JP3042081B2 - 画像表示方法及び画像表示媒体及び画像表示装置 - Google Patents

画像表示方法及び画像表示媒体及び画像表示装置

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JP3042081B2
JP3042081B2 JP3263148A JP26314891A JP3042081B2 JP 3042081 B2 JP3042081 B2 JP 3042081B2 JP 3263148 A JP3263148 A JP 3263148A JP 26314891 A JP26314891 A JP 26314891A JP 3042081 B2 JP3042081 B2 JP 3042081B2
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勉 板野
雅樹 伊藤
忠史 安達
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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像表示方法及び画像表
示媒体及び画像表示装置に関し、特に表示した画像の保
持が可能な画像表示方法及び画像表示媒体及び画像表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像表示は、代表的なものとして
CRTや液晶がある。CRTの表示方法は蛍光物質を塗
布したブラウン管を用い、この蛍光物質に強度変調した
電子ビームを照射し、その残像を利用したものである。
【0003】また、液晶は画像信号に応じた電界によ
り、その配向を変えて透過光又は反射光量を変えるもの
である。この他にもプラズマディスプレイやEL,LE
D等種々の表示方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像表示方法で
は、通電の停止と共に表示している画像が消滅する問題
点があった。
【0005】また例えば、オシロスコープを用いて何ら
かの特性を観察しようとした場合に同一画面上で前の特
性との比較を行うことができない問題があった。
【0006】さらに、画面上に表示した画像を他の場所
で資料として用いるためには、写真撮影やハードコピー
等他の装置や機器を併用せざるを得なかった。
【0007】本発明の目的は、前記課題を解決した画像
表示方法及び画像表示媒体及び画像表示装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る画像表示方法においては、光又は熱エ
ネルギーにより結晶と非晶に状態変化する相変化膜と、
干渉層,反射層とを積層した画像表示媒体に、画像信号
に従ってレーザ光を偏光しながら照射し、それによって
生じる前記相変化膜の結晶と非晶の状態変化を可視光域
での反射率の差として視覚的に認識しうるようにし、且
つ該媒体を可視光を含む光源で照射するものである。
【0009】さらに本発明に係る画像表示媒体において
は、平坦で透明、且つ位置決め機能を備えた板上に、少
なくとも第1干渉層,相変化膜,第2干渉層,反射層,
保護膜が順次積層形成され、前記相変化膜の結晶と非晶
の状態変化を可視光域での反射率の差として視覚的に認
識しうるようにしたものである。
【0010】さらに本発明に係る画像表示装置において
は、支持台と、レーザ光源及びレーザ光偏光手段と、可
視光源とを有する画像表示装置であって、支持台は、光
又は熱エネルギーにより結晶と非晶に状態変化する相変
化膜と干渉層と反射層とを積層した画像表示媒体を支持
するものであり、レーザ光源及びレーザ光偏光手段は、
画像表示媒体にレーザ光を照射し相変化膜を状態変化さ
せるものであり、可視光源は、画像表示媒体に可視光を
照射し画像を視覚的に認識可能にするものである。
【0011】
【作用】図1に示すように、位置決め機能を備えた板1
02に、干渉層103,105、相変化膜104、反射
層106を順次積層し、相変化膜に光又は熱エネルギー
を与えた時に生じる状態変化を視覚的に認識するように
し、これに可視光を含む光を照射する。
【0012】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0013】図1は、本発明の画像表示方法を説明する
ための原理図である。
【0014】図1において、平坦で透明、且つ位置決め
用の穴101を有する板102と、第1干渉層103,
相変化膜104,第2干渉層105,反射層106及び
保護層107により画像表示媒体108が形成されてい
る。
【0015】このような画像表示媒体108は、製作後
に種々の加熱方法によって相変化膜104を結晶状態に
している。
【0016】このような画像表示媒体108にレーザ光
109を照射する。このレーザ光109の波長は特に限
定はなく、前記画像表示媒体108の干渉条件との関係
で決まり、結果的に相変化膜104でのレーザ光のエネ
ルギーの吸収率が大きくなるようになっていることが望
