JP3042215B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP3042215B2
JP3042215B2 JP4277409A JP27740992A JP3042215B2 JP 3042215 B2 JP3042215 B2 JP 3042215B2 JP 4277409 A JP4277409 A JP 4277409A JP 27740992 A JP27740992 A JP 27740992A JP 3042215 B2 JP3042215 B2 JP 3042215B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気調和装置に関
し、特に、同じ室内でグループ制御される複数の室内ユ
ニットに接続された加湿器の動作を連動化する機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開昭64−51129号
公報に開示されているように、加湿器が備えられて適当
な湿り気のある空調風(一般的には温風)を供給するよ
うにした空気調和装置がある。
【0003】また、グループ制御される複数の室内ユニ
ットを備えた空気調和装置では、各室内ユニットに給電
されて加湿動作を行う加湿器と、該室内ユニットの雰囲
気湿度に応じて上記加湿器に加湿動作を行わせるための
湿度制御器とをそれぞれ接続したものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記複数の室内ユニッ
トを備えたものでは、各室内ユニットがそれぞれ別々の
部屋に設置されている場合に、各室内の湿度に応じた加
湿器の制御が行える。
【0005】しかしながら、比較的大きな1つの部屋に
複数の室内ユニットが設置される場合には、設置箇所に
よって同じ室内でも各加湿制御器の雰囲気湿度が僅かな
がら互いに異なるため、加湿制御器が一斉に作動するこ
とは希であり、従って、加湿器の動作にバラツキが生
じ、空気調和装置全体としての加湿効率が低下する。
【0006】この発明は斯かる点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、複数の室内ユニット間において、加湿
器の動作を連動させるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、加湿制御器の作動に応じた
信号を、遠隔操作用の伝送ラインを利用して室内ユニッ
ト間で送受信するようにした。
【0008】具体的には、この発明では、図1に示すよ
うに遠隔操作用の伝送ライン(8)にて互いに接続され
た複数の室内ユニット(1)の各々に、給電されて加湿
動作を行う加湿器(2)に接続可能な接続端子(3a)
を有し、該接続端子(3a)を介して上記加湿器(2)
に給電するための給電回路(3)と、この給電回路
(3)のオンオフを切換えるように作動するスイッチ手
段(4)と、雰囲気湿度に応じて作動する加湿制御器
(5)に接続可能な接続端子(6a)を有し、該接続端
子(6a)を介して加湿制御器(5)の作動信号(a)
を検出する作動検出部(6)と、この作動検出部(6)
の出力を受け、該作動検出部(6)の検出信号(d)に
応じてスイッチ手段(4)の作動を制御しかつ連動信号
(r)を出力する一方、入力された連動信号(r)に応
じてスイッチ手段(4)の作動を制御する制御部(7)
とを設けている。そして、一部の室内ユニット(1)に
おける作動検出部(6)の接続端子(6a)に加湿制御
器(5)が接続される一方、全部の室内ユニット(1)
における給電回路(3)の接続端子(3a)に加湿器
(2)が接続されている。加えて、上記各室内ユニット
(1)の制御部(7)同士が上記伝送ライン(8)を介
して連動信号(r)の送受信を行うように構成してい
【0009】また、請求項2の発明では、図5に示すよ
うに複数の室内ユニット(1)の各々に、給電されて加
湿動作を行う加湿器(2)に接続される接続端子(3
a)を有し、該接続端子(3a)を介して上記加湿器
(2)に給電するための給電回路(3)と、この給電回
路(3)のオンオフを切換えるように作動するスイッチ
手段(4)と、雰囲気湿度に応じて作動する加湿制御器
(5)に接続可能な接続端子(6a)を有し、該接続端
子(6a)を介して加湿制御器(5)の作動信号(a)
を検出し、この作動信号(a)に応じて上記スイッチ手
段(4)の作動を制御するための作動検出部(6)とを
設けている。そして、一部の室内ユニット(1)におけ
る作動検出部(6)の接続端子(6a)に加湿制御器
(5)が接続される一方、全部の室内ユニット(1)に
おける給電回路(3)の接続端子(3a)に加湿器
(2)が接続されている。加えて、上記各室内ユニット
(1)における作動検出部(6)の接続端子(6a)同
士を渡り線(9)により電気的に接続し、該渡り線
(9)を介して上記作動信号(a)の送受信を行うよう
構成して いる
【0010】また、請求項3又は4の発明では、上記請
求項1又は2の発明において、一部の室内ユニット
(1)に加湿制御器(5)を、また全部の室内ユニット
(1)に加湿器(2)を設けたのに代えて、全部の室内
ユニット(1)における作動検出部(6)の接続端子
(6a)に加湿制御器(5)を、また一部の室内ユニッ
ト(1)における給電回路(3)の接続端子(3a)に
加湿器(2)をそれぞれ接続している
【0011】
【作用】請求項1の発明では、任意の室内ユニット
(1)において、作動検出部(6)に接続端子(6a)
を介して接続された加湿制御器(5)が該加湿制御器
(5)の雰囲気湿度に応じて作動すると、その作動信号
(a)が作動検出部(6)により検出され、該作動検出
部(6)により上記作動信号(a)に応じた検出信号
(d)が出力され、この検出信号(d)は制御部(7)
に入力される。制御部(7)では、上記検出信号(d)
に応じてスイッチ手段(4)の作動を制御する。このス
イッチ手段(4)の作動により、給電回路(3)のオン
オフが切換わる。例えば、雰囲気湿度の低下に応じて加
湿制御器(5)がオンの作動信号(a)を出力すると、
作動検出部(6)はオンの検出信号(d)を出力し、制
御部(7)がスイッチ手段(4)をオン作動させること
により給電回路(3)はオンとなり、該給電回路(3)
の接続端子(3a)に接続された加湿器(2)は給電さ
れて加湿動作を行う。また、制御部(7)では上記検出
信号(d)に応じた連動信号(r)が出力される。
【0012】このとき、他の室内ユニット(1)では、
上記室内ユニット(1)からの連動信号(r)が伝送ラ
イン(8)を経て各室内ユニット(1)の制御部(7)
にそれぞれ入力される。例えば、連動信号(r)がオン
のときには、各制御部(7)は各々のスイッチ手段
(4)をオン作動させ、このオン作動により各々の給電
回路(3)はオンとなり、各々の加湿器(2)は給電さ
れて加湿動作を行う。これにより、各室内ユニット
(1)に接続されている加湿制御器(5)のうちの1つ
がオン作動すれば、各室内ユニット(1)に接続されて
いる加湿器(2)の全てが一斉に加湿動作を行う。
【0013】請求項2の発明では、加湿制御器(5)が
作動した室内ユニット(1)では、該加湿制御器(5)
が作動するとその作動信号(a)が作動検出回路(6)
により検出され、該作動検出回路(6)により上記作動
信号(a)に応じた検出信号(d)が出力される。そし
て、この検出信号(d)に基づいてスイッチ手段(4)
の作動が制御され、この作動により給電回路(3)のオ
ンオフが切換わる。
【0014】このとき、他の室内ユニット(1)では、
上記室内ユニット(1)からの作動信号(a)が渡り線
(7)を経て各室内ユニット(1)の作動検出部(6)
に該作動検出部(6)の接続端子(6a)を介して入力
される。例えば、オンの作動信号(a)が入力される
と、各作動検出部(5)は上記作動信号(a)を検出
し、これに基づいて各スイッチ手段(4)がオン作動す
るように制御されて各給電回路(3)はオンとなり、各
々の加湿器(2)は給電されて加湿動作を行う。
【0015】つまり、請求項1及び2の発明では、一部
の室内ユニット(1)に接続されている加湿制御器
(5)の作動に基づいて、全部の室内ユニット(1)に
接続されている加湿器(2)の動作が制御されるので、
例えば、同じ室内において各加湿制御器(5)が位置す
る少数の箇所における雰囲気湿度に基づいて、多数の加
湿器(2)による全体的な加湿が一斉に行われる。
【0016】また、請求項3及び4の発明では、全部の
室内ユニット(1)に接続されている各々の加湿制御器
(5)の作動に基づいて、一部の室内ユニット(1)に
接続されている加湿器(2)の動作が制御されるので、
例えば、同じ室内において各加湿制御器(5)が位置す
る多数の箇所における雰囲気湿度に基づいて、少数の加
湿器(2)による局部的な加湿が行われる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
【0018】(実施例1) この実施例1では図2に示す加湿器(2)は自然蒸発式
のものであり、この加湿器(2)は同じ室内でグループ
制御される複数の天井埋込型の室内ユニット(1)の全
部にそれぞれ一体に組込まれている。上記室内ユニット
(1)は2方吹出しカセット型のものであり、天井に埋
込まれたケーシング(28)の下面中央には吸込口(2
9)が、また該吸込口(29)の両側には吹出口(3
0)がそれぞれ天井面(31)と略面一の状態で開口さ
れている。ケーシング(28)内の中央にはファン(3
2)が、また該ファン(32)の両側には熱交換器(3
3)がそれぞれ配設されている。
【0019】そして、該片側の熱交換器(33)の側方
に上記加湿器(2)が配設されており、上記ファン(3
2)によって吸込口(29)を通してケーシング(2
8)内に吸込んだ室内の空気を熱交換器(33)によっ
て加熱または冷却した後、吹出口(30)に至る間に上
記加湿器(2)によって加湿し、適当な湿り気のある空
調風となって室内に吹出すように構成されている。
【0020】上記加湿器(2)は、繊維を薄板上に固め
た多数の吸水エレメント(21)が水平方向に重なるよ
うに並設されており、これらエレメント(21)の上方
位置には、各エレメント(21)に給水するための給水
管(24)が各エレメント(21)と直交するように水
平方向に配設されている。この給水管(24)の基部に
は通電されて該給水管(24)への所定の通水を行うオ
ンオフ切換式の電磁弁(23)が設けられている。ま
た、エレメント(21)の下方位置には、ドレンパン
(26)が配設されている。
【0021】図1は上記加湿器(2)に対する制御系を
示し、各室内ユニット(1)は、遠隔操作用の伝送ライ
ン(8)により各々の制御部(7)が互いに接続される
一方、加湿器(2)加湿制御器(5)を備えている。
この各室内ユニット(1)には、上記加湿器(2)の電
磁弁(23)に給電して該加湿器(2)に加湿動作を行
わせるための給電回路(3)と、該給電回路(3)のオ
ンオフを切換えるためのスイッチ回路(11)と、該ス
イッチ回路(11)への通電を制御する際に用いられる
検出信号(d)を出力する作動検出部(6)とが設けら
れている。尚、この実施例では、1つの室内ユニット
(1)にのみ加湿制御器(5)が接続されている。ま
た、図中、(8a)は上記伝送ライン(8)に接続され
た遠隔操作用の操作部である。
【0022】上記給電回路(3)は一方の側において室
内ユニット(1)が有する制御部(7)を介して電源と
してのR相線及びS相線に接続され、他方の側には加湿
器(2)を接続するための1対の接続端子(3a,3
a)が設けられている。また、この給電回路(3)に
は、次に述べるスイッチ手段としての電磁リレー(4)
における常開接点(4a)が設けられている。
【0023】上記スイッチ回路(11)は給電回路
(3)のオンオフを切換えるように作動する上記電磁リ
レー(4)の電磁コイル(4b)を有し、このコイル
(4b)を励磁することにより上記常開接点(4a)が
閉作動して給電回路(3)をオンするようになされてい
る。
【0024】上記作動検出部(6)は発光回路(12)
及び受光回路(13)からなり、両回路(12,13)
の相対する部位にはフォトカプラ(14)が配設されて
いる。上記発光回路(12)は発光素子(14a)を有
し、一端側が給電回路(3)における上記常開接点(4
a)のR相線側に接続される一方、他端側には加湿制御
器(5)を接続するための一方の接続端子(6a)が設
けられている。尚、この実施例では、上記給電回路
(3)のS相線側の接続端子(3a)が、加湿制御器
(5)を接続するための他方の接続端子と兼用されてい
る。上記発光回路(12)は加湿制御器(5)のオン作
動により該発光回路(12)に電流が流れて上記発光素
子(14a)を発光させるようになされている。
【0025】一方、上記受光回路(13)は光導電素子
からなる受光素子(14b)を有し、所定の電圧が常に
印加されている。そして、該受光素子(14b)が上記
発光素子(14a)の発光を受光することにより該受光
回路(13)に電流が流れ、この電流の変化を検出信号
(d)として出力するようになされている。また、上記
受光回路(13)は、受光素子(14b)に対して並列
に接続された連動選択スイッチ(15)を有し、該スイ
ッチ(15)のオンオフにより各室内ユニット(1)間
における加湿動作の連動モードと非連動モードとが切換
えられるようになっている。すなわち、上記スイッチ
(15)がオフの連動モードでは受光素子(14b)が
受光したときのみ受光回路(13)に電流が流れて検出
信号(d)がオンとなる一方、オンの非連動モードでは
受光素子(14b)における受光の有無に拘らず常に電
流が流れて検出信号(d)がオンの状態を保持するよう
になされている。
【0026】この発明の特徴として、各室内ユニット
(1)の制御部(7)は、基本的に、上記受光回路(1
3)の出力を受け、該受光回路(13)の検出信号
(d)に応じて上記スイッチ回路(11)への通電を制
御し、かつ上記伝送ライン(8)を介して他の室内ユニ
ット(1)における制御部(7)に上記検出信号(d)
に応じた連動信号(r)を出力する一方、他の室内ユニ
ット(1)の制御部(7)から出力された連動信号
(r)については該連動信号(r)を伝送ライン(8)
を介して入力し、この連動信号(r)に応じてスイッチ
回路(11)への通電を制御するようになされている。
【0027】すなわち、制御部(7)は、受光回路(1
3)の検出信号(d)がオンのときにはスイッチ回路
(11)に通電し、かつオンの連動信号(r)を出力す
る一方、オンの連動信号(r)が入力されたときにはス
イッチ回路(11)に通電して電磁リレー(4)をオン
作動させる。尚、この実施例では、制御部(7)は室内
ユニット(1)がサーモオンの状態にあるときのみ、オ
ンの検出信号(d)又は連動信号(r)に応じて上記ス
イッチ回路(11)への通電を行うように構成されてい
る。
【0028】上記加湿制御器(5)が接続された制御部
(7)における加湿連動の制御処理を、図3のフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0029】先ず、ステップS1で作動検出部(6)の
受光回路(13)から出力された検出信号(d)を入力
し、ステップS2に移る。このステップS2では、上記
検出信号(d)がオンか否かを判定する。判定がYES
のときにはステップS3に移る一方、判定がNOのとき
には処理を終了する。上記ステップS3では、スイッチ
回路(11)に通電して電磁リレー(4)をオン作動さ
せ、給電回路(3)をオンにする。そして、ステップS
4でオンの連動信号(r)を出力する。
【0030】一方、加湿制御器(5)の接続されていな
い制御部(7)における加湿連動の制御処理は、図4の
フローチャートに示すとおりである。
【0031】先ず、ステップS′1で加湿制御器(5)
が接続された室内ユニット(1)の制御部(7)から出
力された連動信号(r)を入力し、ステップS′2に移
る。このステップS′2では、上記連動信号(r)がオ
ンか否かを判定する。判定がYESのときにはステップ
S′3に移る一方、判定がNOのときには処理を終了す
る。上記ステップS′3では、スイッチ回路(11)に
通電して電磁リレー(4)をオン作動させ、給電回路
(3)をオンにする。
【0032】以上のように構成された空気調和装置で
は、加湿制御器(5)が接続された室内ユニット(1)
において、上記加湿制御器(5)は、例えば雰囲気湿度
が80%以下に低下するのに応じてオン作動信号(a)
を出力することにより、発光回路(12)の発光素子
(14a)が発光して対面する受光回路(13)の受光
素子(14b)が受光する。受光回路(13)では受光
素子(14b)の受光によりオンの検出信号(d)を出
力し、該検出信号(d)は室内ユニット(1)の制御部
(7)に入力される。
【0033】上記制御部(7)では上記検出信号(d)
に基づき、スイッチ回路(11)に通電して電磁コイル
(4b)を励磁する。この励磁により給電回路(3)の
常開接点(4a)は閉作動し、給電回路(3)はオンと
なる。これにより、該給電回路(3)に接続端子(3
a)を介して接続された加湿器(2)は給電され、加湿
動作を行う。また、制御部(7)では上記検出信号
(d)に基づいてオンの連動信号(r)が出力される。
【0034】このとき、他の室内ユニット(1)では、
上記室内ユニット(1)から出力された連動信号(r)
が伝送ライン(8)を経て各室内ユニット(1)の制御
部(7)にそれぞれ入力される。そして、各制御部
(7)は各々の電磁リレー(4)をオン作動させ、この
オン作動により各々の給電回路(3)はオンとなり、各
々の加湿器(2)は給電されて加湿動作を行う。これに
より、1つの加湿制御器(5)がオン作動することによ
り、各室内ユニット(1)に接続されている加湿器
(2)の全てが一斉に加湿動作を開始する。
【0035】一方、雰囲気湿度の上昇に応じて加湿制御
器(5)の作動信号(a)がオフとなったときには、該
加湿制御器(5)の接続された室内ユニット(1)で
は、受光回路(13)の検出信号(d)がオフとなって
制御部(7)に入力され、この制御部(7)では上記検
出信号(d)に基づいてスイッチ回路(11)への通電
が停止され、かつオフの連動信号(r)が出力される。
一方、他の室内ユニット(1)では上記連動信号(r)
が入力された制御部(7)により、スイッチ回路(1
1)への通電が停止されて電磁リレー(4)はオフ作動
する。これにより、全ての加湿器(2)は一斉に加湿動
作を停止する。
【0036】従って、この実施例によれば、全部の加湿
器(2)が一斉に加湿作動を開始するようにしたことに
より、これら室内ユニット(1)が設置されている室内
を全体的に短時間で加湿することができ、高い加湿効率
が発揮される。
【0037】また、1つの加湿制御器(5)により全部
の加湿器(2)に同じ動作を行わせることができるの
で、加湿時間の短縮化が不要な場合には、室内における
全体としての加湿能力を低下させることなく個々の加湿
器(2)の容量を従来のものよりも小さくすることがで
き、室内ユニット(1)のコンパクト化を図ることが
きる。
【0038】さらに、加湿制御器(5)は1つの室内ユ
ニット(1)に接続する分だけで済むので、他の室内ユ
ニット(1)に接続される分の加湿制御器(5)が不要
となり、空気調和装置のコスト低減に寄与することがで
きる。
【0039】尚、加湿動作の連動化が不要で、各室内ユ
ニット(1)に各々の加湿器(2)を互いに独立して作
動させる場合には、連動選択スイッチ(15)をオンに
して電磁リレー(4)の常開接点(4b)を常時オンの
状態に固定し、かつ加湿制御器(5)を給電回路(3)
に加湿器(2)に対して直列となるように接続すればよ
い。
【0040】(実施例2) 図5はこの発明に係る実施例2を示し、上記実施例1と
同じ部分には同じ符号を付している。
【0041】この発明の特徴として、各室内ユニット
(1)は、作動検出部(6)における発光回路(12)
の接続端子(6a)間に配線された1本の渡り線(9)
により、発光回路(12)間において加湿制御器(5)
の作動信号(d)が送受信可能なように互いに電気的に
接続されている。そして、全部の室内ユニット(1)に
は加湿器(2)が、また1つの室内ユニット(1)には
加湿制御器(5)がそれぞれ接続され、制御部(7)は
上記作動検出部(6)における受光回路(13)の出力
を受け、該受光回路(13)の検出信号(d)に応じて
スイッチ回路(11)への通電を制御するようになされ
ている。
【0042】以上のように構成された空気調和装置で
は、加湿制御器(5)が接続された室内ユニット(1)
において該加湿制御器(5)がオン作動信号(a)を出
力すると、該室内ユニット(1)の加湿器(2)は加湿
動作を行う。尚、この間の制御は上記実施例1と同じで
ある。
【0043】このとき、加湿制御器(5)が接続されて
いない他の室内ユニット(1)では、上記室内ユニット
(1)から出力された作動信号(a)が1本の渡り線
(9)を経て各室内ユニット(1)の発光回路(12)
に該発光回路(12)の接続端子(6a)を介して入力
される。例えば、オンの作動信号(a)が入力される
と、各発光回路(12)は各々の発光素子(14a)を
発光させるので、受光回路(13)では各々の受光素子
(14b)が全て受光して各々の制御部(7)にオンの
検出信号(d)を出力する。各制御部(7)では上記検
出信号(d)に応じて各々のスイッチ回路(11)に通
電し、各々の電磁リレー(4)がオン作動して各給電回
路(3)は各々の加湿器(2)に加湿動作を行わせる。
これにより、上記実施例1と同様に、1つの加湿制御器
(5)がオン作動することにより、各室内ユニット
(1)に接続されている加湿器(2)の全てが一斉に加
湿動作を開始する。
【0044】尚、上記各実施例では、グループを構成す
る全部の室内ユニット(1)に加湿器(2)を接続し、
かつ1つの室内ユニット(1)のみに加湿制御器(5)
を接続しているが、一部の室内ユニットに加湿器を接続
し、グループを構成する全部の室内ユニットに加湿制御
器を接続することもできる。
【0045】また、上記実施例では、自然蒸発式の加湿
器(2)を用いているが、超音波式等の他の種類の加湿
器を用いてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は2の
発明によれば、グループを構成する複数の室内ユニット
にそれぞれ接続された加湿制御器に基づいて、上記室内
ユニットにそれぞれ接続された加湿器の全てが作動する
ようにしたことにより、雰囲気湿度の比較的低い箇所に
位置する加湿制御器の作動により、全ての加湿器に一斉
に加湿動作を行わせることができるので、加湿時間の短
縮化や、各加湿器の小容量化による室内ユニットのコン
パクト化を図ることができる。
【0047】さらに、少数の加湿制御器に基づいて多数
の加湿器が動作するようにしたので、特に、室内の湿度
が略均一である等の場合や、雰囲気湿度が最も低下し易
い箇所の室内ユニットに加湿制御器を接続して室内全体
の湿度を所定値以上に保持する等の場合に、上記効果を
低コストで実現することができる。
【0048】また、請求項3及び4の発明によれば、多
数の加湿制御器に基づいて少数の加湿器が動作するよう
にしたので、特に、湿度が不均一になり易い室内におい
て局部的に所定の湿度を保つ必要がある等の場合に効果
的なスポット加湿を行うことができ、しかも全部の室内
ユニットに加湿器を接続せずに済むので、空気調和装置
の設置コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における要部の電気回路図
である。
【図2】室内ユニットの概略側面図である。
【図3】加湿制御器が接続された室内ユニットの制御部
における加湿連動の制御処理を示すフローチャート図で
ある。
【図4】加湿制御器の接続されていない室内ユニットの
制御部における加湿連動の制御処理を示すフローチャー
ト図である。
【図5】この発明の実施例2における図1相当図であ
る。
【符号の説明】
(1) 室内ユニット (2) 加湿器 (3) 給電回路 (3a) 接続端子 (4) 電磁リレー(スイッチ手段) (5) 加湿制御器 (6) 作動検出部 (6a) 接続端子 (7) 制御部 (8) 伝送ライン (9) 渡り線 (a) 作動信号 (d) 検出信号 (r) 連動信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102 F24F 11/02 103 F24F 6/00 F24F 6/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔操作用の伝送ライン(8)にて互い
    に接続された複数の室内ユニット(1)の各々に、 給電されて加湿動作を行う加湿器(2)に接続可能な接
    続端子(3a)を有し、該接続端子(3a)を介して上
    記加湿器(2)に給電するための給電回路(3)と、 上記給電回路(3)のオンオフを切換えるように作動す
    るスイッチ手段(4)と、 雰囲気湿度に応じて作動する加湿制御器(5)に接続可
    能な接続端子(6a)を有し、該接続端子(6a)を介
    して加湿制御器(5)の作動信号(a)を検出する作動
    検出部(6)と、 上記作動検出部(6)の出力を受け、該作動検出部
    (6)の検出信号(d)に応じてスイッチ手段(4)の
    作動を制御しかつ連動信号(r)を出力する一方、入力
    された連動信号(r)に応じてスイッチ手段(4)の作
    動を制御する制御部(7)とが設けられ、一部の室内ユニット(1)における作動検出部(6)の
    接続端子(6a)に加湿制御器(5)が接続される一
    方、 全部の室内ユニット(1)における給電回路(3)の接
