JP3042097U - 自動車乗り入れ個室娯楽営業設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動者に乗った者が、他人に影響されること
なく、便利且つ安全に映画、テレビ番組、カラオケ及び
ビデオ情報などを楽しむことのできる施設を提供する。 【解決手段】 １台の自動車ｗが前進して乗り入れられ
る個室１を形成し、この個室１内の前方には画像表示装
置２を設けるほか、個室１内の適当個所にテレビ機構
３、カラオケ機構４及びビデオデッキ機構５の各操作装
置を設置し、また個室１の壁面１ａに必要物の受け渡し
口６を設けた構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、自動車を乗り入れる個室を基本とした自動車乗り入れ個室娯楽営業 設備に関する。

【０００２】

【従来の技術】

娯楽施設として、映画館や営業用のカラオケ設備などは存在している。 これら映画館やカラオケ設備は、一般に、映画或いはカラオケのみを楽しむた めのものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

今日では自動車を交通手段として利用する者が激増しており、これらの者が乗 車中に、他人に影響されることなく便利に楽しめる場所が要望されるが、上記し た従来の映画館やカラオケ施設では、一般に、自動車を駐車場に駐車し、ここか ら歩いて行くことが必要で不便であり、特に駐車場の少ない都会や町中では遠く へ駐車せざるを得ない場合が生じるなどしてその不便は一層増大するのであり、 また映画館やカラオケ施設では映画或いはカラオケ以外の娯楽を楽しむことがで きない。

【０００４】 本考案は上記のような実情の下、自動車に乗った者が他人に影響されることな く、便利且つ安全に映画、テレビ番組、カラオケ、ビデオ情報或いはパソコン情 報を楽しむことのできる自動車乗り入れ個室娯楽営業設備を提供することを目的 とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案に於いては、次のような手段を採ったのであ り、以下図１〜図３を参照して説明する。 ここに、図１〜図３は本考案の一実施例を示すもので、図１は全体平面図、図 ２は一部を拡大した断面視平面図、図３は一部を拡大した断面視側面図である。

【０００６】 本考案では、１台の自動車ｗが前進して乗り入れられる個室１を形成し、この 個室１内の前方には画像表示装置（ＣＲＴなど）２を設けるほか、個室１内の適 当個所にテレビ機構３、カラオケ機構４及びビデオデッキ機構５の各操作装置を 設置し、また個室１の壁面１ａに必要物の受け渡し口６を設けた構成とする。

【０００７】 このさい、個室１は自動車ｗに乗った者に他人に影響されない空間を提供し、 また画像表示装置２、テレビ機構３、カラオケ機構４及びビデオデッキ機構５は 、自動車ｗに乗った者が必要に応じてリモコンスイッチを使用するなどして、自 動車ｗから降りることなく映画、テレビ放送、カラオケ及びビデオ情報を楽しむ ことを可能となす。

【０００８】 さらに本考案は次のように具体化する。 即ち、個室１の自動車出入口１ｂに視界遮蔽用の垂れ幕７を設け、自動車ｗは この垂れ幕７をくぐり抜けて個室１内に乗り入れられる構成となす。このように すると、自動車ｗは扉の開閉操作を要することなく個室１内に乗り入れられるも のとなり、また個室１から出るときも単に後進させるだけで垂れ幕７をくぐり抜 けて乗り出されるものとなる。

【０００９】 そして、個室１内には図示しないファミコンを設置するほか、個室１の壁面１ ａにダストシュート８を設ける。このさい、ダストシュート８から投入されたゴ ミなどは壁面の外側に設置した図示しないゴミ箱内に達するものとなる。

【００１０】 上記した個室１を複数（図示例では１０個）並設すると共に事務室９を隣接し て設け、各個室１の受け渡し口６と事務室９を繋ぐ屋内通路１０を設ける。この 屋内通路は事務員が各個室内の客と受け渡し口を通じて受け渡し物を交換するの を便利となす。

【００１１】 さらに、各個室１内に事務室９内の事務員と連絡を取り合うためのインターホ ン１１を設け、また飲食物の自動販売機１２を事務室９に隣接して設置する。

【００１２】 なお、図１〜図３に於いて上記説明の及ばなかった事項について説明すると、 １０個の個室１、事務室９及び屋内通路１０は一体の建築物として構築してあり 、各個室１の利用にさいしては入口道路１３から敷地１４内へ自動車ｗを乗り入 れ、出口道路１５から乗り出すようになしてある。 各個室１の床面１６は傾斜面となし、これの奥部に車止め１７が設けてある。

【００１３】

【考案の効果】

上記の如く構成した本考案によれば、自動車に乗った者が乗車したままで第三 者に影響されることのない個室に入ることができ、この個室内で自動車に乗った まま便利且つ安全に映画、テレビ番組、カラオケ或いはビデオ情報を楽しむこと ができるものである。

【００１４】 請求項２に記載のものによれば、扉の開閉を要することなく自動車を個室内に 乗り入れることができるものとなる。 請求項３に記載のものによれば、ファミコン情報を楽しむことができ、また個 室内のゴミを便利に処理できるものとなる。

【００１５】 請求項４に記載のものによれば、事務員が事務室と個室の間を便利に移動でき て、個室内の客に対するサービスなどが充実するものとなる。 請求項５に記載のものによれば、事務室と個室の間の連絡が移動することなく 行えて個室内の客に対するサービスなどが充実するほか、飲食物などを便利に購 入できるものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に係る個室娯楽営業設備を示
す全体平面図である。

【図２】上記個室娯楽営業設備の一部を拡大した断面視
平面図である。

【図３】上記個室娯楽営業設備の一部を拡大した断面視
側面図である。

【符号の説明】

ｗ 自動車 １ 個室 ２ 画像表示装置 ３ テレビ機構 ４ カラオケ機構 ５ ビデオデッキ機構 ６ 受け渡し口 ７ 垂れ幕 ８ ダストシュート ９ 事務室 １０ 屋内通路 １１ インターホン １２ 自動販売機

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 １台の自動車が前進して乗り入れられる
   個室を形成し、この個室内の前方には画像表示装置を設
   けるほか、個室内の適当個所にテレビ機構、カラオケ機
   構及びビデオデッキ機構の各操作装置を設置し、また個
   室の壁面に必要物の受け渡し口を設けたことを特徴とす
   る自動車乗り入れ個室娯楽営業設備。
2. 【請求項２】 個室の自動車出入口に視界遮蔽用の垂れ
   幕を設け、自動車はこの垂れ幕をくぐり抜けて個室内に
   乗り入れられることを特徴とする請求項１記載の自動車
   乗り入れ個室娯楽営業設備。
3. 【請求項３】 個室内にファミコン（登録商標）を設置
   するほか、個室の壁面にダストシュートを設けたことを
   特徴とする請求項１又は２記載の自動車乗り入れ個室娯
   楽営業設備。
4. 【請求項４】 個室を複数並設すると共に事務室を隣接
   して設け、各個室の受け渡し口と事務室を繋ぐ屋内通路
   を設けたことを特徴とする請求項１、２又は３記載の自
   動車乗り入れ個室娯楽営業設備。
5. 【請求項５】 各個室内には事務室内の事務員と連絡を
   取り合うためのインターホンを設けるほか、飲食物など
   の自動販売機を事務室に隣接して設置したことを特徴と
   する請求項４記載の自動車乗り入れ個室娯楽営業設備。