V字状領域部両の先端部、 45…Vばね、 46…コイル部、 47…脚部、 48…抜け止め部、 A…抜け止めの出幅、 B…ばね通孔の幅、 C…ばね通孔の長さ 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神 義修 静岡県三島市南町6番78号 東京電気株 式会社三島工場内 (56)参考文献 特開 昭56−78001(JP,A) 実開 昭62−86004(JP,U) 実開 昭59−53708(JP,U) 実公 昭59−20732(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21V 17/00 330
Claims (1)
- 【請求項1】ランプを保持する器具本体と、この本体の
複数箇所に夫々設けられたVばね係合手段と、前記ラン
プを覆って設けられる透光性のカバーと、一対のばね通
孔を有して前記カバーの前記Vばね係合手段と対応する
位置に夫々取付けられたばね取付け具と、断面が円形で
ばね性を有する線材を屈曲して前記Vばね係合手段に着
脱可能に支持されるコイル部を形成し、このコイル部よ
り延出されるとともに前記ばね通孔に夫々別々に通され
る2本の脚部を設け、これら脚部の先端に前記ばね通孔
に対する抜け止め部を夫々折り曲げて、全体として略V
字状をなして形成され、一方の脚部を一方のばね通孔に
通した状態で他方の脚部を捻ってこの脚部に連なる抜け
止め部及び前記他方の脚部を他方のばね通孔に通して、
前ばね取付け具に取付けられるVばねとを具備する照明
器具において、 前記抜け止め部をその先端面が前記脚部で覆われるよう
に略ループ状に形成し、前記一対のばね通孔が先細状を
なす略V字状領域部を有しているとともに、これらばね
通孔の幅Bと長さDと前記略ループ状抜け止め部の出幅
Aと関係をB>A>Dとし、かつ、前記脚部を受ける前
記略V字状領域部の先端部を前記脚部の線径と同じ円弧
で形成したことを特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6161438A JP3042306B2 (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6161438A JP3042306B2 (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 照明器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0831219A JPH0831219A (ja) | 1996-02-02 |
JP3042306B2 true JP3042306B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=15735121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6161438A Expired - Fee Related JP3042306B2 (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3042306B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4757294B2 (ja) | 2008-11-25 | 2011-08-24 | シャープ株式会社 | 照明装置 |
JP5335553B2 (ja) * | 2009-05-19 | 2013-11-06 | 三菱電機株式会社 | 表示装置及び誘導灯装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5920732Y2 (ja) * | 1979-11-09 | 1984-06-16 | 東芝テック株式会社 | 照明器具のセ−ド取付装置 |
JPS5678001A (en) * | 1979-11-28 | 1981-06-26 | Matsushita Electric Works Ltd | Cover mounting and dismounting device for illuminator |
JPS5953708U (ja) * | 1982-09-30 | 1984-04-09 | 松下電工株式会社 | 照明器具 |
JPS6286004U (ja) * | 1985-11-18 | 1987-06-01 |
-
1994
- 1994-07-13 JP JP6161438A patent/JP3042306B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0831219A (ja) | 1996-02-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |