JP3042228B2 - フォトレジスト現像装置 - Google Patents

フォトレジスト現像装置

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JP3042228B2
JP3042228B2 JP33918192A JP33918192A JP3042228B2 JP 3042228 B2 JP3042228 B2 JP 3042228B2 JP 33918192 A JP33918192 A JP 33918192A JP 33918192 A JP33918192 A JP 33918192A JP 3042228 B2 JP3042228 B2 JP 3042228B2
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隆生 湯川
元一 神山
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ソニー・プレシジョン・テクノロジー株式会社
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、光ディスクの
現像工程に使用して好適なフォトレジスト現像装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクの原版を作成する過程
で、ガラス板に塗布されたフォトレジスト膜をカッティ
ングマシンにより露光した後に、この露光した部分を現
像液により除去するときの現像の状態をモニターするも
のとして、図5に示すような光ディスクの現像モニター
装置があった。
【0003】この装置では、まず、レーザー光源20よ
りレーザー光を現像中の光ディスク21に照射し、フォ
トレジスト膜の感光した部分は、不図示の現像液により
溶解除去され、渦巻状に点在する穴部からなるいわゆる
ピットを形成する。
【0004】図6に示すように、このピットにより、回
折光が発生するが、標準光と回折光とを各々受光素子2
2、23で受光してその出力電流を電流電圧変換器2
4、25により電圧に変換し、アナログ除算器26によ
りこの2つの信号の比を求め、この除算器26の出力を
A/D変換器27によりディジタル信号に変換してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の装置で
は、アナログ除算器26の出力まではアナログのDC電
圧であるためノイズに弱く、アナログ除算器26及びA
/D変換器27にはDCオフセットによる誤差を避ける
ために厳密なDC調整が必要になる。また、透過率等の
ばらつきによるレベルの変化を吸収して充分な精度を得
るため、及び現像条件を任意に設定するために高精度で
高価なアナログ除算器26及びA/D変換器27が必要
になるという不都合があった。
【0006】本発明は、これらの課題を解決するために
なされたもので、高精度で、ノイズに強く、DCオフセ
ットによる影響を受けず、安価な素子を用いても構成で
きるフォトレジスト現像装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のフォトレジスト
現像装置は例えば図1に示す如く、レーザー光をフォト
レジスト膜に照射するレーザー光源4と、レーザー光源
4に所定周波数で強度変調をかける強度変調手段1、
2、3、フォトレジスト膜に照射されたレーザー光の
うち透過光と回折光とより位相変調信号Vを作成する位
相変調信号作成手段6、7、8、9、10、11と、強
度変調手段1、2、3よる強度変調信号Vm と位相変
調信号Vとを用いて、位相変調信号Vの位相変化量を計
測する位相変化量計測手段13、14、15、16、1
7、18とからなるのである。
【0008】また、本発明のフォトレジスト現像装置は
例えば図1に示す如く、レーザー光をフォトレジスト膜
に照射するレーザー光源4と、レーザー光源4に所定周
波数で強度変調をかける強度変調手段1、2、3、フ
ォトレジスト膜に照射されたレーザー光のうち透過光と
回折光とより位相変調信号Vを作成する位相変調信号作
成手段6、7、8、9、10、11と、強度変調手段
1、2、3よる強度変調信号Vm と位相変調信号Vと
を用いて、位相変調信号Vの位相変化量を計測する位相
変化量計測手段13、14、15、16、17、18
と、位相変化量計測手段13、14、15、16、1
7、18の出力が所定数になったときに現像を停止する
停止手段とからなるものである。
【0009】
【作用】上述せる本発明によれば、レーザー光源4に所
定周波数で強度変調をかけるので、AC信号として扱え
るため、DCオフセットの影響を受けることがなくな
る。また、透過光と回折光とより位相変調信号Vを作成
するので、ノイズに強くなる。さらに、位相変調信号V
の位相変化量を計測するので、微小変化量を精度良くデ
ィジタル量として検出する。
【0010】また、本発明によれば、位相変化量計測手
段13、14、15、16、17、18の出力が所定数
になったときに現像を停止するので、任意の条件で現像
される。
【0011】
【実施例】以下に、図1乃至図4を参照して本発明のフ
ォトレジスト現像装置の一実施例について詳細に説明す
る。図1において、分周器1はクロック信号入力端子C
LKより入力される例えば20MHZのクロック信号を
50KHZに分周するものであり、低域通過フィルタ2
はこの分周器1の出力信号を減衰特性により強度変調信
号Vm とするものである。
【0012】ドライバー3は、強度変調信号Vm を増幅
して所定出力信号を作成し、レーザー光源4より強度変
調されたレーザー光を現像中の光ディスクの回転盤面上
のフォトレジスト膜に照射する。
【0013】この現像中の光ディスクのフォトレジスト
膜を透過したレーザー光のうち透過光である標準光及び
フォトレジスト膜上に形成されたピットにより回折した
回折光を受光して、各々受光素子6及び7により電流に
変換し、各々電流電圧変換回路8及び9により電圧に変
換する。
【0014】この標準光及び回折光による2つの電圧信
号のうち、標準光によるの一方の電圧信号V0 を移相器
10により90度位相をずらして、この移相した電圧信
号と回折光による他方の電圧信号V1 の2信号を加算増
幅器11で加算することにより位相変調信号Vを作成す
る。
【0015】この位相変調信号Vは増幅器12で増幅し
た後に、移相器13で移相する。これはピットがまだ生
成されず、回折光が発生していないときの位相変調信号
Vと強度変調信号Vm との位相を合わせるようにするた
めである。シュミットトリガ回路14、15はそれぞれ
強度変調信号Vm と位相変調信号Vを移相した信号にリ
ミッター作用をして方形波信号Sm 、SO を作成するも
のである。
【0016】アンド回路17は、クロック信号SCKと、
強度変調信号を方形波にした信号S m と、位相変調信号
を移相して方形波にした信号SO を反転器16で反転し
た信号との3つの信号をアンド演算する。アンド回路1
7の出力信号SCK・Sm ・S O はカウンタ18に入力さ
れ、強度変調信号を方形波にした信号Sm の立ち下がり
でクリアーされる。
【0017】これにより、強度変調信号を方形波にした
信号Sm と位相変調信号を移相して方形波にした信号S
O との位相のシフト量をカウンタ18でクロックとして
カウントして、ラッチ19よりデータD0 ・・・Dn
得る。
【0018】本例の装置は以上のように構成されてい
て、図2に示すように、クロック入力端子CLKより入
力された20MHZのクロック信号を分周器1で50K
HZに分周し、低域通過フィルタ2を通過させた強度変
調信号Vm により強度変調してレーザー光源出力信号を
得る。現像中の光ディスクのフォトレジスト膜を透過し
た標準光及び回折光による電圧信号をV0 、V1 とする
と、
【0019】
【数1】
【0020】この電圧信号V0 の位相を移相器10によ
り90度ずらすと、
【0021】
【数2】
【0022】これを加算すると、
【0023】
【数3】
【0024】このような位相変調信号からの信号S
O を、レーザー光源を強度変調している低域通過フィル
タ2からの信号Sm との位相のシフト量をクロック信号
CKで数えることにより、光ディスクのフォトレジスト
膜の現像の進み具合を高精度にモニターすることが出来
る。
【0025】図4に示すように、光ディスクの現像が進
むにつれて、位相シフト量αが大きくなる。これをクロ
ック信号SCKによりディジタル量に変換することが出来
る。信号Sm の1周期あたりのクロック数をn0 、シフ
ト量によるクロック数をΔnとすれば、
【0026】
【数4】
【0027】したがって、Δnはαに比例する。現像条
件が、a0 とa1 の比で求められているならば、a0
1 とαは容易に換算出来るので、αにより現像状況を
モニターし、任意の現像条件で現像を停止することがで
きる。
【0028】上述した本例によれば、光電変換素子によ
り受光したレーザー光を、位相変調信号に変換するの
で、ノイズによるレベルの変化の影響を受け難くなり、
ノイズに強くすることができる。
【0029】さらに、本例によれば、レーザー光源4の
出力信号が、50KHZのAC信号としての強度変調信
号Vm により変調されているので、DC的なノイズやオ
フセットはカップリングコンデンサを適宜設けることに
