JP3041924B2 - ピンプラグ - Google Patents

ピンプラグ

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JP3041924B2
JP3041924B2 JP2260258A JP26025890A JP3041924B2 JP 3041924 B2 JP3041924 B2 JP 3041924B2 JP 2260258 A JP2260258 A JP 2260258A JP 26025890 A JP26025890 A JP 26025890A JP 3041924 B2 JP3041924 B2 JP 3041924B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はピンプラグに係り、とくにシ−ルド線に接続
されるピンプラグに関する。
〔発明の概要〕
互いに着脱可能になっている一対のケ−ス内にセンタ
ピンとア−スリングとを保持した状態で組込むようにし
たものであって、自動組立てを可能にすることによっ
て、コストの低減を図るようにしたピンプラグに関する
ものである。
〔従来の技術〕
オ−ディオ機器等においては、コ−ドを機器と接続す
るためにピンプラグが用いられている。ピンプラグはプ
ラスとマイナスの端子がシ−ルド線の芯線およびシ−ル
ドとそれぞれ接続されるようになっている。そしてこの
ような線材との接続は、半田、スポット溶接、圧着加締
めの何れかの方法によって行なわれていた。またプラグ
の加工は、内部をプラスチックで充填してしまう上押し
成形法や、最後に成形品パ−ツで覆ってしまうキャップ
方式等が用いられていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のピンプラグは、このような複数の接続方法と複
数の加工方法との組合わせによって製造されている。そ
してその生産数量が非常に多いのにもかかわらず、部分
的に自動化されているのみであって、全自動による生産
が行なわれていない。技術的には全自動化は可能である
が、設備のコストが高すぎるために、商品の価格にマッ
チしないことによる。
その原因はシ−ルド線の処理等のコ−ドの端末加工に
時間がかかるために、自動機の生産数量が上がらないこ
とによる。また部品点数が多いために、自動化すると複
雑になる欠点がある。さらにはコ−ドと電極部との信頼
性の高い接続方法がないことによる。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであ
って、全自動で生産可能なピンプラグを提供することを
目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、シールド線の芯線に接続されるセンタピン
から成るセンタ電極と、ワイヤを巻回して半径方向に弾
性変形可能となし、しかも軸線方向とほぼ平行な方向に
延びるように形成された引出し部とを具備し、該引き出
し部がシールド線のシールドに接続されるアースリング
と、円周方向に複数個に分割されるようになっているケ
ースとを具備し、 前記ケースの内部空間を仕切るように軸線方向と直交
するリブが形成され、該リブには前記センタ電極を受入
れて保持する保持用凹部と、前記アースリングの引出し
部を受入れる切込みとが形成され、さらに前記ケースの
内周部には前記アースリングを受入れて保持する溝が形
成され、 前記ケースを結合すると前記センタ電極が前記リブの
保持用凹部に保持され、前記アースリングが前記溝に保
持されるとともに、前記引出し部が前記切込みに受入れ
られ、これによって前記センタ電極と前記アースリング
とがそれぞれ所定の位置に位置決めされた状態でケース
内に保持されるようにしたことを特徴とするピンプラグ
に関するものである。
〔作用〕
従ってセンタピンから成るセンタ電極をケース内のリ
ブに形成されている保持用凹部に保持させるとともに、
アースリングを溝によって保持し、さらにアースリング
の引出し部をリブの切込みに受入れた状態で円周方向に
複数個に分割されたケースを互いに結合すると、センタ
電極とアースリングとがケース内の所定の位置に正しく
位置決めされた状態で組立てられることになり、自動組
立てが可能になる。
〔実施例〕
第1図〜第5図は本発明の第1の実施例に係るピンプ
ラグを示すものであって、このピンプラグはとくに第1
図に示すようにセンタピン10を備えている。センタピン
10はその後方に延出された接続片11を一体に備えてお