    続端子(3a)に加湿器(2)が接続され、 上記各室内ユニット(1)の制御部(7)同士は、上記
    伝送ライン(8)を介して連動信号(r)の送受信を行
    うように構成されていることを特徴とする空気調和装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の室内ユニット(1)の各々に、 給電されて加湿動作を行う加湿器(2)に接続される接
    続端子(3a)を有し、該接続端子(3a)を介して上
    記加湿器(2)に給電するための給電回路(3)と、 上記給電回路(3)のオンオフを切換えるように作動す
    るスイッチ手段(4)と、 雰囲気湿度に応じて作動する加湿制御器(5)に接続可
    能な接続端子(6a)を有し、該接続端子(6a)を介
    して加湿制御器(5)の作動信号(a)を検出し、この
    作動信号(a)に応じて上記スイッチ手段(4)の作動
    を制御するための作動検出部(6)とが設けられ、一部の室内ユニット(1)における作動検出部(6)の
    接続端子(6a)に加湿制御器(5)が接続される一
    方、 全部の室内ユニット(1)における給電回路(3)の接
    続端子(3a)に加湿器(2)が接続され、 上記各室内ユニット(1)における作動検出部(6)の
    接続端子(6a)同士は渡り線(9)により電気的に接
    続され、該渡り線(9)を介して上記作動信号(a)の
    送受信を行うように構成されていることを特徴とする空
    気調和装置。
  3. 【請求項3】 遠隔操作用の伝送ライン(8)にて互い
    に接続された複数の室内ユニット(1)の各々に、 給電されて加湿動作を行う加湿器(2)に接続可能な接
    続端子(3a)を有し、該接続端子(3a)を介して上
    記加湿器(2)に給電するための給電回路(3)と、 上記給電回路(3)のオンオフを切換えるように作動す
    るスイッチ手段(4)と、 雰囲気湿度に応じて作動する加湿制御器(5)に接続可
    能な接続端子(6a)を有し、該接続端子(6a)を介
    して加湿制御器(5)の作動信号(a)を検出する作動
    検出部(6)と、 上記作動検出部(6)の出力を受け、該作動検出部
    (6)の検出信号(d)に応じてスイッチ手段(4)の
    作動を制御しかつ連動信号(r)を出力する一方、入力
    された連動信号(r)に応じてスイッチ手段(4)の作
    動を制御する制御部(7)とが設けられ、 全部の室内ユニット(1)における作動検出部(6)の
    接続端子(6a)に加湿制御器(5)が接続される一
    、 一部の室内ユニット(1)における給電回路(3)の接
    続端子(3a)に加湿器(2)が接続され、 上記各室内ユニット(1)の制御部(7)同士は、上記
    伝送ライン(8)を介して連動信号(r)の送受信を行
    うように構成されている ことを特徴とする空気調和装
    置。
  4. 【請求項4】 複数の室内ユニット(1)の各々に、 給電されて加湿動作を行う加湿器(2)に接続される接
    続端子(3a)を有し、該接続端子(3a)を介して上
    記加湿器(2)に給電するための給電回路(3)と、 上記給電回路(3)のオンオフを切換えるように作動す
    るスイッチ手段(4)と、 雰囲気湿度に応じて作動する加湿制御器(5)に接続可
    能な接続端子(6a)を有し、該接続端子(6a)を介
    して加湿制御器(5)の作動信号(a)を検出し、この
    作動信号(a)に応じて上記スイッチ手段(4)の作動
    を制御するための作動検出部(6)とが設けられ、 全部の室内ユニット(1)における作動検出部(6)の
    接続端子(6a)に加湿制御器(5)が接続される一
    方、 一部の室内ユニット(1)における給電回路(3)の接
    続端子(3a)に加湿器(2)が接続され、 上記各室内ユニット(1)における作動検出部(6)の
    接続端子(6a)同士は渡り線(9)により電気的に接
    続され、該渡り線(9)を介して上記作動信号(a)の
    送受信を行うように構成されている ことを特徴とする空
    気調和装置。
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