ましい。
【0017】レーザ光109が照射された部分の相変化
膜は、そのエネルギーを吸収して温度が上昇し溶融す
る。しかし、次の瞬間にはレーザ光109の照射位置を
移動させているため、前記溶融した相変化膜104は急
冷されて非晶状態の領域110となる。
【0018】なお、レーザ光109のビームの大きさ
は、表示された画像の解像度を決める重要な要素である
と共に表示速度や表示用のレーザ光109に必要な出力
を決める要素となるため、目的に応じて決めるべきもの
である。
【0019】また、溶融した相変化膜104を急冷し、
非晶状態にするには、第2干渉層105が薄く、反射層
106が厚い構造が好ましい。
【0020】これは、第2干渉層105として透明な誘
電体,反射層106として熱伝導に優れた金属体を用い
ることによるものである。
【0021】なお、前述のように、相変化膜104が非
晶状態となった領域110を含む画像表示媒体全面に渡
ってほぼ均一になるように可視光を含む光111を光源
112より照射する。
【0022】その場合に、相変化膜104が非晶状態と
なった領域103における可視光域の波長での反射光1
13と、他の結晶状態の部分での反射光114を同一量
の入射光で比較した場合に少なくとも人間の目で、その
差が明らかに認識できるようにしている。
【0023】この差を大きくするには、前記相変化膜1
04,干渉層103,105,反射層106の膜厚を最
適化することにより行われる。
【0024】可視光域全体に渡って反射率差を利用する
方がコントラストを大きくできるが、場合によっては利
用波長域を狭くすることにより色変化を付けることも可
能である。その場合の方法としては、光源112とフィ
ルターを組み合わせる方法と、画像表示媒体自身を狭帯
域化する方法とがある。
【0025】次に、前記非晶状態となった領域は例えば
相変化膜が溶融しない程度に昇温させるレーザ光の照射
や、オーブンでの加熱により元の結晶状態に容易に戻す
ことができる。
【0026】次に図2(a)は、本発明の画像表示媒体
の一例を示す外観図である。
【0027】図において、201は平坦で透明なガラス
板若しくはプラスチックの板である。基板201の四隅
には位置決め用の穴202が開いている。
【0028】この位置決め用の穴202は、表示した画
像をハードコピーとして利用した後、再度同一領域に他
の画像を表示する場合に有用である他、前述のようにオ
ーブンでの加熱により表示画像の消去を行う場合の着脱
に用いる。
【0029】従って、位置決め用の穴の精度は使用目的
によって決められ、前述のように一度取り外した後も以
前のデータとの比較をしたい場合等は高精度にする必要
がある。
【0030】203は前述の相変化膜,干渉層,反射層
等が積層された画像表示領域である。
【0031】図2(b)は、図2(a)のA−A′線断
面図である。
【0032】図において、201は、上述したガラス,
プラスチック等の透明な板である。画像表示媒体として
用いるためには変形が少なく、且つ機械的強度の大きい
ことが望ましい。
【0033】204は第1干渉層である。第1干渉層2
04は、例えばTa25,SiN,SiO2,ZnS系
等の材料を用いている。205は相変化膜である。相変
化膜205は、例えばGeSbTe系やInSbTe
系,TeO等を用いる。
【0034】なお、相変化膜205の結晶化速度は速い
方が好ましいが、用途によっては必ずしも速くなくても
良い場合もある。
【0035】206は第2干渉層である。第2干渉層2
06は、前記第1干渉層204と同様の、例えばTa2
5,SiN,SiO2,ZnS系等の材料を用いる。
【0036】207は反射層である。反射層207は、
光学的な反射膜としての役割と冷却層としての役割を持
っている。反射層207は、例えばAl,Ti,Au,
Ni,NiCr等の金属体を用いる。
【0037】208は保護膜である。保護膜208は、
例えばTa25,SiN,SiO2,ZnS系,NiC
r等をスパッタ等により成膜形成する方法と、UV樹脂
の塗布後にUV照射して形成する方法と、樹脂をラミネ
ートする方法とがある。
【0038】保護膜208を形成することにより、機械
的な保護と反射層207や相変化膜205の酸化防止に
寄与する。
【0039】第1干渉層204,相変化膜205,第2
干渉層206,反射層207、場合によっては保護膜2
08の各層は、この順に形成している。なお、材料の選
択によっては蒸着やCVD等の他の成膜手段も使える。
【0040】このように形成する各層の膜厚は前述のよ
うに主に次の二点を考慮し設計する。
【0041】第1に、使用レーザ光の波長での吸収率は
大きい程良い。第2に、相変化膜が結晶の状態の場合と
非晶の場合での可視光域での反射率が大きい程良い。
【0042】以上説明したように、本発明の画像表示媒
体によれば、本発明の画像表示方法に適した画像表示媒
体が実現できる。
【0043】図3は、本発明の画像表示装置の一実施例
を示す概略図である。
【0044】図において、301は画像表示媒体の支持
台である。画像表示媒体302は、位置決めピン303