り、この接続片11にはシ−ルド線12の芯線13が加締めに
よって圧着されて接続されている。またこのピンプラグ
はワイヤを円形に巻回して成るア−スリング14を備えて
おり、しかもこのア−スリング14は後方へ延出された接
続用引出し部15を備えている。そしてこの引出し部15に
は芯線12のシ−ルド16が圧着されて接続されている。
このピンプラグは上下一対のケ−ス21、22を備えてい
る。これらのケ−ス21、22内にはそれぞれ一対の保持用
凹部23、24が設けられている。これらの凹部23、24は半
円形の凹部であってその直径が上記センタピン10の直径
とほぼ同じ値になっている。このような凹部23、24によ
ってセンタピン10が保持されるようになっている。また
凹部23、24の後方にはシ−ルド線引出し部25が設けられ
ており、この引出し部25を通してシ−ルド線12を引出す
ようにしている。またケ−ス21、22の先端側の内周面に
はア−スリング用溝26が設けられている。またケ−ス2
1、22の凹部23、24が設けられているリブの側部には切
込み27が形成されており、この切込み27によってア−ス
リング14の引出し部15を後方へ導くようにしている。
またケ−ス21、22にはそれぞれ一対ずつの係止爪30が
設けられている。そして係止爪30に対応して反対側の部
分には係止部31が設けられており、この係止部31のスリ
ット32によって係止爪30を係止するようにしている。ま
たケ−ス21、22はシ−ルド線引出し部25の両側部に位置
決めピン33と小孔34とを備えており、上下のケ−ス21、
22のピン33と小孔34とが互いに係合されるようになって
いる。
第2図〜第5図はこのようなピンプラグを組立てた状
態を示すものであって、センタピン10を一対の保持用凹
部23、24によって保持させる。またア−スリング14をア
−スリング用溝26内に保持させる。そしてこのリング14
の引出し部15を切込み27内に配する。このような状態に
おいて一対のケ−ス21、22を互いに接合し、両者の係止
爪30を相手側の係止部31のスリット32に第5図に示すよ
うに係止させることによって、一対のケ−ス21、22が互
いに結合されるようになる。
このようなピンプラグの特徴は、シ−ルド線12の芯線
13とシ−ルド16とをそれぞれセンタピンとア−スリング
14の引出し部15に接続する再に圧着接続を行なうように
しており、これによって加工スピ−ドとシ−ルド線12の
引張り強度を確保するようにしている。そしてア−スリ
ング14を上述の如く溝26内に保持するとともに、センタ
ピン10を保持用凹部23、24内に保持し、回転および前後
の動きを止めるようにしている。そして一対のケ−ス2
1、22を係止爪30によって結合することによって、セン
タピン10とア−スリング14とシ−ルド線12とを固定する
ようにしている。シ−ルド線12はケ−ス21、22内に設け
られている突起等によって回転や押込む力に対して固定
されるようになっている。
なおこのピンプラグのア−スリング14はピアノ線の外
周面に銅メッキを施したワイヤが用いられている。この
ア−スリング14は第1図に示すように1回しか巻回され
ていないが、2回以上巻回するようにしてもよい。また
上下一対のケ−ス21、22はともにABS樹脂から構成され
ている。なおケ−ス21、22の結合を係止爪30に代えて、
超音波溶着によって行なうようにしてもよい。
このように本実施例に係るピンプラグは、ピアノ線等
のばね性のある線材のリング状に加工してア−スリング
14とし、しかもこのようなア−スリング14をセンタピン
10とともに互いに着脱可能に組合わされる一対のケ−ス
21、22内に組込むようにし、このときにシ−ルド線12を
も固定するようにしたものである。従ってピンプラグの
構造が簡単になり、自動組立てのための設備がロ−コス
トになり、これによって価格の安いRCAタイプのピンプ
ラグの製造の自動化が可能になる。従って省力化とコス
トの低減と品質の安定とが図られることになる。また線
材の巻回して成るア−スリング14を用いているために、
板金から成る電極を用いる場合に比べて部品のコストダ
ウンを図ることが可能になる。
つぎに本発明の第2の実施例を第6図によって説明す
る。なおこの実施例において、上記第1の実施例と対応
する部分には同一の符号を付すとともに、同一の構成の
部分についてはその説明を省略する。
この実施例の特徴は、シ−ルド線12の引出し部25を一
方のケ−ス22の外周部側に軸線方向と交差するように突
出させて形成するようにしたものである。従ってこの場