より容易に除去できる。
【0030】また、本例によれば、回路構成を安価なも
のとすることができるので、検出回路全体のコストを下
げることができる。
【0031】さらにまた、本例によれば、位相変調信号
の位相変化量をクロックパルスにより計数するので、微
小変化量を精度良くディジタル量として検出することが
できる。本例では、以上述べたことにより、高精度で、
ノイズに強く、DCオフセットによる影響を受けず、安
価な素子を用いても構成できるフォトレジスト現像装置
を得ることができる。
【0032】本例では、位相変調信号の位相変化量をク
ロックパルスにより計数する例を示したが、これ以外に
も、積分回路、ホールド回路および電圧測定回路により
電圧を計測するようにしても良い。尚、上述の実施例は
本発明の一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
その他様々な構成が取り得ることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、レーザー光源に所定周
波数で強度変調をかけるので、レーザー光源の出力信号
をAC信号として扱えるため、DCオフセットの影響を
なくすことができる。また、透過光と回折光とより位相
変調信号を作成するので、ノイズに強くすることができ
る。さらに、位相変調信号の位相変化量を計測するの
で、微小変化量を精度良くディジタル量として検出する
ことができる。また、回路構成を安価なものとすること
ができるので、検出回路全体のコストを下げることがで
きる。従って、高精度で、ノイズに強く、DCオフセッ
トによる影響を受けず、安価な素子を用いても構成でき
るフォトレジスト現像装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフォトレジスト現像装置のブロック図
である。
【図2】本発明のフォトレジスト現像装置の信号を説明
する図である。
【図3】本発明のフォトレジスト現像装置の信号を説明
する図である。
【図4】本発明のフォトレジスト現像装置の現像の進み
具合と移相シフト量との関係を説明する図である。
【図5】従来のフォトレジスト現像装置のブロック図で
ある。
【図6】フォトレジスト膜を透過する標準光とピットに
より回折する回折光とを説明する図である。
【符号の説明】
1 分周器 2 低域通過フィルタ 3 ドライバ 4 レーザー光源 6、7 受光素子 8、9 電流電圧変換回路 10 移相器 11 加算増幅器 13 移相器 14、15 シュミットトリガ回路 16 反転器 17 アンド回路 18 カウンタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−73357(JP,A) 特開 平1−286147(JP,A) 特開 平4−74325(JP,A) 特開 昭62−246157(JP,A) 特公 平4−21857(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/00 - 7/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光をフォトレジスト膜に照射す
    るレーザー光源と、前記レーザー光源に所定周波数で強
    度変調をかける強度変調手段と、前記フォトレジスト膜
    に照射された前記レーザー光のうち透過光と回折光とよ
    り位相変調信号を作成する位相変調信号作成手段と、前
    記強度変調手段による強度変調信号と前記位相変調信号
    とを用いて、前記位相変調信号の位相変化量を計測する
    位相変化量計測手段とからなるフォトレジスト現像装
    置。
  2. 【請求項2】 レーザー光をフォトレジスト膜に照射す
    るレーザー光源と、前記レーザー光源に所定周波数で強
    度変調をかける強度変調手段と、前記フォトレジスト膜
    に照射された前記レーザー光のうち透過光と回折光とよ
    り位相変調信号を作成する位相変調信号作成手段と、前
    記強度変調手段による強度変調信号と前記位相変調信号
    とを用いて、前記位相変調信号の位相変化量を計測する
    位相変化量計測手段と、前記位相変化量計測手段の出力
    が所定数になったときに現像を停止する停止手段とから
    なるフォトレジスト現像装置。
JP33918192A 1992-12-18 1992-12-18 フォトレジスト現像装置 Expired - Lifetime JP3042228B2 (ja)

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