により前記支持台301に装着している。
【0045】レーザ光源304からは所要のパワーを持
ったレーザ光305が放射されている。306はミラー
である。ミラー306と支持具307と電歪素子308
及び309により偏光手段を形成している。
【0046】すなわち、ミラー306の一端を可動自由
な状態で支持具307により固定し、他の二端を電歪素
子308及び309でそれぞれ固定している。このよう
に固定した電歪素子308,309にそれぞれ電気信号
310及び311を加えることにより、偏光用のミラー
306の角度を上下左右に変えることができる。
【0047】したがって、前記レーザ光305はミラー
306により電気信号310,311にしたがって偏光
され、前記画像表示媒体302を照射する。
【0048】前記支持台301,レーザ光源304及び
偏光手段は、フレーム312に固定され、相対的な位置
関係が保持されている。さらに前記画像表示媒体301
には、可視光を含む光源313から可視光314を照射
している。
【0049】このように本発明の画像表示装置は先述の
本発明の画像表示方法を具現化すると共に、本発明の画
像表示媒体に適した装置である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像表示方
法及び画像表示媒体及び画像表示装置では、画像表示の
固定が可能であり、通電の停止後も画像を表示できると
いう効果を有する。
【0051】さらに画像表示媒体をハードコピーとして
利用できるという効果がある。
【0052】さらに、時間的,空間的に異なるデータの
比較表示が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像表示方法を説明するための原理図
である。
【図2】(a)は本発明の画像表示媒体の外観図、
(b)は(a)に示した画像表示媒体のA−A′線断面
図である。
【図3】本発明の画像表示装置の一実施例の概略図であ
る。
【符号の説明】
101 位置決め用の穴 102 板 103 第1干渉層 104 相変化膜 105 第2干渉層 106 反射層 107 保護層 108 画像表示媒体 109 レーザ光 110 非晶領域 111 可視光を含む光 112 光源 113 非晶領域からの反射光 114 結晶領域からの反射光 201 板 202 位置決め用穴 203 画像表示領域 204 第1干渉層 205 相変化膜 206 第2干渉層 207 反射層 208 保護膜 301 支持台 302 画像表示媒体 303 位置決めピン 304 レーザ光源 305 レーザ光 306 ミラー 307 支持具 308,309 電歪素子 310,311 電気信号 312 フレーム 313 光源 314 可視光
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−74534(JP,A) 特開 平1−159294(JP,A) 特開 昭52−62450(JP,A) 特開 昭60−52828(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 9/00 - 9/46 G09F 13/00 - 13/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光又は熱エネルギーにより結晶と非晶に
    状態変化する相変化膜と、干渉層,反射層とを積層した
    画像表示媒体に、画像信号に従ってレーザ光を偏光しな
    がら照射し、それによって生じる前記相変化膜の結晶と
    非晶の状態変化を可視光域での反射率の差として視覚的
    に認識しうるようにし、且つ該媒体を可視光を含む光源
    で照射することを特徴とする画像表示方法。
  2. 【請求項2】 平坦で透明、且つ位置決め機能を備えた
    板上に、少なくとも第1干渉層,相変化膜,第2干渉
    層,反射層,保護膜が順次積層形成され、前記相変化膜
    の結晶と非晶の状態変化を可視光域での反射率の差とし
    て視覚的に認識しうるようにしたことを特徴とする画像
    表示媒体。
  3. 【請求項3】 支持台と、レーザ光源及びレーザ光偏光
    手段と、可視光源とを有する画像表示装置であって、 支持台は、光又は熱エネルギーにより結晶と非晶に状態
    変化する相変化膜と干渉層と反射層とを積層した画像表
    示媒体を支持するものであり、 レーザ光源及びレーザ光偏光手段は、画像表示媒体にレ
    ーザ光を照射し相変化膜を状態変化させるものであり、 可視光源は、画像表示媒体に可視光を照射し画像を視覚
    的に認識可能にするものであることを特徴とする画像表
    示装置。
JP3263148A 1991-09-13 1991-09-13 画像表示方法及び画像表示媒体及び画像表示装置 Expired - Lifetime JP3042081B2 (ja)

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