合には、シ−ルド線12がセンタピン10に対して直角に交
差するようにして引出し部25から引出されるようにな
る。すなわちL型のピンプラグに構成したものである。
そしてこの場合においても、センタピン10とア−スリン
グ1とを一対のケ−ス21、22内に配した状態で、上記ケ
−ス21、22を互いに組合わせることによって組立てるよ
うにしている。従ってこのような実施例においても、上
記実施例と同様の作用効果を奏することが可能である。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、シールド線の芯線に接続され
るセンタピンから成るセンタ電極と、ワイヤを巻回して
半径方向に弾性変形可能となし、しかも軸線方向とほぼ
平行な方向に延びるように形成された引出し部とを具備
し、該引出し部がシールド線のシールドに接続されるア
ースリングと、円周方向に複数個に分割されるようにな
っているケースとを具備し、ケースの内部空間を仕切る
ように軸線方向と直交するリブが形成され、該リブには
センタ電極を受入れて保持する保持用凹部と、アースリ
ングの引出し部を受入れる切込みとが形成され、さらに
ケースの内周部にはアースリングを受入れて保持する溝
が形成され、ケースを結合するとセンタ電極がリブの保
持用凹部に保持され、アースリングが溝に保持されると
ともに、引出し部が切込みに受入れられ、これによって
センタ電極とアースリングとがそれぞれ所定の位置に位
置決めされた状態でケース内に保持されるようにしたも
のである。
従ってセンタピンから成るセンタ電極をケースの内部
に設けられているリブの保持用凹部に保持させ、アース
リングをケースの内周部の溝に保持させ、しかもアース
リングの引出し部を切込みに挿入した状態で円周方向に
複数個に分割されたケースを互いに結合すると、センタ
電極とアースリングとがそれぞれケース内の所定の位置
に正しく位置決めされた状態でピンプラグが組立てられ
るようになる。従って簡易な機構のローコストの設備に
よって自動組立てを行なうことが可能なピンプラグを提
供できるようになり、これによってシールド線と接続さ
れたピンプラグの製造の自動化が可能になるとともに、
省力化およびコストダウンを達成することができ、しか
も品質の安定化が図られるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係るピンプラグの分解
斜視図、第2図は同組立てた状態の平面図、第3図は同
側面図、第4図は同正面図、第5図は第3図におけるV
〜V線断面図、第6図は第2の実施例のピンプラグの分
解斜視図である。 また図面中の主要な部分の名称はつぎの通りである。 10……センタピン 11……接続片 12……シ−ルド線 13……芯線 14……ア−スリング 15……接続用引出し部 16……シ−ルド 21……ケ−ス(上) 22……ケ−ス(下) 23、24……保持用凹部 26……ア−スリング用溝 30……係止爪 31……係止部 32……スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 17/04 520

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド線の芯線に接続されるセンタピン
    から成るセンタ電極と、ワイヤを巻回して半径方向に弾
    性変形可能となし、しかも軸線方向とほぼ平行な方向に
    延びるように形成された引出し部とを具備し、該引き出
    し部がシールド線のシールドに接続されるアースリング
    と、円周方向に複数個に分割されるようになっているケ
    ースとを具備し、 前記ケースの内部空間を仕切るように軸線方向と直交す
    るリブが形成され、該リブには前記センタ電極を受入れ
    て保持する保持用凹部と、前記アースリングの引出し部
    を受入れる切込みとが形成され、さらに前記ケースの内
    周部には前記アースリングを受入れて保持する溝が形成
    され、 前記ケースを結合すると前記センタ電極が前記リブの保
    持用凹部に保持され、前記アースリングが前記溝に保持
    されるとともに、前記引出し部が前記切込みに受入れら
    れ、これによって前記センタ電極と前記アースリングと
    がそれぞれ所定の位置に位置決めされた状態でケース内
    に保持されるようにしたことを特徴とするピンプラグ。
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